JP3261469B2 - ロータリ式電気かみそり - Google Patents

ロータリ式電気かみそり

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JP3261469B2
JP3261469B2 JP16681992A JP16681992A JP3261469B2 JP 3261469 B2 JP3261469 B2 JP 3261469B2 JP 16681992 A JP16681992 A JP 16681992A JP 16681992 A JP16681992 A JP 16681992A JP 3261469 B2 JP3261469 B2 JP 3261469B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダ状のロータリ
内刃を持つロータリ式電気かみそりに係り、そのロータ
リ内刃を巻き込むように外刃をアーチ状に保持する外刃
保持手段に改良を加えたものである。
【0002】
【従来の技術】この種のロータリ式電気かみそりとし
て、例えば、特開平2−131792号公報に開示され
ているようなものがある。そこでは、外刃が常にロータ
リ内刃との摺接力を受けて内刃回転方向下手側に引張ら
れ、ロータリ内刃の回転方向下手側において外刃がロー
タリ内刃から浮き上がるよう外方へ凸形となる弛みが発
生し、切れ味が低下する、という問題が提起される。そ
して、かかる問題を解決するために、外刃の内刃回転方
向上手側の一端部を固定し、その回転方向下手側の他端
部をばねで引張っている。これにより外刃がロータリ内
刃との摺接抵抗により内刃回転方向下手側に弛みを発生
しかかっても、ばねにより引張られるため、外刃がロー
タリ内刃から浮き上がるようなことがなく、ロータリ内
刃との密着性を高める工夫がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前出の従来
例では、外刃(これ自体が薄い網目状で外力を受けてた
わみ変形し易い)が、外刃ホルダに対し外刃の内刃回転
方向上手側の一端部のみを固定し、その左右端をフリー
の状態にし、その回転方向下手側の他端部をばねで引張
っている。そのばねはこの引張り作用で外刃をアーチ状
に保形する機能とロータリ内刃に密着させる機能の両機
能を発揮している。しかしながら、こうした外刃の取付
け構造では、外刃が皮膚圧で強く押圧されると局部的に
扁平状に変形し易く、また硬いひげが内外刃間に導入し
て外刃の毛導入孔の刃先に外向きの力が作用した場合、
外刃がロータリ内刃から局部的に外向きに浮き上がる現
象が生じる。特に、外刃の左右端が外刃ホルダに対しフ
リーの状態にあるため、この左右端近傍での肌圧による
たわみ変形がよく起こり易い。かかる外刃の局部的な浮
き上がりを防止するには、外刃をロータリ内刃に巻回張
設するばねとして100〜150g程度の比較的に強い
ばね圧のものを使用する必要があった。しかし、上記ば
ね圧をあまり強くすると、外刃のロータリ内刃との摺接
抵抗が増大するため消費電力を多く費やし、また外刃と
ロータリ内刃との摺接面間に発熱を生じ、刃先の保護上
好ましくない。かと言って、上記ばね圧を弱くすると、
ロータリ内刃の回転方向下手側で外刃が多少浮き上がり
気味となり、この付近での切れ味が低下し、所期の目的
を達成できない。
【0004】本発明の目的は、本体ケースに駆動ユニッ
トが組み込まれており、駆動ユニットが、ロータリ内刃
を横軸まわりに回動自在に軸架するシャーシと、シャー
シに搭載したモータと、モータの回転を減速してロータ
リ内刃に伝達する駆動伝達手段とを一体的に組み合わせ
てなり、本体ケースに対して駆動ユニットの全体を常に
上方へ押上げ付勢するばね部材を有するロータリ式電気
かみそりにおいて、アーチ状の外刃を剛体状に保形する
とともに、このようにして保持した外刃を外刃ホルダに
対し上下動自在にして常に引下げ付勢しておくことによ
、その外刃の内面をロータリ内刃に密着させるが、外
刃を引下げ付勢するばね部材は、弱いばね圧のものでも
外刃に局部変形や浮き上がりが生じるのを防止でき、切
れ味の向上、消費電力の低減、発熱減少を図る点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図示例のよう
に、本体ケース1に駆動ユニット4が組み込まれてお
り、駆動ユニット4が、ロータリ内刃3を横軸10まわ
りに回動自在に軸架するシャーシ5と、シャーシ5に搭
載したモータ6と、モータ6の回転を減速してロータリ
内刃3に伝達する駆動伝達手段7とを一体的に組み合わ
せてなり、本体ケース1に対して駆動ユニット4の全体
を常に上方へ押上げ付勢するばね部材33を有するロー
タリ式電気かみそりにおいて、ロータリ内刃3の周面上
に沿うよう前後方向にアーチ状に曲げられた形の外刃
39を保持する着脱自在な外刃ホルダ12を備えている
こと、外刃ホルダ12の内部に、左右枠部41a・41
bおよび前後枠部41c・41dを有する四角形枠状の
外刃枠41がはめ込まれていること、 この外刃枠41の
前後枠部41c・41dに外刃39の前後端39a・3
9bが、左右枠部41a・41bに外刃39の左右端3
9c・39dがそれぞれ一体的に密接固定されて、外刃
39がこの外刃枠41によりアーチ形状に維持されてい
ること、 外刃枠41は、外刃ホルダ12の内部に対して
上下動自在に支持され、外刃枠41と外刃ホルダ12と
の間に掛け止め装着したばね部材43により、外刃ホル
ダ12内において外刃枠41が外刃39と共に常に引下
げ付勢されていること、 外刃ホルダ12が装着された状
態では、外刃39の内面がロータリ内刃3に密着して、
外刃39がばね部材43の引張力に抗して上方へ押し出
されていること、 外刃ホルダ12が外れた状態では、ば
ね部材43で外刃枠41が外刃39と共に引下げられ
て、沈下状態の外刃39と外刃ホルダ12との間に、毛
くずを掃除するための隙間が生じるようにしてあること
を特徴とするものである。アーチ状の外刃39を外刃枠
41に一体的に密接固定する手段としては、外刃39と
外刃枠41とは別々に成形し、しかるのち外刃枠41に
フラットな外刃39をアーチ状に曲げて一体的に取り付
けること、予めプレス等でアーチ状に曲げ成形した外刃
39を、外刃枠41のプラスチック成形と同時に一体成
形することは任意である。
【0006】
【作用】アーチ状の外刃39の前後端39a・39bお
よび左右端39c・39dの四側方が外刃枠41の前後
枠部41c・41dおよび左右枠部41a・41bにそ
れぞれ一体的に密接固定されて剛体状に取り付けられる
ことにより、外刃枠41が外刃39の前後左右の四方の
剛性を高め、外刃39のたわみ変形を防止する保形機能
を発揮する。したがって、外刃39は皮膚圧で強く押圧
されても局部的に扁平状にたわみ変形することが少なく
なり、また硬いひげが内外刃3・39間に導入したりし
た場合も、ロータリ内刃3から浮き上がるようなことが
少なくなる。そのうえで、外刃枠41にアーチ状の外刃
39が剛体的に取り付けられていると、外刃ホルダ12
に対して外刃枠41を引下げ付勢するためのばね部材4
3には外刃39をロータリ内刃3に沿うべくアーチ状に
引張って保形するという機能を負担させなくて済み、た
だ外刃39の内面をロータリ内刃3に密着させる機能を
負担させるだけですむため、弱いばね部材43で足り
刃39のロータリ内刃3との摺動摩擦を低減できるこ
とになる。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、ロータリ内刃3に沿う
アーチ状の外刃39はこれの前後端39a・39bおよ
び左右端39c・39dを外刃枠41の前後枠部41c
・41dおよび左右枠部41a・41bにそれぞれ一体
的に密接固定して、この外刃枠41により外刃39をア
ーチ形状に維持するとともに、この外刃枠41を外刃ホ
ルダ12に対して上下動自在に支持して外刃39の内面
ばね部材43でロータリ内刃3に対し弾性的に密着す
るようにしたものである。したがって、外刃39の局部
的変形や浮き上がりをよく防止できて切れ味を向上で
き、しかも外刃39に作用するばね部材43は弱いばね
圧のもので足りるため消費電力の低減、発熱減少を図り
得て有利である。また、本体ケース1から外刃ホルダ1
2を外すと、ばね部材43の付勢力で外刃ホルダ12内
の外刃枠41が外刃3と共に引下げられるので、沈下状
態になった外刃3と外刃ホルダ12の上端との間に隙間
が生じることになり、この隙間を利用して両者3・12
間に侵入して挟まれていた毛くずが掃除し易いものとな
る。
【0008】
【実施例】本発明に係るロータリ式電気かみそりの一実
施例を図面に基づき説明する。図4および図6におい
て、これの本体ケース1は前後ケース1a・1bを突き
合わせてねじ2等で一体的に結合する。前後ケース1a
・1bの各外面には図8に示す飾り枠8aを重ね、飾り
枠8aの外面の凹部に化粧板8bをはり合わせている。
本体ケース1にはシリンダ状のロータリ内刃3と、これ
の駆動ユニット4が組み込まれる。その駆動ユニット4
は、図5および図8に示すようにロータリ内刃3を横軸
10まわりに回動自在に軸架するシャーシ5と、シャー
シ5に搭載したモータ6、およびモータ6の回転を減速
してロータリ内刃3に伝達する駆動伝達手段7とを一体
的に組み合わせてなる。
【0009】ロータリ内刃3はその周面に複数本のスパ
イラル状の切刃9を有し、かつ左右両端面の各中央から
横軸10を一体に突設している。
【0010】図5に示すように、シャーシ5は、ロータ
リ内刃3の横軸10の左右端を受ける軸受11を各上端
に備える左右シャーシ5a・5bと、左右シャーシ5a
・5bの上端どうしを一体的に連結する前後の梁部材1
4と、左右シャーシ5a・5bの下端どうしを一体的に
連結する底シャーシ5cとで全体が剛体構造に組み立て
られる。底シャーシ5cの右下側にはモータ6が立て姿
勢にプラスチック製のモータホルダ16をもって一体的
に取付けられている。この場合底シャーシ5cに対しモ
ータホルダ16をビス17で締めつける。
【0011】駆動伝達手段7は、図5に示すように、モ
ータ6の上端からモータホルダ16および底シャーシ5
cの上方へ突出する軸19に出力ギヤ20を固定し、底
シャーシ5cと左シャーシ5aとの間に中間軸21を回
転自在に支持し、該中間軸21の軸方向中央部に固定さ
れたフェースギヤ22を前記出力ギヤ20と直交状に噛
合させてなる。その中間軸21の右端には右シャーシ5
bの外側に形成したギヤケース18内にギヤ群を縦列に
収容した多段ギヤ減速機構24の最下段ギヤを固定して
いる。ロータリ内刃3の右側の横軸10の軸受11より
外側には上下1対の受動ギヤ25・26を固着し、下側
の受動ギヤ26を前記多段ギヤ減速機構24の最上段ギ
ヤと噛合させる。
【0012】図8に示すように、プラスチック製のモー
タホルダ16の左右端からそれぞれ上下方向のみに弾性
変形自在な前後1対の薄肉の支持アーム29・29を左
右方向に水平に一体に突設しており、左側の前後の支持
アーム29・29の先端どうしは固定軸部31で一体に
連結し、右側の前後の支持アーム29の各先端にはそれ
ぞれ固定軸部31を独自に一体形成している。
【0013】このように予め組立てられた駆動ユニット
4は、図4および図6に示すように、本体ケース1の前
後ケース1a・1b間に組み込まれる。このさい、駆動
ユニット4は、左右シャーシ5a・5bの各上端が前後
ケース1a・1bの上壁の左右のスリット28から上方
へ突出するように、組み込まれる。左右シャーシ5a・
5bと各スリット28との間の隙間は、予め各シャーシ
5a・5bに備えた撓み自在な毛侵入防止ゴム72で塞
がれる。各支持アーム29の固定軸部31は前後ケース
1a・1bの各内壁に設けた凹部34に係合固定する。
【0014】これによりロータリ内刃3を含む駆動ユニ
ット4全体が左右の支持アーム29・29の弾性変形を
介して上下方向に浮動自在に支持される。また底シャー
シ5cと本体ケース1側のばね受32との間にばね部材
33を介在させ、このばね部材33で駆動ユニット4全
体を常に上方へ押上げるよう弾性付勢している。
【0015】図4に示すように、底シャーシ5cの左側
下方には充電型の電池35を配置する。この電池35は
薄い角形状で、充電時に本体ケース1の底側の電池出入
口36を塞ぐ電池蓋37を開け、その電池出入口36か
ら出し入れされる。
【0016】図3および図5に示すように、本体ケース
1の上部には、ロータリ内刃3の周面上部に沿うべくア
ーチ状に弯曲された形を持つ網目状の外刃39が外刃ホ
ルダ12をもって装着されている。外刃ホルダ12は互
いに分離可能に結合される上部ホルダ13と下部ホルダ
15とからなる。ここで、外刃39はアーチ状に保形し
たままこれの交換が簡易に行えるように、図10に示す
ようにこの外刃39をアーチ状に保持する外刃カートリ
ッジ40を作り、この外刃カートリッジ40ごと交換で
きるようにしてある。外刃カートリッジ40は、図11
に示すように、四角形状の薄い網目状の外刃39をロー
タリ内刃3に沿うアーチ状に曲げて外刃枠41に剛体状
に取り付ける。その外刃枠41は相対向する左右枠部4
1a・41bと、左右枠部41a・41bの前側下部ど
うしおよび後側下部どうしをそれぞれつなぐ形の前後枠
部41c・41dとからなる四角形枠状に形成する。そ
して、図12および図13に示すように、アーチ状の外
刃39はこれの前後端39a・39bを外刃枠41の前
後枠部41c・41dの各外面上に重ね、かつその前後
枠部41c・41dから突設したカシメピン42にそれ
ぞれ一体的にカシメ結合するとともに、その円弧状の左
右端39c・39dの少なくとも各上部を左右枠部41
a・41bの各内面側に突設した円弧状の外刃受け段部
44の円弧縁上でそれぞれ受止め支持する。このように
外刃39の前後端39a・39bおよび左右端39c・
39dが外刃枠41の前後枠部41c・41dおよび左
右枠部41a・41bにそれぞれ一体的に密接固定され
ると、外刃39の前後左右の四方端縁の剛性が高めら
れ、外刃39は皮膚の押し付け力で局部的にたわみ変形
することの少ない強い張り付け状態が得られる。
【0017】そして、図10および図14に示すよう
に、上記外刃枠41はそれの外周を囲む四角形筒状の上
部ホルダ13の内部に対し上下動自在にはめ込まれる。
外刃枠41と上部ホルダ13との間には、上部ホルダ1
3内において外刃枠41を外刃39共に常に引下げ付勢
する前後のメガネ形のばね部材43を掛けている。図1
および図10に示すように、そのばね部材43はコイル
部43aを上部ホルダ13内の突起13aに係合し、そ
の両腕端部43bを外刃枠41の孔68に係合させる。
ばね部材43のばね圧は前後の両方で25〜50g程度
のもので足り、この弱いばね部材43でもアーチ状の外
刃39の内面をロータリ内刃3に常に良好に密着させる
ことができた。図9および図14に示すように、外刃枠
41の左右両端前後の4か所にガイド突起66が形成さ
れ、このガイド突起66が上部ホルダ13の内壁にそれ
に対応して形成されたガイド溝67に摺動自在に嵌合す
ることにより外刃枠41が上部ホルダ13内でして上下
方向に真っ直ぐに摺動案内される。図11および図14
に示すように、外刃枠41の前後枠部41c・41dの
各下端の中央左右に切欠69が設けられ、この切欠69
が前記上部ホルダ13内の突起13aに係合することに
より、外刃39がばね部材43により上部ホルダ13か
ら下方へ抜け出てしまうのを規制する。図10および図
14に示すように、上部ホルダ13には長毛やくせ毛を
外刃39の長毛導入孔70に導入案内するためのコーム
71が取付けられている。
【0018】図14に示すように、外刃カートリッジ4
0これ単独では、上部ホルダ13内において、外刃枠4
1が常にばね部材43で切欠69が突起13aに係合す
るまで引下げ付勢されるため、外刃39は上部ホルダ1
3内に沈下状態になり、このため外刃39と上部ホルダ
13との間に隙間ができ、この間に侵入している毛くず
を掃除し易い。また、そのように外刃39が上部ホルダ
13内に沈下状態になることにより、外刃39の毛導入
領域の、特に長毛導入孔70の弱体部分が上部ホルダ1
3のコーム71で覆い保護されるので、外刃カートリッ
ジ40が不慮に落下したときも外刃39のかかる弱体部
分が損傷を受けるようなことも無くなる。
【0019】外刃カートリッジ40は本体ケース1の上
部に対し着脱可能に装着される四角形筒状の下部ホルダ
15にこれの上方から着脱自在に結合される。図2およ
び図9に示すように、外刃カートリッジ40の上部ホル
ダ13の左右壁部13b・13cの下端に、内面に凹部
45aを有する被係合部45を設け(図14参照)、下
部ホルダ15の左右壁には前記被係合部45に対し係脱
する係合部46を持つプラスチック製の弾性変形自在な
ロック解除操作つまみ47を取り付ける(図15参
照)。図5および図10に示すように、そのロック解除
操作つまみ47は下部ホルダ15の左右壁に設けたスリ
ット48にはめ込み、その上端のピン47aを下部ホル
ダ15のスリット48の上側の孔48aにはめ込んでカ
シメ付ける。ロック解除操作つまみ47は、その外面下
端に指掛け部49を突設し、この指掛け部49に指で押
圧力を加えたり、その押圧力を解除することによりピン
47aを支点にして内外方向に弾性変移自在である(図
16参照)。ロック解除操作つまみ47のピン47aと
指掛け部49間の中間部には前記係合部46を外向きに
一体形成してある。
【0020】上記の下部ホルダ15が本体ケース1の上
部に対し着脱自在に取り付けられる。図1および図2に
示すように、下部ホルダ15はこれの左右壁部の各内面
に凹部50を設け、本体ケース1の左右側上端にそれぞ
ればね51を介して出没自在に装着した係合子52に前
記凹部50を係合させることにより、下部ホルダ15の
装着状態が維持される。
【0021】図1および図16に示すように、外刃カー
トリッジ40を本体ケース1に装着した状態では上記ロ
ック解除操作つまみ47の係合部46の背面側に本体ケ
ース1の壁53が存在するように設定する。その壁53
がつまみ移動規制手段を構成する。本体ケース1側に設
けられるこのつまみ移動規制手段としては前記壁53に
代えて、本体ケース1と一体または別体の突起やリブな
どで構成することもできる。なお、図8において、74
は保護キャップで、不使用時に、本体ケース1に装着さ
れた外刃カートリッジ40および外刃ホルダ12に被せ
てそれらを保護するためのものである。
【0022】いま、外刃カートリッジ40が本体ケース
1に装着されると、図3に示すように外刃39は、ばね
部材33で常時上方へ付勢された状態にあるロータリ内
刃3と弾性的に密着した状態となり、また外刃39は上
部ホルダ13からばね部材43の引張力に抗して上方へ
押し出されるため、コーム71と長毛導入孔70とが合
致し、長毛がコーム71の案内下で長毛導入孔70にス
ムーズに導入する状態が得られる。この外刃カートリッ
ジ40の装着状態下において、図16に示すようにロッ
ク解除操作つまみ47の指掛け部49に手を掛けてこれ
を内方に押すと、このつまみ47の押圧作用により係合
子52がばね51に抗し押し込まれて凹部50から外れ
るが、ロック解除操作つまみ47の係合部46は本体ケ
ース1側の壁53に当接するため、ロック解除操作つま
み47が係合部46を被係合部45から外す方向に変移
することは規制される。したがって、このときは外刃カ
ートリッジ40共に下部ホルダ15を本体ケース1から
上方へ取り外すことができるが、不用意に外刃カートリ
ッジ40と下部ホルダ15とが分離するようなことがな
くなる。外刃カートリッジ40を下部ホルダ15共に本
体ケース1から取り外した状態下では、図17に示すよ
うにロック解除操作つまみ47の指掛け部49に手を掛
けてこれを内方に押すことにより、今度はロック解除操
作つまみ47の係合部46が外刃カートリッジ40の被
係合部45から外れるため、外刃カートリッジ40を下
部ホルダ15から上方へ離脱させることができる。
【0023】図4および図8において、電池35の陽極
端子と接触する陽極端子板55は、電池蓋37の内面側
に装着され、モータ6の一方の端子と接続されるモータ
端子板56と接続される。電池35の陰極と接触する陰
極端子板57は後述する安全スイッチ58を介して中間
端子板59と接続され、該中間端子板59とモータ6の
他方の端子と接続されるモータ端子板60とは後述する
駆動スイッチ61で開閉される。
【0024】図4において、本体ケース1の側面上には
駆動スイッチ61の操作ノブ62が実線で示す下方待機
位置(スイッチオフ位置)と、これより一段上のモータ
起動位置(スイッチオン位置)とにわたって上下にスラ
イド操作自在に装着され、そのノブ62の下端部に一体
的に設けた端子63を介して上記モータ端子板60と中
間端子板59との間を開閉する。
【0025】図18において、上記安全スイッチ58
は、下部ホルダ15が本体ケース1に装着された常態時
(二点鎖線状態)にはその下部ホルダ15の下端で本体
ケース1の一部からばね65の付勢力で突出しているス
イッチ操作ピース64が押し下げ続けられ、安全スイッ
チ58が電源回路の陰極端子板57と中間端子板59と
の間を閉じるが、実線状態で示すように下部ホルダ15
を本体ケース1から外すと、これによるスイッチ操作ピ
ース64への押圧作用が解除されるため、その電源回路
が開くようになっている。したがって、毛くずの掃除等
の場合に下部ホルダ15が外されると、ロータリ内刃3
が不用意に回転するようなことがなくて安全である。ま
た、仮に外刃カートリッジ40のみが本体ケース1から
外れると、安全スイッチ58が入ったままであるので、
ロータリ内刃3が回転して危険性を伴うが、上記実施例
では外刃カートリッジ40それ単独の取外しを不可能に
してあるので、そのような危険性も全くなくて安全性を
確保できる。
【0026】上記実施例では、外刃39を交換するに際
し外刃カートリッジ40ごと下部ホルダ15から取外し
て新しい外刃カートリッジ40と交換できるように、外
刃ホルダ12として互いに分離可能な上部ホルダ13と
下部ホルダ15を組み合わせてなるが、これに代えて上
部ホルダ13と下部ホルダ15とを一体にする形の外刃
ホルダ12を形成するものであってもよい。この場合、
上部ホルダ13と下部ホルダ15とが一体に形成される
外刃ホルダ12に対して外刃39の取付けられた外刃枠
41を上下動自在にかつばね部材43で引下げ付勢状態
に装着する
【0027】図19は外刃39の左右端39c・39d
を外刃枠41の左右枠部41a・41bに一体的に接合
する手段の他の実施例を示す。これでは外刃39の左右
端39c・39dを外刃枠41の左右枠部41a・41
bの内面に一体に埋込成形するか、左右枠部41a・4
1bの内面に予め設けた凹溝73に嵌合固定したもので
ある。
【0028】図20ないし図23は上記電池35の充電
器を示す。この充電器は、図20に示すように、プラス
チック製の上下ケース75a・75bを突き合わせてな
る本体ケース75の内部に充電回路基板76が組み込ま
れ、上ケース75aの上面に電池35が載せられる凹部
77が形成され、下ケース75bの底面側に充電プラグ
78が備えられている。この充電器は、電池35の充電
をタイマーでカットするので、電池35を凹部77から
出し入れすることでスイッチ79を入切し、タイマーの
リセットを行うが、図22のようにそのスイッチ79の
補助アクチュエータ80が上ケース75aの凹部77の
一部から突出している。充電に際し、電池35を凹部7
7に載せると、この電池35の側面でその補助アクチュ
エータ80が押されてスイッチ79が入り、電池35を
取り出すと補助アクチュエータ80が突出状態に戻って
スイッチ79が切れるようにしてある。図20および図
22において、充電回路基板76には+端子81と−端
子82が取付けられ、この両端子81・82は上ケース
75aの凹部77内に突出させている。また充電回路基
板76にはその他に充電回路を構成する電子部品が搭載
されるが、とくにサーミスタ83を備える。このサーミ
スタ83は、図20のように上ケース75aの内面に当
接させておいて充電時に電池35の温度を検出し、所定
温度で充電をカットする、という安全回路を構成する。
図22に示すように、充電プラグ78は一対のプラグ刃
84の基部にプラスチック製の刃基台85を一体に結合
してなり、下ケース75bの底面に設けた凹部86内に
水平に収納する姿勢(図20)と、凹部86から下向き
に突出する使用姿勢(図21・図23)とにわたって姿
勢切換え可能に取付けられる。図23に示すように、こ
の充電プラグ78は刃基台85を下ケース75bの凹部
86に隣接して上下貫通状に設けた開口87にはめ込
み、該刃基台85の両端から一体に突設した軸89を前
記開口87の口縁に設けた軸受90に回動自在に支持
し、充電プラグ78を軸90まわりにほぼ90度回動さ
せることにより収納姿勢と突出姿勢に切換えられる。充
電プラグ78は、不使用時に不用意に突出するのを防止
する収納姿勢保持手段と、使用時の突出姿勢を確実に保
持する突出姿勢保持手段とを備える。その収納姿勢保持
手段は、図20および図22に示すように、刃基台85
の両端の各軸89の端に係合子91を直交状に一体形成
する一方、下ケース75bの内面の軸受90の近傍位置
に弾性変形可能なフック形状の節度片92を突設してお
き、充電プラグ78が収納姿勢に切換えられたとき前記
係合子91が節度片92に係合し、この係合によりその
収納姿勢が保持される。充電プラグ78の突出姿勢保持
手段は、図21および図23に示すように、上ケース7
5aの内面からV溝形の節度片93を突設しておき、充
電プラグ78が下向き突出姿勢に切換えられたとき該節
度片93のV溝に前記係合子91が係合し、この係合に
よりその突出姿勢が保持される。なお、この突出姿勢時
には刃基台85に露出するプラグ刃84の基端84aが
充電回路基板76に取付けてある接触端子板94と弾性
接当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の縦断正面図(図7におけるB−B線断面
図)である。
【図2】図1における要部の拡大縦断正面図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】全体の縦断正面図である。
【図5】図4における要部の拡大縦断正面図である。
【図6】図4におけるD−D線断面図である。
【図7】外刃カートリッジおよび下部ホルダの側面図で
ある。
【図8】全体の分解斜視図である。
【図9】外刃カートリッジおよび下部ホルダの分解斜視
図である。
【図10】外刃カートリッジと下部ホルダを分離した状
態で示す斜視図である。
【図11】外刃と外刃枠を分解した状態で示す斜視図で
ある。
【図12】外刃を外刃枠に取付けた状態の縦断正面図で
ある。
【図13】図12におけるE−E線断面図である。
【図14】外刃カートリッジの断面図である。
【図15】外刃カートリッジと下部ホルダとを結合した
状態の断面図である。
【図16】外刃カートリッジと下部ホルダを本体ケース
から離脱させる動作図(図7におけるC−C線断面図)
である。
【図17】外刃カートリッジを下部ホルダから離脱させ
る動作図である。
【図18】図4におけるF−F線断面図である。
【図19】他の実施例を示す外刃および外刃枠の一部断
面図である。
【図20】電池の充電器の断面図である。
【図21】充電プラグの突出状態を示す充電器の一部の
断面図である。
【図22】充電器の分解斜視図である。
【図23】図21におけるG−G線断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 3 ロータリ内刃 10 横軸 12 外刃ホルダ 39 外刃 41 外刃枠
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26B 19/16 B26B 19/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1には、駆動ユニット4が組
    み込まれており、 駆動ユニット4は、ロータリ内刃3を横軸10まわりに
    回動自在に軸架するシャーシ5と、シャーシ5に搭載し
    たモータ6と、モータ6の回転を減速してロータリ内刃
    3に伝達する駆動伝達手段7とを一体的に組み合わせて
    なり、 本体ケース1に対して駆動ユニット4の全体を常に上方
    へ押上げ付勢するばね部材33を有し、 ロータリ内刃3の周面上部に沿うよう前後方向にアーチ
    状に曲げられた形の外刃39を保持する着脱自在な外刃
    ホルダ12を備えており、 外刃ホルダ12の内部に、左右枠部41a・41bおよ
    び前後枠部41c・41dを有する四角形枠状の外刃枠
    41がはめ込まれており、 この外刃枠41の前後枠部41c・41dに外刃39の
    前後端39a・39bが、左右枠部41a・41bに外
    刃39の左右端39c・39dがそれぞれ一体的に密接
    固定されて、外刃39がこの外刃枠41によりアーチ形
    状に維持されており、 外刃枠41は外刃ホルダ12の内部に対して上下動自
    在に支持され、外刃枠41と外刃ホルダ12との間に掛
    け止め装着したばね部材43により、外刃ホルダ12内
    において外刃枠41が外刃39と共に常に引下げ付勢さ
    れており、 外刃ホルダ12が装着された状態では、外刃39の内面
    がロータリ内刃3に密着して、外刃39がばね部材43
    の引張力に抗して上方へ押し出されており、 外刃ホルダ12が外れた状態では、ばね部材43で外刃
    枠41が外刃39と共に引下げられて、沈下状態の外刃
    39と外刃ホルダ12との間に、毛くずを掃除するため
    の隙間が生じ るようにしてあることを特徴とするロータ
    リ式電気かみそり。
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