JP3273069B2

JP3273069B2 - ホッパー装置

Info

Publication number: JP3273069B2
Application number: JP33575292A
Authority: JP
Inventors: 太作照屋
Original assignee: 株式会社オリンピア
Priority date: 1992-12-16
Filing date: 1992-12-16
Publication date: 2002-04-08
Anticipated expiration: 2017-04-08
Also published as: JPH06187533A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、スロットマシン等の
メダルゲーム機に使用されるホッパー装置に関し、特に
その回転ディスクの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のホッパー装置は、メダル
を貯留するホッパータンクと、このホッパータンク内に
貯留されたメダルを１枚ずつ排出するホッパー本体とを
備えていた（例えば特願平3-129350号、特願平3-152021
号及び特願平3-152021号の願書に添付された明細書及び
図面）。

【０００３】上記従来のホッパー本体は、ハウジング
と、このハウジングに回転可能に支持され、ホッパータ
ンクから落下したメダルが上方より１枚ずつはまり込む
複数個のメダル落とし穴及び各メダル落とし穴に個々に
連通するとともに、半径方向外向きに開放したメダル排
出口を有する回転ディスクと、この回転ディスクを回転
するホッパーモータと、このホッパーモータの駆動力に
より回転ディスクの回転時に、回転ディスクのメダル落
とし穴に落ち込んだメダルを、そのメダル排出口から外
部に排出するメダル排出装置とを備えていた。

【０００４】上記従来の回転ディスクは、上下に貫通し
た複数のメダル落とし穴が形成されたディスク本体と、
このディスク本体の下面に固定され、ディスク本体の下
面からメダルの厚みにほぼ等しい間隔だけ下方に離れる
とともに、メダル落とし穴の開口下面に対向し、メダル
落とし穴に落下したメダルを下方より受け止めるメダル
受けと、前記ディスク本体とメダル受けとの間隔内に位
置するとともに、隣接したメダル落とし穴の間をそれぞ
れ仕切る複数の仕切壁とを備えていた。

【０００５】そして、上記従来のディスク本体、メダル
受け及び複数の仕切壁は、プラスチックで成形されてい
た。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のホッパー装置は、その回転ディスクがプラスチックで
あるのに対し、メダルが金属製であるため、回転ディス
クがメダルとの摩擦により擦り減ってしまい、その結
果、メダルの排出が不安定になり、最悪の場合には、メ
ダルの排出が不可能になってしまうという問題点があっ
た。

【０００７】すなわち、回転ディスクの複数の仕切壁が
メダルと接するため、特に複数の仕切壁のうち、回転デ
ィスクの回転方向の少なくとも後方に位置する内側面
が、メダルとの摩擦により擦り減り易かった。そこで、
請求項１記載の発明は、上記した従来の技術の有する問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、回転ディスクの摩耗を防止し、もって信頼性の高
いホッパー装置を提供しようとするものである。

【０００８】これに加え、請求項２記載の発明は、回転
ディスクの製造を容易にしたものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項１記載の発明
は、回転ディスク(50)の仕切壁(82)に、各メダル落とし
穴(51)に落下したメダル(M)を押し出す際に、メダル(M)
の外周に接する面に金属製のガイド部(111)がそれぞれ
形成されたことを特徴とする。

【００１０】請求項２記載の発明は、ディスク本体と、
複数の仕切壁(82)とがプラスチックで一体的に成形さ
れ、その成形時に、金属製のガイド部(111)がインサー
ト成形されたことを特徴とする。

【００１１】

【作用】請求項１記載の発明によれば、回転ディスク
(50)のメダル落とし穴(51)に落ち込んだ金属製のメダル
(M)は、ホッパーモータ(60)の駆動力により回転する回
転ディスク(50)の回転時に、その複数の仕切壁(82)のガ
イド部(111)に接しながら、メダル排出装置(120)により
メダル排出口(52)を通して排出される。

【００１２】請求項２記載の発明によれば、ディスク本
体(80)と、複数の仕切壁(82)とをプラスチックで一体的
に成形し、その成形時に金属製のガイド部(111)がイン
サート成形される。

【００１３】

【実施例】図１〜７は、本発明の一実施例を示すもので
あり、図１は回転ディスクを裏側から見た分解斜視図、
図２はホッパー装置の分解斜視図、図３はホッパー本体
の平面図、図４，５は回転ディスクを装着した状態のホ
ッパー本体の各動作状態をそれぞれ示す平面図、図６は
回転ディスクを表側から見た分解斜視図、図７は回転デ
ィスクを裏側から見た平面図、図８は回転ディスクのガ
イドカバーとガイドフレームとを示す斜視図をそれぞれ
示す。

【００１４】図中、10は、ホッパー装置を示すものであ
り、このホッパー装置10は、例えばスロットマシン等の
メダルゲーム機に使用される。上記ホッパー装置10は、
図２に示すように、大別すると、メダルＭを貯留するホ
ッパータンク20と、このホッパータンク20内に貯留され
たメダルＭを１枚ずつ排出するホッパー本体30とを備え
る。

【００１５】上記ホッパー本体30は、図２に示すよう
に、大別すると、ハウジング40と、このハウジング40に
回転可能に支持され、ホッパータンク20から落下したメ
ダルＭが上方より１枚ずつはまり込む複数個、ここでは
７個のメダル落とし穴51・・・及び各メダル落とし穴51に
個々に連通するとともに、半径方向外向きに開放した７
個のメダル排出口52・・・を有する回転ディスク50と、こ
の回転ディスク50を回転するホッパーモータ60と、この
ホッパーモータ60の駆動力により回転する回転ディスク
50の回転時に、回転ディスク50のメダル落とし穴51に落
ち込んだメダルＭを、当該メダル排出口52から外部に排
出するメダル排出装置70とを備えている。

【００１６】上記ハウジング40は、図２に示すように、
互いに離れて対向する左右一対の本体側板41,41と、両
本体側板41の下端部を相互に連結する一対の本体連結片
42,42と、両本体側板41の対向間隔上面を塞ぐ本体上板4
3とを備えている。上記本体上板43は、図２に示すよう
に、全体が平面略方形を成し、その下面にはホッパーモ
ータ60が固定されている。そして、ホッパーモータ60の
出力軸61は、本体上板43を貫通して、その上面のほぼ中
央に突出している。

【００１７】また、本体上板43の上面は、図２，３に示
すように、ホッパーモータ60の出力軸61を中心に円形に
窪み、回転ディスク50がはまり込むディスク収納凹部44
が形成されている。上記ディスク収納凹部44には、図
２，３に示すように、その周囲を平面Ｃ字形に取り囲
み、回転ディスク50の７個のメダル排出口52のうち、６
個のメダル排出口52を塞ぐ、平面Ｃ字形に隆起した突縁
部45が形成されている。そして、突縁部45には、回転デ
ィスク50の７個のメダル排出口52のうち、１個のメダル
排出口52を開放するコ字形に切り欠かれたメダル排出溝
46が形成されている。

【００１８】したがって、回転ディスク50のメダル排出
口52が、図４，５に示すように、突縁部45の無い、メダ
ル排出溝46に位置すると、当該１個のメダル排出口52が
開放される。このため、回転ディスク50のメダル落とし
穴51に落下したメダルＭは、当該開放されたメダル排出
口52を通して排出可能となる。これに対し、残る６個の
メダル排出口52は、突縁部45の内周面に塞がれて、メダ
ル落とし穴51中に保持される。

【００１９】また、ディスク収納凹部44の底には、図２
〜５に示すように、環状のガイドリング47が固定され、
このガイドリング47の上面により、回転ディスク50のメ
ダル落とし穴51に落ち込んだメダルＭの下面の一部が受
け止められる。前記回転ディスク50は、図１，６に示す
ように、大別すると、上下に貫通した７個のメダル落と
し穴51を有するディスク本体80と、このディスク本体80
の下面からメダルＭの厚みにほぼ等しい間隔だけ下方に
離れるとともに、メダル落とし穴51の開口下面に対向
し、メダル落とし穴51に落下したメダルＭを下方より受
け止めるメダル受け90とを備えている。

【００２０】上記ディスク本体80は、図１，６に示すよ
うに、その下面中央に位置し、前記ホッパーモータ60の
出力軸61が回転不能にはまり込む軸穴81と、この軸穴81
を中心に等間隔に配置され、ディスク本体80の上下に円
形に貫通した前記７個のメダル落とし穴51と、隣接した
メダル落とし穴51の間をそれぞれ仕切るとともに、ディ
スク本体80の下面から突出し、前記メダル受け90との間
隔内に位置する複数、ここではメダル落とし穴51と同数
の７個の仕切壁82・・・と、ディスク本体80の上面中央か
ら略円錐形に突出し、前記ホッパータンク20から落下し
たメダルＭを各メダル受け90に向かって振り分けるメダ
ル振り分け部83と、前記軸穴81を中心にディスク本体80
の下面から環状に突出し、その外周面にメダル排出装置
70を作動させる山部84と谷部85とが交互に形成された略
花形のカム部86とを備えている。

【００２１】上記仕切壁82は、図１，７に示すように、
軸穴81を中心に平面渦巻型に突出し、略々１／４円弧状
を成している。そして、仕切壁82の厚みは、メダルＭの
厚みにほぼ等しく設定され、その下面にメダル受け90が
接着剤などに接着される。したがって、メダル受け90
は、ディスク本体80の下面から仕切壁82の厚み、すなわ
ちメダルＭの厚みにほぼ等しい間隔だけ下方に離れて保
持される。

【００２２】つぎに、ディスク本体80の成形手順を説明
すると、ディスク本体80は、図８に示すように、メダル
振り分け部83を除き、ディスク本体80の上面を覆うとと
もに、メダル落とし穴51の内縁をそれぞれ縁取る、円形
に開口した７個のガイド縁101・・・を有する金属製のガイ
ドカバー100と、隣接した仕切壁82の間において、回転
ディスク50の回転方向の後方に位置する各内側面にそれ
ぞれ沿うとともに、各メダル落とし穴51に落下したメダ
ルＭの外周に接する計７個のガイド部111・・・を有する金
属製のガイドフレーム110とを備えている。

【００２３】そして、ディスク本体80の成形時には、図
示しないが、金型内に金属製のガイドカバー100及びガ
イドフレーム110が、インサートされた状態で熱可塑性
樹脂により一体的に成形される。成形後には、ガイドカ
バー100とガイドフレーム110とは、図１，７に示すよう
に、樹脂層により相互に連結される。

【００２４】ガイドカバー100の上面中央に、図６に示
すように、円錐台形形に突出したメダル振り分け部83が
形成される。また、ガイドカバー100の下面中央には、
図１，７に示すように、略花形のカム部86が形成され
る。さらに、ガイドフレーム110の各ガイド部111にそれ
ぞれ沿って仕切壁82が形成される。仕切壁82の内側面
は、ガイド部111とほぼ面一に形成され、逆に説明する
と、仕切壁82はその肉厚分だけ仕切壁82の内側面に食い
込んでいる。

【００２５】前記メダル排出装置70は、図２に示すよう
に、大別すると、ディスク本体80のカム部86に作用し、
回転ディスク50の回転より、そのメダル落とし穴51に落
下したメダルＭを、メダル排出口52からハウジング40の
メダル排出溝46に向かって押し出すメダル押出装置120
と、このメダル押出装置120によりメダル排出溝46から
押し出されたメダルＭをメダル排出溝46内に、一旦、押
し止め、ディスク本体80の回転により、メダル排出溝46
からメダルＭを飛び出させるメダル送出装置130とを備
えている。

【００２６】上記メダル押出装置120は、図２，３に示
すように、中央の軸121を支点に回転する押出レバー122
と、この押出レバー122の一端部に位置し、ディスク本
体80のカム部86をトレースするトレースピン123と、前
記押出レバー122の他端部に位置し、ディスク本体80の
メダル落とし穴51に落下したメダルＭを、メダル排出口
52からハウジング40のメダル排出溝46に向かって押し出
す押出ピン124と、前記トレースピン123をディスク本体
80のカム部86に向かって付勢する付勢ばね125とを備え
ている。

【００２７】したがって、押出レバー122のトレースピ
ン123は、図３に示すように、ディスク本体80のカム部8
6の山部84と谷部85とをトレースしている。例えば、押
出レバー122のトレースピン123が、ディスク本体80のカ
ム部86の谷部85に位置すると、図３に実線で示すよう
に、その押出ピン124がメダル排出口52に向かって前進
する。

【００２８】このため、押出ピン124の前進により、当
該押出ピン124が位置するメダル落とし穴51に落下した
メダルＭは、図４に示すように、当該メダル排出口52か
らハウジング40のメダル排出溝46に向かって一部押し出
される。これに対し、回転ディスク50がホッパーモータ
60の駆動力によりさらに回転すると、押出レバー122の
トレースピン123が、ディスク本体80のカム部86の山部8
4に相対的に移動し、図３に二点鎖線で示すように、軸1
21を中心に回転し、押出ピン124がメダル落とし穴51の
内部に後退する。

【００２９】そして、押出レバー122は、図３に示すよ
うに、そのトレースピン123がディスク本体80のカム部8
6の山部84と谷部85とをトレースすることで、その押出
レバー122が前進と後退とを交互に繰り返す。前記メダ
ル送出装置130は、図２，３に示すように、中央の軸131
を支点に回転する送出レバー132と、この送出レバー132
の一端部に位置し、ハウジング40のメダル排出溝46に押
し出されたメダルＭに当接する排出ピン133と、この排
出ピン133をメダルＭに向かって付勢する復帰ばね134と
を備えている。

【００３０】これに対し、ハウジング40のメダル排出溝
46には、図３に示すように、排出ピン133と対向させ
て、メダルＭを案内するガイドプレート140が固定され
ている。上記ガイドプレート140は、図３に示すよう
に、全体が平面台形形を成し、その斜辺141がディスク
本体80のメダル排出口52に対向し、又、短辺142が排出
ピン133に対向するとともに、メダルＭの排出方向に対
して平行に位置している。

【００３１】上記排出ピン133は、図３に示すように、
送出レバー132が軸131を支点に回転することで、ガイド
プレート140の短辺142に対して接離する方向に移動す
る。そして、排出ピン133の最大接近位置は、メダルＭ
の直径未満の間隔に設定されている。このため、押出レ
バー122の押出ピン124により、ディスク本体80のメダル
排出口52からメダル排出溝46に向かって押し出されるメ
ダルＭは、図４に示すように、排出ピン133に当たって
メダル排出溝46内に押し止められる。

【００３２】これに対し、ディスク本体80がホッパーモ
ータ60の駆動力によりさらに回転すると、メダルＭが、
図５に示すように、ディスク本体80の金属製のガイド部
111により押され、メダルＭを介して排出ピン133がさら
に押される。このため、送出レバー132が、復帰ばね134
の復元力に抗してその軸131を中心に回転することで、
排出ピン133がガイドプレート140の短辺142から離隔す
る。

【００３３】そして、排出ピン133が、図５に示すよう
に、ガイドプレート140の短辺142からメダルＭの直径以
上に離れると、メダルＭは、排出ピン133とガイドプレ
ート140の短辺142との間隔内を通って、メダル排出溝46
から外部に勢い良く押し出される。メダルＭが排出され
ると、図４に示すように、送出レバー132が、復帰ばね1
34の復元力により、その軸131を支点に回転すること
で、排出ピン133が最大接近位置に復帰する。

【００３４】なお、図面に示した実施例では、回転ディ
スク50のガイド部111を、隣接した仕切壁82の間におい
て、回転ディスク50の回転方向の後方に位置する各内側
面にそれぞれ沿わせて形成したが、これに加えて、回転
ディスク50の回転方向の前方に位置する各内側面に沿せ
て、金属製のガイド部111を形成したり、或いは仕切壁8
2の全体を金属製のガイド部111で覆ってもよい。

【００３５】

【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項１
記載の発明によれば、回転ディスクの摩耗を防止し、も
って信頼性の高いホッパー装置を提供することができ
る。

【００３６】これに加え、請求項２記載の発明によれ
ば、回転ディスクの製造を容易にすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】回転ディスクを裏側から見た分解斜視図であ
る。

【図２】ホッパー装置の分解斜視図である。

【図３】ホッパー本体の平面図である。

【図４】回転ディスクを装着した状態のホッパー本体の
動作状態を示す平面図である。

【図５】回転ディスクを装着した状態のホッパー本体の
動作状態を示す他の平面図である。

【図６】回転ディスクを表側から見た分解斜視図であ
る。

【図７】回転ディスクを裏側から見た平面図である。

【図８】回転ディスクのガイドカバーとガイドフレーム
とを示す斜視図である。

【符号の説明】

10 ホッパー装置 20 ホッパータンク 30 ホッパー本体 40 ハウジング 41 本体側板 42 本体連結片 43 本体上板 44 ディスク収納凹部 45 突縁部 46 メダル排出溝 47 ガイドリング 50 回転ディスク 51 メダル落とし穴 52 メダル排出口 60 ホッパーモータ 61 出力軸 70 メダル排出装置 80 ディスク本体 81 軸穴 82 仕切壁 83 メダル振り分け部 84 山部 85 谷部 86 カム部 90 メダル受け 100 ガイドカバー 101 ガイド縁 110 ガイドフレーム 111 ガイド部 120 メダル押出装置 121 軸 122 押出レバー 123 トレースピン 124 押出ピン 125 付勢ばね 130 メダル送出装置 131 軸 132 送出レバー 133 排出ピン 134 復帰ばね 140 ガイドプレート 141 斜辺 142 短辺

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開平４−354088（ＪＰ，Ａ) 特開昭60−24689（ＪＰ，Ａ) 特開平４−47491（ＪＰ，Ａ) 特開昭63−115295（ＪＰ，Ａ) 特開昭61−194589（ＪＰ，Ａ) 実開平２−38657（ＪＰ，Ｕ) 実開平２−32175（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G07D 1/00 A63F 5/04 512 A63F 9/00 512

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】メダルを貯留するホッパータンクと、こ
のホッパータンク内に貯留されたメダルを１枚ずつ排出
するホッパー本体とを備え、上記ホッパー本体は、ハウジングと、このハウジングに
回転可能に支持され、ホッパータンクから落下したメダ
ルが上方より１枚ずつはまり込む複数個のメダル落とし
穴及び各メダル落とし穴に個々に連通するととも、半径
方向外向きに開放したメダル排出口を有する回転ディス
クと、この回転ディスクを回転するホッパーモータと、
このホッパーモータの駆動力により回転する回転ディス
クの回転時に、回転ディスクのメダル落とし穴に落ち込
んだメダルを、当該メダル排出口から外部に排出するメ
ダル排出装置とを備え、上記回転ディスクは、上下に貫通した複数のメダル落と
し穴が形成されたディスク本体と、このディスク本体の
下面からメダルの厚みにほぼ等しい間隔だけ下方に離れ
るとともに、メダル落とし穴の開口下面に対向し、メダ
ル落とし穴に落下したメダルを下方より受け止めるメダ
ル受けと、前記ディスク本体とメダル受けとの間隔内に
位置するとともに、隣接したメダル落とし穴の間をそれ
ぞれ仕切る複数の仕切壁とを備え、上記ディスク本体、メダル受け及び複数の仕切壁とがプ
ラスチックで形成されたホッパー装置において、上記回転ディスクの仕切壁には、各メダル落とし穴に落
下したメダルを押し出す際に、メダルの外周に接する面
に金属製のガイド部がそれぞれに形成されたことを特徴
とするホッパー装置。
【請求項２】ディスク本体と、複数の仕切壁とがプラ
スチックで一体的に成形され、その成形時に、金属製の
ガイド部がインサート成形されたことを特徴とする請求
項１記載のホッパー装置。