JPH0792636A - 写真感光材料の自動現像機における処理液活性装置 - Google Patents
写真感光材料の自動現像機における処理液活性装置Info
- Publication number
- JPH0792636A JPH0792636A JP23344193A JP23344193A JPH0792636A JP H0792636 A JPH0792636 A JP H0792636A JP 23344193 A JP23344193 A JP 23344193A JP 23344193 A JP23344193 A JP 23344193A JP H0792636 A JPH0792636 A JP H0792636A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensitive material
- bleaching
- tank
- activating device
- bleaching solution
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- Pending
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- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 写真感光材料を現像処理する場合に用いられ
る漂白液を泡立てることなく効果的に活性処理すること
ができる処理液活性装置を提供する。 【構成】 活性タンク1の上方に漂白液を供給する供給
パイプ2を設ける。供給パイプ2の下方に案内部材5を
設ける。供給パイプ2から案内部材5に供給される漂白
液を案内部材5の表面に沿って移動させ、大気との接触
により漂白液を活性化させて活性タンク1の漂白液の液
面上に流れ込ませる。
る漂白液を泡立てることなく効果的に活性処理すること
ができる処理液活性装置を提供する。 【構成】 活性タンク1の上方に漂白液を供給する供給
パイプ2を設ける。供給パイプ2の下方に案内部材5を
設ける。供給パイプ2から案内部材5に供給される漂白
液を案内部材5の表面に沿って移動させ、大気との接触
により漂白液を活性化させて活性タンク1の漂白液の液
面上に流れ込ませる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィルムや印画紙等
の写真感光材料を現像処理する自動現像機の処理液活性
装置に関するものである。
の写真感光材料を現像処理する自動現像機の処理液活性
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動現像機においては、発色現
像液、漂白液、定着液、安定化液等の各種の処理液を処
理液タンクに単独に充填し、その処理液タンクの処理液
中に写真感光材料を順に移送させて現像処理を行なうよ
うにしている。
像液、漂白液、定着液、安定化液等の各種の処理液を処
理液タンクに単独に充填し、その処理液タンクの処理液
中に写真感光材料を順に移送させて現像処理を行なうよ
うにしている。
【0003】上記自動現像機では、写真感光材料の移動
によって処理液タンク内の処理液が持ち出され、次の処
理液タンクに運び込まれて異種の処理液が混合し、処理
液の性状が変化することが多い。
によって処理液タンク内の処理液が持ち出され、次の処
理液タンクに運び込まれて異種の処理液が混合し、処理
液の性状が変化することが多い。
【0004】例えば、写真感光材料が発色現像液から漂
白液に運び込まれると写真感光材料における金属銀が3
価の鉄(FeIII )と反応し、臭化銀と2価の鉄(Fe
II)に変化し、漂白効果が低下する。また写真感光材料
に付着した発色現像液が持ち出されて次の漂白液に運び
込まれる場合もアルカリ性の発色現像液が酸性の漂白液
と混合し、漂白液中の3価の鉄(FeIII )が還元され
て2価の鉄(FeII)に変化し、漂白効果が低下する。
白液に運び込まれると写真感光材料における金属銀が3
価の鉄(FeIII )と反応し、臭化銀と2価の鉄(Fe
II)に変化し、漂白効果が低下する。また写真感光材料
に付着した発色現像液が持ち出されて次の漂白液に運び
込まれる場合もアルカリ性の発色現像液が酸性の漂白液
と混合し、漂白液中の3価の鉄(FeIII )が還元され
て2価の鉄(FeII)に変化し、漂白効果が低下する。
【0005】そこで、自動現像液においては、漂白液に
エアを接触させ、2価の鉄(FeII)を酸化させる活性
化処理を行なうようにしている。
エアを接触させ、2価の鉄(FeII)を酸化させる活性
化処理を行なうようにしている。
【0006】漂白液の活性化処理装置として、図4に示
したものが従来から知られている。この処理装置は、漂
白タンク11から通路12を流れてエアレーションタン
ク13内に流入する漂白液中にエアパイプ14を挿入
し、そのエアパイプ14に接続したエアポンプ15の駆
動によってエアパイプ14内にエアを送り、そのエアを
エアパイプ14の下部に設けた小孔16から気泡として
流出させて漂白液中でリフトさせ、エアとの接触によっ
て漂白液を活性化させるようにしている。
したものが従来から知られている。この処理装置は、漂
白タンク11から通路12を流れてエアレーションタン
ク13内に流入する漂白液中にエアパイプ14を挿入
し、そのエアパイプ14に接続したエアポンプ15の駆
動によってエアパイプ14内にエアを送り、そのエアを
エアパイプ14の下部に設けた小孔16から気泡として
流出させて漂白液中でリフトさせ、エアとの接触によっ
て漂白液を活性化させるようにしている。
【0007】そして、活性化された漂白液を通路17か
らサブタンク18に戻し、そのサブタンク18と漂白タ
ンク11間の連通路19に組込まれた循環ポンプ20の
駆動によって漂白タンク11内に送り込むようにしてい
る。
らサブタンク18に戻し、そのサブタンク18と漂白タ
ンク11間の連通路19に組込まれた循環ポンプ20の
駆動によって漂白タンク11内に送り込むようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の活性
化処理装置においては、漂白液中においてエアを単にリ
フトさせる構成であるため、漂白液中に供給されたエア
は直ちに液面に達し、漂白液中でのエアの滞溜時間が短
く、漂白液を効果的に活性化することができない問題が
ある。
化処理装置においては、漂白液中においてエアを単にリ
フトさせる構成であるため、漂白液中に供給されたエア
は直ちに液面に達し、漂白液中でのエアの滞溜時間が短
く、漂白液を効果的に活性化することができない問題が
ある。
【0009】その問題解決のため、エアの供給量を多く
すると、漂白液が泡立ち、漂白液が溢れ出す問題が生じ
る。
すると、漂白液が泡立ち、漂白液が溢れ出す問題が生じ
る。
【0010】この発明は、上記従来の問題点を解決し、
漂白液を泡立てることなく効果的に活性化させることを
技術的課題としている。
漂白液を泡立てることなく効果的に活性化させることを
技術的課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、活性タンクの上部に漂白タ
ンク内の漂白液を活性タンク内に供給する供給パイプを
設け、活性タンク内の上部には上記供給パイプから排出
される漂白液を面案内によって活性タンク内の漂白液の
液面上に誘導する案内部材を設けた構成を採用してい
る。
めに、この発明においては、活性タンクの上部に漂白タ
ンク内の漂白液を活性タンク内に供給する供給パイプを
設け、活性タンク内の上部には上記供給パイプから排出
される漂白液を面案内によって活性タンク内の漂白液の
液面上に誘導する案内部材を設けた構成を採用してい
る。
【0012】また、漂白部材の表面において漂白液が結
晶化するのを防止するため、案内部材の表面に四弗ッ化
エチレン樹脂等の撥水性被膜を設けている。
晶化するのを防止するため、案内部材の表面に四弗ッ化
エチレン樹脂等の撥水性被膜を設けている。
【0013】ここで、案内部材として、傾斜板や球体等
を用いることができる。
を用いることができる。
【0014】
【作用】上記の構成から成る処理液活性装置において
は、供給パイプの出口から案内部材上に漂白液を排出
し、案内部材の表面に沿って流れ落ちる処理液を大気と
の接触によって活性化させる。
は、供給パイプの出口から案内部材上に漂白液を排出
し、案内部材の表面に沿って流れ落ちる処理液を大気と
の接触によって活性化させる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0016】図1および図2に示すように、活性タンク
1の上方には、供給パイプ2が設けられている。供給パ
イプ2には図4に示す漂白タンク11内の漂白液が供給
され、その漂白液は、供給パイプ2の先端部の外周下部
に形成された排出孔3から活性タンク1内に供給され
る。
1の上方には、供給パイプ2が設けられている。供給パ
イプ2には図4に示す漂白タンク11内の漂白液が供給
され、その漂白液は、供給パイプ2の先端部の外周下部
に形成された排出孔3から活性タンク1内に供給され
る。
【0017】ここで、排出孔3はスリット状のものであ
ってもよく、小孔から成るものであってもよい。この排
出孔3は供給パイプ2の長さ方向に所要の間隔をおいて
形成してもよく、単一のものであってもよい。
ってもよく、小孔から成るものであってもよい。この排
出孔3は供給パイプ2の長さ方向に所要の間隔をおいて
形成してもよく、単一のものであってもよい。
【0018】活性タンク1の一側下部には、活性タンク
1内の漂白液を図4のサブタンク18に戻す戻し口4が
設けられている。
1内の漂白液を図4のサブタンク18に戻す戻し口4が
設けられている。
【0019】また、活性タンク1内の上部には、供給パ
イプ2の排出孔3から排出される漂白液を面案内して活
性タンク1で貯溜されている漂白液の液面上に誘導する
案内部材5が設けられている。
イプ2の排出孔3から排出される漂白液を面案内して活
性タンク1で貯溜されている漂白液の液面上に誘導する
案内部材5が設けられている。
【0020】案内部材5は、上下方向に設けられた複数
の傾斜板5aから成り、上下で対向する傾斜板5aの傾
きは逆になっている。各傾斜板5aの表面には四弗ッ化
エチレン樹脂等の撥水性を有する撥水性被膜6が設けら
れ、傾斜板5aの表面において漂白液が結晶化するのを
防止している。
の傾斜板5aから成り、上下で対向する傾斜板5aの傾
きは逆になっている。各傾斜板5aの表面には四弗ッ化
エチレン樹脂等の撥水性を有する撥水性被膜6が設けら
れ、傾斜板5aの表面において漂白液が結晶化するのを
防止している。
【0021】いま、供給パイプ2に送り込まれた漂白液
を排出孔3から排出させると、この漂白液は傾斜板5a
の傾斜に沿って流れて活性タンク1で貯溜されている漂
白液の液面上に流れ落ち、上記傾斜板5aに沿って流れ
る際に大気と接触し、漂白液中の2価の鉄(FeII)が
酸化されて3価の鉄(FeIII )となり、漂白液が活性
化される。
を排出孔3から排出させると、この漂白液は傾斜板5a
の傾斜に沿って流れて活性タンク1で貯溜されている漂
白液の液面上に流れ落ち、上記傾斜板5aに沿って流れ
る際に大気と接触し、漂白液中の2価の鉄(FeII)が
酸化されて3価の鉄(FeIII )となり、漂白液が活性
化される。
【0022】また、漂白液は、傾斜板5aに面案内され
て貯溜されている漂白液の液面上に流れ落ちるため、漂
白液が泡立つこともない。
て貯溜されている漂白液の液面上に流れ落ちるため、漂
白液が泡立つこともない。
【0023】図3は、この処理液活性装置の他の例を示
す。この実施例では案内部材5が球体5bから形成され
ている。球体5bの表面には撥水性被膜6が設けられて
いる。
す。この実施例では案内部材5が球体5bから形成され
ている。球体5bの表面には撥水性被膜6が設けられて
いる。
【0024】供給パイプ2から排出される漂白液は球体
5bの球形表面に沿って流れ落ち、大気との接触によっ
て活性化される。
5bの球形表面に沿って流れ落ち、大気との接触によっ
て活性化される。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る処理液活
性装置においては、供給パイプから排出される漂白液を
案内部材の表面に沿って流動させるようにしたので、漂
白液と大気との接触が良好であり、漂白液をきわめて効
果的に活性化処理することができる。
性装置においては、供給パイプから排出される漂白液を
案内部材の表面に沿って流動させるようにしたので、漂
白液と大気との接触が良好であり、漂白液をきわめて効
果的に活性化処理することができる。
【0026】また、案内部材によって面案内される漂白
液は活性タンク内の漂白液の液面に静かに流れ込むた
め、漂白液が泡立つこともない。
液は活性タンク内の漂白液の液面に静かに流れ込むた
め、漂白液が泡立つこともない。
【0027】さらに、案内部材の表面に撥水性被膜を設
けたことにより、案内部材の液切れがよく、案内部材の
表面において漂白液が結晶化するのを防止することがで
きる。
けたことにより、案内部材の液切れがよく、案内部材の
表面において漂白液が結晶化するのを防止することがで
きる。
【図1】この発明に係る処理液活性装置の一実施例を示
す斜視図
す斜視図
【図2】同上の断面図
【図3】同上装置の他の例を示す断面図
【図4】従来の処理液活性装置を示す断面図
1 活性タンク 2 供給パイプ 5 案内部材 5a 傾斜板 5b 球体 6 撥水性被膜
Claims (4)
- 【請求項1】 活性タンクの上部に漂白タンク内の漂白
液を活性タンク内に供給する供給パイプを設け、活性タ
ンク内の上部には上記供給パイプから排出される漂白液
を面案内によって活性タンク内の漂白液の液面上に誘導
する案内部材を設けたことを特徴とする写真感光材料の
自動現像機における処理液活性装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の写真感光材料の自動現
像機における処理液活性装置において、案内部材の表面
に撥水性被膜を形成したことを特徴とする写真感光材料
の自動現像機における処理液活性装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の写真感光材料の
自動現像機における処理液活性装置において、案内部材
が傾斜板から形成されていることを特徴とする写真感光
材料の自動現像機における処理液活性装置。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載の写真感光材料の
自動現像機における処理液活性装置において、案内部材
が球体から形成されていることを特徴とする写真感光材
料の自動現像機における処理液活性装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23344193A JPH0792636A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 写真感光材料の自動現像機における処理液活性装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23344193A JPH0792636A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 写真感光材料の自動現像機における処理液活性装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0792636A true JPH0792636A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=16955095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23344193A Pending JPH0792636A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 写真感光材料の自動現像機における処理液活性装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0792636A (ja) |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP23344193A patent/JPH0792636A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011009 |