JPH10304287A - 映像表示装置および方法 - Google Patents

映像表示装置および方法

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JPH10304287A
JPH10304287A JP9109255A JP10925597A JPH10304287A JP H10304287 A JPH10304287 A JP H10304287A JP 9109255 A JP9109255 A JP 9109255A JP 10925597 A JP10925597 A JP 10925597A JP H10304287 A JPH10304287 A JP H10304287A
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Kosuke Yoshimura
幸祐 吉村
Makoto Ito
良 伊藤
Shinichi Suenaga
信一 末永
Hitoshi Nakamura
仁 中村
Naoki Okamoto
直樹 岡本
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Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組を絶えず記録媒体に記録するようなテレ
ビジョン受像機において、現在表示されている映像が実
際の放送よりも遅れた映像であることを明示的に表示す
る。 【解決手段】 受信されたテレビジョン放送がHDDに
絶えず記録される。見過ごした場面などを遡って見る場
合、画面3に表示される映像がテレビジョン放送からH
DDの再生映像へと切り替えられる。このとき、画面3
には、再生映像と受信されたテレビジョン放送との時間
差100が表示される(図9A)。また、現在を表すア
イコン101と再生映像を表すアイコン102とが組み
合わせて表示される(図9B)。逆転再生や静止画表示
ではアイコン101と102との間隔が離れていき、高
速正転再生では近づく。1倍速再生では、間隔は変化し
ない。また、再生映像であることを示す枠104を表示
するようにもできる(図9C)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リアルタイムで
供給される映像が絶えず記録される記録媒体を有し、こ
の記録媒体から再生された、リアルタイム映像と時差の
ある再生映像を明示的に表示する映像表示装置および方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送を楽しんでいる最中
に、突然、電話の呼出しが鳴ったり、来客があり、放送
番組を見逃してしまうことが良くある。テレビジョン放
送番組を見逃してしまうと、再放送される番組を除い
て、その番組は二度と見ることはできない。短期間のう
ちに再放送される番組はまれであり、ニュース番組やス
ポーツ番組は、殆どの場合には、再放送されていない。
したがって、多くの場合、テレビジョン放送番組を見逃
してしまうと、その番組は二度と見ることはできないこ
とになる。
【0003】また、映画やドラマの名場面、重要人物の
インタビュー、スポーツ番組のハイライトシーン等、放
送番組を見ていて、保存しておきたい場面が突然に始ま
る場合がある。このような場合、直ちにVTRをセット
しても、その場面に間に合わず、その場面を録画できな
いようなことが良くある。
【0004】そこで、本願発明者は、放送番組を見てい
る最中に、その番組を絶えず記録媒体に記録するような
テレビジョン受像機を提案している。このようなテレビ
ジョン受像機では、突然の電話の呼出しや来客があって
も、その番組を遡って再生することができ、番組を見逃
すことがなくなる。また、その番組を簡単に保存してお
くことができ、記録しておきたい番組が突然始まっても
対処できる。
【0005】また、本願発明者は、このように番組を絶
えず記録媒体に記録するようなテレビジョン受像機にお
ける記録媒体として、ハードディスクドライブを用いる
ことを提案している。従来、ビデオ信号を記録する記録
媒体としては、磁気テープが広く用いられている。とこ
ろが、磁気テープはアクセス速度が遅く、このようなテ
レビジョン受像機に用いられる記録媒体として用いるの
は困難である。また、半導体メモリを用いることが考え
られるが、大容量の半導体メモリは非常に高価であると
共に、半導体メモリでは、電源が落とされると保存して
おいた番組が消えてしまい、番組を長く保存しておくよ
うな場合に不向きである。これに対して、ハードディス
クドライブは、大容量で、アクセス速度も十分に速い。
【0006】このような、番組を絶えず記録媒体に記録
するようなテレビジョン受像機では、受信されたテレビ
ジョン放送電波に基づくビデオ信号がディジタル映像音
声信号に変換され、所定の方法で圧縮符号化されハード
ディスクドライブに対して記録される。ビデオデータの
圧縮符号化には、例えばモーションJPEGが用いられ
る。一方、音声信号についても、所定の方法でディジタ
ルデータとされ圧縮符号化され記録される。
【0007】図12は、この従来技術による、番組を絶
えず記録媒体に記録するようなテレビジョン受像機の動
作の一例を示す。図12Aに示されるようなテレビジョ
ン放送がチューナで受信される。以降、チューナで受信
されるこのテレビジョン放送をリアルタイム放送と称
し、ハードディスクドライブから再生されるテレビジョ
ン放送による映像と区別する。受信された信号は、上述
のような処理を施され、リアルタイムで常時ハードディ
スクドライブに対して書き込まれ記録される。
【0008】ここで、ユーザがリアルタイム放送を視聴
中に、見逃した場面があり、所定の方法、例えばリモー
トコマンダからの指示により、この見逃した場面の再生
を行う場合について考える。例えば、図12において、
区間a2 が終了した時点Aでユーザからテレビジョン受
像機に対して、見逃した場面の再生の指示が出される。
すると、テレビジョン受像機では、指示が出された時点
Aから、予め設定される時間t0 だけ遡って、区間a0
〜区間a2 の圧縮データがハードディスクドライブから
読み出される。読み出された圧縮データは、順次、圧縮
伸長処理など所定の処理を介して、時点Aから開始され
る再生映像音声信号とされる(図12B)。なお、この
再生映像音声信号の開始されるタイミングは、実際に
は、信号処理の関係上、多少の遅れを伴う。
【0009】こうして得られた再生映像音声信号は、映
像信号についてはテレビジョン受像機の映像モニタに、
また、音声信号についてはスピーカによって再生され
る。これらハードディスクドライブから読み出された区
間a0 〜区間a2 の再生映像音声信号は、図12Cに示
されるように、時点Aから再生され、この例では、リア
ルタイム放送の区間a3 〜区間a5 と置き替えられて再
生される。区間a0 〜区間a2 の再生が終了すると、モ
ニタ映像およびスピーカ音声は、リアルタイム放送によ
るものに戻る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来技
術による、番組を絶えず記録媒体に記録するようなテレ
ビジョン受像機では、現在より遡り、ハードディスクド
ライブから再生され映像モニタに対して映出された映像
に対して、そのことを示す何ら特別な表示がなされてい
なかった。そのため、ユーザは、現在視聴している映像
が実際に現在放送されている映像なのか、あるいは、過
去にハードディスクドライブに記録され、実際の放送よ
りも遅れた映像なのかを、容易に認識することができな
いという問題点があった。
【0011】したがって、この発明の目的は、番組を絶
えず記録媒体に記録するようなテレビジョン受像機に用
いて好適な、現在表示されている映像が実際の放送より
も遅れた映像であることが明示的に表示されるような映
像表示装置および方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、テレビジョン放送を受信し表示す
る映像表示装置において、受信されるテレビジョン放送
を絶えず記録する記録媒体と、記録媒体への記録と記録
媒体からの再生とを並行して行うように制御する記録媒
体制御手段と、再生による映像が表示されていることを
通知する通知手段とを有することを特徴とする映像表示
装置である。
【0013】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、テレビジョン放送を受信し表示する映像表示
装置において、受信されるテレビジョン放送を絶えず記
録する記録媒体と、記録媒体への記録と記録媒体からの
再生とを並行して行うように制御する記録媒体制御手段
と、テレビジョン放送による映像を静止させて表示する
静止映像表示手段と、静止による映像が表示されている
ことを通知する通知手段とを有することを特徴とする映
像表示装置である。
【0014】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、テレビジョン放送を受信し表示する映像表示
方法において、受信されるテレビジョン放送を絶えず記
録媒体に記録するステップと、記録媒体への記録と記録
媒体からの再生とを並行して行うように制御するステッ
プと、再生による映像が表示されていることを通知する
ステップとを有することを特徴とする映像表示方法であ
る。
【0015】この発明は、上述した課題を解決するため
に、テレビジョン放送を受信し表示する映像表示方法に
おいて、受信されるテレビジョン放送を絶えず記録媒体
に記録するステップと、記録媒体への記録と記録媒体か
らの再生とを並行して行うように制御するステップと、
テレビジョン放送による映像を静止させて表示するステ
ップと、静止による映像が表示されていることを通知す
るステップとを有することを特徴とする映像表示方法で
ある。
【0016】上述したように、この発明は、記録媒体か
ら再生された映像、あるいは静止映像が表示されている
際に、その旨通知するようにされているため、ユーザ
は、現在映出されている映像が受信されたテレビジョン
放送によるものかどうかを容易に知ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の
実施の形態を示すものである。図1において、1はこの
発明が適用されたテレビジョン受像機であり、2はこの
テレビジョン受像機1を操作するためのリモートコマン
ダである。画面3に対して映像が映出される。テレビジ
ョン受像機1にはハードディスクドライブ部4が内蔵さ
れている。テレビジョン受像機1で受信中の番組は、常
にこのハードディクス部4に記録されている。このよう
なハードディスクドライブ部4が備えられたテレビジョ
ン受像機では、見逃したシーンや再度見たいシーンを遡
って再生したり、所望の番組を記録再生したりというよ
うなことが可能になる。
【0018】図2は、このようなテレビジョン受像機1
を操作するためのリモートコマンダ2の構成の一例を示
すものである。リモートコマンダ2には、テレビジョン
受像機1の基本的な設定を行なうための各種のキー、す
なわち、テレビジョン受像機1の電源のオン/オフする
ための電源スイッチ11、チャンネル設定を行なうため
のチャンネルキー12、12、12、・・・、チャンネ
ルアップ/ダウンキー13A及び13B、音量アップ/
ダウンキー14A及び14B、入力ソース切り換えスイ
ッチ15が配設される。
【0019】更に、この発明が適用されたテレビジョン
受像機1を操作するためのリモートコマンダ2には、テ
レビジョン受像機1のハードディスクドライブ部4を制
御するための各種のキーとして、番組ポーズキー16、
ブックマーク記録キー17、区間リピートキー18、キ
ャンセルキー19、逆転スキップ再生キー20、逆転高
速送りキー21、2倍速キー22、正転高速送りキー2
3、正転スキップキー24、オーバービュー検索キー2
5、矢印キー26A、26B、決定キー27が配設され
る。
【0020】番組ポーズキー16が押されると、受信中
の画面がその場で停止され、静止画として表示される。
その間、テレビジョン受像機1のハードディスクドライ
ブ部4に、その番組が記録される。番組ポーズキー16
が再び押されると、静止画となっている所の場面から、
ハードディスクドライブ部4に記録されている番組が再
生される。
【0021】ブックマーク記録キー17が押されると、
このとき放送されている番組をテレビジョン受像機1の
ハードディスクドライブ部4に保存させることができ
る。
【0022】区間リピートキー18により、リピート再
生が設定される。区間リピートキー18が最初に押され
ると、リピートの開始位置が設定され、区間リピートキ
ー18が次に押されると、リピートの終了位置が設定さ
れる。
【0023】キャンセルキー19は、設定された動作や
機能をキャンセルさせる際に押される。
【0024】逆転スキップ再生キー20、逆転高速送り
キー21、2倍速キー22、正転高速送りキー23、正
転スキップキー24は、変速再生を行うためのキーであ
る。ハードディスクドライブ部4に記録されている番組
を再生中に、2倍速キー22が押されると、2倍速で番
組が再生される。再び押すことで、通常速度での再生に
戻される。正転高速送りキー23が押されている間、さ
らに高速の再生がなされる。正転スキップキー24が押
されると、再生映像がスキップされる。また、逆転高速
送りキー21が押されている間、高速に逆転再生が行わ
れる。逆転スキップ再生キー20が押されると、再生映
像が逆転方向にスキップされる。
【0025】オーバービュー検索キー25、矢印キー2
6A、26B、決定キー27は、番組検索に用いられ
る。オーバービュー検索キー25が押されると、テレビ
ジョン受像機1の画面3が、中央の画面と、周囲の複数
の小画面とに分割される。周囲の小画面には、ハードデ
ィスクドライブに記録されている画面の中から、所定時
間毎の画面が表示される。矢印キー26A及び26Bの
操作により、複数の画面の中から、所望の画面が選択さ
れ、見たい場面が検索されると、決定キー27が押され
る。決定キー27が押されると、選択された画面から再
生が開始される。
【0026】図3は、この発明が適用されたテレビジョ
ン受像機1の構成の一例を示すものである。図3におい
て、アンテナ51で受信された受信信号は、チューナ回
路52に供給される。チューナ回路52には、システム
コントローラ50からチャンネル設定信号が供給され
る。チューナ回路52で、このチャンネル設定信号に基
づいて、所望の受信チャンネルの信号が選択され、この
信号が中間周波数信号に変換される。
【0027】チューナ回路52の出力が映像中間周波数
回路53に供給される。映像中間周波数回路53で、チ
ューナ回路52からの中間周波数信号が増幅され、この
信号がビデオ検波される。これにより、例えばNTSC
方式のコンポジットビデオ信号が得られる。このビデオ
信号がビデオソース切り替えスイッチ55の一方の入力
端子55Aに供給される。また、中間周波数回路53の
出力の例えば4.5MHzのビート成分から音声信号が
検波される。この出力が音声復調回路62に供給され
る。
【0028】ビデオソース切り替えスイッチ55の他方
の入力端子55Bには、外部ビデオ入力端子56からの
ビデオ信号が供給される。ビデオソース切り替えスイッ
チ55には、システムコントローラ50からセレクト信
号が供給される。ビデオソース切り替えスイッチ55に
より、受信されたテレビジョン放送に基づくビデオ信号
と、外部ビデオ入力端子56からのビデオ信号とが切り
替えられる。
【0029】ビデオソース切り替えスイッチ55の出力
がビデオ信号処理回路57に供給される。ビデオ信号処
理回路57により、NTSC方式のコンポジットビデオ
信号から輝度信号Yとクロマ信号Cとが分離され、更
に、クロマ信号Cから色差信号U、Vが復調され、コン
ポーネントビデオ信号Y、U、Vが形成される。このコ
ンポーネントビデオ信号Y、U、Vは、スイッチ回路5
8の端子58Aに供給されると共に、A/Dコンバータ
71に供給される。スイッチ回路58の他方の入力端子
58Bには、D/Aコンバータ85の出力が供給され
る。
【0030】スイッチ回路58は、受信しているテレビ
ジョン放送又は外部ビデオ入力端子56からのビデオ信
号に基づく画面と、ハードディスクドライブ80(ハー
ドディスクドライブ部4に対応する)からの再生画面と
を切り替えるためのものである。スイッチ回路58は、
記録/再生コントローラ77により制御される。すなわ
ち、記録/再生コントローラ77からの制御信号がシス
テムコントローラ50を介してスイッチ回路58に対し
て供給される。受信しているテレビジョン放送又は外部
ビデオ入力端子56からのビデオ信号に基づく画面を映
出する場合には、スイッチ回路58が端子58A側に切
り替えられる。ハードディスクドライブ80からの再生
画面を映出する場合には、スイッチ回路58が端子58
B側に切り替えられる。
【0031】スイッチ回路58の出力が映像出力回路5
9に供給される。映像出力回路59は、スイッチ回路5
8からのコンポーネットビデオ信号Y,U,Vから、3
原色信号R,G,Bを形成するマトリクス回路と、この
3原色信号R,G,Bをドライブしてカラー受像管61
に供給するための映像増幅回路とを有する。映像出力回
路59で、スイッチ回路58からのコンポーネットビデ
オ信号Y,U,Vが3原色信号R,G,Bに変換され、
カラー受像管61に供給される。
【0032】また、中間周波数回路53の出力の例えば
4.5MHzのビート成分から検波れた音声信号は、音
声復調回路62に供給される。音声復調回路62で、オ
ーディオ信号が復調される。このオーディオ信号がオー
ディオソース切り替えスイッチ63の入力端子63Aに
供給される。
【0033】オーディオソース切り替えスイッチ63の
他方の端子63Bには、外部オーディオ入力端子64か
らのオーディオ信号が供給される。オーディオソース切
り替えスイッチ63により、受信されたテレビジョン放
送に基づくオーディオ信号と、外部オーディオ入力端子
64からのオーディオ信号とが選択される。
【0034】オーディオソース切り替えスイッチ63の
出力は、スイッチ回路65の端子65Aに供給されると
共に、A/Dコンバータ75に供給される。スイッチ回
路65の他方の入力端子65Bには、D/Aコンバータ
87の出力が供給される。
【0035】スイッチ回路65は、受信しているテレビ
ジョン放送又は外部オーディオ入力端子64からのオー
ディオ信号と、ハードディスクドライブ80から再生さ
れたオーディオ信号との切り替えを行なうものである。
スイッチ回路65は、記録/再生コントローラ77によ
り制御される。すなわち、記録/再生コントローラ77
からの制御信号がシステムコントローラ50を介してス
イッチ回路58に対して供給される。受信しているテレ
ビジョン放送又は外部オーディオ入力端子64からのオ
ーディオ信号を出力する場合には、スイッチ回路65が
端子65A側に切り替えられる。ハードディスクドライ
ブ80からのオーディオ信号を出力する場合には、スイ
ッチ回路65が端子65B側に切り替えられる。
【0036】スイッチ回路65の出力がオーディオアン
プ66に供給される。オーディオアンプ66で、スイッ
チ回路65からのオーディオ信号が増幅される。このオ
ーディオ信号がスピーカ67に供給される。
【0037】ビデオ信号処理回路57からのコンポーネ
ントビデオ信号Y,U,Vは、A/Dコンバータ71に
供給される。A/Dコンバータ71で、ビデオ信号処理
回路57からのコンポーネントビデオ信号がディジタル
化される。A/Dコンバータ71の出力がフィールドメ
モリ72に供給される。この実施の一形態においては、
ビデオデータは、間引き率が1/4で間引きされる。し
たがって、フィールドメモリ72には、4フィールド毎
にビデオデータが書き込まれる。
【0038】フィールドメモリ72の出力が画像圧縮回
路73に供給される。画像圧縮回路73で、このコンポ
ーネントビデオ信号が圧縮される。画像の圧縮方式とし
ては、例えば、モーションJPEGが用いられる。画像
圧縮回路73で圧縮されたビデオデータは、例えばFI
FO(First In,First Out)からなるバッファメモリ74
に一時的に書き込まれる。
【0039】オーディオソース切り替え回路63からの
オーディオ信号は、A/Dコンバータ75に供給され
る。A/Dコンバータ75で、オーディオソース切り替
え回路63からのオーディオ信号がディジタル化され
る。A/Dコンバータ75の出力が音声圧縮回路76に
供給される。音声圧縮回路76で、オーディオ信号が圧
縮される。音声の圧縮方式としては、例えば、ノンリニ
アPCMが用いられる。音声圧縮回路76で圧縮された
オーディオ信号は、例えばFIFO(First In,First Ou
t)からなるバッファメモリ95に一時的に書き込まれ
る。
【0040】記録/再生コントローラ77の制御に基づ
き、バッファメモリ74および95からビデオデータお
よびオーディオデータが読み出される。読み出されたこ
れらのデータは、バス78を介してハードディスクドラ
イブ80に対して書き込まれる。
【0041】このハードディスクドライブ80に対する
データの書き込みは、間引きされた1フィールド分のビ
デオデータと、このビデオデータを先頭とする、連続し
た4フィールド分に対応するオーディオデータとが組み
合わされてなる1組のデータを単位としてなされる。連
続した4フィールド分のオーディオデータが先頭に格納
され、その後ろに、対応するビデオデータが1フィール
ド分格納される。ハードディスクドライブ80のアドレ
スに対して、この1組とされたデータがそれぞれ時系列
的に連続して配置される。
【0042】ハードディスクドライブ80に記録されて
いるビデオデータおよびオーディオデータは、記録/再
生コントローラ77の制御の基に、再生される。この再
生は、オーディオデータおよびビデオデータとからなる
組を単位として、書き込まれた順に、先ずオーディオデ
ータが読み出され、次にビデオデータが読み出される。
【0043】なお、この実施の一形態においては、ハー
ドディスクドライブ80に対するデータの書き込みおよ
び読み出しは、並行して行われる。これは、書き込みお
よび読み出しを、時分割処理することによってなされ
る。すなわち、ビデオデータの間引き率が1/4である
この例では、4フィールドが経過する毎に、その間の4
フィールド分のオーディオデータおよび1フィールド分
のビデオデータが書き込まれる。書き込みが終了し次の
書き込みが開始される間は、間隔tが存在する。読み出
しは、データの書き込みが終了し、次の書き込みが開始
されるまでの間になされる。書き込みから読み出し、お
よび読み出しから書き込みまでの間は、ハードディスク
ドライブ80のシーク時間ならびに回転待ち時間を考慮
した間隔t’が設けられる。
【0044】また、読み出しの際に、読み出しデータの
アドレスを上述のデータ単位で以て適宜制御すること
で、段階的な変速再生が可能とされる。すなわち、デー
タを連続的に読み出せば1倍速(通常速度)での再生と
なり、1つ置きに読み出せば2倍速再生される。同様
に、2つ置きに読み出すことで、3倍速再生とされる。
【0045】ハードディスクドライブ80から読み出さ
れ再生されたオーディオデータは、バス78を介して、
例えばFIFOからなるバッファメモリ96に一時的に
書き込まれる。同様に、ハードディスクドライブ80か
ら読み出され再生されたビデオデータは、バス78を介
して、例えばFIFOからなるバッファメモリ81に一
時的に書き込まれる。
【0046】記録/再生コントローラ77の制御に基づ
き、バッファメモリ81からビデオデータが読み出され
る。ビデオデータは、間引き率1/4で間引きされてい
るため、4フィールドの間、バッファメモリ81から同
じデータが繰り返し読み出される。読み出されたビデオ
データは、画像伸長回路82に供給される。画像伸長回
路82で、例えばモーションJPEGで圧縮されていた
ビデオデータから、コンポーネントビデオデータY,
U,Vが形成される。画像伸長回路82の出力が、マル
チ画面を形成するための画像処理回路83、フィールド
メモリ84を介して、D/Aコンバータ85に供給され
る。D/Aコンバータ85で、ディジタルビデオ信号が
アナログビデオ信号に変換される。このD/Aコンバー
タ85の出力がスイッチ回路58の端子58Bに供給さ
れる。
【0047】また、記録/再生コントローラ77の制御
に基づき、バッファメモリ96からオーディオデータが
読み出される。読み出されたオーディオデータは、音声
伸長回路86に供給される。音声伸長回路86の出力が
D/Aコンバータ87に供給される。D/Aコンバータ
87によりディジタルオーディオ信号がアナログオーデ
ィオ信号に変換される。このD/Aコンバータ87の出
力がスイッチ回路65の端子65Bに供給される。
【0048】システムコントローラ50は、テレビジョ
ン受像機1の全体の制御を行なっている。システムコン
トローラ50と、記録/再生処理コントローラ77と
は、双方向に接続される。なお、バス78に対して、記
録/再生コントローラ77のワーク用としてRAM79
が接続される。
【0049】システムコントローラ50には、受光部9
2を介して、リモートコマンダ2から入力が与えられ
る。このリモートコマンダ2からの入力に基づいて、各
種の動作が設定される。システムコントローラ50の出
力が表示発生回路94に供給される。表示発生回路94
からは、各種の動作設定状態を示す表示信号が発生され
る。この表示発生回路94の出力が映像出力回路59に
供給され、各種の動作状態が画面上に表示される。
【0050】次に、この発明による、ハードディスクド
ライブ80からのデータの再生動作について説明する。
図4は、リアルタイム放送を視聴中に、ユーザの要求に
応じて映像を遡り、任意の場面からビデオデータおよび
オーディオデータを再生して視聴する例である。当初、
スイッチ回路58および65では、それぞれ端子58A
および65Aが選択され、画面3(テレビ受像管61)
に対して図4Aに示される、リアルタイム放送による映
像が区間a0 ,a1 ,・・・と映出され、スピーカ67
からリアルタイム放送に基づく音声が再生される。
【0051】例えばユーザが時点Aで、区間a1 の先頭
に遡り映像を再生させたいとする。時点Aでリモートコ
マンダ2の逆転高速送りキー21が押される。このコマ
ンドは、受光部92で受光され、システムコントローラ
50を介して記録/再生コントローラ77に供給され
る。記録/再生コントローラ77でハードディスクドラ
イブ80の読み出しが制御され、高速での逆転再生がな
される(図4B)。それと共に、システムコントローラ
50の制御に基づき、スイッチ回路58および65で端
子58Bおよび65Bがそれぞれ選択される。画面3に
映出される映像は、リアルタイム放送による映像からハ
ードディスクドライブ80から再生された映像に切り替
えられる(図4Cの時点A)。
【0052】ユーザは、画面3に逆転で高速に再生され
映出された映像を見て、希望する場面が現れた時点B
(この例では、区間a1 の先頭)で逆転高速送りキー2
1を離す。すると、その旨システムコントローラ50を
介して記録/再生コントローラ77に伝えられ、ハード
ディスクドライブ80から通常速度でのデータの読み出
しがなされる。区間a1 からの通常速度で再生された映
像が画面3に映出される。
【0053】ユーザは、希望した区間a1 の再生が終了
すると、例えば時点Cで、リアルタイム放送による映像
に戻るために、例えばリモートコマンダ2のキャンセル
キー19を押す。このキャンセルキー19によるコマン
ドがシステムコントローラ50に供給され、スイッチ回
路50および65において端子58Aおよび65Aがそ
れぞれ選択される。これにより、画面3に映出される映
像が、ハードディスクドライブ80から再生された映像
からリアルタイム放送による映像へと切り替えられる。
画面3には、リアルタイム放送による区間a4 からの映
像が映出される。また、それと共に、記録/再生コント
ローラ77に対して、ハードディスクドライブ80から
のデータの読み出しを中止するように指示が出される。
【0054】図5は、逆転再生を行う場合のディスクア
クセスの例について概略的に示す。映像信号および音声
信号が図5Aおよび図5Bに示されるように供給され
る。なお、この図では、区間r0 ,r1 ,・・・、区間
0 ,s1 ,・・・などは、フィールド単位で表されて
いる。入力された映像信号および音声信号は、リアルタ
イムで圧縮符号化などの処理を施されそれぞれビデオデ
ータおよびオーディオデータとされ、ハードディスクド
ライブ80に書き込まれる。上述したように、書き込み
は、4フィールド毎になされる。4フィールド中の最初
の1フィールドのビデオデータと、4フィールド分のオ
ーディオデータとが1組とされ書き込まれ記録される
(図5C)。
【0055】時点Aで逆転高速送りキー21が押され
る。時点Aは、このようにフィールド単位で見た場合、
例えばハードディスクドライブ80に対してデータが書
き込まれる点から次のデータが書き込まれるまでの4フ
ィールド間の任意の点である。キー21が押された後の
最初の書き込み(オーディオデータs24〜s27,ビデオ
データr24)が終了すると、所定の間隔t’をおいて読
み出しが開始される。先ず、直前に書き込まれたデー
タ、すなわち、オーディオデータs24〜s27,ビデオデ
ータr24が読み出される(図5D)。読み出されたデー
タは、読み出しが終了した直後のフィールドに同期され
て再生される(図5E,図5F)。
【0056】以下、逆転高速送りキー21が離されるま
で、時系列的に逆方向に向かい、所定の間隔でデータが
飛び越されて読み出しがなされる。この例では、2つの
データが飛び越され、3倍速度で逆転再生される。
【0057】時点Bで逆転高速送りキー21が離され
る。時点Bは、例えばハードディスクドライブ80から
データが読み出される点から次の読み出しがなされるま
での4フィールド間の任意の点である。キー21が離さ
れた時点Bの次の読み出しは、逆転高速送りに基づく読
み出しが持続される。この読み出しを開始点として、1
倍速再生が開始される。以下、キャンセルキー19が押
されるまで、順次データの読み出しがなされる。
【0058】このようにハードディスクドライブ80に
対するアクセスを制御することによって、図5Gに示さ
れるように、リアルタイム放送による映像に続けて、高
速逆転による映像が映出され、さらに、高速逆転によっ
てサーチされた場面から1倍速再生が開始される。後述
する、他の再生方法においても、この制御に倣ってハー
ドディスクドライブ80の書き込みおよび読み出しが制
御される。
【0059】図6は、上述の図4に示される例と同様に
してリアルタイム放送を視聴中に、ユーザの要求に応じ
て映像を遡り、任意の場面からビデオデータおよびオー
ディオデータを再生した後に、早送りサーチ(高速正転
再生)または1倍速を越える速度での再生を行い、再生
映像をリアルタイム放送による映像に追い付かせる例で
ある。再生映像がリアルタイム放送による映像に追い付
いたら、映像出力を、ハードディスクドライブ80から
の再生映像から、リアルタイム放送による映像へと切り
替える。
【0060】この場合、上述と同様にして高速逆転再生
および1倍速再生がなされた後に、時点Cで例えば高速
正転再生キー23が押される。すると、システムコント
ローラ50を介して記録/再生コントローラ77に対し
て高速正転再生を行うように指示が出される。記録/再
生コントローラ77の制御に基づき、ハードディスクド
ライブ80において、高速再生が行われる。
【0061】区間a1 に続けて、区間a2 ,a3 ,・・
・と連続的に高速再生される(図6B)。そして、再生
映像がリアルタイム放送による映像に追い付くと、スイ
ッチ回路58および65が、端子58Bおよび端子65
Bから端子58Aおよび端子65Aへと切り替えられ
る。この例では、区間a5 の高速再生が終了した時点D
で映像が追い付き、区間a6 でリアルタイム放送による
映像に切り替えられる。再生映像がリアルタイム放送に
よる映像に追い付いたかどうかは、例えば書き込みのア
ドレスと読み出しのアドレスとが近接しているかどう
か、あるいは同一であるかどうかで判断することが可能
である。
【0062】図7は、リアルタイム放送による映像を再
生中に映像を一時停止(ポーズ)させ静止画像を表示さ
せ、ポーズが解除された際に、ポーズ映像に後続する映
像を続けて再生するようにした例である。時点Aでリモ
ートコマンダ2の番組ポーズキー16が押されると、ス
イッチ回路58において端子58Bが選択されると共
に、ポーズの指定がなされたときにフィールドメモリ8
4に書き込まれているビデオデータが繰り返し読み出さ
れる。また、ポーズの場合には、システムコントローラ
50によりオーディオアンプ66が制御され、消音され
る。
【0063】再び番組ポーズキー16が押されると、ポ
ーズ状態が解除される(時点B)。ポーズ状態が解除さ
れると、ポーズが指定された時点Aに後続するデータが
ハードディスクドライブ80から順次読み出され再生さ
れる。
【0064】なお、ポーズ映像の表示は、時点Aの直前
にハードディスクドライブ80に書き込まれたデータを
読み出すことで行ってもよい。読み出されたビデオデー
タは、画像伸長回路82および画面処理回路83を介し
てフィールドメモリ84に書き込まれる。そして、ポー
ズ期間tの間、フィールドに同期され、フィールドメモ
リ84に書き込まれたこのビデオデータが繰り返し読み
出され、再生される。
【0065】図8は、ポーズが解除された後、早送りサ
ーチまたは1倍速を越える速度での再生を行い、再生映
像をリアルタイム放送による映像に追い付かせる例であ
る。この例では、ポーズが解除された後に、上述の図6
を用いて説明した例に倣い、高速正転再生あるいは1倍
を越える速度での再生を行い、リアルタイム放送による
映像に再生映像が追い付いたら、映像出力を、ハードデ
ィスクドライブ80からの再生映像から、リアルタイム
放送による映像へと切り替える。
【0066】次に、この実施の一形態による、画面3の
表示について説明する。上述したような、ハードディス
クドライブ80からの再生映像を画面3に対して映出さ
せる際に、その旨を何らかの方法によって通知しない
と、ユーザは、それと知らずに延々とハードディスクド
ライブ80からの再生映像を見続けるおそれがある。こ
こでは、その通知を画面3に対する表示で以て行う。な
お、以下に説明する画面3に対する表示は、システムコ
ントローラ50の制御に基づき表示発生回路94で発生
され、映像出力回路59でスイッチ回路58の出力と合
成されるものである。
【0067】図9は、画面3の全体に再生映像が映出さ
れる場合の例である。図9Aは、再生映像が映出された
画面3の所定の位置に、リアルタイム放送による映像と
再生映像との時間差Δtを、時間差表示100として文
字キャラクタによって表示させた例である。時間差Δt
は、例えばハードディスクドライブ80から読み出され
るデータのアドレスから求めることができる。
【0068】図9Bは、図9Aにおいて文字キャラクタ
によって表示された時間差Δtを、アイコン101およ
び102によって表現した例である。アイコン101
は、現在時刻を表しており、固定的に表示される。アイ
コン102は、画面3に現在表示されている再生映像が
ハードディスクドライブ80に書き込まれた時刻を表し
ている。すなわち、アイコン101とアイコン102と
の間隔が時間差Δtとなる。したがって、高速逆転再生
が行われている場合やポーズ状態のときには、この間隔
は、どんどん広くなる。逆に、高速正転再生や1倍速を
越える速度で再生が行われている場合には、この間隔が
近づく方向にアイコン102が移動する。1倍速再生の
場合には、間隔は変化しない。
【0069】なお、表示103は、時刻の変化を示し、
右から左へと移動しているように常に表示が変化する。
これは、アイコン101と組み合わせて用いることで、
時刻が刻々と変化する様子が表現される。また、アイコ
ン101および102は、図に示されるような単なる記
号ではなく、それぞれ意味を持たせたデザインとする
と、より好ましい。
【0070】図9Cは、画面3の最外周に、現在再生映
像が映出されていることを示す枠104が表示される例
である。なお、図9A〜図9Cで示した各表示は、リア
ルタイム放送による映像を表示しているときには、表示
されない。また、これら図9A〜図9Cにそれぞれ示さ
れる表示は、互いに組み合わせることも可能である。
【0071】図10は、ツインピクチャ方式による表示
の例である。このツインピクチャ方式では、図3Aに示
されるように、画面3が主画面3Aと副画面3Bとに分
割され、それぞれ異なる映像が表示される。この例で
は、主画面3Aにリアルタイム放送による映像が映出さ
れ、副画面3Bに再生映像が表示される。
【0072】図10B,図10C,図10Dは、上述の
図9A,図9B,図9Cにそれぞれ対応するものであ
る。すなわち、図10Bでは、副画面3Bに時間差表示
100’が表示される。また、図10Cに示される例で
は、副画面3Bに現在時刻を表すアイコン101と再生
映像のハードディスクドライブ80に対する書き込み時
刻を表すアイコン102とが表示され、さらに時刻の変
化を示す表示103が表示される。図10Dでは、副画
面3Bの最外周に、再生映像が表示されていることを示
す枠104が表示される。
【0073】図11は、PIP(ピクチャ・イン・ピク
チャ)方式による表示の例である。このPIP方式で
は、画面3に対して、親画面3Dの中に親画面3Dより
サイズの小さな子画面3Cが配置される。この例では、
親画面3Dに対して再生映像が表示され、子画面3Cに
対してリアルタイム放送による映像が表示される。な
お、この表示は逆にすることも可能である。図11B,
図11C,図11Dは、上述の図9A,図9B,図9C
にそれぞれ対応し、このPIP方式による表示でも、上
述と同様に、再生映像が表示される親画面3Dに対し
て、表示された画面が再生映像であることを示す表示が
なされる。
【0074】なお、これらツインピクチャ方式や、PI
P方式による表示は、ハードディスクドライブ80から
読み出され再生されたビデオデータと、フィールドメモ
リ72から読み出されたビデオデータとを、画面処理回
路83およびフィールドメモリ84によって合成するこ
とによって得られる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、リアルタイム放送によるオーディオデータおよびビ
デオデータが常にハードディスクドライブに対して記録
されており、記録されたデータを様々な方法で再生する
ことができるようにされている。そのため、リアルタイ
ム放送による番組を見ていて、見逃した場面があったよ
うな場合でも、ユーザの見たい任意の場面まで遡って、
見逃した場面を見直すことができる効果がある。
【0076】同様に、リアルタイム放送による番組をポ
ーズさせ、例えば別の用事を済ませた後に、ポーズを解
除しポーズさせた場面に後続する場面を視聴することが
できるという効果がある。
【0077】さらに、この発明によれば、リアルタイム
放送による映像、すなわち現在放送されている映像と、
ハードディスクドライブから再生された映像との区別を
容易に認識できる効果がある。
【0078】また、この発明が適用されたテレビジョン
受像機を用いることにより、時間に拘束されずにテレビ
ジョン放送を楽しむことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す略線図である。
【図2】テレビジョン受像機を操作するためのリモート
コマンダの構成の一例を示す略線図である。
【図3】この発明が適用されたテレビジョン受像機の構
成の一例を示すブロック図である。
【図4】任意の場面からビデオデータおよびオーディオ
データを再生して視聴する例を示す略線図である。
【図5】逆転再生を行う場合のディスクアクセスの例に
ついて概略的に示す図である。
【図6】再生映像をリアルタイム放送による映像に追い
付かせる例を示す略線図である。
【図7】リアルタイム放送による映像をポーズさせ、ポ
ーズ解除後にポーズ映像に後続する映像を続けて再生す
るようにした例を示す略線図である。
【図8】ポーズが解除された後、再生映像をリアルタイ
ム放送による映像に追い付かせる例を示す略線図であ
る。
【図9】画面の全体に再生映像が映出される場合の、再
生映像であることを通知する例を示す略線図である。
【図10】ツインピクチャ方式を用いた場合の、再生映
像であることを通知する例を示す略線図である。
【図11】PIP方式を用いた場合の、再生映像である
ことを通知する例を示す略線図である。
【図12】従来技術による、番組を絶えず記録媒体に記
録するようなテレビジョン受像機の動作の一例を示す略
線図である。
【符号の説明】
1・・・テレビジョン受像機、2・・・リモートコマン
ダ、3・・・画面、4・・・ハードディスクドライブ
部、16・・・番組ポーズキー、19・・・キャンセル
キー、21・・・高速逆転再生キー、23・・・高速正
転再生キー、50・・・システムコントローラ、58,
65・・・スイッチ回路、74,81,95,96・・
・バッファメモリ、77・・・記録/再生コントロー
ラ、80・・・ハードディスクドライブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 仁 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 岡本 直樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信されるテレビジョン放送を絶えず記録
    する記録媒体と、 上記記録媒体への上記記録と上記記録媒体からの再生と
    を並行して行うように制御する記録媒体制御手段と、 上記再生による映像が表示されていることを通知する通
    知手段とを有することを特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の映像表示装置におい
    て、 上記通知手段による上記通知は、上記受信されるテレビ
    ジョン放送と上記再生による映像との時間差の表示であ
    ることを特徴とする映像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の映像表示装置におい
    て、 上記時間差の表示は、アイコンによってなされることを
    特徴とする映像表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の映像表示装置におい
    て、 上記通知手段による上記通知は、上記再生による映像に
    対する枠表示であることを特徴とする映像表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の映像表示装置におい
    て、 上記受信されるテレビジョン放送と上記再生による映像
    とが1画面内に同時に表示されることを特徴とする映像
    表示装置。
  6. 【請求項6】受信されるテレビジョン放送を絶えず記録
    する記録媒体と、 上記記録媒体への上記記録と上記記録媒体からの再生と
    を並行して行うように制御する記録媒体制御手段と、 上記テレビジョン放送による映像を静止させて表示する
    静止映像表示手段と、 上記静止による映像が表示されていることを通知する通
    知手段とを有することを特徴とする映像表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の映像表示装置におい
    て、 上記通知手段による上記通知は、上記受信されるテレビ
    ジョン放送と上記静止による映像との時間差の表示であ
    ることを特徴とする映像表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の映像表示装置におい
    て、 上記時間差の表示は、アイコンによってなされることを
    特徴とする映像表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の映像表示装置におい
    て、 上記通知手段による上記通知は、上記静止による映像に
    対する枠表示であることを特徴とする映像表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の映像表示装置におい
    て、 上記受信されるテレビジョン放送と上記静止による映像
    とが1画面内に同時に表示されることを特徴とする映像
    表示装置。
  11. 【請求項11】受信されるテレビジョン放送を絶えず記
    録媒体に記録するステップと、 上記記録媒体への上記記録と上記記録媒体からの再生と
    を並行して行うように制御するステップと、 上記再生による映像が表示されていることを通知するス
    テップとを有することを特徴とする映像表示方法。
  12. 【請求項12】受信されるテレビジョン放送を絶えず記
    録媒体に記録するステップと、 上記記録媒体への上記記録と上記記録媒体からの再生と
    を並行して行うように制御するステップと、 上記テレビジョン放送による映像を静止させて表示する
    ステップと、 上記静止による映像が表示されていることを通知するス
    テップとを有することを特徴とする映像表示方法。
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