JP3272019B2 - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガス浄化用触媒に
関するものである。詳しく述べると本発明は、自動車等
の内燃機関から排出される有害成分である炭化水素(H
C)、一酸化炭素(CO)及び窒素酸化物(NOx)を
同時に除去する排気ガス浄化用触媒において、特に高温
酸化雰囲気のような厳しい条件下で使用されても優れた
耐久性を有し、かつ上記有害成分に対し低温での高い浄
化性能を有する排気ガス浄化用触媒に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の内燃機関から排出され
る排気ガス浄化用触媒において白金族金属は活性アルミ
ナ等の高表面積の耐火性無機酸化物上に高分散に担持さ
れていたため、初期活性は高いものの高温酸化雰囲気の
ような厳しい条件にさらされると白金族金属が粒子成長
したり、アルミナ等の担体物質やセリア等の助触媒成分
と好ましくない相互作用により大きな性能低下が見られ
た。特に白金族金属の担体物質として活性アルミナを使
用する場合は900℃以上の高温において、一部がαア
ルミナへの相転移があり、触媒性能の低下は避けられな
いものであった。上記問題点に対して、特開昭61−2
34931号や特開昭62−149343においては白
金族金属の担体物質である活性アルミナにランタン,ネ
オジウム等の希土類元素やバリウム,ストロンチウム等
のアルカリ土類金属元素を添加してαアルミナへの相転
移を抑制する方法が開示されている。しかしながら上記
添加剤は触媒製造において酸性スラリーを調製する際に
容易に溶出しスラリー性状を悪化させたり、モノリス担
体に被覆せしめてから乾燥時に添加成分出あるランタ
ン,バリウム等が触媒層内にて偏在をおこし所望の効果
が得られなかった。特にバリウムに関しては活性アルミ
ナを安定化する効果はあるものの助触媒成分であるセリ
ウムと好ましくない相互作用を起こすことが本発明者等
によって知見され使用条件下で逆に触媒性能を低下させ
るという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は白金族金属を有効的に利用し、かつエンジン排ガス等
の高温条件下で使用されても触媒性能の低下が少ない新
規な排気ガス浄化用触媒を提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、鋭意努
力の結果、触媒組成物として、耐火性無機酸化物上にバ
リウムを硫酸で固定化することにより得られる耐火性無
機酸化物を用いることにより、上記課題を解決できるこ
とを見出し、本発明を完成するに到った。以下に、詳し
く述べる。
【0005】第一の発明としては、耐火性無機酸化物に
バリウム塩水溶液を含浸し、次いで硫酸処理により得ら
れるバリウムを固定された耐火性無機酸化物(イ)、白
金族金属及びセリウム化合物を含有する触媒組成物を一
体構造体に被覆されてなる排気ガス浄化用触媒である。
【0006】また、白金族金属が、バリウムが固定化さ
れた耐火性無機酸化物(イ)に対し0.5〜30重量%
の濃度で、該耐火性無機酸化物に担持されてなることが
好ましい。
【0007】第二の発明としては、耐火性無機酸化物に
バリウム塩水溶液を含浸し、次いで硫酸処理により得ら
れるバリウムを固定された耐火性無機酸化物(イ)、白
金族金属、セリウム化合物及び耐火性無機酸化物(ロ)
を含有する触媒組成物を一体構造体に被覆されてなる排
気ガス浄化用触媒である。
【0008】また、白金族金属が、バリウムが固定化さ
れた耐火性無機酸化物(イ)に対し0.5〜30重量%
の濃度で、該耐火性無機酸化物に担持されてなることが
好ましい。
【0009】使用される耐火性無機酸化物(イ)又は
(ロ)の源となる耐火性無機酸化物しては、アルミナ、
シリカ、チタニア、ジルコニア等、またはこれらの複合
酸化物もしくは混合物が使用可能であり、好ましくは、
活性アルミナである。この耐火性無機酸化物(イ)の使
用量は、触媒1リットル当たり、30g〜300g、好
ましくは80g〜200gである。
【0010】バリウム源としては、水溶性の塩が用いら
れ、例えば、硝酸バリウム、酢酸バリウム、塩化バリウ
ム、及び水酸化バリウム等である。使用に際し、該塩を
純水あるいは硝酸等の酸性水溶液に溶解したものが使用
され、使用量としては、耐火性無機酸化物(イ)に対し
0.1〜30モル%、好ましくは0.5〜20モル%で
ある。0.1モル%未満である場合は、バリウムの添加
効果は少なく、30モル%を越えるときは添加に見合う
性能向上は見られない。
【0011】本発明に係るバリウムの耐火性無機酸化物
(イ)への固定方法としては、上記のバリウム塩水溶液
を耐火性無機酸化物(イ)に含浸して得られたスラリー
状組成物を充分に撹拌しながら濃硫酸もしくは純水にて
希釈した硫酸水をバリウム塩の1〜1.2倍モル量とな
るように少量づつ滴下することによってバリウム塩は耐
火性無機酸化物(イ)上で硫酸バリウムを形成し固定さ
れるものである。
【0012】1モル倍未満であるときは、バリウムの固
定が不十分となったり、スラリー性状を悪化したり、セ
リウムに悪影響を及ぼすものとなり、1.2モル倍を越
えるときは、過剰の硫酸根が存在し、耐火性無機酸化物
(イ)の溶出や触媒製造時において製造装置の腐食等の
問題が生じることになる。
【0013】バリウム塩を含浸した耐火性無機酸化物
(イ)に硫酸処理を施すことにより、バリウムは、耐火
性無機酸化物(イ)上で硫酸バリウムを形成し固定され
るため、そのままボールミル等で湿式粉砕し、スラリー
組成物として使用することができる。また触媒製造条件
によっては、バリウムを硫酸処理した後に、必要によ
り、乾燥、または焼成してから使用しても良い。この焼
成温度は、特に制限されることはないが300〜800
℃が好ましい。
【0014】なお、バリウムの耐火性無機酸化物(イ)
に担持する場合上記のように、バリウムを単独に耐火性
無機酸化物(イ)に担持することもできるが、白金族金
属とバリウムとを耐火性無機酸化物(イ)に担持する場
合、以下に述べる手順を用いることができる。即ち、
(1)耐火性無機酸化物に直接担持し、その後白金族金
属を担持する方法、(2)白金族金属を予め耐火性無機
酸化物に担持した後、バリウムを固定する方法、(3)
耐火性無機酸化物に白金族金属の水溶液とバリウム塩の
水溶液との混合溶液を含浸し、次いで硫酸処理する方法
等があるが、好ましくは、(2)の方法である。
【0015】耐火性無機酸化物(イ)に担持される白金
族金属としては白金、パラジウムおよびロジウムよりな
る群から少なくとも一種の白金族金属が選択されるが、
好ましくは、触媒組成物に対して0.1〜10重量%の
濃度の白金、パラジウム、若しくは白金とパラジウムの
組合せ、及び/又は0.02〜2.0重量%の濃度のロ
ジウム等が使用される。
【0016】白金族金属の担持手法として、担持される
耐火性無機酸化物(イ)に対し、0.5〜30重量%、
好ましくは1〜20重量%の高い濃度で耐火性無機酸化
物(イ)に担持することにより、白金族金属と耐火性無
機酸化物(イ)との相互作用が抑制されて触媒の耐久性
および浄化能の向上が可能となるものである。
【0017】セリウム源としては、酸化物、または炭酸
化物、水酸化物等の焼成時あるいは使用時にセリウムの
酸化物の形態になるものを用いることができる。また、
水溶性の塩を用いる場合、耐火性無機酸化物(イ)、貴
金族が担持された耐火性無機酸化物(イ)又は耐火性無
機酸化物(ロ)に、該塩を含浸、焼成し、耐火性無機酸
化物(イ)又は耐火性無機酸化物(ロ)に担持して用い
ることもできる。
【0018】セリウムの使用量としては酸化物換算で、
触媒1リットル当たり5〜100g使用することができ
る。また、耐火性無機酸化物(イ)に担持して用いる場
合、セリウムの酸化物換算で0.1〜50重量%の範囲
で含浸担持する方法も考えられる。
【0019】本発明に係る一体構造体としては、コージ
ェライト、ムライト等のセラミック製、またはステンレ
ス、Fe−Cr−Al合金等のメタルモノリス製で、そ
の型状はいわゆるハニカム型、コルゲート型等のものが
挙げられる。
【0020】次に、第二の発明は、上記第一の発明に、
さらに耐火性無機酸化物(ロ)を別途添加した触媒であ
る。この場合の耐火性無機酸化物(ロ)の使用量は、触
媒1リットル当たり、45g〜359g、好ましくは9
5g〜295gである。この場合の耐火性無機酸化物
(イ)と(ロ)の合計は、50g〜400g、好ましく
は100g〜300gである。50g未満である場合
は、良好な触媒性能が得られないものであり、400g
を越えるときは、一体構造体に触媒組成物を被覆するこ
とが困難となるものであり、さらには、触媒自体の背圧
が高くなり好ましく、また増加量に見合う触媒性能も見
られないものである。なお、第一の発明に係る触媒に、
この耐火性無機酸化物(ロ)を添加することにより得ら
れる第二の発明に係る触媒は、第一の触媒に比べ耐熱性
の向上という効果がある。
【0021】
【効果】(1)本願発明に係る触媒を用いることにより
得られる固定されたバリウムは、白金族金属の担持基材
である耐火性無機酸化物等の熱安定性を向上すると共に
白金族金属の助触媒として作用しNOx性能の向上を図
ることができる。(2)またバリウムを触媒組成物中に
添加する従来技術の製法においてはバリウムのセリウム
に対する悪影響は避けられないものであったが本発明に
係る触媒においては、バリウムが水不溶性でありスラリ
ー作成時に溶出がなく、スラリー性状およびセリウムへ
の悪影響の心配がない。(3)この結果、900℃以上
の高温条件にさらされても触媒性能の大きな低下がなく
白金族金属を有効的に利用することができる。
【0022】以下実施例にて具体的に説明するが、本発
明の趣旨に反しない限り、これら実施例に限定されるこ
とはない。
【0023】
【実施例】
(実施例1)白金2.0gを含有するジニトロジアミノ
白金及びロジウム0.4gを含有する硝酸ロジウムの混
合水溶液を比表面積150m2/gの活性アルミナ20
0gに含浸し150℃にて乾燥した後500℃1時間焼
成して白金族金属を活性アルミナに担持した。次に酢酸
バリウム22gを純水200gに溶解した水溶液を白金
族金属担持アルミナに含浸し、充分に撹拌しながら希硫
酸(2N)100ccを滴下ロートにて少量づつ添加し
て得られたスラリー状組成物を乾燥し500℃で1時間
焼成してバリウムが固定された白金族金属担持アルミナ
を得た。このようにして得られた触媒組成物と市販の酸
化セリウム80gを硝酸水と共にボールミルにて15時
間粉砕し得られた水性スラリーにコージェライト製モノ
リス担体(400セル/平方インチ)を浸漬し、余剰ス
ラリーを圧縮空気にて吹き飛ばした後150℃にて2時
間乾燥し完成触媒(1)を得た。
【0024】(比較例1)白金2.0gを含有するジニ
トロジアミノ白金及びロジウム0.4gを含有する硝酸
ロジウムの混合水溶液を活性アルミナ220gに含浸し
150℃にて乾燥した後500℃1時間焼成して白金族
金属担持アルミナを調製した。このようにして得られた
白金族金属担持アルミナと市販の酸化セリウム80gを
ボールミルにて粉砕し水性スラリーを調製し、以下実施
例1と同様にして比較触媒(A)を得た。
【0025】(比較例2)実施例1において硫酸処理に
てバリウムを固定する工程を施さなかった以外は実施例
1と同様にして比較触媒(B)を得た。
【0026】(比較例3)白金2.0gを含有するジニ
トロジアミノ白金及びロジウム0.4gを含有する硝酸
ロジウムの混合水溶液を活性アルミナ200gに含浸し
150℃にて乾燥した後500℃1時間焼成して白金族
金属担持アルミナを調製した。このようにして得られた
白金族金属担持アルミナと市販の酸化セリウム80gお
よび硫酸バリウム20gをボールミルにて粉砕し水性ス
ラリーを調製し、以下実施例1と同様にして比較触媒
(C)を得た。
【0027】(実施例2)白金2.0gを含有するジニ
トロジアミノ白金及びロジウム0.4gを含有する硝酸
ロジウムの混合水溶液を比表面積150m2/gの活性
アルミナ20gに含浸し150℃にて乾燥した後500
℃1時間焼成して白金族金属を活性アルミナに担持し
た。次に酢酸バリウム6.6gを純水30gに溶解した
水溶液を白金族金属担持アルミナに含浸し、充分に撹拌
しながら濃硫酸1.5gを少量づつ滴下してスラリー状
組成物を得た。このようにして得られたスラリー状組成
物と市販の酸化セリウム80gおよび活性アルミナ20
0gをボールミルにて粉砕し、以下実施例1と同様にし
て完成触媒(2)を得た。
【0028】(実施例3)白金2.0gを含有するジニ
トロジアミノ白金とロジウム0.4gを含有する硝酸ロ
ジウムおよび硝酸バリウム6.7gを含有する混合水溶
液を比表面積90m2/gのジルコニア20gに含浸し
得られたスラリー状組成物を充分に撹拌しながら濃硫酸
1.5gを少量づつ添加し、その後150℃にて乾燥し
500℃1時間焼成してバリウムが固定された白金族金
属担持ジルコニアを得た。このようにして得られた触媒
組成物と市販の酸化セリウム80gおよび活性アルミナ
200gをボールミルにて粉砕し、以下実施例1と同様
にして完成触媒(3)を得た。(実施例4)パラジウム
2.0gを含有する硝酸パラジウムとロジウム0.4g
を含有する硝酸ロジウムの混合水溶液を比表面積150
2/gの活性アルミナ20gに含浸し150℃にて乾
燥した後500℃1時間焼成して白金族金属を活性アル
ミナに担持した。次に酢酸バリウム10.9gを純水3
0gに溶解した水溶液を白金族金属担持アルミナに含浸
し、充分に撹拌しながら濃硫酸2.5gを少量づつ滴下
して得られたスラリー状組成物を乾燥し500℃で1時
間焼成してバリウムが固定された白金族金属担持アルミ
ナを得た。次に硝酸セリウム水溶液(25重量%)32
0gを活性アルミナ200gに含浸し150℃にて乾燥
した後500℃1時間焼成して酸化セリウム担持アルミ
ナを調製した。このようにして得られた2種の触媒組成
物をボールミルにて粉砕し、以下実施例1と同様にして
完成触媒(4)を得た。
【0029】(比較例4)比表面積150m2/gの活
性アルミナをボールミルにて粉砕し水性スラリーを調製
し、モノリス担体にアルミナをコートした。該モノリス
担体を硝酸セリウム水溶液に浸漬し乾燥後に500℃で
1時間焼成してセリウムを担持し、その後硝酸パラジウ
ムおよび硝酸ロジウムの水溶液に浸漬し乾燥後に500
℃1時間焼成して白金族金属を担持した。このようにし
て得られた触媒を酢酸バリウム水溶液に浸漬し乾燥後、
500℃で1時間焼成して比較触媒(D)を得た。
【0030】(試験例)実施例より得られた触媒1〜4
及び比較例より得られた触媒A〜Dについてエンジン耐
久走行後の触媒性能を試験した。耐久エンジンは電子制
御エンジン(8気筒4400cc)を使用し定常運転6
0秒、減速6秒(減速時には燃料がカットされ触媒は高
温酸化雰囲気にさらされる)というモード運転を実施し
定常運転で触媒温度が1000℃となる条件で50時間
触媒をエージングした。触媒の評価は1800cc電子
制御エンジンを用いて行ない触媒入口温度450℃にお
けるCO,HCおよびNOxの浄化率を測定した結果を
表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】表1の結果より本発明に開示する製造方法
による排気ガス浄化用触媒は高温酸化雰囲気のような厳
しい条件下で使用されても性能の低下が少ない優れた触
媒であることは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 繁田 えい子 (56)参考文献 特開 平5−23599(JP,A) 特開 昭64−58349(JP,A) 特開 昭54−152689(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 37/36 B01D 53/86

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火性無機酸化物にバリウム塩水溶液を
    含浸し、次いで硫酸処理により得られるバリウムを固定
    された耐火性無機酸化物(イ)、白金族金属及びセリウ
    ム化合物を含有する触媒組成物を一体構造体に被覆され
    てなる排気ガス浄化用触媒。
  2. 【請求項2】 白金族金属が、バリウムが固定化された
    耐火性無機酸化物(イ)に対し0.5〜30重量%の濃
    度で、耐火性無機酸化物(イ)に担持されてなる請求項
    1記載の触媒。
  3. 【請求項3】 耐火性無機酸化物にバリウム塩水溶液を
    含浸し、次いで硫酸処理により得られるバリウムを固定
    された耐火性無機酸化物(イ)、白金族金属、セリウム
    化合物及び耐火性無機酸化物(ロ)を含有する触媒組成
    物を一体構造体に被覆されてなる排気ガス浄化用触媒。
  4. 【請求項4】 白金族金属が、バリウムが固定化された
    耐火性無機酸化物(イ)に対し0.5〜30重量%の濃
    度で、耐火性無機酸化物(イ)に担持されてなる請求項
    3記載の触媒。
  5. 【請求項5】 耐火性無機酸化物(イ)が、耐火性無機
    酸化物に白金族金属を担持した後、バリウム塩水溶液を
    含浸し、次いで硫酸処理により得られるものである請求
    項1又は3記載の触媒。
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