JP3268530B2 - 5―メチル―N―(アリール)―1,2,4―トリアゾロ〔1,5―a〕ピリミジン―2―スルホンアミドの水性製造方法 - Google Patents

5―メチル―N―(アリール)―1,2,4―トリアゾロ〔1,5―a〕ピリミジン―2―スルホンアミドの水性製造方法

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JP3268530B2
JP3268530B2 JP28204790A JP28204790A JP3268530B2 JP 3268530 B2 JP3268530 B2 JP 3268530B2 JP 28204790 A JP28204790 A JP 28204790A JP 28204790 A JP28204790 A JP 28204790A JP 3268530 B2 JP3268530 B2 JP 3268530B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、N−(3−(((アリール)アミノ)スル
ホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミ
ンの4−メトキシ−3−ブテン−2−オンもしくはその
先駆物質との水性アルカリ環化による、5−メチル−N
−(アリール)−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕ピリミ
ジン−2−スルホンアミドの製造方法に関する。
米国特許第4,755,212号に記述のものの如きアリール
置換5−メチル−N−(アリール)−1,2,4−トリアゾ
ロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミド
(I)、 は、農耕学収穫物の雑草の選択的コントロールのための
価値ある除草剤である。米国特許第4,734,123号は、こ
れらの化合物の製造の最終工程として、N−(3−
(((アリール)アミノ)スルホニル)−1H−1,2,4−
トリアゾール−5−イル)アミン(II)の適当な置換1,
3−ジカルボニル化合物もしくはそれらの合成同等物と
の環化を勧める。例えば: 従って、環化は、例えば酢酸、エタノール、ブタノー
ル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、も
しくはテトラヒドロフランを含む種々の溶剤中の、酸
性、中性もしくは塩基性条件下で実施されてよい。かよ
うな環化で遭遇される困難の中に、生成物および出発物
質の両者の分解ならびに所望でない異性体、例えば7−
メチル異性体の形成に関連する低下した収率がある。
所望の5−メチル異性体に対する高い選択性を有する
高収率方法の発見が、非常に興味がある。さらに、易燃
性および毒性有機溶剤の環境に良性の水との置換えは、
非常に有益である。
本発明は、下記式: (式中、XはF,Cl,Br、もしくはC1〜C4アルキルを表
し、 YはF,Cl,Br、もしくはNO2を表し、および ZはH,C1〜C4アルキル、もしくはC1〜C4アルコキシを表
す。) のN−(3−(((アリール)アミノ)スルホニル)−
1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミンを、4−
メトキシ−3−ブテン−2−オンもしくは4,4−ジメト
キシブタン−2−オンと、塩基の水溶液の存在下で混合
物のpHを8.5〜10.5にコントロールして接触させること
を特徴とする、下記式: (式中、X,YおよびZはさきに定義のようである。) の5−メチル−N−(アリール)−1,2,4−トリアゾロ
〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミドの製造方
法に関する。
pH8.5〜10.5の水中での環化を実施することにより7
−メチル異性体の汚染がほとんどない高収率の所望の5
−メチル異性体が得られる。
ここで用いられるとき、語“C1〜C4アルキル”および
“C1〜C4アルコキシ”は、すべての置換基が互いに立体
的に適合性であるならば、4個までの炭素原子の直鎖ま
たは分枝炭化水素基に言及する。語“立体的に適合性”
は、定義が次のよう:“立体障害:分子が、他の分子と
の与えられた反応が妨げられるもしくは速度を遅くされ
ることとなるようなそれらの原子の立体配置を有する、
特徴的分子構造。”である、この語が“The Condensed
Chemical Dictionary"、7版、Reinhold Publishing C
o.,N.Y.page 893(1966)に定義されるような立体障害
により影響されない、置換基を示すために用いられる。
立体的に適合性は、Organic Chemistry of D.J.Cram
and G.Hammond、2版、McGraw−Hill book Company,N.
Y.,page 215(1964)に論議されたような、物理的バル
クがそれらの普通の挙動の運動に不十分な容量内で閉じ
込もることを必要としない、置換基を有する化合物を反
応させることとして、さらに定義されてもよい。
好ましい“C1〜C4アルキル”および“C1〜C4アルコキ
シ”基は、−CH3,−CH2CH3,−OCH3,および−OCH2CH3
ある。最も好ましい基は−CH3である。
N−(3−(((アリール)アミノ)スルホニル)−
1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミン(II)は
公知の化合物であり、米国特許第4,734,123号に記述さ
れる。これらの出発物質のXおよびYは好ましくはFも
しくはClである。最も好ましくは、XおよびYの両者は
Fである。Zは好ましくはHである。
4−メトキシ−3−ブテン−2−オンは、商業的に手
に入る化合物である。代りに、4−メトキシ−3−ブテ
ン−2−オンは、適当な先駆物質から現場で生成され得
る。例えば、塩基性条件下で、4,4−ジメトキシブタノ
ンはメタノールを脱離して、4−メトキシ−3−ブテン
−2−オンを生じさせる。
水性環化反応において、N−(3−(((アリール)
アミノ)スルホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5
−イル)アミンが、4−メトキシ−3−ブテン−2−オ
ンもしくは4,4−ジメトキシブタン−2−オンと縮合さ
せられる。
主として、1当量の各々の剤が必要とされ;実際、過
剰の4−メトキシ−3−ブテン−2−オンもしくは4,4
−ジメトキシブタン−2−オンが好ましい。一般に、1.
1〜1.5当量の4−メトキシ−3−ブテン−2−オンもし
くは4,4−ジメトキシブタン−2−オンが用いられ、1.2
当量が好ましい。
理論的に、反応は酸性、中性、もしくは塩基性条件下
で実施され得る。しかし、水性アルカリ条件下、すなわ
ちpH8.5では、環化は所望の5−メチル異性体に非常
に選択的であることが、わかった。さらに、pH11で
は、4−メトキシ−3−ブテン−2−オンはすぐに分解
し、所望の生成物、5−メチル−N−(アリール)−1,
2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホン
アミドは加水分解、すなわち環化の逆反応に付される。
従って、水性反応条件下での所望の異性体の高収率を確
実にするために、反応のpHを8.5〜10.5、より好ましく
は8.5〜9.5に維持することが精確である。反応のpHは、
反応が進行するときの連続モニタリングおよび調節によ
り、または好ましくは緩衝液を用いることにより、コン
トロールされ得る。
反応で用いられ得る適当な水溶性塩基は、アルカリ金
属水酸化物、炭酸塩、および炭酸水素塩を含む。アルカ
リ金属特にナトリウム水酸化物および炭酸塩およびそれ
らの混合物が、炭酸塩および炭酸水素塩が緩衝液として
好ましいのに対して、塩基として好ましい。実際の環化
反応は塩基の触媒性であり、用いられる量は精確ではな
く;0.2〜1.0当量の塩基がこの縮合のために所定で用い
られる。N−(3−(((アリール)アミノ)スルホニ
ル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミン(I
I)出発物質の相対酸度のために、付加当量の塩基が中
和のために第1に必要である。
典型的反応において、1当量のNaOHが出発物質を中和
するために添加され、次に約0.2当量のNa2CO3が環化を
触媒するために添加される。Na2CO3はまた反応媒体を緩
衝するために役立つ。もし、反応性4−メトキシ−3−
ブテン−2−オンが例えば4,4−メトキシブタノンの苛
性アルカリとの反応により現場で生成されるならば、反
応が塩基の触媒性であるので、付加のNaOHは一般に必要
とされない。
環化反応は、一般に、周囲温度〜90℃、好ましくは60
〜80℃で実施される。
環化は、水中でと同様にブライン中で実施され得る。
事実、粗N−(3−(((アリール)アミノ)スルホニ
ル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミンを
用いて、それが製造され得るブライン中で環化を実施す
ることがしばしば便利である。この方法において、5−
メチル−N−(アリール)−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−
a〕ピリミジン−2−スルホンアミドが、3工程: (a)クロル−酸化して、5−アミノ−3−クロルスル
ホニル−1,2,4−トリアゾールを形成すること; (b)置換アニリンとカップリングさせて、N−(3−
(((アリール)アミノ)スルホニル)−1H−1,2,4−
トリアゾール−5−イル)アミンを製造すること;およ
び (c)環化して、所望の生成物を得ること; で、5−アミノ−3−メルカプト−1,2,4−トリアゾー
ルから製造される。これは、アリール基が2,6−ジフル
オルフェニル部分、すなわちXおよびYがFであり、Z
がHである化合物のための特に好ましい方法である。
各々の工程は、水中で中間体生成物の単離なしに実施
されてよい。
この方法の典型例において、N−(3−(((2,6−
ジフルオルフェニル)アミノ)スルホニル)−1H−1,2,
4−トリアゾール−5−イル)アミンは、ブライン中に
中性化合物およびモノナトリウム塩の混合物として存在
する。環化のためのこの流れを製造するために、pHはモ
ノ−およびジナトリウム塩の条件以上に調節される。こ
れは、例えばpHをNa2CO3で約9.0に調節することにより
実施され得る。環化は次に1.2当量のジメトキシブタン
もしくはメトキシブテノンの添加により開始され、転化
が完結するまで、60℃の温度で保たれる。モノナトリウ
ム塩としての生成物はブライン中に不溶性でり、反応の
進行の間沈殿する。精製は、濾過により固体モノナトリ
ウム塩を単離することにより、達成されてよい。たいて
いの不純物は濾液および洗浄物中に取除かれる。中性生
成物への転化は、モノナトリウム塩の熱水中への溶解に
より、および結晶沈殿物を生じさせるためのゆっくりし
た酸性化により、最も有利に達成される。酢酸による酸
性化は、生成物の酸加水分解を防ぐ酢酸塩緩衝液を形成
して、非常にコントロール可能であることがわかった。
以下の実施例を本発明を説明するために与え、それを
限定するとして解釈してはならない。
高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)を、いずれかの
下記系: (a)Hitachi L6200ポンプ、214nmでのKratos Spectro
flow 757可変波長検出器、Spectra Physics SP 4290積
分器および20μサンプルループを有するRheodyne 712
5インジェクター、ならびにカラムが1.8cc/分で水中の
8容量パーセントアセトニトリルおよび0.1容量パーセ
ントH3PO4で溶離された、Jones Chromatography(Littl
eton Co.)Apex Octyl 5μ、25cm×4.6mm逆相カラムか
らなるクロマトグラフで;あるいは (b)214nmでのUV検出、5μインジェクタールー
プ、ならびにカラムが1.8cc/分で水中の19容量パーセン
トアセトニトリルおよび0.1容量パーセントH3PO4で溶離
された、25cm Jones C−8カラムを有するHewlett Pack
ard 1090液体クロマトグラフで; 実施した。
例1 ジメトキシブタノンおよびNa2CO3による環化 N−(3−(((2,6−ジフルオルフェニル)アミノ)
スルホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)
アミン(2グラム(g)、7.3ミリモル)を15ミリリッ
トル(mL)の水中に懸濁させ、1.2g(10.9ミリモル)の
Na2CO3と混合した。スラリーを50℃に加熱し、1.44g(1
0.9ミリモル)の4,4−ジメトキシブタン−2−オンを添
加した。5時間後、反応をHPLC分析により完結と判定
し、固体生成物を濾過し水で洗った。湿潤ケークを水中
に溶解させ、pHが室温で約4に達っするまで、18パーセ
ントHClで酸性化した。生成スラリーを20時間かく拌
し、生成物を濾過により回収し乾燥して、100より大き
い5−メチル/7−メチル異性体比を有する1.82gの白色
固体を得る。
例2 ジメトキシブタノンおよびNa2CO3/NaOHによる環
化 100mLの1 N NaOH溶液(0.1モル)中に溶解したN−
(3−(((2,6−ジフルオルフェニル)アミノ)スル
ホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミ
ン(27.5g、0.1モル)を5.3g(0.05モル)のNa2CO3と混
合し、混合物を70℃に加熱した。ジメトキシブタノン
(19.8g、0.15モル)を添加し、混合物を70℃で1時間
かく拌した。スラリーを冷却し濾過し、濾過ケークを10
0mLの水で洗い乾燥して、5−メチル/7−メチル異性体
比46を有する30.3g(86パーセント収率)の乾燥モノナ
トリウム塩を生じさせた。
例3 ジメトキシブタノンおよびNa2CO3/NaOHによる環
化 N−(3−(((2,6−ジフルオルフェニル)アミ
ノ)スルホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イ
ル)アミンモノ水和物(14.6g、0.05モル)を50mLの1 N
NaOH(0.05モル)および50mLの水中の5.2g(0.05モ
ル)のNa2CO3と化合させ、混合物を80℃に加熱して、透
明な溶液を得た。環化を、9.7g(0.075モル)の4,4−ジ
メトキシブタン−2−オンの添加により開始させた。反
応を80℃で維持しHPLCによりモニターした。約10分後、
生成物はすぐにオートミール状のコンシステンシーで沈
殿した。75分後、反応は完結し、5−メチル/7−メチル
異性体比36を有した。反応混合物を3℃に冷却し真空濾
過して、モノナトリウム塩を回収した。濾過ケークを30
mLの氷水で洗い、次に100mLの水中に再懸濁させた。懸
濁液を90℃に加熱して、25mLの水中の4.5gの酢酸の30分
にわたる滴下により酸性化した透明な溶液を得た。生成
スラリーを3℃に冷却し真空濾過した。生成物を、50mL
の氷水および次に50mLのメタノールで洗った。真空乾燥
後、生成物は14.2g(87パーセント収率)であり、HPLC
面積パーセント分析により99.8パーセントの純度を有し
た。
例4 ブライン中のジメトキシブタノンおよびNa2CO3/N
aOHによる環化 77gの水中でスラリーにしたN−(3−(((2,6−ジ
フルオルフェニル)アミノ)スルホニル)−1H−1,2,4
−トリアゾール−5−イル)アミン(27.5g、0.1モル)
を、100mLの1 N NaOH溶液(0.1モル)および35gのNaCl
と、温度計、機械スターラー、および滴下漏斗を備えた
500mL3首フラスコ中で混合した。炭酸ナトリウム(2.1
g、0.02モル)を反応混合物に添加し、フラスコを60℃
に加熱した。4,4−ジメトキシブタン−2−オン(95パ
ーセント、16g、0.12モル)を添加し、反応混合物を60
℃で7時間かく拌した。この時間後、すべての出発物質
は消費されていた。冷却反応混合物の5−メチル/7−メ
チル異性体比は約42であった。白色沈殿物を濾過し、濾
過ケークを100mLの20パーセントNaCl溶液で洗った。湿
潤ケークを250mLの水中で再スラリーにし、80℃で1 N N
Cl(100mL、0.1モル)の滴下により中和した。混合物を
0〜10℃に冷却し、白色固体生成物を濾過により単離し
90℃真空下で一定重量まで乾燥した。91パーセント収率
(35.4g)の生成物を得た。
例5 中間体の単離なしの5−アミノ−3−メルカプト
−1,2,4−トリアゾールからの5−メチル−N−(2,6−
ジフルオルフェニル)−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕
ピリミジン−2−スルホンアミドの製造 5−アミノ−3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール
(23.5g;0.2モル)および160mLの6.25 N HCl(1.0モ
ル)を、機械スターラー、滴下漏斗、および塩素注入管
を備えた500mL3首フラスコに投入した。反応温度を20〜
30℃に維持している間、12g(0.105モル)の30パーセン
トH2O2を10分にたって滴下した。添加後、反応を50℃に
少し緩め、次に氷/エタノール浴を用いて0℃に冷却し
た。塩素(39g;0.56モル)を反応中に2時間にわたって
0℃で入れ、60mLの脱イオン水を反応の終りごろにかく
拌可能スラリーを維持するために添加した。HPLCにより
塩化スルホニルへの完全な転化を確認後、3gのNa2S2O5
をどんな過剰の塩素も還元するために添加した。
5−アミノ−3−クロルスルホニル−1,2,4−トリア
ゾール反応混合物を310g(2.4モル)の湿潤2,6−ジフル
オルアニリンに直ちに添加し、反応は発熱で約45℃であ
った。20分後、カップリングは完結した。反応を176g
(2.2モル)の50パーセントNaOHで中和し、pH6.0を得
た。2,6−ジフルオルアニリンを、水蒸気蒸留により、
ポットに連続的にもどす蒸留物の水性相のための容器と
してのDean−Starkトラップを用いて回収した。283.5g
の2,6−ジフルオルアニリンを回収後、生成スラリー
は、痕跡のアニリンのみを残すN−(3−(((2,6−
ジフルオルフェニル)アミノ)スルホニル)−1H−1,2,
4−トリアゾール−5−イル)アミンを含んだ。スラリ
ーを環化の製造のために60℃に冷却した。
スラリーのpHを、5.3〜9.2に10.6gのNa2CO3の添加に
より調節した。環化を、60℃に加熱することにより、お
よび34g(0.25モル)の95パーセントジメトキシブタノ
ンを添加することにより、開始させた。温度を60℃で4
時間保ち、その間の時間に生成物は沈殿した。4時間
後、反応を20℃に冷却し真空濾過した。濾過ケークを20
0mLの20パーセントNaClブラインで洗い、300mLの水中で
再スラリーにした。90℃に加熱後、スラリーを1時間に
わたる100mLの2 N HClの滴下により酸性化した。室温に
冷却後、固体生成物を真空濾過により集め、約200mLの
水で洗った。100℃での真空乾燥で53.3gの5−メチル−
N−(2,6−ジフルオルフェニル)−1,2,4−トリアゾロ
〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミドを得た。
フロントページの続き (72)発明者 ケイ ケイ.キム アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミ ッドランド,ウィリス コート 15 (72)発明者 リチャード シー.クラウス アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミ ッドランド,プリマス ストリート 2716 (72)発明者 ジョン エー.オービック アメリカ合衆国,ミシガン 48640,ミ ッドランド,クレセント ドライブ 608 (56)参考文献 特開 昭60−116684(JP,A) 特開 昭62−277367(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 487/04 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式: 【化1】 (式中、XはF,Cl,Br、もしくはC1〜C4アルキルを表
    し、 YはF,Cl,Br、もしくはNO2を表し、 および ZはH,C1〜C4アルキル、もしくはC1〜C4アルコキシを表
    す。) のN−(3−(((アリール)アミノ)スルホニル)−
    1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミンを、4−
    メトキシ−3−ブテン−2−オンもしくは4,4−ジメト
    キシブタン−2−オンと、塩基の水溶液の存在下で混合
    物のpHを8.5〜10.5にコントロールして接触させること
    を特徴とする、下記式: 【化2】 (式中、X,YおよびZは上記に規定した通りである。) の5−メチル−N−(アリール)−1,2,4−トリアゾロ
    〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミドの製造方
    法。
  2. 【請求項2】XおよびYがFを表し、ZがHを表す、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】塩基がアルカリ金属水酸化物、アルカリ金
    属炭酸塩、もしくはアルカリ金属炭酸水素塩、またはそ
    れらの混合物である、請求項1もしくは2記載の方法。
  4. 【請求項4】pHが8.5〜9.5にコントロールされる、請求
    項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】反応混合物のpHが緩衝剤を用いることによ
    りコントロールされる、請求項1〜4のいずれかに記載
    の方法。
  6. 【請求項6】緩衝剤がアルカリ金属炭酸塩もしくはアル
    カリ金属炭酸水素塩である、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】N−(3−(((アリール)アミノ)スル
    ホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミ
    ンが、置換アニリンを5−アミノ−3−クロルスルホニ
    ル−1,2,4−トリアゾールと水性媒体中でカップリング
    させることにより製造される、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】置換アニリンが2,6−ジフルオルアニリン
    である、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】N−(3−(((アリール)アミノ)スル
    ホニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミ
    ンがブライン中で製造されその中から単離されずに用い
    られる、請求項7もしくは8記載の方法。
  10. 【請求項10】下記式 【化3】 (式中、XはF、Cl、Br、またはC1〜C4アルキルであ
    り、 YはF、Cl、BrまたはNO2であり、そして ZはH、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシであ
    る]の5−メチル−N−(アリール)−1,2,4−トリア
    ゾロ〔1,5−a〕ピリミジン−2−スルホンアミド製造
    方法であって、 a)5−アミノ−3−メルカプト−1,2,4−トリアゾー
    ルを5−アミノ−3−クロロスルホニル−1,2,4−トリ
    アゾールに転化させること、 b)5−アミノ−3−クロロスルホニル−1,2,4−トリ
    アゾールを、下記式 【化4】 (式中、X、Y、Zは上記に規定した通りである)のア
    ニリンとカップリングさせて、下記式 【化5】 (式中、X、YおよびZは上記に規定した通りである)
    のN−(3−(((アリール)アミノ)スルホニル)−
    1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミンを製造す
    ること、および、 c)前記N−(3−(((アリール)アミノ)スルホニ
    ル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)アミン
    を、4−メトキシ−3−ブテン−2−オンもしくは4,4
    −ジメトキシブタン−2−オンと、塩基の水溶液の存在
    下に、混合物のpHを8.5〜10.5にコントロールして接触
    させること、 の工程を含み、各工程が、水中において、中間体生成物
    を単離することなく行われることを特徴とする方法。
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