JP3268635B2 - 移動体電話機 - Google Patents

移動体電話機

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JP3268635B2 JP12230597A JP12230597A JP3268635B2 JP 3268635 B2 JP3268635 B2 JP 3268635B2 JP 12230597 A JP12230597 A JP 12230597A JP 12230597 A JP12230597 A JP 12230597A JP 3268635 B2 JP3268635 B2 JP 3268635B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PHS電話機や携
帯電話機のような移動体電話機に係り、特に移動体電話
機の動作制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PHS電話機や携帯電話機のような移動
体電話機においては、アプリケーションを管理している
不揮発性メモリに制御データが書き込まれており、この
制御データによる制御の下、基地局からの条件に合わせ
た動作を行うようになっている。
【0003】制御データは次の〜からなる。 補正制御データ チャネルコーディックに接続されている高周波回路部の
補正を行うデータであり、端末固有のデータである。 基地局データ プロトコルに則した制御を行うために必要とするデータ
である。このデータには、プロトコルバージョンの識
別、スーパーフレームの周期値、チャネル切替の時間、
基地局検索時間、同期獲得時間、同期確立時間、ハンド
オーバー開始時間、ハンドオーバー処理時間など、プロ
トコル内部でタイミングを生成するデータが格納され
る。このデータによって詳細な動作および動作時間が規
定される。 事業者データ 事業者に接続するための契約データである。このデータ
によって課金認証を行う。また、このデータに端末の電
話番号が格納されている。このデータは端末固有の値と
なる。 その他のデータ アプリケーションが必要とする情報の応答形態を通知す
るデータである。このような制御データは通常、移動体
電話機に一律同じデータ(標準値)で記憶されている。
したがって、移動体電話機は従来、一動作形態で動作す
るようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、移動体電話
機は通常所有者の生活地域で使用されるが、旅行や出張
などに伴い、生活地域を離れて異なる地域で使用される
ことがある。例えば通常は都市部で使用しているが、旅
行などで地方で使用する場合である。
【0005】しかるに、従来の移動体電話機において
は、一律同じ制御データを用いて一動作形態で動作する
ものであるから、都市部と地方部との使用で使用した感
触(通話の持続性等)が変わってしまう問題点があっ
た。すなわち、都市部と地方部とでは基地局の設置数が
明らかに異なり、したがって都市部では良いが、地方部
で使用すると、どうしても通話中に切断してしまうこと
が多かった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、動作を制御する制御データを変更する手
段を有し、基地局のモニタリングを行い、その結果から
制御データを変更する移動体電話機において、モニタリ
ングの結果、基地局数が適正値より多ければ制御データ
を標準値のままとし、基地局数が適正値より少なければ
制御データを変更することを特徴とする移動体電話機と
する。
【0007】上記移動体電話機において、変更される制
御データは、具体的には、基地局検索時間、同期獲得時
間、同期確立時間、ハンドオーバ開始時間、ハンドオー
バ処理時間、制御チャネル同期外れ復旧監視時間、圏外
タイマ時間の各データのうち少なくとも1つである。変
更される基地局検索時間、同期獲得時間、同期確立時間
は、基地局が多いときは長く、基地局が少ないときは短
く変更される。変更されるハンドオーバ開始時間、ハン
ドオーバ処理時間は、基地局が多いときは短く、基地局
が少ないときは長く変更される。変更される制御チャネ
ル同期外れ復旧監視時間は、基地局が多いときは短く、
基地局が少ないときは長く変更される。変更される圏外
タイマ時間は、基地局が多いときは短く、基地局が少な
いときは長く変更される。
【0008】また、制御データ変更手段は、複数の制御
データを記憶し、この記憶された複数の制御データ間で
制御するデータを切り換える。
【0009】なお、基地局検索時間とは、電源オン時な
どに行われる基地局のモニタリングに使用される時間で
あり、同期獲得時間とは、前記モニタリングの結果、受
信できた基地局の情報(RSSI;電界強度やIDな
ど)を獲得するための時間であり、同期確立時間とは、
前記情報が獲得された全ての基地局のうち最良の1つの
基地局を選択してその基地局との間に同期を確立するた
めの時間である。また、ハンドオーバ開始時間とは、ハ
ンドオーバの条件が整ったのち実際にハンドオーバの処
理を開始させるまでの時間(遅延時間)であり、ハンド
オーバ処理時間とは、ハンドオーバの処理が開始してか
らハンドオーバの処理が終了するまでの時間である。さ
らに、制御チャネル同期外れ復旧監視時間とは、基地局
との同期が外れた後、同期が復旧するか一定時間見守る
時間であり、この時間内においては移動体電話機内の回
路により見かけ上の同期が維持されている。また、圏外
タイマ時間とは、移動体電話機が通話不可能な圏外に出
たときは一定時間休止後にモニタリング処理を行うが、
このモニタリング処理を行うまで休止時間である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる移動体電話機の実施の形態を詳細に説明する。図1
は本発明による移動体電話機の実施の形態としてのPH
S電話機を示すブロック図である。この図において、1
は装置全体を制御するMPUであり、マイクロコンピュ
ータ(CPU)11、ROM12、RAM13、タイマ
15およびI/Oポート16で構成され、RAM13に
は演算データ、外部情報、制御データが記憶される。そ
して、マイクロコンピュータ11は、MPU1の外部の
クロック源14から供給されるクロックに同期して、R
OM12に格納されている動作処理手順を規定するプロ
グラムに従い、不揮発性メモリ17に格納されている制
御データをRAM13にて展開する。その後、指定され
た処理をRAM13およびタイマ15からの情報を用い
て実行する。マイクロコンピュータ11はI/Oポート
16を介してMPU1以外の他部と接続され、信号やデ
ータの授受がなされる。
【0011】キー2は電話番号入力、各種動作モードの
設定等を行う。表示装置3はキー2から入力された各種
情報や電話機の状態を表示するもので、LCDで構成さ
れている。振動モータ4(モータ駆動回路を含む)は着
信や相手発呼時の発呼エラー発生時等に動作して振動部
を振動させる。RF送受信回路5はアンテナ10で受信
した信号を増幅および周波数変換してベースバンドIC
(BBIC)に復調用信号を出力するRF受信回路と、
ベースバンドICからの音声変調信号を増幅および周波
数変換してアンテナ10に発信信号として出力するRF
送信回路からなり、アンテナ10とRF受信回路および
RF送信回路との接続は図示しない切り換えスイッチに
より行われる。ベースバンドIC6はMPU1によって
制御され音声信号やRF信号を変復調する。このベース
バンドIC6にチャネルコーディックが含まれる。この
ベースバンドIC6の出力である音声信号はAF回路7
でデジタル信号からアナログ信号に変換された後、増幅
されスピーカ8を駆動する。また、マイクロホン9から
の音声信号はAF回路7で増幅された後、アナログ信号
からデジタル信号に変換され、ベースバンドIC6に出
力され、RF送受信回路5を介し、変調された信号がア
ンテナ10より送信される。
【0012】このようなPHS電話機は、基地局の検索
(モニタリング)を行い、その結果からRAM13や不
揮発性メモリ17に記憶される制御データを変更するこ
とができる。図2および図3は電源オン時の初回モニタ
リングの際の動作フローを示す。この場合は、まず図2
に示すように電源をオン(ステップS1)すると、回路
全体の自己診断(ステップS2)が行われ、自己診断の
結果、回路に異常があるときはシャットダウン処理(ス
テップS3)に移り、電源をオフ(ステップS4)し、
動作終了(ステップS5)となる。
【0013】一方、自己診断の結果、回路が正常である
と、次に、RAM13からの制御データのダウンロード
(ステップS6)、ベースバンドIC6内のチャネルコ
ーディックに対する制御データの設定(ステップS7)
が行われ、この設定に異常があると自己診断のステップ
S2に戻るが、設定が正常に行われると、次に図3に示
すように基地局検索時間がスタ−ト(開始)して(ステ
ップS8)、基地局のモニタリング(ステップS9)が
行われ、基地局検索時間満了(ステップS10)までモ
ニタリングが正常に行われると、次にモニタ結果がCP
U11に通知される(ステップS11)。一方、モニタ
リングが検索時間満了まで正常に行われず、モニタリン
グに異常があると、再モニタタイマを始動して(ステッ
プS12)、一定時間後にステップS9のモニタリング
に戻る。
【0014】モニタリングが正常に行われ、モニタ結果
が通知されると、次に、モニタできた基地局数および各
基地局の電界強度、データエラー率の判定(ステップS
13)が行われ、もし、この判定でモニタできた基地局
なし或いは各基地局の電界強度やデータエラー率がしき
い値に達していないと判断された場合は圏外処理(ステ
ップS14)となり、圏外タイマ時間がスタートし、圏
外タイマ時間の満了(ステップS15)後にステップS
8の基地局検索時間開始に戻る。
【0015】一方、モニタできた基地局があった場合
は、ステップS16に移って基地局数と適正値とを比較
し、基地局数が適正値より多ければ、制御データを標準
値のままとするが、基地局数が適正値より少なければ制
御データの変更処理(ステップS17)を行う。したが
って、前回まで例えば基地局数の多い都市部で使用して
いたが、今回から基地局の少ない地方部で使用する場合
は、基地局数の少ない地方部に合わせた制御データに変
更され、以後、変更された制御データで動作する。
【0016】ここで、変更される制御データは、基地局
検索時間、同期獲得時間、同期確立時間、ハンドオーバ
ー開始時間、ハンドオーバー処理時間、制御チャネル同
期外れ復旧監視時間、圏外タイマ時間の各データであ
る。例えば、基地局検索時間は、基地局が多い都市部で
は長く、基地局が少ない地方部では短くする。同様に、
同期獲得時間および同期確立時間も都市部では長く、地
方部では短くする。一方、ハンドオーバー開始時間およ
びハンドオーバー処理時間は都市部では短く、地方部で
は長くする。制御チャネル同期外れ復旧監視時間は都市
部では短く、地方部では長くする。圏外タイマ時間も都
市部では短く、地方部では長くする。このように、各時
間は処理の高速化、バッテリィの小電力化、通話品質な
どから都市部と地方部で時間を変える。
【0017】基地局数と適正値との比較が終了すると、
モニタできた基地局のうち最良の基地局をステップS1
8で選択し、その基地局との制御チャネル確立処理(ス
テップS19)に入り、制御チャネル確立時間が満了
(ステップS20)すると、待ち受け処理(ステップS
21)に入る。
【0018】図4および図5は待ち受け以降のモニタリ
ングの際の動作フローを示す。図4に示すステップS3
1の待ち受け処理から着信/発信などの状態処理(ステ
ップS32)が行われ、さらに通話後の切断処理(ステ
ップS33)が行われると、先に検索されている基地局
があるかの判断を行い(ステップS34)、基地局があ
ると、その基地局の中から最良の基地局をステップS4
5で選択するが、基地局がなかった場合は、基地局検索
時間がスタート(開始)する(ステップS35)。そし
て、基地局のモニタリング(ステップS36)が行わ
れ、基地局検索時間満了(ステップS37)までモニタ
リングが正常に行われないと、再モニタタイマを始動し
て(ステップS38)一定時間後にステップS36のモ
ニタリングに戻るが、モニタリングが検索時間満了まで
正常に行われると、次にモニタ結果がCPU11に通知
(ステップS39)される。
【0019】そして、モニタ結果がCPU11に通知さ
れると、初回モニタリングの場合と同様に、モニタでき
た基地局数および各基地局の電界強度、データエラー率
の判定(ステップS40)が行われ、もし、この判定
で、モニタできた基地局数なし或いは各基地局の電界強
度やデータエラー率がしきい値に達していないと判断さ
れた場合は圏外処理(ステップS41)となり、圏外タ
イマ時間がスタートし、圏外タイマ時間の満了(ステッ
プS42)後にステップS34の基地局判断に戻る。
【0020】一方、モニタできた基地局があった場合
は、ステップS43に移って基地局数と適正値とを比較
し、基地局数が適正値より多ければ、すなわち都市部で
あれば、制御データを標準値のままとするが、基地局数
が適正値より少なければ、すなわち地方部であれば、ス
テップS44で制御データの変更処理を行う。
【0021】また、基地局数と適正値との比較が終了す
ると、ステップS45で最良の基地局を選択し、図5の
制御チャネル確立処理(ステップS46)に入り、制御
チャネル確立時間が満了(ステップS47)すると、待
ち受け処理(ステップS48)に入る。
【0022】図6は制御チャネル同期外れ復旧監視時間
に関する動作フローである。ステップS51の待ち受け
処理状態でステップS52で示すように受信不可となる
と、ステップS53で示すように同期外れ復旧監視時間
がスタート(開始)する。このとき、同期外れ復旧監視
時間は、上述の基地局数のモニタリング時、モニタでき
た基地局数が上述のように適正値より少なければ上述の
ように標準値から変更されている。そして、この同期外
れ復旧監視時間の満了前に復旧処理(ステップS54)
が行われ、復旧完了(ステップS55)となると、ステ
ップS51の待ち受け状態に戻るが、ステップS56の
同期外れ復旧監視時間満了まで同期が復旧せず、他に接
続可能な基地局の候補がステップS57で示すようにR
AM13内にあれば、その候補の中から最良の基地局を
選択し(ステップS58)、制御チャネル確立処理(ス
テップS59)に入り、制御チャネル確立時間が満了
(ステップS60)すると、待ち受け処理(ステップS
61)に入る。なお、ステップS57で他に接続可能な
基地局の候補がRAM13内にない場合にはモニタリン
グ処理に移る。
【0023】図7はモニタリング時の基地局数から制御
データを変更する場合の詳細フローである。モニタリン
グ処理(ステップS71)が開始され、検索時間がスタ
ート(開始)すると(ステップS72)、受信できた基
地局と同期処理をし(ステップS73)、基地局のID
を検出し(ステップS74)、検出中の基地局の電界強
度を検出し(ステップS75)、検出された電界強度と
しきい値とをステップS76で比較して、電界強度がし
きい値を越えていなければその基地局を破棄し(ステッ
プS77)、電界強度がしきい値を越えていればその基
地局を候補リストとしてRAM13に登録し(ステップ
S78)、これをステップS79の検索時間満了まで繰
り返す。そして、検索時間が満了したら、候補リストに
登録された基地局数をCPU11に通知し(ステップS
80)、基地局数を判別し(ステップS81)、基地局
数がnを越えていれば制御データは標準値のままとする
が、基地局数がn個以下のときは制御データをステップ
S82で示すように変更する。さらに、ステップS83
で、候補リストに登録された基地局から最良の基地局を
選択してステップS84で示すようにモニタリング処理
を終了する。
【0024】図8は圏外時の制御を詳細に示すフローで
ある。この場合は、ステップS91の最新のモニタリン
グ結果の受信基地局数、各受信基地局の電界強度および
データエラー率から圏外タイマ時間を変更する必要がな
いときは、圏外タイマ時間を標準値のままとするが、圏
外タイマ時間を変更する必要がある場合は、ステップS
92で圏外タイマ時間を変更する。さらに、ステップS
93で一定時間内に圏外処理がn回起動したか判別し
て、n回未満のときは圏外タイマ時間を入力値のままと
するが、一定時間内に圏外処理がn回以上起動したとき
は圏外タイマ時間を変更する(ステップS94)。した
がって、ステップS92とステップS94で圏外タイマ
時間が変更されると、2回圏外タイマ時間が変更するこ
とになり、圏外タイマ時間は標準値よりかなり異なる値
となる。そして、この変更された或いは標準値の圏外タ
イマ時間でステップS95に示すように圏外タイマ時間
をスタート(開始)させ、同時に回路をステップS96
で示すように小電力動作に遷移させ、これをステップS
97の圏外タイマ時間満了まで続けて、圏外タイマ時間
が満了したら圏外処理を終了してモニタリング処理に移
る。
【0025】図9はハンドオーバー処理時の動作フロー
である。通話処理中において、現在リンクしている基地
局の電界強度、データエラー率の値がハンドオーバー処
理レベルに達しているか(ステップS101)、あるい
は、基地局からの指示をうけているか(ステップS10
2)を判別して、いずれかの結果が「Yes」である場
合、ステップS103で示すようにハンドオーバー開始
時間がスタートする。このとき、ステップS101に
て、ハンドオーバー処理をする必要がないときは、その
まま通話処理を実行し、又、ステップS102にて、基
地局からハンドオーバー処理の指示を受けなければ、そ
のまま通話処理を実行する。そして、ハンドオーバー開
始時間内に前記各値がハンドオーバー処理レベルから脱
せず、ハンドオーバー開始時間がステップS104で示
すように満了すると、ステップS105のハンドオーバ
ー処理時間に入り、ハンドオーバーのためのプログラム
が進行し、ハンドオーバー処理が実施される。このと
き、ハンドオーバー開始時間およびハンドオーバー処理
時間は、図2ないし図5での基地局数のモニタリング
時、モニタできた基地局数が同図で説明したように適正
値より少ない場合は、同図で説明したように標準値から
変更されている。そして、ハンドオーバー処理時間が満
了(ステップS106)した後は、ステップS107の
通話品質管理に移り、ステップS108で示すように通
話維持可能か判断され、もし通話不能であればステップ
S109の通話維持復旧制御が行われ、ハンドオーバー
処理を完了すると(ステップS110)、通話が維持さ
れる。なお、ステップS106にて、ハンドオーバー処
理時間が満了しなければ、ハンドオーバー処理をそのま
ま継続する。また、ステップS110にてハンドオーバ
ー処理が完了しないと通話は終了する(途絶える)。
【0026】以上のように上記PHS電話機は、モニタ
リングの結果から基地局検索時間、ハンドオーバー開始
時間、ハンドオーバー処理時間などの制御データを変更
するようにしたので、都市部と地方部で基地局数に相違
があっても、常に最良の通話品質を得ることができ、さ
らに処理の高速化、バッテリィの小電力化を図ることが
できる。
【0027】なお、上記実施の形態では、モニタリング
の結果から制御データを変更するようにしたが、複数の
制御データを予めメモりに記憶しておいて、この記憶さ
れた複数の制御データ間で、使用者の使用感(聴感)に
合わせて使用する制御データをキー操作等で切り換えて
制御データを変更するようにしても良い。
【0028】また、上記実施の形態はPHS電話機を例
に上げたが、勿論携帯電話機など他の電話機においても
本発明を適用できる。さらに、制御データの変更は、標
準値から他の値、他の値から更に他の値、他の値から標
準値など自由にできることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の移動体電話機によ
れば、制御データを変更可能としたので、例えば都市部
と地方部で基地局数の違いがあっても常に最良の通話品
質を得ることができ、さらに処理の高速化、バッテリィ
の小電力化などを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体電話機の実施の形態を示す
ブロック図。
【図2】本発明による移動体電話機の実施の形態の第1
の動作を示すフローチャート。
【図3】本発明による移動体電話機の実施の形態の第1
の動作を示し、図2に続くステップを示すフローチャー
ト。
【図4】本発明による移動体電話機の実施の形態の第2
の動作を示すフローチャート。
【図5】本発明による移動体電話機の実施の形態の第2
の動作を示し、図4に続くステップを示すフローチャー
ト。
【図6】本発明による移動体電話機の実施の形態の第3
の動作を示すフローチャート。
【図7】本発明による移動体電話機の実施の形態の第4
の動作を示すフローチャート。
【図8】本発明による移動体電話機の実施の形態の第5
の動作を示すフローチャート。
【図9】本発明による移動体電話機の実施の形態の第6
の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 MPU 11 CPU 12 ROM 13 RAM 15 タイマ 5 RF送受信回路 6 ベースバンドIC 7 AF回路 8 スピーカ 9 マイク 10 アンテナ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作を制御する制御データを変更する手
    を有し、基地局のモニタリングを行い、その結果から
    制御データを変更する移動体電話機において、 上記モニタリングの結果、基地局数が適正値より多けれ
    ば制御データを標準値のままとし、基地局数が適正値よ
    り少なければ制御データを変更する ことを特徴とする移
    動体電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動体電話機において、
    変更される制御データは、基地局検索時間、同期獲得時
    間、同期確立時間、ハンドオーバ開始時間、ハンドオー
    バ処理時間、制御チャネル同期外れ復旧監視時間、圏外
    タイマ時間の各データのうち少なくとも1つであること
    を特徴とする移動体電話機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の移動体電話機において、
    変更される基地局検索時間、同期獲得時間、同期確立時
    間は、基地局が多いときは長く、基地局が少ないときは
    短く変更されることを特徴とする移動体電話機。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の移動体電話機において、
    変更されるハンドオーバ開始時間、ハンドオーバ処理時
    間は、基地局が多いときは短く、基地局が少ないときは
    長く変更されることを特徴とする移動体電話機。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の移動体電話機において、
    変更される制御チャネル同期外れ復旧監視時間は、基地
    局が多いときは短く、基地局が少ないときは長く変更さ
    れることを特徴とする移動体電話機。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の移動体電話機において、
    変更される圏外タイマ時間は、基地局が多いときは短
    く、基地局が少ないときは長く変更されることを特徴と
    する移動体電話機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の移
    動体電話機において、制御データ変更手段は、複数の制
    御データを記憶し、この記憶された複数の制御データ間
    で制御するデータを切換えることを特徴とする移動体電
    話機。
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