JP3267751B2 - パチンコ遊技機における遊技球の発射方法 - Google Patents

パチンコ遊技機における遊技球の発射方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機の遊技
球発射装置に関するものであり、尚詳しくは、打槌を用
いない遊技球の発射方法における発射速度を容易に制御
することのできる球発射方法に関するものです。
【0002】
【従来の技術】今日、パチンコ遊技機の多くは、図5に
示すように、遊技盤14を保持枠12により固定する前枠11
を有し、この前枠11の窓枠13に対して前扉21を開閉可能
に取り付け、この前扉21には上球皿24が前面に設けられ
た前板23と、前板23の上方に遊技盤14を透視するガラス
窓22が形成されており、上球皿24に入れられた遊技球が
球送り装置25により1個づつ遊技盤14の下方に設けた発
射レール35に送り込まれ、前枠11の前面下方に設けられ
た操作部32のレバー33を所要角度回転させることにより
発射球を発射することができるようにされている。
【0003】この遊技球を発射する球発射装置は、発射
盤34に設けられ、通常、操作部32のレバー33が弾性体に
より反時計方向に付勢されており、操作部32を軽く握る
ようにしてレバー33を弾性体の力に抗して時計方向に回
転させると、リミットスイッチ等の検出スイッチがオン
状態とされてモータが回転を開始し、打槌51により発射
レール35の所定位置に送り込まれた遊技球を発射するも
のであり、その主要部の構造は、一般的には、図6に示
すように、モータ41の回転軸42に固定されてモータ41の
回転に伴って回転する三日月形状等のカム43を設け、こ
のカム43に当接され、カム43の回転に従って打槌51の回
動軸52を中心に回転することにより打槌51を回動させる
ピン53が打槌51に設けられており、モータ41の回転軸42
と打槌51の回動軸52の位置がずれていることによってカ
ム43が所定角度まで回転するとピン53からカム43が外れ
る構造とし、カム43がピン53から外れたとき、打槌51が
戻しバネ54により勢い良く戻され、打槌51の後端がスト
ッパー57に当たって止められる位置まで打槌51を戻すこ
ととし、このように打槌51が元の位置に戻るとき、発射
レール35の所定位置に置かれた遊技球を打槌51の先端に
設けたスプリング58で叩くことにより発射するもので
す。
【0004】そして、前記戻しバネ54は、一端55が打槌
51に固定され、他端56が円板状の強弱調整器61に固定さ
れており、この強弱調整器61は、打槌51の回動軸52を中
心に回転可能とされると共に周囲に噛合部を有し、操作
部32のレバー33と共に回転する調整接続ギヤ62と噛合し
ている。従って、レバー33を僅かに時計方向へ回転させ
ると、図示していない検出スイッチが作動してモータ41
を回転させ、カム43がピン53に当接することによってピ
ン53や打槌51が戻しバネ54に抗して回動軸52を中心とし
て回転を開始し、カム43がピン53から外れたとき、戻し
バネ54の力によって打槌51が戻り、打槌51の先端に設け
たスプリング58で遊技球を打ち出し、レバー33の回転量
により調整接続ギヤ62が回転し、この調整接続ギヤ62と
噛合する強弱調整器61の回転量が定められ、戻しバネ54
の戻し力が調整されることにより遊技球の発射速度が定
められることになる。
【0005】尚、発射レール35と誘導レール15との間に
は、ファール球戻し路36が設けられて誘導レール15から
遊技盤14の面に打ち出されなかった遊技球を下球皿31に
戻すようにしている。又、遊技球の球発射装置として、
多数個の電磁石を発射管に嵌装し、各電磁石の励磁を制
御する制御回路を設けることにより前記電磁石を順次励
磁することとし、この電磁石の励磁によって発射管の内
部に挿入した遊技球を吸引移動させることにより遊技球
を加速して発射するものが提案されています(例えば特
開平3−297482号)。
【0006】この電磁石を用いた球発射装置では、遊技
球が励磁された電磁石に達する直前に励磁を停止して次
の電磁石の励磁を行ない、電磁石を順次励磁しつつ遊技
球を加速し、各電磁石を励磁する電流のパルス幅やパル
ス間隔を制御することにより、又は、励磁電圧の制御を
加えることにより、遊技球の発射速度を調整することと
されているものです。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したスプリングを
先端に設けた打槌によって遊技球を打ち出す発射装置で
は、スプリングの中心が遊技球の中心に正しく打ち付け
られないと遊技球の飛び方が乱れることとなり、このよ
うな乱調を防止するために槌先調整が必要となり、発射
装置の各部の部品の精度や組立誤差によってもスプリン
グの中心がずれるため、槌先調整を行なわなければなら
ないことが多く、又、この槌先調整としては微妙な調整
が要求され、且つ、この調整は熟練を要する困難な作業
であるため、時間や手数を要する欠点があった。
【0008】又、打槌には遊技球を発射する際の衝撃が
繰り返して加えられるために、部品の劣化が激しく、更
に、可動部分にゴミ等が付着すると打槌の戻りが一定せ
ず、遊技球を所定の速度で正しく発射するためには清掃
等のメインテナンスが度々要求され、手数を要する欠点
もあった。そして、前記の電磁石を多数個用いた球発射
装置は、レバーの回転動作に合わせて電磁石を励磁する
電流のパルス幅やパルス間隔を変更することにより遊技
球の発射速度を変えるものとされているも、遊技球の速
度を変化させるためには各電磁石に印加する励磁電流の
パルス間隔を遊技球の速度に合わせて設定しておかなけ
ればならず、又、遊技球が励磁された電磁石に達する直
前に励磁電流を遮断するためには、発射速度を低くする
際には次に励磁される電磁石に遊技球が達するまでの時
間を長くするように励磁した電磁石による吸引力を小さ
くしなければならず、このように吸引力を小さくするた
めに励磁電流のパルス幅を小さくすると共に次の電磁石
に吸引される位置までは遊技球を確実に吸引移動させな
ければならないために一定以上のパルス幅が要求され、
パルス幅の設定が困難であり、更に、パルス幅やパルス
間隔を多数設定し且つこの設定を正確に行なう必要が有
り、各遊技台のバラツキや湿度の変化等により遊技球の
加速状態が変化するために射出速度の制御を行ないつつ
確実に遊技球の発射を行なうことが困難な欠点が有る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、発射レールに
沿って多数個の電磁石を等間隔に並べるように配置し、
この多数個の電磁石に順次電流を流すこととし、短時間
内にこの電磁石の内の下方に配置した電磁石から順番に
連続させて励磁し、各電磁石の励磁時間を順次短くして
励磁した電磁石により遊技球を順次吸引するに際しての
移動速度を加速して発射レールから発射するようにし、
又、レバーの回転角を角度検出器により検出し、検出し
た回転角に比例させて励磁する電磁石の個数を増加させ
ると共に、各電磁石の通電時間をレバーの回転角に反比
例させて一律に短くする。
【0010】
【作用】本発明は、発射レールに沿って並べるように配
置した多数個の電磁石に順次電流を流して励磁すること
により発射レール上に置かれた遊技球を吸引移動させる
ことができるものです。そして、励磁する電磁石を順番
に切り換えることにより遊技球を励磁した磁石に近づけ
るように順次吸引しつつ発射レールに沿って移動させ、
短時間で最下方の電磁石から順に励磁することにより遊
技球を高速で移動させることができ、発射レールから遊
技球を発射させることができます。
【0011】更に、電磁石を励磁するに際し、順次電磁
石を連続させて励磁するから、確実に励磁した電磁石に
遊技球を吸引して励磁した電磁石の位置に遊技球を移動
させ、各電磁石の励磁時間を順次短くして励磁の切り換
えを徐々に早くする故、遊技球の移動速度を徐々に早く
するようにして加速することができます。又、励磁する
電磁石の個数をレバーの回転角に比例して増加させるこ
とにより、一定の加速度を与えつつ加速時間及び加速距
離を変化させてレバーの回転角に応じて遊技球の発射速
度を変化させることができるものです。
【0012】そして、各電磁石の励磁時間をレバーの回
転角に反比例させて短くする場合には、遊技球の励磁さ
れた電磁石の位置への移動を早くすることができ、最終
的な移動速度即ち発射速度を早くするように変化させる
ことができるものです。
【0013】
【実施例】本発明に係る球発射装置の実施例は、図1及
び図3に示すように、24個の電磁石111〜134を発射レ
ール35に沿って発射レール35の下側に等間隔として相互
に近接させて配置し、入出力インターフェース73を介し
たマイクロコンピュータ71(以下単に「マイコン71」と
いう)の出力に基づいて発射制御インターフェース75か
ら制御信号を出力させ、この制御信号をスイッチ回路80
に入力することにより24個のスイッチ素子81〜104が
組み込まれたスイッチ回路80の各スイッチ素子を順次導
通させることにより、前記発射レール35に沿って並べる
ように等間隔に配置した24個の電磁石111〜134を第1
電磁石111から順番に励磁するものです。
【0014】尚、発射レール35には非磁性体を用いてい
ます。この発射制御インターフェース75は、8ビットの
特定信号が入出力インターフェース73を介してマイコン
71から入力されると、第1出力端子からHレベルの第1
制御信号をA1信号に出力し、8ビットの他の特定信号
がマイコン71から入力されると第2出力端子からHレベ
ルの第2制御信号をA2信号に出力するように、特定信
号の内容によって第1出力端子乃至第24出力端子のい
ずれか1つからHレベルの制御信号を出力するように制
御信号の出力を切り換えるものです。
【0015】そして、マイコン71は、そのプログラムに
よって、発射制御インターフェース75の第1出力端子か
ら第2出力端子へ順次制御信号が出力される特定信号を
出力するものとし、24種類の特定信号を約0.1秒程度
の短時間の間に入出力インターフェース73を介して発射
制御インターフェース75に送り、図2に示すように、A
1信号に出力される第1制御信号からA24信号に出力さ
れる第24制御信号迄を順番に連続させるように出力さ
せるものであって、各制御信号の出力時間を順次短くす
るように特定信号による制御信号の切換えタイミングを
順次早くしつつ各制御信号をA1信号からA24信号迄に
連続して出力させるものとしている。
【0016】この第1制御信号から第24制御信号迄の
各制御信号が入力されるスイッチ回路80は、スイッチン
グトランジスタ等の無接点スイッチを24個用い、図4
に示すように、発射制御インターフェース75に各スイッ
チ素子81〜104の制御端子を接続し、第1制御信号が入
力されると第1スイッチ素子81が導通し、第2制御信号
が入力されると第2スイッチ素子82が導通するように2
4個の各制御信号により24個の各スイッチ素子81〜10
4を各々導通させるものとし、この各スイッチ素子81〜1
04は、第1スイッチ素子81が第1電磁石111と直列に電
源と第1電磁石111との間に挿入され、第2スイッチ素
子82が第2電磁石112と直列に、第3スイッチ素子83が
第3電磁石113と直列に接続されるように、各スイッチ
素子81〜104を各電磁石111〜134と直列に接続するもの
です。
【0017】尚、図4において、各電磁石111〜134と並
列にダイオードを24個設けたダイオード回路140は、
フリーホイールダイオードとして各ダイオードを用いる
ものであり、各電磁石111〜134の励磁を止めたとき、電
磁石111〜134に生じる逆起電力を消費する為のもので
す。従って、本実施例では、マイコン71から順次異なる
特定信号が出力されることにより第1制御信号から第2
4制御信号迄が順次発射制御インターフェース75から出
力され、このA1信号からA24信号迄に出力される各制
御信号により第1スイッチ素子81乃至第24スイッチ素
子104が順次導通して第1電磁石111乃至第24電磁石13
4を励磁させることができ、第1電磁石111乃至第24電
磁石134により発射レール35に載置された遊技球を順次
吸引して移動させることができるものです。
【0018】更に、本実施例は図1に示したように操作
部32には角度検出器としての検出用抵抗器38を設け、レ
バー33の回転量に応じて変化する該検出用抵抗器38の出
力をADコンバータ等の検出器インターフェース39によ
り8ビット信号に変換し、入出力インターフェース73を
介してマイコン71に入力することにより特定信号の出力
種類数を変化させるか、又は、特定信号の出力タイミン
グを変化させるものです。
【0019】即ち、特定信号の出力種類数を変化させる
場合は、検出器インターフェース39からレバー33の回転
角度に応じた角度検出信号が出力されると、この角度検
出信号を入出力インターフェース73を介してマイコン71
に入力し、レバー33の回転角が大きいときはマイコン71
から24種類の特定信号を順次出力させるも、レバー33
の回転角が小さな値を示す角度検出信号がマイコン71に
入力されたときは、マイコン71が出力する特定信号の種
類数を減少させ、発射制御インターフェース75から出力
される制御信号の個数を減らすこととし、例えば、A1
信号である第1制御信号からA10信号である第10制御
信号を出力させる特定信号がマイコン71から出力された
時点でマイコン71からの特定信号の出力を打ち切り、制
御信号により励磁する電磁石を第1電磁石111から第1
0電磁石120とするように励磁する電磁石の個数を少な
くするものです。
【0020】この特定信号の出力種類数を変化させるに
は、マイコン71から出力する特定信号の数を角度検出信
号に基づいて定めることとし、レバー33の回転角が小さ
いときは特定信号の出力個数をカウントしてカウント数
の少ないうちに、又は、最初の特定信号の出力時からの
時間が短いうちに特定信号の出力を打ち切るようにして
打ち切るタイミングをレバー33の回転量に比例させて早
くし、レバー33の回転角が大きいときは特定信号の出力
を打ち切るタイミングを遅らせるものです。
【0021】このように角度検出信号に基づいて特定信
号の出力種類数を減少させたときは、第1電磁石111か
ら順次第2電磁石112、第3電磁石113と励磁して遊技球
を吸引加速するに際しての加速を途中で打ち切り、遊技
球の発射速度を低くするように変化させることができま
す。又、角度検出信号に基づいて特定信号を変化させる
に際し、特定信号の出力を打ち切るのではなく、特定信
号を出力する時間間隔を広げるようにして発射速度を低
くすることもあります。
【0022】この場合は、角度検出信号によりレバー33
の回転角が最大であることを検出したときは特定信号に
基づいて発射制御インターフェース75から出力される第
1制御信号から第24制御制御信号迄の各信号の出力時
間を例えば0.1秒程度とし、角度検出信号により検出
したレバー33の回転角が小さくなると、特定信号に基づ
いて発射制御インターフェース75から出力される第1制
御信号から第24制御制御信号迄の各信号の出力時間を
一定の率により一様に長くして間隔を広げることとし、
検出したレバー33の回転角が最も小さいときは、例えば
0.3秒程度の時間内に24個の制御信号を出力させる
ものです。
【0023】この特定信号の出力間隔を広げて各電磁石
111〜134の励磁時間を一律に長く、又は短くする方法
は、角度検出信号に基づいてタイマーカウンタ等により
基準クロック信号の所定のクロック数をカウントしたと
きに順次特定信号を出力するに際して、クロック信号の
周波数を変化させることにより容易に特定信号の出力間
隔を一律に変化させて各電磁石111〜134の励磁時間を短
く又は長くすることができ、各電磁石111〜134の励磁時
間を長くすることにより、例えば第1電磁石111に遊技
球が長時間吸引され、最初の停止位置から第1電磁石11
1の位置に移動し、第1電磁石111の位置を通過して遊技
球の移動に減速制動が加わっても、次に第2電磁石112
が励磁されると第2電磁石112に吸引されるように第2
電磁石112の位置に遊技球は移動し、各電磁石111〜134
の励磁によって確実に励磁された各電磁石の位置に吸引
されるように遊技球が移動し、電磁石の励磁時間が順次
短くなることにより移動速度が順次早くなるものです。
【0024】尚、上記実施例は、操作部32に検出用抵抗
器38を組み込み、検出器インターフェース39によりデジ
タル信号として角度検出信号を発生させているも、角度
検出器としては、適宜のロータリーエンコーダを用いる
ことによりレバー33の回転角を検出することも可能で
す。そして、各電磁石111〜134を1cm間隔等の等間隔
に配置し、前述のように、A1信号からA24信号に出力
する各制御信号の切換えタイミングを順次早くしつつ、
約80ミリ秒程度の間に24種の特定信号をマイコン71
から出力させると、遊技球を秒速5m乃至6m程度の速
度で発射することができるものです。
【0025】又、24種類の特定信号を出力する時間間
隔を広げ、0.3秒足らずの時間内に24種の特定信号
を出力させるときは、遊技球を秒速1.5m乃至2m程
度の速度で発射することができるものであり、第1制御
信号乃至第24制御信号である各制御信号の長さを一律
に変化させることにより発射速度を容易に調整すること
ができるものです。
【0026】このように、本実施例はレバー33の回転角
に合わせて特定信号の出力を途中で打ち切るようにして
励磁する電磁石の個数を減少させるか、又は特定信号の
出力間隔を一律に長くするように変化させるものである
から、特定信号の出力を途中で打ち切るに際しては、特
定信号の出力個数をカウントし、角度検出信号に応じて
特定信号の出力個数が所要個数に達すると特定信号の出
力を打ち切ることにより、又は角度検出信号に応じて特
定信号の出力開始から所定時間をもって特定信号の出力
を打ち切ることにより、遊技球の加速距離及び加速時間
を変化させて容易且つ確実に遊技球の発射速度を変化さ
せることができます。
【0027】又、特定信号の出力間隔を変化させるに際
しても、基準クロック信号の周波数を変化させることに
より各電磁石111〜134の励磁時間を一律に変化させるこ
とを容易に実施することができ、発射に際しての速度を
変化させることが確実且つ容易にできるものです。そし
て本実施例は、各制御信号を連続させて出力することに
より隣り合う電磁石を順に連続的に励磁するものである
から、励磁した電磁石により確実に遊技球を吸引して順
次励磁した電磁石の位置に遊技球を移動させ、この移動
に際しての速度を順次加速することにより発射速度を変
化させつつ確実に発射することができるものです。
【0028】そして、本実施例は、発射レール35に沿っ
て並べるように配置した多数の電磁石111〜134を順番に
励磁して各電磁石111〜134の吸引力で加速することによ
り遊技球を発射するものであるから、打槌51を持ちいず
に遊技球を発射することができ、機械的構造を単純とし
て清掃等のメインテナンスを容易とすることができま
す。
【0029】尚、電磁石の数は24個に限定されるもの
でなく、スイッチ素子やフリーホイールダイオードの数
は適宜電磁石の数に合わせれば足りることは言うまでも
なく、電磁石の数を変更しても、特定信号の出力を途中
で打ち切り、又は、出力間隔を広げることにより、容易
に発射速度を変化させつつ確実に発射することができる
ものです。
【0030】
【発明の効果】本発明は、発射レールに沿って並べた多
数個の電磁石を短時間内に下方に配置した電磁石から順
番に励磁して遊技球を加速して発射する方法であるか
ら、打槌を用いる必要がなく、槌先調整が不要となり、
又、衝撃の発生する機械部品が無いため、清掃その他の
メインテナンスが容易となる利点を有し、特定信号の出
力を途中で打ち切ることにより励磁する電磁石の個数を
変更すると共に、各電磁石を励磁する時間をレバーの回
転角に合わせて一律に短く変化させる発射方法は、確実
に遊技球の発射速度をレバーの回転角に合わせて変化さ
せることを容易に行なうことができるものです。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技球の発射方法を実施する装置
の全体概略図。
【図2】本発明に係る遊技球の発射方法における制御信
号の一例を示すタイムチャート。
【図3】本発明に係る遊技球の発射方法を実施するため
の回路概略図。
【図4】本発明に係る遊技球の発射方法を実施するため
の回路主要部を示す図。
【図5】従来のパチンコの遊技機を示す正面図。
【図6】従来のパチンコ遊技機における遊技球発射装置
の一例を示す図。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機 11 前枠 14 遊技盤 21 前扉 32 操作部 33 レバー 34 発射盤 35 発射レール 41 モータ 43 カム 51 打槌 53 ピン 54 戻しバネ 61 強弱調整器 71 マイクロコンピュータ 75 発射制御イ
ンターフェース 80 スイッチ回路 111〜134
電磁石

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ遊技機において、多数個の電磁
    石を発射レールに沿って等間隔に並べるように配置し、
    この多数個の電磁石を短時間内に下方に配置した電磁石
    から順番に励磁し、各電磁石の励磁は連続して行なうこ
    とにより励磁した電磁石によって遊技球を吸引して移動
    させ、且つ、各電磁石の励磁時間を順次短くすることに
    より励磁した電磁石による遊技球の吸引移動に際しての
    遊技球の移動速度を順次加速させて発射レールから遊技
    球を打ち出し、又、レバーの回転角を検出し、検出した
    レバーの回転角に比例させて励磁する電磁石の個数を増
    加させると共に、回転角の増加に比例させて各電磁石の
    励磁時間を一律に一定の率によって短くすることを特徴
    とするパチンコ遊技機における遊技球の発射方法。
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