JP2006349936A - プロセスカートリッジ - Google Patents

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淳一 松村
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Abstract

【課題】プロセスカートリッジを画像形成装置に着脱する際のガタツキを抑え操作性を向上させると共に、プロセスカートリッジの小型化を図ること。
【解決手段】電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、少なくとも電子写真感光体ドラムと、プロセス手段と、カートリッジ枠体と、ドラム保護部材と、前記電子写真画像形成装置への着脱に連動して、前記ドラム保護部材を前記保護位置と前記露出位置に移動させる、第1の可動部材と、前記第1の可動部材と連動し可動するリンク部材としての第2の可動部材を有し、前記第1の可動部材は、電子写真画像形成装置が有する側壁と当接する第1の当接部を有し、前記第2の可動部材は、前記ドラム保護部材が前記露出位置にある際に、前記カートリッジ枠体が有する当接部と当接可能な第2の当接部を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置(以下、「画像形成装置」と言う)とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザープリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ及びこれらの複合機(マルチファンクションプリンター等)が含まれる。
又、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体(以下、「電子写真感光体ドラム」と言う)と、電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段、現像手段又はクリーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。或は、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更には、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、電子写真感光体ドラム及び電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、画像形成装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこで、このプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
このようなプロセスカートリッジを用いた画像形成装置においては、プロセスカートリッジを画像形成装置から取り出した際に、電子写真感光体ドラムを保護するためのドラムシャッター部材が広く採用されている。
例えば、特許文献1のように、プロセスカートリッジを画像形成装置へ着脱する動作に伴って、ドラムシャッター部材を開閉させる構成において、ドラムシャッター部材とシャッターアーム、リンク部材でのリンク機構により、ドラムシャッター部材の開閉が行われている画像形成装置が知られている。
特開平8−305243号公報([0019]〜[0025]及び図5〜図12参照)
本発明は、前述の従来の技術を更に発展させたものである。
本発明の目的は、プロセスカートリッジを画像形成装置に着脱する際のガタツキを抑え操作性を向上させると共に、プロセスカートリッジの小型化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、少なくとも電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体ドラムと前記プロセス手段を保持するカートリッジ枠体と、前記電子写真感光体ドラムを覆う保護位置と前記電子写真感光体ドラムを露出させる露出位置を移動可能なドラム保護部材と、前記電子写真画像形成装置への着脱に連動して、前記ドラム保護部材を前記保護位置と前記露出位置に移動させる、第1の可動部材と、前記第1の可動部材と連動し可動するリンク部材としての第2の可動部材を有し、
前記第1の可動部材は、電子写真画像形成装置が有する側壁と当接する第1の当接部を有し、
前記第2の可動部材は、前記ドラム保護部材が前記露出位置にある際に、前記カートリッジ枠体が有する当接部と当接可能な第2の当接部を有することを特徴とする。
本発明によれば、プロセスカートリッジを画像形成装置に着脱する際のガタツキを抑え、操作性を向上させるとともに、プロセスカートリッジを小型化することができる。
以下に図面を参照してこの発明の最良な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[画像形成装置全体の説明]
以下、本発明の実施形態に係る現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を図面に基づいて説明する。
先ず、本発明に基づいて構成されるプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置について、図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置Aの構成を示す概略構成図、図2は本発明の実施形態に係る画像形成装置Aに着脱可能なプロセスカートリッジBの断面図である。
ここで、画像形成装置としては、電子写真画像形成プロセスを用いて、記録紙、OHPシート、布等の記録媒体に画像を形成する装置であり、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置、電子写真ワードプロセッサ等が含まれる。本実施の形態では、特に、電子写真式のレーザービームプリンタを例として以下に説明する。
画像形成装置(本実施の形態ではレーザービームプリンタ)Aは、ドラム形状の電子写真感光体ドラム7を有し、電子写真感光体ドラム7は、帯電手段である帯電ローラ8によって帯電され、次いで、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、レンズ、反射ミラーを有する光学手段としての光学装置1から画像情報に応じたレーザビーム光を照射することによって電子写真感光体ドラム7に画像情報に応じた潜像が形成される。
この潜像は、現像手段としての現像装置によって現像剤(以下、「トナー」と言う)を用いて電子写真感光体ドラム7上で現像され、可視像即ちトナー像とされる。
一方、トナー像の形成と同期して、給紙カセット3aにセットした記録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c,3d,3eで転写位置へと搬送する。転写位置には、転写手段としての転写ローラ4が電子写真感光体ドラム7と記録媒体2を挟むように配置されており、転写ローラ4に電圧を印加することによって、電子写真感光体ドラム7上のトナー像を記録媒体2に転写する。
転写位置でトナー像の転写を受けた記録媒体2は、搬送ガイド3fを介して定着手段としての定着装置5へと搬送される。
定着装置5は、駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵した定着ローラ5bを備え、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を記録媒体2上に定着する。
定着後、記録媒体2は、排出ローラ対3gで搬送され、反転経路3iを経由し、排出ローラ対3hを経て排出トレイ6へと排出される。この排出トレイ6は、画像形成装置Aの上面に設けられている。
尚、揺動可能なフラッパ3jを動作させ、反転経路3iを介することなく記録媒体2を排出することもできる。ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c,3d,3e、搬送ガイド3f及び排出ローラ対3g,3h等が記録媒体2の搬送手段を構成している。
プロセスカートリッジBは、電子写真感光体ドラム7を回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電する。次いで、光学装置1からの画像情報に応じたレーザー光を電子写真感光体ドラム7へ照射して潜像を形成する。そして、この潜像をトナーを用いて現像装置によって現像する。
更に、図2にて説明すると、帯電ローラ8は、電子写真感光体ドラム7に接触して設けられており、電子写真感光体ドラム7に帯電を行う。この帯電ローラ8は、電子写真感光体ドラム7に従動回転する。又、現像装置は、電子写真感光体ドラム7の現像領域へトナーを供給して、電子写真感光体ドラム7に形成された潜像を現像する。
上記現像装置は、現像剤収納容器(以下、「トナー収納容器」と言う)14内のトナーを攪拌部材55の回転によって現像室13aに送り出す。そして、マグネットローラ(固定磁石)11を内蔵した現像ローラ10を回転させるとともに、現像ブレード12によって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10の表面に形成する。その表面のトナー層のトナーを潜像に応じて電子写真感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化する。現像ブレード12は、現像ローラ10の周面のトナー量を規定すると共に摩擦帯電電荷を付与するものである。
転写ローラ4によってトナー像を記録媒体2に転写した後の電子写真感光体ドラム7は、クリーニング手段としてのクリーニング装置17によって電子写真感光体ドラム7上に残留したトナーを除去した後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング装置17は、電子写真感光体ドラム7に当接して設けられた弾性クリーニングブレード17aによって電子写真感光体ドラム7上の転写後の残留トナーを掻き落として廃トナー溜め17bへと集める。
プロセスカートリッジBは、図3に示すように、画像形成装置Aの開閉カバーとしてのカートリッジカバー9を開いて、ユーザーによって画像形成装置Aに設けたカートリッジ装着手段に対して取り外し可能に装着される。
本実施形態のカートリッジ装着手段は、図4及び図5に示すように、画像形成装置に形成したガイド部30L1,30L2,30R1,30R2で構成されている。プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着する際は、プロセスカートリッジBの両外側面の円筒部44R1,44R2,44L1,44L2(図6、図7参照)を、それぞれ画像形成装置Aのガイド部30R1,30R2,30L1,30L2に沿って挿入する。そして、カートリッジカバー9を閉じることによって、プロセスカートリッジBは画像形成装置Aに装着される。
このようにプロセスカートリッジBがカートリッジ装着部位に装着されると、図5及び図6に示すように、プロセスカートリッジBに保持されている電子写真感光体ドラム7の端部に設けられた駆動伝達手段であるカップリングG1は画像形成装置Aに設けられたカップリングG2と係合する。その後、カップリングG2が(図5において矢印方向に)回転すると、カップリングG1を介して電子写真感光体ドラム7が(図1における矢印G3方向に)回転する。このようにして、画像形成装置Aの駆動力がプロセスカートリッジBに伝えられる。
この画像形成装置Aの駆動力がプロセスカートリッジBに伝えられる際に、プロセスカートリッジBには、電子写真感光体ドラム7の回転方向と同じく時計方向(図1における矢印G3方向)へ回転させようとする力が作用する。そして、この時計方向へ回転させようとする力によって、プロセスカートリッジBの円筒部44R2(図6参照)が画像形成装置Aに設けられた斜面30R3(図5参照)と当接する。これによって、プロセスカートリッジBの画像形成装置Aに対する位置が定まる。
図1に示すように、プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着する軌跡は、画像形成装置Aの水平線Cに対して、プロセスカートリッジBの装着方向から入口側ではD1で表される軌跡であり、水平線Cに対して軌跡D1がなす角は約20°の傾斜角度を有している。そして、プロセスカートリッジBの装着方向から奥側ではD2で表される軌跡であり、水平線Cに対して軌跡D2がなす角は約60°の傾斜角度を有している。装着軌跡の途中において、D1からD2に軌跡を切り替えることによって、画像形成装置AにプロセスカートリッジBが確実に装着できたことをユーザーに知らしめることができる。本実施形態では、装着軌跡を水平線Cに対してD1が約20°の傾斜角度、D2が約60°の傾斜角度としたが、角度はこれに限ったものではなく、画像形成装置Aの記録媒体の搬送経路等によって変わってくる。
[プロセスカートリッジの枠体の構成]
次に、本発明の実施形態に係るカートリッジ枠体としてのプロセスカートリッジBの枠体の構成について説明する。
図2に示すように、電子写真感光体ドラム7や帯電ローラ8及び弾性クリーニングブレード17a等のクリーニング装置17は、ドラム枠体18に取付けられ、一体的な感光体ユニット20を構成している。
一方、現像装置ユニット19は、トナーを収容しているトナー収納容器14と、現像ローラ10や現像ブレード12を保持する現像枠体13により構成される。トナー収納容器14と現像枠体13は、フランジ部14b及びフランジ部13fを溶着等の手段により一体に結合されている。
そして、感光体ユニット20と現像装置ユニット19を丸いピンの結合部材によって互いに回動可能に結合することによってプロセスカートリッジBを構成する。
即ち、図8に示すように、現像枠体13の長手方向(現像ローラ10の軸線方向)両側に形成したアーム部13b,13cの先端には現像ローラ10に平行に丸い形状の回動穴13d,13eが設けてある。
ドラム枠体18の長手方向両側2箇所には、アーム部13b,13cを進入させるための凹部18a,18bが設けてある。この凹部18a,18bにアーム部13b,13cを挿入し、結合部材31をドラム枠体18の取付穴18c,18d(図9に示す)に挿入し、且つ、アーム部13b,13cの回動穴13d,13eに嵌入して更にドラム枠体18の内側の穴(不図示)に圧入して取付けることにより、感光体ユニット20と現像装置ユニット19は結合部材31を中心に回動可能に結合される。
このとき、アーム部13b,13cの根元に取り付けられた圧縮コイルばね21,22が、ドラム枠体18の凹部18a,18bの上壁に当たり現像装置ユニット19を下方へ付勢することで、現像ローラ10を感光体ドラム7へ確実に押し付ける。
[ドラムシャッターの構成]
次に、プロセスカートリッジBが有するドラム保護部材としてのドラムシャッター40の構成について説明する。
図9及び図10はドラムシャッター40が電子写真感光体ドラム7を覆う保護位置にある状態を示しており、図9はプロセスカートリッジBを下方から見た図、図10はプロセスカートリッジBを上方から見た図である。
図9に示すように、保護位置にある状態では、ドラムシャッター40は電子写真感光体ドラム7を覆う位置にある。
図9及び図10に示すように、第1の可動部材としてのシャッター棒41と第2の可動部材としてのシャッターアーム42は、サイドホルダー50に回転可能に保持されている。サイドホルダー50は、トナー収納容器14にビス止め等の手段により固定され、現像装置ユニット19と一体的に設けられている。
サイドホルダー50には、シャッター棒41の外形を保持するようなC型の穴51と、シャッターアーム42の穴に対して嵌合するボス52が設けられており、それぞれがシャッター棒41とシャッターアーム42の回転中心となっている。又、反対側のサイドホルダー55にも、シャッター棒41の外形を保持する穴56が、穴51と同軸上に設けられている。穴51と穴56はC型の入り口部が、シャッター棒41の外径より狭くなっており、シャッター棒41が穴51、穴56から抜けないように構成されている。更に、シャッターアーム42の回転中心にはネジリコイルバネ43が設けられており、シャッターアーム42が保護位置方向(矢印H1)に回転するように付勢されている。
図11にドラムシャッター40に対する、シャッター棒41とシャッターアーム42の結合部を示す。
シャッター棒41の一部をドラムシャッター40に設けたC型の穴40aに嵌め込んでおり、穴40aを中心にドラムシャッター40は回転可能に保持されている。穴40aもC型の入り口部が、シャッター棒41の外径より狭くなっており、シャッター棒41とドラムシャッター40が抜けないように構成されている。
又、シャッターアーム42の先端がボス42aとなっており、ボス42aをドラムシャッター40に設けた穴40bに嵌め込み、ドラムシャッター40が回転可能に保持される。ボス42aの先端はスナップフィット形状になっており、ドラムシャッター40から、シャッターアーム42のボス42aが抜けないように構成されている。
以上のように、ドラムシャッター40、シャッター棒41、シャッターアーム42によってリンク機構が構成され、何れかの部材の動きに他の部材が追従する構成となっている。通常の操作においては、画像形成装置へのプロセスカートリッジの着脱に連動してシャッター棒41が動き、シャッター棒41の動きに追従してシャッターアーム42とドラムシャッター40が動くよう構成されている。
図12はドラムシャッター40が電子写真感光体ドラム7を露出させる露出位置にある状態を示している。
シャッター棒41とシャッターアーム42は矢印H2方向へ回転し、ドラムシャッターを露出位置へ移動させている。シャッター棒41には、プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに挿入する際にガイド30L1,30R1(図4、図5)と当接する当接部41a,41bと、第1の当接部としての当接部41cを設けている。又、シャッターアーム42には第2の当接部としての当接部42bを設けている。更に、サイドホルダー50には、カートリッジ枠体が有する当接部としての当接部50aを設けている。
[ドラムシャッターの開閉構成]
図13〜図15に、プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着する際のドラムシャッター40の開閉動作を示す。以下の説明では、プロセスカートリッジBと画像形成装置Aが有するガイドとの関係を片側の側面のみで説明するが、逆側の側面においても円筒部の径が違う程度で、プロセスカートリッジとガイドとの関係は同じである。
図13は、カートリッジカバーを開いて、プロセスカートリッジBを画像形成装置A内へ挿入し始めた状態を示している。上述したように、プロセスカートリッジBの円筒部44L1を画像形成装置Aのガイド部30L1に沿って挿入しており、ガイドの入り口部30L3とシャッター棒の当接部41aが当接している。このとき、ドラムシャッター40は電子写真感光体ドラム7を覆う保護位置にある。
図14は、図13より更にプロセスカートリッジBの挿入位置が進んだ状態を示している。プロセスカートリッジBの円筒部44L1はガイド部30L1上で、軌跡D1(約20°の傾斜)に沿って更に挿入される。ガイドの入り口部30L3とシャッター棒の当接部41aの当接位置は、図13の位置から入り口部30L3の傾斜に沿って、少々下方に移動している。円筒部44L1と当接部41aの相対位置変化により、ドラムシャッター40は保護位置から露出位置へ向かって開き始める。
図15は、画像形成位置まで、プロセスカートリッジBを挿入した状態を示している。プロセスカートリッジBは、軌跡D1に沿って挿入された後、軌跡D2(約60°の傾斜)に沿って装着される。この位置においては、円筒部44L1はガイド部30L4に位置決めされ、シャッター棒の当接部41aはガイド部30L1に支えられているので、ドラムシャッター40は露出位置に保持される。ドラムシャッター40が露出位置近くになったときに、当接部42bがサイドホルダー50の当接部50aと対向する位置となる。
この状態から、プロセスカートリッジBを画像形成装置Aから抜き取ると、前述した挿入動作とは逆に、ドラムシャッター40が露出位置から保護位置へと移動し、ネジリコイルバネ43の付勢によってドラムシャッター40は自動的に閉じるようになっている。
[プロセスカートリッジ挿入時のガタツキ軽減構成]
図16は、図15に示す矢印J方向から見た図、図17は図15に示す矢印K方向から見た図である。
図17において、シャッター棒41が有する第1の当接部としての当接部41cと電子写真画像形成装置が有する側壁としての側板32(図4にも示す)には隙間t1を有している。同様に、シャッター棒41とサイドホルダー50には隙間t2、シャッターアーム42が有する第2の当接部としての当接部42bとカートリッジ枠体が有する当接部としてのサイドホルダー50の当接部50aには隙間t3をそれぞれ設けている。この状態から、プロセスカートリッジを図16に示す矢印M方向に回転させると、図18に示す状態となる。
先ず、シャッター棒41の一部である当接部41cと側板32が当接する。シャッター棒41は、側板32からの力F1を受けてサイドホルダー50に突き当たる。その際、サイドホルダー50は、反力F2をシャッター棒41に与えるが、F1とF2が加わる点の距離(L1で示す)が大きいため、プロセスカートリッジを或る程度大きな力で回転させると、モーメントが働き、シャッター棒は矢印P方向へ倒れる。本実施の形態においては、図19に示すように、プロセスカートリッジの現像装置ユニット19を薄型に構成したため、上述したように距離L1が大きくなってしまい、シャッター棒の倒れには不利な構成となっている。
力F1が大きくなる状況は様々考えられるが、特に力F1が大きくなり易いと想定される状況としては、ユーザーが、プロセスカートリッジBを画像形成装置Aから取り出す際に、図16に示す現像容器ユニット19の右側を、矢印N方向に引いた場合である。このような状況においては、プロセスカートリッジBが矢印M方向に回転し易く、プロセスカートリッジを画像形成装置に対してスムーズに着脱する際の妨げとなってしまう。
そこで、シャッターアーム42に当接部42bを設け、サイドカバー50に当接部50aを設けることでガタツキを軽減している。
上述したように、プロセスカートリッジBを矢印M方向に回転させたとき、図18において、シャッター棒41は力F1を受けてサイドホルダー50に突き当たり、反力F2で押し戻される。更に矢印M方向へ回転させると、シャッターアーム42の当接部42bとカートリッジ枠体の一部としての当接部50aが当接し、反力F3が働き、シャッターアーム42の位置が規制される。力F1と反力F3が加わる点の距離L2は、L1よりも短いため、力F1を受け止める部分としては、より好ましい位置にある。従って、プロセスカートリッジが矢印M方向へ回転することを規制することが可能となる。
以上の構成によって、プロセスカートリッジの外形を大きくすることなく、プロセスカートリッジを画像形成装置に着脱する時のガタツキを軽減し、プロセスカートリッジの操作性を向上させつつ、プロセスカートリッジを小型化することが可能となった。
<他の実施形態>
他の実施形態における、プロセスカートリッジの構成を示す。図20はプロセスカートリッジBを下方から見た斜視図である。
本実施の形態においては、シャッターアーム42に設けた当接部42bが、現像装置ユニット19に設けた電気接点部材56を覆う接点保護部となるように構成している。ドラムシャッター40が保護位置にあるときに電気接点部材56を覆っているため、プロセスカートリッジBを画像形成装置から取り出した際の、ユーザーの誤操作による電気接点部材の損傷を防ぐことが可能となる。
又、本体電気接点部材54がカートリッジ電気接点部材に接続する方向とプロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着する軌跡の方向を略90°異ならせたことにより、ユーザーがプロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着する抵抗感を少なく抑えることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジを示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のプロセスカートリッジ挿入時の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジを装着するための画像形成装置の装着部を示す要部斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジを装着するための画像形成装置の装着部を示す要部斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジの外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジの外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジの構成を説明する外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジが有するドラム保護部材の構成を説明する外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジが有するドラム保護部材の構成を説明する外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジが有するドラム保護部材の構成を説明する要部斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジが有するドラム保護部材の構成を説明する外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のプロセスカートリッジ挿入時の動作を説明する断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のプロセスカートリッジ挿入時の動作を説明する断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のプロセスカートリッジ挿入時の動作を説明する断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置をプロセスカートリッジ装着時の装着方向上面から見た図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置をプロセスカートリッジ装着時の装着方向後面から見た図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置をプロセスカートリッジ装着時にプロセスカートリッジを回転させた状態を装着方向後面から見た図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置装着時のプロセスカートリッジを後方から見た外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジを画像形成装置から取り出した状態で下方から見た外観斜視図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B プロセスカートリッジ
C 水平線
D1 軌跡
D2 軌跡
1 光学装置
2 記録媒体
4 転写ローラ
5 定着装置
6 排出トレイ
7 電子写真感光体ドラム
8 帯電ローラ
9 カートリッジカバー
10 現像ローラ
12 現像ブレード
14 トナー収納容器
17 クリーニング装置
18 ドラム枠体
19 現像装置ユニット
20 感光体ユニット
30L1,30L2,30R1,30R2 ガイド部
31 結合部材
32 側板(電子写真画像形成装置が有する側壁)
40 ドラムシャッター(ドラム保護部材)
41 シャッター棒(第1の可動部材)
41c 当接部(第1の当接部)
42 シャッターアーム(第2の可動部材)
42b 当接部(第2の当接部、接点保護部)
44L1,44L2,44R1,44R2 円筒部
50 サイドホルダー
50a 当接部(カートリッジ枠体が有する当接部)

Claims (3)

  1. 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    少なくとも電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体ドラムと前記プロセス手段を保持するカートリッジ枠体と、前記電子写真感光体ドラムを覆う保護位置と前記電子写真感光体ドラムを露出させる露出位置を移動可能なドラム保護部材と、前記電子写真画像形成装置への着脱に連動して、前記ドラム保護部材を前記保護位置と前記露出位置に移動させる、第1の可動部材と、前記第1の可動部材と連動し可動するリンク部材としての第2の可動部材を有し、
    前記第1の可動部材は、電子写真画像形成装置が有する側壁と当接する第1の当接部を有し、
    前記第2の可動部材は、前記ドラム保護部材が前記露出位置にある際に、前記カートリッジ枠体が有する当接部と当接可能な第2の当接部を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記第2の可動部材が有する第2の当接部は、前記ドラム保護部材が前記保護位置にある時に、前記プロセスカートリッジが有する電気接点部材を覆う接点保護部であることを特徴とする請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  3. 前記第2の当接部は、前記ドラム保護部材が前記露出位置にあり、且つ、前記第1の当接部が前記側壁と当接している状態から更に力を受けた際に、前記カートリッジ枠体が有する当接部と当接することを特徴とする請求項1又は2記載のプロセスカートリッジ。
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US10513124B2 (en) 2017-09-29 2019-12-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid cartridge including movable member having contact surface

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