JP3264832B2 - キャブの空調装置等取付用シール装置 - Google Patents
キャブの空調装置等取付用シール装置Info
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Description
ベルなど建設機械,作業車両の運転室用キャブに装備す
る空調装置等取付用シール装置に関する。
に記載されている簡易キャブの要部断面図である。図1
4に示す簡易キャブでは、ステー部材1に対してフロン
トパネル2を着脱可能に取付けている。そしてステー部
材1とフロントパネル2との間の隙間から雨水が侵入し
ないようにシール部材3を取付けている。
の建設機械に装置したキャブでは、雨水に対する水密を
目的として図14に示すようなシール部材(ウエザスト
リップ)3、断面が略H状のシール部材4、あるいはま
た図示していない断面が略S状のシール部材などを用い
ている。また、キャブの天井に窓穴を開穿してその窓穴
の内周縁部の全周にわたってシール部材を嵌着し、上記
窓穴に対してオプション装備で空調装置を取付けるよう
にしたものである。しかし上記空調装置を装備しない場
合には上記窓穴を閉鎖するカバー板を取付けなければな
らないが、その窓穴に嵌着しているシール部材を取付け
替えしないで、そのシール部材にカバー板を直接取付け
ることができなかった。本発明は、キャブの天井に空調
装置用クーラユニットの調節エア吹出口をキャブ室内に
開放する窓穴を開穿し、その窓穴の内周縁部にトリム部
材を嵌着し、そのトリム部材によって水密に空調装置等
の底面カバー板を取付けられるようにし、また空調装置
等非取付状態時における窓穴閉鎖用のカバー板を上記ト
リム部材に対し水密に取付けることのできるシール装置
を提供することを目的とする。
ブの天井に、空調装置用クーラユニットの調節エア吹出
口をキャブ室内に開放する窓穴を開穿し、その窓穴の内
周縁部の全周にわたって弾性を有する合成樹脂材のシー
ル用のトリム部材を嵌着し、かつそのトリム部材の内周
側の上部に溝を形成し、上記トリム部材の外周面部に取
付状態の空調装置用クーラユニットの底面カバー板を水
密に当接させるようにし、また空調装置非取付状態時に
おける窓穴閉鎖用のカバー板の外周縁部全周を、トリム
部材に形成した上記溝に対し水密に嵌合させるようにし
た。そして上記の場合、トリム部材の外周側上端部の全
周に突起稜部を突設せしめ、また空調装置用クーラユニ
ットの底面カバー板の下面部に、上記トリム部材の上面
部の全周に相対応し、かつ弾性を有する合成樹脂材の枠
形シール部材を固着し、その枠形シール部材の下面部に
対して上記突起稜部を相互に押圧当接せしめた。
対して空調装置用クーラユニットを取付けたときには、
上記窓穴の内周縁部の全周にわたって嵌着したトリム部
材の突起稜部に対して、クーラユニットの底面カバー板
下面部に固着した枠形シール部材に押圧当接する。それ
により、キャブ天井におけるクーラユニット取付部から
キャブ室内へ雨水が侵入するのを防止することができ
る。また空調装置非取付状態時には上記窓穴の内周縁部
に嵌着されているトリム部材の溝に対して、窓穴閉鎖用
のカバー板の外周縁部全周を水密に嵌合する。したがっ
て上記窓穴に対して本発明のトリム部材を取付けておけ
ば、その一個のトリム部材によってクーラユニットの取
付部、または窓穴閉鎖用のカバー板の嵌合部を確実にシ
ールすることができる。
に基いて詳細に説明する。図1は、本発明のシール装置
を装備した小型油圧ショベルの側面図である。図におい
て、5は小型油圧ショベルの下部走行体、6は下部走行
体5の上部に旋回自在に設けている上部旋回体、7は上
部旋回体6に装備している運転室用のキャブ、8は空調
装置のクーラユニット、9はコンデンサ、10は上記ク
ーラユニット8からコンデンサ9にわたる外周側を包覆
せしめているカバーである。図2は、図1のAより見た
切開要部正面図である。図において、11はクーラユニ
ット8の複数個の調節エア吹出口である。図3は、図2
のB−Bより見た要部断面図である。図において、12
はキャブ7の天井、13は天井12に開穿した窓穴、1
4は窓穴13の内周縁部の全周にわたって嵌着した無端
状のシール用のトリム部材、15はクーラユニット8の
底面カバー板、16は底面カバー板15の下面部に固着
した枠形シール部材、17は天井12の前部に設けてい
る天窓である。図4は、図3における底面カバー板15
の平面図である。図5は、図4のC−Cより見た要部断
面図である。図6は、図5のD部拡大図である。
が、カバー10を取外した状態を示す。図8は、図7に
おける空調装置(クーラユニット8,コンデンサ9な
ど)を非装置状態のキャブ7の要部平面図である。図に
おいて、18は窓穴13を閉鎖状態にするために取付け
ているカバー板である。図9は、図8のF−Fより見た
要部断面図である。図10は、図9のGより見たトリム
部材14の平面図である。図11は、図10のH部拡大
図である。図12は、図10のI−I断面図である。図
において、19はトリム部材14の窓穴用嵌着溝、20
はカバー板18を嵌合して取付けるための溝、21はト
リム部材14の外周側上端部の全周に突設せしめた突起
稜部である。図13は、図3,図5,図6に示す枠形シ
ール部材16の平面図である。
図13について述べる。本発明ではキャブ7の天井12
に、クーラユニット8の調節エア吹出口11をキャブ7
室内に開放する窓穴13(図3,図7に示す)を開穿
し、その窓穴13の内周縁部の全周にわたって弾性を有
する合成樹脂材(たとえばゴム材など)のシール用のト
リム部材14の窓穴用嵌着溝19(図6に示す)を嵌着
し、かつそのトリム部材14の内周側の上部に溝20を
形成し、上記トリム部材14の外周面部に取付状態のク
ーラユニット8の底面カバー板15を水密に当接させる
ようにし、また空調装置(クーラユニット8,コンデン
サ9など)非取付状態時における窓穴13閉鎖用のカバ
ー板18(図8,図9に示す)の外周縁部全周を、トリ
ム部材14に形成した上記溝20に対し水密に嵌合させ
るようにした。そして上記の場合、トリム部材14の外
周側上端部の全周に突起稜部21(図6,図12に示
す)を突設せしめ、またクーラユニット8の底面カバー
板15の下面部に、上記トリム部材14の上面部の全周
に相対応し、かつ弾性を有する合成樹脂材(たとえばウ
レタンフォーム材など)の枠形シール部材16(図6,
図13に示す)を固着(接着剤塗布などによる)し、そ
の枠形シール部材16の下面部に対して上記突起稜部2
1を相互に押圧当接せしめた。
述べる。本発明ではキャブ7の天井12に開穿した窓穴
13に対してクーラユニット8を取付けたときには、上
記窓穴13の内周縁部の全周にわたって嵌着したトリム
部材14の突起稜部21に対して、クーラユニット8の
底面カバー板15下面部に固着した枠形シール部材16
に押圧当接する。それにより、キャブ7天井12におけ
るクーラユニット8取付部からキャブ7室内へ雨水が侵
入するのを防止することができる。また空調装置非取付
状態時には上記窓穴13の内周縁部に嵌着されているト
リム部材14の溝20に対して、窓穴13閉鎖用のカバ
ー板18の外周縁部全周を水密に嵌合する。したがって
上記窓穴13に対して本発明のトリム部材14を取付け
ておけば、その一個のトリム部材14によってクーラユ
ニット8の取付部、または窓穴13閉鎖用のカバー板1
3の嵌合部を確実にシールすることができる。
穿した窓穴13に対して空調装置用クーラユニット8を
取付けるようにしているが、それに限らずたとえばキャ
ブの外側面部に窓穴を開穿し、他の機器などを取付ける
場合のシール装置に適用することも可能である。
に対して空調装置用クーラユニットを取付けたときに
は、上記窓穴の内周縁部の全周にわたって嵌着したトリ
ム部材の突起稜部に対して、クーラユニットの底面カバ
ー板下面部に固着した枠形シール部材に押圧当接する。
それにより、キャブ天井におけるクーラユニット取付部
からキャブ室内へ雨水が侵入するのを防止することがで
きる。また空調装置非取付状態時には上記窓穴の内周縁
部に嵌着されているトリム部材の溝に対して、窓穴閉鎖
用のカバー板の外周縁部全周を水密に嵌合する。すなわ
ち上記窓穴に対して本発明のトリム部材を取付けておけ
ば、その一個のトリム部材によってクーラユニットの取
付部、または窓穴閉鎖用のカバー板の嵌合部を確実にシ
ールすることができる。したがって本発明のシール装置
では空調装置用クーラユニットを取付けた場合でも、ま
た窓穴閉鎖用のカバー板を取付けた場合でもシール部材
を共通して使用できるので、シール部材の部品点数をふ
やす必要がなく、経済的である。またトリム部材の外周
側上端部の全周にわたって突設した突起稜部がクーラユ
ニットの底面カバー板下面部に固着した枠形シール部材
に押圧当接するので、弾性を有する上記両部材間のシー
ルを確実に行うことができる。
ルの側面図である。
要部平面図である。
る。
面図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 運転室用キャブの外周面部に窓穴を開穿
し、その窓穴に対してキャブ室内の空気を調節する空調
装置等を着脱可能に取付け、その取付部のシールを行う
ようにしたシール装置において、上記窓穴の内周縁部の
全周にわたってシール用のトリム部材を嵌着し、そのト
リム部材の外周面部に、取付状態の空調装置等の底面カ
バー板を水密に当接させるようにし、また空調装置等非
取付状態時における窓穴閉鎖用のカバー板の外周縁部全
周を、上記トリム部材に形成した溝に対し水密に嵌合さ
せるようにしたことを特徴とするキャブの空調装置等取
付用シール装置。 - 【請求項2】 前記キャブの天井に、空調装置用クーラ
ユニットの調節エア吹出口をキャブ室内に開放する窓穴
を開穿し、その窓穴の内周縁部に、弾性を有する合成樹
脂材のトリム部材を嵌着し、かつそのトリム部材の内周
側の上部に前記溝を形成し、その溝に対して前記カバー
板を着脱自在に嵌合せしめたことを特徴とする請求項1
記載のキャブの空調装置等取付用シール装置。 - 【請求項3】 前記トリム部材の外周側上端部の全周に
突起稜部を突設せしめ、前記空調装置用クーラユニット
の底面カバー板の当接面に対して上記突起稜部を相互に
押圧当接せしめたことを特徴とする請求項1及び2記載
のキャブの空調装置等取付用シール装置。 - 【請求項4】 前記空調装置用クーラユニットの底面カ
バー板の下面部に、前記トリム部材の上面部の全周に相
対応し、かつ弾性を有する合成樹脂材の枠形シール部材
を固着したことを特徴とする請求項1,2,及び3記載
のキャブの空調装置等取付用シール装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16070196A JP3264832B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | キャブの空調装置等取付用シール装置 |
US08/862,923 US5826440A (en) | 1996-05-30 | 1997-05-27 | Construction machine |
DE69727096T DE69727096T2 (de) | 1996-05-30 | 1997-05-28 | Baumaschine |
EP97303613A EP0810110B1 (en) | 1996-05-30 | 1997-05-28 | Construction machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16070196A JP3264832B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | キャブの空調装置等取付用シール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09315143A JPH09315143A (ja) | 1997-12-09 |
JP3264832B2 true JP3264832B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3264832B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP16070196A patent/JP3264832B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09315143A (ja) | 1997-12-09 |
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