JP2669492B2 - パチンコ玉発射装置 - Google Patents

パチンコ玉発射装置

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JP2669492B2 JP15347593A JP15347593A JP2669492B2 JP 2669492 B2 JP2669492 B2 JP 2669492B2 JP 15347593 A JP15347593 A JP 15347593A JP 15347593 A JP15347593 A JP 15347593A JP 2669492 B2 JP2669492 B2 JP 2669492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機に使用され
るパチンコ玉発射装置、特に、モータによって駆動され
る電動式のパチンコ玉発射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパチンコ玉発射装置は、
モータと連動するカムによってパチンコ玉発射槌を回動
駆動する際、そのカムの回転と同期してパチンコ玉を供
給する機構などを駆動する必要がある。このため、たと
えば、パチンコ玉発射槌を駆動するためのカムにマグネ
ットなどを取り付け、これを磁気センサで検出すること
により、1回転で1回の信号を出力し、これに応答して
パチンコ玉供給機構などを駆動するようにしたり、ある
いは、モータとしてギヤードモータが使用されている場
合には、そのギヤ機構にセンサ機構を組み込み、これに
よって、1回転で1回の信号を出力するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構造では、マグネットや磁気センサなどを使用
するため、その組付けに時間を要するという問題があ
り、さらに部品コストがかさむという問題がある。ま
た、各種製品の仕様に合わせて、パチンコ玉供給機構を
駆動する他、たとえば、パチンコ玉の発射時期に合わせ
てランプなどの表示機構を駆動するようにしたり、ある
いは、発射した玉の個数やモータの回転位置によって入
賞時の賞品玉の個数を変更させ、バラエティーに富んだ
玉の払い出しを可能にするなどの目的で、任意の回転位
置で信号を入出力するためには、マグネットの取り付け
位置、あるいは着磁パターンを各種仕様に合わせて変更
しなければならないという問題があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、マグネットや磁気センサなどの
特別なセンサ部品が必要でなく、安価かつ容易に製作で
きるとともに、モータの任意の回転位置で信号を入出力
可能なパチンコ玉発射装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のパチンコ玉発射装置は、モータと、そのモー
タと連動して一方向に回転することによりパチンコ玉発
射槌と係合してそのパチンコ玉発射槌を一方向に回動駆
動するカムと、そのカムとの係合が外れたパチンコ玉発
射槌を他方向に向かって勢いよく戻すための戻しバネ
と、その戻しバネによって戻されたパチンコ玉発射槌と
係合して停止させるためのストッパ部材とを備えたパチ
ンコ玉発射装置において、前記モータをステッピングモ
ータによって構成するとともに、そのステッピングモー
タをパチンコ玉発射時の回転方向とは逆方向に回転させ
ることにより、強制脱調を行なわせ、これを原点とし
て、その後のステッピングモータの回転位置を制御する
制御回路を備えている。また、前記制御回路は、強制脱
調により停止した位置を原点として、ステッピングモー
タを正方向に所定角度だけ回転させたとき、パチンコ玉
供給機構などに対して信号を入出力するように構成され
ている。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明のパチンコ玉発射装
置は、モータをステッピングモータによって構成するこ
とにより、駆動の初期にステッピングモータ特有の脱調
現象を利用することができ、強制脱調により停止した位
置を原点として、その後のステッピングモータの回転位
置を制御することができる。また、強制脱調により停止
した位置を原点として、任意の回転位置で信号を入出力
することができ、たとえば、所定の角度だけ回転したと
きに、パチンコ玉供給機構に駆動信号を出力して、パチ
ンコ玉を正確なタイミングで供給することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0008】図1及び図2は、本実施例のパチンコ玉発
射装置8の構成を示す図であり、周知のステッピングモ
ータ1が備えられるとともに、そのモータ1の下部にモ
ータ駆動回路(制御回路)10が一体的に取り付けられ
ている。このステッピングモータ1の出力軸1bには、
三日月状のカム2が一体的に回転可能に取り付けられて
いる。パチンコ玉発射槌3は、支軸3bを中心として回
動可能に取り付けられるとともに、カム2と係合可能な
アーム3aと、パチンコ玉6を叩くための槌部3cとが
設けられている。
【0009】支軸3bの周りに巻回された戻しバネ4
は、ねじりコイルバネによって構成されており、パチン
コ玉発射槌3を矢印B方向に回動付勢して、常には、パ
チンコ玉発射槌3をその上下各腕部が2個のストッパ部
材5,5に当接した位置に弾発保持している。ストッパ
部材5,5は、たとえば、硬質ゴムを皮革で覆うなどし
て構成されており、矢印B方向に回動したパチンコ玉発
射槌3と衝突したとき、その衝撃を緩和するとともに、
一定の待機位置にパチンコ玉発射槌3を保持する作用を
有する。
【0010】ステッピングモータ1が駆動されると、そ
の出力軸1bと一体的に回転するカム2が矢印A方向に
回転する。これに伴い、カム2がアーム3aと係合する
と、パチンコ玉発射槌3は支軸3bを中心に矢印C方向
に回動される。さらに、カム2が矢印A方向に回転し、
カム2がアーム3aから外れると、パチンコ玉発射槌3
は、支軸3bに巻回された戻しバネ4の作用により、矢
印B方向にすばやく回動し、元の待機位置に戻る。この
とき、パチンコ玉発射槌3は、ストッパ部材5、5に衝
合してそれ以上の回動を阻止され、それと同時に、パチ
ンコ玉発射槌3の槌部3cがパチンコ玉6にぶつかり、
パチンコ玉発射槌3の回動の勢いでパチンコ玉6がレー
ル7に沿って発射される。
【0011】図3は、パチンコ玉発射装置8のステッピ
ングモータ1に係る制御システムを示すブロック図であ
り、モータ駆動回路(制御回路)10は、図示しないス
イッチ回路がONされると、そのONされている間、パ
チンコ玉6が連続して発射されるように、ステッピング
モータ1を一方向に回転させるべく、所定の駆動パルス
をステッピングモータ1に供給する。そして、これと同
時に、ステッピングモータ1の回転位置が所定の角度位
置となったとき、パチンコ玉供給機構9、あるいは表示
機構など他の機構を駆動するべく、他機構駆動回路11
に対して駆動用信号を供給する。
【0012】また、モータ駆動回路(制御回路)10
は、パチンコ機本体の制御回路12にも接続され、たと
えば、パチンコ玉の供給数が駆動モードによって決めら
れている場合などには、本体制御回路12からパチンコ
玉の発射個数情報などを受け取るとともに、本体制御回
路10に対してあらかじめ決められたタイミングでパチ
ンコ玉の発射情報などを提供する。
【0013】次に、図4を参照してパチンコ玉発射装置
8の動作について説明する。
【0014】通常のパチンコ玉発射時、ステッピングモ
ータ1は、パチンコ玉発射槌3を矢印C方向に回動駆動
するため、カム2を矢印A方向に回転させる方向(正方
向)に回転する。ここで、ステッピングモータ1を反対
方向に回転させた場合は、ストッパ部材5,5によりパ
チンコ玉発射槌3の回動が拘束されることになる。この
拘束を利用してステッピングモータ1を脱調させ、これ
を原点とする。
【0015】たとえば、電源投入時、あるいは休止時の
一定時間毎などの適当なタイミングで、ステッピングモ
ータ1を通常のパチンコ玉発射時の回転方向とは逆方向
に、すなわち、矢印D方向にカム2が一回転以上回転す
るようにステップ駆動させると、図4(a)に示すよう
に、カム2は起動前にどのような回転位置で停止してい
ても、パチンコ玉発射槌3のアーム3aに当たり、パチ
ンコ玉発射槌3が拘束状態に入る。このとき、ステッピ
ングモータ1は、さらにカム2を矢印D方向に回転しよ
うとするため、周知の通り脱調して停止する。この脱調
により停止した位置は常に一定の回転位置となり、これ
を原点とする。
【0016】次に、図4(b)に示すように、カム2を
矢印A方向に回転させるべくステップ駆動し、その回転
の中であらかじめ決定されたステップ数だけカム2を進
めた位置にて、たとえば、パチンコ玉供給機構9に駆動
信号を出力すると、それに応答して供給用ソレノイド9
aが駆動され、パチンコ玉6がレール7上に供給され
る。
【0017】さらに、図4(c)に示すように、カム2
がさらに回転して、パチンコ玉発射槌3のアーム3aを
矢印C方向に回動駆動し、さらに回転を進めて行くと、
図4(d)に示すように、パチンコ玉発射槌3のアーム
3aから外れる。すると、パチンコ玉発射槌3は、戻し
バネ4の力で元に戻ろうと矢印B方向に勢いよく回動
し、この勢いにて槌部3cに衝突したパチンコ玉6をレ
ール7に沿って発射する。
【0018】そして、カム2が矢印A方向に連続的に回
転する間、図4(b)の回転位置に到来する都度、繰り
返しパチンコ玉供給機構9に対して信号が出力され、パ
チンコ玉6が供給されたのち、パチンコ玉発射槌3によ
って発射される。
【0019】カム2が一回転するために必要なステッピ
ングモータ1のステップ数は、あらかじめ使用するステ
ッピングモータ1の種類によってわかっているため、ど
の回転位置(ステップ数)で他の機構に対して駆動信号
を出力するか、あるいは、入力するかは、任意に設定す
ることができる。これによって、各種製品の仕様に合わ
せて、パチンコ玉供給機構9に所定のタイミングで駆動
信号を出力することができる他、たとえば、パチンコ玉
の発射時期に合わせてランプなどの表示機構を駆動する
ようにしたり、あるいは、発射した玉の個数やモータの
回転位置によって入賞時の賞品玉の個数を変更させ、バ
ラエティーに富んだ玉の払い出しを可能にしたり、さら
には、個々のパチンコ台のトータル発射数を管理して、
出玉の調整の参考にしたりするなどの目的で、任意の回
転位置で信号を出力したり、逆に信号を入力したりする
ことができる。
【0020】また、パチンコ玉の供給数が駆動モードに
よって決められている場合であっても、本体制御回路1
2からパチンコ玉の発射個数情報などを受け取ることに
よって、モータ駆動回路(制御回路)10は、それに応
じてステッピングモータ1の回転数(ステップ数)を設
定することができ、所定の発射個数に達した時点でステ
ッピングモータ1の回転を停止させることができる。
【0021】さらに、本体制御回路12は、入賞玉の状
況によって、たとえば回転数を変更する信号を所定のタ
イミングでモータ駆動回路(制御回路)10に与え、こ
れによって、遊戯性をより高めることも可能である。た
とえば、入賞玉の種類に応じてモータの回転数を上げ、
玉の発射数を多くし、より多くの賞品玉を提供するよう
にしたり、逆に回転数を下げ、賞品玉を出にくくしたり
する。
【0022】なお、本実施例に使用するステッピングモ
ータ1としては、たとえば、所定ステップ数で1回転す
る高トルクタイプ(ハイブリッド型)のモータであって
もよいし、あるいは、低トルクタイプのモータに減速機
構を組み込んで、所定のトルクを得るようにしたギヤー
ドタイプのモータであってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のパチンコ玉発射装置によれば、マグネットや磁気
センサなどの特別なセンサ部品が必要でなく、安価かつ
容易に製作できるとともに、モータの任意の回転位置で
信号を入出力したりすることができる。特に、モータ自
体にセンサ機構を設けなくてもよいため、機構が簡潔で
組立が容易であり、部品コストも上がらない効果があ
る。しかも、信号の入出力が任意に設定できるため、各
種の仕様に応じて容易に対応することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパチンコ玉発射装置の
構成図である。
【図2】パチンコ玉発射装置の斜視図である。
【図3】パチンコ玉発射装置のステッピングモータに係
る制御システムを示すブロック図である。
【図4】(a)〜(d)はパチンコ玉発射装置の動作を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 2 カム 3 パチンコ玉発射槌 4 戻しバネ 5 ストッパ部材 6 パチンコ玉 7 レール 8 パチンコ玉発射装置 9 パチンコ玉供給機構 10 モータ駆動回路(制御回路) 11 他機構駆動回路 12 本体制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、そのモータと連動して一方向
    に回転することによりパチンコ玉発射槌と係合してその
    パチンコ玉発射槌を一方向に回動駆動するカムと、その
    カムとの係合が外れたパチンコ玉発射槌を他方向に向か
    って勢いよく戻すための戻しバネと、その戻しバネによ
    って戻されたパチンコ玉発射槌と係合して停止させるた
    めのストッパ部材とを備えたパチンコ玉発射装置におい
    て、 前記モータをステッピングモータによって構成するとと
    もに、そのステッピングモータをパチンコ玉発射時の回
    転方向とは逆方向に回転させることにより、強制脱調を
    行なわせ、これを原点として、その後のステッピングモ
    ータの回転位置を制御する制御回路を備えたことを特徴
    とするパチンコ玉発射装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、強制脱調により停止し
    た位置を原点として、ステッピングモータを正方向に所
    定角度だけ回転させたとき、パチンコ玉供給機構などに
    対して信号を入出力するように構成されていることを特
    徴とする請求項1記載のパチンコ玉発射装置。
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