JP3271149B2 - 電子機器及び再生装置 - Google Patents

電子機器及び再生装置

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JP3271149B2
JP3271149B2 JP09152392A JP9152392A JP3271149B2 JP 3271149 B2 JP3271149 B2 JP 3271149B2 JP 09152392 A JP09152392 A JP 09152392A JP 9152392 A JP9152392 A JP 9152392A JP 3271149 B2 JP3271149 B2 JP 3271149B2
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洋 三枝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のキー操作を受け
付けないようにすることができるホールド機能を有する
電子機器及び再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホールド機能付きのポータブル型のコン
パクトディスク(CD)プレーヤが知られている。ホー
ルド機能とは、所定の操作キー、例えば、電源キー、再
生キー、停止キー、サーチ/頭出し(AMS)キー等
の、主にCDの実際の動作制御に関わるキーについて、
その操作を無効とするものである。
【0003】例えばホールド機能がオンとされていると
きに電源キーが操作されても、そのCDプレーヤは電源
オンとはならない。同様に再生キーによって再生が開始
されることにもならない。また、再生中にホールド機能
がオンとされた場合は、一時停止、停止、AMS等のキ
ー操作がなされても、それらの動作は実行されず、再生
動作が継続される。つまり、ホールド機能がオンとされ
た時点の状態がそのまま保持されるものである。なお、
ホールド機能のオン/オフは通常、専用に設けられたホ
ールド操作キーによってユーザーが操作できるようにな
されている。
【0004】このようなホールド機能は、特に携帯用の
ポータブル再生装置に有効であり、また、上記各種操作
キーがいわゆるフェザータッチのスイッチで構成されて
いる場合は特に重要となる。つまり、携帯時にはユーザ
ーの意志によらずに何らかの押圧力が加わって操作キー
がオンとされて誤動作してしまうことが多いためであ
り、このような場合にホールド機能をオンとしておけば
誤動作の発生を解消できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在ホール
ド機能がオンであるかオフであるかは、常にユーザーが
記憶しているものではないため、その再生装置、例えば
CDプレーヤの使用の際にユーザーが操作に混乱を来し
たり、機器が故障していると誤認することがあるという
問題があった。
【0006】例えば、電源オフ時に過って又は無意識的
にホールド操作キーを操作してホールド機能をオンとし
た状態にある場合などに、電源オンの操作を行なっても
その操作は無効とされ電源はオンとならない。また、例
えば再生中にホールド状態にあることを忘れて他の操作
を行なっても、その操作は実行されない。このような場
合などにユーザーは機器が故障しているのではないかと
誤認しやすい。また、不要もしくは不適当な操作を繰り
返してしまうこともある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、本発明の電子機器とし
て、所定の操作キーに対する操作機能を無効にするホー
ルド手段と、上記ホールド手段が所定の操作キーに対す
る操作機能を無効にするように動作しているか否かを判
別する第1の判別手段と、上記所定の操作キーが操作さ
れたか否かを判別する第2の判別手段と、ホールド動作
中であることを告知できる告知手段と、記ホールド手
段が所定の操作キーに対する操作機能を無効にするよう
に動作していると上記第1の判別手段により判別され、
且つ、上記所定の操作キーが操作されたと上記第2の判
別手段にて判別された場合に、ホールド動作中であるこ
とを告知するように上記告知手段を制御する制御手段と
を備えるようにする。また本発明の電子機器として、ホ
ールド対象キーとホールド非対象キーから成る複数の操
作キーと、上記ホールド対象キーに対して操作機能を無
効にするホールド手段と、上記ホールド手段が操作機能
を無効にするように操作されている状態で、操作される
操作キーが上記ホールド対象キーかホールド非対象キー
かを判別する判別手段と、上記判別手段にて上記ホール
ド手段が操作機能を無効にするように操作されている状
態で操作された操作キーが上記ホールド対象キーであっ
たと判別された場合には、上記操作されたホールド対象
キーに対する操作機能を無効にするとともに、上記判別
手段にて上記ホールド手段が操作機能を無効にするよう
に操作されている状態で操作された操作キーが上記ホー
ルド非対象キーであったと判別された場合には、上記操
作されたホールド非対象キーに対する操作機能を許可す
る制御手段と、上記判別手段にて上記ホールド手段が操
作機能を無効にするように操作されている状態で操作さ
れた操作キーが上記ホールド対象キーであったと判別さ
れた場合には、ホールド動作中であることを告知する告
知手段とを備えるようにする。また本発明の再生装置と
しては、再生装置に対して所定の指示を行う操作キー
と、上記所定の操作キーに対する操作機能を無効にする
ホールド手段と、上記ホールド手段が所定の操作キーに
対する操作機能を無効にするように動作しているか否か
を判別する第1の判別手段と、上記所定の操作キーが操
作されたか否かを判別する第2の判別手段と、ホールド
動作中であることを告知できる告知手段と、記ホール
ド手段が所定の操作キーに対する操作機能を無効にする
ように動作していると上記第1の判別手段により判別さ
れ、且つ、上記所定の操作キーが操作されたと上記第2
の判別手段にて判別された場合に、ホールド動作中であ
ることを告知するように上記告知手段を制御する制御手
段とを備えるようにする。また本発明の再生装置は、再
生装置に対して所定の指示を行うホールド対象キーとホ
ールド非対象キーから成る複数の操作キーと、上記ホー
ルド対象キーに対して操作機能を無効にするホールド手
段と、上記ホールド手段が操作機能を無効にするように
操作されている状態で、操作される操作キーが上記ホー
ルド対象キーかホールド非対象キーかを判別する判別手
段と、上記判別手段にて上記ホールド手段が操作機能を
無効にするように操作されている状態で操作された操作
キーが上記ホールド対象キーであったと判別された場合
には、上記操作されたホールド対象キーに対する操作機
能を無効にするとともに、上記判別手段にて上記ホール
ド手段が操作機能を無効にするように操作されている状
態で操作された操作キーが上記ホールド非対象キーであ
ったと判別された場合には、上記操作されたホールド非
対象キーに対する操作機能を許可する制御手段と、上記
判別手段にて上記ホールド手段が操作機能を無効にする
ように操作されている状態で操作された操作キーが上記
ホールド対象キーであったと判別された場合には、ホー
ルド動作中であることを告知する告知手段とを備えるよ
うにする。
【0008】
【作用】少なくとも、ユーザーが機器の故障と誤認した
り、操作の混乱を来しやすい場合、つまりホールド機能
がオンとされている際に当該ホールド機能によって操作
機能が無効とされた操作キーの操作がなされた場合に、
ホールド状態にあることを告知手段(例えば表示や警報
音)によってユーザーに知らせることにより、誤認/混
乱を解消できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明をポータブル型のCDプレーヤ
に採用した場合の実施例を、図1〜図7を用いて説明す
る。まず、図4〜図8により本実施例のCDプレーヤの
全体構成を説明する。
【0010】各図において、1はCDプレーヤ全体、2
はキャビネットを示し、キャビネット2は上キャビネッ
ト3及び下キャビネット4からなる。上キャビネット3
には蓋体5がその後端部を支点として、上下方向に回動
自在に取り付けられている。
【0011】蓋体5には窓部6が設けられ、窓部6を通
してCDの装填等を確認できるようにされている。ま
た、蓋体5の内側のほぼ中央部にはチャッキング部材2
7が設けられる。チャッキング部材27は、磁石を内蔵
するチャックプレートをプラスチック化したチャックプ
レートホルダで固定し、プラスチックによる爪及びネジ
止めが可能とされる。また、蓋体5に取り付けられたチ
ャックプレートホルダは、スライドするだけで容易に着
脱可能とされる。
【0012】蓋体5を開閉するためのオープンボタン7
が上キャビネッ3の前部に設けられ、これとともに、C
Dの動作を制御する操作キー8,9,10が設けられ
る。操作キー8はCDの回転を停止する停止キーであ
り、さらに、LCD表示部11におけるデータ表示のオ
ン/オフの制御キー、及び内蔵されている電池の充電を
行なう際の操作キーとして兼用されている。
【0013】操作キー9は再生動作を行なわせる再生キ
ーであり、一時停止動作のための操作キーを兼ねてい
る。さらにこの再生キー9は電源キーを兼ねており、つ
まり、電源オフ状態から再生キー9を操作することによ
って電源オンとなり、そのまま再生動作が開始されるよ
うになされている。操作キー10は早送/早戻や曲の頭
出しを行なうためのサーチ/AMSキーである。
【0014】なお、本実施例のように携帯用のCDプレ
ーヤでは、例えば戸外で使用する際のためにバッテリが
必要となるが、この電力を節約するために電源オン状態
にあるのは必要最小限の期間とすることが好ましい。こ
のため、再生キー9が電源キーを兼ねるようにして、再
生キー9の操作によって電源オン、サーボ立ち上げ、T
OC情報読込等の再生準備、及び再生の一連の実行がな
されるとともに、再生終了により自動的に電源オフとな
るようにされている。
【0015】表示部11はCDのデータや動作状況を表
示するために設けられている表示部であり、全曲数、総
再生時間、各モード状態、再生レベル等のデータが表示
される。この表示部11の近傍には、デジタルシグナル
プロセッサ(DSP)モード切換キー12、再生モード
切換キー13、エフェクトキー14、リピート/エンタ
ーキー15が配設されている。これらの操作キー8,
9,10,12,13,14,15、及び表示部11に
はバックライトが照射される。
【0016】DSPモード切換キー12のモードには、
例えば、ノーマルモード、バスブーストモード、ダイナ
ミックデジタルサウンドモード(DDSモード)の3種
類がある。バスブーストモードは低音を強調するモー
ド、DDSモードはダイナミックレンジを圧縮してピア
ニシモ等の小さい音を強調するモードである。ノーマル
モードに設定されているときは、表示部11にはDSP
モードに関する表示はなされないが、バスブーストモー
ド又はDDSモードに設定されている時は、そのモード
状態が表示部11に表示される。
【0017】エフェクトキー14は、バスブーストモー
ド及びDDSモードにおけるエフェクトレベルを設定す
るためのものであり、例えば3段階に切り換えられるエ
フェクトレベルも表示部11に表示される。
【0018】CDプレーヤ1の前面にはホールド操作キ
ー16及びリジュームキー17が例えばスライドキーに
よって設けられる。ホールド操作キー16がオンの位置
にスライドされているときには、停止キー8、再生キー
9、サーチ/AMSキー10が押されても、これらの操
作キーは機能しないようになされる。つまり動作状態は
キー操作に伴って変化しないようにされる。
【0019】リジュームキー17は表示部11の表示モ
ードを制御するものであり、例えば再生時にリジューム
キー17をオンの位置にスライドさせると、停止時の曲
番や時間、及び各モードが表示部11に表示される。一
方、リジュームキー17をオフの位置にスライドさせる
と、表示部11に全曲数や総合時間、及び各モードが表
示される。
【0020】さらに、演奏が自動的に終了したときにリ
ジュームキー17がオンであるときは、一曲目及び各モ
ードの表示がなされ、またオフのときは、全曲数や総合
時間、及び各モードが表示される。なお、リジュームキ
ー17がオフのときは、停止キー8,再生キー9,DS
Pモード切換キー12,エフェクトキー14の操作のみ
が機能するようにされる。また、リジュームキー17が
オンのときは、各操作キーの操作が機能する。表示部1
1の表示データは、停止キー8が押されることによって
消灯される。
【0021】図6に示すように、キャビネット2の右側
面には、ヘッドホン用のジャック18、ボリュームつま
み19、およびCDプレーヤ1を他の機器と接続するた
めのラインアウトジャック20が配設されている。
【0022】さらに図7に示すように、左側面にはリモ
ートコントロールを使用するときに用いられるリモート
コントロールジャック21、演奏中に誤って蓋体5が開
くことを防止するセーフティロックレバー22、及びイ
ルミネーションスイッチ23が配設される。イルミネー
ションスイッチ23をオンとすることにより、バックラ
イトの色が例えばグリーンに変化する。また、DSPモ
ード切換キー12によってバスブーストモード又はDD
Sモードに設定すると、DSPモード切換キー12のバ
ックライトが周囲のバックライトと異なる色となり、こ
れによりDSPモードがノーマル以外に設定されている
ことが視覚的に確認できる。
【0023】蓋体5内の上キャビネット3内の左側前部
には、オープンスイッチ24及びディスクガイドランプ
25が設けられる。また、オープンスイッチ24と対応
する蓋体5の位置にオープンスイッチ爪26が設けられ
る。オープンボタン7が押され蓋体5が開かれると、上
記操作キー8,9,10,12,13,14,15及び
表示部11のバックライトが点灯し、またディスクガイ
ドランプ25が点灯し、暗い場所でもCD30の装着を
容易に行なうことができるようにされている。CD30
の再生中にはこれらの照明類は継続して点灯され、また
停止キー8を押すと照明類は強制的に消灯される。さら
にCD30の再生を行なわないとともに停止キー8を操
作しない場合でも、照明類はマイクロコンピュータのタ
イマー等により例えば1分後の消灯される。
【0024】図8はCDプレーヤ1のブロック図であ
り、装填されたCD30はモータ制御部31により駆動
制御されるスピンドルモータによりCLV(線速度一
定)で回転される。そして、光学ヘッド33によりCD
30に記録されている情報が読み取られる。
【0025】光学ヘッド33は、例えばレーザダイオー
ド、偏光ビームスプリッタ、1/4波長板、対物レンズ
等による光学系を有するとともに、反射光を検出する光
ディテクタが備えられる。そしてレーザダイオードから
出力されたレーザ光は光学系を介してCD30の記録面
に照射されるとともに、得られるピット形状に基づく反
射光は光学系を介して光ディテクタに入射され電気信号
として出力される。
【0026】また、対物レンズは2軸機構によってディ
スクと接離する方向及びディスク半径方向に移動可能と
され、フォーカス及びトラッキング制御される。さら
に、シーク時等に光学ヘッド33全体をディスク半径方
向にスライドされるスレッド機構が設けられている。
【0027】光学ヘッド33による再生出力は演算/増
幅部34で処理された後、デコード部35に供給され、
再生データが抽出される。即ち、デジタルオーディオ信
号や、アドレスデータ、タイムコードデータ、TOC情
報等の制御データが抽出される。
【0028】また、光学ヘッド33の出力を演算するこ
とによって得られたプッシュプル信号等の差分情報は、
フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号として
ヘッドサーボ部46に供給され、ヘッドサーボ部からフ
ォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づ
いて発生されるサーボドライブ電圧により上記のように
2軸機構が駆動される。36はデコードデータ及びデコ
ード処理に用いられるデータを保持するRAMである。
【0029】デコード部35で再生されたデジタルオー
ディオ信号はDSP37及びデジタルフィルタ38を介
してD/A変換器39に供給され、端子40からアナロ
グ音声信号として出力される。DSP37は上述のよう
にDSPモードに応じて低音を強調するバスブースト処
理、小さい音を強調するDDS処理が実行される。また
デコード部35で再生された制御データはマイクロコン
ピュータによって構成されるシステム制御部41に供給
される。
【0030】表示部11はシステム制御部41の制御に
基づいて所要のデータ表示を行なう。また42は操作入
力部を示しており、上記した各種操作キー8,9,1
0,12,13,14,15の押圧操作によるキー及
び、ホールド操作キー16、リジュームキー17を包括
して示している。この操作入力部42からの操作情報は
システム制御部41に供給され、システム制御部41は
その操作情報に基づいて所要各部の制御を行なう。
【0031】43は操作キー8,9,10,12,1
3,14,15に対応して配設されているバックライト
としてのLEDであり、このLED43及びディスクガ
イドランプ26のオン/オフもシステム動作状態に応じ
てシステム制御部41に制御される。さらにデコード部
35におけるデコード処理、DSP37における処理の
ための制御信号、モード情報等もシステム制御部41か
ら出力される。45は電池等により電源バックアップさ
れた不揮発性のRAM、48Aは電源回路である。電源
回路48Aには、内部電源48B及び外部電源端子49
が接続される。
【0032】このような構成のCDプレーヤ1におい
て、表示部11は例えば図2に示すような表示機能を有
する。50はリピート/エンターキー15が押された時
のリピート表示、51は曲の始めの部分のみが再生され
るイントロプレイ表示、52はプログラム再生表示、5
3はシャッフル再生表示、54はバッテリ容量の警告表
示、55はバッテリ充電中の表示である。また、56は
DSPモード表示、57はDSPモードレベル表示を示
しており、これらの50〜57で示した表示は、操作入
力部42から入力された操作情報やそれに伴う動作状
態、又は電源状態等に基づいて、システム制御部41に
よって選択的に表示されるものである。
【0033】例えばDSPモード選択キー12が操作さ
れてバスブーストモードとされ、さらにエフェクトキー
14によって第2のDSPレベルが選択されたとする
と、図3(a)のように、DSPモード(バスブース
ト)表示56、及びDSPモードレベル表示57が実行
される。さらに、リピートモードやシャッフルモードと
された時は図3(b)のように逐次所要部位が表示され
る。
【0034】58は装填されたCD30の全曲数や再生
されている曲の曲番号表示、59は総合再生時間や再生
中の曲の時間を秒単位で示す表示である。これらの表示
データはCD30のTOC領域から抽出された情報やタ
イムコードによって得られ、例えばTOC情報に基づい
て図3(a)のように全曲数である『10』の表示及び
総合再生時間である『50:08』の表示がなされると
ともに、再生動作中にはアドレスデータやタイムコード
データに基づいて図3(b)のように現在再生中の曲番
号である『06』や、現在時間(再生箇所)である『0
2:58』等の表示がなされる。また、再生時であって
もリジュームキー17のオン/オフ状態により上述した
ように表示内容が切り換わる。60A,60Bは、それ
ぞれR及びLチャンネルの再生音量レベルの表示部であ
る。
【0035】本実施例の場合、さらにホールド状態を示
すためにホールド表示61が設けられる。このホールド
表示61は例えば図1に示すシステム制御部41の制御
に基づいて実行される。なお、この図1のフローチャー
トの制御手順が実行される際に、CD30はCDプレー
ヤ1に装填されているものとする。
【0036】電源オフの状態から電源キーとして兼用さ
れる再生キー9が押され、電源オンとされると(F100)、
まずシステム制御部41は、ホールド操作キー16によ
ってホールド機能がオンとされているか否かを判別する
(F101)。そして、ホールド機能がオフであればそのまま
再生動作に入る。即ち光学ヘッド33が最内周側に位置
するようにスレッド機構を駆動し、またレーザ出力をオ
ンとしてフォーカスサーチを実行する等の、再生準備動
作を行ない、また、CD30からTOC情報を読み出し
て表示部11に所要の表示をなした後(F102)、実際の再
生動作を開始し、オーディオ信号を出力するとともに、
アドレスデータ等に基づいて上記図3の如く所要の表示
動作をなす(F103)。
【0037】ところが、ステップF101の時点においてホ
ールド機能がオンとなるようにホールド操作キー16が
操作されていた場合は、再生準備動作に入らず、例えば
図3(d)のようにホールド表示61を実行する(F10
9)。そして、この表示動作を所定時間例えば数秒間継続
させた後、電源オフ状態に戻す(F110)。つまり、再生キ
ー9による電源オン及び再生操作は実行されなかったも
のとして処理するが、一時的に電源をオンとしてホール
ド表示61のみを実行することによって、ユーザーに現
在ホールド状態であることを知らしめるようにする。こ
の処理により、ユーザーは電源オン及び再生動作が開始
されなくても、機器の故障や操作間違いではないと確認
できる。
【0038】また、ステップF103以降の、再生動作が実
行されている時点において、他のキー操作がなされ、操
作入力部42から操作情報が入力された場合は(F104)、
まずその操作情報が停止キー8、再生キー(つまり一時
停止キー)9、又はサーチ/AMSキー10によるもの
であるか、即ちホールド機能によって操作が無効となる
ホールド対象キーであるか否かを判別し(F105)、ホール
ド対象外の操作情報、例えばDSPモード切換情報等で
あれば、その操作に応じた処理を実行するが、ホールド
対象キーであった場合は、再生開始後にホールド操作キ
ー16が操作され、現在ホールド機能がオンとなってい
るか否かを判別する(F106)。
【0039】そしてホールド機能がオフであれば、キー
入力操作に応じた処理が実行されるが、ホールド機能が
オンであったら、これらのキー入力操作は無効とされ、
例えば停止、一時停止、サーチ等は実行されない。つま
り再生動作が継続される。そして、例えば図3(c)の
ように表示部11においてホールド表示61が、例えば
その後一定の期間(例えば数秒〜数10秒)のみ、又
は、その後ホールド機能がオフとされるか若しくは電源
オフとされるまで継続して実行される(F107)。
【0040】このホールド表示61により、ユーザーは
ホールド機能によって停止キー8、再生キー9、サーチ
/AMSキー10の操作が受け付けられないことを認識
できる。その後、再生動作が終了した段階で、特に有効
な操作を行なわなければ自動的に電源がオフとされる(F
108,F119) 。
【0041】以上の図1の制御により本実施例のCDプ
レーヤは、ホールド機能オン時において、少なくとも、
ユーザーがホールド機能により故障又は操作ミスと誤認
し易い場合、即ちホールド対象キーが操作された場合
に、表示部11にホールド表示61を行なうため、ユー
ザーの誤認を解消できる。
【0042】なお、よりユーザーにホールド状態を認識
しやすいように、ホールド表示61を点滅させるように
したり、場合によっては電子音等の発生手段を設けてア
ラーム音として用い、ホールド表示と同時にアラーム音
を発生させてユーザーに認識を促すことも考えられる。
また、可能であれば表示色を周囲と異なるようにしても
よい。
【0043】また、もちろん電源オン時においては、ホ
ールド表示の実行を一定期間に限らず、ホールド機能が
オンにあるときは常にホールド表示を行なうように、ホ
ールド操作キー16のオン/オフの位置に対応してホー
ルド表示61もオン/オフとするように制御するように
してもよい。さらにこの場合は、特にホールド対象キー
が操作された後の所定期間のみは点滅表示させて表示を
強調するような制御も考えられる。
【0044】さらに、ユーザーにホールド機能オンの認
識を促すにはホールド表示を大きくすることが好ましい
が、表示部11の大型化が困難な場合でも、例えば1つ
の手段として、図3(e)に示すように再生時間等の表
示部59を利用して『HOLD』という文字を表示させ
てもよい。ただし、これはホールド表示が上記図1の制
御のように数秒間なされる程度の制御方式が採用された
際に適当である。
【0045】なお、電源オフ時からのホールド表示(即
ち上記図1のステップF109のような場合)は電源キーに
対応させるのみでよく、例えば電源キーが再生キーと兼
用されていない場合などにおいて、電源オフ時に再生キ
ーが押された際などには特にホールド表示は実行されな
くてもよい。このような場合、ユーザーが機器の故障と
誤認することは殆どあり得ないためである。また、実施
例におけるホールド対象キーの設定(操作キー8,9,
10)は、あくまで一例であり、機器及びその使用態様
に応じてホールド対象キーが選択されて設定されればよ
い。
【0046】ところで、上記実施例は携帯用のCDプレ
ーヤについて本発明を採用した例で説明したが、本発明
は、コンパクトカセットテープ、デジタルオーディオテ
ープ等のテープ状記録媒体に対応する携帯用のプレーヤ
や、テープ又は光ディスク(光磁気ディスク)を記録媒
体とした録音機能付きのプレーヤ等にも有効に適用でき
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子機器又
は再生装置は、少なくとも、ホールド機能がオンとされ
ている際に、そのホールド機能によって操作機能が無効
とされた操作キーの操作がなされた場合には、告知手段
によりホールド機能がオン状態であることが告知される
ようにしたため、ユーザーはホールド機能によりキー操
作が無効になっていることを認識できる。従って操作キ
ーを操作したにも関わらず動作が行われない場合であっ
ても、機器の故障や操作ミスとユーザーが誤認すること
を防止できるという効果がある。また、告知手段として
は、表示や警報音によるものとすることで、ユーザーの
認識を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のCDプレーヤにおけるホール
ド表示に関する制御手順のフローチャートである。
【図2】本実施例の表示部の表示機能の説明図である。
【図3】本実施例の表示部の表示動作の説明図である。
【図4】本実施例のCDプレーヤの外観の斜視図であ
る。
【図5】本実施例のCDプレーヤの外観の斜視図であ
る。
【図6】本実施例のCDプレーヤの右側面図である。
【図7】本実施例のCDプレーヤの左側面図である。
【図8】本実施例のCDプレーヤの構成のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 CDプレーヤ 8 停止キー 9 再生キー 10 サーチ/AMSキー 11 表示部 16 ホールド操作キー 41 システム制御部 42 入力操作部 61 ホールド表示

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の操作キーに対する操作機能を無効
    にするホールド手段と、 上記ホールド手段が所定の操作キーに対する操作機能を
    無効にするように動作しているか否かを判別する第1の
    判別手段と、 記所定の操作キーが操作されたか否かを判別する第2
    の判別手段と、 ホールド動作中であることを告知できる告知手段と、 記ホールド手段が所定の操作キーに対する操作機能を
    無効にするように動作していると上記第1の判別手段に
    より判別され、且つ、上記所定の操作キーが操作された
    上記第2の判別手段にて判別された場合に、ホールド
    動作中であることを告知するように上記告知手段を制御
    する制御手段と、 を備えてなることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 上記告知手段は、表示手段からなること
    を特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 上記告知手段は、警報音手段からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 記録媒体から情報を再生する再生装置に
    おいて、 再生装置に対して所定の指示を行う操作キーと、 上記所定の操作キーに対する操作機能を無効にするホー
    ルド手段と、 上記ホールド手段が所定の操作キーに対する操作機能を
    無効にするように動作しているか否かを判別する第1の
    判別手段と、 記所定の操作キーが操作されたか否かを判別する第2
    の判別手段と、 ホールド動作中であることを告知できる告知手段と、 記ホールド手段が所定の操作キーに対する操作機能を
    無効にするように動作していると上記第1の判別手段に
    より判別され、且つ、上記所定の操作キーが操作された
    上記第2の判別手段にて判別された場合に、ホールド
    動作中であることを告知するように上記告知手段を制御
    する制御手段と、 を備えてなることを特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 ホールド対象キーとホールド非対象キー
    から成る複数の操作キーと、 上記ホールド対象キーに対して操作機能を無効にするホ
    ールド手段と、 上記ホールド手段が操作機能を無効にするように操作さ
    れている状態で、操作される操作キーが上記ホールド対
    象キーかホールド非対象キーかを判別する判別手段と、 上記判別手段にて上記ホールド手段が操作機能を無効に
    するように操作されている状態で操作された操作キーが
    上記ホールド対象キーであったと判別された場合には、
    上記操作されたホールド対象キーに対する操作機能を無
    効にするとともに、上記判別手段にて上記ホールド手段
    が操作機能を無効にするように操作されている状態で操
    作された操作キーが上記ホールド非対象キーであったと
    判別された場合には、上記操作されたホールド非対象キ
    ーに対する操作機能を許可する制御手段と、 上記判別手段にて上記ホールド手段が操作機能を無効に
    するように操作されている状態で操作された操作キーが
    上記ホールド対象キーであったと判別された場合には、
    ホールド動作中であることを告知する告知手段と、 を備えてなることを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】 上記告知手段は、表示手段からなること
    を特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 上記告知手段は、警報音手段からなるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 記録媒体から情報を再生する再生装置に
    おいて、 再生装置に対して所定の指示を行うホールド対象キーと
    ホールド非対象キーから成る複数の操作キーと、 上記ホールド対象キーに対して操作機能を無効にするホ
    ールド手段と、 上記ホールド手段が操作機能を無効にするように操作さ
    れている状態で、操作される操作キーが上記ホールド対
    象キーかホールド非対象キーかを判別する判別手段と、 上記判別手段にて上記ホールド手段が操作機能を無効に
    するように操作されている状態で操作された操作キーが
    上記ホールド対象キーであったと判別された場合には、
    上記操作されたホールド対象キーに対する操作機能を無
    効にするとともに、上記判別手段にて上記ホールド手段
    が操作機能を無効にするように操作されている状態で操
    作された操作キーが上記ホールド非対象キーであったと
    判別された場合には、上記操作されたホールド非対象キ
    ーに対する操作機能を許可する制御手段と、 上記判別手段にて上記ホールド手段が操作機能を無効に
    するように操作されている状態で操作された操作キーが
    上記ホールド対象キーであったと判別された場合には、
    ホールド動作中であることを告知する告知手段と、 を備えてなることを特徴とする再生装置。
  9. 【請求項9】 上記ホールド対象キーは、再生キー、再
    生停止キー、サーチキーのいずれかであることを特徴と
    する請求項8に記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 上記ホールド非対象キーは、上記記録
    媒体から再生された信号の音場処理を指示する音場処理
    キーであることを特徴とする請求項8に記載の再生装
    置。
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