JP3262694B2 - 同軸コネクタの取付構造 - Google Patents
同軸コネクタの取付構造Info
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- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
るための同軸コネクタ、特に、Fケーブルをケース等に
取り付けるための同軸コネクタの取付構造に関するもの
である。
られるチューナユニットの外観図である。このチューナ
ユニット100は、錫メッキ鋼板等の金属板をプレスし
て作られたシールドケースを兼ねる本体101(ビデオ
装置、TV受像機等のマザー基板に実装するための足1
01aを有する)、この本体101内に配設されるプリ
ント基板102、このプリント基板102上に形成され
たTU(チューナ)部103、IF(中間周波数)部1
04、MD部105、同軸コネクタとしてのFコネクタ
106等を備えて構成されている。一般的にFコネクタ
106は低インピーダンス信号の伝送に用いられ、75
オームのインピーダンスを持つ3C2V等の同軸ケーブ
ルを接続した雄コネクタがねじ込み接続される。Fコネ
クタ106の接続先は他のユニットや基板、あるいはア
ンテナ等である。
示すように、芯線部106aとその外側に設けられるね
じ部106bから成り、その基部106cは小判型を成
し、ねじ部106bとの間に鍔106dが設けられてい
る。基部106cの形状に合わせて本体101の側面に
取付用孔107が設けられており、この取付用孔107
にFコネクタ106を嵌入することができる。その際、
鍔106dが設けられているために、基部106cのみ
が本体101内に挿入される。この状態を示したのが図
11である。
は、図12に示すように、基部106cの縁の複数箇所
をポンチ108によって取付用孔107の内径より大き
くなるように膨出させ、かしめ部106eを形成するこ
とにより行われる。この状態を示したのが図13の側面
図であり、断面図を示したのが図14である。
06eを設ける例を示したが、この他、図15に示す構
造も用いられている。すなわち、取付用孔107a,1
07bの各々の内縁の平坦部に凹凸部109を設けてお
き、Fコネクタ106を取付用孔107a,107bに
挿入したときに、凹凸部109によって基部106cが
かしめられるようにしている。
ャスト製のFコネクタを装着した状態で、本体をリフロ
ー炉に通過(本体101自体のリフロー半田あるいは基
板上の部品の実装を目的としたリフロー半田等のため)
させると、その亜鉛ダイキャスト製のFコネクタが熱膨
張・収縮のためにガタが生じ易くなる。このようなガタ
が生じると、図16に示すように、本体101にFコネ
クタ106,110を取り付けた後、図16のA方向
(円周方向)に回転力を与えて捻じり試験を行った場
合、図17の(a)のように、試験前には小判型であっ
た取付用孔107a,107bが試験後には(b)のよ
うに円形に近い形状に変形し、Fコネクタ106,11
0が空回りをし易くなる。このような状態で雄コネクタ
を結合しようとすれば、Fコネクタが回転し、接続され
ている配線等が断線する恐れがある。
られても、捻じり強度を向上させることが可能な同軸コ
ネクタの取付構造を提供することを目的としている。
めに、この発明は、芯線部と該芯線部に対して同軸に設
けられた外筒を有する同軸コネクタと、金属面に前記同
軸コネクタの基部と略同一形状の取付用孔が設けられた
本体とを備え、前記基部を前記取付用孔に挿入してかし
め処理することにより、このかしめ処理で形成されたか
しめ部が前記本体に固定される同軸コネクタの取付構造
において、前記取付用孔を曲部と直線部が連続する非円
形状となし、この曲部の少なくとも1箇所に入口部の幅
に対して奥部の幅が広い切り込み部を設けると共に、前
記かしめ部を前記切り込み部に合わせて形成したこと
を、最も主要な特徴としている。上記の構成において、
前記取付用孔の形状を互いに平行な一対の直線部の間に
一対の曲部が形成された小判型となし、これら曲部のそ
れぞれに前記切り込み部を設けた。
付用孔を曲部と直線部が連続する非円形状となし、この
取付用孔の曲部に入口部の幅に対して奥部の幅を広くし
た切り込み部を設けると共に、同軸コネクタのかしめ部
を切り込み部に合わせて形成したので、切り込み部に嵌
入したかしめ部が切り込み部から抜け出るのを確実に防
止することができ、したがって、同軸コネクタの回転を
防止でき、熱膨張及び収縮が加えられても、ガタを生じ
ることがない。これにより、捻じり強度が向上する。
の直線部の間に一対の曲部が形成された小判型となし、
これら曲部のそれぞれに切り込み部を設けると、同軸コ
ネクタに回転力が作用したとしても、この回転力は一対
の直線部で受けられるため、取付用孔に変形を生じさせ
ることが少なくなり、且つ同軸コネクタと取付面の係着
を確実にすることができる。
する。
造を示す側面図、図2は図1の一部の詳細を示す部分拡
大図である。なお、以下においては、同軸コネクタとし
てFコネクタを例に説明する。本実施例は、Fコネクタ
用の基部106cの外形に嵌合する小判型形状の取付用
孔111を本体101に設けている。そして、取付用孔
111の曲部にのみ複数の切り込み部112を設けてい
る。この切り込み部112は、図2に示すように、入口
部の幅Aに対し最奥部の幅Bを大きくとって形状にする
ことも、図3に示すように、入口部の幅Aと最奥部の幅
Bを等しくすることもできる。
規制するように作用する部分は図1の垂直部のみであ
り、この部分に凹凸形状や切り込みを設けると捻じりに
対する強度を低下させることになる。一方、取付用孔1
11の曲部がFコネクタ106の基部106cと同一径
であるため、回転を規制するようには作用しない。そこ
で、切り込み部112を曲部に設けるようにしている。
付用孔111に挿入した状態を示す正面図であり、図5
は図4の側面図を示している。図4及び図5の状態にお
いて、図6に示すように、ポンチ108等の治具(手動
または自動により駆動)を用い、切り込み部112に位
置合わせをし、切り込み部112に対向する部位を半径
方向に膨出させれば、図7(正面図)及び図8(側面
図)に示すように、形成されたかしめ部113が切り込
み部112に嵌入して固定及び回転ロックが行われ、F
コネクタ106の回転が規制される。このように、かし
め部113が切り込み部112に嵌入して回転を防止す
るため、かしめ強度を向上させることができる。
Fコネクタを装着した状態で本体をリフロー炉に通過さ
せることにより、Fコネクタに熱膨張・収縮が生じて
も、捻じり強度が向上し、取付部にガタは生じなくな
る。なお、上記実施例では、Fコネクタが亜鉛ダイキャ
スト製のケースについて説明したが、黄銅製のFコネク
タであっても同様の効果を得ることができる。
の基部が小判型で、このFコネクタが挿入される本体側
の孔も小判型にする例を示したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、直円形あるいは一部に平坦面を有
する円形の基部及び取付孔を有する構成に対しても適用
可能である。
タを例にあげたが、ストッパを持たず、ねじ止めによら
ず取り付けを行う全てのコネクタに対して本発明を適用
することができる。
本体側に設けられた取付用孔を曲部と直線部が連続する
非円形状となし、この取付用孔の曲部に入口部の幅に対
して奥部の幅を広くした切り込み部を設けると共に、同
軸コネクタのかしめ部を切り込み部に合わせて形成した
ので、切り込み部に嵌入したかしめ部が切り込み部から
抜け出るのを確実に防止することができ、したがって、
同軸コネクタの回転を防止でき、熱膨張及び収縮が加え
られてもガタを生じることがない。これにより、捻じり
強度が向上する。
の直線部の間に一対の曲部が形成された小判型にし、こ
れら曲部のそれぞれに切り込み部を設けるようにしたの
で、同軸コネクタに回転力が作用したとしても、この回
転力を一対の直線部で受け止めて取付用孔に変形を生じ
させることが少なくなり、且つ同軸コネクタと取付面の
係着を確実にすることができる。
面図である。
拡大図である。
拡大図である。
孔に挿入した状態を示す正面図である。
処理を示す説明図である。
示す正面図である。
ユニットの外観図である。
示す斜視図である。
用孔に挿入した状態を示す側面図である。
態を示す正面図である。
る。
例を示す正面図である。
示す斜視図である。
す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 芯線部と該芯線部に対して同軸に設けら
れた外筒を有する同軸コネクタと、金属面に前記同軸コ
ネクタの基部と略同一形状の取付用孔が設けられた本体
とを備え、前記基部を前記取付用孔に挿入してかしめ処
理することにより、このかしめ処理で形成されたかしめ
部が前記本体に固定される同軸コネクタの取付構造にお
いて、 前記取付用孔を曲部と直線部が連続する非円形状とな
し、この曲部の少なくとも1箇所に入口部の幅に対して
奥部の幅が広い切り込み部を設けると共に、前記かしめ
部を前記切り込み部に合わせて形成したことを特徴とす
る同軸コネクタの取付構造。 - 【請求項2】 前記取付用孔の形状を互いに平行な一対
の直線部の間に一対の曲部が形成された小判型となし、
これら曲部のそれぞれに前記切り込み部を設けたことを
特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタの取付構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26171395A JP3262694B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 同軸コネクタの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26171395A JP3262694B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 同軸コネクタの取付構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09106863A JPH09106863A (ja) | 1997-04-22 |
JP3262694B2 true JP3262694B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=17365678
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JP26171395A Expired - Fee Related JP3262694B2 (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | 同軸コネクタの取付構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3262694B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2684332C2 (ru) * | 2015-05-14 | 2019-04-08 | Федеральное государственное унитарное предприятие "Государственный космический научно-производственный центр им. М.В. Хруничева" | Способ изготовления полых изделий |
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JP5074304B2 (ja) * | 2008-06-18 | 2012-11-14 | Dxアンテナ株式会社 | 接栓の固定構造 |
JP4938055B2 (ja) * | 2009-07-10 | 2012-05-23 | シャープ株式会社 | チューナユニット及び薄型テレビ受信機 |
JP5906886B2 (ja) * | 2012-03-29 | 2016-04-20 | 宇部興産株式会社 | 誘電体共振部品 |
JP2015142925A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 柳河マシンテック株式会社 | ステアリングステムコンポーネントの結合 |
JP6617887B2 (ja) * | 2017-09-19 | 2019-12-11 | Smk株式会社 | モジュール用コネクタ |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP26171395A patent/JP3262694B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09106863A (ja) | 1997-04-22 |
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