JP3881756B2 - 車両用ディスクブレーキ装置及びその製造方法 - Google Patents

車両用ディスクブレーキ装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3881756B2
JP3881756B2 JP30007097A JP30007097A JP3881756B2 JP 3881756 B2 JP3881756 B2 JP 3881756B2 JP 30007097 A JP30007097 A JP 30007097A JP 30007097 A JP30007097 A JP 30007097A JP 3881756 B2 JP3881756 B2 JP 3881756B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinders
oil passage
cylinder
brake device
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30007097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11132265A (ja
Inventor
鉄男 槌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP30007097A priority Critical patent/JP3881756B2/ja
Publication of JPH11132265A publication Critical patent/JPH11132265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3881756B2 publication Critical patent/JP3881756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクプレートの周縁に沿うように相互に隣接して配列した3個のシリンダをキャリパボディに凹設し、これらシリンダに摺動自在に嵌合するピストンを油圧で駆動してブレーキパッドを前記ディスクプレートに圧接する車両用ディスクブレーキ装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる車両用ディスクブレーキ装置は、例えば、米国特許第3734248号明細書により公知である。
【0003】
上記従来のものは、キャリパボディに形成された3個のシリンダのうち、外側の2個と中央の1個とが異なる油圧源に接続されており、外側の2個のシリンダはキャリパボディから外部に延びる2本の配管を1本に合流させた後に油圧源に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、外側の2個のシリンダから延びる2本の配管をキャリパボディの外部で合流させると、配管の複雑化、ブレーキ装置の大型化、外観の低下等の問題が発生する。そこで、キャリパボディの内部に形成した油路により2個のシリンダを相互に連通させるとともに、その一方のシリンダを1本の配管を介して油圧源に接続することが考えられる。しかしながら、外側の2個のシリンダを油路で相互に連通させようとすると、中央のシリンダが邪魔になって前記油路をを形成するのが難しくなり、油路の加工工数や加工コストが増加してしまう問題がある。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、キャリパボディに設けた複数のシリンダを異なる油圧源に接続するための油路を、そのキャリパボディに簡単に形成できるようにした車両用ディスクブレーキ装置及びその製造方法ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、ディスクプレートの周縁に沿うように相互に隣接して配列した3個のシリンダをキャリパボディに凹設し、これらシリンダに摺動自在に嵌合するピストンを油圧で駆動してブレーキパッドを前記ディスクプレートに圧接する車両用ディスクブレーキ装置において、中央に位置する第1シリンダおよびその両側に位置する第2、第3シリンダを略同一深さに形成するとともに、第2、第3シリンダの底面に、それぞれのシリンダ内径よりも小径の凹部を設け、キャリパボディに、第1シリンダの背部を通過して第2、第3シリンダの凹部を相互に連通する第1油路と、第2、第3シリンダの何れか一方を第1油圧源に接続する第2油路と、第1シリンダを第2油圧源に接続する第3油路とを形成したことを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、キャリパボディに設けられた略同一深さの3個のシリンダのうち、両側の第2、第3シリンダの底面にそれぞれ設けた小径の凹部を、第1シリンダの背部を通過する第1油路で相互に連通するので、この第1油路を形成する際に該第1油路が第1シリンダと干渉し難くなり、これにより第1油路の加工が容易になる。また第2、第3シリンダを第1シリンダよりも深く形成して該第2、第3シリンダを第1油路で連通する場合に比べて、第2、第3シリンダを深く形成する必要がなくなる分だけ加工工数の削減とブレーキオイル量の削減とが可能になる。
【0008】
また請求項2に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、前記第2、第3シリンダを加工する際の下孔と一体に前記凹部を形成したことを特徴とする
【0009】
また請求項3に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、前記第1油路を直線状に形成したとを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、第1油路を直線状に形成するので、その加工が一層容易になる。
【0011】
また請求項4に記載された発明は、請求項1,2又は3に記載の車両用ディスクブレーキ装置の製造方法であって、前記キャリパボディを鋳造する際に、前記第2、第3シリンダに対応した下孔の底面に前記凹部を一体に形成しておき、その凹部を残しながら前記下孔の内周面を中ぐり加工することで、前記第2、第3シリンダを形成することを特徴とする。
【0012】
請求項2,4の上記構成によれば、第2、第3シリンダの下孔を形成するときに同時に凹部を形成することができるので、凹部を形成するための特別の工数が削減される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0014】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すもので、図1は自動二輪車の平面図、図2はブレーキのシステム図、図3はディスクブレーキ装置の正面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図5の6−6線矢視図である。
【0015】
図1および図2において、1は前輪、2は後輪を示し、前輪1は倒立型フロントフォーク3の下端に支持され、後輪2はリヤフォーク5の後端に支持される。7は燃料タンク、8はハンドルを示し、ハンドル8にはブレーキレバー9が設けられ、車体側部下方にはブレーキペダル10が設けられる。
【0016】
前輪1の左右には各々ディスクブレーキ装置A,Bが設けられ、又、後輪2の右側にはディスクブレーキ装置Cが設けられる。尚、図2では便宜上1つのフロントフォーク3を2つの方向から描いてある。
【0017】
図3〜図5において、12はキャリパボディ、13,14,15はキャリパボディ12に形成したシリンダ、16はブレーキパッド、18はディスクプレート、20,21,22は前記シリンダ13,14,15内に各々設けられ、前記ブレーキパッド16をディスクプレート18に押し付けるピストンである。3個のシリンダ13,14,15のうち、中央に位置するシリンダ14は本発明の第1シリンダを構成し、その両側に位置する2個のシリンダ13,15はそれぞれ本発明の第2シリンダ及び第3シリンダを構成する。
【0018】
3個のシリンダ13,14,15は同一の直径および深さを有しているが、中央の第1シリンダ14の両側に位置する第2、第3シリンダ13,15は、その底面にそれぞれのシリンダ内径よりも小径の凹部131 ,151 を備える。キャリパボディ12にシリンダ13,14,15を形成するには、キャリパボディ12を鋳造する際に予め所定深さの下孔を形成しておき、この下孔の内周面を中ぐり加工する。このとき、第2、第3シリンダ13,15の下孔の底面に該下孔よりも小径の凹部131 ,151 を一体に形成しておき、下孔の中ぐり加工を行う際に前記凹部131 ,151 を残せばよい。このように第2、第3シリンダ13,15の下孔と一体に凹部131 ,151 を形成すれば、凹部131 ,151 を形成するための特別の加工が不要になって加工工数が削減される。
【0019】
第2、第3シリンダ13,15の凹部131 ,151 は直線状の第1油路a1 によって相互に連通する。第1油路a1 はキャリパボディ12の長手方向一端部から穿設されるもので、その開口端は盲栓23によって閉塞される。第1油路a1 で第2、第3シリンダ13,15の凹部131 ,151 を連通することにより、その第1油路a1 は第1シリンダ14と干渉することなくその背部を通過することができる。更に、キャリパボディ12には第2、第3シリンダ13,15の何れか一方(実施例では第3シリンダ15の凹部151 )に連通する直線状の第2油路a2 と、第1シリンダ14に連通する直線状の第3油路bとが穿設される。
【0020】
仮に、第2、第3シリンダ13,15に前記凹部131 ,151 が形成されていないと、第1シリンダ14との干渉を避けるために、第2、第3シリンダ13,15を連通する第1油路a1 の形状を複雑にする必要があり、その加工工数が増加してしまう。仮に、第2、第3シリンダ13,15を第1シリンダ14よりも深く形成すれば、直線状の第1油路a1 で第2、第3シリンダ13,15を連通することができるが、このようにすると第2、第3シリンダ13,15の加工量が増加して加工コストが嵩むだけでなく、第2、第3シリンダ13,15のデッドスペースが増加して必要なブレーキオイル量が増加してしまう。それに対して、本実施例によれば加工工数の削減とブレーキオイル量の削減とが可能になる。
【0021】
前記ブレーキパッド16は、ディスクプレート18側に位置する2分割されたライニング16bと、ディスクプレート18の反対側に位置する裏板16aとから構成される。裏板16aの中央には穴16a1 を形成し、一対のライニング16bの間には中央のピストン21の位置に対応して凹部26を形成する。ライニング16bのディスクプレート18に対向する面には、該ライニング16bの放熱効果を高めるべく、溝16b1 をブレーキパッド16の長手方向に直交する方向に形成する。前記溝16b1 は、制動時にライニング16bから発生する摩耗粉の排出にも寄与する。
【0022】
ブレーキパッド16のピストン21側の面には穴16aに対応させて押板31を配置し、この押板31は係止バネ31dを介してピストン21先端に固定する。この押板31は前記凹部26よりも大なる大きさとして平面視で前記ライニング16bと一部が重なるように設定する。
【0023】
図3に示すように押板31の四隅には延出部31aを形成する。この延出部31aはピストン20,22を避けるように円弧状を成すとともに、斜線で示すように受圧面P,Pを有し、且つ、図4に示すように延出部31aの側端31bはブレーキパッド16の側面に係合する。
【0024】
ブレーキ装置B,Cのキャリパボディ12内の構造もこのブレーキ装置Aと同様の構造とし、各々シリンダ13,14,15、ピストン20,21,22、ブレーキパッド16の凹部26、第1〜第3油路a1 ,a2 ,b等が設けられている。
【0025】
ところでブレーキ装置Aのキャリパボディ12は図2に示すように上部と下部をアーム33に取付け、このアーム33はブラケット34,35を介してフロントフォーク3に取付ける。一方、ブレーキ装置Bのキャリパボディ12はその上部と下部をアーム36に取付け、このアーム36の下部はブラケット37に枢着する。アーム36の上部はリンク38の後端に枢着し、リンク38の前端はV字状を成す揺動アーム39の一端側に枢着する。揺動アーム39の他端側はフロントフォーク3の前側に配置した2次マスターシリンダ40のピストンロッド41下端に枢着する。尚、2次マスターシリンダ40は本発明の第1油圧源を構成する。
【0026】
次に図2に基づいてブレーキの全体的なシステムについて述べる。
【0027】
図2中、43は本発明の第1油圧源を構成するブレーキレバー9側のマスターシリンダ、44は本発明の第2油圧源を構成するブレーキペダル10側のマスターシリンダ、45はリザーバタンクを示し、マスターシリンダ43から延出する油路cは2本の油路d,eに分岐し、油路dはブレーキ装置Aの第2油路a2 および第1油路a1 を介して該ブレーキ装置Aの第2、第3シリンダ13,15内に連通する。又、油路eはブレーキ装置Bの第2油路a2 および第1油路a1 を介して該ブレーキ装置Bの第2、第3シリンダ13,15内に連通する。
【0028】
ブレーキペダル10側のマスターシリンダ44からは2本の油路f,gが延出し、油路fはPCV(プロポーショナルコントロールバルブ)46を介してブレーキ装置Cの第3油路bに連通し、この第3油路bを介して更に第1シリンダ14内に連通する。油路gは2本の油路h,iに分岐し、油路hはブレーキ装置Aの第3油路bを介して第1シリンダ14内に連通する。又、油路iは更に2つの油路j,kに分岐し、油路jはブレーキ装置Bの第3油路bを介して第1シリンダ14内に連通し、油路kは2次マスターシリンダ40内に連通する。
【0029】
2次マスターシリンダ40からは油路mが延出し、この油路mはPCV47を介してブレーキ装置Cの第2油路a2 および第1油路a1 に連通し、この第2油路a2 および第1油路a1 を介して第2、第3シリンダ13,15に連通する。
【0030】
以上において、ブレーキレバー9を操作すれば、マスターシリンダ43からオイルが油路cに流入し、このオイルは油路d,eを介してブレーキ装置A,Bの第2油路a2 および第1油路a1 に流入する。第2油路a2 および第1油路a1 に流入したオイルは第2、第3シリンダ13,15に流入してピストン20,22を付勢し、ブレーキパッド16のライニング16bをディスクプレート18に押し付け、ブレーキ装置A,Bが作動し、前輪1側に制動力が加わる。
【0031】
一方、ブレーキペダル10を操作すれば、マスターシリンダ44からオイルが油路f,gに流入する。油路fに流入したオイルはPCV46、第3油路bを介してブレーキ装置Cの第1シリンダ14に流入し、ピストン21を付勢し、ブレーキパッド16のライニング16bをディスクプレート18に押し付け、ブレーキ装置Cが作動し、後輪2側に制動力が加わる。又、油路gに流入したオイルは油路hと油路iに流入し、油路hに流入したオイルはブレーキ装置Aの第3油路bを介して第1シリンダ14に流入し、ピストン21を付勢してブレーキ装置Aが作動する。又、油路iに流入したオイルは油路j,kに流入し、油路jに流入したオイルはブレーキ装置Bの第3油路bを介して第1シリンダ14に流入してピストン21を付勢し、ブレーキ装置Bが作動する。又、油路kに流入したオイルは2次マスターシリンダ40内に流入し、2次マスターシリンダ40からオイルが油路mに流入し、このオイルはPCV47を介してブレーキ装置Cの第2油路a2 および第1油路a1 に流入し、ここから第2、第3シリンダ13,15に流入してピストン20,22を付勢する。
【0032】
ところでブレーキ装置Bが作動した場合、このブレーキ装置Bのキャリパボディ12には図2の矢印イのような反時計回り方向の反力が働き、アーム36はその枢支点を中心にイ方向に揺動する。この揺動にともなってアーム38が図2の左方向に移動し、これにより揺動アーム39がその枢支点を中心に反時計回り方向に揺動し、2次マスターシリンダ40のピストンロッド41が上動する。これにより2次マスターシリンダ40からオイルが油路mに流入し、前述と同様にしてブレーキ装置Cのピストン20,22を付勢する。尚、2次マスターシリンダ40の作動は、油路kから流入するオイルによるものと、キャリパボディ12の揺動によるものと2つがあるが、いずれか一方、大きいものの方だけにより作動するものとする。
【0033】
ところで、各ブレーキ装置A,B,Cのピストン21と、ピストン20,22は別系統となっており、ブレーキ装置Aを例にとると、図5に示すように第2油路a2 および第1油路a1 にオイルが流入するとピストン20,22は図5の上方(ロ方向)へ移動し、これによりブレーキパッド16も移動し、ブレーキパッド16のライニング16bがディスクプレート18に押し付けられる。
【0034】
一方、第1シリンダ14にオイルが流入し、ピストン21が図5の上方(ロ方向)へ移動すると、押板31を介してブレーキパッド16が移動し、前述と同様にしてライニング16bがディスクプレート18に押し付けられる。
【0035】
このように本実施例によれば、ブレーキパッド16の一対のライニング16bにおける中央のピストン21に対応する部分に凹部26を設けたので、中央のピストン21のみが作動する場合には、そのピストン21に対応する部分にはライニング16bが存在せず、代わりに前記凹部26の前後における広い面積の部分でライニング16bがディスクプレート18に当接する。従って中央のピストン21のみが作動しても、ブレーキパッド16のライニング16bの中央部が偏摩耗することを防止することができる。
【0036】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0037】
例えば、実施例では第2、第3シリンダ13,15の下孔を利用して凹部131 ,151 を形成しているが、本発明(特に請求項1,3)では、下孔を利用せずに別途凹部131 ,151 を加工することも可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、キャリパボディに設けられた略同一深さの3個のシリンダのうち、両側の第2、第3シリンダの底面に、それぞれのシリンダ内径よりも小径の凹部を設け、その両凹部を、第1シリンダの背部を通過する第1油路で相互に連通するので、この第1油路を形成する際に該第1油路が第1シリンダと干渉し難くなり、これにより第1油路の加工が容易になる。また第2、第3シリンダを第1シリンダよりも深く形成して該第2、第3シリンダを第1油路で連通する場合に比べて、第2、第3シリンダを深く形成する必要がなくなる分だけ加工工数の削減とブレーキオイル量の削減とが可能になる。
【0039】
また請求項2,4に記載された発明によれば、第2、第3シリンダの下孔を形成するときに同時に凹部を形成することができるので、凹部を形成するための特別の工数が削減される。
【0040】
また請求項3に記載された発明によれば、第1油路を直線状に形成するので、その加工が一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動二輪車の平面図
【図2】 ブレーキ系のシステム図
【図3】 ディスクブレーキ装置の正面図
【図4】 図3の4−4線断面図
【図5】 図3の5−5線断面図
【図6】 図5の6−6線矢視図
【符号の説明】
12 キャリパボディ
13 第2シリンダ
131 凹部
14 第1シリンダ
15 第3シリンダ
151 凹部
16 ブレーキパッド
18 ディスクプレート
20 ピストン
21 ピストン
22 ピストン
40 2次マスターシリンダ(第1油圧源)
43 ブレーキレバー側のマスターシリンダ(第1油圧源)
44 ブレーキペダル側のマスターシリンダ(第2油圧源)
1 第1油路
2 第2油路
b 第3油路

Claims (4)

  1. ディスクプレート(18)の周縁に沿うように相互に隣接して配列した3個のシリンダ(13,14,15)をキャリパボディ(12)に凹設し、これらシリンダ(13,14,15)に摺動自在に嵌合するピストン(20,21,22)を油圧で駆動してブレーキパッド(16)を前記ディスクプレート(18)に圧接する車両用ディスクブレーキ装置において、
    中央に位置する第1シリンダ(14)およびその両側に位置する第2、第3シリンダ(13,15)を略同一深さに形成するとともに、第2、第3シリンダ(13,15)の底面に、それぞれのシリンダ内径よりも小径の凹部(131 ,151 )を設け、
    キャリパボディ(12)に、第1シリンダ(14)の背部を通過して第2、第3シリンダ(13,15)の凹部(131 ,151 )を相互に連通する第1油路(a1 )と、第2、第3シリンダ(13,15)の何れか一方を第1油圧源(40,43)に接続する第2油路(a2 )と、第1シリンダ(14)を第2油圧源(44)に接続する第3油路(b)とを形成したことを特徴とする車両用ディスクブレーキ装置。
  2. 前記第2、第3シリンダ(13,15)を加工する際の下孔と一体に前記凹部(131 ,151 )を形成したことを特徴とする、請求項1に記載の車両用ディスクブレーキ装置。
  3. 前記第1油路(a1 )を直線状に形成したことを特徴とする、請求項1に記載の車両用ディスクブレーキ装置。
  4. 請求項1,2又は3に記載の車両用ディスクブレーキ装置の製造方法であって、
    前記キャリパボディ(12)を鋳造する際に、前記第2、第3シリンダ(13,15)に対応した下孔の底面に前記凹部(13 1 ,15 1 )を一体に形成しておき、
    その凹部(13 1 ,15 1 )を残しながら前記下孔の内周面を中ぐり加工することで、前記第2、第3シリンダ(13,15)を形成することを特徴とする、車両用ディスクブレーキ装置の製造方法
JP30007097A 1997-10-31 1997-10-31 車両用ディスクブレーキ装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3881756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30007097A JP3881756B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 車両用ディスクブレーキ装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30007097A JP3881756B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 車両用ディスクブレーキ装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11132265A JPH11132265A (ja) 1999-05-18
JP3881756B2 true JP3881756B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=17880349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30007097A Expired - Fee Related JP3881756B2 (ja) 1997-10-31 1997-10-31 車両用ディスクブレーキ装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3881756B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7913824B2 (en) 2008-03-27 2011-03-29 Honda Motor Co., Ltd. Disk brake device

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4521331B2 (ja) * 2005-08-19 2010-08-11 日信工業株式会社 バーハンドル車両用連動ブレーキ装置
CN112145582B (zh) * 2019-06-28 2021-11-12 比亚迪股份有限公司 盘式制动器、线控制动系统以及车辆

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7913824B2 (en) 2008-03-27 2011-03-29 Honda Motor Co., Ltd. Disk brake device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11132265A (ja) 1999-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2007268119B2 (en) Single apply hand and foot control braking system for an all-terrain vehicle
JP4767889B2 (ja) 車両用ディスクブレーキ
JP5144980B2 (ja) 車両のディスクブレーキ装置
JPH06321165A (ja) 自動二輪車用制動装置
EP1653109B1 (en) Caliper body for vehicular disc brake
JP2009236250A (ja) ディスクブレーキ装置
JP3881756B2 (ja) 車両用ディスクブレーキ装置及びその製造方法
JP2900254B2 (ja) 車両用ディスクブレーキ装置
JP2001107994A (ja) 対向ピストン型ディスクブレーキ及びその製造方法
JP5250907B2 (ja) 車両用油圧装置
JP4108853B2 (ja) ディスクブレーキ
JPS631830A (ja) 車両用デイスクブレ−キ装置
JP4713318B2 (ja) 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ
JP4726918B2 (ja) 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ
JPS61257349A (ja) 自動二輪車のブレ−キ装置
JP3035747B2 (ja) 車両用ディスクブレーキ装置
JPH09309482A (ja) 自動二輪車用ブレーキ装置
JPH027097Y2 (ja)
JPH11117964A (ja) ブレーキキャリパ
JP3738242B2 (ja) 車両用液圧マスタシリンダ
JP2003240028A (ja) ディスクブレーキ
JPH0537056Y2 (ja)
JP4027439B2 (ja) 自動2輪車用制動装置
JPH10258787A (ja) バーハンドル車両用連動ブレーキ装置
JP2542393Y2 (ja) 車両用ディスクブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees