JP3259466B2 - 写真感光材料の自動現像機におけるエアレーション装置 - Google Patents
写真感光材料の自動現像機におけるエアレーション装置Info
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- JP3259466B2 JP3259466B2 JP23343793A JP23343793A JP3259466B2 JP 3259466 B2 JP3259466 B2 JP 3259466B2 JP 23343793 A JP23343793 A JP 23343793A JP 23343793 A JP23343793 A JP 23343793A JP 3259466 B2 JP3259466 B2 JP 3259466B2
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- Japan
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- tank
- air
- air pipe
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- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルムや印画紙等
の写真感光材料を現像処理する自動現像機のエアレーシ
ョン装置に関するものである。
の写真感光材料を現像処理する自動現像機のエアレーシ
ョン装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動現像機においては、発色現
像液、漂白液、定着液、安定化液等の各種の処理液を処
理液タンクに単独に充填し、その処理液タンクの処理液
中に写真感光材料を順に移送させて現像処理を行なうよ
うにしている。
像液、漂白液、定着液、安定化液等の各種の処理液を処
理液タンクに単独に充填し、その処理液タンクの処理液
中に写真感光材料を順に移送させて現像処理を行なうよ
うにしている。
【０００３】上記自動現像機では、写真感光材料の移動
によって処理液タンク内の処理液が持ち出され、次の処
理液タンクに運び込まれて異種の処理液が混合し、処理
液の性状が変化することが多い。
によって処理液タンク内の処理液が持ち出され、次の処
理液タンクに運び込まれて異種の処理液が混合し、処理
液の性状が変化することが多い。
【０００４】例えば、写真感光材料が発色現像液から漂
白液に運び込まれると写真感光材料における金属銀が３
価の鉄（ＦｅIII ）と反応し、臭化銀と２価の鉄（Ｆｅ
II）に変化し、漂白効果が低下する。
白液に運び込まれると写真感光材料における金属銀が３
価の鉄（ＦｅIII ）と反応し、臭化銀と２価の鉄（Ｆｅ
II）に変化し、漂白効果が低下する。
【０００５】また、写真感光材料に付着した発色現像液
が持ち出されて次の漂白液に運び込まれる場合もアルカ
リ性の発色現像液が酸性の漂白液と混合し、漂白液中の
３価の鉄（ＦｅIII ）が還元されて２価の鉄（ＦｅII）
に変化し、漂白効果が低下する。
が持ち出されて次の漂白液に運び込まれる場合もアルカ
リ性の発色現像液が酸性の漂白液と混合し、漂白液中の
３価の鉄（ＦｅIII ）が還元されて２価の鉄（ＦｅII）
に変化し、漂白効果が低下する。
【０００６】そこで、自動現像機においては、漂白液に
エアを接触させ、２価の鉄（ＦｅII）を酸化させる活性
化処理を行なうようにしている。
エアを接触させ、２価の鉄（ＦｅII）を酸化させる活性
化処理を行なうようにしている。
【０００７】漂白液の活性化処理装置として、図３に示
したものが従来から知られている。この処理装置は、漂
白タンク１１から通路１２を流れてエアレーションタン
ク１３内に流入する漂白液中にエアパイプ１４を挿入
し、そのエアパイプ１４に接続したエアポンプ１５の駆
動によってエアパイプ１４内にエアを送り、そのエアを
エアパイプ１４の下部に設けた小孔１６から気泡として
流出させて漂白液中でリフトさせ、そのエアとの接触に
よって漂白液を活性化させるようにしている。
したものが従来から知られている。この処理装置は、漂
白タンク１１から通路１２を流れてエアレーションタン
ク１３内に流入する漂白液中にエアパイプ１４を挿入
し、そのエアパイプ１４に接続したエアポンプ１５の駆
動によってエアパイプ１４内にエアを送り、そのエアを
エアパイプ１４の下部に設けた小孔１６から気泡として
流出させて漂白液中でリフトさせ、そのエアとの接触に
よって漂白液を活性化させるようにしている。
【０００８】そして、活性化された漂白液を通路１７か
らサブタンク１８に戻し、そのサブタンク１８と漂白タ
ンク１１間の連通路１９に組込まれた循環ポンプ２０の
駆動によって漂白タンク１１内に送り込むようにしてい
る。
らサブタンク１８に戻し、そのサブタンク１８と漂白タ
ンク１１間の連通路１９に組込まれた循環ポンプ２０の
駆動によって漂白タンク１１内に送り込むようにしてい
る。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の活性
化処理装置においては、漂白液中においてエアを単にリ
フトさせる構成であるため、漂白液中に供給されたエア
は直ちに液面に達し、漂白液中でのエアの滞溜時間が短
く、漂白液を効果的に活性化することができない問題が
ある。
化処理装置においては、漂白液中においてエアを単にリ
フトさせる構成であるため、漂白液中に供給されたエア
は直ちに液面に達し、漂白液中でのエアの滞溜時間が短
く、漂白液を効果的に活性化することができない問題が
ある。
【００１０】その問題解決のため、エアの供給量を多く
すると漂白液が泡立ち、漂白液が溢れ出す問題が生じ
る。
すると漂白液が泡立ち、漂白液が溢れ出す問題が生じ
る。
【００１１】この発明は、上記従来の問題点を解決し、
漂白液を泡立てることなく効果的に活性化させることを
技術的に課題としている。
漂白液を泡立てることなく効果的に活性化させることを
技術的に課題としている。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、漂白タンクおよびサブタン
クのそれぞれに連通するエアレーションタンク内に漂白
液中において上下方向に延びるエアパイプを固定し、そ
のエアパイプの下部から気泡として流出されるエアを漂
白液中でリフトさせるようにした写真感光材料の自動現
像機におけるエアレーション装置において、前記エアパ
イプの漂白液中に位置する部分の外周にエアレーション
タンク内壁とで螺旋状空間を形成する螺旋羽根を取付
け、その螺旋羽根のサブタンクに対する連通孔と対向す
る部分に切欠部を設けた構成を採用している。
めに、この発明においては、漂白タンクおよびサブタン
クのそれぞれに連通するエアレーションタンク内に漂白
液中において上下方向に延びるエアパイプを固定し、そ
のエアパイプの下部から気泡として流出されるエアを漂
白液中でリフトさせるようにした写真感光材料の自動現
像機におけるエアレーション装置において、前記エアパ
イプの漂白液中に位置する部分の外周にエアレーション
タンク内壁とで螺旋状空間を形成する螺旋羽根を取付
け、その螺旋羽根のサブタンクに対する連通孔と対向す
る部分に切欠部を設けた構成を採用している。
【００１３】また、処理液中においてリフトする気泡が
サブタンク内に流れ込むのを防ぐため、螺旋羽根のサブ
タンクに対する連通孔と対向する部分に切欠部を設けた
構成を採用している。
サブタンク内に流れ込むのを防ぐため、螺旋羽根のサブ
タンクに対する連通孔と対向する部分に切欠部を設けた
構成を採用している。
【００１４】
【作用】上記のように、エアパイプに螺旋羽根を固定
し、エアレーションタンク内壁とで螺旋状空間を形成し
たことにより、エアパイプの下部から漂白液中に供給さ
れた気泡は、螺旋羽根の傾斜に沿ってリフトして液面に
達することとなり、漂白液中におけるエアの滞溜時間が
長く、かつ、そのリフトが穏やかに進行するため、漂白
液を泡立てることなく効果的に活性化させることができ
る。
し、エアレーションタンク内壁とで螺旋状空間を形成し
たことにより、エアパイプの下部から漂白液中に供給さ
れた気泡は、螺旋羽根の傾斜に沿ってリフトして液面に
達することとなり、漂白液中におけるエアの滞溜時間が
長く、かつ、そのリフトが穏やかに進行するため、漂白
液を泡立てることなく効果的に活性化させることができ
る。
【００１５】
【実施例】以下、この発明の実施例を図１及び図２に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【００１６】図１は、この発明に係るエアレーション装
置の第１の実施例を示す。図示のように、エアレーショ
ンタンク１は開閉自在の蓋２を上部に有し、下部には図
３の漂白タンク１１に接続される連通孔３が設けられて
いる。また、エアレーションタンク１の一側には図３の
サブタンク１８に接続される連通孔４が形成されてい
る。
置の第１の実施例を示す。図示のように、エアレーショ
ンタンク１は開閉自在の蓋２を上部に有し、下部には図
３の漂白タンク１１に接続される連通孔３が設けられて
いる。また、エアレーションタンク１の一側には図３の
サブタンク１８に接続される連通孔４が形成されてい
る。
【００１７】エアレーションタンク１の漂白液中には、
その漂白液中において上下方向に延びるエアパイプ５が
挿入されている。エアパイプ５の上部はエアレーション
タンク１の上部開口を閉じる蓋２に固定されると共に、
この蓋２を貫通して外部に臨み、そのエアパイプ５の上
端に接続したエア供給管６にポンプ７が接続されてい
る。このため、ポンプ７を駆動すると、エアパイプ５に
エアが供給される。このエアは、エアパイプ５の下部に
設けた複数の小孔８から気泡として処理液中に供給され
る。
その漂白液中において上下方向に延びるエアパイプ５が
挿入されている。エアパイプ５の上部はエアレーション
タンク１の上部開口を閉じる蓋２に固定されると共に、
この蓋２を貫通して外部に臨み、そのエアパイプ５の上
端に接続したエア供給管６にポンプ７が接続されてい
る。このため、ポンプ７を駆動すると、エアパイプ５に
エアが供給される。このエアは、エアパイプ５の下部に
設けた複数の小孔８から気泡として処理液中に供給され
る。
【００１８】エアパイプ５には、漂白液中に漬かる下部
の全体にわたって螺旋羽根９が取付けられており、エア
レーションタンク１の内壁とでもって螺旋状空間が形成
されている。
の全体にわたって螺旋羽根９が取付けられており、エア
レーションタンク１の内壁とでもって螺旋状空間が形成
されている。
【００１９】なお、図中１０は、脱気管を示す。
【００２０】上記のように、エアパイプ５に螺旋羽根９
を取付け、エアレーションタンク１内に螺旋状空間を形
成することにより、エアパイプ５の小孔８から漂白液中
に供給されるエア（気泡）は、螺旋羽根９に沿って穏や
かにリフトすることになり、漂白液中におけるエアの滞
溜時間が長く、漂白液を泡立てることなく漂白液を効果
的に活性化させることができる。
を取付け、エアレーションタンク１内に螺旋状空間を形
成することにより、エアパイプ５の小孔８から漂白液中
に供給されるエア（気泡）は、螺旋羽根９に沿って穏や
かにリフトすることになり、漂白液中におけるエアの滞
溜時間が長く、漂白液を泡立てることなく漂白液を効果
的に活性化させることができる。
【００２１】図２は、この発明に係るエアレーション装
置の第２の実施例を示す。この実施例では、螺旋羽根９
の前記連通孔４と対向する部分に切欠部９ａを設けてい
る。
置の第２の実施例を示す。この実施例では、螺旋羽根９
の前記連通孔４と対向する部分に切欠部９ａを設けてい
る。
【００２２】上記のように、螺旋羽根９に切欠部９ａを
形成すると、螺旋羽根９に沿って上昇するエアは、上記
切欠部９ａの位置で直線状にリフトするため、エアが連
通孔４からサブタンクに流れ込むのを防止することがで
きる。
形成すると、螺旋羽根９に沿って上昇するエアは、上記
切欠部９ａの位置で直線状にリフトするため、エアが連
通孔４からサブタンクに流れ込むのを防止することがで
きる。
【００２３】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、エ
アパイプの下部から漂白液中に供給されたエアを螺旋羽
根に沿って上昇させるようにしたので、エアレーション
タンクの上下方向の長さを延ばすことなく漂白液中での
エアの滞溜時間を長くとることができ、漂白液を泡立て
ることなく漂白液を効果的に活性化させることができ
る。
アパイプの下部から漂白液中に供給されたエアを螺旋羽
根に沿って上昇させるようにしたので、エアレーション
タンクの上下方向の長さを延ばすことなく漂白液中での
エアの滞溜時間を長くとることができ、漂白液を泡立て
ることなく漂白液を効果的に活性化させることができ
る。
【００２４】また、螺旋羽根のサブタンクに通じる連通
孔と対向する部分に切欠部を設けたことにより、サブタ
ンクにエアが流れ込むのを防止することができる。
孔と対向する部分に切欠部を設けたことにより、サブタ
ンクにエアが流れ込むのを防止することができる。
【図１】この発明に係るエアレーション装置の第１の実
施例を示す断面図
施例を示す断面図
【図２】同上エアレーション装置の第２の実施例を示す
断面図
断面図
【図３】従来のエアレーション装置を示す断面図
１ エアレーションタンク ５ エアパイプ ９ 螺旋羽根 ９ａ 切欠部
Claims (1)
- 【請求項１】 漂白タンクおよびサブタンクのそれぞれ
に連通するエアレーションタンク内に漂白液中において
上下方向に延びるエアパイプを固定し、そのエアパイプ
の下部から気泡として流出されるエアを漂白液中でリフ
トさせるようにした写真感光材料の自動現像機における
エアレーション装置において、前記エアパイプの漂白液
中に位置する部分の外周にエアレーションタンク内壁と
で螺旋状空間を形成する螺旋羽根を固定し、その螺旋羽
根のサブタンクに対する連通孔と対向する部分に切欠部
を形成したことを特徴とする写真感光材料の自動現像機
におけるエアレーション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23343793A JP3259466B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 写真感光材料の自動現像機におけるエアレーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23343793A JP3259466B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 写真感光材料の自動現像機におけるエアレーション装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0792635A JPH0792635A (ja) | 1995-04-07 |
| JP3259466B2 true JP3259466B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=16955031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23343793A Expired - Fee Related JP3259466B2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 写真感光材料の自動現像機におけるエアレーション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3259466B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP23343793A patent/JP3259466B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0792635A (ja) | 1995-04-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011113 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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