JP3271340B2 - ストッパを用いた静止制御装置 - Google Patents

ストッパを用いた静止制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、減速機を介して物体を
モータ駆動する装置において、物体をモータの負荷がか
かる位置で静止させる場合に、ストッパを使用して静止
させる制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トランスファマシンにおいてワークの搬
入搬出を行う搬送装置として、リフトアンドキャリー方
式の搬送装置がある。従来、リフトアンドキャリー方式
搬送装置のトランスファバーの昇降の駆動には、サーボ
モータが使用され、減速機を介して駆動がなされてい
る。そして、トランスファバーをワークの搬入搬出のた
めに所定の位置で静止させる場合には、サーボモータの
保持力によって静止がなされていた。しかし、前記手段
においては、常時サーボモータや減速機に大きな負荷が
かかるので、実効トルクが大きくなり容量の大きなサー
ボモータや、型の大きい減速機を必要とするという問題
を発生していた。そこで、上記問題を解決するために、
トランスファーバーを静止させたい位置にストッパを設
け、このストッパに、トランスファバーの昇降の駆動に
用いられているリフトアームを当接させることにより静
止し、サーボモータおよび減速機にかかる負荷を低減さ
せることが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
より、トランスファバーを所定の位置にストッパを用い
て静止させる場合、トランスファバーを静止させている
間、ストッパにリフトアームを常に当接させるよう制御
しているため、結果的にリフトアームをストッパに常に
押しつけるようにサーボモータを制御していた。これに
より、トランスファバーを静止している間、常にサーボ
モータや減速機に押しつけのための負荷がかかり、この
時の実効トルクが大きくなり、十分なサーボモータや減
速機の小型化が実現できなっかた。さらに、トランスフ
ァバーを静止している間、サーボモータには押しつける
ための負荷がかかるため、その間常に、サーボモータに
は押しつけのための電流が流れており、消費電力を大き
くするといった問題も生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の静止制御装置
上述した従来問題点を解決するため、少なくとも1つ
のリフトアームの重力による旋回方向の運動を抑制しつ
つ少なくとも1つのリフトアームを旋回させるようサー
ボモータを駆動し、少なくとも1つのリフトアームがス
トッパに当接した時から減速機のバックラッシュ量の範
囲内でサーボモータを停止させることを特徴とする。
【0005】
【作用】リフトアームを駆動する変位量と減速機のバッ
クラッシュ量とにより、あらかじめ決定されたサーボモ
ータの停止位置までの変位指令を制御装置よりサーボモ
ータに送り、サーボモータを駆動する。すると、減速機
を介して動力が伝達され物体を駆動する。そして、サー
ボモータが停止位置まで駆動されるとサーボモータは停
止され、物体はストッパに当接されて静止する。この
時、物体はストッパに当接した位置からバックラッシュ
の範囲で静止するため、サーボモータには大きな負荷が
作用することはない。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について図面に基づいて説明
する。図1は本実施例に係るストッパを用いた静止制御
装置を有するリフトアンドキャリー方式の搬送装置の全
体構成図である。なお、特許請求の範囲における物体と
は本実施例においては、後述するトランスファバー1
1、各リフトアーム13,15およびリフトバー12よ
り構成されているものとする。
【0007】基台(図示せず)にサーボモータ31、減
速機21、アクチュエータ61およびアクチュエータ駆
動装置60が固定されている。減速機21の入力側にサ
ーボモータ31が接続されており、サーボモータ31に
はエンコーダ32がサーボモータ31の回転変位を検出
するために取り付けられている。減速機21の出力側に
はシャフト22を介して駆動用リフトアーム15が固定
されており、駆動用リフトアーム15はサーボモータ3
1の回動によってシャフト22を中心軸とし揺動可能に
なっている。減速機21には三段式の遊星歯車機構のも
のが使用されている。
【0008】また、駆動用リフトアーム15と同じ形状
をした複数個のリフトアーム13が、駆動用リフトアー
ム15と同一平面内に、それぞれの回転軸Oを一直線上
に並ぶように基台(図示せず)に揺動可能に支持されて
いる。それぞれのリフトアーム13,15の一端にはリ
フトバー12が揺動可能に取り付けられ、さらに他端に
はローラ16が回転自在にそれぞれ取り付けられてい
る。このローラ16の転動面にはトランスファバー11
の下面が常時当接しており、サーボモータ31の回動が
駆動用リフトアーム15を揺動し、リフトバー12を介
して各リフトアーム13を揺動することによりトランス
ファバー11を昇降させるようになっている。さらに、
トランスファバー11の一端には直動式のアクチュエー
タ61がリンク62を介して連結されており、アクチュ
エータ駆動装置60を駆動することでトランスファバー
11を水平方向に移動するようになっている。なお、ア
クチュエータ駆動装置60は油圧源とサーボ弁とで構成
されており、制御装置40によりサーボ弁を制御するこ
とでアクチュエータ61を駆動している。
【0009】ストッパ50は、基台(図示せず)に固定
され、駆動用リフトアーム15を支持するようになって
いる。40は制御装置であり、上述したトランスファバ
ー11の昇降および水平移動の駆動を制御している。4
1はマイクロコンピュータのCPU、42はメモリ、4
3はインタフェースを示す。メモリ42には、サーボモ
ータ31の駆動および駆動用リフトアーム15を制御す
る制御プログラム42aと、サーボモータ31の回転角
等のデータ42bとが記憶されている。
【0010】以上の構成より本発明の実施例の作用を説
明する。はじめに、駆動用リフトアーム15をストッパ
50に当接させて静止させるためのサーボモータ31の
停止位置について図2に基づき説明する。図2は、2枚
の歯車で構成された減速機21をモデル化し、噛み合い
部分のみを示した図である。101は出力側の歯車でシ
ャフト22を介して駆動用リフトアーム15につながっ
ており、102は入力側の歯車でサーボモータ31につ
ながっている。図2[A]はトランスファバー11を駆
動している状態である。歯車101には矢印T1方向に
トランスファバー11の重量による負荷がかかり、歯車
102によって制動されいる。この状態から歯車10
2が矢印T2の方向に回転することで、歯車101を矢
印T1の方向に回転している。dは減速機21のバック
ラッシュ量である。図2[B]は、トランスファバー1
1が静止した瞬間、つまり駆動用リフトアーム15がス
トッパ50に支持された瞬間で、歯車101は固定さ
れ、歯車102が歯車のバックラッシュの間を回転して
いる状態である。この時、歯車102は歯車101との
接触がなく無負荷の状態である。図2[C]は、トラン
スファバー11が静止して歯車101が固定されている
ところに、サーボモータ31が目標位置(図中破線)に
達するように矢印T4方向に歯車102を回転させよう
とし、サーボモータ31に歯車101を駆動しようとす
る負荷がかかっている状態。即ち、押しつけ状態であ
る。従来の場合、図2[C]の状態でサーボモータ31
を停止しており、サーボモータ31に押しつけの負荷が
かかっていた。そこで、本実施例では、図2[B]の無
負荷状態をサーボモータ21の停止位置にしている。ま
た、一般に、三段式の遊星歯車機構の減速機において
は、出力軸を固定したときに入力軸が無負荷で回転でき
る量、即ち、減速機全体としてのバックラッシュが、回
転角で30゜〜50゜ぐらいあり、実際には1対の歯車
のバックラッシュの範囲だけでなく、減速機21全体と
してのバックラッシュの範囲でサーボモーター31を停
止させている。
【0011】次に、サーボモータ31の回転する変位量
の算出方法を図3に基づき説明する。図3は、本実施例
の搬送装置をモデル化したもので、11はトランスファ
バーに、15は駆動用リフトアームに、50はストッパ
に、Kは駆動用リフトアーム15の駆動軸に相当してい
る。いま、駆動用リフトアーム15の上昇端(図中破線
部)を回転角の原点とすると、θ0 は駆動用リフトアー
ム15の原点からストッパ50までの回転角を示し、ト
ランスファバー11の昇降過程に合わせてあらかじめ設
定されている。また、Δθは減速機21のバックラッシ
ュによる回転角を示ている。この減速機のバックラッ
シュ回転角のΔθは減速機個々に固有の決まった値を持
っており、既値である。そこで、サーボモータ31の回
転角をθ、減速機の減速比をkとすると、リフトアーム
15を上昇端からストッパ50まで駆動するためサーボ
モータ31の回転角はθ=k*(θ0 +Δθ/2で求
めることができる。これにより、トランスファバー11
の昇降過程でのサーボモータ31の回転角を求ることが
でき、あらかじめメモリ42にデータ42bとして記憶
させておく。
【0012】以上のことより、トランスファバー11を
上昇端(トランスファバー11が最上昇した位置で、重
力のバランスがとれておりサーボモータ31に回転の負
荷がかからない場所)からストッパ50のある静止位置
までを駆動する過程を説明する。上述したようにあらか
じめ設定されているサーボモータ31の回転角θを制御
装置40より出力し、サーボモータ31を図1中矢印7
0の方向に駆動する。すると、駆動用リフトアーム15
およびリフトバー12を介して各リフトアーム13を回
転し、トランスファバー11を降下する。このときのサ
ーボモータ31の回転変位はエンコーダ32により制御
装置40にフィードバックされ、位置の制御を行ってい
る。そして、サーボモータ31が回転角θを回転して停
止し、駆動用リフトアーム15はストッパ50に支持さ
れ、トランスファバー11を静止する。
【0013】こうして、ストッパ50の位置に静止され
たトランスファバー11が、加工工程を終えると、サー
ボモータ31を矢印70と逆方向に回転しトランスファ
バー11を上昇し、上昇端でで静止する。工作物を次の
ステーションに搬送するため、アクチュエータ駆動装置
60を駆動し、トランスファバー11を矢印71方向に
移動する。さらに、サーボモータ31を矢印70の方向
に回転してトランスファバー11を降下し、駆動装置6
0を駆動しトランスファバー11を矢印71方向と逆の
方向に移動して搬送の1サイクルを終了する。以上の工
程を繰り返すことによって搬送作業が行われる。
【0014】次に、本実施例の効果を示す。以上述べた
ように本発明は、重力バランスのとれていないトランス
ファバー11等をストッパ50を使用して静止させる場
合に、減速機21のバックラッシュの範囲でサーボモー
タ31を停止させる制御をすることにより、サーボモー
タ31および減速機21に常時大きな負荷がかかるのを
回避し、これによりサーボモータの実効トルクを下げる
ことがでる。従ってサーボモータ31の容量を小さく
し、減速機21を小型化できるという効果をもつ。ま
た、ストッパ50によりトランスファバー11を静止さ
せている間、サーボモータ31に負荷がかからないの
で、サーボモータ31の消費電力を小さくできるという
効果もある。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、リフトアー
を駆動し、ストッパに当接させて静止させる場合に、
減速機のバックラッシュの範囲でサーボモータを停止さ
せるように制御することにより、サーボモータおよび減
速機に常時大きな負荷がかかるのを回避するように構成
されている。これにより、サーボモータの容量および減
速機を小さくすることができ、また、ストッパを用いて
物体を静止させている間、サーボモータにおおきな電流
が流れず消費電力の低減を図ることができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の搬送装置の全体構成図である。
【図2】本実施例の減速機のモデル図である。
【図3】本実施例の搬送装置のモデル図である。
【符号の説明】
11 トランスファバー 12 リフトバー 13 リフトアーム 15 駆動用リフトアーム 21 減速機 31 サーボモータ 50 ストッパ W 工作物 Δθ 減速機のバックラッシュ量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 5/52 B23Q 39/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一水平面上で互いに平行に整列した揺
    動軸廻りに揺動自在に支持された複数のリフトアーム
    と、これら複数のリフトアームのうちの少なくとも1つ
    のリフトアームを減速機を介して揺動させるサーボモー
    タと、このサーボモータの回転位置を検出する位置検出
    手段と、前記少なくとも1つのリフトアームの1方の揺
    動端を規制するストッパと、前記複数のリフトアームの
    上端に前後進可能に載置されたトランスファーバーとか
    らなる静止制御装置において、前記少なくとも1つのリ
    フトアームの重力による旋回方向の運動を抑制しつつ前
    記少なくとも1つのリフトアームを旋回させるよう前記
    サーボモータを駆動し、前記少なくとも1つのリフトア
    ームが前記ストッパに当接した時から前記減速機のバッ
    クラッシュ量の範囲内で前記サーボモータを停止させる
    ことを特徴とする静止制御装置。
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