JP3262538B2 - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP3262538B2
JP3262538B2 JP06495599A JP6495599A JP3262538B2 JP 3262538 B2 JP3262538 B2 JP 3262538B2 JP 06495599 A JP06495599 A JP 06495599A JP 6495599 A JP6495599 A JP 6495599A JP 3262538 B2 JP3262538 B2 JP 3262538B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジ及び前記プロセスカートリッジを装着可能な画像形
成装置に関する。
【0002】ここで前記画像形成装置としては、例えば
電子写真複写機、レーザービームプリンタ(LBP)、
ファクシミリ装置、及びワードプロセッサー等が含まれ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、画像形成装置においては、画像形
成のために必要な所定のプロセス手段を一体的に包含
し、画像形成装置本体に対して着脱自在とし、プロセス
手段の寿命等による交換の容易化を図ったプロセスカー
トリッジを備えたものがある(特開昭51−2433号
公報)。また、プロセスカートリッジはカートリッジご
とに異なる色の現像剤を用いてカラー画像を形成する場
合等もあり、交換頻度が高く、プロセスカートリッジ単
体で画像形成装置の機外へ放置されることもある。そこ
で、感光体への汚れの付着や傷を防止し、更には感光体
が光に曝されて劣化するのを防止する必要がある。この
ため、プロセスカートリッジには、感光体の保護、或
は、プロセスカートリッジ内部への遮光を行うための保
護部材が設けられている。
【0004】本件出願人は、これらの技術に関して先に
有効な発明を行い、これらを特開昭57−211181
号公報(特公平1−45635号公報)及び特開昭58
−198055号公報(特公昭62−33581号公
報)及び特公平02−11158号公報によって開示し
た。
【0005】本願発明は、前記発明をさらに発展させた
ものである。
【0006】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱に
よる悪影響が生ずることを未然に防止することのできる
プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供すること
である。
【0008】本発明の他の目的は、排熱を効果的に行う
ことのできるプロセスカートリッジ及び画像形成装置を
提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、電子写真感光体を光
や汚れから保護する保護部材が空気流路の一部を構成す
るプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供するこ
とである。
【0010】本発明の他の目的は、熱による電子写真感
光体の特性の劣化を未然に防止することのできるプロセ
スカートリッジ及び画像形成装置を提供することであ
る。
【0011】本発明の他の目的は、保護部材とガイド部
材とが協同してファンによって生ずる空気流をガイドす
るプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、空気流を生じるためのファンと、前記ファンによ
って生じた空気流をガイドする、回動可能に設けられた
ガイド部材と、を有する画像形成装置本体に装着可能な
プロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前
記電子写真感光に作用する作用手段と、前記電子写真感
光を保護するための保護部材であって、前記電子写真感
光体を保護する保護位置と、前記保護位置から退避する
退避位置との間を移動可能な保護部材と、を有し、前記
保護部材は、前記プロセスカートリッジが前記装置本体
に装着された際に、前記保護位置から前記退避位置へ移
動することによって前記ガイド部材と接触し、前記ガイ
ド部材を回動させて、前記ガイド部材と協働して前記フ
ァンによって生じる前記空気流をガイドするようにした
ことを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0013】またさらに、前記課題を解決する本発明
は、プロセスカートリッジを装着可能であって、記録媒
体に画像を形成する画像形成装置において、(a)空気
流を生じるためのファンと、(b)前記ファンによって
生じた空気流をガイドする、回動可能に設けられたガイ
ド部材と、(c)電子写真感光体と、前記電子写真感光
に作用する作用手段と、前記電子写真感光を保護するた
めの保護部材であって、前記電子写真感光体を保護する
保護位置と、前記保護位置から退避する退避位置との間
を移動可能な保護部材と、を有し、前記保護部材は、前
記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着された際
に、前記保護位置から前記退避位置へ移動することによ
って前記ガイド部材と接触し、前記ガイド部材を回動さ
せて、前記ガイド部材と協働して前記ファンによって生
じる前記空気流をガイドするように構成したプロセスカ
ートリッジを装着する装着手段と、を有することを特徴
とする画像形成装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて、図面を用いて説明を行う。
【0015】なお、次に説明する実施例では、画像形成
装置として電子写真複写機を例に挙げて説明を行う。
【0016】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明
する。
【0017】尚、図1〜図20、及び、図28、図29
は参考例であって、本発明には含まれない。
【0018】後述する図21〜図27に本発明の実施例
を示す。
【0019】さて、図1は、プロセスカートリッジ2が
電子写真複写機本体1に装着された装置使用状態での縦
断面図である。図2は、複写機本体1が開放した状態を
示す縦断面図である。図2に示す通り、本実施例の複写
機は、上枠9がピン軸9cで装置本体1に枢着されてい
る。そこでプロセスカートリッジ2を装置本体1に装填
する際には、後述する原稿台ガラス20及び原稿カバー
21を手動操作によって左方へ退避させた後、上枠9を
開き、プロセスカートリッジ2を上枠9のガイド9a,
9bに係止して装填する。その後、上枠9を閉じて原稿
台ガラス20及び原稿カバー21を所定位置へ復帰させ
る。なお、装置本体1側には、板バネ34が設けられて
いる。そこで上枠9が閉じられた際に、この板バネ34
が上枠9を係止する。また、上枠9は原稿露光用光学部
材として、原稿面を照射するランプL及び原稿面からの
反射光像を電子写真感光体5へ導くレンズ4を担持して
いる。
【0020】さて、まず本参考例を適用した電子写真複
写機について説明する。
【0021】20は原稿を載置する原稿台ガラスであっ
て、レール(図示せず)上を矢示A方向へ往復移動可能
である。また、21は原稿カバーである。原稿台ガラス
20に載置された原稿は、ランプLによって照射され
て、原稿面からの反射光像はレンズ4によって電子写真
感光体5へ至る。そして、この反射光像は、帯電器22
によって帯電されている感光体5へ照射されて、潜像が
形成される。そして、この潜像は現像器23によって現
像される。なお、23aは現像スリーブであって、感光
体5へトナーを搬送して、潜像を現像する。そして、さ
らに、この現像像は、手差し台24上から給送ローラ1
3の回転によって送り出され、レジストローラ29によ
って同期をとって感光体5へ至る記録紙等の記録媒体P
に、転写帯電器18によって転写される。なお、13a
は押圧パッドであって、給送ローラ13と協働して、記
録媒体Pを一枚ずつ分離給送する。そして記録媒体Pは
ガイド17・25に導かれて定着器14(加熱ローラ1
4a・加圧ローラ14b)に至り、定着後、排出ローラ
26によってトレイ27に排出される。一方、現像像を
転写した後の感光体5の表面は、クリーニング器28に
よってクリーニングされる。なお、28aはクリーニン
グブレードであって、感光体5上の残留トナーを除去す
る。また、15はファン(例えば、クロスフローファン
等)であって、矢示a〜gに示す空気流を発生する。ま
た、30は搬送ローラである。なお、35は空気排出口
である。
【0022】次に、プロセスカートリッジの参考例につ
いて図1〜図7を用いて説明する。なお、図3は装置本
体1に対して上枠9を開放した状態を示す側断面図、図
4は装置本体1に対して上枠9を閉鎖した状態を示す側
断面図、図5はプロセスカートリッジ2のカバー8の部
分の側面図、図6及び図7はその斜視図である。ここで
本実施例のプロセスカートリッジ2は、その筐体31及
びカバー8がポリスチレン樹脂の高衝撃タイプであるH
IPS樹脂(ハイインパクトポリスチロール樹脂)で形
成されている。但し材質はこれに限定されずに、堅牢性
を有するものであれば良く、例えばポリフェニレンオキ
シド(Polyphenyleneoxide,PR
O)等であっても良い。
【0023】まず、本参考例プロセスカートリッジは、
感光体ドラム5と感光体ドラム5に作用する作用手段と
して、現像器23、クリーニング器28、及び帯電器2
2が一体に筐体31に支持されていて、筐体31ごと装
置本体1としての上枠9に着脱可能である。そしてこの
筐体31は、感光体ドラム5の転写域31a及び画像露
光域31bが露出するよう構成されており、その露出域
を保護するためのカバーがそれぞれ開閉可能に設けられ
ている。なお、露光域31bのカバー7の開閉機構につ
いては、公知例を適宜用いれば良いので説明を省略す
る。
【0024】さて次に、感光体ドラム5の転写域31a
を保護するためのカバー8の開閉機構について詳述す
る。
【0025】まず、カバー8は、そのカバー部8pがア
ーム8bに対して約120°〜130°位の角度θ(図
6)で設けられており、カバー部8p及びアーム8b
は、一体成形されている。そしてカバー部8pは、閉鎖
した状態で感光体ドラム5の周囲に沿うように湾曲状で
ある。さらに、このアーム8bはカートリッジ2の筐体
31の側端31cに設けられた回転中心軸8d,8kを
中心にして回転可能であって、一方の軸8dにはカバー
部8pを閉じ方向へ付勢するようねじりコイルバネ12
が設けられている。ここで、このねじりコイルバネ12
の一端12aはカートリッジの筐体31に係止され、他
端12bはアーム8bに設けた特記部8cに係合してい
る。さらに前記軸8dの一端にはカム8aが設けられて
おり、このカム8aとアーム8bは一体に回動する。
【0026】次にカバー8の開閉について説明する。
【0027】まず、プロセスカートリッジ2が、装置本
体1から取り外されている場合には、カバー8はねじり
コイルバネ12の付勢力によって、そのカバー部8pが
感光体ドラム5の表面を覆う閉じ位置にある。
【0028】そして、カートリッジ2が装置本体1の上
枠9のガイド9a・9bに装填されて(図2・図3)、
この上枠9が閉じられると、その上枠9の閉じ過程で、
カム8aの下面が装置本体1に固設されているコマ10
に突き当たり、コマ10が時計方向へ回転する。すると
それに伴って、アーム8bも時計方向へ回転しカバー8
は開き、感光体ドラム5の転写域31aを露出する。そ
してこのカバー8は、このカバー部8pが完全に開いた
状態では、カバー部8pが転写域31aから完全に退避
してプロセスカートリッジ2の筐体31の側端31aの
位置まで移動して、プロセスカートリッジ2の筐体31
と離間して停止する(図1・図4・図5・図6・図
7)。そして、カバー部8pの先端8iは、装置本体1
に固設された突当てコマ16に当接して位置決めされ
る。そこで、カバー8は不用意に閉鎖方向へ移動して、
記録媒体の搬送経路を塞ぐことがない。
【0029】さてここで、図8を用いて、プロセスカー
トリッジ2のカバー8の寸法関係について模式的に示
す。
【0030】前述した実施例においては、アーム8bの
回転軸中心8d・8kから、カバー8pの最も回転中心
に近い部分までの距離L1が、アーム8bの回転軸中心
8d・8kからカートリッジ側端までの距離L2より長
い。すなわち、L1>L2である。これによってカバー部
8pを開放した状態では、カバー部8pをカートリッジ
の筐体31から離間させることができる。またさらに、
アーム8bの回転軸中心8d・8kは、ドラム中心5a
とカートリッジ側端部との距離lを2等分した位置より
も側端部側に位置する。すなわち、
【0031】
【外1】 の関係が成り立つ。これによって、カートリッジを薄く
(小型化)できるとともに、やはりカバー部8pを開放
した状態では、カバー部8pカートリッジの筐体31a
から離間させることができる。
【0032】さて次に、カバー8の作動について説明す
る。
【0033】前述した通り、プロセスカートリッジ2に
は、感光体5を保護するためのカバー8が設けられてい
る。そして、上枠9を装置本体1より開いた時には、図
3に示すように、プロセスカートリッジ2の筐体31に
回転中心軸8d・8kによって支持されたカバー8は、
その一端12aをプロセスカートリッジ2の一部に、も
う一端12bをカバー8に固定されたレバー部8bの突
起部8cに係合されたねじりコイルバネ12によって反
時計方向へ付勢されて、感光体5を覆っている。そし
て、上枠9を装置本体1に対し閉じた時には、図4、図
5、図6及び図7に示すように、カバー8のレバー部8
bの回転中心軸8dに固定されたカム8aが装置本体1
より突出したコマ10によって時計方向に回転させられ
る。そこで、カバー8が開放方向へ回転し、プロセスカ
ートリッジ2は感光体5が露出された状態で装置本体1
に装着されて、装置が使用できる状態となる。この時、
カバー8はプロセスカートリッジ2の下部より完全に退
避してその側端に至りプロセスカートリッジ2より離間
した位置でかつ、プロセスカートリッジ2と定着装置1
4との間に位置する。そしてカバー8はクリーニング器
28側の筐体と対向する。さらに、カバー部材8の先端
8iは、シート材搬送方向に直交する、シート搬送領域
外両端で本体1の底部より垂直に突出した突当てコマ1
6に当接し安定的に位置決めされている(図6)。な
お、図6に示す実施例では、突当てコマ16がカバー部
材8の先端8iを支持しているが、これに限られずに、
例えば図7に示すように、アーム8bを突当てコマ16
で支持するようにしても良い。
【0034】さらに他の参考例について説明する。
【0035】前述参考例においては、カバー部材8の回
転中心軸が1箇所(軸8d,8kを結ぶ直線)の場合に
ついて説明したが、カバー部材8の回転中心軸が2箇所
(軸8g,8pを結ぶ直線と軸8iと8qを結ぶ直線)
の場合についても前述実施例と同様に適用できることは
言うまでもない。
【0036】さらに、他の参考例について説明する。
【0037】前述各参考例はプロセスカートリッジを画
像形成装置本体より開放された上枠9に装着し、その上
枠9を装置本体に対して閉じることにより、プロセスカ
ートリッジ2の装着を行うものである。しかしながら、
図9及び図10に示すように、装置本体1の上部開口を
開閉する光学枠体9dは光学装置のみを備えており、光
学枠体9dを開いてそこからプロセスカートリッジ2を
装置本体1の下枠1aに装着する場合においても、前述
各参考例を実施できることは言うまでもない。
【0038】さて、前述した各参考例では、プロセスカ
ートリッジが装置本体に装着されたとき、カバー部材8
pがプロセスカートリッジ2の開口部側より退避し、プ
ロセスカートリッジ2と定着装置4との間で、プロセス
カートリッジ2より離間して位置することができる(な
お、本参考例ではプロセスカートリッジの筐体とカバー
との間隙は、約20mm〜50mm程度)。また、カバ
ー部材8pが開いた位置でカバー部材8pの一部を装置
本体側で位置決めすることができる。そこで前述各実施
例によれば、排熱ファン15による空気流(a〜g)
が、カバー部材8pとプロセスカートリッジ2との間に
も発生し、プロセスカートリッジ2及びカバー部材8p
の冷却効果を格段に高めて、各部材の熱変形や、プロセ
スカートリッジ内のトナーの溶融等を防ぐことができ
る。さらには、カバー部材8pが開放位置に存すること
によってシート材搬送路が狭くなって、シート材pとカ
バー部材8pとの当接によるシート材pの搬送不良や、
シート材上のトナー像の乱れをも防止することができ
る。またさらに、画像形成装置の小型化、排熱ファンの
容量を下げることができる等の効果がある。
【0039】ここで空気流路についてさらに詳述する。
【0040】本参考例においては、装置本体1に対して
手差し台24の設けられている側とは反対側の上方にフ
ァン15が設けられている。そしてこのファン15は、
例えばコピーボタン(図示せず)ONによって回転を開
始して、空気流を発生する。主たる空気流の流れを矢示
a〜gに示す。まずファン15が回転することによっ
て、外気は主としてし手差し台24の手差し口24aか
ら装置本体1内へ取り込まれる(矢示a)。この空気流
aは、給送ローラ13を通過して、ガイド32に沿って
カートリッジ2の装着されている方向へ向かう(矢示
b)。この空気流bは、その一部がカートリッジ2の筐
体31に衝突して、特に現像器23の外側の筐体に衝突
して、これを冷却する。またその一部は、感光体ドラム
5と転写帯電器18との間に侵入して、クリーニング器
28に至る(矢示c)。そしてこの進行過程で、感光体
ドラム5及びクリーニング器28を冷却する。なおこの
過程で、さらに一部の空気流は、感光体ドラム5の周囲
からカートリッジ2内部へも侵入する。そしてカートリ
ッジ内部に設けられたクリーニングブレード28a等の
部材を冷却する。そして転写域31aを通過した空気流
は、その一部が筐体31に沿って上昇し、筐体31の側
端31aとカバー8との間を通過して、ファン15へ至
る(矢示d)。このように本実施例では、特に空気流が
筐体31の側端31aとカバー8との間を通過できるの
で、カートリッジ2近傍で空気がよどむことがなくな
り、前述各部の冷却効果を格段に高めることができる。
さらに、転写域31aを通過した空気流の一部は直進
し、定着器14に衝突して、定着器14の近傍の空気流
(矢示f)とともに、ファン15へ至る(矢示e・
f)。そして、ファン15へ吸引された空気流は、装置
本体1の開口1aから装置本体1の外へ排出される(矢
示g)。
【0041】このように本参考例によれば、装置本体1
内部の温度の上昇を抑制することができる。特に本参考
例によれば、筐体31とカバー8との間を空気流が通過
することができるので、カートリッジ2内部及びその近
傍の温度の上昇を抑制することができる。
【0042】さらに他の参考例を示す。
【0043】次に説明する参考例では、画像形成装置と
してレーザービームプリンタ100を例に挙げて説明を
行う。
【0044】まず、他の参考例を適用したプロセスカー
トリッジ103について図11及び図12を用いて説明
する。なお、図12は本参考例を適用したプロセスカー
トリッジの側断面図、図11はその斜視図であって、と
もにカバーが開放した状態を示す。なお、図12におい
て、空気流を矢示で示したが、これは装置本体に装着さ
れている場合の空気流である。さて本参考例は、プロセ
スカートリッジ103に設けられたドラムシャッター1
38に通風用のガイド部を設け、感光ドラム131、及
びクリーナー部137に冷気が導かれるようにしたもの
である。これによって、カートリッジ103、特には感
光ドラム131及びクリーナー部137の昇温を迎える
ことができる。
【0045】まず、本参考例のカートリッジ103につ
いて図11・図12を用いて説明する。
【0046】図において、131は感光ドラムであっ
て、反時計方向に回転可能である。また、132は帯電
ローラであって、感光体131aを均一に帯電する。こ
の帯電ローラ132は、バネ132aによって感光ドラ
ム131に押圧している。さらに137はクリーナであ
って、感光体131aに押圧する弾性クリーニングブレ
ード136を備えており、転写後の感光体131a上の
残留トナーを除去する。またさらに、134は現像器で
あって、トナー貯蔵部134a内に貯蔵されているトナ
ーを感光体周面へ搬送する現像スリーブ134b、及び
現像スリーブ134b用面上のトナー層厚を規制するド
クターブレード134cを備えている。また138はド
ラムシャッターであって、感光ドラム131の上方に設
けられた軸138−1を中心にして、矢示B1・B2方
向へ回転自在である。そして矢示B1方向へ回転するこ
とによって、感光体131aを露出させ、転写を可能と
する。また矢示B2方向へ回転することによって、感光
体131a周面を覆い、感光体131aを保護する。
【0047】本参考例カートリッジ103は、前述感光
ドラム131、帯電ローラ132、現像器134、現像
剤貯蔵部134a、クリーナ137及びドラムシャッタ
ー138を筐体103aに支持して、筐体103aごと
装置本体100に着脱可能である。なお、本実施例で
は、ドラムシャッター138をポリカーボネートで形成
し、また筐体103aをハイインパクトスチロールで形
成し、ともに耐衝撃性、堅牢性、耐熱性を得ている。
【0048】さて図11・図12を用いて、前記ドラム
シャッター138の動きについて説明する。
【0049】ドラムシャッター138はその両端138
−1・138−2を回動可能にカートリッジの筐体10
3aに支持されている。そして、このシャッター138
は、装置本体100に設けられた前部ユニット112
(図13)の開閉に連動して開閉のために回動(矢示B
1・B2方向)する。即ち、本体100(図13)に、
前部ユニット112の開閉に連動するレバー113が設
けられており、このレバー113はドラムシャッター1
38の一端にあるピン138−3と係合している。そこ
で、カートリッジ103の着脱操作あるいは本体100
のメンテナンス等のために、前部ユニット112を開放
すると、レバー113が降下して、ドラムシャッター1
38はバネ(不図示)等により付勢されて閉じられる。
従って、感光ドラム131が露出する場合、(カートリ
ッジ103が装置本体100から取り外されている場
合、あるいは前部ユニット112が開放された場合等)
ドラムシャッター138は自動的に閉じられて感光ドラ
ム131を覆うので、感光ドラム131が外光に晒れた
り不用意に操作者に触られるのを防ぐことができる。ま
た、操作者が前部ユニット112を閉じると、レバー1
13が前記ピン138−3を押し上げて、ドラムシャッ
ター138を開く。
【0050】さて、本参考例では、図11に示すよう
に、ドラムシャッター138の内側(感光ドラム131
と対向する側)の中央部が、開放した際に外側に向かう
方向へ突出しており、プロセスカートリッジ103の外
装(筐体)139と隙間Sを構成している。すなわち、
ドラムシャッター138の内側には長手方向にわたって
突出部138−4が設けられており、この突出部138
−4と外装(筐体)139との間には隙間138−5
(本実施例では、例えば約2mm〜5mm)が設けられ
る。ここで、ドラムシャッター138を閉じた際には、
前記突出部がカートリッジ103の外装(筐体)139
と近接あるいは当接するため、感光ドラム131がより
一層外光に晒されにくくなる。なお、138−7はドラ
ム回転支軸、138−8は把手である。
【0051】次に、前述プロセスカートリッジ103を
装置本体100に装着して、画像を形成するレーザービ
ームプリンタについて、図12〜図14を用いて説明す
る。
【0052】なお、図14は装置本体100にプロセス
カートリッジ103を装着した状態を示す装置本体の部
分側断面図である。
【0053】まず本参考例を適用したレーザービームプ
リンタは、転写部よりも鉛直方向上方に定着部を配し、
各電子写真プロセスを一体化したプロセスカートリッジ
を用いたものであり、装置本体の小型化とともに前記カ
ートリッジの昇温低減を実現したものである。
【0054】図において、スキャナーユニット102の
レーザーユニット(図示せず)から出射されたレーザー
ビームLは回転反射鏡121により偏向された後、結像
レンズ122・123を介して矢示方向に回転する感光
ドラム131上に結像される。
【0055】またレーザービームLの露光位置より上流
側には感光体131aを均一に帯電する帯電ローラ13
2が位置している。レーザービームLにより感光ドラム
131上に形成された静電潜像は、バイアスが印加され
た現像スリーブ134bを有する現像器134によって
顕画化される。
【0056】一方、給紙カセット104上の転写材Pは
給紙ローラ141により感光ドラム131と転写ローラ
135間に送られる。感光ドラム131上の顕画像は、
転写ローラ135のバイアスにより転写材P上に転写さ
れる。転写を受けた転写材Pは、定着器105のヒータ
151を有する定着ローラ152と加圧ローラ153と
の間を通過することで顕画像は定着され、この後転写材
Pは排紙トレイ111上に排紙される。なお、感光ドラ
ム131上の残留トナーはクリーニングブレード136
を備えたクリーナー137により除去される。
【0057】なお、前記感光ドラム131、帯電ローラ
132、現像器134及びクリーナー137は前述プロ
セスカートリッジ103に設けられている。また115
はフォント装着部であって、フォント115aが装着さ
れている。
【0058】このように上方に向けて転写材Pを搬送す
ることで、各プロセス機器を密に配置することができ、
装置の小型化を図ることができる。
【0059】次に、前述プロセスカートリッジ103を
装置本体100に装着して、画像を形成する際の装置本
体内の空気流について、図12〜図14を用いて説明す
る。
【0060】まず本参考例では、排気用のファン105
が、記録済みの用紙Pを排出する排出口106の下部で
あって装置本体100の側端に設けられている。このフ
ァン105(本実施例では例えば軸流ファン)が回転を
開始すると、前部ユニット112及び給紙ローラ部14
1等の隙間から装置本体内へ冷気が流入する(W1
2)。そしてこの空気流は、転写ローラ135の近傍
を通り(W3)、カートリッジ103に導かれる。更に
この空気流の一部は、定着器105の側面を通り
(W4)開口114−1より外部へ排出される(W6)。
また、この空気流の一部は、カートリッジ103の感光
ドラム131の近傍及びカートリッジ103の外装13
9(特にクリーナ137の先端部137−1に位置する
外装)とドラムシャッター138との隙間Sを通り(W
5)、開口115−1より外部へ排出される(W7)。
【0061】このように本参考例では、排気用のファン
105が通風路114・115の先端側方に固設されて
おり、カートリッジ103の回りの空気は主に通風路1
14・115の仕切壁116に設けられた開口部114
−1・115−1を通過した後、装置本体100の側方
へ吸引され、外部へ排出される。
【0062】(他の参考例)次に図14〜図16を用い
て他の参考例を示す。
【0063】なお、図14は、他の参考例を適用したプ
ロセスカートリッジ103の側断面図である。
【0064】本参考例は、ドラムシャッター138の回
動中心軸138−1、138−2に対して偏心したカム
状のリブ138−5を1個〜数個、長手方向に配設した
ものである。本実施例によれば、ドラムシャッター13
8が回動すると、リブ138−5が、カートリッジ外装
(筐体)139と当接する。そこでドラムシャッター1
38は、撓んでシャッター138とカートリッジ外装
(筐体)139との隙間Sを構成する。
【0065】さらに図15は、他の参考例を適用したプ
ロセスカートリッジ103の斜視図であって、ドラムシ
ャッター138の中央部138−6がその長手方向にわ
たって切り欠かれたものである。本実施例によれば、こ
の切り欠き138−7によって、ドラムシャッター13
8とカートリッジ外装139との間に隙間Sを構成す
る。
【0066】さらに図16は、他の参考例を適用したも
のである。本参考例は、前述各参考例に示すように、ド
ラムシャッター138が回動する構成ではなくて、ドラ
ムシャッター138が感光ドラム131の表面近傍をリ
ンク機構等のスライド手段(図示せず)によってスライ
ドして開閉するものである。本実施例の場合にも、ドラ
ムシャッター138の前側中央138−7に突出部を設
けたり、後側中央138−8に切り欠きを設けて通風路
を構成すれば、前述参考例と同様の効果が得られる。
【0067】さらに他の参考例を図17〜図20を用い
て説明する。
【0068】次に説明する参考例は前述参考例のドラ
ムシャッターに所定域への空気流の侵入を防ぐ塞ぎ部材
を設けた例、及びドラムシャッターと協働して所定域
への空気流の侵入を防ぐ塞ぎ部材を装置本体側に設けた
例である。なお次に説明する参考例は、図12に示した
レーザービームプリンタに適用した場合を例に挙げて説
明する。
【0069】ここで図17は、本参考例を適用したプロ
セスカートリッジ203の斜視図、図18はそのプロセ
スカートリッジ203をレーザービームプリンタ100
に装着した状態で画像を形成する場合の空気の流れを示
す側断面図、図19及び図20は他の参考例の側断面図
である。
【0070】ここで、図17・図18に示した参考例で
は、図11〜図13に示した参考例のドラムシャッタ−
138の背面(ドラムシャッターを閉じた際に感光ドラ
ム131とは反対側の面)に、長手方向にわたってリブ
138−9を設けている(なお、このリブ138−9の
カバー表面からの突出量は約5mm)。このリブ138
−9は、カートリッジ203が本体100に装着されて
ドラムシャッター138が開放位置に位置する際に、本
体1の排気用開口114−1に当接、あるいは、略当接
する位置にある。すなわち、リブ138−9の先端が開
口114−1の下部仕切壁116に近接する位置にあ
る。この為、定着器105の近傍あるいはその内部を通
った高温の空気を含んだ空気流W4は、このリブ138
−5に塞ぎられる(この状態をW8に示す)。そこでよ
り温度の高い空気流は、カートリッジ203の外装上面
203−1方向へ流れることなく、そのまま開口114
−1より外部へ排出される(空気流W6)。
【0071】本参考例によれば、前述した通りの空気流
路を構成することができる。そのため、カートリッジ2
03の化成品(例えば感光ドラム131、及びトナー
等)は高温の空気に晒されることがない。また、常に冷
気がカートリッジ203の近傍及び内部を通過する為
に、これらの化成品の温度上昇をより一層抑制すること
ができる。
【0072】さらに図19に示した参考例では、本体側
の通風用開口114−1の下部仕切壁面116に、ドラ
ムシャッター138と当接する仕切り部材117を固設
した。この仕切り部材117は、ドラムシャッター13
8とほぼ同程度の幅を有しており、僅かにドラムシャッ
ター138と当接する側へ折曲しており、ドラムシャッ
ター138と当接し易くなっている。本参考例によれ
ば、ドラムシャッター138が回動して開放位置に達す
ると、この仕切り部材117と当接して、確実に空気流
4の流れを開口114−1に導くことができる。な
お、本実施例では、仕切り部材117をプラスチックで
成形して、弾力性を有している。
【0073】なお、この際、部材117は、弾性変形可
能な材料(例えば樹脂、ゴム、発泡材等の材料等)で成
形するか、弾性変形可能あるいは可撓性を有するように
構成すると効果的である。これにより、ドラムシャッタ
ー138の回動動作をスムーズに行え、一定の風路が確
保できるからである。
【0074】さらに図20に示した参考例では、ドラム
シャッター138が回動するのではなく、感光ドラム1
31の表面近傍をスライドして開閉するものの例であ
る。この場合も、ドラムシャッター138の背面にリブ
138−9を設け、このリブ138−5がスライドによ
って本体側の通風路114の仕切り壁面116に当接、
あるいは近接するようにすれば、前述と同様の効果が得
られる。
【0075】この様に、図18〜図20に示した参考例
によれば、定着器近傍の温度の高い空気を含んだ空気流
がカートリッジ近傍へ向かうのを塞ぎることができるの
で、カートリッジの温度上昇をより一層抑制することが
できる。更に、図17・図18に示した実施例によれ
ば、ドラムシャッター138を閉じた時、突出部138
−4がカートリッジ外装(筐体)139と近接あるいは
当接する為に、感光ドラム131が外光に晒され難い。
また、異物や操作者の手等によって傷つけられにくくす
ることができる。
【0076】さて、図21〜図29を用いて、本発明を
適用した実施例について説明する。なお以下説明する実
施例は、レーザービームプリンタの装置本体の側壁上部
に空気取り入れ口を設けたものであって、冷気を主とし
て装置本体の上方と下方から取り入れることができる。
そこで、プロセスカートリッジの冷却効果をさらに高め
ることができる。
【0077】なお、前述各参考例と同様の部材には同一
図番を付して説明を援用する。ここで図21はレーザー
ビームプリンタの側面図、図22・図23はカートリッ
ジの保護部材の開放状態を維持する規制部材を示すもの
であって、図22は長手方向平面図、図23は側面図、
図24・図25・図26及び図27はカートリッジの保
護部材の開閉機構を示すものであって、図24・図26
は斜視図、図25・図27は側面図である。また、図2
8・図29は他の参考例を適用したレーザービームプリ
ンタの側面図である。
【0078】まず、レーザービームプリンタの装置本体
300にプロセスカートリッジ302が挿入されると
(矢示V方向)、プロセスカートリッジ302の像担持
体5を光・外力・汚れから保護する保護部材309が保
護位置(閉鎖位置)から退避位置(開放位置)へ移動す
る。なお、保護部材309の開閉機構については後述す
る。この際プロセスカートリッジ302は、カートリッ
ジ装着位置の両側端上方に設けられた位置規制部材30
8にその上面302bが当接して、上方への位置が規制
されるので所定位置に正確に装着される。またこの際、
保護部材309はその後端309dが、前記位置規制部
材308に可動状態で装置本体の奥ゆきにわたって設け
られた整流板308bに突き当り、この整流板308b
を押し上げて僅かに下方へ傾斜した状態に維持する。
【0079】なおこの整流板308bは、樹脂等の可撓
性部材で形成されており、取り付け部308b2とこの
取り付け部308b2に回動可能な整流部308b1とを
有している。そしてこの整流部308b1は取り付け部
308b2に対して傾斜して形成されており、切り込み
308b3によって可動し易くなっている。
【0080】この状態においてコピーボタン(図示せ
ず)がONされると、ファン15が回転を開始して、装
置本体300の側壁上部に設けられた空気吸入口300
a及び給送部から空気が吸い込まれて、プロセスカート
リッジ302の周りを流れてファン15の方向へ向う
(W1〜W9)。ここでプロセスカートリッジ302の上
面を流れる空気流W3は、前述位置規制部材300の壁
305bに突き当り、流れを阻止されてプロセスカート
リッジ302の筐体302aと保護部材304の内面と
の間を通過する(空気流W4)。
【0081】そしてこの空気流は、シート材搬送面(ガ
イド25)に突き当り、この搬送面25と保護部材30
4との間で上方へ流れの方向を変えて(空気流W6)、
ファン15に向って流れて、機外へ排出される(空気流
7・W8・W9)。
【0082】次に、図24・図25・図26及び図27
を用いて、プロセスカートリッジ302を装置300内
へ装着する際の保護部材304及び位置規制部材305
の動きについて説明する。
【0083】まず、図24・図25に示す状態は、プロ
セスカートリッジ302が装置300内の所定位置に装
着を開始する状態である。この位置から、矢印V方向へ
プロセスカートリッジ302の筐体302aを挿入す
る。すると、まず、保護部材304のカバー309aを
開放させるカバー可動リンク309bが装置本体側の突
起310に突き当る。さらにプロセスカートリッジの筐
体302aを挿入すると、このカバー可動リンク309
bが回転中心309b1を軸として回動する。その時、
カバー可動リンク309bが突起310に突き当ってい
る側とは反対側の回動中心309b2に取り付いている
保護部材のカバー309aは、可動リンク309cに案
内されながら開放していく。プロセスカートリッジの筐
体302aが完全に挿入された時、保護部材のカバー3
09aは、前述した通りプロセスカートリッジ302の
規制部材308に設けられた整流板308bに突き当た
り、整流板回動中心(薄肉部)308b4を中心に整流
部308b1を可動させる。
【0084】さてプロセスカートリッジ302の筐体3
02aが装置本体300に完全に装着された状態図21
・図26・図27の時、装置300内を流れる空気は各
矢印(W1〜W9)で示す通りである。そして特に矢印W
4で示す通り、プロセスカートリッジ302の筐体30
2aと装置本体上板312との間を通過する空気流は、
プロセスカートリッジ302の位置規制部材308の壁
308a(取り付け部308b2)に突き当たる。そし
て筐体302aと整流板308bとの間を通り、筐体3
02aと保護部材のカバー309aとの間を抜けてい
く。これによってプロセスカートリッジ302の筐体3
02aは、定着器14からの熱を受けにくくなり、同時
にカートリッジ302内の温度上昇を抑えることができ
る。なお、実施例では、筐体302aと保護部材のカバ
ー309aとの間隙は約5mm〜10mm程度である
が、これに限定されるものではない。
【0085】さらに図28に他の参考例を示す。
【0086】本参考例は、保護部材309が分割されて
おり、各分割片がヒンジ309g・h・iで接合されて
いる。そして開放時、ヒンジ309hの部分で2つ折り
になり、内面(像担持体側の面)が向かい合う様にな
る。そこでファン15の回転によって吸入口300aか
ら吸い込まれた空気流W1は、プロセスカートリッジ3
02の周りを流れ、保護部材309に導かれてファン1
5方向へ流れる(空気流W3・W4)。この際、プロセス
カートリッジ側面を流れる空気流W6は、保護部材30
9に進行を阻まれて、流れる勢いを失なう。そして画像
をシートに定着させる定着器14が発生する熱の対流に
よって、矢示W6で示すような自然対流の一部となり、
ファン15によって矢示W7・W8で示すように装置外へ
排出される。
【0087】これによって本参考例によれば、定着器1
4から発生する熱がプロセスカートリッジ装着方向へ向
かうことを防ぐことができる。なお、本参考例によって
も、給送部から取り入れられた空気流W2は、感光体5
近傍を通過して、その一部は筐体302aと保護部材3
09との間を経て、ファン15に吸引される(空気流W
9)。
【0088】さらに図29に他の参考例を示す。
【0089】本参考例によれば、ファン15の回転によ
って吸入口300aから吸い込まれた外気は、該プロセ
スカートリッジ302の周りを通過して、ファン15へ
吸い込まれる(空気流W1・W3・W4・W5・W7
8)。ここで本参考例によれば、プロセスカートリッ
ジ上面302bを流れる空気は、保護部材309に導か
れて、矢示W4で示す様に装置の外へ排出される。ま
た、プロセスカートリッジ302の側面から流れ込んだ
空気W6は、保護部材309に進行を阻まれて、保護部
材309aの下側へは侵入しない。また本実施例によれ
ば、給送部から吸い込まれた外気(W2)は、感光ドラ
ム5近傍を通過後は主として筐体302aと保護部材3
09との間を通過して、定着器14方向へは進行しな
い。なぜならば、保護部材309に塞ぎられて、ファン
15の影響力が生じないからである。このことにより、
装置内を流れる流体によってシートPに形成された定着
前の画像を乱されることを防止できる。
【0090】なお、前述各実施例、及び参考例では、定
着装置として加熱定着装置を用いた例を示したが、これ
に限定されずに例えば圧力定着装置であっても良い。ま
た、装置本体内で熱を発生させる部材としては、前記加
熱定着装置の他に例えばモータ及び露光ランプ等が挙げ
られ、これら部材からの熱の発生に対しても本発明は有
効である。
【0091】また、プロセスカートリッジの筐体とカバ
ーとの間隙(離隔距離)は、プロセスカートリッジ及び
装置本体の構造で適宜選択できるが、約2mm〜50m
m程度、好ましくは約3mm〜40mm程度、最も好ま
しくは約5mm〜20mm程度が適当である。なぜなら
ば約2mm以下であると十分なる冷却効果が得られない
場合が有り(しかし約1mm程度であっても、完全に塞
がれている場合と比較して冷却効果はある)、また約5
0mm以上であると装置本体が大型化するからである。
【0092】また、前述プロセスカートリッジとは、像
担持体としての例えば電子写真感光体等と、作用手段と
しての例えば帯電手段、現像手段、クリーニング手段等
の少なくとも一つと、を一体的にカートリッジ化して画
像形成装置本体に着脱可能とするものである。そこでよ
り具体的には前述プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
像形成装置(例えば、複写機、LBP等)本体に対して
着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手段、
クリーニング手段の少なくとも一つと電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化して画像形成装置(例えば、
複写機、LBP等)本体に着脱可能とするものである。
更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的
にカートリッジ化して装置本体(例えば、複写機、LB
P等)に着脱可能とするものをいう。
【0093】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、保
護部材とガイド部材とが接触することによって、協同し
て効率良く空気流をガイドすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例を適用した電子写真複写機の側断面図で
ある。
【図2】参考例を適用した電子写真複写機の側断面図で
ある。
【図3】参考例を適用した電子写真複写機の側断面図で
ある。
【図4】参考例を適用した電子写真複写機の側断面図で
ある。
【図5】参考例を適用したプロセスカートリッジのカバ
ーと装置本体との関係を示した側面図である。
【図6】参考例を適用したプロセスカートリッジのカバ
ーと装置本体との関係を示した斜視図である。
【図7】参考例を適用したプロセスカートリッジのカバ
ーと装置本体との関係を示した斜視図である。
【図8】参考例を適用したプロセスカートリッジのカバ
ーの配置関係を示した側面図である。
【図9】参考例を適用した電子写真複写機の側断面図で
ある。
【図10】参考例を適用した電子写真複写機の側断面図
である。
【図11】参考例を適用したプロセスカートリッジの斜
視図である。
【図12】図11に示したプロセスカートリッジの側断
面図である。
【図13】参考例を適用したレーザービームプリンタの
側断面図である。
【図14】参考例を適用したプロセスカートリッジの側
断面図である。
【図15】参考例を適用したプロセスカートリッジの斜
視図である。
【図16】参考例を適用したプロセスカートリッジの側
断面図である。
【図17】参考例を適用したプロセスカートリッジの斜
視図である。
【図18】参考例を適用したレーザービームプリンタの
要部側断面図である。
【図19】参考例を適用したレーザービームプリンタの
要部側断面図である。
【図20】参考例を適用したレーザービームプリンタ要
部側断面図である。
【図21】本発明の実施例を適用したレーザービームプ
リンタ側面図である。
【図22】規制部材の平面図である。
【図23】図22Aに示した規制部材の側面図である。
【図24】本発明の他の実施例を適用したプロセスカー
トリッジと装置本体の規制部材との関係を示したもの
で、ドラム保護部材が閉鎖した状態の斜視図である。
【図25】図24に示したプロセスカートリッジと装置
本体の規制部材との関係を示した側面図である。
【図26】ドラム保護部材を開放した状態を示す斜視図
である。
【図27】ドラム保護部材を開放した状態を示す側面図
である。
【図28】参考例を適用したレーザービームプリンタの
側面図である。
【図29】参考例を適用したレーザービームプリンタの
側面図である。
【符号の説明】
1 電子写真複写機本体 2 プロセスカートリッジ 5 電子写真感光体(感光体ドラム) 8 カバー 14 定着器 15 ファン 16 コマ 18 転写帯電器 23 現像器 28 クリーニング器 31 筐体 100 レーザービームプリンタ(装置本体) 103 プロセスカートリッジ 103a 筐体 105 定着器 105 ファン 131 感光ドラム 134 現像器 136 クリーニングブレード 137 クリーナー部 138 ドラムシャッター 138−4 突出部 138−5 リブ 138−9 リブ 139 外装(筐体) 203 プロセスカートリッジ 302 プロセスカートリッジ 302a 筐体 308 規制部材 308b 整流板 309 保護部材 309a カバー
フロントページの続き (72)発明者 小松 照夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 池森 郁雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−50169(JP,A) 特開 平4−60677(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 21/00 G03G 21/16 - 21/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流を生じるためのファンと、前記フ
    ァンによって生じた空気流をガイドする、回動可能に設
    けられたガイド部材と、を有する画像形成装置本体に装
    着可能なプロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光に作用する作用手段と、 前記電子写真感光を保護するための保護部材であって、
    前記電子写真感光体を保護する保護位置と、前記保護位
    置から退避する退避位置との間を移動可能な保護部材
    と、 を有し、 前記保護部材は、前記プロセスカートリッジが前記装置
    本体に装着された際に、前記保護位置から前記退避位置
    へ移動することによって前記ガイド部材と接触し、前記
    ガイド部材を回動させて、前記ガイド部材と協働して前
    記ファンによって生じる前記空気流をガイドするように
    したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記作用手段は、帯電手段、現像手段、
    クリーニング手段の少なくとも一つであることを特徴と
    する請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 プロセスカートリッジを装着可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、 (a)空気流を生じるためのファンと、 (b)前記ファンによって生じた空気流をガイドする、
    回動可能に設けられたガイド部材と、 (c)電子写真感光体と、 前記電子写真感光に作用する作用手段と、 前記電子写真感光を保護するための保護部材であって、
    前記電子写真感光体を保護する保護位置と、前記保護位
    置から退避する退避位置との間を移動可能な保護部材
    と、 を有し、 前記保護部材は、前記プロセスカートリッジが前記装置
    本体に装着された際に、前記保護位置から前記退避位置
    へ移動することによって前記ガイド部材と接触し、前記
    ガイド部材を回動させて、前記ガイド部材と協働して前
    記ファンによって生じる前記空気流をガイドするように
    構成したプロセスカートリッジを装着する装着手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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