JP3270625B2 - 昇降照明装置 - Google Patents

昇降照明装置

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JP3270625B2
JP3270625B2 JP12777294A JP12777294A JP3270625B2 JP 3270625 B2 JP3270625 B2 JP 3270625B2 JP 12777294 A JP12777294 A JP 12777294A JP 12777294 A JP12777294 A JP 12777294A JP 3270625 B2 JP3270625 B2 JP 3270625B2
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竹馬 市山
武 稲田
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住友電設株式会社
住友金属建材株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、照明器具を灯柱に対
し昇降自在に取付けた昇降照明装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の昇降照明装置は、例えば、特開平
4−112407号公報に示されているように照明器具
を搭載した架台を灯柱に昇降自在に取付け、その架台に
一端を固定したワイヤロープを灯柱の上端に取付けたシ
ーブに掛け、そのワイヤロープの他端を巻取り装置に巻
取るようにしている。
【0003】このような昇降照明装置において、ワイヤ
ロープが何らかの原因で切断した場合に、架台が落下す
ることを防止するために、ブレーキ装置を設け、ワイヤ
ロープが切断すると直ちにプレーキ装置が作動するよう
にすることも知られている(前掲公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブレー
キ装置を備えたものは、ブレーキ装置の故障対策を施さ
なければならず、また正常時はブレーキ装置を非作動状
態に保持するためのバネ等の付勢手段が必要となる。更
に、架台を吊り下げるワイヤロープは常時大きなテンシ
ョンが作用しているので、その疲労の進行が早いという
問題もある。
【0005】そこで、この発明はこれらの問題点を解消
するために、架台を灯柱の上端に対し自動的に係脱でき
るフック装置を設け、これにより架台を支持するように
した昇降照明装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は照明器具を搭載した架台を灯柱に昇降
自在に取付け、上記架台に一端を固定したワイヤロープ
を灯柱の一部に取付けたシーブに掛け、そのワイヤロー
プの他端を巻取り装置により巻取るようにした昇降照明
装置において、上記灯柱上に設けた係合軸と係脱自在の
フック装置を上記架台に設け、上記フック装置を主フッ
ク板と補助フック板により構成し、上記主フックの一側
辺に係合凹所を設け、その係合凹所上部の主フック板の
頂部に傾斜案内面を設け、上記主フック板を上記係合凹
所側に付勢するバネを該主フック板と架台の間に設け、
上記主フック板の側面に重ねた補助フック板を上記係合
凹所より高い位置で該主フック板に揺動自在に取付け、
該補助フック板に上記係合凹所の開口より前方に突出し
該係合凹所と協働して前記係合軸を挾持する係合爪を設
け、該係合爪が係合凹所の開口を狭くする方向に付勢す
るバネを該補助フック板と主フック板との間に設けた構
成としたものである。
【0007】
【作用】上記構成の昇降照明装置は、架台をワイヤロー
プで吊上げ、主フック板の係合凹所が灯柱側の係合軸を
若干越えてから、その越えた分だけ下降させると、フッ
ク装置の主フック板と補助フック板とが協働して主フッ
ク板の係合凹所に灯柱側の係合軸が嵌合する。これによ
り架台がフック装置を介して灯柱に支持される。
【0008】架台を降ろす際は、架台をワイヤロープで
若干持上げることにより、係合軸で補助フック板を押し
下げ、係合軸を主フック板の係合凹所から外す。次にロ
ープを降ろしはじめると、係合軸は補助フック板を押し
上げながら主フック板を後退せしめ、更に補助フック板
の係合爪で係合凹所の開口を狭くするので、係合ピンは
係合凹所に入ることなく、フック装置から外れる。
【0009】
【実施例】図1に示すように、実施例の昇降照明装置
は、テーパ状の中空の灯柱1に架台2を昇降自在に取付
け、灯柱1の上端に複数のブラケット3を放射方向に固
定し、各ブラケット3に内側シーブ4と外側シーブ5を
取付け、これらの各シーブ4、5にワイヤロープ6を掛
けている。外側シーブ5から下方に降ろしたワイヤロー
プ6の下端を架台2に固定し、内側シーブ4から灯柱1
内に降ろしたワイヤロープ6の下端をカウンターウェイ
ト7を貫通せしめてその下端に固着し、更にそのカウン
ターウェイト7の下端に固着した巻取り用ワイヤロープ
8を巻取り装置9のドラムに巻付けている。
【0010】架台2には照明器具11等が取付けられる
と共に、その架台2とブラケット3とを係脱するための
フック装置12が設けられる。
【0011】フック装置12は、図2に示すように、主
フック板13及び補助フック板14を有する。また、架
台2上には前記の外側シーブ5の下方に一対の支持板1
5が立設され(図2及び図3参照)、その支持板15間
に支持軸16が設けられる。この支持軸16は、ブラケ
ット3上の係合軸17と上下に対向しかつ平行に設けら
れる。該係合軸17は外側シーブ5を支持すると共に、
主フック板13がこれに対し係脱される。
【0012】主フック板13の一側辺には、上記の係合
軸17に対し係脱する係合凹所18が設けられる。主フ
ック板13の頂部から上記の係合凹所18の上端開口縁
20に至る範囲に、その上端開口縁20側が低くなる傾
斜案内面19が設けられ、フック装置12の係脱の際
に、この傾斜案内面19に係合軸17が当たるようにな
っている(図4、図5参照)。
【0013】また、係合凹所18の下端開口部は、上記
傾斜案内面19と平行の下部傾斜案内面21となり、上
端開口縁20よりも架台2内方へ延びている(図5参
照)。
【0014】上記主フック板13の下面においてその支
持軸16より内方の位置でバネ22が架台2との間に介
在され、これにより主フック板13を内方(右回り方
向)へ付勢している。また支持軸16のまわりのボス部
に突起23を設け、架台2に設けたストッパー24にこ
れを当てることにより主フック板13の右回り方向の揺
動範囲を制限し、一定の姿勢に保持する。即ち、この突
起23がストッパー24に接触した状態で主フック板1
3はその頂部の傾斜案内面19が係合軸17の下方にあ
る姿勢(図4(a)、図5(g)参照)に保持される。
【0015】補助フック板14は、主フック板13の片
面に重ねられ、主フック板13の係合凹所18の後方
で、それより高い位置においてピン25により揺動自在
に取付けられる。この補助フック板14は係合凹所18
の上端開口縁20の下方に対向し、かつこれよりも前方
に突出した係合爪26を有する。この係合爪26は係合
凹所18と協働して、係合軸17を挟持する。また、上
記の係合爪26の下面には、その先端から外方に向けて
傾斜した傾斜案内面27が形成される。
【0016】上記の補助フック板14の下端面におい
て、ピン25よりも外方に寄った位置に、バネ28を取
付け、このバネ28を主フック板13の外側辺に取付け
ることにより、該補助フック板14を一定の範囲で左回
りの方向に付勢し、係合凹所18に挟持した係合軸17
を係合爪26により押圧するようにしている。
【0017】実施例の昇降証明装置は以上のごときもの
であり、次にその作用について説明する。
【0018】架台2が灯柱1の下端にある状態(図2の
一点鎖線参照)で巻取り装置9を駆動すると、架台2が
吊上げられる。架台2が灯柱1上端のブラケット3に接
近すると(図4(a))、主フック板13はストッパー
24により係合軸17に対し姿勢が定められているの
で、まず主フック板13の頂部の傾斜案内面19が係合
軸17に当たる(同(b))。
【0019】更に上昇すると、主フック板13は係合軸
17に押されて若干外方へ傾動し、次に補助フック板1
4の係合爪26が係合軸17の下面に当たる(同
(c))。更に若干上昇すると、補助フック板14が外
方へ傾動する一方、主フック板13が内方へ戻り始め
(同(d))、その係合凹所18に係合軸17が嵌ると
主フック板13及び補助フック板14が元の状態に戻
り、係合凹所18と係合爪26とにより係合軸17を挟
持する(同(e))。
【0020】この状態で架台2はフック装置12を介し
て灯柱1上のブラケット3に係合されるので、ワイヤロ
ープ6のテンションを緩めてもよく、またたとえワイヤ
ロープ6が切れても、架台2は灯柱1上のブラケット3
に支持されているので、落下することはない。
【0021】次に、架台2を降ろす際は、図5(a)の
状態から、ワイヤロープ6により架台2を若干上昇させ
ると、補助フック板14が外方へ傾動すると共に、係合
軸17か主フック板13の下部傾斜案内面27を押して
主フック板13を外方へ傾動させる(同(b))。
【0022】係合爪26が係合軸17から外れると、補
助フック板14が戻り(同(c))この状態から巻取り
装置9を逆転させて、架台2を下降させると、係合軸1
7が係合爪26の下面の傾斜案内面27に接触した状態
で下降する(同(d))。係合爪26の先端が係合軸1
7から外れ、係合凹所18の上端開口縁20に係合軸1
7が当たった状態で係合凹所18の開口部は係合爪26
により狭められているので、該係合凹所18に係合軸1
7が入ることは避けられる(同(e))。
【0023】更に下降すると係合軸17の接触位置が主
フック板13の傾斜案内面19に移り(同(f))、主
フック板13が係合軸17から外れると、フック装置1
2は元の状態に戻る(同(g))。
【0024】以上の実施例は、カウンターウェイト7を
用いたものであるが、架台2の重量が小さい場合は、カ
ウンターウェイト7を省略することができる。この場合
は、フック装置12に架台2の全重量が負荷される。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明は架台がフック
装置を介して灯柱に支持されるので、照明装置としての
通常の使用状態においては、ワイヤロープにはカウンタ
ーウェイトの重量分のテンションしか作用せず、またカ
ウンターウェイトを使用しない場合は実質的にテンショ
ンは作用しない。従ってワイヤロープの耐久性を増すこ
とができると共に、万一ワイヤロープの切断や巻取り装
置の故障が発生しても架台が落下する危険を防ぐことが
できる。
【0026】また、フック装置の係脱は主フック板と補
助フック板との相互作用により自動的に行われるので、
係脱の際の作業を容易にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】同上の一部拡大断面図
【図3】図2のIII −III 線の断面図
【図4】(a)〜(e)フック装置を掛ける際の作用説
明図
【図5】(a)〜(g)フック装置を外す際の作用説明
【符号の説明】
1 灯柱 2 架台 3 ブラケット 4 内側シーブ 5 外側シーブ 6 ワイヤロープ 7 カウンターウェイト 8 巻取り用ワイヤロープ 9 巻取り装置 11 照明器具 12 フック装置 13 主フック板 14 補助フック板 15 支持板 16 支持軸 17 係合軸 18 係合凹所 19 傾斜案内面 20 上端開口縁 21 下部傾斜案内面 22 バネ 23 突起 24 ストッパー 25 ピン 26 係合爪 27 傾斜案内面 28 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−65417(JP,U) 実公 昭48−18039(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21V 21/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明器具を搭載した架台を灯柱に昇降自
    在に取付け、上記架台に一端を固定したワイヤロープを
    灯柱の一部に取付けたシーブに掛け、そのワイヤロープ
    の他端を巻取り装置により巻取るようにした昇降照明装
    置において、上記灯柱上に設けた係合軸と係脱自在のフ
    ック装置を上記架台に設け、上記フック装置を主フック
    板と補助フック板により構成し、上記主フックの一側辺
    に係合凹所を設け、その係合凹所上部の主フック板の頂
    部に傾斜案内面を設け、上記主フック板を上記係合凹所
    側に付勢するバネを該主フック板と架台の間に設け、上
    記主フック板の側面に重ねた補助フック板を上記係合凹
    所より高い位置で該主フック板に揺動自在に取付け、該
    補助フック板に上記係合凹所の開口より前方に突出し該
    係合凹所と協働して前記係合軸を挾持する係合爪を設
    け、該係合爪が係合凹所の開口を狭くする方向に付勢す
    るバネを該補助フック板と主フック板との間に設けたこ
    とを特徴とする昇降照明装置。
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KR101944453B1 (ko) * 2018-06-04 2019-01-31 주식회사 이스온 와이어로프 제동장치 및 이를 포함하는 폴 승강 시스템

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KR100602613B1 (ko) * 2004-07-08 2006-07-24 손병옥 승하강수단이 구비된 조명등

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KR101944453B1 (ko) * 2018-06-04 2019-01-31 주식회사 이스온 와이어로프 제동장치 및 이를 포함하는 폴 승강 시스템

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