JPH10322641A - ビデオ信号処理装置及び方法 - Google Patents

ビデオ信号処理装置及び方法

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Publication number
JPH10322641A
JPH10322641A JP9125372A JP12537297A JPH10322641A JP H10322641 A JPH10322641 A JP H10322641A JP 9125372 A JP9125372 A JP 9125372A JP 12537297 A JP12537297 A JP 12537297A JP H10322641 A JPH10322641 A JP H10322641A
Authority
JP
Japan
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signal
video signal
mask
circuit
video
Prior art date
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Pending
Application number
JP9125372A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Fujiwara
孝芳 藤原
Shinichi Suenaga
信一 末永
Kosuke Yoshimura
幸祐 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH10322641A publication Critical patent/JPH10322641A/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力側のビデオ信号のフィールド周波数と出
力側のビデオ信号のフィールド周波数の違いに対応でき
ると共に、入力ビデオ信号をコマ落としし、同一のビデ
オ信号を複数回連続して読み出せるようにする。 【解決手段】 フィールドメモリ101には、入力側の
ビデオ信号に基づくタイミングでビデオ信号が書き込ま
れ、基準信号のタイミングで読み出される。マスク信号
発生回路112からは、コマ落としをする期間に基づい
て、マスク信号MA1が発生される。マスク信号発生回
路113からは、出力されるビデオ信号のフィールドの
遷移期間に基づいて、マスク信号MA2が発生される。
読み出し側のビデオ信号に基づいくマスク信号MA1及
びMA2から形成されたマスク信号MA3で、書き込み
側の制御信号をマスクする。これにより、安定した期間
でコマ落としができると共に、出力されるビデオ信号の
フィールドの遷移期間では、書き込みが起こらなくな
り、読み出しアドレスと書き込みアドレスの追越しが発
生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非標準ビデオ信
号を安定した同期信号のビデオ信号に変換すると共に、
ビデオ信号を固定長で圧縮するために、入力ビデオ信号
をコマ落としし、同一フィールドのビデオ信号を複数回
連続して出力させるのに用いて好適なビデオ信号処理装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送を楽しんでいる最中
に、突然、電話の呼出しが鳴ったり、来客があり、放送
番組を見逃してしまうことが良くある。テレビジョン放
送番組を見逃してしまうと、再放送される番組を除い
て、その番組は二度と見ることはできない。短期間のう
ちに再放送される番組はまれであり、ニュース番組やス
ポーツ番組は、殆どの場合には、再放送されていない。
したがって、多くの場合、テレビジョン放送番組を見逃
してしまうと、その番組は二度と見ることはできないこ
とになる。
【0003】また、映画やドラマの名場面、重要人物の
インタビュー、スポーツ番組のハイライトシーン等、放
送番組を見ていて、保存しておきたい場面が突然に始ま
る場合がある。このような場合、直ちにVTRをセット
しても、その場面に間に合わず、その場面を録画できな
いようなことが良くある。
【0004】そこで、本願発明者は、放送番組を見てい
る最中に、その番組を絶えず記録媒体に記録するような
テレビジョン受像機を提案している。このようなテレビ
ジョン受像機では、突然の電話の呼出しや来客があって
も、その番組を遡って再生することができ、番組を見逃
すことがなくなる。また、その番組を簡単に保存してお
くことができ、記録しておきたい番組が突然始まっても
対処できる。
【0005】また、本願発明者は、このように番組を絶
えず記録媒体に記録するようなテレビジョン受像機にお
ける記録媒体として、ハードディスクドライブを用いる
ことを提案している。従来、ビデオ信号を記録する記録
媒体としては、磁気テープが広く用いられている。とこ
ろが、磁気テープはアクセス速度が遅く、このようなテ
レビジョン受像機に用いられる記録媒体として用いるの
は困難である。また、半導体メモリを用いることが考え
られるが、大容量の半導体メモリは非常に高価であると
共に、半導体メモリでは、電源が落とされると保存して
おいた番組が消えてしまい、番組を長く保存しておくよ
うな場合に不向きである。これに対して、ハードディス
クドライブは、大容量で、アクセス速度も十分に速い。
【0006】このように、番組を絶えずハードディスク
に記録するようにすると、高速アクセスが可能で、長時
間の番組の記録が可能である。
【0007】ところで、ビデオデータをそのままハード
ディスクドライブに記録すると、データ量が膨大とな
り、長時間記録が難しくなる。そこで、ビデオ信号の間
引き処理や、データ圧縮処理を行なって、データ量を減
少させ、記録時間を増大させることが考えられる。
【0008】高能率のビデオ信号の圧縮符号としては、
MPEG(Moving Picture ExpertsGroup)方式が知ら
れている。ところが、MPEG方式は、時間領域の圧縮
を行なっているため、静止画再生や変速再生が困難であ
る。
【0009】そこで、このように受信画面をハードディ
スクドライブに記録するような場合には、例えばモーシ
ョンJPEG(Joint Photographic Experts Gropup )
方式を使って、ビデオ信号を圧縮することが考えられ
る。モーションJPEG方式では、時間領域の圧縮が行
なわれないため、静止画再生や変速再生が容易である。
【0010】更に、モーションJPEGでビデオ信号を
圧縮する場合、各フィールドの符号量が等しくなるよう
にすると、記録時間とハードディスクドライブのアドレ
スとが対応関係となるため、簡単なアドレス演算によ
り、所望の画面を簡単にアクセスすることができる。
【0011】モーションJPEG方式で、固定長で圧縮
するためには、ある量子化テーブルを使って1フィール
ドのビデオ信号を圧縮して符号量を求め、この符号量と
所定の符号量との誤差を求めて最適な量子化テーブルを
決定し、この量子化テーブルを使って、ビデオ信号を圧
縮していく必要がある。このため、入力ビデオ信号をフ
ィールドメモリに取り込み、同一フィールドのビデオ信
号を連続して出力させて、符号量の見積りを行なう必要
がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、フィールドメ
モリを用意し、例えば1/4フィールドのコマ落としを
する場合には、4フィールドに1フィールドビデオ信号
を取り込むようにライトイネーブル信号を与え、例えば
3フィールド分連続して読み出して、符号量の見積りを
行なってビデオ信号を圧縮することが考えられる。
【0013】ところが、入力ビデオ信号が非標準ビデオ
信号の場合、入力ビデオ信号の水平周波数と出力ビテオ
信号の水平周波数とは完全に一致していないことがあ
る。このため、1つのフィールドメモリでは、読み出し
アドレスと書き込みアドレスとの追い越しが生じること
があり、安定した画面が得られない。
【0014】そこで、フィールドメモリを2個用意し、
これらのフィールドメモリにフィールド毎に交互に入力
ビデオ信号を書き込み、何れかのフィールドメモリのデ
ータを2度読み出すか、或いは飛ばし読みを行なって、
書き込みアドレスと読み出しアドレスとの追越しが画面
内で生じることを防止するようにすることが考えられ
る。ところが、2つのフィールドメモリを用いた構成で
は、回路規模が増大すると共に、コストアップとなる。
【0015】したがって、この発明の目的は、入力側の
ビデオ信号のフィールド周波数と出力側のビデオ信号の
フィールド周波数の違いに対応できると共に、入力ビデ
オ信号をコマ落としし、同一のビデオ信号を複数回連続
して読み出せるようにしたビデオ信号の処理装置及び方
法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明
は、入力側のビデオ信号に基づくタイミングでビデオ信
号を画像メモリに書き込み、基準信号のタイミングで画
像メモリに蓄えられているビデオ信号読み出すようにし
たビデオ信号処理装置において、入力側のビデオ信号に
基づくタイミングで書き込み制御信号を発生する書き込
み制御手段と、基準信号に基づくタイミングで読み出し
制御信号を発生する読み出し制御手段と、基準信号のタ
イミングに基づいてマスク信号を発生するマスク信号発
生手段とを備え、マスク信号により書き込み制御信号を
制限するようにしたことを特徴とするビデオ信号の処理
装置である。
【0017】請求項2に係わる発明では、マスク信号
は、出力されるビデオ信号のフィールドの遷移期間に基
づいて発生させるようにしている。
【0018】請求項3に係わる発明では、マスク信号を
コマ落としをする期間に基づいて発生させるようにして
いる。
【0019】請求項4に係わる発明は、入力側のビデオ
信号に基づくタイミングでビデオ信号を画像メモリに書
き込み、基準信号のタイミングで画像メモリに蓄えられ
ているビデオ信号読み出すようにしたビデオ信号処理方
法において、入力側のビデオ信号に基づくタイミングで
書き込み制御信号を発生し、基準信号に基づくタイミン
グで読み出し制御信号を発生すると共に、基準信号のタ
イミングに基づいてマスク信号を発生し、マスク信号に
より書き込み制御信号を制限するようにしたことを特徴
とするビデオ信号の処理方法である。
【0020】出力されるビデオ信号のフィールドの遷移
期間に基づいて、マスク信号を発生させると共に、コマ
落としをする期間に基づいて、マスク信号を発生させ
る。このように、読み出し側のビデオ信号に基づいて形
成されたマスク信号で、書き込み側の制御信号をマスク
する。これにより、安定した期間でコマ落としができる
と共に、出力されるビデオ信号のフィールドの遷移期間
では、書き込みが起こらなくなり、読み出しアドレスと
書き込みアドレスの追越しが発生しない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。この発明は、テレビジョ
ン受像機にハードディスクドライブが内蔵されているテ
レビジョン受像機に適用できる。このようなハードディ
スクドライブが備えられたテレビジョン受像機では、見
逃したシーンや再度見たいシーンを遡って再生したり、
所望の番組を記録再生したりというようなことが可能に
なる。
【0022】図1は、この発明が適用されたテレビジョ
ン受像機の構成を示すものである。図1において、アン
テナ1で受信された受信信号は、チューナ回路2に供給
される。チューナ回路2には、システムコントローラ1
0からチャンネル設定信号が供給される。チューナ回路
10で、このチャンネル設定信号に基づいて、所望の受
信チャンネルの信号が選択され、この信号が中間周波数
信号に変換される。
【0023】チューナ回路2の出力が映像中間周波数回
路3に供給される。映像中間周波数回路3で、チューナ
回路2からの中間周波数信号が増幅され、この信号がビ
デオ検波される。これにより、例えばNTSC方式のコ
ンポジットビデオ信号が得られる。このビデオ信号がビ
デオソース切り替えスイッチ5の一方の入力端子5Aに
供給される。また、中間周波数回路3の出力の例えば
4.5MHzのビート成分から音声信号が検波される。
この出力が音声復調回路12に供給される。
【0024】ビデオソース切り替えスイッチ5の他方の
入力端子5Bには、外部ビデオ入力端子6からのビデオ
信号が供給される。ビデオソース切り替えスイッチ5に
は、システムコントローラ10からセレクト信号が供給
される。ビデオソース切り替えスイッチ5により、受信
されたテレビジョン放送に基づくビデオ信号と、外部ビ
デオ入力端子6からのビデオ信号とが切り替えられる。
【0025】ビデオソース切り替えスイッチ5の出力が
ビデオ信号処理回路7に供給される。ビデオ信号処理回
路7により、NTSC方式のコンポジットビデオ信号か
ら輝度信号Yとクロマ信号Cとが分離され、更に、クロ
マ信号Cから色差信号U、Vが復調され、コンポーネン
トビデオ信号Y、U、Vが形成される。このコンポーネ
ントビデオ信号Y、U、Vは、スイッチ回路8の端子8
Aに供給されると共に、ビデオ信号をハードディスクド
ライブ30に保存するために、A/Dコンバータ21に
供給される。スイッチ回路8の他方の入力端子8Bに
は、ハードディスクドライブ30からの再生画面を出力
するために、D/Aコンバータ35の出力が供給され
る。
【0026】スイッチ回路8は、受信しているテレビジ
ョン放送又は外部ビデオ入力端子6からのビデオ信号に
基づく画面と、ハードディスクドライブ30からの再生
画面とを切り替えるためのものである。スイッチ回路8
は、システムコントローラ10により制御される。受信
しているテレビジョン放送又は外部ビデオ入力端子6か
らのビデオ信号に基づく画面を映出する場合には、スイ
ッチ回路8が端子8A側に切り替えられる。ハードディ
スクドライブ30からの再生画面を映出する場合には、
スイッチ回路8が端子8B側に切り替えられる。
【0027】スイッチ回路8の出力が映像出力回路9に
供給される。映像出力回路9は、スイッチ回路8からの
コンポーネットビデオ信号Y、U、Vから、3原色信号
R、G、Bを形成するマトリクス回路と、この3原色信
号R、G、Bをドライブしてカラー受像管11に供給す
るための映像増幅回路とを有する。映像出力回路9で、
スイッチ回路8からのコンポーネントビデオ信号Y、
U、Vが3原色信号R、G、Bに変換され、カラー受像
管11に供給される。
【0028】また、中間周波数回路3の出力の例えば
4.5MHzのビート成分から検波れた音声信号は、音
声復調回路12に供給される。音声復調回路12で、オ
ーディオ信号が復調される。このオーディオ信号がオー
ディオソース切り替えスイッチ13の入力端子13Aに
供給される。
【0029】オーディオソース切り替えスイッチ13の
他方の端子13Bには、外部オーディオ入力端子14か
らのオーディオ信号が供給される。オーディオソース切
り替えスイッチ13により、受信されたテレビジョン放
送に基づくオーディオ信号と、外部オーディオ入力端子
14からのオーディオ信号とが選択される。
【0030】オーディオソース切り替えスイッチ13の
出力は、スイッチ回路15の端子15Aに供給されると
共に、音声信号をハードディスクドライブ30に保存す
るために、A/Dコンバータ25に供給される。スイッ
チ回路15の他方の入力端子15Bには、ハードディス
クドライブ30からの音声信号を出力するために、D/
Aコンバータ38の出力が供給される。
【0031】スイッチ回路15は、受信しているテレビ
ジョン放送又は外部オーディオ入力端子14からのオー
ディオ信号と、ハードディスクドライブ30から再生さ
れたオーディオ信号との切り替えを行なうものである。
スイッチ回路15は、システムコントローラ10により
制御される。受信しているテレビジョン放送又は外部オ
ーディオ入力端子14からのオーディオ信号を出力する
場合には、スイッチ回路15が端子15A側に切り替え
られる。ハードディスクドライブ30からのオーディオ
信号を出力する場合には、スイッチ回路15が端子15
B側に切り替えられる。
【0032】スイッチ回路15の出力がオーディオアン
プ16に供給される。オーディオアンプ16で、スイッ
チ回路15からのオーディオ信号が増幅される。このオ
ーディオ信号がスピーカ17に供給される。
【0033】また、ビデオ信号処理回路7からのコンポ
ーネントビデオ信号Y、U、Vは、ハードディスクドラ
イブ30で保存するために、A/Dコンバータ21に供
給される。A/Dコンバータ21で、ビデオ信号処理回
路17からのコンポーネントビデオ信号がディジタル化
される。A/Dコンバータ21の出力がフィールドメモ
リ22に供給される。フィールドメモリ22の出力が画
像圧縮回路23に供給される。画像圧縮回路23で、こ
のコンポーネントビデオ信号が圧縮される。画像の圧縮
方式としては、例えば、モーションJPEGが用いら
れ、1フィールドの符号量が等しくなるように圧縮され
る。画像圧縮回路23で圧縮されたビデオデータは、バ
ッファメモリ24を介して、バス29に送出される。
【0034】オーディオソース切り替え回路13からの
オーディオ信号は、ハードディスクドライブ30で保存
するために、A/Dコンバータ25に供給される。A/
Dコンバータ25で、オーディオソース切り替え回路1
3からのオーディオ信号がディジタル化される。A/D
コンバータ25の出力が音声圧縮回路26に供給され
る。音声圧縮回路26で、オーディオ信号が圧縮され
る。音声の圧縮方式としては、例えば、ノンリニアPC
Mが用いられる。音声圧縮回路26で圧縮されたオーデ
ィオデータは、バッファアンプ28を介して、バス29
に送出される。
【0035】バッファメモリ24からのビデオデータ
と、音声圧縮回路26からのオーディオデータは、固定
長のブロックに合成される。各ブロックには、ブロック
を識別するための所定のヘッダが設けられる。
【0036】このように、ブロック化されたビデオデー
タとオーディオデータが、CPU(Central Processing
Unit )からなる記録/再生コントローラ27の制御の
基に、バス29を介して、ハードディスクドライブ30
に記録される。これにより、ハードディスクドライブ3
0にビデオデータ及オーディオデータが貯えられる。
【0037】ハードディスクドライブ30に記録されて
いるビデオデータ及び及びオーディオデータは、記録/
再生コントローラ27の制御の基に、再生される。ハー
ドディスクドライブ30からの再生データは、バス29
を介して、バッファメモリ31及び36に供給される。
【0038】バッファメモリ31からのビデオデータ
は、画像伸長回路32に供給される。画像伸長回路32
で、例えばモーションJPEGで圧縮されていたビデオ
データから、コンポーネントビデオデータY、U、Vが
形成される。画像伸長回路32の出力が、マルチ画面を
形成するための画像処理回路33、フィールドメモリ3
4を介して、D/Aコンバータ35に供給される。D/
Aコンバータ35で、ディジタルビデオ信号がアナログ
ビデオ信号に変換される。このD/Aコンバータ35の
出力がスイッチ回路8の端子8Bに供給される。
【0039】また、バッファメモリ36からのオーディ
オデータは、音声伸長回路37に供給される。音声伸長
回路37の出力がD/Aコンバータ38に供給される。
D/Aコンバータ38によりディジタルオーディオ信号
がアナログオーディオ信号に変換される。このD/Aコ
ンバータ38の出力がスイッチ回路15の端子15Bに
供給される。
【0040】システムコントローラ10は、テレビジョ
ン受像機の全体の制御を行なっている。システムコント
ローラ10と、記録/再生処理コントローラ27とは、
双方向に接続される。
【0041】システムコントローラ10には、受光部4
2を介して、リモートコマンダ52から入力が与えられ
る。このリモートコマンダ52からの入力に基づいて、
各種の動作が設定される。システムコントローラ10の
出力が表示発生回路44に供給される。表示発生回路4
4からは、各種の動作設定状態を示す表示信号が発生さ
れる。この表示発生回路44の出力が映像出力回路9に
供給され、各種の動作状態が画面上に表示される。ま
た、システムコントローラ10に対して、タイマ45が
設けられる。タイマ45は、番組を保存する時間を設定
する際に用いられる。
【0042】この発明が適用されたテレビジョン受像機
は、図2に示すように、リモートコマンダ52を用いて
操作することができる。
【0043】リモートコマンダ52には、テレビジョン
受像機の基本的な設定を行なうための各種のキー、すな
わち、テレビジョン受像機の電源のオン/オフするため
の電源スイッチ61、チャンネル設定を行なうためのチ
ャンネルキー62、62、62、・・・、チャンネルア
ップ/ダウンキー63A及び63B、音量アップ/ダウ
ンキー64A及び64B、入力ソース切り換えスイッチ
65が配設される。
【0044】更に、この発明が適用されたテレビジョン
受像機を操作するためのリモートコマンダ52には、テ
レビジョン受像機のハードディスクドライブ30の記録
/再生を制御するための各種のキーとして、番組ポーズ
キー66、ブックマーク記録キー67、区間リピートキ
ー68、キャンセルキー69、逆転スキップ再生キー7
0、逆転高速送りキー71、2倍速キー72、正転高速
送りキー73、正転スキップキー74、オーバービュー
検索キー75、矢印キー76A、76B、決定キー77
が配設される。
【0045】番組ポーズキー66が押されると、受信中
の画面がその場で停止され、静止画として表示される。
その間、テレビジョン受像機のハードディスクドライブ
30に、その番組が記録される。番組ポーズキー66が
再び押されると、静止画となっている所の場面から、ハ
ードディスクドライブ30に記録されている番組が再生
される。
【0046】ブックマーク記録キー67が押されると、
このとき放送されている番組をテレビジョン受像機のハ
ードディスクドライブ30に保存させることができる。
【0047】区間リピートキー68により、リピート再
生が設定される。区間リピートキー68が最初に押され
ると、リピートの開始位置が設定され、区間リピートキ
ー68が次に押されると、リピートの終了位置が設定さ
れる。
【0048】キャンセルキー69は、設定された動作や
機能をキャンセルさせる際に押される。
【0049】逆転スキップ再生キー70、逆転高速送り
キー71、2倍速キー72、正転高速送りキー73、正
転スキップキー74は、変速再生行なうためのキーであ
る。
【0050】オーバービュー検索キー75、矢印キー7
6A、76B、決定キー77は、番組検索に用いられ
る。オーバービュー検索キー75が押されると、テレビ
ジョン受像機の画面が、中央の画面と、周囲の複数の小
画面とに分割される。周囲の小画面には、ハードディス
クドライブ30に記録されている画面の中から、所定時
間毎の画面が表示される。矢印キー76A及び76Bの
操作により、複数の画面の中から、所望の画面が選択さ
れ、再生開始位置が検索されると、決定キー77が押さ
れる。決定キー77が押されると、選択された画面から
再生が開始される。
【0051】このように、この発明が適用されたテレビ
ジョン受像機のリモートコマンダ52には、オーバービ
ュー検索キー75が設けられている。このオーバービュ
ー検索キー75を用いると、ハードディスクドライブ3
0に記録されている情報の中から所望の再生開始位置を
簡単に検索することができる。
【0052】つまり、ハードディスクドライブ30の記
録時間を例えば60分とすると、オーバービュー検索キ
ー75が押されると、この60分の記録画面が例えば5
分毎に分割され、5分毎の画面がインデックス画像とし
て表示される。
【0053】すなわち、図3に示すように、画面80が
複数の小画面81A、81B、81C、・・・・に分割され
る。画面81Aの画面を「0分」の画面とすると、画面
81B、81C、81D、・・・・には、「5分」、「10
分」、「15分」・・・・の画面が表示される。各画面81
A、81B、81C、・・・・の時間順は、ユーザが認識し
やすいように、時計回りとされている。各画面81B、
81C、81D、・・・・中には、経過時間が文字表示され
る。中央の小画面83には、選択されている画面の動画
が映出される。
【0054】これら5分毎の画面81A、81B、81
C、・・・・から、所望の注目画面が選択される。注目画面
の選択は、リモートコマンダの矢印キー76A及び76
Bの操作により行なわれる。画面81A〜81Lの中
で、選択された画面には、他の画面枠とは異なる画面枠
82が表示される。これと共に、中央の画面80には、
選択された注目画面に対応する動画像が映出される。こ
の動画像中には、経過時間が文字表示される。現在再生
されている時間帯がどのインデックス画像の時間帯と関
連付けられているかは、画面枠の色を同じにすることに
より視覚的に分かるようにされている。
【0055】更に、オーバービュー検索キー75が押さ
れると、図3Bに示すよう、各画面が1分づつオフセッ
トされ、画面81A、81B、81C、81D、・・・・に
は、「1分」、「6分」、「11分」、「16分」、・・
・・の画面が表示される。そして、更に、オーバービュー
検索キー75が押されると、各画面が更に1分づつオフ
セットされ、画面81A、81B、81C、81D、・・
・・には、「2分」、「7分」、「12分」、「17分」
の画面が表示される。
【0056】ユーザは、これらのインデックス画面81
A、81B、81C、・・・・を見ながら、動画再生を開始
したい時間帯を検索する。動画再生を開始したい時間帯
が検索されると、決定キー77が押される。決定キー7
7が押されると、図3Cに示すように、フル画面表示と
なり、選択された時刻の画面から動画の再生が開始され
る。
【0057】このように、この発明では、現在再生され
ている時間帯がどのインデックス画像の時間帯と関連付
けられているかは、画面枠の色を同じにすることにより
視覚的に分かる。また、各画面81A、81B、81
C、81D、・・・・に映出されるインデックス画面の時間
順は、実生活を考慮して、時計回りとされている。ま
た、各インデックスの画面81A、81B、81C、8
1D、・・・・には、経過時間が文字を表示され、中央の画
面83の動画像には、詳細な再生経過時間が文字表示さ
れる。このため、ユーザは時間の認識がしやすく、検索
が容易である。
【0058】このように、オーバービュー検索キー75
が押されると、ハードディスクドライブ30に記録され
ている60分の記録画面が例えば5分毎に分割され、複
数の画面81A、81B、81C、81D、・・・・に映出
される。更に、オーバービュー検索キー75が押される
と、各画面が1分づつオフセットされている。したがっ
て、これらのインデックス画面81A、81B、81
C、81D、・・・・のどこかで、ユーザが検索したい画面
のインデックスとなる画像が映出され、この画面から、
所望の再生開始位置を検索することができる。
【0059】上述のように、この発明が適用されたテレ
ビジョン受像機では、1フールドのデータが固定長とな
るように、ビデオデータがモーションJPEGで圧縮さ
れている。このため、単純なアドレス演算により、ハー
ドディスクドライブ30に記録されている画像情報を所
定時間毎に分割したり、また、オフセット時間を与えた
りすることができる。
【0060】このように、1フィールドが固定長となる
ようにモーションJPEG方式で圧縮を行なう場合に
は、同一フィールドのビデオ信号をフィールドメモリか
ら複数回読み出して、ビデオ信号の符号量を推定し、最
適な量子化テーブルを決定する必要がある。
【0061】図4は、この発明の実施の形態を示すもの
である。この例は、このように、固定長でビデオ信号を
圧縮するために、同一フィールドの画面を複数回連続し
て出力させるのに用いることができる。また、この信号
処理回路により、非標準のビデオ信号が基準信号に基づ
くビデオ信号に乗せ換えられる。
【0062】図4において、フィールドメモリ101
は、図1におけるフィールドメモリ22と対応し、A/
Dコンバータ102は、図1におけるA/Dコンバータ
21と対応している。
【0063】図3において、入力端子100にビデオ信
号が供給される。このビデオ信号がA/Dコンバータ1
02に供給されると共に、同期分離回路103に供給さ
れる。A/Dコンバータ102で、入力端子103から
のビデオ信号がディジタル化される。A/Dコンバータ
102の出力がフィールドメモリ101に供給される。
【0064】同期分離回路103で、入力端子100か
らのビデオ信号中の同期信号が抽出される。この同期分
離回路103の出力がライトイネーブル信号発生回路1
04に供給される。ライトイネーブル信号発生回路10
4で、ライトイネーブル信号WE1が形成される。この
ライトイネーブル信号WE1は、例えば、1/4フィー
ルドのコマ落としをする場合には、2フィールドに1フ
ィールドローレベルとなる。
【0065】ライトイネーブル発生回路104の出力W
E1がライトイネーブルマスク回路105に供給され
る。ライトイネーブルマスク回路105には、ORゲー
ト106の出力が供給される。ORゲート106の出力
は、後に説明するように、フィールドメモリ101から
読み出しをするビデオ信号のフィールド遷移期間と、1
/4フィールドのコマ落としをするための期間にマスク
信号MA3を発生する。
【0066】ライトイネーブルマスク回路105は、入
力されるライトイネーブル信号WE1がローレベルにな
ったときに、マスク信号MA3がハイレベルかローレベ
ルかを判断し、マスク信号MA3がローレベルの場合に
は、ライトイネーブル信号WE2をローレベルとし、マ
スク信号MA3がハイレベルなら、ライトイネーブル信
号WE2をハイレベルのままに維持するような動作を行
なう。
【0067】このライトイネーブルマスク回路105
は、例えば、図5に示すように、ライトイネーブル発生
回路104の出力WE1の立ち上がりを検出する立ち上
がり検出回路121と、ライトイネーブル信号発生回路
104の出力WE1の立ち下がりを検出する立ち下がり
検出回路122と、ORゲート106からのマスク信号
MA3により開閉されるゲート回路123と、立ち上が
り検出回路121の出力によりセットされ、ゲート回路
123を介された立ち下がり検出回路122の出力によ
りリセットされるRSフリッフフロップ124とにより
構成できる。
【0068】ライトイネーブル発生回路104の出力W
E1がローレベルになると、立ち下がり検出回路122
から検出信号が出力される。
【0069】このとき、ORゲート106からのマスク
信号MA3がローレベルなら、ゲート回路123が開か
れ、立ち下がり検出回路122から検出信号がゲート回
路123を介してRSフリップフロップ124に供給さ
れ、RSフリップフロップ124の出力がローレベルに
なる。ORゲート106からのマスク信号MA3がハイ
レベルなら、ゲート回路123は閉じられる。このた
め、RSフリップフロップ124の出力はハイレベルで
ある。したがって、ライトイネーブル信号発生回路10
4の出力WE1がローレベルになったとき、マスク信号
MA3がローレベルの場合のみ、RSフリップフロップ
124の出力がローレベルになる。
【0070】ライトイネーブル発生回路104の出力W
E1がハイレベルになると、立ち上がり検出回路121
から検出信号が出力される。このため、RSフリップフ
ロップ124の出力はハイレベルに設定される。
【0071】図4において、ライトイネーブルマスク回
路105で、このように、読み出しをするビデオ信号の
フィールド遷移期間とコマ落としする期間とに対応する
マスク信号MA3により、ライトイネーブル信号WE1
がマスクされる。ライトイネーブルマスク回路105の
出力が、実際にフィールドメモリ106の書き込みを制
御するライトイネーブル信号WE2として、フィールド
メモリ101に供給される。フィールドメモリ101
は、このライトイネーブル信号WE2がローレベルのと
きに書き込み可能となり、入力端子103からのビデオ
信号をフィールドメモリ101に蓄える。
【0072】一方、入力端子110には、ビデオ信号を
読み出すための基準クロックが供給される。この基準ク
ロックがリードイネーブル信号発生回路111に供給さ
れる。リードイネーブル信号発生回路111で、リード
イネーブル信号REが形成される。この例では、ライト
イネーブル信号REは、同一フィールドのビデオ信号を
例えば3回読み出すために、3フィールド連続してロー
レベルとなった後に、1フィールドハイレベルとなる。
このリードイネーブル信号REがフィールドメモリ10
2に供給される。
【0073】また、リードイネーブル信号発生回路11
1の出力がマスク信号発生回路112及び113に供給
される。マスク信号発生回路112は、1/4フィール
ドのコマ落としのために、マスク信号MA1を発生する
ためのものである。マスク信号発生回路112からは、
読み出し側のビデオ信号で2フィールドのビデオ信号の
期間に対応して、マスク信号MA1が発生される。
【0074】このマスク信号MA2は、書き込みアドレ
スと読み出しアドレスとの追越しが生じないように、読
み出し側のビデオ信号のフィールドの遷移期間での書き
込みを禁止するものである。マスク信号発生回路113
からは、読み出し側のビデオ信号でのフィールドの間の
遷移期間に対応して、マスク信号MA2が発生される。
【0075】マスク信号発生回路111及び112の出
力がORゲート106に供給される。ORゲート106
で、マスク信号MA1及びMA2に基づいて、ライトイ
ネーブル信号WE1をマスクするためのマスク信号MA
3が形成される。このマスク信号MA3がライトイネー
ブルマスク回路105に供給される。
【0076】このように、入力端子100からのビデオ
信号は、A/Dコンバータ102でディジタル化され、
フィールドメモリ101に供給される。ライトイネーブ
ル発生回路104からのライトイネーブル信号WE1
は、ライトイネーブルマスク回路104でリードイネー
ブル信号REに基づくマスク信号M3でマスクされ、ラ
イトイネーブルマスク回路105からはライトイネーブ
ル信号WE2が発生される。このライトイネーブルマス
ク回路105からのライトイネーブル信号WE2がロー
レベルになると、フィールドメモリ101が書き込み可
能となり、入力端子103からのビデオ信号がフィール
ドメモリ108に書き込まれる。
【0077】リードイネーブル信号発生回路111から
のリードイネーブル信号REがフィールトメモリ101
に供給される。このリードイネーブル信号REがローレ
ベルになると読み出し可能となり、フィールドメモリ1
01に蓄えられていたディジタルビデオ信号がフィール
ドメモリ101から読み出され、出力端子114から出
力される。
【0078】このように、ライトイネーブル信号WE1
を、ライトイネーブルマスク回路104でリードイネー
ブル信号REに基づくマスク信号M3でマスクすること
により、安定した同期信号に変換し、且つ、書き込みア
ドレスと読み出しアドレスとの追越しが生じることがな
く、入力ビデオ信号をコマ落としし、同じフィールドの
信号を連続して取り出すことができるようになる。
【0079】例えば、入力端子100に、図6Aに示す
ように、フィールドF1、F2、F3、・・・・のビデオ信
号が供給されると、同期分離回路103からは、図6B
に示すようなタイミングで同期信号が得られる。この同
期信号がライトイネーブル信号発生回路104に供給さ
れ、ライトイネーブル信号発生回路104からは、1/
4フィールドのコマ落としの場合には、図6Cに示すよ
うに、2フィールドに1フィールドローレベルとなるラ
イトイネーブル信号WE1(we1、we2、・・・・)が
発生される。
【0080】一方、基準クロック発生回路110によ
り、図6Hに示すようなタイミングの同期信号が得られ
る。この基準信号からの同期信号のタイミングで、図6
Iに示すように、例えば、3フィールド連続して同一フ
ィールドのデータを出力させる場合、3フィールド連続
してローレベルとなった後に1フィールドハイレベルと
なるようなリードイネーブル信号REが形成される。
【0081】また、図6D及び図6Eに示すように、マ
スク信号発生回路112からは、マスク信号MA1が発
生され、マスク信号発生回路113からは、マスク信号
MA2が発生される。このマスク信号MA1及びMA2
がORゲート113に供給され、ORゲート113から
は、図6Fに示すようなマスク信号MA3が出力され
る。このマスク信号MA3がライトイネーブルマスク回
路105に供給される。
【0082】ライトイネーブルマスク回路105は、前
述したように、入力されるライトイネーブル信号WE1
がローレベルになったときに、マスク信号MA3がハイ
レベルかローレベルかを判断し、マスク信号MA3がロ
ーレベルなら、ライトイネーブル信号WE2をローレベ
ルとし、マスク信号MA3がハイレベルなら、ライトイ
ネーブル信号WE2をハイレベルのままに維持するよう
な動作を行なう。このため、ライトイネーブルマスク回
路105からは、図6Gに示すようなライトイネーブル
信号WE2が出力される。
【0083】時点TW1で、ライトイネーブル信号発生回
路104からのライトイネーブル信号WE1(図6C)
がローレベルになるとする。前述したように、ライトイ
ネーブルマスク回路105は、入力されるライトイネー
ブル信号WE1がローレベルになったときに、マスク信
号MA3がローレベルの場合のみ、ライトイネーブル信
号WE2をローレベルとする。図6Fに示すように、こ
のとき、ORゲート113からのマスク信号MA3はロ
ーレベルである。このため、ライトイネーブルマスク回
路105からのライトイネーブル信号WE2は、図6G
に示すように、ローレベルになる。
【0084】時点TW2で、ライトイネーブル信号発生回
路104からのライトイネーブル信号WE1(図6C)
がハイレベルになると、ライトイネーブルマスク回路1
05からのライトイネーブル信号WE2(図6G)もハ
イレベルになる。したがって、ライトイネーブルマスク
回路105からのライトイネーブル信号WE2がロレベ
ルとなる、時点TW1から時点TW2の間に、フィールドメ
モリ101には、図6Aに示すフィールドF1のビデオ
信号が書き込まれる。
【0085】時点TW3で、ライトイネーブル信号発生回
路104からのライトイネーブル信号WE1(図6C)
が再びローレベルになる。ところが、今度は、図6Fに
示すように、ORゲート113からのマスク信号MA3
はハイレベルである。このため、ライトイーネブルマス
ク回路105によりマスクされ、ライトイネーブル信号
WE1(図6C)がローレベルになっても、ライトイネ
ーブル信号WE2(図6G)はハイレベルのままであ
る。
【0086】時点TW4で、ライトイネーブル信号発生回
路104からのライトイネーブル信号WE1(図6C)
がハイレベルになると、ライトイネーブル信号WE2
(図6G)は、そのままハイレベルに維持される。
【0087】時点TW5で、再び、ライトイネーブル信号
発生回路104からのライトイネーブル信号WE1(図
6C)がローレベルになる。このとき、図6Fに示すよ
うに、ORゲート113からのマスク信号MA3はロー
レベルである。このため、図6Gに示すように、ライト
イネーブルマスク回路105からのライトイネーブル信
号WE2はローレベルになる。
【0088】時点TW6で、ライトイネーブル信号発生回
路104からのライトイネーブル信号WE1(図6C)
がハイレベルになると、図6Gに示すように、ライトイ
ネーブル信号WE2がハイレベルになる。
【0089】以下、時点TW7、TW8、TW9、・・・・で同様
の動作が行なわれる。これにより、ライトイネーブルマ
スク回路105からのライトイネーブル信号WE2は、
時点TW1〜TW2、時点TW5〜TW6、時点TW9〜TW10
・・・・でローレベルとなる。このライトイネーブル信号W
E2がローレベルとなる時点TW1〜TW2、時点TW5〜T
W6、時点TW9〜TW10 、・・・・で、入力端子103からの
フィールドF1、F5、F9、・・・・のデータがフィール
ドメモリ101に蓄えられる。
【0090】このように、ライトイネーブル信号発生回
路WE1からは、2フィールドに1回、ライトイネーブ
ル信号WE1(we1、we2、we3、・・・・)を発生
している。ライトイネーブルマスク回路105で、マス
ク信号MA3により、これらの2フィールドに1回発生
されるライトイネーブル信号we1、we2、we3、
・・・・のうち、1つおきのライトイネーブル信号we2、
we4、・・・・がマスクされる。これにより、4フィール
ドに1回のビデオ信号がフィールドメモリ101に蓄え
られることになり、1/4フィールドのコマ落としが行
なえたことになる。
【0091】リードイネーブル信号発生回路111から
は、図6Iに示すように、3フィールド連続してローレ
ベルとなった後に、1フィールドハイレベルとなるよう
なリードドイネーブル信号REが発生される。このリー
ドイネーブル信号RE1がローレベルとなる時点で、フ
ィールドメモリ101からデータが読み出される。した
がって、図6Jに示すように、フィールドメモリ101
からは、フィールドF1のデータが3回連続して読み出
された後、1フィールド不定期間の後、フィールドF5
のデータが3回連続して読み出される。このように、フ
ィールドメモリ101からは、同一フィールドのデータ
を3回連続して読み出させることができる。そして、リ
ードイネーブル信号REは、基準クロックにより形成さ
れているので、非標準のビデオ信号は、基準のビデオ信
号に乗せ換えられたことになる。
【0092】また、読み出し側のビデオ信号のフィール
ド遷移期間で、マスク信号MA2を発生させているた
め、入力ビデオ信号のフィールド周波数と、出力ビデオ
信号のフィールド周波数との間に差異があっても、読み
出しアドレスと書き込みアドレスとの追い越しが生じな
い。
【0093】つまり、図7は、書き込み側のビデオ信号
の水平周波数と、読み出し側のビデオ信号の水平周波数
との間に差異がある場合を示している。この場合、図7
に示すように、ライトイネーブル信号WE1(we1、
we2、we3、・・・・)のうち、ライトイネーブル信号
we2、we3、we5、・・・・がマスクされている。図
6に示した例では、1つおきのライトイネーブル信号w
e2、we4、・・・・がマスクされるのに対して、この場
合には、ライトイネーブル信号we2、we3が連続し
てマスクされている。これは、ライトイネーブル信号w
e3で、読み出し側のビデオ信号のフィールドの遷移期
間となるためである。すなわち、ライトイネーブル信号
we3がローレベルになるタイミングでは、マスク信号
MA2がハイレベルである。このため、読み出し側のビ
デオ信号のフィールドの遷移期間で、書き込みが行なわ
れなくなる。これにより、読み出しアドレスと書き込み
アドレスとの追越しが生じることがなくなる。
【0094】この場合、フィールドF1のビデオ信号が
3回連続して出力された後、1フィールドの不定期間の
後、再び、フィールドF1のビデオ信号が3回連続して
出力され、それから、1フィールドの不定期間の後、フ
ィールドF7のビデオ信号が3回連続して出力されるよ
うなる。
【0095】
【発明の効果】この発明によれば、出力されるビデオ信
号のフィールドの遷移期間に基づいて、マスク信号を発
生させると共に、コマ落としをする期間に基づいて、マ
スク信号を発生させる。このように、読み出し側のビデ
オ信号に基づいて形成されたマスク信号で、書き込み側
の制御信号をマスクする。これにより、安定した期間で
コマ落としができると共に、出力されるビデオ信号のフ
ィールドの遷移期間では、書き込みが起こらなくなり、
読み出しアドレスと書き込みアドレスの追越しが発生し
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用できるテレビジョン受像機の一
例のブロック図である。
【図2】この発明が適用できるテレビジョン受像機にお
けるリモートコマンダの説明に用いる平面図である。
【図3】インデッスク画面の説明に用いる略線図であ
る。
【図4】この発明の実施の形態の一例のブロック図であ
る。
【図5】この発明の実施の形態の説明に用いるブロック
図である。
【図6】この発明の実施の形態の説明に用いる波形図で
ある。
【図7】この発明の実施の形態の説明に用いる波形図で
ある。
【符号の説明】
101・・・フィールドメモリ、104・・・ライトイ
ネーブル信号発生回路、105・・・ライトイネーブル
マスク回路、111・・・リードイネーブル信号発生回
路、112、113・・・マスク信号発生回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側のビデオ信号に基づくタイミング
    でビデオ信号を画像メモリに書き込み、基準信号のタイ
    ミングで上記画像メモリに蓄えられているビデオ信号読
    み出すようにしたビデオ信号処理装置において、 上記入力側のビデオ信号に基づくタイミングで書き込み
    制御信号を発生する書き込み制御手段と、 上記基準信号に基づくタイミングで読み出し制御信号を
    発生する読み出し制御手段と、 上記基準信号のタイミングに基づいてマスク信号を発生
    するマスク信号発生手段とを備え、 上記マスク信号により上記書き込み制御信号を制限する
    ようにしたことを特徴とするビデオ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記マスク信号は、出力されるビデオ信
    号のフィールドの遷移期間に基づいて発生させるように
    した請求項1記載のビデオ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記マスク信号をコマ落としをする期間
    に基づいて発生させるようにした請求項1記載のビデオ
    信号処理装置。
  4. 【請求項4】 入力側のビデオ信号に基づくタイミング
    でビデオ信号を画像メモリに書き込み、基準信号のタイ
    ミングで上記画像メモリに蓄えられているビデオ信号読
    み出すようにしたビデオ信号処理方法において、 上記入力側のビデオ信号に基づくタイミングで書き込み
    制御信号を発生し、上記基準信号に基づくタイミングで
    読み出し制御信号を発生すると共に、上記基準信号のタ
    イミングに基づいてマスク信号を発生し、 上記マスク信号により上記書き込み制御信号を制限する
    ようにしたことを特徴とするビデオ信号処理方法。
  5. 【請求項5】 上記マスク信号は、出力されるビデオ信
    号のフィールドの遷移期間に基づいて発生させるように
    した請求項4記載のビデオ信号処理方法。
  6. 【請求項6】 上記マスク信号をコマ落としをする期間
    に基づいて発生させるようにした請求項4記載のビデオ
    信号処理方法。
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