JP3260017B2 - 乾式電波吸収パネル - Google Patents

乾式電波吸収パネル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物、構築物その他屋
外の構造物等の外壁に使用され、電波障害を軽減、防止
するのに有用な乾式電波吸収パネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電波障害を軽減、防止するために
高層建築物等の外壁を電波吸収壁とすることが行われて
おり、電波吸収材としてフェライトタイルが汎用されて
いる。フェライトタイルを使用した電波吸収パネルとし
て、例えば鉄筋、金属板等の電波反射材が埋設されたコ
ンクリート、モルタル等の建築材の表面又は内部に複数
のフェライトタイルが配列されたものがよく知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の電波吸収パネルは鉄筋、金属板等の電波反射材が
埋設されたコンクリート、モルタル等にフェライトタイ
ルが組込まれていることから、重量が重くなり、取扱い
にくく、施工性が悪い問題点がある。又、湿式パネルで
あるために、製作に手間がかかり、製造効率が悪い問題
点がある。さらに、吸水による膨張等に起因してコンク
リート、モルタル等に亀裂が生じ、表面のフェライトタ
イルが脱落する危険性があると共に、吸水によって電波
吸収特性に変化が生じやすい問題点がある。
【0004】本発明はかかる従来の問題点を解消した乾
式電波吸収パネルを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明乾式電波吸収パネルは、金属製裏板と非金属
製乾式外装板との間に電波吸収体が挟着されてなり、電
波吸収体は、一列状に並べられた複数のフェライト板が
所定間隔をおいて複数列並列され、フェライト板の最外
列の外側及び各列間に防水目地材が設けられ、配列され
たフェライト板の表裏全体に粘着剤層を有する防水シー
トが貼着され、防水シートと防水目地材によりフェライ
ト板の各列が密封されたものである。
【0006】
【作用】乾式パネルであることから工場で製作しやす
い。配列されたフェライト板が防水シートに貼着されて
いることから、フェライト板のずれ防止が容易にできる
と共にパネルの製作も容易となる。一般にパネルが吸水
したりパネル内に水がたまってパネルが水分を含むと電
波吸収特性に変化が生じるが、本発明では防水シートと
防水目地材によりフェライト板の各列が密封されている
ことから、防水性がよく、電波吸収特性の変化を抑制で
き、耐久性を向上できる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について説
明する。図面において、Aは本発明電波吸収パネルであ
って、金属製裏板1と非金属製乾式外装板2との間に電
波吸収体3が挟着された乾式パネルとなされている。
【0008】金属製裏板1は電波反射材となるものであ
って、鉄板、亜鉛鉄板、ステンレス板、アルミニウム
板、チタン板等適宜金属から作製されている。裏板1の
表面には一般に適宜塗装等の表面処理が施されている。
この裏板1は単なる平板状となされていてもよいが、施
工性の面から例えば図1、図2の如く、上下端部が背面
側に曲折されて枠部11が設けられ、枠部11の端部に
切欠部12が設けられ、この切欠部12がH型支柱6の
前板部に嵌め込みうるようになされている。なお、13
は裏板1の両側部をなすように枠部11と切欠部12に
取付けられた側板である。
【0009】非金属製乾式外装板2は建築物や構築物、
構造物の外壁となる平板状の乾式パネルであって、一般
に電波を反射しない材質の板が使用され、表面に撥水剤
や塗装が施されて吸水しにくいようになされている。こ
の外装板2としては、例えば石綿セメント系板、繊維強
化樹脂板、スタンパブルシートや、ポリ塩化ビニル、A
BS樹脂、AAS樹脂等の合成樹脂板等が使用される。
【0010】電波吸収体3は、多数のフェライト板31
と、防水目地材32と、防水シート33とから形成され
ている。この電波吸収体3は、一般に図1(ロ)の如
く、フェライト板31が縦方向に一列状に並べられると
共に横方向に所定間隔をおいて複数列並列され、フェラ
イト板31の最外列の外側及び各列間に防水目地材32
が設けられている。さらに、配列されたフェライト板3
1の表裏全体に粘着剤層を有する防水シート33が貼着
され、防水シート33の端部がシールされて防水シート
33と防水目地材32によりフェライト板31の各列が
密封されている。なお、上記フェライト板31は横方向
に一列状に並べられると共に縦方向に所定間隔をおいて
複数列並列されてもよい。
【0011】上記防水目地材32としては、一般にクロ
ロプレンゴム等のゴム系の棒状材やポリエチレン、ポリ
ウレタン等の発泡樹脂製のもの等が使用され、防水シー
ト33としては、ブチルゴム等のゴム系シート材、アス
ファルト系シート材、塩化ビニル系シート材等が使用さ
れる。
【0012】しかして本発明電波吸収パネルAは、上記
裏板1と外装板2との間に電波吸収体3が介在され、図
1(ロ)、図2の如く、ボルト・ナット4により電波吸
収体3の防水目地材32部分が固着されて三者が一体化
されている。このとき電波吸収パネルAの両側縁部はコ
形状のサッシ材5が被せられて上記ボルト・ナット4に
より固着されている。又、電波吸収パネルAの上下端部
における裏板1と外装板2との間にはシリコンコーキン
グが施されて防水処理されている。この防水処理はシリ
コンコーキングの他に弾性ゴム材や防水シートによって
もよい。
【0013】又、本発明電波吸収パネルAの施工につい
て説明すると、図2の如く、裏板1の枠部11の切欠部
12がH型支柱6の前板部に嵌め込まれることにより電
波吸収パネルAが相隣るH型支柱6間にさし渡される。
このとき外装板2がH型支柱6の前板部前面を覆うよう
に位置される。又、裏板1の枠部11とH型支柱6の後
板部との間に固定ばね7が嵌入され、電波吸収パネルA
が上記前板部に押圧されてH型支柱6に固定される。
【0014】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明乾式電波吸収
パネルは、金属製裏板と非金属製乾式外装板との間に電
波吸収体が挟着された乾式パネルとなされているので、
従来の湿式パネルに比べ軽量化でき、取扱いやすく、施
工性を向上させることができると共に、工場で製作しや
すい。
【0015】又、電波吸収体の配列されたフェライト板
の表裏全体に粘着剤層を有する防水シートが貼着されて
いるので、フェライト板を固定するのに別途接着剤を使
用したり、フェライト板を1枚ずつ別々に固定するよう
な手間がいらず、配列された多数のフェライト板の固定
が容易にでき、ずれ防止を図ることができる。
【0016】さらに、防水シートと防水目地材によりフ
ェライト板の各列が密封されているので、防水性がよ
く、吸水による電波吸収特性の変化を抑制でき、耐久性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明乾式電波吸収パネルの一実施例を示し、
(イ)は平面図、(ロ)は一部切欠正面図、(ハ)は一
部切欠側面図である。
【図2】本発明乾式電波吸収パネルの取付状態を示す一
部切欠平面図である。
【符号の説明】
A 電波吸収パネル 1 裏板 2 外装板 3 電波吸収体 31 フェライト板 32 防水目地材 33 防水シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製裏板と非金属製乾式外装板との間
    に電波吸収体が挟着されてなり、電波吸収体は、一列状
    に並べられた複数のフェライト板が所定間隔をおいて複
    数列並列され、フェライト板の最外列の外側及び各列間
    に防水目地材が設けられ、配列されたフェライト板の表
    裏全体に粘着剤層を有する防水シートが貼着され、防水
    シートと防水目地材によりフェライト板の各列が密封さ
    れた乾式電波吸収パネル。
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