JP3265133B2 - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JP3265133B2
JP3265133B2 JP22111494A JP22111494A JP3265133B2 JP 3265133 B2 JP3265133 B2 JP 3265133B2 JP 22111494 A JP22111494 A JP 22111494A JP 22111494 A JP22111494 A JP 22111494A JP 3265133 B2 JP3265133 B2 JP 3265133B2
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久司 今川
伸夫 村上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検査技術、特に、被検
査物を各ステージに移送する技術に関し、例えば、半導
体集積回路装置(以下、ICという。)の電気特性検査
を実施するのに利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ICの製造工程において、ICの電気特
性の良不良を選別検査する検査装置として、ICオート
ハンドラと一般的に称されているものがある。従来のこ
の種のICオートハンドラとして、ICに対して検査を
実行する検査ステージと、被検査物であるICが検査に
対して待機する待機ステージと、これから検査されるI
Cを供給する供給ステージと、検査済のICを収納する
収納ステージと、供給ステージから待機ステージにこれ
から検査されるICを移送する供給用移送装置と、待機
ステージと検査ステージと間でICを移送する検査用移
送装置と、待機ステージから収納ステージに検査済のI
Cを移送する収納用移送装置とを備えているものがあ
る。
【0003】なお、このようなICオートハンドラを述
べてある例としては、特開昭60−211900号公報
および特開平4−186648号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ICオートハンドラにおいては、供給ステージから待機
ステージにICを移送する供給用移送装置と、待機ステ
ージから収納ステージに検査済のICを移送する収納用
移送装置とは別々に移動するように構成されており、か
つまた、待機ステージと検査ステージと間でICを移送
する検査用移送装置が直交型ロボットによって移動する
ように構成されているため、設備費用が高くなるばかり
でなく、タクトタイムが長くなるという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、コストおよびタクトタイ
ムを低減することができる検査技術を提供することにあ
る。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0008】すなわち、待機ステージには間欠回転によ
って少なくとも4つのステーションを構成するターンテ
ーブルが設備されているとともに、このターンテーブル
には被検査物を保持する保持部が少なくとも一対配設さ
れており、また、供給用移送装置と前記収納用移送装置
とが同時に移動するように構成されているとともに、供
給用移送装置がターンテーブルの供給ステーションに停
止した保持部に被検査物を移載する時に、収納用移送装
置がターンテーブルの収納ステーションに停止した検査
済の被検査物を受け取るように構成されている。
【0009】さらに、検査用移送装置は、ターンテーブ
ルの検査ステーションに来た保持部と検査ステージとを
通る円弧の中心を回動中心とするロータリーアームと、
被検査物を受け渡す一対のハンドリング装置とを備えて
おり、両ハンドリング装置はロータリーアームの前記円
弧上にそれぞれ設備されている。
【0010】
【作用】前記第1の手段において、供給用移送装置は供
給ステージの被検査物を待機ステージにおける移送して
ターンテーブルの供給ステーションに停止した保持部に
移載する。この際、収納用移送装置は供給用移送装置と
共に待機ステージに移動する。そして、供給用移送装置
が被検査物を保持部に移載するときに、収納用移送装置
は別の保持部に保持された検査済の被検査物を受け取
る。被検査物を受け取った収納用移送装置は収納用ステ
ージに移動して、被検査物を収納用ステージの所定の場
所へ収納する。この際、供給用移送装置も収納用移送装
置と共に移動する。そして、供給用移送装置は供給用ス
テージに達して、次の被検査物を受け取る。
【0011】このようにして、供給用移送装置と収納用
移送装置とは一体的に移動するように構成されているた
め、構造が簡略になる。また、待機ステージにおいて供
給用移送装置および収納用移送装置はいずれも移動しな
いため、その分、タクトタイムは短くなる。
【0012】前記第2の手段において、検査用移送装置
のロータリーアームは1サイクルの動作で、両方のハン
ドリング装置を検査ステージと待機ステージとの間を交
互に移動させる。そして、一方のハンドリング装置が検
査ステージにおいて被検査物を受け渡している時に、他
方のハンドリング装置が待機ステージにおいて別の被検
査物を受け渡している。
【0013】このようにして、検査用移送装置は両方の
ハンドリング装置をロータリーアームによって同時に移
動させるとともに、検査ステージにおける受け渡し作業
と待機ステージにおける受け渡し作業とを同時に進行さ
せることができるため、タクトタイムを短縮することが
できるとともに、その構造が簡略になる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるICオートハ
ンドラを示す模式的斜視図である。図2以降はその作用
を説明するための各説明図である。
【0015】本実施例において、本発明に係る検査装置
は、ICの電気特性の良不良を選別検査するICオート
ハンドラ(以下、検査装置という。)10として構成さ
れている。この検査装置10は機台(図示せず)を備え
ており、機台上には被検査物であるIC1に対して検査
を実行する検査ステージ11と、IC1が検査に対して
待機する待機ステージ20と、これから検査されるIC
1を待機ステージ20に供給する供給ステージ13と、
検査済のIC1Aを収納する収納ステージ15とが設定
されている。
【0016】検査ステージ11は機台上の片側(以下、
後ろ側とする。)に設定されており、そこには接続装置
としてのソケット12が配置されている。ソケット12
は検査装置10のテスター(図示せず)に電気的に接続
されており、被検査物としてのIC1を上から挿入され
て挿着されることにより、IC1とテスターとを電気的
に接続させるように構成されている。
【0017】供給ステージ13は機台上の前側に設定さ
れており、そこには実トレイ14が段積みされるように
なっている。実トレイ14はこれから検査を受けるIC
1が規則的に整列されて収納されているトレイである。
他方、収納ステージ15は機台上の前側における供給ス
テージ13の片脇(以下、右脇とする。)に設定されて
おり、そこには良品トレイ16と不良品トレイ17とが
左右に並べられて段積みされるようになっている。良品
トレイ16は検査済IC1Aのうち良品が収納されるト
レイであり、不良品トレイ17は不良品が収納されるト
レイである。
【0018】なお、図示しないが、供給ステージ13お
よび収納ステージ15の間にはトレイ移送装置が設備さ
れている。このトレイ移送装置は供給ステージ13で空
になった空トレイを空トレイ置場に移送したり、実トレ
イ14を補給したり、良品トレイ16または不良品トレ
イ17が満杯になった時に空トレイを補給したりする作
業を実行するように構成されている。
【0019】待機ステージ20は機台上の中央に設定さ
れており、そこにはターンテーブル21が水平面内で回
転自在に支承されて、一方向に90度ずつ間欠回転する
ように構成されている。ターンテーブル21の上には保
持ブロック22が4台、同心円上の等間隔位置(90度
の位相差位置)において水平面内で回転自在に支承され
ており、各保持ブロック22は一方向に90度ずつ間欠
回転するようにそれぞれ構成されている。各保持ブロッ
ク22には被検査物を保持する保持部としてのポケット
23がそれぞれ垂直方向上向きに開設されており、ポケ
ット23は被検査物としてのIC1を上から挿入されて
水平に保持するように構成されている。
【0020】そして、ターンテーブル21の間欠回転と
各回転ブロック22の間欠回転とは、ターンテーブル2
1が90度回転した時に各回転ブロック22が90度遊
星回転するように連動されている。また、ターンテーブ
ル21が90度回転して間欠停止した状態において仮想
的に設定される供給ステーション24、検査ステーショ
ン25、収納ステーション26および供給待ちステーシ
ョン27に4個のポケット23がそれぞれ位置するよう
に、ターンテーブル21と各保持ブロック22との相関
関係が設定されており、かつまた、検査ステーション2
5は検査ステージ11に対向するように設定されてい
る。
【0021】機台上におけるターンテーブル21とソケ
ット12との間には検査用移送装置30が設備されてい
る。検査用移送装置30はロータリーシャフト31を備
えており、このシャフト31はターンテーブル21の検
査ステーション25とソケット12とを結ぶ線分の中央
位置に垂直に立設されて、180度往復回動するように
構成されている。ロータリーシャフト31の上端部には
ロータリーアーム32が直交されて水平に支持されてお
り、ロータリーアーム32の両端部にはハンドリング装
置33が一対、垂直方向下向きにそれぞれ設備されてい
る。
【0022】各ハンドリング装置33はエアシリンダ装
置34と真空吸着保持装置35とを備えている。エアシ
リンダ装置34はロータリーアーム32に垂直方向下向
きに据え付けられており、そのピストンロッドの先端で
ある下端には真空吸着保持装置35の吸着ヘッドが装着
されている。真空吸着保持装置35の吸着ヘッドには負
圧供給手段(図示せず)が流体連結されており、吸着ヘ
ッドはこの負圧によってIC1の上面を吸着して保持す
るようになっている。そして、両ハンドリング装置3
3、33は、一方のハンドリング装置33の吸着ヘッド
が検査ステーション25のポケット23に真上で対向し
た時に、他方のハンドリング装置33の吸着ヘッドがソ
ケット12に真上で対向するようにロータリーアーム3
2にそれぞれ配設されている。
【0023】さらに、機台の上方には供給用移送装置と
収納用移送装置とを一体化した移送装置(以下、兼用移
送装置という。)40が、供給ステージ13、収納ステ
ージ15および待機ステージ20のエリアをカバーする
ように設備されている。すなわち、兼用移送装置40は
直交型ロボット41を備えており、このロボット41の
一方のガイドレール(以下、前後方向ガイドレールとい
う。)42は、供給ステージ13および収納ステージ1
5と待機ステージ20をカバーする前後方向に敷設さ
れ、この前後方向ガイドレール42を走行するスライダ
ー43に支持された他方のガイドレール(以下、左右方
向ガイドレールという。)44は、供給ステージ13と
収納ステージ15とをカバーする左右方向に敷設されて
いる。
【0024】直交型ロボット41の左右方向ガイドレー
ル44を走行するスライダー45には、供給用ハンドリ
ング装置46および収納用ハンドリング装置47が垂直
方向下向きにそれぞれ設備されている。両ハンドリング
装置46、47はエアシリンダ装置48と真空吸着保持
装置49とをそれぞれ備えている。エアシリンダ装置4
8はスライダー45に垂直方向下向きに据え付けられて
おり、そのピストンロッドの先端である下端には真空吸
着保持装置49の吸着ヘッドが装着されている。真空吸
着保持装置49の吸着ヘッドには負圧供給手段(図示せ
ず)が流体連結されており、吸着ヘッドはこの負圧によ
ってIC1の上面を吸着して保持するようになってい
る。
【0025】そして、両方のハンドリング装置46、4
7は、供給用ハンドリング装置47の吸着ヘッドがター
ンテーブル21における供給ステーション24のポケッ
ト23に真上で対向した時に、収納用ハンドリング装置
47の吸着ヘッドが収納ステーション26のポケット2
3に真上で対向するようにスライダー45にそれぞれ配
設されている。すなわち、供給用ハンドリング装置46
と収納用ハンドリング装置47との間隔は、ターンテー
ブル21に配置されたポケット23群の同心円の直径と
等しく設定されている。
【0026】次に作用を説明する。兼用移送装置40の
供給用ハンドリング装置46が直交型ロボット41によ
って供給ステージ13に移動され、供給用ハンドリング
装置46によって実トレイ14のIC1が真空吸着保持
されてピックアップされる。
【0027】次いで、この供給用ハンドリング装置46
が直交型ロボット41によって供給ステージ13から待
機ステージ20に図2に示されているように移動され
る。この移動により、供給用ハンドリング装置46によ
ってピックアップされたIC1は、ターンテーブル21
の供給ステーション24に停止したポケット23の真上
に対向される。続いて、ICは供給用ハンドリング装置
46のエアシリンダ装置48によって下降されてポケッ
ト23内に挿入され、真空吸着保持を解除されることに
より、移載される。
【0028】このとき、兼用移送装置40のスライダー
45に供給用ハンドリング装置46と共に設備された収
納用ハンドリング装置47は、ターンテーブル21の収
納ステーション24に停止したポケット23に対向する
ため、このポケット23に保持されている検査済IC1
Aを真空吸着保持してピックアップする。すなわち、収
納用ハンドリング装置47のエアシリンダ装置48によ
って真空吸着保持装置49が下降されてポケット23内
のIC1Aに当接されると、IC1Aは真空吸着保持さ
れる。続いて、エアシリンダ装置48が上昇されると、
IC1Aはポケット23から持ち上げられる。
【0029】次いで、検査済IC1Aをピックアップし
た収納用ハンドリング装置47は供給用ハンドリング装
置46と一緒に直交型ロボット41によって待機ステー
ジ20から収納ステージ15に移動される。そして、収
納用ハンドリング装置47によってピックアップされた
検査済IC1Aは、良品トレイ16または不良品トレイ
17のうちテスターで指定されたトレイに挿入されて真
空吸着保持を解除されることにより、収納される。
【0030】続いて、収納用ハンドリング装置47と共
にスライダー45に設備された供給用ハンドリング装置
46は、兼用移送装置40の直交型ロボット41によっ
て供給ステージ13に移動され、実トレイ14に収納さ
れた次のIC1をピックアップする。以降、前記作動が
繰り返されることにより、検査すべきIC1の供給ステ
ージ13から待機ステージ20への移送作業、並びに、
検査済IC1Aの待機ステージ20から収納ステージ1
5への移送作業が順次実施されて行く。
【0031】以上のようにして検査すべきIC1の供給
ステージ13から待機ステージ20への移送作業および
検査済IC1Aの待機ステージ20から収納ステージ1
5への移送作業が、兼用移送装置40によって同時進行
的に並行処理されるため、両作業の総合時間を短縮する
ことができる。
【0032】他方、供給ステーション24に間欠停止し
たポケット23にこれから検査するIC1を供給された
ターンテーブル21は、90度回転する。この回動によ
り、検査されるIC1を保持したポケット23はターン
テーブル21の検査ステーション25に移動される。こ
の際、ポケット23は90度遊星回転されるため、ポケ
ット23に保持されたIC1の検査ステーション25の
ターンテーブル21に対する向きは、図1にIC1のイ
ンデックス2で示されているように、供給ステーション
24における向きと同一になる。
【0033】次いで、検査ステーション25に移動され
たポケット23のIC1は、検査用移送装置30により
待機ステージ20から検査ステージ11に図3に示され
ているように移送される。すなわち、ポケット23に保
持されたIC1は、検査用移送装置30における検査ス
テーション25側に位置したハンドリング装置33によ
って真空吸着保持されてピックアップされる。この際、
検査ステージ11側に位置したハンドリング装置33
は、ソケット12に装着されて検査が済んだIC1Aを
真空吸着保持してピックアップする。
【0034】これから検査するIC1および検査済IC
1Aのピックアップが終了すると、ロータリーシャフト
31が180度回転され、ロータリーアーム32によっ
て両側のハンドリング装置33、33がソケット12お
よび検査ステーション25のポケット23に検査するI
C1および検査済IC1Aを移動させる。そして、ソケ
ット12の真上に移動したハンドリング装置33は、検
査するIC1をソケット12にプットダウンしてソケッ
ト12に挿着する。また、検査ステーション25のポケ
ット23の真上に移動したハンドリング装置33は、検
査済IC1Aをそのポケット23にプットダウンして保
持させる。
【0035】この際、ロータリーアーム32が180度
回転されるため、ソケット12に挿着されたIC1の向
きは、図1にインデックス2で示されているように、検
査ステーション25における向きと180度反対向きに
なっている。また、検査ステーション25のポケット2
3に保持された検査済IC1Aの向きは、供給ステーシ
ョン24における向きと同一の元の向きに戻された状態
になっている。
【0036】これから検査するIC1がソケット12に
挿着されると、そのIC1とテスターとがソケット12
を介してテスト信号を交わし所定の電気特性検査が実施
される。
【0037】検査が終了すると、検査済IC1Aは検査
用移送装置30の一方のハンドリング装置33によって
ピックアップされる。ピックアップされた検査済IC1
Aはロータリーシャフト31の180度回転によって、
待機ステージ20の検査ステーション25に待機してい
るポケット23に移送されてプットダウンされる。この
際、ロータリーシャフト31は往行回転と反対方向に復
行180度回転されるため、各ハンドリング装置33に
接続されたエアシリンダ装置34用の正圧供給手段のホ
ースや、真空吸着保持装置35用の負圧供給手段のホー
ス等が捩じれることはない。したがって、検査用移送装
置30の構造を簡単化することができる。
【0038】以上のようにして検査するIC1の待機ス
テージ20から検査ステージ11への移送作業と、検査
済IC1Aの検査ステージ11から待機ステージ20へ
の移送作業とが同一のロータリーアーム32の往復回動
によって実行されるため、直交型ロボットによる移動時
間に比べてその移動時間が短縮されるとともに、検査用
移送装置30の構造がきわめて簡単になる。
【0039】次いで、ターンテーブル21が90度回転
されると、検査済IC1Aを保持したポケット23は検
査ステーション25から収納ステーション26に移動さ
れる。この際、ターンテーブル21の90度回転に伴っ
て、保持ブロック22が90度遊星回転されるため、収
納ステーション26に移動された検査済IC1Aの向き
は、供給ステーション24に供給された時の向きと同一
になっている。そして、収納ステーション26に移動し
た検査済IC1Aは、前述したように兼用移送装置40
の収納用ハンドリング装置47によってピックアップさ
れ、収納ステージ15における良品トレイ16または不
良品トレイ17にプットダウンされて収納される。
【0040】その後、ターンテーブル21が90度回転
されると、収納ステーション26の空になったポケット
23は供給待ちステーション27に移動される。この際
も、ターンテーブル21の90度回転に伴って、保持ブ
ロック22は90度遊星回転される。次いで、ターンテ
ーブル21が90度回転されると、供給待ちステーショ
ン27の空のポケット23は供給ステーション24に移
動される。
【0041】以降、前記作動が繰り返されることによ
り、検査すべきIC1について電気特性の良不良選別検
査が順次実施されて行く。この検査作業中、供給ステー
ジ13および収納ステージ15と待機ステージ20との
間のICの移送作業と、待機ステージ20と検査ステー
ジ11との間のICの移送作業とは、同時進行的に実行
されるため、検査作業全体としての時間は短縮されるこ
とになる。
【0042】前記実施例によれば次の効果が得られる。 (1) 待機ステージには間欠回転によって4つのステ
ーションを構成するターンテーブルを設備するととも
に、このターンテーブルにはICを保持するポケットを
4個配設し、また、直交型ロボットの最終段スライダに
供給用ハンドリング装置と収納用ハンドリング装置を組
み込み、供給用ハンドリング装置がターンテーブルの供
給ステーションに停止した保持部にICをプットダウン
する時に、収納用ハンドリング装置がターンテーブルの
収納ステーションに停止した検査済ICをピックアップ
するように構成することにより、供給用移送装置および
収納用移送装置の全体としての構造を簡単化することが
できるとともに、待機ステージにおいての供給用移送装
置および収納用移送装置の移動を省略することができる
ため、その分、タクトタイムを短縮することができる。
【0043】(2) ターンテーブルの検査ステーショ
ンに位置した保持部と検査ステージのソケットとを通る
円弧の中心を回動中心とするロータリーアームの当該円
弧上に、ICをハンドリングする一対のハンドリング装
置をそれぞれ設備することにより、ロータリーアームは
1サイクルの動作で、両方のハンドリング装置を検査ス
テージのソケットと待機ステージの保持部との間を交互
に移動させ、かつ、一方のハンドリング装置が検査ステ
ージにおいて検査済ICをハンドリングしている時に、
他方のハンドリング装置が待機ステージにおいてこれか
ら検査するICをハンドリングすることができるため、
検査ステージにおけるハンドリング作業と待機ステージ
におけるハンドリング作業とを同時に進行させることが
でき、タクトタイムを短縮することができ、また、検査
用移送装置の構造を簡単化することができる。
【0044】(3) 各保持部をターンテーブルに遊星
回転するように設備することにより、保持部に保持され
たICの向きを一定の向きに揃えることができるため、
供給作業、検査作業および収納作業の取り扱い方を統一
することができる。
【0045】(4) ロータリーアームを往復回動する
ように構成することにより、ハンドリング装置に流体連
結された正圧供給手段や負圧供給手段のホース等の捩じ
れを防止することができるため、検査用移送装置の構造
を簡単化することができる。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】例えば、ターンテーブルは4箇所のステー
ションが設定されるように構成するに限らず、6箇所以
上偶数箇所のステーションが設定されるように構成して
もよい。
【0048】また、ターンテーブルに配設されるIC保
持部は、4個配設するに限らず、少なくとも一対1組配
設すればよく、2個または6個以上の偶数個配設しても
よい。
【0049】IC保持部はターンテーブルに対して遊星
回転するように配設するに限らず、固定的に配設しても
よい。
【0050】検査用移送装置のロータリーアームにはハ
ンドリング装置を2台配設するに限らず、3台以上配設
してもよい。なお、ハンドリング装置が3台以上配設さ
れている場合には、検査ステージに3箇所以上のステー
ションが設定されることになるため、例えば、電気特性
検査作業、リード外観検査作業、製品マーク検査作業等
の複数の検査作業が実施されるように構成することがで
きる。さらに、電気特性検査作業、リード外観検査作業
および製品マーク検査作業が実施される場合には、一の
検査作業で不良品と判定されたICについては他の検査
作業を省略するように構成することができるし、リード
の修正作業ステーション等を設定することもできる。
【0051】検査用移送装置のロータリーアームは、1
80度往復回転するように構成するに限らず、180度
ずつ一方向に間欠回転するように構成してもよいし、1
80度以外の角度で間欠回転するように構成してもよ
い。
【0052】検査用移送装置は、ロータリーアームと一
対のハンドリング装置との組み合わせによって構成する
に限らず、直交型ロボットと一対のハンドリング装置と
の組合せによる兼用移送装置によって構成してもよい。
すなわち、直交型ロボットを最終段スライダーが待機ス
テージと検査ステージとの間を往復移動するように構成
するとともに、このスライダーに一対のハンドリング装
置を設備し、一方のハンドリング装置が待機ステージの
検査待ちICをハンドリングする間に、他方のハンドリ
ング装置が検査ステージの検査済ICをハンドリングす
るように構成してもよい。
【0053】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるICの
電気特性についての検査装置に適用した場合について説
明したが、それに限定されるものではなく、ICのリー
ド外観についての検査装置、ICの製品マークについて
の検査装置、さらには、IC以外の半導体装置や電子装
置、電子部品および電気機器の電気特性、リード外観お
よび製品マーク等を検査する検査装置全般に適用するこ
とができる。
【0054】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0055】待機ステージには間欠回転によって少なく
とも4つのステーションを構成するターンテーブルを設
備するとともに、このターンテーブルには被検査物を保
持するポケットを少なくとも一対配設し、また、供給用
移送装置と収納用移送装置の兼用移送装置を設けるとと
もに、供給用移送装置がターンテーブルの供給ステーシ
ョンに停止した保持部に被検査物をプットダウンする時
に、収納用移送装置がターンテーブルの収納ステーショ
ンに停止した検査済の被検査物をピックアップするよう
に構成することにより、構造を簡単化することができる
とともに、待機ステージにおける供給用移送装置および
収納用移送装置の移動を省略することができるため、そ
の分、タクトタイムを短縮することができる。
【0056】ターンテーブルの検査ステーションに来た
保持部と検査ステージとを通る円弧の中心を回動中心と
するロータリーアームの当該円弧上に、被検査物をハン
ドリングする一対のハンドリング装置をそれぞれ設備す
ることにより、ロータリーアームは1サイクルの動作
で、両方のハンドリング装置を検査ステージと待機ステ
ージとの間を交互に移動させ、かつ、一方のハンドリン
グ装置が検査ステージにおいて検査済の被検査物をハン
ドリングしている時に、他方のハンドリング装置が待機
ステージにおいて検査待ちの被検査物をハンドリングす
ることができるため、検査ステージにおけるハンドリン
グ作業と待機ステージにおけるハンドリング作業とを同
時に進行させることができ、タクトタイムを短縮するこ
とができ、また、検査用移送装置の構造を簡単化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるICオートハンドラを
示す模式的斜視図である。
【図2】兼用移送装置の作用を説明するための一部省略
斜視図である。
【図3】検査用移送装置の作用を説明するための一部省
略斜視図である。
【符号の説明】
1…IC(被検査物)、1A…検査済IC(検査済の被
検査物)、2…インデックス、10…ICオートハンド
ラ(検査装置)、11…検査ステージ、12…ソケット
(接続装置)、13…供給ステージ、14…実トレイ、
15…収納ステージ、16…良品トレイ、17…不良品
トレイ、20…待機ステージ、21…ターンテーブル、
22…保持ブロック、23…ポケット(保持部)、24
…供給ステーション、25…検査ステーション、26…
収納ステーション、27…供給待ちステーション、30
…検査用移送装置、31…ロータリーシャフト、32…
ロータリーアーム、33…ハンドリング装置、34…エ
アシリンダ装置、35…真空吸着保持装置、40…供給
用移送装置と収納用移送装置とを一体化した移送装置
(兼用移送装置)、41…直交型ロボット、42…前後
方向ガイドレール、43…前後方向スライダー、44…
左右方向ガイドレール、45…最終段スライダー、46
…供給用ハンドリング装置、47…収納用ハンドリング
装置、48…エアシリンダ装置、49…真空吸着保持装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−177583(JP,A) 特開 昭60−223198(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/26 H01L 21/66

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査前の被検査物を供給ステージから待
    機ステージへ搬送するための供給用ハンドリング装置
    と、検査済の被検査物を前記待機ステージから収納ステ
    ージへ搬送するための収納用ハンドリング装置とを所定
    の間隔にスライダーに取り付けた移送装置を備えてお
    り、 前記待機ステージに配された前記被検査物を保持するた
    めの複数の保持部の間隔は、前記移送装置の前記供給用
    ハンドリング装置に吸着した前記検査前の被検査物を前
    記待機ステージの保持部へ保持させるために吸着を解除
    する動作と同期して、他の保持部に保持された前記検査
    済の被検査物を前記収納用ハンドリング装置にて吸着保
    持を可能とするために前記所定の間隔に設定されている
    ことを特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】 被検査物に対して検査を実行する検査ス
    テージと、被検査物が検査に対して待機する待機ステー
    ジと、検査される被検査物を供給する供給ステージと、
    検査済の被検査物を収納する収納ステージと、供給ステ
    ージから待機ステージにこれから検査される被検査物を
    移送する供給用移送装置と、待機ステージと検査ステー
    ジとの間で被検査物を移送する検査用移送装置と、待機
    ステージから収納ステージに検査済の被検査物を移送す
    る収納用移送装置とを備えている検査装置であって、 前記待機ステージに間欠回転するターンテーブルが少な
    くとも4つのステーションを構成するように設備されて
    いるとともに、このターンテーブルには被検査物を保持
    する保持部が少なくとも一対配設されており、 前記供給用移送装置と前記収納用移送装置とが同時に移
    動するように構成されているとともに、供給用移送装置
    がターンテーブルの供給ステーションに停止した保持部
    に被検査物を移載する時に、収納用移送装置がターンテ
    ーブルの収納ステーションに停止した検査済の被検査物
    を受け取るように構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記検査用移送装置は、ターンテーブル
    の検査ステーションに来た保持部と検査ステージとを通
    る円弧の中心を回動中心とするロータリーアームと、被
    検査物を受け渡す一対のハンドリング装置とを備えてお
    り、両ハンドリン グ装置はロータリーアームの前記円弧
    上にそれぞれ設備されていることを特徴とする請求項2
    に記載の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記ロータリーアームが往復回動するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項に記載の
    検査装置。
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