JP3266420B2 - 高分子ポリエステルの製法及びそれから成るシート、被覆、異形材、管、中空体及び成形部材 - Google Patents

高分子ポリエステルの製法及びそれから成るシート、被覆、異形材、管、中空体及び成形部材

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JP3266420B2
JP3266420B2 JP21150594A JP21150594A JP3266420B2 JP 3266420 B2 JP3266420 B2 JP 3266420B2 JP 21150594 A JP21150594 A JP 21150594A JP 21150594 A JP21150594 A JP 21150594A JP 3266420 B2 JP3266420 B2 JP 3266420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の課題は、酸素の充分な遮
断の下で、触媒の存在下で、芳香族ジカルボン酸を、ア
ルカン−とアルケンジオールとの混合物と反応させるこ
とにより、高分子ポリエステルを製造する方法である。
【0002】
【従来の技術】高分子ポリエステルは、工業的に価値の
高い、多大に負荷可能な生成物のための原料として使用
可能な特殊な特性を有する、優れた加工材料である。工
業的規模から判断して、正確な所定の高分子量を有す
る、比較的僅かな量が頻繁に求められていることが、こ
の使用分野においては、典型的である。
【0003】大工業的な製造においては、ポリエステル
は単一な分子量を有して多大な量で、連続的もしくは非
連続的に生ずるので、所定の高い分子量を有する比較的
僅かな部分量を提供することは、大抵不経済であり、か
つ、技術的にも困難である。
【0004】従来の技術水準から、高い分子量を有する
ポリエステルは公知である。これらは、特に、場合によ
り、熱に不安定な化合物で架橋される不飽和モノマー成
分の基を有している(ドイツ特許出願公開(DE−O
S)第2509726号明細書;同第2509790号
明細書;同第2552424号明細書)。これらの従来
技術に特徴的であるのは、その製造時に既に、最終的な
分子量が定められるべきであることである。分子量の補
足的な処理は、不可能であるか、もしくは、生成物の特
性の減損をもたらす。
【0005】原則的に、ポリエステルを固相後縮合させ
ることは、従来技術水準からも公知である。だがこの場
合、通常は比較的長い時間が必要である。更に、粘度は
僅かに高まるだけである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高い
分子量を有する少量のポリエステルをも、短時間で有利
に製造し得る方法を発見することであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明により
50〜140cm3/gの範囲の粘度数まで重縮合工程
を実施し、かつ、このようにして得られたポリエステル
を引続き、必要な粘度数が得られるまで固相後縮合させ
る方法により解決される。
【0008】触媒の存在中で、芳香族ジカルボン酸又は
そのポリエステル形成可能な誘導体及び相応するジオー
ル混合物を、エステル化又はエステル交換させ、かつ引
続き重縮合させることにより、ポリエステルは製造され
る(Sorenson und Campbell,P
reparative Methods of Pol
ymer Chemistry,Interscien
ce Publishers Inc.−(N.
Y.)、1961、111〜127頁;Kunstst
off−Handbuch、第8巻、C.Hanser
Verlag Muenchen、1973;J.P
olym.Sci.,Part A1、、1851〜
1859頁、1966)。
【0009】反応温度は、160〜350℃の範囲、有
利には170〜280℃の範囲である。前記の反応を、
酸素の充分な遮断の下で実施する。この理由から、不活
性ガス大気中で操作する。不活性ガスとしては、例えば
希ガス、窒素、二酸化炭素等が好適である。これは常圧
又は真空中で操作する。有利には、真空中で重縮合工程
を実施する。
【0010】本発明の方法により、ポリ(エチレンテレ
フタレート)及びポリ(ブチレンテレフタレート)を製
造するのが有利である。
【0011】芳香族ジカルボン酸としては、主に、テレ
フタル酸がこれに該当する。だが、他の芳香族ジカルボ
ン酸、例えば、フタル酸、イソフタル酸、ナフタリンジ
カルボン酸、及びこれらに類するもの、並びにこれらの
混合物を使用することもできる。
【0012】ポリエステル中の芳香族ジカルボン酸の3
0モル%までを、場合により自体公知である他の(場合
により脂肪族の)、炭素骨格中に2〜36個のC原子を
有するジカルボン酸と交換することができる。好適なジ
カルボン酸の例は、イソフタル酸、フタル酸、1,4−
シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン
酸、アゼライン酸、デカンジカルボン酸、ジマー脂肪酸
(Dimerfettsaeure)である。
【0013】一方のジオール成分は、炭素鎖内に2〜1
2個のC原子を有するアルカンジオールである。この
際、エチレングリコール及びブタンジオール−1,4が
有利である。他方、炭素鎖中に4〜12個のC原子を有
するアルケンジオールを使用する。ブテンジオール−
1,4、2−ペンテンジオール−1,5、3−メチル−
2−ペンテン−1.5−ジオールを使用するのが有利で
ある。
【0014】ポリエステルのアルカンジオール成分の3
0モル%までを、他のジオール、例えばネオペンチルグ
リコール、1,4−もしくは1,3−ジメチロールシク
ロヘキサン又はこれらの混合物と、交換することができ
る。
【0015】アルカンジオールとアルケンジオールと
を、0.1〜99.9モル%:99.9〜0.1モル%
の比で、有利には80〜99.5モル%:20〜0.5
モル%の比で使用する。
【0016】ポリエステルの概念には、ブロックコポリ
エステルも含まれる。この種の生成物は、例えば、Ch
imia28(9)、544〜552頁(1974)及
びRubber Chemistry and Tec
hnology50、688〜703頁(1977)に
記載されている。これらのブロックコポリエステルは、
前記の芳香族ジカルボン酸及びジオールと並んで、約6
00〜2500の範囲の分子量を有するポリ(オキシア
ルキレン)ジオールを含有している。有利なポリ(オキ
シアルキレン)ジオールは、ポリ(オキシエチレン)ジ
オール、ポリ(オキシプロピレン)ジオール及びポリ
(オキシテトラメチレン)ジオールである。ポリ(オキ
シアルキレン)ジオール分は、4〜40重量%、有利に
は10〜35重量%(全ブロックコポリエステルに対し
て)の範囲である。
【0017】重縮合工程を、まず、粘度数J=50〜1
40cm3/g、有利にはJ=60〜120cm3/gま
で実施する。
【0018】この重縮合工程に続き、顆粒、チップ又は
粉末状の低分子ポリエステルを、固相で、熱処理する。
この処理を例えば、タンブラ−乾燥機(Taumelt
rockner)、回転蒸発器、塔反応器(Kolon
nenreactor)等内で実施することができる。
不活性ガス気下で、ポリエステルの融点よりも5〜60
℃有利には5〜30℃低い温度で処理する。不活性ガス
としては、例えば希ガス、窒素又は二酸化炭素がこれに
該当する。
【0019】ラジカル形成剤の存在中で操作することに
より、後縮合時間を、さらに、かなり短縮することがで
きる。この有利な操作法のためにラジカル形成剤とし
て、その分解が、後縮合のための前記の温度で、5秒〜
18時間、有利には10分〜12時間の範囲の半減時間
を有するものを選択する。
【0020】ラジカル形成剤を、ポリエステルに対し
て、0.001〜8重量%、0.01〜5重量%の範囲
の量で使用する。
【0021】ラジカル形成剤としては、有機過酸化物、
例えば(シクロ)脂肪族もしくは芳香族過酸化物、ヒド
ロペルオキシド又はペルケタール、例えば2,5−ビス
(t−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサ
ン、ジイソプロピルベンゾール−モノ−ヒドロペルオキ
シド、ジクミルペルオキシド及び3,3,6,6,9,
9−ヘキサメチル−1,2,4,5−テトラオキサシク
ロノナン、不安定なC−C−結合を有する有機化合物、
例えば2,3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタン、
3,4−ジメチル−3,4−ジフェニルヘキサン及びポ
リ−1,4−ジイソ−プロピルベンゾール、又は不安定
なN−N−結合を有する有機化合物、例えば2,2′−
アゾ−ビス(2−アセトキシ−プロパン)がこれに該当
する。
【0022】分解温度、半減時間等に関する、ラジカル
形成剤の補足的詳細を、製造者の公知の社内出版物は記
載している。このような出版物は例えば、elf at
ochem社(ドイツ)のOrganic Perox
ides for Crosslinking Pol
yolefins and Elastomers(1
0/92刊)、又はAkzo社(オランダ)のInit
iators forPolymer Product
ion(4/89刊)である。
【0023】ラジカル形成剤の添加を、例えば他の添加
物質と共に、例えば、重縮合装置から取り出し、押し出
し機へ行く間に、又は混合押し出し機での配合の間に実
施するのが有意義である。1本又は2本スクリュー・ニ
ーダー又は共ニーダーを使用することもできる。混合温
度は160〜320℃、有利には220〜280℃であ
り、この際、帯留時間は、数秒〜数十分である。押し出
し機中へのラジカル形成剤の簡単な配量導入のために、
例えば好適なポリマー中へのラジカル形成剤の添加によ
り得られる担体物質を使用することが、場合により有意
義であり得る。このことは、非常に少量のラジカル形成
剤も確実に配量導入することができるので、有利であ
る。
【0024】本発明による方法により製造されたポリエ
ステルは、≦500cm3/gまでの、有利には100
〜450cm3/gの粘度数を有する。
【0025】本発明により得られたポリエステルを慣用
の装置で、射出又は押出により加工し、成形材料とする
ことができる。
【0026】このポリエステルは、さらに助剤及び添加
剤を含有していてよい。そのために、例えば核形成剤、
つや消し剤、流動化剤又は他の加工助剤、並びに、顔
料、填料及び補強剤がこれに該当する。
【0027】核形成剤、つや消し剤、流動化剤又は他の
加工助剤は、全混合物に対して、6重量%までの、有利
には0.2〜3.5重量%の量で、ポリエステル中に含
有されていてよい。
【0028】顔料、填料及び補強剤は、全混合物に対し
て、60重量%までの、有利には1〜50重量%の量
で、ポリエステル中に含有されていてよい。
【0029】本発明による方法は次の一連の利点を有し
ている: −連続的に又は非連続的に、多量の基礎重縮合物を速
く、経済的に、製造することができる。
【0030】−従来技術に比べ、非常に速く、所望の高
い最終粘度数を達成することができる。
【0031】−特に少量のポリエステルを、必要な高い
粘度数に、経済的に調節することができる。
【0032】−良好な一般特性、例えば耐熱性もしくは
機械的安定性、加工安定性、固有色等は、マイナスに影
響されない。
【0033】本発明によるポリエステルから出発して、
シート、被覆、異形材、管、中空体ならびに成形部材が
射出成形により製造される成形材料が得られる。
【0034】
【実施例】パラメーターJは、次に記載の測定法により
測定した:粘度数(J−値)を、フェノール/o−ジク
ロルベンゾール100ml(1:1の重量比)中のポリ
エステル0.5gの溶液で、25℃で測定した(DIN
16779)。
【0035】文字により示された実験は、本発明による
ものではない。
【0036】例A ジメチルテレフタレートとブタンジオール−1,4と
を、触媒としてのイソプロピルチタネートの使用の下で
エステル交換させ、かつ引続き公知の方法により、減圧
下で重縮合させることにより製造された、106cm3
/gのJ−値を有する熱可塑性ポリエステル100重量
部を、第1表に相応して、ラジカル形成剤を用いずに、
回転蒸発器内、215℃で、かつ、窒素流下で24時間
後縮合させ、次いで、取り出す。このポリエステルは、
199cm3/gのJ−値を有する。
【0037】例1 ジメチルテレフタレートを、ブタンジオール−1,4
99モル%と2−ブテンジオール−1,4 1モル%と
から成るジオール成分と、触媒としてのイソプロピルチ
タネートの使用下でエステル交換させ、引続き公知方法
により、減圧下で重縮合させることにより製造された、
112cm3/gのJ値を有する熱可塑性ポリエステル
100重量部を、第1表に相応して、ラジカル形成剤を
用いずに、回転蒸発器内、215℃で、かつ窒素貫流下
で24時間、後縮合させる。このポリエステルは、22
5cm3/gのJ−値を有する。
【0038】例2 例1に記載の実験を繰り返すが、その際、使用ジオール
成分は、ブタンジオール−1,4 97モル%と2−ブ
テンジオール−1,4 3モル%とから成る。出発J−
値は、112cm3/gである。215℃/24h、窒
素貫流下での固相後縮合の後に、このポリエステルは、
228cm3/gのJ−値を有する。
【0039】例3 例1に記載の実験を繰り返すが、その際、使用ジオール
成分は、ブタンジオール−1,4 95モル%と2−ブ
テンジオール−1,4 5モル%とから成る。出発J−
値は109cm3/gである。215℃/24h、窒素
貫流下での固相後縮合の後に、このポリエステルは23
2cm3/gのJ−値を有する。
【0040】例B 例Aに記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
に、ラジカル形成剤1重量%を添加する。このポリエス
テルは198cm3/gのJ値を有する。
【0041】例4 例1に記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
に、ラジカル形成剤1重量%を添加する。このポリエス
テルは、241cm3/gのJ−値を有する。
【0042】例5 例1に記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
に、ラジカル形成剤2重量%を添加する。このポリエス
テルは267cm3/gのJ−値を有する。
【0043】例6 例2に記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
に、ラジカル形成剤1重量%を添加する。このポリエス
テルは371cm3/gのJ−値を有する。
【0044】例7 例3に記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
に、ラジカル形成剤1重量%を添加する。このポリエス
テルは383cm3/gのJ−値を有する。
【0045】例C 例Aに記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
に、ラジカル形成剤1.5重量%を添加する。このポリ
エステルは200cm3/gのJ−値を有する。
【0046】例8 例1に記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
に、ラジカル形成剤0.5重量%を添加する。出発J−
値は104cm3/gである。215℃/24時間、窒
素貫流下での固相後縮合の後に、このポリエステルは2
45cm3/gのJ−値を有する。
【0047】例9 例8に記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
に、ラジカル形成剤1.5重量%を添加する。このポリ
エステルは291cm3/gのJ−値を有する。
【0048】例D 例Aに記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
に、ラジカル形成剤1重量%を添加する。このポリエス
テルは198cm3/gのJ−値を有する。
【0049】例10 例9に記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
に、ラジカル形成剤1重量%を添加する。このポリエス
テルは、248cm3/gのJ−値を有する。
【0050】例E ジメチルテレフタレートとブタンジオール−1,4と
を、触媒としてのイソプロピルチタネートの使用下で、
エステル交換させ、引続き、公知の方法により、減圧下
で重縮合させることにより製造された、106cm3
gのJ−値を有する熱可塑性ポリエステル100重量部
を、第2表に相応して、ラジカル形成剤を使用せずに、
回転蒸発器内、200℃で、かつ窒素貫流下で9時間、
後縮合させ、かつ、次いで、取り出す。このポリエステ
ルは159cm3/gのJ−値を有する。
【0051】例11 ジメチルテレフタレートを、ブタンジオール−1,4
80モル%と2−ブテンジオール−1,4 20モル%
とから成るジオールと、触媒としてのイソプロピルチタ
ネートの使用下でエステル交換させ、かつ引続き公知方
法により、減圧下で重縮合させることにより製造され
た、105cm3/gのJ−値を有する熱可塑性ポリエ
ステル100重量部を、第2表に相応して、ラジカル形
成剤を用いずに、回転蒸発器内で、200℃で、かつ窒
素貫流下で9時間、後縮合させ、次いで、取出した。こ
のポリエステルは179cm3/gのJ−値を有する。
【0052】例F 例Eに記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合時
にラジカル形成剤0.5重量%を添加する。このポリエ
ステルは158cm3/gのJ−値を有する。
【0053】例12 例11に記載の実験を繰り返すが、その際、固相後縮合
時に、ラジカル形成剤0.5重量%を添加する。このポ
リエステルは188cm3/gのJ−値を有する。
【0054】例G ジメチルテレフタレートとブタンジオール−1,4と
を、触媒としてのイソプロピルチタネートの使用下でエ
ステル交換させ、かつ引続き公知の方法により、減圧下
で重縮合させることにより製造された、106cm3
gのJ−値を有する熱可塑性ポリエステル100重量部
を、ラジカル形成剤を用いずに、回転蒸発器内で、20
0℃で、かつ窒素貫流下で、12時間、後縮合させ、次
いで取り出す。このポリエステルは163cm3/gの
J−値を有する。
【0055】例13 ジメチルテレフタレートを、ブタンジオール−1,4
95モル%と2−ブテンジオール−1,4 5モル%と
から成るジオール成分と、触媒としてのイソプロピルチ
タネートの使用下でエステル交換させ、かつ引続き、公
知方法により減圧下で重縮合させることにより製造され
た、110cm3/gのJ−値を有する熱可塑性ポリエ
ステル100重量部を、ラジカル形成剤を用いずに、回
転蒸発器内で、200℃で、かつ窒素貫流下で8時間、
後縮合させ、次いで、取り出した。このポリエステルは
173cm3/gのJ−値を有する。
【0056】例H ジメチルテレフタレートとブタンジオール−1,4と
を、触媒としてのイソプロピルチタネートの使用の下で
エステル交換させ、かつ引続き、公知の方法により、減
圧下で重縮合させることにより製造された、106cm
3/gのJ−値を有する熱可塑性ポリエステル100重
量部を、ラジカル形成剤1.0重量%と共に、回転蒸発
器内で、200℃、かつ窒素貫流下で12時間、後縮合
させ、次いで、取り出す。このポリエステルは162c
3/gのJ−値を有する。
【0057】例14 ジメチルテレフタレートを、ブタンジオール−1,4
95モル%と2−ブテンジオール−1,4 5モル%と
から成るジオールと、触媒としてのイソプロピルチタネ
ートの使用下でエステル交換させ、かつ引続き公知の方
法により減圧下で、重縮合させることにより製造され
た、110cm3/gのJ−値を有する熱可塑性ポリエ
ステル100重量部を、ラジカル形成剤1.0重量%と
共に、回転蒸発器内で、200℃、かつ窒素貫流下で8
時間、後縮合させ、次いで、取り出す。このポリエステ
ルは352cm3/gのJ−値を有する。
【0058】例15 例2に記載の実験を繰り返すが、その際、後縮合の時間
を3時間に減少させる。このポリエステルは、177c
3/gのJ−値を有する。
【0059】ラジカル形成剤として、次のものを使用し
た: I. 2,3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタン、
例;INTEROX(登録商標)CCDFB、ペルオキ
シド・ヘミー社(Peroxid Chemie)、ヘ
ルリーゲルスクロイス(Hoellriegelskr
euth) II. ポリ−1,4−ジイソプロピルベンゾール、
例;INTEROX(登録商標)VP156、ペルオキ
シド・ヘミー社、ヘルリーゲルスクロイス III. 2,2′−アゾ−ジ(2−アセトキシプロパ
ン)、例;LUAZO(登録商標)AP、elf at
ochem社、フランス
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
フロントページの続き (72)発明者 ヴィルヘルム ブリュッギング ドイツ連邦共和国 レックリングハウゼ ン ランゲオークシュトラーセ 81 (56)参考文献 特開 平7−48446(JP,A) 米国特許出願公開4031065(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素の充分な遮断下で、かつ触媒の存在
    下で、芳香族ジカルボン酸又はポリエステルを形成する
    これらの誘導体を、アルカン−とアルケンジオールとか
    ら成る混合物によりエステル化又はエステル交換させ、
    かつ引続き重縮合させることにより高分子ポリエステル
    を製造する方法において、50〜140cm3/gの範
    囲の粘度数まで重縮合工程を実施し、かつ、引続きこの
    ようにして得られたポリエステルを、必要な粘度数が得
    られるまで固相後縮合させることを特徴とする、高分子
    ポリエステルの製法。
  2. 【請求項2】 最初の重縮合工程を60〜120cm
    /gの範囲の粘度数まで実施する、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 ポリエステルの融点より5〜60℃低い
    温度で、固相縮合を実施する、請求項1又は2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 付加的に、ラジカル形成剤を0.001
    〜8重量%の範囲の量で使用する、請求項1〜3までの
    いずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ラジカル形成剤を0.01〜5重量%の
    範囲の量で使用する、請求項1〜3までのいずれか1項
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ラジカル形成剤は、180〜280℃の
    範囲の温度で分解する、請求項1〜5までのいずれか1
    項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ラジカル形成剤は、5秒〜18時間の範
    囲の半減時間で分解する、請求項1〜6までのいずれか
    1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ラジカル形成剤として、有機過酸化物を
    使用する、請求項1〜7までのいずれか1項に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 ラジカル形成剤は1個の不安定なC−C
    −結合を有する、請求項1〜7までのいずれか1項に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 ラジカル形成剤は1個の不安定な有機
    系N−N−結合を有する、請求項1〜7までのいずれか
    1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 最終的な粘度数を、≦500cm
    gに調節する、請求項1〜10までのいずれか1項に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 最終的な粘度数を、100〜450c
    /gの範囲に調節する、請求項1〜11までのいず
    れか1項に記載の方法。
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