JP3264502B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JP3264502B2
JP3264502B2 JP25559691A JP25559691A JP3264502B2 JP 3264502 B2 JP3264502 B2 JP 3264502B2 JP 25559691 A JP25559691 A JP 25559691A JP 25559691 A JP25559691 A JP 25559691A JP 3264502 B2 JP3264502 B2 JP 3264502B2
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幸利 志村
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    • F16D2055/0091Plural actuators arranged side by side on the same side of the rotor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパッドを押圧するピスト
ンが複数並列に設けられているディスクブレーキに関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数のピストンを有するディスクブレー
キは、ピストンが一個の場合に比べて各ピストンの径を
小さくし得て、車軸からできるだけ遠い位置でディスク
にブレーキ力を作用させるとともに、各ピストンにより
ブレーキ力を分散させて作用させることができるもの
で、小型化に有利なため2輪車に広く適用されている。
【0003】従来、この種のディスクブレーキは、例え
ば図5に示すように、キャリパ51に、同一深さのシリ
ンダ52a〜52cが並列に並べられており、各シリン
ダ52a〜52cの隣り合うもの同士(シリンダ52
a,52b、あるいはシリンダ52c,52b)は、各
端のシリンダ52a,52cの底部から中央のシリンダ
52b側に斜めに穿設された有底の穴部53a,53c
と、これと対称的に前記中央のシリンダ52bの底部か
ら前記各端のシリンダ52a,52c側に斜めに穿設さ
れた有底の穴部53b,53dとをそれぞれ先端で連通
させて通じるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のディスクブレーキは、上記したように隣り合
うシリンダ同士の連通のために隣り合うシリンダ一組に
対して二ケ所の穴部(シリンダ52a,52bに対して
穴部53a,53b、シリンダ52c,52bに対して
53c,53d)を穿設する必要があるため、加工コス
トが高く、またこれら穴部53a〜53dを穿設するド
リル等を有するユニットの軸線の関係上同時に全穴部5
3a〜53dを加工することができず加工時間が長いと
いう問題があった。
【0005】したがって、本発明のディスクブレーキ
は、隣り合うシリンダ同士の連通を一ケ所の穴部で行う
ことができ、加工コストを低減できるディスクブレーキ
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のディスクブレーキは、ディ
スクをまたぐキャリパの少なくとも一側に、パッドを押
圧するピストンを摺動可能に嵌合させるシリンダが同一
深さで複数設けられているものであって、前記各シリン
ダは、円筒部と該円筒部の底部側に設けられた該円筒部
よりも大径の環状溝部とを有し、それぞれ隣り合うシリ
ンダ同士が、一方のシリンダの前記円筒部内壁から該シ
リンダの前記環状溝部を介して他方のシリンダの前記環
状溝部に通ずるとともにその軸線が前記一方のシリンダ
の開口部側に該開口部側の内壁に干渉せぬよう設けられ
一直線状の連通孔で連通し、該連通孔は、前記一方の
シリンダの底部側との境界部が該一方のシリンダの環状
溝部に位置し前記他方のシリンダの開口部側との境界部
が該他方のシリンダの環状溝部に位置することを特徴と
している。
【0007】また、本発明の請求項2記載のディスクブ
レーキは、上記請求項1記載のものに加えて、前記シリ
ンダは三つが並列に設けられており、それぞれ隣り合う
シリンダ同士を連通する二つの一直線状の連通孔の各軸
線が、それぞれ異なるシリンダの開口部から当該開口部
の内壁に干渉せぬよう当該シリンダの底部側に延びるよ
う設けられていることを特徴としている。
【0008】また、本発明の請求項3記載のディスクブ
レーキは、上記請求項1記載のものに加えて、前記シリ
ンダは三つが並列に設けられており、それぞれ隣り合う
シリンダ同士を連通する二つの一直線状の連通孔の各軸
線が、それぞれ両端側のシリンダの開口部から当該開口
部の内壁に干渉せぬよう当該シリンダの底部側に延びる
よう設けられていることを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の請求項1記載のディスクブレーキによ
れば、それぞれ隣り合うシリンダ同士を、一方のシリン
ダの円筒部内壁から該シリンダの環状溝部を介して他方
のシリンダの環状溝部に通ずるとともにその軸線が一方
のシリンダの開口部側に該開口部側の内壁に干渉せぬよ
う設けられた一直線状の連通孔で連通させることによ
り、この連通孔を例えばドリル等の穿設用ユニットで穿
設すれば、その穿設工程が隣り合うシリンダ一組に対し
て一回ですみ、二ケ所穿設する必要がなくなる。
【0010】しかも、上記連通孔を、前記一方のシリン
ダの底部側との境界部を該一方のシリンダの環状溝部に
位置させ前記他方のシリンダの開口部側との境界部を該
他方のシリンダの環状溝部に位置させることにより、上
記一方のシリンダの円筒部内壁の連通孔の開口部分を最
小限に抑えることができ、かつキャリパ外面と連通孔と
の間の肉厚を必要以上に薄くしてしまうことがない。
【0011】また、本発明の請求項2記載のディスクブ
レーキによれば、上記請求項1に記載のものの作用に加
えて、キャリパが少なくともその一側にシリンダを三つ
有する場合に、二つの連通孔を、その各軸線がそれぞれ
異なるシリンダの開口部から当該開口部の内壁に干渉せ
ぬよう当該シリンダの底部側に延びるよう設けられてい
ることにより、各連通孔を穿設するための例えばドリル
等の穿設用ユニット同士を同一のシリンダに対して作用
させずに済むので、穿設用ユニット同士が干渉すること
がなく、両連通孔の同時加工が可能となる。
【0012】さらに、本発明の請求項3記載のディスク
ブレーキによれば、上記請求項1に記載のものの作用に
加えて、キャリパが少なくともその一側にシリンダを三
つ有する場合に、二つの連通孔を、その各軸線がそれぞ
れ両端側のシリンダの開口部から当該開口部の内壁に干
渉せぬよう当該シリンダの底部側に延びるよう設けられ
ていることにより、この連通孔を例えばドリル等で穿設
すれば、その穿設工程が隣り合うシリンダ一組に対して
一回ですみ、二ケ所穿設する必要がなくなるとともに、
各連通孔を穿設するための例えばドリル等の穿設用ユニ
ット同士を同一のシリンダに対して作用させずに済むの
で、穿設用ユニット同士が干渉することを防げ、両連通
孔の同時加工が可能となる。
【0013】しかも、本発明の請求項3記載のディスク
ブレーキによれば、この連通孔を穿設するシリンダ同士
の間には、連通孔を穿設しないシリンダが介在すること
になるので、各連通孔を穿設するための例えばドリル等
の穿設用ユニット同士の間隔をより一層大きく取れるの
で、一層顕著に穿設用ユニット同士が干渉することを防
げることになる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例によるディスクブレーキを
図1〜図4を参照して以下に説明する。なお、以下の説
明で用いる左右は図面におけるものを便宜的に使用する
ものである。
【0015】図1および図2に示すように、本実施例の
ディスクブレーキ1は、ディスク2をまたぐキャリパ3
がディスク2の両側にピストン4a〜4cを配置する対
向ピストン型キャリパである例を示しており、ディスク
2の外周側に位置するブリッジ部5で一対の半割部6
A,6Bに分割されて、タイボルト7で一体に締結され
ている。
【0016】各半割部6A,6Bには、これらを締結し
たときに対向状態となるように相互に同じ位置に、パッ
ド8A,8Bを押圧するための上記ピストン4a〜4c
を摺動自在に嵌合させる有底のシリンダ9a〜9cが三
個ずつ形成されている(図1においては片側の半割部6
Aのシリンダ9a〜9c三個のみ図示している)。これ
らシリンダ9a〜9cは、それぞれが、開口部10a〜
10cより所定量小径で所定深さまで穿設された形状の
円筒部11a〜11cとその底部12a〜12c側に設
けられた該円筒部11a〜11cよりも所定量大径の環
状溝部13a〜13cとを有しており、各円筒部11a
〜11cの深さおよび環状溝部13a〜13cの深さは
各シリンダ9a〜9cとも同一となるよう形成されてい
る。なお、各シリンダ9a〜9cの円筒部11a〜11
c同士および環状溝部13a〜13c同士はそれぞれ同
一内径に形成されており、また、各シリンダ9a〜9c
はディスク2の周方向に沿って並べられている(図3参
照)。
【0017】また、各シリンダ9a〜9cの開口部10
a〜10c付近には、断面長方形状のワーパーシール1
4a〜14cを保持するためのワイパーシール溝15a
〜15cが所定の同じ深さ位置に形成されており、その
若干底部12a〜12c側には、断面台形状の、ピスト
ンシール16a〜16cを保持するためのピストンシー
ル溝17a〜17cがそれぞれ所定の同じ深さ位置に形
成されている。ここで、通常ピストンシール溝17a〜
17cはワイパーシール溝15a〜15cより大径に形
成されるもので、隣り合うピストンシール溝17a〜1
7c同士の間に所定量のキャリパ肉厚が得られるよう設
定されている。
【0018】そして、本実施例においては、図1におけ
る左端のシリンダ9aの、円筒部11a内壁の中央のシ
リンダ9bと近接した所定位置から該左端のシリンダ9
aの環状溝部13aを介して中央のシリンダ9bの環状
溝部13bに通ずる所定径の連通孔18aと、同様に右
端のシリンダ9cの円筒部11c内壁の中央のシリンダ
9bと近接した所定位置から該右端のシリンダ9cの環
状溝部13cを介して中央のシリンダ9bの環状溝部1
3bに通ずる所定径の連通孔18cとが設けられてい
る。これら各連通孔18a,18cは、ブレーキ液を各
シリンダ9a〜9c間で流通させるもので、図4に示す
ように、それぞれの軸線19aおよび19cが相互にシ
リンダ9a〜9cの底部12a〜12c側で交差するよ
うになっており、またそれぞれの軸線19a,19cは
対応するシリンダ9a,9cの、中央のシリンダ9bと
離れた位置の開口部10a,10c側の内壁に干渉せぬ
よう設けられている。
【0019】ここで、左端の連通孔18aは、左端のシ
リンダ9aの底部12a側との境界部20aが該左端の
シリンダ9aの環状溝部13aに位置しかつ中央のシリ
ンダ9bの開口部10b側との境界部20bが該中央の
シリンダ9bの環状溝部13bに位置するようになって
おり、同様に右端の連通孔18cは、右端のシリンダ9
cの底部12c側との境界部20cが該右端のシリンダ
9cの環状溝部13cに位置しかつ中央のシリンダ9b
の開口部10b側との境界部20dが該中央のシリンダ
9bの環状溝部13bに位置するようになっている。
【0020】このような構成のディスクブレーキ1にお
いて、その連通孔18a,18cをキャリパ3に例えば
ドリル等の図示せぬ穿設用ユニットで穿設する場合、各
連通孔18a,18cは、上記したようにその軸線19
a,19cが各左右端のシリンダ9a,9cの開口部1
0a,10c側の内壁に干渉せぬよう設けられているた
め、通常の、モータ軸とドリル軸とが一致あるいは平行
をなす穿設用ユニットで穿設することができ、特殊な工
具および装置等を必要としなくなる。
【0021】また、その穿設工程が、隣り合うシリンダ
一組(シリンダ9a,9b、あるいはシリンダ9c,9
b)に対して一回ですみ、二ケ所穿設する必要がなくな
る(すなわち三つのシリンダ9a〜9cを有する本実施
例の場合、従来は四ケ所穿設する必要があったが、それ
が連通孔18a,18cの二ケ所ですむことになる)た
め、工具コスト等の加工コストを低減することができ
る。
【0022】さらに、上記したように各連通孔18a,
18cの対応する各左右端シリンダ9a,9cの底部1
2a,12c側との境界部20a,20cを、それぞれ
対応するシリンダ9a,9cの環状溝部13a,13c
内に位置させ中央のシリンダ9bの開口部10b側との
境界部20b,20dを該中央のシリンダ9bの環状溝
部13b内に位置させることにより、各左右端のシリン
ダ9a,9cの円筒部11a,11c内壁の連通孔18
a,18cの開口部分の長さ(図4に示すL1)を最小
限に抑えることができ、かつキャリパ3外面21と連通
孔18a,18cとの間の肉厚(図4に示すL2)を必
要以上に薄くしてしまうことがなくなるため、本来の性
能を低下させる可能性がない。
【0023】しかも、各連通孔18a,18cの軸線1
9a,19cが相互に異なるシリンダ9a,9cの開口
部10a,10cから当該シリンダ9a,9cの底部1
2a,12c側に延びるよう設けられていることによ
り、各連通孔18a,18cを穿設するための例えばド
リル等の穿設用ユニット同士を同一のシリンダに対して
作用させずに済み、穿設用ユニット同士が干渉すること
を防げ、その配置レイアウト等が簡単になるとともに、
両連通孔18a,18cの同時加工が可能となる。
【0024】なお、本実施例においては、キャリパ3内
にそれぞれ対向して同一内径のシリンダ9a〜9cが複
数設けられる構成のものを例示して説明したが、このよ
うな構成のディスクブレーキに限らず種々のものに適用
することができる。例えば、キャリパの一側にのみシリ
ンダが設けられるものや、各シリンダ同士が異なる内径
を有するものにも勿論適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のディスクブレーキによれば、それぞれ隣り合うシ
リンダ同士を、一方のシリンダの円筒部内壁から該シリ
ンダの環状溝部を介して他方のシリンダの環状溝部に通
ずるとともにその軸線が一方のシリンダの開口部側に該
開口部側の内壁に干渉せぬよう設けられた一直線状の
通孔で連通させることにより、この連通孔を例えばドリ
ル等の穿設用ユニットで穿設すれば、その穿設工程が隣
り合うシリンダ一組に対して一回ですみ、二ケ所穿設す
る必要がなくなる。したがって、加工コストを低減する
ことができる。
【0026】しかも、上記連通孔を、前記一方のシリン
ダの底部側との境界部を該一方のシリンダの環状溝部に
位置させ前記他方のシリンダの開口部側との境界部を該
他方のシリンダの環状溝部に位置させることにより、上
記一方のシリンダの円筒部内壁の連通孔の開口部分を最
小限に抑えることができ、かつキャリパ外面と連通孔と
の間の肉厚を必要以上に薄くしてしまうことがない。し
たがって、本来のディスクブレーキの性能を低下させる
ことなく、上記加工コストの低減を図ることができる。
【0027】また、本発明の請求項2記載のディスクブ
レーキによれば、上記請求項1に記載のものの効果に加
えて、キャリパが少なくともその一側にシリンダを三つ
有する場合に、二つの連通孔を、その各軸線がそれぞれ
異なるシリンダの開口部から当該開口部の内壁に干渉せ
ぬよう当該シリンダの底部側に延びるよう設けられてい
ることにより、各連通孔を穿設するための例えばドリル
等の穿設用ユニット同士を同一のシリンダに対して作用
させずに済み、各連通孔を穿設するための例えばドリル
等の穿設用ユニット同士が干渉することがなくなる。し
たがって、穿設用ユニットの配置レイアウトが簡単で、
両連通孔の同時加工ができ、加工時間を短縮できる。
【0028】さらに、本発明の請求項3記載のディスク
ブレーキによれば、上記請求項1に記載のものの効果に
加えて、キャリパが少なくともその一側にシリンダを三
つ有する場合に、二つの連通孔を、その各軸線がそれぞ
れ両端側のシリンダの開口部から当該開口部の内壁に干
渉せぬよう当該シリンダの底部側に延びるよう設けられ
ていることにより、この連通孔を例えばドリル等で穿設
すれば、その穿設工程が隣り合うシリンダ一組に対して
一回ですみ、二ケ所穿設する必要がなくなるとともに、
穿設用ユニット同士が干渉することを防げ、両連通孔の
同時加工ができ、加工時間を短縮できる。
【0029】しかも、本発明の請求項3記載のディスク
ブレーキによれば、この連通孔を穿設するシリンダ同士
の間には、連通孔を穿設しないシリンダが介在すること
になるので、各連通孔を穿設するための例えばドリル等
の穿設用ユニット同士の間隔をより一層大きく取れるの
で、穿設用ユニットの配置レイアウトが一層簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるディスクブレーキを示
す平面図であり、その一部を断面としたものである。
【図2】本発明の一実施例によるディスクブレーキの図
1に示すX−X線に沿う断面矢視図である。
【図3】本発明の一実施例によるディスクブレーキの図
1に示すY−Y線に沿う分解矢視図である。
【図4】本発明の一実施例によるディスクブレーキのキ
ャリパの一方の半割部6Aの断面図である。
【図5】従来のディスクブレーキのキャリパの一方の半
割部の断面図である。
【符号の説明】
1 ディスクブレーキ 2 ディスク 3 キャリパ 4a〜4c ピストン 8A,8B パッド 9a〜9c シリンダ 10a〜10c 開口部 11a〜11c 円筒部 12a〜12c 底部 13a〜13c 環状溝部 18a,18c 連通孔 19a,19c 軸線 20a〜20d 境界部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 55/22 F16D 65/02 F16D 65/20 F16D 55/228

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクをまたぐキャリパの少なくとも
    一側に、パッドを押圧するピストンを摺動可能に嵌合さ
    せるシリンダが同一深さで複数設けられているディスク
    ブレーキにおいて、 前記各シリンダは、円筒部と該円筒部の底部側に設けら
    れた該円筒部よりも大径の環状溝部とを有し、 それぞれ隣り合うシリンダ同士が、一方のシリンダの前
    記円筒部内壁から該シリンダの前記環状溝部を介して他
    方のシリンダの前記環状溝部に通ずるとともにその軸線
    が前記一方のシリンダの開口部側に該開口部側の内壁に
    干渉せぬよう設けられた一直線状の連通孔で連通し、 該連通孔は、前記一方のシリンダの底部側との境界部が
    該一方のシリンダの環状溝部に位置し前記他方のシリン
    ダの開口部側との境界部が該他方のシリンダの環状溝部
    に位置することを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記シリンダは三つが並列に設けられて
    おり、それぞれ隣り合うシリンダ同士を連通する二つの
    一直線状の連通孔の各軸線が、それぞれ異なるシリンダ
    の開口部から当該開口部の内壁に干渉せぬよう当該シリ
    ンダの底部側に延びるよう設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のディスクブレーキ。
  3. 【請求項3】 前記シリンダは三つが並列に設けられて
    おり、それぞれ隣り合うシリンダ同士を連通する二つの
    一直線状の連通孔の各軸線が、それぞれ両端側のシリン
    ダの開口部から当該開口部の内壁に干渉せぬよう当該シ
    リンダの底部側に延びるよう設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のディスクブレーキ。
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