JP3260618B2 - 映像再生手段を備えた受像装置 - Google Patents

映像再生手段を備えた受像装置

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JP3260618B2
JP3260618B2 JP05003696A JP5003696A JP3260618B2 JP 3260618 B2 JP3260618 B2 JP 3260618B2 JP 05003696 A JP05003696 A JP 05003696A JP 5003696 A JP5003696 A JP 5003696A JP 3260618 B2 JP3260618 B2 JP 3260618B2
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勇一 坂本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受像装置におい
て、一定量の映像を蓄積し瞬時に再生することができる
映像再生手段を備えたものに関し、より詳細には、一定
時間前の画像データから、経過時間までに蓄積された現
行放送の画像データの時間軸を圧縮し、現行放送の入力
映像との時間的断絶を感じさせないよう時間的整合を図
り、再生するようにした映像再生手段を備えた受像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、受信中の現映像から遡る一定時間
の映像をメモリし、操作者の指示により蓄えられている
画像データを再生する映像プレイバック装置が提案され
ている。この映像プレイバック装置では、記録された映
像の再生時において、再生映像のみを画面に表示するた
め、再生画像がモニタに映し出されている最中には現行
放送を見ることはできなかった。また、別の映像プレイ
バック装置では、図6のように、現行放送と再生画像を
2画面に表示し、同時に見ることができるタイプが提案
されているが、現行放送と再生画像を2画面に表示して
いるため、再生画像の内容に注目すると現行放送画面の
内容が掴みにくくなったり、現行放送の内容に注目する
と再生画像画面の内容が掴みにくくなったりしていた。
また、蓄積するメモリの容量が一定量であったため、画
面鑑賞中少しの時間その場所を離れる場合等、離れてい
た時間分の映像を蓄えることができず、現行放送を見逃
すことがあった。このような場合に、メモリを大容量に
すれば、問題を解決することができるが、メモリを増設
すればするほどコストも高くなってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点に鑑みてなされたもので、現在の放送と
同時に、または、終了してから再生映像を見るといった
時に感じる不快感が生じることをなくすように、放送時
間の経過と同様に見られるように整合をとって、再生映
像が現行放送と自然な経過でつながるようにして再生が
終了した後、続けて現行放送が見られるようにした映像
再生装置を提供し、また、画面鑑賞中少しの時間その場
所を離れる場合等、離れていた時間分の映像を含めて現
行放送を見逃すことがなく、必要な場合に、さらに長時
間の映像再生を可能にした映像再生手段を備えた受像装
置を最小限のコストで提供することをその解決すべき課
題とする。
【0004】請求項1の発明は、現行放送の映像信号を
入力する映像入力手段と、該映像入力手段からの映像信
号を画像データとして順次記録する画像メモリ手段と、
該画像メモリ手段を管理・制御するメモリ管理手段と、
入力される映像信号の画像表示を行う画像出力手段と、
該画像出力手段への入力を前記映像入力手段からの現行
放送映像信号、或いは、前記画像メモリ手段からの再生
映像信号のいずれかに切り替える切り替え手段を有する
映像再生手段を備えた受像装置において、前記画像メモ
リ手段は、前記切り替え手段が再生映像信号に切り替え
られる以前に記録されている第1のメモリ領域とは別に
該切り替え時からの現行放送画像データを記録する第2
のメモリ領域を持、前記メモリ管理手段は、前記第1
及び第2のメモリ領域に記録された画像データへのアク
セスを該第1のメモリ領域から該第2のメモリ領域へと
該データが入力された順に、かつ、時間軸を所定の圧縮
率にして行うようにするとともに、前記切り替えにより
始動する再生映像信号の動作中に前記時間軸の圧縮率の
設定値に応じる再生経過時間の推移に対応して、前記第
1のメモリ領域のデータを前記第2のメモリ領域の順次
つながるデータに更新させて、再度の切り替え動作を可
能とするようにしたものである。
【0005】請求項2の発明は、現行放送の映像信号を
入力する映像入力手段と、該映像入力手段からの映像信
号を画像データとして順次記録する画像メモリ手段と、
該画像メモリ手段を管理・制御するメモリ管理手段と、
入力される映像信号の画像表示を行う画像出力手段と、
該画像出力手段への入力を前記映像入力手段からの現行
放送映像信号、或いは、前記画像メモリ手段からの再生
映像信号のいずれかに切り替える切り替え手段を有する
映像再生手段を備えた受像装置において、前記画像メモ
リ手段は、前記切り替え手段が再生映像信号に切り替え
られる以前に記録されている第1のメモリ領域とは別に
該切り替え時からの現行放送画像データを記録する第2
のメモリ領域を持ち、前記メモリ管理手段は、前記第1
及び第2のメモリ領域に記録された画像データへのアク
セスを該第1のメモリ領域から該第2のメモリ領域へと
該データが入力された順に、かつ、時間軸を所定の圧縮
率にして行うようにするとともに、前記第1のメモリ領
域及び前記第2のメモリ領域の容量を超えるデータが入
力される場合に、すでに入力されているデータを間引い
て新たな入力データを記録することを可能とする付加的
な動作を行うようにし、その動作を選択するための選択
手段を設けるようにしたものである。
【0006】請求項3の発明は、現行放送の映像信号,
音声信号を入力する映像,音声各入力手段と、該映像入
力手段からの映像信号を画像データとして順次記録する
画像メモリ手段と、前記音声入力手段からの音声信号を
音声データとして順次記録する音声メモリ手段と、前記
画像メモリ手段及び音声メモリ手段を管理・制御するメ
モリ管理手段と、入力される映像信号の画像表示,入力
される音声信号の音声表示を行う画像,音声各出力手段
と、該画像,音声各出力手段への入力を前記映像,音声
各入力手段からの現行放送信号、或いは、前記各メモリ
手段からの再生映像,音声各信号のいずれかに同時に切
り替える各切り替え手段を有する映像,音声再生手段を
備えた受像装置において、前記画像,音声各メモリ手段
は、前記各切り替え手段が再生信号に切り替えられる以
前に記録されている第1のメモリ領域とは別に該切り替
え時からの現行放送のデータを記録する第2のメモリ領
域を持ち、前記メモリ管理手段は、前記各メモリ手段の
前記第1及び第2のメモリ領域に記録されたデータへの
アクセスを該第1のメモリ領域から該第2のメモリ領域
へと該データが入力された順に、かつ、時間軸を所定の
圧縮率にして行うようにするとともに、前記切り替えに
より始動する再生映像信号の動作中に前記時間軸の圧縮
率の設定値に応じる再生経過時間の推移に対応して、前
記第1のメモリ領域のデータを前記第2のメモリ領域の
順次つながるデータに更新させて、再度の切り替え動作
を可能とするようにしたものである。
【0007】請求項4の発明は、現行放送の映像信号,
音声信号を入力する映像,音声各入力手段と、該映像入
力手段からの映像信号を画像データとして順次記録する
画像メモリ手段と、前記音声入力手段からの音声信号を
音声データとして順次記録する音声メモリ手段と、前記
画像メモリ手段及び音声メモリ手段を管理・制御するメ
モリ管理手段と、入力される映像信号の画像表示,入力
される音声信号の音声表示を行う画像,音声各出力手段
と、該画像,音声各出力手段への入力を前記映像,音声
各入力手段からの現行放送信号、或いは、前記各メモリ
手段からの再生映像,音声各信号のいずれかに同時に切
り替える各切り替え手段を有する映像,音声再生手段を
備えた受像装置において、前記画像,音声各メモリ手段
は、前記各切り替え手段が再生信号に切り替えられる以
前に記録されている第1のメモリ領域とは別に該切り替
え時からの現行放送のデータを記録する第2のメモリ領
域を持ち、前記メモリ管理手段は、前記各メモリ手段の
前記第1及び第2のメモリ領域に記録されたデータへの
アクセスを該第1のメモリ領域から該第2のメモリ領域
へと該データが入力された順に、かつ、時間軸を所定の
圧縮率にして行うようにするとともに、前記第1のメモ
リ領域及び前記第2のメモリ領域の容量を超えるデータ
が入力される場合に、すでに入力されているデータを間
引いて新たな入力データを記録することを可能とする付
加的な動作を行うようにし、その動作を選択するための
選択手段を設けるようにしたものである。
【0008】請求項5の発明は、前記メモリ管理手段
は、前記第1のメモリ領域と前記第2のメモリ領域の分
割管理を行うとともに、再生画像データのメモリテーブ
ルを制御するようにしたものである。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】 図1は、本発明の映像再生手段を
備えた受像装置の一実施形態の概要を示すブロック図で
ある。 この実施形態について図1を参照しながらその
構成を動作とともに以下に説明する。映像入力部1にお
いて映像信号は、輝度信号(Y信号)と2つの色差信号
(R−Y信号,B−Y信号)とに分離されて出力され
る。通常状態では映像切り替え部5は、接点5aに接続
されていて、映像入力部1から出力される映像信号は、
映像切り替え部5を通り、映像出力部6を経由して、モ
ニタ7に現行放送を映し出す。映像入力部1からの映像
信号は、映像圧縮部2にも常に出力されており、映像圧
縮部2で静止画像データとして圧縮符号化され、バッフ
ァメモリ3を経由して映像メモリ部8に蓄えられる。こ
こで、再生スタートを指令することによって、映像切り
替え部5において、接点5aは接点5bに切り替えら
れ、映像メモリ8に蓄えられた画像データは、バッファ
メモリ3を経由して映像伸長部4で映像信号に伸長復号
化される。この映像信号は、映像出力部6を通りモニタ
7に映像が映し出される。
【0011】音声については、音声入力部11から音声
信号が出力される。通常状態では音声切り替え部15
は、接点15aに接続されていて、音声入力部11から
出力される音声信号は、音声切り替え部15を通り、音
声出力部16で増幅されて、スピーカ17から出力され
る。一方、音声入力部11からの音声信号は、音声圧縮
部12にも常に出力されており、音声圧縮部12で音声
データにA/D変換され圧縮されて、バッファメモリ1
3を経由して音声メモリ18に蓄えられる。ここで、再
生スタートが指令されることにより、音声切り替え部1
5において接点15aは接点15bに切り替えられ、音
声メモリ18に蓄えられた音声データは、バッファメモ
リ13を経由して、音声伸長部14で伸長されA/D変
換されて音声信号に戻り、音声出力部16で増幅されて
スピーカ17から出力される。
【0012】図2は、上記映像再生手段を備えた受像装
置における動作状態の推移を説明するための図である。
図2を基にプレイバック機能を説明する。図2におい
て、(A)は、モニタ画面の映像状態の時間推移を示
す。(B)は、映像圧縮部2で取り込まれるブロックに
分けられる静止画データを示し、画像再生スタート(S
TART)以前の放送映像M1〜M5は、プレイバック
領域メモリに、スタート以後の放送映像M6〜M12
は、追いかけ領域に蓄積される映像を示す。(C)は、
映像メモリ8に蓄積された圧縮された後の静止画データ
を示し、再生されるプレイバック領域メモリのデータを
P1〜P5,追いかけ領域メモリのデータをO6〜O1
2として示しており、これらの画像データが映像伸長部
4で伸長復号化されて、(A)の再生画像としてモニタ
画面に映し出される。図5左図のように、映像メモリ8
は、プレイバックメモリ領域と追いかけメモリ領域に分
けられている。プレイバック領域には再生動作以外の状
態にあるとき、現行放送が順次蓄積されていき、メモリ
容量がいっぱいになると古いデータは削除されて新しい
データと更新されるので、再生スタート時に、それ以前
の一定時間の映像データが蓄積されるということにな
る。追いかけ領域には再生スタート時点からの現行放送
の画像データが圧縮され蓄積されていく。
【0013】再生がスタートしてからの画像データの流
れを説明する(図2、参照)と、映像メモリ8のプレイ
バック領域に蓄積されたP1〜P5の画像データが、映
像伸長部4を経由してモニタ7に順次映し出される。次
に、プレイバック領域再生中に追いかけ領域に蓄積され
た現行放送の画像データO6から順次画像データを再生
していく。そして、再生画像が現行放送に追いついたと
ころ(O12の画像データが再生された時点)で映像切
り替え部5の接点を5bから5aに切り替えて現行放送
をモニタに映し出す。従って、プレイバック画像を再生
し、また、再生中に放送された画像も継続する長い時間
にわたり画像が欠落することなく見ることができ、現行
放送に追いついてその放送を通常の状態で見ることがで
きる。
【0014】また、音声についても映像と同様に音声デ
ータを音声メモリ18にプレイバック領域と追いかけ領
域とに分けて圧縮蓄積して、図2と同様に音声と映像と
の整合をとりながら再生される。再生がスタートしてか
らの音声データの流れを説明すると、音声メモリ18の
プレイバック領域に蓄積されたP1〜P5の音声データ
が,音声伸長部14を経由して音声出力部16で増幅さ
れて、スピーカ17に出力される。次に、プレイバック
領域再生中に追いかけ領域に蓄積された現行放送の音声
データO6から順次音声データを再生していく。そし
て、再生音声が現行放送に追いついたところ(O12の
音声データが再生された時点)で、音声切り替え部15
の接点を15bから15aに切り替えて現行放送の音声
をスピーカ17に出力する。従って、プレイバック音声
を再生し、また、再生中に放送された音声も継続する長
い時間にわたり画像が欠落することなく聞くことができ
るようになり、現行放送に追いついて通常の状態で画像
を見ながら音声も同時に聞くことが可能になる。ここで
は、音声を単に早く再生するだけでは声質が変わり聞き
取りくくなるだけなので、会話と会話の間の無音をカ
ットしたり、規定レベル以下の音をカットするなどして
データ量を減らす方法を用いて圧縮を行い、映像に合わ
せて音声を出力する。
【0015】 図3は、取り込まれる現行放送画像と再生
画像の時間の関係を説明するための図を示すものであ
る。図3に基づいて蓄積映像の再生速度可変機能につい
て説明する。蓄積映像の再生時間については、図3に示
すとおり再生スタート前に画像が取り込まれる一定時間
をXとし、再生スタートからフィニッシュまでの再生時
間をYとすると、再生時間Yは、スタート以前に蓄積さ
れたデータαXとスタートからフニッシュまでに蓄積
されるデータαYの和と等しくならなければならない。
よって、(1)式が与えられる。 Y=αX+αY (1) ここでαは時間軸圧縮係数とする。横軸は時間tであ
る。 Y=(α/1−α)×X (α<1) (2) 従って、再生に要する時間は(2)式によって求められ
ることになり、プレイバック領域と追いかけ領域のメモ
リ管理をする上で、圧縮係数αを設定するパラメータを
設けることで、再生画像の速度可変を容易に決定するこ
とができる。
【0016】実際の再生時には、(2)式により求めら
れる時間でプレイバック画像を再生するよう、蓄積画像
の間引き再生を行うことにより、再生画像の速度可変機
能が実現することになる。まず、図5左図に示す映像メ
モリ8のプレイバック領域アドレスに圧縮された画像デ
ータが蓄積されていくが、再生にあたってはXからαX
への時間的圧縮を行う。そのため、例えば、α=0.5
であれば現行放送の半分の時間で再生することになり、
2n個のデータの中で奇数番号のデータだけを間引き再
生する。次に、追いかけ領域についても同様にデータを
圧縮蓄積し、YからαYへの時間的圧縮を行い、データ
を間引き再生する。
【0017】(2)式よりα=0.5であればY=Xと
なるので、プレイバック領域と同じ時間蓄積をしてその
半分の時間で再生することになり、2n個のデータの中
で奇数番号のデータだけを間引き再生する。従って、α
=0.5とすると、一定時間前の時間Xと経過時間Yの
時間が同一となるように、プレイバック領域と追いかけ
領域とのメモリ管理をする。また、α=1/3とすれ
ば、経過時間Yは(2)式よりY=X/2となり、画像
データの2/3を間引きをして再生時間を一定時間前の
時間Xの半分で再生することが可能となる。逆に、α=
2/3とすれば、経過時間Yは(2)式よりY=2Xと
なり、画像データを1/3だけ間引きして再生時間を一
定時間前の時間Xの2倍で再生することが可能となる。
すなわち、圧縮係数αを0に近づけると再生時間を早く
することができ、αを1に近づけると現行放送にできる
だけ近い時間で再生することができる。よって、一定時
間前の時間Xと圧縮係数αとのパラメータを設け、パラ
メータの数値を変更するだけで、再生画像の速度可変を
容易に決定することができる。
【0018】(本発明の実施形態) 図4は、本発明による映像再生手段を備えた受像装置に
おける動作状態の推移を説明するための図で、以下、
4を基にプレイバック再生中にもう一度プレイバック再
生が開始された場合の動作の実施形態を説明する。図4
において、図2と同様に、(A)は、モニタ画面の映像
状態の時間推移を示し、(B)は、映像圧縮部2で取り
込まれるブロックに分けられる静止画データを示し、
(C)は、映像メモリ8に蓄積された圧縮された後の静
止画データを示し、再生されるプレイバック領域メモリ
のデータをP1〜P8,追いかけ領域メモリのデータを
O6〜O15として示しており、これらの画像データが
映像伸長部4で伸長復号化されて、(A)の再生画像と
してモニタ画面に映し出される。プレイバック再生が開
始されると、まず、蓄積装置のプレイバック領域にメモ
リされたP1〜P5のデータが再生される。それらが再
生されている時間には現行放送が追いかけ領域にメモリ
されるが、(O6,O7……)、それと同時にプレイバ
ック領域における入力時間の古いデータを削除してでき
た空領域にも現行放送をメモリする(P6,P7……)
ようにして、プレイバック領域のメモリに余裕があれば
いっぱいになるまで現行放送を蓄積していく。
【0019】このようにして、図4の再START時点
でもう一度プレイバック機能が開始されると、プレイバ
ック領域におけるP1〜P3のデータ削除され、P6〜
P8のデータは更新されて、プレイバック領域全体とし
ては、P4〜P8までのデータが蓄積されており、追い
かけ領域には、O6以降のデータが順次蓄積されること
になる。そして、再スタートの時点からはプレイバック
領域のP4〜P8が再生され、次に、追いかけ領域のO
9〜O15が再生される。当然、プレイバック領域のP
4〜P8が再生されたので、追いかけ領域に蓄積された
O6〜O8のデータは再生されない。再スタートが開始
されてからさらにプレイバックの再スタートに備えてプ
レイバック領域には、P9からのデータが更新され蓄積
されていく。従って、画像再生中に再々度プレイバック
がスタートしても一定時間前の画像から再生が開始さ
れ、前述の実施形態と同様にフィニッシュの時点で現行
放送に追いついてその放送を通常の状態の映像で見るこ
とができる。
【0020】 図5は、本発明の実施形態における一定容
量のメモリで可変長時間の再生を行う機能を説明するた
めの各メモリ領域のデータの内容を示す図である。上記
実施形態は、もう一度見たい場面をプレイバック再
生する機能であったが、ここでは、鑑賞者がモニタの画
面から離れて戻ってくるまでの時間の映像を再生するた
めの方法を示すもので、一定容量のメモリでの再生を可
変長時間で実現することができる。映像メモリ8内のメ
モリ内容を示す図5において示されるようにデータは、
プレイバック領域及び追いかけ領域で分けられて蓄積さ
れるが、各々のメモリ容量は一定である。そこで、再生
時間を可変させるため次のような方法をとる。モニタ画
面から離れるときにキーを押し、戻ってきたときに再生
キーを押し、それらの間の任意時間の映像はプレイバッ
ク領域に蓄積されるようにする。プレイバック領域には
2n個のアドレス領域があり、P2nまでの圧縮された
画像データが蓄積できる。モニタを見ていない時間が少
しの場合は画像データが2n個より少ないために再生が
開始されても蓄積されたデータをそのまま再生すれば問
題ないが、長時間モニタを見られなかった場合には、2
n個より多い画像データがプレイバック領域に蓄積され
ることになる。
【0021】その場合には、アドレスがいっぱいになっ
たために古い偶数番地(アドレスの2,4…)のデータ
を削除して、そこに新しいデータ(P2n+1,P2n
+2…)を間引きして挿入し蓄積する。プレイバック領
域再生中の現行放送の映像は、追いかけ領域に画像デー
タとして蓄積されるが、画像データがO2nを越えた場
合には、プレイバック領域と同様に、古い偶数番地(ア
ドレスの2,4…)のデータを削除して、そこに新しい
データ(O2n+1,O2n+2…)を間引きして挿入
し蓄積する処理を行う。再生は、蓄積の順番通りP1,
P3,……P2n,P2n+1,P2n+2,……O
1,O3,……O2n,O2n+1,O2n+2,……
と再生を行う。従って、長時間モニタから離れて現行放
送を見られなくても、一定容量のメモリで画像データを
間引きながら蓄積するため、戻ってきてから再生を開始
しても現行放送と時間順序が変わることなく画像を見る
ことができる。また、入力映像の取り込みにおけるメモ
リ管理にあっては、CPU10に依存することなくメモ
リ管理9で映像メモリ8のプレイバック領域及び追いか
け領域のメモリ分割を管理するとともに、映像メモリ8
の再生画像データメモリテーブルを制御することによっ
て、該メモリ及び再生時間を管理・制御することができ
る。
【0022】
【発明の効果】受信中の現行放送から遡る一定時間前の
映像をもう一度見たくなった場合に、経過時間までの再
生画像を見た後につづいて現在の受信中の入力映像を見
ることができるので、今までのように記録された映像の
再生時において、再生映像のみを画面に表示するため再
生画像がモニタに映し出されている最中には、現行放送
を見ることはできなかったり、また、現行放送と再生画
像を2画面に表示しているため、再生画像の内容に注目
すると、現行放送画面の内容が掴みにくくなったり、現
行放送の内容に注目すると、再生画像画面の内容が掴み
にくくなったりするということはなくなり、入力映像に
対し再生画像を間にはさんでも時間的に前後することな
く現行放送を見ているかのごとく画像を見ることができ
る。特に、再生画像を見ている途中でもう1度再生した
い場合に、プレイバック領域のメモリに空があれば始め
の再生スタート時点から再再生が行われ、また、プレイ
バック領域のメモリに空が無ければ再再生スタートの一
定時間前から再再生が行われ、画像再生中であっても一
定時間前からの画像再生を行うことができる。或いは、
モニタ画面から離れた場合でも、離れた時間の映像と経
過時間までの映像を再生し、つづいて入力映像に切り替
えられるので、モニタ画面から離れた時間に関係なく、
一定容量のメモリで入力映像との時間的断絶のない再生
画像を見ることができる。よって、メモリの容量を増や
す必要がなくなるので、結果的にはコストダウンにつな
がる。或いは、メモリエリア分割管理及び再生画像デー
タのメモリテーブル制御をメモリ管理に備えているの
で、CPUに負担をかけることなくメモリ及び再生時間
を管理・制御できる。
【0023】 受信中の現行放送から遡る一定時間前の映
像/音声をもう一度確認したくなった場合に、経過時間
までの再生画像/音声を確認した後につづいて現在の入
力映像/音声を見ることができ、今までのように記録さ
れた映像/音声の再生時において、再生映像のみを画面
に表示し音声を再生するため再生画像がモニタに映し出
されている最中には、現行放送の音声を聞くことはでき
なかったり、また、現行放送と再生画像を2画面に表示
ているため、再生画像の音声内容に注目すると、現行
放送画面の音声内容が掴みにくくなったり、現行放送の
内容に注目すると、再生画像画面の音声内容が掴みにく
くなったり、音声を同時に聞き取りにくいということは
なくなり、入力映像/音声に対し再生画像/音声を間に
はさんでも時間的に前後することなく現行放送を見てい
るかのごとく画像を見ながら音声を聞くことができる。
特に、再生画像を見ている途中でもう1度再生したい場
合に、プレイバック領域のメモリに空があれば始めの再
生スタート時点から再再生が行われ、また、プレイバッ
ク領域のメモリに空が無ければ再再生スタートの一定時
間前から再再生が行われ、画像再生中であっても一定時
間前からの画像再生を行うことができる。或いは、モニ
タ画面から離れた場合でも、離れた時間の映像と経過時
間までの映像を再生し、つづいて入力映像に切り替えら
れるので、モニタ画面から離れた時間に関係なく、一定
容量のメモリで入力映像との時間的断絶のない再生画像
を見ることができる。よって、メモリの容量を増やす必
要がなくなるので、結果的にはコストダウンにつなが
る。或いは、メモリエリア分割管理及び再生画像データ
のメモリテーブル制御をメモリ管理に備えているので、
CPUに負担をかけることなくメモリ及び再生時間を管
理・制御できる。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像再生手段を備えた受像装置の一実
施形態の概要を示すブロック図である。
【図2】本発明の映像再生手段を備えた受像装置におけ
る動作状態の推移を説明するための図である。
【図3】本発明の映像再生手段を備えた受像装置におい
て、取り込まれる現行放送画像と再生画像の時間の関係
を説明するための図を示すものである。
【図4】 本発明の映像再生手段を備えた受像装置におけ
、本発明による動作状態の推移を説明するための図で
ある。
【図5】本発明の実施形態における一定容量のメモリで
可変長時間の再生を行う機能を説明するための各メモリ
領域のデータの内容を示す図である。
【図6】現行放送画像と再生画像を2画面に表示する従
来例の概念図を示すものである。
【符号の説明】
1…映像入力部、2…映像圧縮部、3,13…バッファ
メモリ、4…映像伸長部、5…映像信号切り替え部、6
…映像出力部、7…モニタ、8…画像メモリ、9…メモ
リ管理部、10…CPU、11…音声入力部、12…音
声圧縮部、14…音声伸長部、15…音声信号切り替え
部、16…音声出力部、17…スピーカ、18…音声メ
モリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−336630(JP,A) 特開 平6−245157(JP,A) 特開 平9−65225(JP,A) 特開 平8−336095(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現行放送の映像信号を入力する映像入力
    手段と、該映像入力手段からの映像信号を画像データと
    して順次記録する画像メモリ手段と、該画像メモリ手段
    を管理・制御するメモリ管理手段と、入力される映像信
    号の画像表示を行う画像出力手段と、該画像出力手段へ
    の入力を前記映像入力手段からの現行放送映像信号、或
    いは、前記画像メモリ手段からの再生映像信号のいずれ
    かに切り替える切り替え手段を有する映像再生手段を備
    えた受像装置において、前記画像メモリ手段は、前記切
    り替え手段が再生映像信号に切り替えられる以前に記録
    されている第1のメモリ領域とは別に該切り替え時から
    の現行放送画像データを記録する第2のメモリ領域を持
    、前記メモリ管理手段は、前記第1及び第2のメモリ
    領域に記録された画像データへのアクセスを該第1のメ
    モリ領域から該第2のメモリ領域へと該データが入力さ
    れた順に、かつ、時間軸を所定の圧縮率にして行うよう
    にするとともに、前記切り替えにより始動する再生映像
    信号の動作中に前記時間軸の圧縮率の設定値に応じる再
    生経過時間の推移に対応して、前記第1のメモリ領域の
    データを前記第2のメモリ領域の順次つながるデータに
    更新させて、再度の切り替え動作を可能とするようにし
    たことを特徴とする映像再生手段を備えた受像装置。
  2. 【請求項2】 現行放送の映像信号を入力する映像入力
    手段と、該映像入力手段からの映像信号を画像データと
    して順次記録する画像メモリ手段と、該画像メモリ手段
    を管理・制御するメモリ管理手段と、入力される映像信
    号の画像表示を行う画像出力手段と、該画像出力手段へ
    の入力を前記映像入力手段からの現行放送映像信号、或
    いは、前記画像メモリ手段からの再生映像信号のいずれ
    かに切り替える切り替え手段を有する映像再生手段を備
    えた受像装置において、前記画像メモリ手段は、前記切
    り替え手段が再生映像信号に切り替えられる以前に記録
    されている第1のメモリ領域とは別に該切り替え時から
    の現行放送画像データを記録する第2のメモリ領域を持
    ち、前記メモリ管理手段は、前記第1及び第2のメモリ
    領域に記録された画像データへのアクセスを該第1のメ
    モリ領域から該第2のメモリ領域へと該データが入力さ
    れた順に、かつ、時間軸を所定の圧縮率にして行うよう
    にするとともに、前記第1のメモリ領域及び前記第2の
    メモリ領域 の容量を超えるデータが入力される場合に、
    すでに入力されているデータを間引いて新たな入力デー
    タを記録することを可能とする付加的な動作を行うよう
    にし、その動作を選択するための選択手段を設けたこと
    を特徴とする映像再生手段を備えた受像装置。
  3. 【請求項3】 現行放送の映像信号,音声信号を入力す
    る映像,音声各入力手段と、該映像入力手段からの映像
    信号を画像データとして順次記録する画像メモリ手段
    と、前記音声入力手段からの音声信号を音声データとし
    て順次記録する音声メモリ手段と、前記画像メモリ手段
    及び音声メモリ手段を管理・制御するメモリ管理手段
    と、入力される映像信号の画像表示,入力される音声信
    号の音声表示を行う画像,音声各出力手段と、該画像,
    音声各出力手段への入力を前記映像,音声各入力手段か
    らの現行放送信号、或いは、前記各メモリ手段からの再
    生映像,音声各信号のいずれかに同時に切り替える各切
    り替え手段を有する映像,音声再生手段を備えた受像装
    置において、前記画像,音声各メモリ手段は、前記各切
    り替え手段が再生信号に切り替えられる以前に記録され
    ている第1のメモリ領域とは別に該切り替え時からの現
    行放送のデータを記録する第2のメモリ領域を持ち、前
    記メモリ管理手段は、前記各メモリ手段の前記第1及び
    第2のメモリ領域に記録されたデータへのアクセスを該
    第1のメモリ領域から該第2のメモリ領域へと該データ
    が入力された順に、かつ、時間軸を所定の圧縮率にして
    行うようにするとともに、前記切り替えにより始動する
    再生映像信号の動作中に前記時間軸の圧縮率の設定値に
    応じる再生経過時間の推移に対応して、前記第1のメモ
    リ領域のデータを前記第2のメモリ領域の順次つながる
    データに更新させて、再度の切り替え動作を可能とする
    ようにしたことを特徴とする映像再生手段を備えた受像
    装置。
  4. 【請求項4】 現行放送の映像信号,音声信号を入力す
    る映像,音声各入力手段と、該映像入力手段からの映像
    信号を画像データとして順次記録する画像メモリ手段
    と、前記音声入力手段からの音声信号を音声データとし
    て順次記録する音声メモリ手段と、前記画像メモリ手段
    及び音声メモリ手段を管理・制御するメモリ管理手段
    と、入力される映像信号の画像表示,入力される音声信
    号の音声表示を行う画像,音声各出力手段と、該画像,
    音声各出力手段への入力を前記映像 ,音声各入力手段か
    らの現行放送信号、或いは、前記各メモリ手段からの再
    生映像,音声各信号のいずれかに同時に切り替える各切
    り替え手段を有する映像,音声再生手段を備えた受像装
    置において、前記画像,音声各メモリ手段は、前記各切
    り替え手段が再生信号に切り替えられる以前に記録され
    ている第1のメモリ領域とは別に該切り替え時からの現
    行放送のデータを記録する第2のメモリ領域を持ち、前
    記メモリ管理手段は、前記各メモリ手段の前記第1及び
    第2のメモリ領域に記録されたデータへのアクセスを該
    第1のメモリ領域から該第2のメモリ領域へと該データ
    が入力された順に、かつ、時間軸を所定の圧縮率にして
    行うようにするとともに、前記第1のメモリ領域及び前
    記第2のメモリ領域の容量を超えるデータが入力される
    場合に、すでに入力されているデータを間引いて新たな
    入力データを記録することを可能とする付加的な動作を
    行うようにし、その動作を選択するための選択手段を設
    けたことを特徴とする映像再生手段を備えた受像装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリ管理手段は、前記第1のメモ
    リ領域と前記第2のメモリ領域の分割管理を行うととも
    に、再生画像データのメモリテーブルを制御するように
    したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の映像再生手段を備えた受像装置。
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