JP3269591B2 - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JP3269591B2
JP3269591B2 JP24102693A JP24102693A JP3269591B2 JP 3269591 B2 JP3269591 B2 JP 3269591B2 JP 24102693 A JP24102693 A JP 24102693A JP 24102693 A JP24102693 A JP 24102693A JP 3269591 B2 JP3269591 B2 JP 3269591B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧を、運転状態に応
じて設定される目標油圧に追従するように制御する油圧
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用の自動変速機にはトル
クコンバータと変速歯車機構とが直列に配設され、トル
クコンバータはエンジン出力軸のトルクを変速してター
ビンシャフトに伝達し、変速歯車機構は上記タービンシ
ャフトのトルクをさらに変速して駆動輪側に伝達するよ
うになっている。ここで、変速歯車機構は、通常、サン
ギヤ、リングギヤ、ピニオンギヤ等の複数のギヤを備え
た遊星歯車機構とされ、かかる変速歯車機構には所定の
ギヤへのトルクの伝達をオン・オフするクラッチ、ある
いは所定のギヤを固定(ブレーキオン)・解放(ブレーキ
オフ)するブレーキ等の各種油圧式摩擦締結要素が設け
られる。そして、これらの各摩擦締結要素に対して作動
油圧(作動油)を給排する油圧機構が設けられ、この油圧
機構によって各摩擦締結要素のオン・オフパターンが切
り替えられて変速が行われるようになっている。
【0003】かかる自動変速機において、油圧機構のラ
イン圧(作動油圧)は各摩擦締結要素での動力伝達量等に
応じた適正な圧でなければならず、ライン圧が高過ぎる
と不必要な動力損失の増加を招き、他方ライン圧が低過
ぎると摩擦締結要素にすべりが生じて摩擦プレートに異
常摩耗あるいは異常発熱が生じるおそれがある。このた
め、従来の自動変速機においては、通常、ライン圧は、
コントロールユニットによって、運転状態(例えば、ス
ロットル開度、タービン回転数)に応じて制御されるよ
うになっている。
【0004】具体的には、かかる従来のライン圧制御シ
ステムにおいては、普通、プレッシャコントロールバル
ブ(油圧制御弁)にパイロット圧を供給するパイロット圧
供給通路に臨んで、該通路内のオイルをリリースさせる
ことができるソレノイドバルブを設け、該ソレノイドバ
ルブの開弁度合を変えることによってパイロット圧を調
圧し、ライン圧を、運転状態に応じて設定される目標ラ
イン圧に追従するようにフィードバック制御するように
している。
【0005】かかるソレノイドバルブとしては、従来よ
り、全開又は全閉のみ可能な弁体を用い、1周期内にお
ける開弁時間と閉弁時間の比率を変えることによって、
マクロ的には開弁度合を自在に調節できるようにしたデ
ューティソレノイドバルブが広く用いられている(例え
ば、特開平1−266353号公報参照)。
【0006】さらに、近年、かかるソレノイドバルブと
して、弁体の開度をリニアに変化させることができるリ
ニアソレノイドバルブを用い、制御精度を高めるように
したライン圧制御システムが用いられはじめている。こ
のようなリニアソレノイドバルブにおいては、印加され
る制御電流に応じて弁体開度がリニアに変化するように
なっており、該制御電流値は所定時間(駆動周期)毎に変
化させることができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ライン圧制御システムを備えた自動変速機では、変速時
には変速ショックの発生を防止するため、変速開始時に
ライン圧をステップ状に低下させ、変速終了時にライン
圧を元の圧までステップ状に上昇させる必要がある。そ
こで、変速時には目標ライン圧をステップ状に変化させ
ることになるが、リニアソレノイドバルブを用いた従来
のライン圧制御システムでは、目標ライン圧がステップ
状に変化した場合、ライン圧が目標ライン圧に追従・収
束するのに比較的長い時間を要するといった問題があ
る。なお、目標ライン圧を低下させた場合は上昇させた
場合よりも追従・収束に要する時間が長くなる。このた
め、変速開始直後にはライン圧が十分には低下していな
いので、かかるライン圧をアキュムレータの背圧制御に
用いている場合は該アキュムレータの背圧が高くなり、
これによって変速機出力軸の軸トルクが一時的に高まり
変速ショックが生じるといった問題がある。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するため
になされたものであって、油圧制御システムにリニアソ
レノイドバルブを用いた場合に、目標油圧がステップ状
に変化したときに油圧を目標油圧に迅速に追従・収束さ
せることができる油圧制御装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
になされた本願第1の発明にかかる油圧制御装置には、
図1に構成を示すように、運転状態に応じて油圧機構a
の目標油圧を設定する目標油圧設定手段bと、所定の駆
動周波数で駆動され、目標油圧設定手段bによって設定
される目標油圧に追従するよう油圧機構aの油圧を制御
する油圧制御手段cとが設けられている。
【0010】この油圧制御装置においては、油圧制御手
段cが、所定の駆動周波数で電気的に駆動されるソレノ
イドバルブである。そして、油圧制御手段には、さらに
目標油圧設定手段bによって設定される目標油圧の変化
度合に応じて油圧制御手段cの駆動周波数を変更する駆
動周波数変更手段dが設けられ、この駆動周波数変更手
段dは、目標油圧の変化度合が大きいときほどソレノイ
ドバルブの駆動周波数が低くなるよう、駆動周波数を変
更するようになっている。
【0011】本願第2の発明にかかる油圧制御装置は、
第1の発明にかかる油圧制御装置において、駆動周波数
変更手段dが、目標油圧が低下方向に変化する場合は該
目標油圧が上昇方向に変化する場合に比べて駆動周波数
が低くなるよう、駆動周波数を変更するようになってい
ることを特徴とする。
【0012】本願第3の発明にかかる油圧制御装置は、
第1又は第2の発明にかかる油圧制御装置において、駆
動周波数変更手段dが、目標油圧の変化に伴って駆動周
波数を低下させた後、所定の復帰時間が経過したときに
駆動周波数を目標油圧変化前の値に復帰させ、かつ目標
油圧が低下方向に変化する場合は該目標油圧が上昇方向
に変化する場合に比べて上記復帰時間を長く設定するよ
うになっていることを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図2に示すように、自動変速機ATにはエンジン出力軸
1のトルクを作動油を介して変速するトルクコンバータ
2が設けられ、このトルクコンバータ2には、エンジン
出力軸1と一体回転するポンプ3と、タービンシャフト
13と一体回転するタービン4と、トルクコンバータ用
ワンウェイクラッチ6と連結部材7とを介して変速機ケ
ース11に連結されるステータ5とが設けられている。
そして、トルクコンバータ2は、ポンプ3から吐出され
る作動油でタービン4を回転駆動する一方、タービン4
から排出される作動油をステータ5で所定の方向に整流
した上でポンプ3に還流させてポンプ3の回転を助勢す
るといったプロセスを繰り返し、エンジン出力軸1のト
ルクをポンプ回転数とタービン回転数の比に応じた変速
比で変速してタービンシャフト13に出力するようにな
っている。なお、以下では便宜上、タービンシャフト軸
線方向にみてエンジン出力軸1側(図2では左側)を「前」
といい、これと反対側(図2では右側)を「後」ということ
にする。
【0014】また、自動変速機ATにはタービンシャフ
ト13のトルクをさらに変速して駆動輪側に出力する変
速歯車機構10が設けられている。この変速歯車機構1
0は普通のラビニヨ型の遊星歯車装置であって、実質的
に、キャリア14と、小径のスモールサンギヤ15と、
大径のラージサンギヤ16と、ロングピニオンギヤ17
と、ショートピニオンギヤ18と、リングギヤ19とで
構成されている。そして、この変速歯車機構10には、
次のような各種摩擦締結要素が組み込まれている。
【0015】すなわち、自動変速機ATの後部において
タービンシャフト13とスモールサンギヤ15との間に
は、フォワードクラッチ20とコーストクラッチ21と
が並列に配設されている。ここで、フォワードクラッチ
20は、第1ワンウエイクラッチ22を介してタービン
シャフト13からスモールサンギヤ15への動力伝達を
継断するようになっている。また、コーストクラッチ2
1は、タービンシャフト13とスモールサンギヤ15と
の間の動力伝達を継断するようになっている。
【0016】コーストクラッチ21の径方向外方には、
ラージサンギヤ16に連結されたブレーキドラム23a
と、このブレーキドラム23aに掛けられたブレーキバ
ンド23bとからなる2−4ブレーキ23が配設されて
いる。ここで、ラージサンギヤ16は、この2−4ブレ
ーキ23が締結されたときに係止されるようになってい
る。
【0017】2−4ブレーキ23の後方には、ラージサ
ンギヤ16とタービンシャフト13との間の動力伝達を
継断するリバースクラッチ24が配設されている。ま
た、キャリア14と変速機ケース11との間には、キャ
リア14と変速機ケース11とを継断するローリバース
ブレーキ25が配設されるとともに、該ローリバースブ
レーキ25と並列に第2ワンウエイクラッチ26が配設
されている。
【0018】さらに、スモールサンギヤ15のやや前方
には、キャリア14とタービンシャフト13との間の動
力伝達を継断する3−4クラッチ27が配置されてい
る。また、この3−4クラッチ27の前方にはアウトプ
ットギヤ28が配設され、このアウトプットギヤ28は
アウトプットシャフト28aを介してリングギヤ19に
連結されている。
【0019】なお、変速歯車機構10の後方には、管状
のタービンシャフト13の中空部内に配設されたポンプ
駆動軸12を介して、エンジン出力軸1によって回転駆
動されるオイルポンプ31が配設されている。
【0020】このような構成の変速歯車機構10は、前
進4段、後進1段の変速段を有し、各クラッチ20,2
1,24,27及びブレーキ23,25を適宜作動させる
ことにより所望の変速段を得ることができるようになっ
ている。なお、各変速段における、クラッチ20,21,
24,27及びブレーキ23,25との作動状態を表1に
示す。
【0021】
【表1】
【0022】自動変速機ATには、トルクコンバータ2
あるいは変速歯車機構10(摩擦締結要素)に対して作動
油圧(作動油)を給排する油圧機構が設けられているが、
以下この油圧機構について説明する。図3に示すよう
に、自動変速機ATの油圧機構30においては、オイル
ポンプ31から吐出された作動油が油路L1に供給さ
れ、この油路L1内の油圧すなわちライン圧は、プレッ
シャレギュレータバルブ32によって調圧されるように
なっている。ここで、プレッシャレギュレータバルブ3
2は、コントロールユニットCから印加される信号に従
って、リニアソレノイドバルブ33によって制御される
ようになっている。より詳しくは、ライン圧は、リニア
ソレノイドバルブ33を介して、コントロールユニット
Cによって、自動変速機AT(車両)の運転状態(例え
ば、スロットル開度、タービン回転数、エンジン回転
数、変速状態等)に応じて設定される目標ライン圧に追
従するようフィードバック制御されるようになってい
る。なお、リニアソレノイドバルブ33は特許請求の範
囲に記載された「油圧制御手段」ないしは「ソレノイドバ
ルブ」に相当し、コントロールユニットCは特許請求の
範囲に記載された「目標油圧設定手段」及び「駆動周波数
変更手段」を含む、自動変速機ATの総合的な制御手段
である。
【0023】具体的には、油路L1内の油圧(ライン圧)
がレデューシングバルブ34によって所定圧に減圧され
た後さらにリニアソレノイドバルブ33によって調圧さ
れ、この油圧がパイロット圧としてプレッシャレギュレ
ータバルブ32に供給され、このパイロット圧に対応す
るライン圧が油路L1内に形成されるようになってい
る。そして、パイロット圧は、コントロールユニットC
からリニアソレノイドバルブ33に印加される制御電流
値に対応して形成される。すなわち、制御電流値に応じ
てリニアソレノイドバルブ33の開度がリニアに変化さ
せられ、これに伴ってパイロット圧を伴った作動油がド
レンされ、制御電流値に対応するパイロット圧が形成さ
れるわけである。制御電流値は、所定の時間(駆動周期)
毎に変化させることができるようになっている。換言す
れば、各駆動周期内では、制御電流値は一定であり、し
たがってリニアソレノイドバルブ33の開度も一定であ
る。なお、上記駆動周期の逆数は該リニアソレノイドバ
ルブ33の駆動周波数である。ここで、コントロールユ
ニットCは、リニアソレノイドバルブ33の駆動周期な
いしは駆動周波数を自在に変化させることができるよう
になっている。
【0024】プレッシャレギュレータバルブ32により
調圧されたライン圧は、マニュアルバルブ35のポート
gに供給される。このマニュアルバルブ35は手動のシ
フト操作によってP・R・N・D・2・1レンジのいず
れか1つにセットされるようになっている。ポートg
は、マニュアルバルブ35が1レンジにセットされてい
るときにはポートa・eに接続(連通)され、2レンジにセ
ットされているときにはポートa・cに接続され、Dレン
ジにセットされているときにはポートa・cに接続され、
Rレンジにセットされているときにはポートfに接続さ
れる。
【0025】マニュアルバルブ35のポートaは油路L2
を介して1−2シフトバルブ36に接続される。この1
−2シフトバルブ36にはオン・オフ式の1−2ソレノ
イドバルブ37によってコントロールされるパイロット
圧が作用する。そして、1速時には、1−2ソレノイド
バルブ37がオフされ、これによって1−2シフトバル
ブ36のスプールが図3において左寄りの位置に配置さ
れ、このとき2−4ブレーキ23のアプライ室23cに
通じる油路L3がドレンポートに接続される。また、2,
3,4速時には、1−2ソレノイドバルブ37がオンさ
れ、これによって1−2シフトバルブ36のスプールが
図3において右寄りの位置に配置され、このときポート
aの油圧が2−4ブレーキ23のアプライ室23cに供給
される。さらに、この1−2シフトバルブ36は、1レ
ンジの1速時に、マニュアルバルブ35のポートeから
減圧弁38を介して供給される油圧(作動油)をローリバ
ースブレーキ25に供給する。
【0026】マニュアルバルブ35のポートaの油圧
は、2−3シフトバルブ39にもパイロット圧として供
給される。この2−3シフトバルブ39は油路L4を介
してマニュアルバルブ35のポートcに接続され、その
パイロット圧はオン・オフ式の2−3ソレノイドバルブ
40によってコントロールされる。そして、1,2速時
には、2−3ソレノイドバルブ40がオンされ、これに
よって2−3シフトバルブ39のスプールが図3におい
て右寄りの位置に配置され、このとき3−4クラッチ2
7に通じる油路L5がドレンポートに接続され3−4ク
ラッチ27が解放される。
【0027】また、3,4速時には2−3ソレノイドバ
ルブ40がオフされ、これによって2−3シフトバルブ
39のスプールが図3において左寄りの位置に配置さ
れ、このときポートcの油圧が油路L5に供給され3−4
クラッチ27が締結される。油路L5は、3−4シフト
バルブ41にも接続されており、この3−4シフトバル
ブ41には、オン・オフ式の3−4ソレノイドバルブ4
2によってコントロールされるパイロット圧が作用す
る。そして、Dレンジの1,2,4速時及び2レンジの1
速時には、3−4ソレノイドバルブ42がオンされ、こ
れによって3−4シフトバルブ41のスプールが図3に
おいて右寄りの位置に配置され、この状態で2−4ブレ
ーキ23のリリーズ室23dに通じる油路L6がドレンポ
ートに接続される。
【0028】また、Dレンジの3速時、2レンジの2,
3速時及び1レンジの1,2速時には、3−4ソレノイ
ドバルブ42がオフされ、これによって3−4シフトバ
ルブ41のスプールが図3において左寄りの位置に配置
され、このとき油路L6と、2−3シフトバルブ39に
接続された油路L5とが接続され、2−3シフトバルブ
39の状態に応じてリリーズ室23dに対して油圧が給
排される。さらに、3−4シフトバルブ41は、マニュ
アルバルブ35のポートaに通じる油路L7とコーストク
ラッチ21に通じる油路L8との間での継断を切り替え
ることにより、コーストクラッチ21の解放・締結を行
う。
【0029】また、各シフトバルブ36,39,41と、
2−4ブレーキ23及び3−4クラッチ27との間の油
圧回路中には、変速ショック緩和等のため、1−2アキ
ュムレータ43と2−3アキュムレータ44と2−3タ
イミングバルブ45と3−2タイミングバルブ46とバ
イパスバルブ47とが組み込まれている。なお、油圧機
構30には、D,2,1レンジでフォワードクラッチ20
を締結させるためにポートaの油圧をフォワードクラッ
チ20に送る油路L9と、これに接続されるN−Dアキ
ュムレータ48と、Rレンジでリバースクラッチ24を
締結させるためにポートfの油圧をリバースクラッチ2
4に送る油路L10と、これに接続されるN−Rアキュム
レータ49と、ロックアップクラッチ29をオン・オフ
するロックアップコントロールバルブ50と、これを制
御するロックアップソレノイドバルブ51及びコンバー
タリリーフバルブ52が設けられている。
【0030】コントロールユニットCは、前記のライン
圧制御以外にも、レンジ信号、エンジン回転数、スロッ
トル開度、ライン等を制御情報として種々の制御を行う
ようになっている。しかしながら、自動変速機ATない
しは油圧機構30の一般的な制御はよく知られており、
また本願発明の要旨とするところでもないのでその説明
を省略し、以下では本願発明の要旨にかかる、リニアソ
レノイドバルブ33の駆動周波数制御についてのみ、図
4に示すフローチャートに従って説明する。
【0031】この駆動周波数制御においては、基本的に
は、目標ライン圧の変化度合が小さいとき(通常時)に
は、リニアソレノイドバルブ33の駆動周波数Hを比較
的高い通常駆動周波数HNとし、通常時におけるライン
圧制御の制御精度を高めるようにしている。他方、目標
ライン圧の変化度合が大きいときには駆動周波数Hを上
記HNよりも低くして、すなわち駆動周期を長くして、
ライン圧の目標ライン圧に対する追従性ないしは収束性
を高めるようにしている。かつ、このように駆動周波数
Hを低くする場合において、目標ライン圧が低下方向に
変化するときには、上昇方向に変化するときよりも駆動
周波数Hを低くするようにしている。
【0032】このように、目標ライン圧の変化度合が大
きいときに駆動周波数を低くするのは、およそ次の理由
による。すなわち、ライン圧制御において、目標ライン
圧が変化したときには、該目標ライン圧と実際のライン
圧との間の偏差(ライン圧偏差)に応じてリニアソレノイ
ドバルブ33の開度が増減され、これによってライン圧
が目標ライン圧に追従するようになっている。ここで、
目標ライン圧がステップ状に大きく変化したときには、
最初はライン圧偏差が大きいのでライン圧が目標ライン
圧方向に向かって急速に変化するものの、ライン圧偏差
が縮まるのに伴ってライン圧の変化速度が小さくなり、
ライン圧がなかなか目標ラインに追従・収束しないとい
った現象が起こる。しかしながら、駆動周波数を低くす
れば、すなわち駆動周期を長くすれば、各駆動周期にお
ける制御電流値は、該駆動周期の始期におけるライン圧
偏差に対応して設定されるので、始期における比較的大
きいライン圧偏差に対応する制御電流値が比較的長時間
維持されることになり、これによってライン圧の変化速
度が高められ、ライン圧の追従性が高められるわけであ
る。
【0033】例えば、駆動周波数を極端に低くすれば、
目標ライン圧が変化した直後における大きなライン圧偏
差がそのまま長時間維持されるので、オン・オフバルブ
を開閉したときとほぼ同様の開閉特性となり、ライン圧
は急速に目標ライン圧方向に変化し、追従性が大幅に高
められることになる。しかしながら、駆動周波数を極端
に低くして、リニアソレノイドバルブ33をオン・オフ
バルブと同様の特性にしてしまうと、過剰補正(オーバ
ーシュート)が生じるので、駆動周波数の変更幅には限
度がある。
【0034】具体的には、制御が開始されると、まずス
テップ#1で、現在のライン圧PLI(I−1)が読み取
られ、続いてステップ#2で運転状態に応じて設定され
る目標ライン圧PLIが読み取られる。この後、ステッ
プ#3で、次の式1によりライン圧偏差ΔPLIが演算
される。なお、このライン圧偏差ΔPLIの絶対値は、
目標ラインの変化度合をあらわすことになる。
【数1】 ΔPLI=PLI−PLI(I−1)………………………………………式1
【0035】次に、ステップ#4で、ライン圧偏差ΔP
LIが所定の下限値A(<0)以下であるか否かが判定さ
れ、ΔPLI>Aであると判定された場合はさらにステ
ップ#10でライン圧偏差ΔPLIが所定の上限値B
(>0)以上であるか否かが判定される。そして、ステッ
プ#4あるいはステップ#10で、ΔPLI≦Aである
と判定された場合は(ステップ#4でYES)ステップ#
5〜ステップ#9の目標ライン圧低下時用ルーチンが実
行され、ΔPLI≧Bであると判定された場合は(ステ
ップ#3でNO、ステップ#4でYES)ステップ#1
1〜ステップ#15の目標ライン圧上昇時用ルーチンが
実行され、A<ΔPLI<Bであると判定された場合は
(ステップ#3でNO、ステップ#4でNO)ステップ#
16の通常時用ルーチンが実行される。すなわち、図7
に示すように、基本的には、ΔPLI≦Aの場合は減圧
時駆動周波数HD(<HN)が設定され、ΔPLI≧Bの
場合は増圧時駆動周波数HU(<HN)が設定され、A<
ΔPLI<Bの場合は通常駆動周波数HNが設定され
る。
【0036】ΔPLI≦Aであると判定され、すなわち
目標ライン圧がステップ状に大きく低下していると判定
され、ライン圧低下時用ルーチン(ステップ#5〜ステ
ップ#9)が実行されるときには、まずステップ#5で
減圧時初期駆動周波数HDが読み取られる。例えば、図
5に示すように、この減圧時初期駆動周波数HDは、Δ
PLI=AのときにはHNよりも小さい所定の値h1とさ
れ、これよりもΔPLIが小さくなればなるほどより低
い値とされる。すなわち、目標ライン圧の低下方向への
変化度合が大きいときほど駆動周波数を低くしてライン
圧の目標ライン圧に対する追従性を高めるようにしてい
る。
【0037】次に、ステップ#6で、タイマに初期値T
D0がセットされる。本実施例では、目標ライン圧が大
きく低下して駆動周波数を低下させたときには、該低下
を所定時間TD0だけ継続させるようにしている。上記
タイマは、この駆動周波数を低下させる時間の経過をカ
ウントするために設けられている。また、本実施例で
は、目標ライン圧が低下して駆動周波数をHDまで低下
させた後は、駆動周波数を徐々に直線的に上昇させ、上
記所定時間TD0が経過したときに通常駆動周波数HN
に戻すようにしている。
【0038】続いて、ステップ#7でタイマのカウント
値TDが1だけデクリメントされた後、ステップ#8で
次の式2により駆動周波数Hが演算される。
【数2】 H=HN−(HN−HD)・TD/TD0…………………………………式2 この式2によって演算される駆動周波数Hは、目標ライ
ン圧低下時にHDまでステップ状に低下し、この後所定
時間TD0でHNまでリニアに上昇することになる。こ
のように、駆動周波数Hを徐々にHNに戻すのは、駆動
周波数Hが通常駆動周波数HNに復帰する際の制御安定
性を高めるためである。
【0039】次に、ステップ#9でタイマのカウント値
TDが0になったか否か、すなわち上記所定時間TD0
を経過したか否かが判定され、TD≠0であると判定さ
れた場合は(NO)、ステップ#7に戻ってステップ#7
〜ステップ#9が繰り返し実行され、他方TD=0であ
ると判定された場合は(YES)、ステップ#1に復帰す
る。
【0040】ΔPLI≧Bであると判定され、すなわち
目標ライン圧がステップ状に大きく上昇していると判定
され、ライン圧上昇時用ルーチン(ステップ#11〜ス
テップ#15)が実行されるときには、まずステップ#
11で増圧時初期駆動周波数HUが読み取られる。例え
ば、図6に示すように、この増圧時初期駆動周波数HU
は、ΔPLI=BのときにはHNよりも小さい所定の値
h2とされ、これよりもΔPLIが大きくなればなるほど
より低い値とされる。すなわち、目標ライン圧の上昇方
向への変化度合が大きいときほど駆動周波数を低くして
ライン圧の目標ライン圧に対する追従性を高めるように
している。
【0041】ここでΔPLI=Bの場合のHUの値h
2は、前記のΔPLI=Aの場合のHDの値h1よりも高
い値とされ、したがってh1<h2とされている。すなわ
ち、目標ライン圧が低下方向に変化する場合の方が、上
昇方向に変化する場合よりもライン圧の目標ライン圧に
対する追従性ないしは収束性が悪いので、h1<h2とし
て、目標ライン圧が低下方向に変化する場合の追従性を
十分に高めるようにしている。なお、目標ライン圧が低
下する場合と上昇する場合とで、ΔPLIの絶対値(目
標ライン圧の変化度合)が等しいときには、HD<HU
となっているのはもちろんである。
【0042】次に、ステップ#12で、タイマに初期値
TU0がセットされる。本実施例では、目標ライン圧が
大きく上昇して駆動周波数を低下させたときには、該低
下を所定時間TU0だけ継続させるようにしている。そ
して、タイマは、この駆動周波数を低下させる時間の経
過をカウントするようになっている。また、目標ライン
圧が上昇して駆動周波数をHUまで低下させた後は、駆
動周波数を徐々に直線的に上昇させ、上記所定時間TU
0が経過したときに通常駆動周波数HNに戻すようにし
ている。
【0043】ここで、目標ライン圧を上昇方向に変化さ
せる場合の駆動周波数を低下させる時間TU0は、前記
の目標ライン圧を低下方向に変化させる場合の駆動周波
数を低下させる時間TD0よりも小さい値とされ、した
がってTD0>TU0とされている。すなわち、前記し
たとおり、目標ライン圧が低下方向に変化する場合の方
が、上昇方向に変化する場合よりもライン圧の目標ライ
ン圧に対する追従性ないしは収束性が悪いので、TD0
>TU0とし、目標ライン圧が低下方向に変化する場合
の駆動周波数を総量的に低下させ、追従性を十分に高め
るようにしている。
【0044】続いて、ステップ#13でタイマのカウン
ト値TUが1だけデクリメントされた後、ステップ#1
4で次の式3により駆動周波数Hが演算される。
【数3】 H=HN−(HN−HU)・TU/TU0…………………………………式3 この式3によって演算される駆動周波数Hは、目標ライ
ン圧上昇時にHUまでステップ状に低下し、この後所定
時間TU0でHNまでリニアに上昇することになる。
【0045】次に、ステップ#15でタイマのカウント
値TUが0になったか否か、すなわち上記所定時間TU
0を経過したか否かが判定され、TU≠0であると判定
された場合は(NO)、ステップ#13に戻ってステップ
#13〜ステップ#15が繰り返し実行され、他方TU
=0であると判定された場合は(YES)、ステップ#1
に復帰する。
【0046】ステップ#4とステップ#10とで、A<
ΔPLI<Bであると判定された場合は、ステップ#1
6で通常駆動周波数HNが駆動周波数Hとされる。A<
ΔPLI<Bの場合は、目標ライン圧の変化量が小さい
ので、通常駆動周波数HNでも十分な追従性を確保する
ことができるからである。したがって、この場合は、制
御精度が高められることになる。
【0047】図8に、かかる駆動周波数制御が行われた
場合の、自動変速機ATの変速時における目標ライン圧
(G1)、制御電流の駆動周波数(G2)、ライン圧(G3)、
アキュムレータの背圧(G4)及びアウトプットシャフト
28aの軸トルク(G5)の変化特性の一例を示す。図8に
示す例では、時刻t1で変速が開始されて目標ライン圧が
ステップ状に低下し、これに伴ってXで示すように駆動
周波数が低下させられた後時刻t2で駆動周波数が通常駆
動周波数に戻され、時刻t3で変速が終了して目標ライン
圧がステップ状に上昇し、これに伴ってYで示すように
駆動周波数が低下させられた後時刻t4で駆動周波数が通
常駆動周波数に戻されている。図8から明らかなとお
り、変速初期にアキュムレータの背圧あるいは軸トルク
の急上昇が起こらず、したがって変速ショックの発生が
有効に防止されることがわかる。
【0048】図9に、駆動周波数を一定とした従来のラ
イン圧制御システムの、変速時における目標ライン圧
(H1)、ライン圧(H2)、アキュムレータの背圧(H3)及
びアウトプットシャフトの軸トルク(H4)の変化特性の
一例を示す。なお、図9に示す例では、時刻t1'で変速
が開始されている。図9から明らかなとおり、この従来
のライン圧制御システムでは、変速開始直後におけるラ
イン圧の目標ライン圧に対する追従性がとくに悪くなっ
ており、このためアキュムレータの背圧がZ1で示す部
分で急上昇し、このため軸トルクがZ2で示す部分で急
上昇している。したがって、この従来のシステムでは変
速ショックが生じることになる。
【0049】ところで、一般に、リニアソレノイドバル
ブにおいては、低温時に作動油の通過流量が減少するた
め、リニアソレノイドバルブ下流の管路に作動油を満た
すのに時間がかかるとともに、管路にたまったエアがな
かなか抜けないといった問題がある。このため、図10
に示すように、油圧を上昇方向に変化させる場合J
1と、低下方向に変化させる場合J2とでは、リニアソレ
ノイドバルブの制御電流に対する制御圧力特性が異なる
ことになる。すなわち、ヒステリシスが生じることにな
る。なお、高温時においては、作動油の粘性が低下する
ので、作動油の流量が十分に確保され、かかる問題は生
じにくい。
【0050】このような問題を解決するために、低温時
には、温度が低いときほど振幅を大きくするといった特
性で制御電流を振動させ、これによってスプールを振動
させて作動油の流れを促進するといった制御手法、いわ
ゆるディザ制御が提案されている。しかしながら、従来
のディザ制御においては、上記ヒステリシスを解消でき
るほど制御電流を大きく振動させると、高流量側では油
震が発生しやすくなるといった問題がある。
【0051】そこで、かかるディザ制御においては、低
温での出力ポート開き始め(制御電流大)の流量を増加さ
せるため、出力ポート開き始めほど制御電流(スプール)
を大きく振動させて作動油の流れを促進するとともに、
出力ポートがフルオープン(制御電流小)に移行するのに
伴って、制御電流(スプール)の振動の振幅を小さくし、
高流量側での油震の発生を防止しつつ、低流量側でのヒ
ステリシスの発生を防止するようにするのが好ましい。
この場合、制御電流の振動周波数は、ベース周波数に、
図11に示すような油温依存特性をもつ温度補正係数K
Tと、図12に示すような制御電流依存特性をもつ制御
電流補正係数KIとを乗じて求めるようにすればよい
(ディザ周波数=ベース周波数・KT・KI)。
【0052】
【発明の作用・効果】本願第1の発明によれば、目標油
圧の変化度合に応じて、油圧制御手段(例えば、ソレノ
イドバルブ)の駆動周波数を変更できるので、目標油圧
の変化度合が大きいとき、例えば自動変速機において変
速時に油圧機構の目標油圧がステップ状に変化したよう
なときには、駆動周波数を低くすることにより油圧の目
標油圧に対する追従性を高めることができ、変速ショッ
クの発生を防止することができる。また、目標油圧の変
化度合が小さいときには、駆動周波数を高くすることに
より、油圧制御の制御精度を高めることができる。
【0053】さらに、油圧制御手段がソレノイドバルブ
とされ、目標油圧の変化度合が大きいときほどソレノイ
ドバルブの駆動周波数を低下させるようにしているの
で、目標油圧がステップ状に変化したときの、油圧の目
標油圧に対する追従性を一層有効に高めることができ
る。
【0054】本願第2の発明によれば、基本的には第1
の発明と同様の作用・効果が得られる。さらに、油圧の
目標油圧に対する追従性がとくに悪くなる目標油圧急低
下時に、駆動周波数を大きく低下させるようにしている
ので、油圧の目標油圧に対する追従性をより一層高める
ことができる。
【0055】本願第3の発明によれば、基本的には第1
又は第2の発明と同様の効果が得られる。さらに、目標
油圧急変時には所定の復帰時間だけ駆動周波数を低下さ
せるようにした上で、油圧の目標油圧に対する追従性が
とくに悪くなる目標油圧急低下時には、上記復帰時間を
長くするようにしているので、油圧の目標油圧に対する
追従性をより一層有効に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1〜請求項3に対応する本願第1〜第
3の発明の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明にかかる自動変速機のシステム構成図
である。
【図3】 本発明にかかる自動変速機の油圧機構のシス
テム構成図である。
【図4】 駆動周波数制御の制御方法を示すフローチャ
ートである。
【図5】 減圧時駆動周波数のライン圧偏差に対する特
性を示す図である。
【図6】 増圧時駆動周波数のライン圧偏差に対する特
性を示す図である。
【図7】 駆動周波数を低下させるべき領域を示す図で
ある。
【図8】 変速時における、目標ライン圧、駆動周波
数、ライン圧、アキュムレータの背圧及び軸トルクの時
間に対する変化特性を示す図である。
【図9】 駆動周波数を一定とした従来のライン圧制御
システムの、変速時における、目標ライン圧、ライン
圧、アキュムレータの背圧及び軸トルクの時間に対する
変化特性を示す図である。
【図10】 リニアソレノイドバルブのヒステリシス特
性を示す図である。
【図11】 温度補正係数の油温に対する特性を示す図
である。
【図12】 制御電流補正係数の制御電流値に対する特
性を示す図である。
【符号の説明】
AT…自動変速機 C…コントロールユニット 30…油圧機構 32…プレッシャレギュレータバルブ 33…リニアソレノイドバルブ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転状態に応じて油圧機構の目標油圧を
    設定する目標油圧設定手段と、所定の駆動周波数で駆動
    され、目標油圧設定手段によって設定される目標油圧に
    追従するよう油圧機構の油圧を制御する油圧制御手段と
    が設けられている油圧制御装置において、 油圧制御手段が、所定の駆動周波数で電気的に駆動され
    るソレノイドバルブであって、 目標油圧設定手段によって設定される目標油圧の変化度
    合に応じて油圧制御手段の駆動周波数を変更する駆動周
    波数変更手段が設けられ、 駆動周波数変更手段が、目標油圧の変化度合が大きいと
    きほどソレノイドバルブの駆動周波数が低くなるよう、
    駆動周波数を変更するようになっていることを特徴とす
    る油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された油圧制御装置にお
    いて、 駆動周波数変更手段が、目標油圧が低下方向に変化する
    場合は該目標油圧が上昇方向に変化する場合に比べて駆
    動周波数が低くなるよう、駆動周波数を変更するように
    なっていることを特徴とする油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載された油圧
    制御装置において、 駆動周波数変更手段が、目標油圧の変化に伴って駆動周
    波数を低下させた後、所定の復帰時間が経過したときに
    駆動周波数を目標油圧変化前の値に復帰させ、かつ目標
    油圧が低下方向に変化する場合は該目標油圧が上昇方向
    に変化する場合に比べて上記復帰時間を長く設定するよ
    うになっていることを特徴とする油圧制御装置。
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