JP3274791B2 - 電子線描画装置 - Google Patents

電子線描画装置

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JP3274791B2
JP3274791B2 JP19351095A JP19351095A JP3274791B2 JP 3274791 B2 JP3274791 B2 JP 3274791B2 JP 19351095 A JP19351095 A JP 19351095A JP 19351095 A JP19351095 A JP 19351095A JP 3274791 B2 JP3274791 B2 JP 3274791B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子線により試料に所
望のパターンを描画する電子線描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子線描画装置においては、試料上に所
望のパターンを高精度に描画するためには、電子線の焦
点位置が試料表面となるように調整しなければならな
い。このため、試料の平面度を確保するために、試料を
装着するパレットが使用されている。
【0003】このパレットは、試料の電子線描画面周辺
に位置する基準面と、この基準面の下方に、試料を基準
面に押し上げて保持するための押しバネとが設けてあ
る。試料装着時は、人間がこの押しバネを下げておき、
試料を基準面と押しバネの間に挿入する。そして、試料
の位置決め後、押しバネを上げて、試料をパレットに保
持させる。続いて、試料を装着したパレットを電子線描
画装置内に入れ、真空状態とした後、ステージに送る。
【0004】ところで、試料が、完全な平面体であれ
ば、高さ測定機にて試料上面の高さ(電子線正焦点位
置)を一点測定し、その高さに電子線の焦点を合わせて
描画しても、高精度に描画することができる。
【0005】しかしながら、実際の試料は、完全な平面
では無く、僅かながらも変形しており、電子線の焦点と
試料面とは一致しない部分が存在してしまう。そこで、
この試料の変形による焦点のずれを補正する「電子線描
画装置における試料面高さ補正方法」が、特開昭61−
34936号公報に記載されている。この試料面高さ補
正方法においては、試料表面の数点の高さを測定し、複
数の2次方程式を得て、これら2次方程式の係数を最小
自乗法で算出する。そして、算出された係数を用いた高
さ補正式により焦点及び偏向ゲインの補正を行う構成と
なっている。
【0006】また、特開平5−47648号公報には、
「電子線ビーム露光装置における照射位置の高さ設定方
法」が記載されている。この方法は、試料の露光領域外
の数点の位置の高さを測定し、その高さ情報を用いて、
補間演算により照射位置の高さを設定する方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
つの公報記載の補正方法にあっては、試料面の数点を測
定した結果から試料面の高さ位置を補間演算する方法で
あるため、実際の試料の上面形状に近似することはでき
るが、試料の正確な上面形状を把握できるものではなか
った。
【0008】したがって、上述した補間演算を有効とす
るためには、試料台(ステージ)に配置された試料には
高精度の平面度が要求される。このため、上述したパレ
ットを用いて、試料を基準面と押しバネとの間に挿入す
る手作業が必要であった。この場合、試料が規定の位置
よりXY方向にずれてしまう可能性もある。このため、
電子線描画装置の描画が低精度となるばかりでなく、描
画効率が低く、スループットが低いという問題点があっ
た。
【0009】そこで、試料を基準面と押しバネとの間に
挿入する作業を自動化し、描画効率を向上することが考
えられる。ところが、試料の平面度を保持するためのパ
レットは、その構造上の制限から試料の自動挿入化は困
難であった。
【0010】つまり、試料の平面度を向上するため、パ
レットの押しバネを弱くすると、ステージにて移動した
後、試料の保持力が弱くずれてしまい、描画位置精度を
落してしまう。逆に、強くすると、試料は十分に保持さ
れるが試料は歪んでしまう。
【0011】したがって、押しバネは、ある範囲内に、
そのバネ力を持たせなければならないため、バネの自由
長があまり長くできない。このため、基準面と押しバネ
の間のギャップは、自動機械で試料を挿入可能な程度の
値とすることは困難であった。 このため、人間が試料
を1枚1枚装着しているため時間がかかりスループット
は低かった。また、異物の発生の原因にもなっていた。
【0012】本発明の目的は、試料台(ステージ)に配
置された試料の上面形状を正確に把握可能とし、描画精
度が向上可能であるとともに、描画効率も向上可能な電
子線描画装置を実現することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。電子線を所望の電
流密度と形状に制御し、電子線を偏向して、位置決め機
構を有するステージ上に配置された平面状試料の表面上
の所望の位置に照射し、所望の図形を描画する電子線描
画装置において、試料の材質、厚み、大きさ、支持位置
に対応して、予め記憶された試料の変形量算出データに
基づいて、ステージ上に配置された試料の表面の変形量
を算出する試料変形量算出手段と、試料表面の所定の基
準面に対する傾斜成分を検出する傾斜成分算出手段と、
試料変形量算出手段からの試料変形量情報と傾斜成分算
出手段からの傾斜成分情報とに基づいて、試料表面の3
次元座標を示すマトリックスを作成する第1のマトリッ
クス作成手段と、ステージ上に配置された試料表面と、
所定の基準面との間隔を平面方向2次元座標に関して検
出する高さ方向寸法検出手段と、高さ方向寸法検出手段
により検出された間隔情報に基づいて、試料表面の3次
元座標を示すマトリックスを作成する第2のマトリック
ス作成手段と、第1及び第2のマトリックス作成手段に
より作成されたマトリックスに基づいて、電子線の焦点
を補正する電子線焦点補正手段とを備え、変形量算出デ
ータに、ステージに配置された試料に関するデータがあ
る場合には、試料変形量算出手段、傾斜成分算出手段及
び第1のマトリックス作成手段によりマトリックスを作
成し、変形量算出データに、ステージに配置された試料
に関する有効なデータが少ないと判断される場合には、
高さ方向寸法検出手段及び第2のマトリックス作成手段
により上記マトリックスを作成する
【0014】好ましくは、上記電子線描画装置におい
て、試料変形量算出手段により算出された試料の表面変
形量情報から、所定の基準面に対する試料の2次元座標
に関する傾斜角を算出し、算出した傾斜角と試料の厚み
とに基づいて、試料を矯正して平面状態としたときの2
次元座標と、試料の変形状態における2次元座標点との
誤差を算出し、算出した誤差に従って、試料表面の座標
を補正する座標誤差変換手段を、さらに備え、試料を矯
正して平面状態としたときに、試料の表面上に所望の図
形が得られる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】また、電子線を所望の電流密度と形状に制
御し、電子線を偏向して、位置決め機構を有するステー
ジ上に配置された平面状試料の表面上の所望の位置に照
射し、所望の図形を描画する電子線描画装置において、
試料の材質、厚み、大きさ、支持位置に対応して、予め
記憶された試料の変形量算出データに基づいて、ステー
ジ上に配置された試料の表面の変形量を算出する試料変
形量算出手段と、試料表面の所定の基準面に対する傾斜
成分を検出する傾斜成分算出手段と、試料変形量算出手
段からの試料変形量情報と傾斜成分算出手段からの傾斜
成分情報とに基づいて、試料表面の3次元座標を示すマ
トリックスを作成する第1のマトリックス作成手段と、
ステージ上に配置された試料表面と、所定の基準面との
間隔を平面方向2次元座標に関して検出する高さ方向寸
法検出手段と、高さ方向寸法検出手段により検出された
間隔情報に基づいて、試料表面の3次元座標を示すマト
リックスを作成する第2のマトリックス作成手段と、第
1及び第2のマトリックス作成手段により作成されたマ
トリックスに基づいて、電子線の焦点を補正する電子線
焦点補正手段とを備え、変形量算出データに、ステージ
に配置された試料に関するデータがある場合には、試料
変形量算出手段、傾斜成分算出手段及び第1のマトリッ
クス作成手段によりマトリックスを作成し、変形量算出
データに、ステージに配置された試料に関するデータが
無い場合には、高さ方向寸法検出手段及び第2のマトリ
ックス作成手段によりマトリックスを作成する。
【0019】
【0020】
【0021】
【作用】ステージ上に配置された試料は、完全な平面で
は無く、表面形状は、変形している。この表面形状の変
形状態は、試料の材質、厚み、大きさ、試料の支持位置
に対応する試料の変形量算出データに基づき、推定する
ことが可能である。したがって、試料変形量算出手段
は、変形量算出データに基づき、試料表面の変形量を算
出する。
【0022】また、試料の表裏面は、互いに完全には平
行となってはいない。このため、傾斜成分算出手段によ
り試料の傾斜成分が検出され、検出された傾斜成分と、
算出された試料表面の変形量とに基づいて、試料表面の
3次元座標を示すマトリックスが、マトリックス作成手
段により作成される。このマトリックス作成手段により
作成されたマトリックスは、高精度に試料の表面の3次
元座標を示す。
【0023】したがって、このマトリックスに基づい
て、電子線の焦点補正を実行すれば、高精度の焦点補正
が可能であり、電子線描画精度が向上可能となる。ま
た、試料表面の変形状態が高精度に把握可能であるの
で、試料台に配置される試料の保持については、試料の
平面度を高精度に維持するような高精度の保持手段は不
要であり、試料の保持手段への装着作業も容易となり、
試料の試料保持手段への装着の自動化が可能であり、描
画効率を向上可能となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の第1の実施例の要部概略構
成図であり、図2は、電子線描画装置の全体概略構成図
である。
【0025】まず、図2において、電子銃4から放出さ
れる電子線5は、電子レンズ6と絞り7とによって、所
望の形状と電流密度に制御されて試料1上に照射され
る。一方、描画データは、通常、磁気ディスクなどの外
部メモリ(図示せず)に格納されているが、外部メモリ
からコンピュータ20を介して、パターン発生装置23
に転送される。パターン発生装置23は、偏向位置信号
を偏向制御部10に供給し、電子線5のオン、オフ信号
を、ブランカー8を制御するブランカー制御部24へ供
給して、試料1上に所望のパターンを描画する。
【0026】一般に、電子線の偏向に伴う収差や偏向歪
みを考慮すると、電子線5を試料1の全面に渡って偏向
することは不可能である。したがって、3mm程度の範
囲を電子線5を偏向することでカバーし、それ以上の範
囲の領域は、ステージ3を移動し、精度良く偏向位置決
めを実行することにより試料1の全面へ描画を行なう。
【0027】ステージ3の移動制御方式について述べ
る。ステージ3の位置は、レーザ干渉測長系18によっ
て高精度に計測される。レーザ発振器12から発生され
たレーザビームは、ハーフミラー13によって基準光と
計測光に分けられ、基準光は基準ミラー14に入射し、
反射されてハーフミラー13を介してレシーバ16に照
射される。
【0028】また、計測光は、計測ミラー15に入射
し、この計測ミラー15から反射されて、ハーフミラー
13を介してレシーバ16に照射される。そして、この
レシーバ16において、計測光は、基準光とともに、レ
ーザ干渉測長系18によりステージ位置データとして認
識され、更に、コンピュータ20に読み込まれる。
【0029】レーザ干渉測長系18からステージ駆動系
19に、ステージ目標位置が与えられ、モータ17に起
動がかけられる。コンピュータ20は、随時目標位置と
レーザ干渉測長系18からの位置データとを比較して、
偏向制御部10に偏向位置補正データを送り、主偏向器
9を制御する。なお、図面の簡略化のため、ハーフミラ
ー13、基準ミラー14、計測ミラー15等は、ステー
ジ3のX方向又はY方向の一方の方向についての検出系
のみ示したが、実際には、他の方向についての検出系も
備えられている。つまり、レーザ干渉測長計18は、ス
テージ3のXY座標(2次元座標)位置を検出する。
【0030】試料1の高さ検出方法について説明する。
ランプ25から発光した光を、ミラー26にて反射さ
せ、レンズ27を通して試料1の上面に約80゜で反射
させる。この反射光をレンズ27を通してセンサ28に
入射させる。センサ28の出力値は、高さ検出系21に
供給され、この高さ検出系21にて試料1の上面(電子
線が照射される側の面)高さデータとなる。この上面高
さデータは、高さ検出系21からコンピュータ20に供
給される。そして、このコンピュータ20から焦点補正
指令値が焦点補正制御部22に供給され、この焦点補正
制御部22により焦点補正器11を介して電子線の焦点
が補正される。なお、試料変形量データ格納部29は、
試料の変形量データを格納するメモリである。
【0031】さて、図1の例の説明に先だって、試料1
の変形量(上面形状)算出について、説明する。試料1
の周辺全周(自由)支持した場合の最大たわみ量δmax
は、次式(1)で表せる。 δmax=k3((a4p)/(Et3)) −−−(1) ただし、k3=0.0443、a=試料一辺の長さ、p=
単位面積当たりの分布荷重、E=縦弾性係数(QZ(ク
オーツ)の場合:741300kg/cm2)、t=試料
の厚さである。
【0032】また、マスクサイズが5009(a=1
2.66cm、t=0.229cm)の場合は、δmax
=1.454μmとなり、マスクサイズが6025(a
=15.20cm、t=0.635cm)の場合は、δ
max=0.174μmとなるが、試料1を支持ピン30を
3本にて支持した場合は、単純な計算で結果が出ないた
め有限要素法にて算出する。
【0033】試料1は、自重+押えバネのみの変形のた
め、試料1の大きさ・厚さ・材質(縦弾性係数)・支持
ピン30の位置・押えバネの位置・バネ圧を入力し、有
限要素法にて計算すると正確な試料1の変形状態が分か
る。試料1の変形シュミレーション結果例を図3に示
す。
【0034】図3において、X・Yのマトッリクス(5
mm間隔)と変形等高線35を示す。ただし、この図3
に示した例は、試料1を3点(試料1の一辺の両端部の
2点と、この一辺に対向する辺の中央部の1点との合計
3点)にて支持する例であり、試料1の材質はQZ(水
晶)、厚さは6.35mm、一辺が150mmの正四方
形である。そして、図3に示した等高線A〜Kは、上記
支持点を0mmとした高さを示す。
【0035】以上のような方法により試料の変形量を算
出し、その算出したデータに基づいて、電子線の焦点補
正を実行する。つまり、試料1の材質、厚さ、大きさ、
支持点の位置の種類毎に有限要素法により、試料の変形
量を示す座標データを算出し、この座標データに基づい
て、焦点補正を実行する。
【0036】図1において、有限要素法高さ方向変形量
算出部40は、上述したように、試料の材質、厚さ、大
きさ、支持点の位置の種類毎に有限要素法により試料1
の上面位置座標を算出する。
【0037】試料1は理想平行平板ではなく、テーパ成
分(傾斜成分)を持っている。このため、レーザ干渉測
長系18により算出された、試料1の4隅のX・Y座標
値と、高さ検出系21により検出された上面の高さ検出
値により、試料テーパ成分算出部(傾斜成分算出部)4
1がテーパ成分を計算する。
【0038】そして、加算器42にて、変形量算出部4
0からの出力データとテーパ成分算出部41により算出
されたテーパ成分とが加算され、マトッリクス作成部3
4に供給される。このマトリックス作成部34により試
料1の上面形状を示すマトリックス(X、Y、Z座標
(3次元座標))が作成され、コンピュータ20を介し
て試料変形量データ格納部29に供給され、格納され
る。
【0039】描画時には、コンピュータ20は、試料変
形量データ格納部29に格納されたデータを焦点補正値
算出部43に供給する。そして、焦点補正値算出部43
により算出された焦点補正値と、高さ検出系21により
検出された試料上面高さ検出値とが、加算器44におい
て加算される。
【0040】そして、描画データから目標焦点値算出部
36により算出された目標焦点値と、加算器44からの
出力値とが減算器45により減算され、焦点誤差データ
が生成される。この焦点誤差データは、焦点補正制御部
22に供給され、焦点補正器11が制御される。この焦
点補正器11の動作はコンピュータ20にフィードバッ
クされ、上述と同様な動作が繰り返される。
【0041】以上のように、本発明の第1の実施例にお
いては、試料1の変形データ(上面形状データ)を有限
要素法により算出し、算出したデータに試料上面のテー
パ成分を加算して、試料1の上面のXYZ座標データで
あるマトリックスを作成する。そして、作成したマトリ
ックスに基づいて、電子線の焦点補正を行うように構成
したので、描画精度が向上された電子線描画装置を実現
することができる。また、試料台(ステージ)に配置さ
れた試料の平面化精度の制限が緩和されるので、試料の
試料台への作業が容易化又は自動化が可能となり、描画
効率も向上可能な電子線描画装置を実現することができ
る。
【0042】図4は、試料1を装着するパレット(試料
保持手段)2の例の概略構成図であり、試料1を自動装
着可能な構造としたパレット2の例である。図4におい
て、パレット2は、描画中の温度変化に対して熱膨張率
の小さいセラミック等の材質で製作される。そして、パ
レット2は、絶縁性であると、電子線により、チャージ
アップを起こすため、このパレット2の表面には導電性
メッキが施されている。
【0043】さて、試料1を自動機械にてパレット2に
装着可能とするために、試料1が配置される面の上方側
は、可能なかぎり開放した構造となっている。このた
め、試料1は、その裏面(電子線が照射されない側の
面)が、3本の支持ピン30により支持される。試料1
の表面への異物付着防止のため(特に、試料1がマスク
基板の場合、重要である)、裏面(ガラス面)の接触可
能領域内(通常:周辺10mm)において、支持ピン3
0により試料1は支持される。
【0044】試料1自体のチャージアップ防止のため、
試料1の上面に、アース針31を複数本接触させる。ア
ース針31の位置は、支持ピン30の真上に設ける。つ
まり、3本の支持ピン30とアース針31との間に試料
1は、挟み込まれる状態となる。アース針31は、パレ
ット2本体に回動可能に支持されており、試料1が支持
ピン30に配置される以前は、試料1が支持ピン30上
に配置可能なように、支持ピン30上に位置しないよう
に、回動された状態となっている。そして、試料1が支
持ピン30上に配置されると、アース針31は、支持ピ
ン30上に位置するように回動される。
【0045】また、パレット2には、試料1の位置決め
のため、試料1の側面に当てる位置決めピン32を2本
設けられている。さらに、パレット2には、ステージ3
の移動による試料1の位置ずれを防止するため、試料1
が配置される側方側に、押しバネ33が設けられてい
る。この押しバネ33により試料1が保持され、位置ず
れが防止される。押しバネ33は、試料1の歪防止のた
め、必要最小バネ圧(約300gf)に設定されてい
る。
【0046】ところで、図5に示すように、試料1が変
形したままで描画した試料1を、図5に示すように、光
学露光装置に装着した場合、図4に示した状態と図5に
示した状態とでは、試料1の保持状態が異なるため、試
料1表面に描画したパターン位置がX・Y方向にずれて
しまう可能性がある。
【0047】つまり、図5に示すように、光学露光装置
に試料1を装着する場合には、この試料1は、矯正され
て平面状態で装着される。試料1が伸縮しないと仮定し
た場合、X・Y方向座標誤差量△Lは、次式(2)で表
せる。 △L≒tθ/2 −−−(2) ただし、t=試料の厚さ、θ=試料のたわみ角(ra
d)である。
【0048】したがって、上述した誤差量をXY座標に
付加して描画すれば、より高精度の電子線描画を実行す
ることができる。
【0049】図7は、本発明の第2の実施例であり、上
述した試料変形による誤差を補正する場合の例の要部概
略構成図である。なお、図1の例と同等な部分には同一
の符号が付してある。図7において、有限要素法高さ方
向変形量算出部40は、試料の材質、厚さ、大きさ、支
持点の位置の種類毎に有限要素法により試料1の上面位
置座標を算出する。
【0050】そして、加算器42にて、変形量算出部4
0からの出力データとテーパ成分算出部41により算出
されたテーパ成分とが加算され、XY座標方向誤差変換
部48に供給される。この誤差変換部48により上述し
た誤差量が算出され、算出された誤差量に基づいて、X
Y座標が変換される。
【0051】変換されたXY座標は、マトッリクス作成
部34に供給され、試料1の上面形状を示すマトリック
ス(X、Y、Z座標)が作成され、コンピュータ20を
介して試料変形量データ格納部29に供給され、格納さ
れる。
【0052】描画時には、コンピュータ20は、試料変
形量データ格納部29に格納されたデータを座標補正値
算出部37に供給する。この座標補正値算出部37によ
り算出された座標補正値と、レーザ干渉系18により検
出されたXY座標現在値とが加算器46にて加算され
る。
【0053】また、描画データから座標目標値算出部3
8が座標目標値が算出される。そして、算出された座標
目標値は、減算器47にて、加算器46からの出力値と
減算処理され、座標誤差データとしてレーザ干渉測長系
18に供給される。このレーザ干渉測長系18は、供給
された座標誤差データに従い、ステージ駆動系19に指
令信号を供給し、モータ17の動作を制御する。このモ
ータ17の動作はコンピュータ20にフィードバックさ
れ、上述と同様な動作が繰り返される。
【0054】以上のように、本発明の第2の実施例にお
いては、上述した第1の実施例と同様な効果を得ること
ができる他、試料変形によるXY座標の誤差量を補正し
ているので、より高精度の電子線描画を実行することが
できる。
【0055】図8は、本発明の第3の実施例の要部概略
構成図である。上述した第1及び第2の実施例は、試料
1の上面形状を、試料1の材質、厚み、大きさ等から有
限要素法により試料の上面状態を算出する例であるが、
この第3の実施例は、レーザ干渉測長系18及び高さ検
出系21により実際の試料1の上面状態を測定し、その
結果から、マトリックスを作成する例である。
【0056】図8において、レーザ干渉測長系18及び
高さ検出系21により実際の試料1の上面状態を測定
し、その結果がマトリックス作成部49に供給される。
そして、このマトリックス作成部49により試料1の上
面形状を示すマトリックスが作成され、コンピュータ2
0を介して試料変形量データ格納部29に供給され、格
納される。描画時の動作については、図1の例と同様と
なるので、説明は省略する。上述した本発明の第3の実
施例においては、試料1の上面の形状状態を予め、レー
ザ干渉測長系18及び高さ検出系21により検出し、こ
の試料1の上面形状を表すマトリックスを作成する。そ
して、このマトリックスに基づいて、電子線の焦点が補
正され、描画されるので、描画精度及び描画効率が向上
された電子線描画装置を実現することができる。
【0057】図9は、本発明の第4の実施例の要部概略
構成図である。この第4の実施例においては、第3の実
施例と同様に、レーザ干渉測長系18及び高さ検出系2
1により実際の試料1の上面状態を測定し、その結果か
ら、マトリックスを作成する例である。ただし、図7の
例と同様に、試料変形によるXY座標の誤差量を補正す
るためのXY座標方向誤差変換部50が追加されてい
る。
【0058】図9において、レーザ干渉測長系18及び
高さ検出系21により実際の試料1の上面状態を測定
し、その結果がXY座標方向誤差変換部50に供給され
る。そして、このXY座標方向誤差変換部50により試
料変形によるXY座標の誤差量が補正される。
【0059】XY座標方向誤差変換部50により変換さ
れたデータは、マトリックス作成部49に供給され、こ
のマトリックス作成部49により試料1の上面形状を示
すマトリックスが作成される。そして、作成されたマト
リックスは、コンピュータ20を介して試料変形量デー
タ格納部29に供給され、格納される。描画時の動作に
ついては、図7の例と同様となるので、説明は省略す
る。
【0060】上述した本発明の第4の実施例において
は、第3の実施例と同様な効果を得ることができる他、
試料変形によるXY座標の誤差量を補正しているので、
より高精度の電子線描画を実行することができる。
【0061】図10は、本発明の第5の実施例の要部概
略構成図であり、図1の例と図8の例とを組み合わせた
例である。つまり、通常は、有限要素法高さ方向変形量
算出部40により算出された変形量と試料テーパ成分算
出部41により算出されたテーパ成分とが加算器42に
より加算され、マトリックス作成部34によりマトリッ
クスが作成される。そして、作成されたマトリックスに
基づいて、上述と同様にして、電子線の焦点補正が行わ
れる。
【0062】有限要素法高さ方向変形量算出部40によ
り変形量を算出する場合に、有効なデータが少ないと判
断される試料が存在することが考えられる。この場合に
は、図8の例と同様にして、レーザ干渉測長系18及び
高さ検出系21により実際の試料1の上面状態を測定
し、その結果がマトリックス作成部49に供給される。
そして、このマトリックス作成部49により試料1の上
面形状を示すマトリックスが作成され、コンピュータ2
0を介して試料変形量データ格納部29に供給され、格
納される。そして、図1及び図8の例と同様にして、電
子線の焦点が補正される。
【0063】試料変形量データ格納部29に格納された
マトリックスデータは、有限要素法高さ方向変形量算出
部40により、読み出され、試料変形量算出用のデータ
として使用されるように構成されている。したがって、
算出部40により変形量を算出するに有効なデータが無
い試料の場合でも、その試料が、一度、マトリックス作
成部49によりマトリックスデータが作成され、格納部
29に格納されれば、次回、同様な試料の変形量は、算
出部40により算出可能となる。
【0064】上述した本発明の第5の実施例において
は、第1の実施例と同様な効果を得ることができる他、
有限要素法により変形量を算出する場合に、有効なデー
タが少ないと判断される試料であっても、高精度に、そ
の試料の上面状態を把握できるとともに、その試料の上
面データを蓄積することにより、有限要素法にて変形量
を算出可能な試料の種類を拡大していくことが可能とな
る。
【0065】図11は、本発明の第6の実施例の要部概
略構成酢であり、図7の例と図9の例とを組み合わせた
例である。通常は、有限要素法高さ方向変形量算出部4
0により算出された変形量と試料テーパ成分算出部41
により算出されたテーパ成分とが加算器42により加算
され、XY座標方向誤差変換部48に供給される。この
誤差変換部48により上述した誤差量が算出され、算出
された誤差量に基づいて、XY座標が変換される。
【0066】変換されたXY座標は、マトッリクス作成
部34に供給され、試料1の上面形状を示すマトリック
ス(X、Y、Z座標)が作成され、コンピュータ20を
介して試料変形量データ格納部29に供給され、格納さ
れる。そして、格納されたマトリックスに基づいて、上
述と同様にして、電子線描画が実行される。
【0067】そして、上述と同様に、有限要素法高さ方
向変形量算出部40により変形量を算出する場合に、有
効なデータが少ないと判断される試料が存在するときに
は、図9の例と同様にして、レーザ干渉測長系18及び
高さ検出系21により実際の試料1の上面状態を測定
し、誤差変換部50により誤差変換され、その結果がマ
トリックス作成部49に供給される。このマトリックス
作成部49により試料1の上面形状を示すマトリックス
が作成され、コンピュータ20を介して試料変形量デー
タ格納部29に供給され、格納される。そして、上述と
同様にして、電子線の描画が実行される。
【0068】この図11の例においても、図10の例と
同様に、試料変形量データ格納部29に格納されたマト
リックスデータは、有限要素法高さ方向変形量算出部4
0により、読み出され、試料変形量算出用のデータとし
て使用されるように構成されている。したがって、算出
部40により変形量を算出するに有効なデータが無い試
料の場合でも、その試料が、一度、マトリックス作成部
49によりマトリックスデータが作成され、格納部29
に格納されれば、次回、同様な試料の変形量は、算出部
40により算出可能となる。
【0069】上述した本発明の第6の実施例において
は、第5の実施例と同様な効果を得ることができる他、
試料変形によるXY座標の誤差量を補正しているので、
より高精度の電子線描画を実行することができる。
【0070】なお、上述した例においては、試料の材
質、厚み、大きさ、支持点の数及び位置等から有限要素
法により試料上面の形状情報を得るように構成したが、
試料の材質、厚み、大きさ、支持点の数及び位置等毎
に、予め試料の上面形状を示すXYZ座標を計測して、
メモリに格納しておき、使用する試料に従って、メモリ
から上面形状情報を読み出すように構成することも可能
である。
【0071】また、試料を保持するパレット2におい
て、試料1を支持する支持ピンを3つ設けた例を示した
が、3つに限らず、3つ以上の多数点で支持するように
構成することも可能である。
【0072】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次のような効果がある。試料の変形データ
を有限要素法により算出し、算出したデータに試料上面
のテーパ成分を加算して、XYZ座標データであるマト
リックスを作成し、電子線の焦点補正を行うように構成
したので、描画精度が向上された電子線描画装置を実現
することができる。また、試料台に配置された試料の平
面化精度の制限が緩和されるので、試料の試料台への作
業が容易化又は自動化が可能となり、描画効率も向上可
能な電子線描画装置を実現することができる。
【0073】また、試料の上面の形状状態を予め、レー
ザ干渉測長系及び高さ検出系により検出し、この試料の
上面形状を表すマトリックスを作成して、このマトリッ
クスに基づいて電子線の焦点を補正し描画するように構
成したので、描画精度及び描画効率が向上された電子線
描画装置を実現することができる。
【0074】また、変形量算出データに、試料に関する
データが無い場合には、上記高さ方向寸法検出手段によ
りマトリックスを作成し、これにより電子線描画を実行
するように構成すれば、変形量を算出する場合に、有効
なデータが少ないと判断される試料であっても、高精度
に、その試料の上面状態を把握できるとともに、その試
料の上面データを蓄積することにより、有限要素法にて
変形量を算出可能な試料の種類を拡大していくことが可
能となる。
【0075】また、試料変形によるXY座標の誤差量を
補正するように構成すると、より高精度の電子線描画を
実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部概略構成図であ
る。
【図2】本発明が適用される電子線描画装置の概略構成
図である。
【図3】試料上面形状のシュミレーション例を示す図で
ある。
【図4】本発明に適用されるパレット(試料保持手段)
の一例の概略構成図である。
【図5】試料の変形と座標誤差の説明図である。
【図6】試料の変形と座標誤差の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例の要部概略構成図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例の要部概略構成図であ
る。
【図9】本発明の第4の実施例の要部概略構成図であ
る。
【図10】本発明の第5の実施例の要部概略構成図であ
る。
【図11】本発明の第6の実施例の要部概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 試料 2 パレット 3 ステージ 4 電子銃 5 電子線 6 電子レンズ 7 絞り 8 ブランカ 9 主偏向器 10 偏向制御部 11 焦点補正器 12 レーザ発振器 13 ハーフミラー 14 基準ミラー 15 計測ミラー 16 レシーバ 17 モータ 18 レーザ干渉測長系 19 ステージ駆動系 20 コンピュータ 21 高さ検出系 22 焦点補正部 23 パターン発生装置 24 ブランカー制御部 25 ランプ 26 ミラー 27 レンズ 28 センサ 29 試料変形量データ格納部 30 支持ピン 31 アース針 32 位置決めピン 33 押しバネ 34 マトリックス作成部 35 変形等高線 36 目標焦点値算出部 37 座標補正値算出部 38 座標目標値算出部 40 有限要素法高さ方向変形量算出部 41 試料テーパ成分算出部 42 加算器 43 焦点補正値算出部 44、46 加算器 45、47 減算器 48 XY座標方向誤差変換部 49、50 マトリックス作成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−159425(JP,A) 特開 平4−98818(JP,A) 特開 平4−162337(JP,A) 特開 平7−74088(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 7/20 - 7/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子線を所望の電流密度と形状に制御し、
    電子線を偏向して、位置決め機構を有するステージ上に
    配置された平面状試料の表面上の所望の位置に照射し、
    所望の図形を描画する電子線描画装置において、 試料の材質、厚み、大きさ、支持位置に対応して、予め
    記憶された試料の変形量算出データに基づいて、上記ス
    テージ上に配置された試料の表面の変形量を算出する試
    料変形量算出手段と、 試料表面の所定の基準面に対する傾斜成分を検出する傾
    斜成分算出手段と、 上記試料変形量算出手段からの試料変形量情報と傾斜成
    分算出手段からの傾斜成分情報とに基づいて、上記試料
    表面の3次元座標を示すマトリックスを作成する第1の
    マトリックス作成手段と、上記ステージ上に配置された試料表面と、所定の基準面
    との間隔を平面方向2次元座標に関して検出する高さ方
    向寸法検出手段と、 上記高さ方向寸法検出手段により検出された上記間隔情
    報に基づいて、上記試料表面の3次元座標を示すマトリ
    ックスを作成する第2のマトリックス作成手段と、 上記第1及び第2のマトリックス作成手段により作成さ
    れたマトリックスに基づいて、電子線の焦点を補正する
    電子線焦点補正手段と、 を備え、上記変形量算出データに、上記ステージに配置
    された試料に関するデータがある場合には、上記試料変
    形量算出手段、傾斜成分算出手段及び第1のマトリック
    ス作成手段により上記マトリックスを作成し、上記変形
    量算出データに、上記ステージに配置された試料に関す
    る有効なデータが少ないと判断される場合には、上記高
    さ方向寸法検出手段及び第2のマトリックス作成手段に
    より上記マトリックスを作成することを特徴とする電子
    線描画装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子線描画装置において、
    上記試料変形量算出手段により算出された試料の表面変
    形量情報から、所定の基準面に対する試料の2次元座標
    に関する傾斜角を算出し、算出した傾斜角と試料の厚み
    とに基づいて、上記試料を矯正して平面状態としたとき
    の2次元座標と、試料の変形状態における2次元座標点
    との誤差を算出し、算出した誤差に従って、上記試料表
    面の座標を補正する座標誤差変換手段を、さらに備え、
    上記試料を矯正して平面状態としたときに、試料の表面
    上に上記所望の図形が得られることを特徴とする電子線
    描画装置。
  3. 【請求項3】電子線を所望の電流密度と形状に制御し、
    電子線を偏向して、位置決め機構を有するステージ上に
    配置された平面状試料の表面上の所望の位置に照射し、
    所望の図形を描画する電子線描画装置において、 試料の材質、厚み、大きさ、支持位置に対応して、予め
    記憶された試料の変形量算出データに基づいて、上記ス
    テージ上に配置された試料の表面の変形量を算出する試
    料変形量算出手段と、 試料表面の所定の基準面に対する傾斜成分を検出する傾
    斜成分算出手段と、 上記試料変形量算出手段からの試料変形量情報と傾斜成
    分算出手段からの傾斜成分情報とに基づいて、上記試料
    表面の3次元座標を示すマトリックスを作成する第1の
    マトリックス作成手段と、 上記ステージ上に配置された試料表面と、所定の基準面
    との間隔を平面方向2次元座標に関して検出する高さ方
    向寸法検出手段と、 上記高さ方向寸法検出手段により検出された上記間隔情
    報に基づいて、上記試料表面の3次元座標を示すマトリ
    ックスを作成する第2のマトリックス作成手段と、 上記第1及び第2のマトリックス作成手段により作成さ
    れたマトリックスに基づいて、電子線の焦点を補正する
    電子線焦点補正手段と、 を備え、上記変形量算出データに、上記ステージに配置
    された試料に関するデータがある場合には、上記試料変
    形量算出手段、傾斜成分算出手段及び第1のマトリック
    ス作成手段により上記マトリックスを作成し、上記変形
    量算出データに、上記ステージに配置された試料に関す
    るデータが無い場合には、上記高さ方向寸法検出手段及
    び第2のマトリックス作成手段により上記マトリックス
    を作成することを特徴とする電子線描画装置。
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