JP3262398B2 - 小型なズームレンズ - Google Patents

小型なズームレンズ

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JP3262398B2 JP03658893A JP3658893A JP3262398B2 JP 3262398 B2 JP3262398 B2 JP 3262398B2 JP 03658893 A JP03658893 A JP 03658893A JP 3658893 A JP3658893 A JP 3658893A JP 3262398 B2 JP3262398 B2 JP 3262398B2
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剛史 小山
彰宏 西尾
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトカメラやス
チルビデオカメラ等に好適なズームレンズに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトカメラやスチルビデオ
カメラ等は、高変倍ズームレンズ化が進む一方、さらな
る小型化が要求されている。カメラの小型化の必要用件
として撮影レンズの小型化が要求されているが、これを
実現する手段として正の屈折力が先行する所謂、ポジテ
ィブリード型のズームレンズが採用されることが多い。
この形式の大きな特長は、バックフォーカスを短かくす
ることができることであり、特に、一眼レフレックスカ
メラの様に、クイックリターンミラーの配置スペースを
必要としないコンパクトカメラ等では、レンズ全長を短
かくできる利点がある。そして、高変倍を達成する為
に、従来の2及び3群で構成されるズームタイプから4
群構成のズームタイプが主流となりつつある。
【0003】ところで、こうしたズームレンズに対する
フォーカシング方式として、第1レンズ群を移動させる
ものが一般的であるが、こうしたズームレンズでは前玉
径が大きくなる傾向にあり、それに伴いカメラの小型化
には不利であった。
【0004】上記問題点を解決する為に、特開平3−8
5508号公報、特開平3−85509号公報、特開平
3−249614号公報やUSP−5002373号に
て開示されている様な、第1レンズ群以外でのフォーカ
ス方法、いわゆるインナーフォーカス方式が知られてい
る。
【0005】特開平3−249614号公報では、レン
ズ系を正の第1レンズ群、正又は負の第2レンズ群、正
の第3レンズ群、負の第4レンズ群の4群構成とし、そ
のうち第2、3レンズ群又は第4レンズ群を移動させる
ことによりフォーカスを行なうズームレンズを開示して
いる。
【0006】又、USP−5002373号では、レン
ズ系を物体側より順に正、正、負の3群構成とし、第2
群もしくは、その一部分のレンズを移動させてフォーカ
スを行なっている。
【0007】特開平3−85508号公報、特開平3−
85509号公報では、4群構成でポジティブリートタ
イプのズームレンズで第1レンズ群によるフォーカシン
グの他に第2、3、4レンズ群によるフォーカシングも
開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特開平3−249614号公報のズームレンズのように
第2、3レンズ群と第4レンズ群によるフォーカスのう
ち、第2、3レンズ群によるフォーカスでは、これらの
群が変倍時に間隔変化しており、これら2つのレンズ群
を一体にして、フォーカスしなければならないので、メ
カ構造が極めて複雑となり、カメラの大型化の原因とな
っていた。加えて、2つの群の偏心誤差を極めて小さく
しなければ、フォーカス時の性能劣化につながるので、
高度なメカ精度が要求され、結果的にコストアップにつ
ながっていた。一方、第4レンズ群によるフォーカスで
は、上記の様なメカ的なデメリットは少ないが、フォー
カシングによる周辺光量の低下を防ぐ為、径を大型化せ
ざるを得なかった。特に広角域を含むズームレンズでは
これが顕著であった。
【0009】又、USP−5002373号では、3つ
のレンズ群のうち、第2レンズ群もしくは、その一部分
を使ってフォーカシングを行なっているが、変倍時の移
動群が3つと少ないので、高変倍には不向きであった。
【0010】特開平3−85508号公報、特開平3−
85509号公報では、絞りが第3レンズ群の内部にあ
るので、第1レンズ群と絞りとの距離が離れてしまい、
結果的に前玉径が大きくなっていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、光軸方向及び
径方向の小型化を極力まで追求した小型なズームレンズ
を提供することを目的とし、物体側より順に、正の屈折
力の第1レンズ群、正又は負の屈折力の第2レンズ群、
正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群
を有し、広角端から望遠端への変倍の際、各レンズ群の
間隔が変化するよう各レンズ群を光軸上で移動させて変
倍を行なうと共に、第3レンズ群を物体側に移動させて
至近距離物体へのフォーカシングを行なうズームレンズ
であって、フォーカシングに際して移動しない絞りを、
広角端における前記ズームレンズのフロントレンズ面か
ら前記絞りまでの距離をD、広角端における全系の焦点
距離をfwとするとき、 0.08<D/fw<0.45 なる条件を満足する 前記第3レンズ群より物体側で前記
第2レンズ群の近傍に配置すると共に、前記第2レンズ
群と前記第3レンズ群との間隔が広角端に比べて望遠端
の方が広いことを特徴とするものである。
【0012】
【実施例】図1〜図3は本発明の特徴を最もよく表わし
た図であり、Iは正の屈折力の第1レンズ群、IIは第
2レンズ群で実施例1では正の屈折力を、実施例2、3
では負の屈折力を有している。IIIは正の屈折力を有
する第3レンズ群、IVは負の屈折力を有する第4レン
ズ群、SPは絞りである。
【0013】同図において、(A)〜(C)は、それぞ
れ広角端、中間焦点距離、望遠端におけるレンズ位置
で、図から明らかな通り各レンズ群の間隔を変化させな
がら、特に第1と第2レンズ群及び第2と第3レンズ群
の間隔を拡大、第3と第4レンズ群の間隔を減少させな
がら広角から望遠への変倍を行なっている。絞りは第2
レンズ群に近接し、第3レンズ群より、物体側に配置さ
れ、そしてフォーカシングは第3レンズ群IIIを光軸
に沿って移動させて行なう。
【0014】この構成によれば、特に広角側において、
絞りが第1レンズ群に近い位置に配置されているので前
玉径を小とすることが可能となる。
【0015】さらに、小型化する為に、本発明では以下
の条件式を満足している。 0.08<D/fw<0.45・・・(1) 但し、D:広角端における最も物体側のレンズ面から絞
りまでの距離 fw:広角端の焦点距離
【0016】条件式(1)は最も物体側のレンズ面から
絞りまでの距離を規定した式であり、上限を越えると、
前玉径が大きくなりすぎ、逆に下限を越えると、絞りよ
り物体側のレンズ群のスペースが少なくなり、充分なレ
ンズ構成とできなくなるので、良好な収差を維持できな
くなる。
【0017】又、第3レンズ群でフォーカシングを行な
うので、前玉径及び後玉径の大型化が防止できる。
【0018】さらに小型化する為には、フォーカシング
の際には絞りを固定状態とすることが望ましい。フォー
カスレンズ群の移動を行なう際、そのレンズ群は、軽量
かつ小型である方が駆動制御の点において有利である。
したがって、フォーカシングの際レンズ鏡筒内部で比較
的大きな部品である絞りをフォーカスレンズ群と切り離
して独立させておけばフォーカシング用アクチュエータ
ーの小型化や、フォーカシングの為のスペースを小とす
ることができ、結果的にカメラ全体の小型化が可能とな
る。
【0019】特に望ましくは絞りを第2レンズ群を一体
的に構成することが望ましい。変倍の際、絞りと第2レ
ンズ群を一体移動とすれば鏡筒内部の移動要素を削減で
きるので、鏡筒構造を簡素化できカメラ全体の小型化が
可能となる。
【0020】ところで、インナーフォーカスのズームレ
ンズの場合、広角側と望遠側でフォーカシングの移動量
が異なる。本発明のズームレンズタイプの場合、望遠側
の方が広角側よりその移動量は大きく、至近距離撮影の
際物体側へ移動する。
【0021】したがって、第2レンズ群と第3レンズ群
の間隔を、広角側より望遠側の方が大としておけば、フ
ォーカシングの為のレンズ群移動スペースを効率よくと
ることができ、特に広角側では、絞りから第4レンズ群
までの距離を最小限にできるので、後玉径の大型化を防
止できる。
【0022】次に本発明に関する数値実施例を示す。数
値実施例においてriは物体側より順に第i番目のレン
ズ面の曲率半径、diは物体側より順に第i番目のレン
ズ厚又は空気間隔、niとνiはそれぞれ物体側より順
に第i番目のレンズの屈折率とアッベ数である。又非球
面形状は光軸方向をX、光軸と垂直な方向をYとした時
に、
【0023】
【外1】 なる式で表わすものとする。尚B,C,Dは非球面係数
である。
【0024】
【外2】
【0025】
【外3】
【0026】
【外4】
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所望の変倍比、光学性能を維持しつつ、光軸方向及び径
方向の小型化を極力まで追求したズームレンズが実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する数値実施例1のレンズ断面図。
【図2】本発明に関する数値実施例2のレンズ断面図。
【図3】本発明に関する数値実施例3のレンズ断面図。
【図4】本発明に関する数値実施例1の無限遠物体に対
する諸収差図。
【図5】本発明に関する数値実施例1の至近物体に対す
る諸収差図。
【図6】本発明に関する数値実施例2の無限遠物体に対
する諸収差図。
【図7】本発明に関する数値実施例2の至近物体に対す
る諸収差図。
【図8】本発明に関する数値実施例3の無限遠物体に対
する諸収差図。
【図9】本発明に関する数値実施例3の至近物体に対す
る諸収差図。
【符号の説明】 I 第1レンズ群 II 第2レンズ群 III 第3レンズ群 IV 第4レンズ群 S サジタル像面 M メリディオナル像面 d d線 g g線 S.C 正弦条件
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 彰宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊藤 良紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−17609(JP,A) 特開 平3−85509(JP,A) 特開 平3−85508(JP,A) 特開 平3−241306(JP,A) 特開 平3−50516(JP,A) 特開 平3−208004(JP,A) 特開 平3−249614(JP,A) 特開 平4−67114(JP,A) 特開 平4−317020(JP,A) 特開 平4−338910(JP,A) 特開 平6−118305(JP,A) 特開 平5−224124(JP,A) 特開 平5−264903(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、正の屈折力の第1レン
    ズ群、正又は負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の
    第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群を有し、各レ
    ンズ群の間隔が変化するように各レンズ群を光軸上で移
    動させて変倍を行なうと共に、前記第3レンズ群を物体
    側に移動させて至近距離物体へのフォーカシングを行な
    うズームレンズであって、フォーカシングに際して移動
    しない絞りを、広角端における前記ズームレンズのフロ
    ントレンズ面から前記絞りまでの距離をD、広角端にお
    ける全系の焦点距離をfwとするとき、 0.08<D/fw<0.45 なる条件を満足する 前記第3レンズ群より物体側で前記
    第2レンズ群の近傍に配置すると共に、前記第2レンズ
    群と前記第3レンズ群との間隔が広角端に比べて望遠端
    の方が広いことを特徴とする小型なズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記絞りと前記第2レンズ群は一体的に
    構成されていることを特徴とする請求項1の小型なズー
    ムレンズ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のズームレンズを有する
    ことを特徴とするカメラ。
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