JP3261776B2 - 湯水混合装置 - Google Patents

湯水混合装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯水混合装置に関し、
詳しくは温度によってばね定数が変化する素材からなる
ばねを用いて温度制御する湯水混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の湯水混合装置としては、
湯と水の混合比を左右する可動弁体を温度によって形状
が変化する形状記憶合金を用いて付勢することにより、
湯水混合物の温度を一定に制御する自動温度調節式湯水
混合栓が提案されている(実公昭61−44062)。
これは、形状記憶合金が、特定の温度下で一定の形状に
セットしておくと、その他の温度下で物理的に形状を変
化させても当初のセット温度を与えることにより、再び
セット時の形状に復元するという特徴を有し、従来の感
温素子、例えば、ワックスサーモ等より熱容量が小さ
く、温度変化に対して敏感に作動することを利用したも
のである。
【0003】この混合栓では、可動弁体の一方をコイル
状形状記憶合金で付勢し、他方をコイルスプリングで付
勢するように構成されており、コイル状形状記憶合金は
湯水混合物に直接接触するよう配置されている。また、
コイル状形状記憶合金は、一定温度で一定コイル長にな
るとされており、このコイル状形状記憶合金は、湯水混
合物の温度の変化により、次のように作動するとされて
いる。
【0004】湯水混合物の温度が設定温度で定常状態に
あるとき、可動弁体はコイル状形状記憶合金とコイルス
プリングとの釣り合いの位置で停止している。定常状態
にあった湯水混合物の温度が外乱等により変化して一定
の温度になると、コイル状形状記憶合金は、その温度で
セットされた一定のコイル長に復元しようとして、形状
復元力を発生する。この形状復元力は、定常状態にあっ
たコイルスプリングとの釣り合いを崩して、可動弁体を
コイルスプリング側またはコイル状形状記憶合金側へ駆
動する。ここで、コイル状形状記憶合金に対して、設定
温度近傍で、連続的にコイル長をセットすれば、湯水混
合物の温度が設定温度近傍での変化に対して、コイル状
形状記憶合金は、温度変化に伴ってコイル長を変化さ
せ、連続的な形状復元力を発生する。従って、可動弁体
が湯水混合物の温度変化に対応して変位し、湯水の割合
を変化させるので、湯水混合物の温度を設定温度に保持
することができる。
【0005】一方、湯と水の混合比を左右する可動弁体
を、感温素子(ワックスサーモ)を用いて付勢すること
により湯水混合物の温度を一定に制御すると共に、湯水
混合物の温度と目標温度とに生じた定常温度偏差をフィ
ードバック制御により解消する湯水混合装置が提案され
ている(特開昭61−31784)。この定常温度偏差
は、湯水混合物の温度変化に対してワックスサーモの体
積変化に基づく可動弁体の変位が目標温度からずれた温
度を中心として作動したときや、ワックスサーモの経年
変化による体積変化率の差、ワックスサーモの体積変化
によって生じる荷重が作用する各部材の経年変化等によ
り生じる。また、この湯水混合装置では、フィードバッ
ク制御によるハンチングを防止するために、モータによ
る可動弁体の駆動速度をワックスサーモによる可動弁体
の駆動速度より遅く設定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
形状記憶合金を用いた湯水混合装置では、湯水混合物の
設定温度の変更は、弁体を付勢するばねに手動で予荷重
を加えることにより行なわれるため、リモコン装置など
を用いて外部からの設定により所望の出湯温度を得るこ
とができないという問題があった。また、形状記憶合金
による温度制御のみでは、所望の出湯温度からずれた温
度で形状記憶合金の形状復元力とコイルスプリングの弾
力が釣り合ったときは、定常温度偏差を生じて所望の出
湯温度とすることができないという問題があった。
【0007】更に、ワックスサーモを用いた湯水混合装
置に適用したフィードバック制御を形状記憶合金を用い
た湯水混合装置に適用した場合には、形状記憶合金の温
度特性とワックスサーモの温度特性とが異なることによ
り、目標温度によってはハンチングを起こして制御でき
ない場合があるという問題があった。
【0008】本発明の湯水混合装置は、こうした問題を
解決し、湯水混合物の温度を目標温度で安定して保持す
ることを目的としてなされ、次の構成を採った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の湯水混合装置
は、図1に例示するように、湯水の混合比を調節する可
動弁体を有する湯水混合弁MVと、所定の温度範囲にお
いて温度に応じてばね定数が変化する材料からなり、前
記混合弁から流出する湯水混合物の温度上昇に伴い湯の
割合を減少させる方向に前記可動弁体を付勢する第1の
ばねSP1と、前記可動弁体を前記方向とは反対方向に
付勢する第2のばねSP2と、前記第1および第2のば
ねの少なくとも一方の予荷重を調節可能な予荷重調節手
段M1と、前記湯水混合物の温度を検出する温度検出手
段M2と、前記温度検出手段により検出された温度と目
標温度とに偏差が存在する場合には、該偏差を打ち消す
側に前記予荷重調節手段をフィードバック制御する予荷
重制御手段M3と該フィードバック制御のゲインを湯水
混合物の温度における前記第1のばねのばね定数の変化
率に基づいて決定する制御ゲイン決定手段M4と、を備
えたことを要旨とする。
【0010】ここで、前記湯水混合装置において、制御
ゲイン決定手段M4は、前記第1のばねSP1のばね定
数の変化率が変化しない領域に該検出温度があるときは
制御ゲインを第1の値とし、該変化率が変化する領域に
該検出温度があるときは制御ゲインを該第1の値より小
さな第2の値とする構成とすることもできる。
【0011】
【作用】以上のように構成された本発明の湯水混合装置
は、第1のばねSP1が湯水混合物の温度に応じてばね
定数を変化させ、湯水の混合比を調節する可動弁体を付
勢して、湯水混合物の温度を目標温度へと制御する。第
1のばねSP1による温度制御のみでは温度検出手段M
2により検出された湯水混合物の温度と目標温度との間
に偏差を生じる場合、制御ゲイン決定手段M4が湯水混
合物の温度における前記第1のばねのばね定数の変化率
に基づいてフィードバック制御のゲインを決定し、予荷
重制御手段M3が該偏差を打ち消す側に予荷重調整手段
M1を制御して、湯水混合物の温度を目標温度とする。
【0012】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図2は本発明の一実施例である湯水混合装置の
模式図であり、図3はこの湯水混合装置の斜視図であ
る。
【0013】湯水混合装置10は、水道管から水が給水
される給水用脚金具11と、図示しない給湯機から湯が
給湯される給湯用脚金具12と、湯水の混合を行なう弁
ユニット15と、湯水の混合比を電気的に制御する制御
ユニット18とから構成されている。弁ユニット15
は、機能的には、給水用脚金具11から給水される水お
よび給湯用脚金具12から給水される湯を混合する湯水
混合弁60と、湯水混合弁60に組み込まれた可動弁体
70の位置を調節する予荷重調節機構100と、湯水混
合物温度TCを検出する温度センサ110と、シャワー
130またはカラン140からの混合湯水の選択および
止水をする切換え/止水弁120とを有する。これらの
具体的な構成については後述する。また、制御ユニット
18は、目標温度TPを表示する液晶表示部(LCD)
160と、目標温度TPの設定および吐水の選択等の操
作を行なうパネル操作部170と、温度センサ110に
よって検出される温度信号とパネル操作部170からの
信号を入力して予荷重調節機構100と切換え/止水弁
120とLCD160へ出力信号を出力する電子制御装
置150とを有する。更に、湯水混合装置10は電池1
80に接続されており、各部に必要な電源を供給する構
成となっている。
【0014】制御ユニット18を構成するパネル操作部
170は、図3に示すように、LCD160に表示され
る目標温度TPをデクリメントするスイッチ171と、
目標温度TPをインクリメントするスイッチ172と、
シャワー130からの吐水を選択するシャワー選択スイ
ッチ175と、カラン140からの吐水を選択するカラ
ン選択スイッチ176と、止水を選択する止水スイッチ
177から構成されている。
【0015】次に、給水用脚金具11の拡大断面図であ
る図4を用いて給水用脚金具11の構造について説明す
る。給水用脚金具11は、同図に示すように、水道管に
接続される入口21と湯水混合弁60に接続される出口
29とが形成されたハウジング20を有し、ハウジング
20には、止水弁22と圧力制御弁30が組み込まれて
いる。
【0016】止水弁22は、ハウジング20に液密に締
結されたキャップ27と、キャップ27とハウジング2
0にガイドされた弁体23と、ストレーナ28とを有す
る。弁体23は、ハウジング20とのガイド部24と端
部26とを有しており、ガイド部24には通水時に水の
通路となる開口部25が設けてある。ガイド部24はハ
ウジング20とねじで噛み合っており、弁体23を回転
させることにより弁体23が回転軸方向に変位する構造
になっている。従って、弁体23を回転させて、端部2
6とハウジング20を着脱させることにより、止水また
は通水する。通水時には、端部26とハウジング20と
の隙間から流入した水が開口部25を通り、ストレーナ
28によりゴミを除去した後に圧力制御弁30に流れ込
む。
【0017】圧力制御弁30は、弁ユニット15に供給
する水側圧力を制御する弁であり、ハウジング20内部
に環状に形成された弁座31、この弁座31と協動して
水の流れを制御する弁部材32、弁部材32を摺動可能
に収納するガイド部材35、弁部材32に固定された弁
軸40、弁軸40の末端が組み付けられる金属ベローズ
45等から構成されている。弁部材32は、ナット34
により弁軸40が固定される本体部32Aと、弁座31
と反対方向に延長する円筒形のスカート33とを有し、
このスカート33はハウジング20に液密に締結された
ガイド部材35のボア36内に若干のクリアランスをも
って収納されている。従って、弁部材32とスカート3
3とガイド部材35とで形成された二次圧力室37内に
は弁座31下流の給水二次圧力P2が導入される。
【0018】弁軸40には、弁部材32と反対側の端に
ばね受け41が設けられており、ハウジング20には、
ばね受け41に対峙してキャップ42が液密に締結され
ている。ばね受け41とキャップ42との間には金属ベ
ローズ45が液密に配置してあり、背圧室46を形成し
ている。金属ベローズ45は一定のばね定数を有するば
ねで、有効受圧面積は弁座31の有効面積に等しくなる
ように設定されている。背圧室46には、給湯用脚金具
12に接続されている圧力導入管58により給湯機から
の給湯圧力P3が導入されている。
【0019】こうして構成された圧力制御弁30は次の
ように作動する。弁部材32は、給水一次圧力P1によ
り開弁方向に作用する力と二次圧力室37の給水二次圧
力P2により閉弁方向に作用する力とを受ける。ばね受
け41は、給水一次圧力P1により閉弁方向に作用する
力と、金属ベローズ45により開弁方向に作用するばね
力と、背圧室46内の給湯圧力P3により開弁方向に作
用する力とを受ける。弁部材32とばね受け41は弁軸
40によって結合しているので、弁部材32の給水一次
圧力P1による開弁方向に作用する力とばね受け41の
給水一次圧力P1による閉弁方向に作用する力とはほぼ
釣り合い、二次圧力室37の給水二次圧力P2による閉
弁方向に作用する力に対して、金属ベローズ45による
開弁方向に作用するばね力と背圧室46内の給湯圧力P
3による開弁方向に作用する力との合力が釣り合う。従
って、給水二次圧力P2は金属ベローズ45のばね力だ
け給湯圧力P3より高くなり、水道管からの給水一次圧
力P1および給湯機からの給湯圧力P3が変動しても、
給水二次圧力P2と給湯圧力P3との差圧は一定とな
る。
【0020】尚、給湯用脚金具12の構成は特に図示し
ないが、給水用脚金具11に組み込まれた止水弁22と
同様の止水弁52が組み込まれている。
【0021】次に、弁ユニット15の拡大断面図である
図5を用いて、弁ユニット15の構造について説明す
る。弁ユニット15は同図に示すように、ハウジング6
1を有し、これに、湯水混合弁60,予荷重調節機構1
00,温度センサ110および切換え/止水弁120が
組み込まれている。ハウジング61には、水入口85と
湯入口95が形成されており、水入口85には給水用脚
金具11の出口29が接続され、湯入口95には給湯用
脚金具12の出口59が接続される。
【0022】湯水混合弁60は、水入口85および湯入
口95に夫々連通する環状通路86および96と、可動
弁体70を軸方向摺動自在に収容する弁室63と、湯水
混合室64を有する。弁室63は、湯水混合弁60の軸
線に垂直な水側弁座87および湯側弁座97と、軸方向
のボア62によって画定されている。可動弁体70は、
円筒部71と半径方向のウェブ72とを有する。円筒部
71の外径とボア62の内径との間には微小なクリアラ
ンスが設けてある。可動弁体70のウェブ72には複数
の開口73が設けてあり、湯入口95から弁室63内に
流入した湯は、開口73を通って湯水混合室64に流れ
込み、水と混合される。水と湯との混合の割合は、可動
弁体70が軸方向に変位することによって変化する。
尚、可動弁体70が水側弁座87と係合する位置まで変
位して水を遮断すれば湯のみが流れ出ることになり、可
動弁体70が湯側弁座97と係合する位置まで変位して
湯を遮断すれば水のみが流れ出ることになる。
【0023】可動弁体70は、湯水混合室64内に配置
された感温コイルスプリング80と弁室63内に配置さ
れた第2コイルスプリング90の力の釣り合いによって
位置決めされる構造となっている。このため、感温コイ
ルスプリング80の一端は止め輪74によりハウジング
61に固定されたばね受け75に支承され、他端は可動
弁体70に固定されたばね受け76に支承されている。
また、第2コイルスプリング90の一端は可動弁体70
と連動するばね受け77に支承され、他端は予荷重調節
機構100の可動ばね受け102に支承されている。組
立の便宜のため、ばね受け76はウェブ72を貫通し、
ばね受け77と螺合する構造になっている。
【0024】感温コイルスプリング80は温度に応じて
ばね定数が変化する金属によって形成されており、第2
コイルスプリング90は温度に関して一定のばね定数を
有する通常のばね材料によって形成されている。温度に
応じてばね定数が変化する金属材料としては、ニッケル
・チタン合金からなる形状記憶合金(SMA)の範疇に
属する合金が知られている。この種のSMAは温度に応
じて弾性係数が変化し、その結果、SMAからなる感温
コイルスプリング80のばね定数が温度に応じて変化す
る。SMAからなる所望の温度特性を有する温度応答性
の感温コイルスプリング80は、種々の供給者から入手
することができる。例えば、関東特殊製鋼株式会社の
「KTS−SMアロイ」がある。
【0025】また、予荷重調節機構100に消費される
電池180のエネルギを節減するために、感温コイルス
プリング80のばね定数と予荷重は、そのばね力(発生
荷重)が充分小さくなるように設定する必要がある。一
方、感温コイルスプリング80は、水のみを吐出すべき
低温条件下(この時には、第2コイルスプリング90に
加える予荷重はゼロにすることができ、可動弁体70は
感温コイルスプリング80のばね力のみによって湯側弁
座97に押圧される)においては、湯の流入を遮断する
に充分な力で可動弁体70を湯側弁座97に押圧するば
ね力を発生する必要がある。このため、感温コイルスプ
リング80のばね定数と予荷重は、低温時(例えば、給
水温度が5℃の時)に発生するばね力が500g以下、
好ましくは300g以下になるように設定する。
【0026】予荷重調節機構100は、予荷重調節モー
タ105をいずれかの方向に回転させることにより、第
2コイルスプリング90の予荷重を可変可能に構成され
ている。このため、ハウジング61に液密に締結された
端部部材101には、可動ばね受け102が軸方向変位
自在、かつ回転不能にスプライン嵌合してあり、この可
動ばね受け102の内ねじには予荷重調節モータ105
の出力軸103に形成されたウォーム104が噛み合っ
ている。また、予荷重調節モータ105の出力軸103
はOリング106によって軸封されている。
【0027】こうして構成された予荷重調節機構100
は、予荷重調節モータ105を所定方向に回転させて、
可動ばね受け102を図5右方に変位させることによ
り、第2コイルスプリング90の予荷重を増大させ、予
荷重調節モータ105を反対方向に回転させて、可動ば
ね受け102を左方に変位させることにより、第2コイ
ルスプリング90の予荷重を減少させる。
【0028】温度センサ110は、その感温部が湯水混
合弁60から流出する混合湯水が直接接触するように、
湯水混合弁60の出口であるばね受け75の下流側に配
置され、ハウジング61に液密に締結されている。
【0029】切換え/止水弁120は温度センサ110
の下流側に配置されており、ハウジング61に固定され
た固定ディスク121と、この固定ディスク121に擦
り合わさった状態で回転する回転ディスク125と、こ
の回転ディスク125を回転駆動する切換え/止水モー
タ127とを有する。固定ディスク121は、図6に示
すように2つの吐水ポート122および123を有し、
一方の吐水ポート122は接続金具131とシャワーホ
ース132(図3参照)を介してシャワー130に接続
され、他方の吐水ポート123は接続金具141と図示
しないスイベル継手を介してカラン140に接続されて
いる。回転ディスク125は、図7に示すように湯水混
合弁60の湯水混合室64に連通する唯一の吐水ポート
126を有する。切換え/止水モータ127を回転させ
て回転ディスク125の吐水ポート126を固定ディス
ク121の吐水ポート122に整合させると、混合湯水
はシャワー130に供給され、吐水ポート126を固定
ディスク121の吐水ポート123に整合させると混合
湯水はカラン140に供給され、吐水ポート126を固
定ディスク121のいずれの吐水ポート122および1
23からもオフセットさせると止水される。
【0030】制御ユニット18を構成する電子制御装置
150は、図8に示すようにマイクロコンピュータを中
心とする論理演算回路として構成される。詳しくは、予
め設定された制御プログラムに従って出湯を制御するた
めの各種演算処理を実行するCPU150a、CPU1
50aで各種演算処理を実行するのに必要な制御プログ
ラムや制御データ等が予め格納されたROM150b、
同じくCPU150aで各種演算処理を実行するのに必
要な各種データが一時的に読み書きされるRAM150
c、電源オフ時においてもデータを保持可能なバックア
ップRAM150d、温度センサ110からの信号を入
力する温度センサ入力回路150e、パネル操作部17
0からのスイッチ信号を入力するスイッチ入力回路15
0f、CPU150aでの演算結果に応じて予荷重調節
モータ105に駆動信号を出力するモータ駆動回路15
0g、パネル操作部170の吐水選択スイッチ175,
176または止水スイッチ177の入力に応じて切換え
/止水モータ127に駆動信号を出力するモータ駆動回
路150hおよびLCD160に表示信号を出力するL
CD駆動回路150i等を備えている。また、電子制御
装置150は、電池180に接続された定電圧回路15
0jを備えている。
【0031】次に、こうして構成された湯水混合装置1
0の作動を図9,図10,図11に示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0032】図9は、出湯を開始するときに実行される
出湯開始時処理ルーチンを示す。このルーチンは、パネ
ル操作部170のシャワー選択スイッチ175またはカ
ラン選択スイッチ176が押され、スイッチ信号がスイ
ッチ入力回路150fを介して入力されることにより実
行される。
【0033】先ず、混合湯水の目標温度TPとしてRO
M150bに格納されたデフォルト値TD(例えば、4
0℃)と、バックアップRAM150dに格納された現
在の予荷重調節量である現予荷重調節量FDとを読み込
む処理を実行し(ステップS100,S110)、デフ
ォルト値TDをLCD160に表示する(ステップS1
20)。次いで、湯水混合物温度TCと予荷重調節量F
Sとの関係を表わす図示しないマップにより、デフォル
ト値TDに対応した予荷重調節量FSを求める(ステッ
プS130)。求めた予荷重調節量FSと現予荷重調節
量FDとの差を実予荷重調節量ΔFにセットし(ステッ
プS140)、現予荷重調節量FDを実予荷重調節量Δ
Fだけ増加させる(ステップS150)。すなわち、予
荷重調節モータ105を実予荷重調節量ΔFに対応した
分だけ駆動させることにより、ウォーム104が回転
し、可動ばね受け102が軸方向位置を変え、第2コイ
ルスプリング90の予荷重量が調節される。
【0034】ここで、デフォルト値TDは何度に設定さ
れていてもよいが、出湯開始時に熱水または冷水がシャ
ワー等から出湯するのを防止するために、通常使用する
湯水混合物温度TCとすることが望ましい。また、デフ
ォルト値TDがない構成でもよいが、出湯を終了する時
に通常使用する湯水混合物温度TCとなるよう可動弁体
70を調節する構成も望ましい。この場合は、ステップ
S100ないしS150は不要である。
【0035】次に、シャワー選択スイッチ175とカラ
ン選択スイッチ176とのどちらのスイッチが押された
かを判定する(ステップS160)。スイッチの判定に
従い、切換え/止水モータ127を駆動して、押された
スイッチの側の吐水ポートに回転ディスク125の吐水
ポート126を整合する(ステップS170,S18
0)。吐水ポート122または123と回転ディスク1
25の吐水ポート126が整合されることにより、シャ
ワー130またはカラン140から出湯が開始され、本
ルーチンを終了する。
【0036】次に、目標温度の設定が変更されたときの
処理を、図10に示す目標温度変更時処理ルーチンによ
り説明する。このルーチンは、混合湯水の目標温度TP
を設定するためのスイッチ171または172が押され
たときに実行される。
【0037】先ず、設定された目標温度TPと現予荷重
調節量FDとを読み込む処理を実行し(ステップS20
0,210)、湯水混合物温度TCと予荷重調節量FS
との関係を表わす前記のマップにより目標温度TPに対
応した予荷重調節量FSを求める(ステップS22
0)。次いで、求めた予荷重調節量FSと現予荷重調節
量FDとの差を実予荷重調節量ΔFにセットし(ステッ
プS230)、現予荷重調節量FDを実予荷重調節量Δ
Fだけ増加させて(ステップS240)、本ルーチンを
終了する。
【0038】以上、説明した図9および図10の処理に
より、目標温度TPを設定するためのスイッチ171,
172によって、設定された温度で混合湯水が吐水され
る。このときの出湯温度の調整はSMAを用いた感温コ
イルスプリング80により行なわれる。次に、この動作
について説明する。
【0039】湯水混合物温度TCが目標温度TPとなっ
て、給湯機からの給湯温度、水道水温または流量等の条
件が定常状態にある時には、可動弁体70は、湯水混合
室64内の混合湯水により感温コイルスプリング80に
発生するばね力と第2コイルスプリング90のばね力
(予荷重)との釣り合いにより位置が決定され、静止し
ている。この状態から、給湯機からの給湯温度、水道水
温または流量等の条件が外乱により変動すると、この変
動に応じて湯水混合室64内の湯水混合物温度TCが目
標温度TPからずれて温度偏差ΔTを生じる。感温コイ
ルスプリング80は、この温度変化に応じてばね定数を
変化させ、その結果、感温コイルスプリング80のばね
力が変化する。得られる湯水混合物温度TCが目標温度
TPより高い場合には、感温コイルスプリング80のば
ね力が増大し、第2コイルスプリング90の予荷重を増
加させながら可動弁体70を図5左方に変位させるの
で、湯の割合が減少し、湯水混合物温度TCが低下す
る。反対に、湯水混合物温度TCが目標温度TPより低
い場合には、感温コイルスプリング80のばね力が減少
し、第2コイルスプリング90の作用により可動弁体7
0が図5右方に変位するのを許容するので、水の割合が
減少し、湯水混合物温度TCが上昇する。こうした感温
コイルスプリング80の作用により湯水混合物温度TC
は目標温度TPに保持される。
【0040】出湯開始時処理ルーチンにより出湯が開始
された後または目標温度変更時処理ルーチンにより目標
温度TPが変更された後は、図11に示すフィードバッ
ク制御ルーチンにより、湯水混合物温度TCが制御され
る。本ルーチンは所定時間毎、例えば100ms毎に実
行される。
【0041】本ルーチンでは、先ず、出湯開始から5秒
間経過したか否か、および、目標温度TPの変更から3
秒間経過したか否かを判定し(ステップS300,S3
10)、出湯開始から5秒間経過していないとき、また
は、目標温度TPの変更から3秒間経過していないとき
は本ルーチンを終了する。ここで、出湯開始から5秒間
経過した後にのみフィードバック制御を実行するのは、
出湯直後の湯水混合物温度TCが安定していないことに
よる。すなわち、前回の出湯停止からの時間経過によ
り、配管内の湯が所定の温度となっていないため、出湯
直後は目標温度TPよりかなり低い温度の混合湯水とな
り、給湯機からの湯が出始めると急激に温度上昇するか
らである。従って、本実施例の5秒間である出湯開始か
らフィードバック制御を開始するまでの時間は、湯の供
給源である給湯機と湯水混合装置10との距離等により
定まる値であるので、給湯機からの配管状況等により定
めればよい。また、目標温度TPの変更から3秒間経過
した後にのみフィードバック制御を実行するのは、目標
温度TPの変更直後の湯水混合物温度TCは過渡期にあ
り、安定するのに一定の時間が必要だからである。従っ
て、本実施例では3秒間としたが、この3秒間は湯水混
合装置10の容量,温度センサ110の位置等により決
まる値であるので、湯水混合装置10の特性により定め
ればよい。
【0042】次に、目標温度TPと温度センサ110に
より検出される湯水混合物温度TCを読み込む処理を実
行し(ステップS320)、目標温度TPと湯水混合物
温度TCの差を温度偏差ΔTにセットする(ステップS
330)。セットされた温度偏差ΔTの絶対値を閾値T
refと比較し(ステップS340)、温度偏差ΔTの
絶対値が閾値Trefより小さいときは本ルーチンを終
了する。ここで、閾値Trefは、目標温度TPから許
容される温度範囲の最大値で、湯水混合物温度TCを目
標温度TPから1℃以内で制御する場合には閾値Tre
fは値1であり、目標温度TPから0.5℃以内で制御
する場合には閾値Trefは値0.5となる。この閾値
Trefは、予荷重調節モータ105を駆動制御できる
最小値および感温コイルスプリング80の特性等により
定まる。
【0043】温度偏差ΔTの絶対値が閾値Trefより
大きいときは、ばね定数の変化率ΔBKと制御ゲインK
との関係を示すマップ(図12)より制御ゲインKを求
め(ステップS345)、温度偏差ΔTに制御ゲインK
を乗じて実予荷重調節量ΔFを算出し(ステップS35
0)、現予荷重調節量FDを実予荷重調節量ΔFだけ増
加させて(ステップS360)、本ルーチンを終了す
る。
【0044】ここで、図12は、ばね定数BK・ばね定
数の変化率ΔBK・制御ゲインKと温度Tとの関係の一
例を示したものである。ばね定数BKは、温度TがT1
以下の領域(区間U1)では一定値BK2を、T4以上
の領域(区間U5)では一定値BK1を示し、T1から
T4の領域(区間U2,U3,U4)では湯水混合物温
度TCに応じて変化する。特にT2からT3の領域(区
間U3)では変化率ΔBKが一定となり、比例関係が成
立する。T1からT2の領域(区間U2)またはT3か
らT4の領域(区間U4)では、湯水混合物温度TCに
応じてばね定数BKは変化するが、その変化率ΔBKは
一定でなく、区間U3の変化率ΔBKに比べて小さい。
【0045】このばね定数の変化率ΔBKに対して制御
ゲインKを以下のように設定する。すなわち、ばね定数
BKと温度Tが比例関係にある領域である区間U3では
所定値K1とし、ばね定数BKと温度Tが比例関係にな
く変化率ΔBKが変化する領域である区間U2およびU
4ではK1より小さい所定値K2とする。また、ばね定
数BKが変化しない領域である区間U1およびU5では
区間U3と同じ所定値K1とする。従って、湯水混合物
温度TCを検出することにより制御ゲインKを求めるこ
とができる。
【0046】このように制御ゲインKを設定することに
より、目標温度TPが区間U2またはU4にある場合に
もハンチングすることなく湯水混合物温度TCを目標温
度TPで制御することができる。これは、次の理由によ
る。区間U2またはU4のばね定数の変化率ΔBKは区
間U3の変化率ΔBKに比べて小さいので、同一の温度
変化に対してばね定数BKの変化による作用(温度変化
に抗する作用)は、区間U3より区間U2またはU4の
方が小さい。ここで、同一の実予荷重調節量ΔFを作用
させると、湯水混合物温度TCの温度変化は、ばね定数
BKの変化による作用が小さい分だけ区間U3より区間
U2またはU4の方が大きくなる。従って、区間U3で
適正な制御が可能であった制御ゲインKの値K1を区間
U2またはU4で用いると、制御ゲインKに基づいて算
出される実予荷重調節量ΔFが適正な値より大きくな
り、目標温度TP付近を中心としてハンチングする場合
を生じる。この結果、区間U2またはU4においても適
正な制御をするためには、制御ゲインKを小さくして温
度偏差ΔTに対する実予荷重調節量ΔFを小さくするこ
とが好ましい。
【0047】また、区間U1またはU5では、ばね定数
BKが変化しない領域なので、感温コイルスプリング8
0による温度制御はなく、フィードバック制御のみによ
って温度制御される。従って、本実施例では区間U1お
よびU5での制御ゲインKを区間U3と同じ所定値K1
としたが、区間U3と同じ所定値K1でなくてもよく、
より大きな値でも小さな値でも構わない。
【0048】ここで、本実施例では制御ゲインKをばね
定数の変化率ΔBKに基づいて所定値K1,K2とした
が、制御ゲインKを変化率ΔBKに比例定数を乗じて算
出する構成、制御ゲインKを制御ゲインKとばね定数の
変化率ΔBKと湯水混合物温度TCとの三元マップから
求める構成等も好適である。
【0049】以上、説明した実施例の湯水混合装置10
によれば、ばね定数が温度によって変化するSMAを材
料とした感温コイルスプリング80を用いたので、外乱
等により湯水混合物温度TCが変化しても、感温コイル
スプリング80のばね定数が温度に応じて変化すること
により可動弁体70を温度変化を打ち消す側に変位させ
て、湯水混合物温度TCを目標温度TPとすることがで
きる。また、感温コイルスプリング80は熱容量の小さ
いSMAを材料とし、混合湯水に直接接触する構成とし
たので、湯水混合物温度TCの変化に素早く応じること
ができる。従って、湯水混合物温度TCを目標温度TP
に保持することができる。
【0050】更に、湯水混合物温度TCと目標温度TP
とに温度偏差ΔTが生じ、感温コイルスプリング80に
よる温度制御だけでは温度偏差ΔTを解消することがで
きないときには、フィードバック制御を行なうことによ
り温度偏差ΔTを解消するので、湯水混合物温度TCを
常に目標温度TPに制御することができる。加えて、ば
ね定数の変化率ΔBKに応じて制御ゲインKを変更して
フィードバック制御を行なうので、ばね定数の変化率Δ
BKが一定でない温度範囲に目標温度TPを設定しても
ハンチングすることがなく、制御範囲を広くすることが
できる。
【0051】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の湯水混合
装置では、所定の温度範囲内において温度に応じてばね
定数が変化する材料からなるばねを用いて湯水混合物の
温度を制御することができる。また、目標温度からずれ
た温度で第1のばねSP1と第2のばねSP2のばね力
が釣り合うことにより、湯水混合物の温度と目標温度に
偏差を生じた場合には、偏差を打ち消す側に予荷重調節
手段M1を制御するので、湯水混合物の温度を目標温度
とすることができる。更に、フィードバック制御のゲイ
ンを湯水混合物の温度における前記第1のばねのばね定
数の変化率に基づいて決定するするので、広い温度範囲
でハンチングすることなく目標温度に制御することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湯水混合装置の基本的構造を例示する
ブロック図である。
【図2】本発明の湯水混合装置10を例示する模式図で
ある。
【図3】図2に示した湯水混合装置10の斜視図であ
る。
【図4】湯水混合装置10を構成する給水用脚金具11
の断面図である。
【図5】湯水混合装置10を構成する弁ユニット15の
拡大断面図である。
【図6】切換え/止水弁120に組み込まれた固定ディ
スク121の構造図である。
【図7】切換え/止水弁120に組み込まれた回転ディ
スク125の構造図である。
【図8】電子制御装置150を中心とした制御系の電気
的な構成を示すブロック図である。
【図9】電子制御装置150により実行される出湯開始
時処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】電子制御装置150により実行される目標温
度変更時処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】電子制御装置150により実行されるフィー
ドバック制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】ばね定数BK・ばね定数の変化率ΔBK・制
御ゲインKと温度Tとの関係を例示するグラフである。
【符号の説明】
M1…予荷重調節手段 M2…温度検出手段 M3…予荷重制御手段 M4…制御ゲイン決定手段 MV…湯水混合弁 10…湯水混合装置 11…給水用脚金具 12…給湯用脚金具 15…弁ユニット 18…制御ユニット 20…ハウジング 21…入口 22…止水弁 23…弁体 24…ガイド部 25…開口部 26…端部 27…キャップ 28…ストレーナ 29…出口 30…圧力制御弁 31…弁座 32…弁部材 33…スカート 34…ナット 35…ガイド部材 36…ボア 37…二次圧力室 40…弁軸 41…ばね受け 42…キャップ 45…金属ベローズ 46…背圧室 52…止水弁 58…圧力導入管 59…出口 60…湯水混合弁 61…ハウジング 62…ボア 63…弁室 64…湯水混合室 70…可動弁体 71…円筒部 72…ウェブ 73…開口 74…止め輪 75,76,77…ばね受け 80…感温コイルスプリング 85…水入口 86,96…環状通路 87…水側弁座 90…第2コイルスプリング 95…湯入口 97…湯側弁座 100…予荷重調節機構 101…端部部材 102…可動ばね受け 103…出力軸 104…ウォーム 105…予荷重調節モータ 106…Oリング 110…温度センサ 120…切換え/止水弁 121…固定ディスク 122,123,126…吐水ポート 125…回転ディスク 127…切換え/止水モータ 130…シャワー 131…接続金具 132…シャワーホース 140…カラン 141…接続金具 150…電子制御装置 150a…CPU 150b…ROM 150c…RAM 150d…バックアップRAM 150e…温度センサ入力回路 150f…スイッチ入力回路 150g…モータ駆動回路 150h…モータ駆動回路 150i…LCD駆動回路 150j…定電圧回路 160…LCD 170…パネル操作部 171,172…スイッチ 175…シャワー選択スイッチ 176…カラン選択スイッチ 177…止水スイッチ 180…電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−306318(JP,A) 特開 昭64−3433(JP,A) 実開 昭60−184113(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 23/00 - 23/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水の混合比を調節する可動弁体を有す
    る湯水混合弁と、 所定の温度範囲において温度に応じてばね定数が変化す
    る材料からなり、前記混合弁から流出する湯水混合物の
    温度上昇に伴い湯の割合を減少させる方向に前記可動弁
    体を付勢する第1のばねと、 前記可動弁体を前記方向とは反対方向に付勢する第2の
    ばねと、 前記第1および第2のばねの少なくとも一方の予荷重を
    調節可能な予荷重調節手段と、 前記湯水混合物の温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度と目標温度とに
    偏差が存在する場合には、該偏差を打ち消す側に前記予
    荷重調節手段をフィードバック制御する予荷重制御手段
    と、 該フィードバック制御のゲインを湯水混合物の温度にお
    ける前記第1のばねのばね定数の変化率に基づいて決定
    する制御ゲイン決定手段とを備えた湯水混合装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の湯水混合装置であって、 制御ゲイン決定手段は、前記第1のばねのばね定数の変
    化率が変化しない領域に該検出温度があるときは制御ゲ
    インを第1の値とし、該変化率が変化する領域に該検出
    温度があるときは制御ゲインを該第1の値より小さな第
    2の値とする手段である湯水混合装置。
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