JP3258893B2 - コンバインの穀稈搬送装置 - Google Patents

コンバインの穀稈搬送装置

Info

Publication number
JP3258893B2
JP3258893B2 JP04304496A JP4304496A JP3258893B2 JP 3258893 B2 JP3258893 B2 JP 3258893B2 JP 04304496 A JP04304496 A JP 04304496A JP 4304496 A JP4304496 A JP 4304496A JP 3258893 B2 JP3258893 B2 JP 3258893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
transport
scraping
grain
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04304496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09233933A (ja
Inventor
喜代志 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP04304496A priority Critical patent/JP3258893B2/ja
Publication of JPH09233933A publication Critical patent/JPH09233933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3258893B2 publication Critical patent/JP3258893B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多条刈りコンバイ
ンの刈取部で刈り取られた穀稈を左右の掻込搬送体によ
って合流部に向けて搬送し、そして扱深搬送体に継送し
て脱穀機に供給するコンバインの穀稈搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、圃場に植立する穀稈を3条以上同
時に引起して刈り取る多条刈りコンバインの刈取部は、
刈刃によって刈り取られた穀稈を、株元挟持搬送体及び
穂先係止搬送体とからなる掻込搬送体を左右に配設して
後方の扱深搬送体が位置する合流部に送り、該合流部に
至った穀稈を、始端部が上下動される扱深搬送体で扱深
調節を行わせながら継送し、該扱深搬送体の終端部から
脱穀機のフィードチェーンへ供給搬送させるように穀稈
搬送装置を構成している。
【0003】この穀稈搬送装置は、引起装置の背後から
左右の掻込搬送体の搬送方向に沿わせて案内板を延設し
ており、この案内板と掻込搬送体の穂先係止搬送体で穀
稈の穂先部を搬送案内し該案内板の終端部で穀稈を穂先
係止搬送体に直接的に継送するようにしている。また近
年、この種コンバインにおいては、刈取部が刈取姿勢か
ら非刈取姿勢に上昇操作されると、該上昇動作に基づき
刈取部の動力を自動的に断ち穀稈の搬送を停止させる所
謂刈取部オートストップ機構が採用されてきており、機
体旋回時における刈取部の騒音、動力の無駄が防止され
るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来の構成
による穀稈搬送装置は、引起装置の背後に設ける案内板
の終端部において左右の掻込搬送体から送られてくる穀
稈が直に合流されて、扱深搬送体に直接的に継送させる
ので、左右の搬送穀稈の穂先部が交差状に絡み合った状
態で継送される欠点があると共に、合流部において穂先
部の支持が不充分であることから穂先係止搬送体の搬送
ラグの先端部に軽く係合されるような穀稈は、該搬送ラ
グの回動によって跳ね飛ばされたりずれ落ちたりする所
謂穀稈漏れを生じ、また下方に落下堆積したり不揃い姿
勢のままフィードチェーンに継送搬送されて脱穀作業に
支障をきたす等の問題がある。
【0005】特に、刈り取られた穀稈が長稈である場合
には、掻込搬送体の穂先係止搬送体の終端部における搬
送ラグによる搬送を解除されると、稈身が倒れて穂先部
が掻込搬送経路側に前倒れし、後続の穀稈がなかったり
少ないと扱深搬送体の搬送ラグによる係合搬送が困難に
なる問題がある。また、刈取部が刈取部オートストップ
機構によって非刈取姿勢に上昇操作されるとき、穀稈の
搬送が中途で停止されると、上記扱深搬送体の搬送ラグ
による係合搬送がなされずその際に、穂先部が前倒れす
ると以後の刈取再開にあたっても穂先部が掻込搬送体及
び扱深搬送体の搬送ラグに係止されることがなく、穀稈
漏れを生じて搬送トラブルを惹起す等の問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解決
するために本発明のコンバインの穀稈搬送装置は、複数
の引起装置の後方に、刈刃によって刈り取られた穀稈の
株元側を掻込む掻込輪体と、掻込輪体によって掻込まれ
た穀稈を合流部に向けて搬送する左右の株元挟持搬送体
及び穂先係止搬送体からなる掻込搬送体と、後部の支点
を中心に始端部を上下動させて合流部に搬送された穀稈
を脱穀機のフィードチェーンに継送する株元挟持搬送体
及び穂先係止搬送体とからなる扱深搬送体とを設けるコ
ンバインにおいて、前記複数の引起装置の内、中央寄り
の引起装置の背後から左右の掻込搬送体の内側でその搬
送方向に沿わせて両側に案内板を延設し、該案内板と掻
込搬送体の穂先係止搬送体との間で両者によって穀稈の
穂先部を合流部に向けて搬送案内するように構成すると
共に、上記案内板の後部を前記掻込搬送体の穂先係止搬
送体の搬送ラグの先端移動軌跡に沿う誘導面に形成し、
該誘導面の終端上部に平面視で上記掻込搬送体の穂先係
止搬送体に沿いかつ扱深搬送体の穂先係止搬送ラグの先
端回動軌跡内に臨む穂受ガイドを突設し、当該穂受ガイ
ドによって合流部に向けて搬送される穀稈の穂先部の内
方側への倒れを規制することを特徴としている。
【0007】また、前記左右の掻込搬送体の搬送方向に
沿わせて両側に延設した案内板の終端部即ち誘導面の終
端部に、扱深搬送体の穂先係止搬送ラグの先端回動軌跡
近接対向する平面視左右方向の受面を形成すると共
に、該受面の左右両側の上部にそれぞれ穂受ガイドを設
けることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。1は本発明に係わる穀稈搬送装置を有する
コンバインであり、該コンバイン1はクローラ式の走行
装置1aを有する機台1bに、フィードチェーン4aを
扱室4bに沿設した脱穀機4を搭載すると共に、機台1
bの前部に立設した支柱1cの上部に回動支軸1dを設
け、該回動支軸1dに、4条刈り型に構成された刈取部
3の支持フレーム3aと、掻込搬送体2から刈取穀稈を
扱深調節しながら継送し上記フィードチェーン4aに供
給搬送する扱深搬送体5の基部を、昇降回動可能に支持
し伝動するようにしている。また脱穀機4の他側で刈取
部3の後方には操縦部1eを配設している。
【0009】上記刈取部3は、支持フレーム3aの前方
に形成した刈取部フレーム3bの先端部に分草体6aと
植立穀稈を4〜5条分引起す4つの引起装置6(61,
61,63,64)を配設すると共に、該引起装置6の
後方に刈刃6bを横設し、刈刃6bの上方には2条分を
対として互いに内向きに回転する掻込輪体7(71,7
2,73,74)を設け、両外側の掻込輪体71,74
の上方に機体前進方向に対して左側の掻込搬送体2と機
体進行方向に対して右側の掻込搬送体2aを設け、この
掻込搬送体2,2aは、刈刃6bで刈り取られ株元を掻
込輪体7で掻込まれた穀稈を立姿で後方上方に向けて搬
送し、その左右の掻込搬送経路を平面視でハ字状に形成
して搬送終端部において合流部Gを構成するようにして
いる。
【0010】上記掻込搬送体2,2aは、その搬送始端
部を上記掻込輪体71,74上におき、搬送終端部で合
流部Gを形成するように、左右の株元挟持搬送体8,8
aと該株元挟持搬送体8,8aに各沿わせて上下2段に
設けた左右の穂先係止搬送体9,9a及び茎部係止搬送
体9b,9cで構成される。そして、左右の掻込搬送体
2,2a間には内側寄りの引起装置62,63の背後に
取着された案内板10を合流部Gに向けて延設してい
る。上記案内板10は平面視(図2)において、両側の
案内面11,11aを左右の掻込搬送経路の内側に沿う
略平行状に延設すると共に、その後部を互いに内向きに
屈曲させて形成した誘導面12,12aを、前記穂先係
止搬送体9と9aの終端付近でその搬送ラグ90の先端
移動軌跡に沿わせて設けている。
【0011】また上記誘導面12,12aの終端部は平
面視左右方向の受面13により閉鎖し、該受面13は扱
深搬送体5の搬送ラグ50の先端回動軌跡に近接対向さ
せて、穀稈の円滑な係合搬送を許容すると共に、扱深搬
送体5先端部の上下動を許容することができるようにし
ている。さらに、案内板10の上部は側面視(図1)に
おいて、引起装置62,63の上部の高さと略同位置で
上面板16によって閉鎖されており、これにより、前傾
姿勢で搬送される穀稈の垂れ下がった穂先を円滑に誘導
案内させるようにしている。
【0012】また、案内板10の下端部は自由端に形成
されて、両側の引起装置62,63の背後から茎部係止
搬送体9b,9cの上部に沿わせ後ろ上がりに形成され
ている。そして、案内板10の後部に形成された受面1
3は、後述する扱深搬送体5が上下回動する際に接当し
ないようにその穂先係止搬送体5aの搬送ラグ50の先
端回動軌跡に近接させて垂下形成している。尚、左右の
穂先係止搬送体9と9aの終端部の高さは、扱深搬送体
5による継送を良好に行う上で内向きに斜設した扱深搬
送体5の穂先係止搬送体5aの姿勢に合わせ、左側の穂
先係止搬送体9は低く右側の穂先係止搬送体9aはこれ
より高く設けてある。
【0013】そして、上記左右の誘導面12,12aの
終端部の上部には左右の穂先係止搬送体9,9aに各対
向する位置に沿って、可撓性を有する穂受ガイド20,
20aを上下方向の所定巾にわたって取付けると共に、
該穂受ガイド20,20aの自由端を平面視で扱深搬送
体5の搬送ラグ50の先端回動軌跡内に臨むように突設
している。この穂受ガイド20,20aは、動物の毛又
はプラスチック材或いは鋼線からなる0.5ミリ程度或
いはそれ以下の線径で可撓性を有する多数本の線材を以
て、一端を固定端とし他端を自由端とするように板状に
束ねてブラシ状に形成し、基部の固定端を案内板10に
取付ネジ17を介して着脱可能に取着している。
【0014】これにより、穂受ガイド20,20aは穂
先係止搬送体5aの搬送ラグ50の先端回動軌跡内に臨
み、側方への柔らかな弾性力を有しながら全体として上
下方向の穀稈受け剛性を創出するので、穂受ガイド2
0,20aで支受された穀稈を搬送ラグ90,50とに
より柔らかく挟持送りさせると共に、穂先部の前倒れを
防止した状態で適正姿勢に維持させてこの部における継
送搬送を良好に行なわせることができる。また、穂受ガ
イド20,20aは位置決め調節及び摩損の際の交換等
を容易に行うことができる。
【0015】前出の扱深搬送体5は、搬送穂側において
粗間隔に設けられて回動する搬送ラグ50にガイド棒5
1を対設した穂先係止搬送体5aと、この下方で株元を
挟持搬送する挟持レール52を対設した突起付きチェー
ンの株元挟持搬送体5bとから構成され、上記穂先係止
搬送体5aは、ケースの内側寄りを下向きに斜設されて
搬送ラグ50が始端部においてその先端をやや上向きと
なるように回動され、搬送終端部に至るほど株元挟持搬
送体5bから機体内方に向けて離間されていることによ
り、掻込搬送体2,2aから継送した穀稈を順次横倒し
姿勢で搬送し終端部において、フィードチェーン4aに
円滑に継送させて良好な脱穀作業を行わせることができ
る。
【0016】以上のように構成したコンバインの刈取作
業は、機体の進行に伴い植立穀稈を引起装置61,62
及び63,64で2条分づつ引起し、株元を掻込輪体7
1,72及び73,74で掻込みながら刈刃6bで刈り
取り、そして掻込路から株元挟持搬送体8,8aで挟持
すると共に、茎部を茎部搬送体9b,9cの搬送ラグ9
0aに係合させ、また穂先部は穂先係止搬送体9,9a
によってその搬送ラグ90に係合支持させて、合流部G
へ向けて後方送りし合流させる。次いで、合流部Gに送
られた穀稈は、扱深さ適正位置において株元側を扱深搬
送体5の株元挟持搬送体5bで挟持すると共に、穂側を
穂先係止搬送体5aの搬送ラグ50によって係合し、両
者の終端部においてフィードチェーン4aに継送搬送し
脱穀機4に供給して脱穀が行われる。
【0017】このように左右の掻込搬送経路で後方送り
される穀稈は、側面視において掻込搬送体2,2aの姿
勢に沿う前傾姿勢で搬送され、案内板10の案内面1
1,111a及び誘導面12,12aに沿って穂先部が
案内されて合流部Gに至る。また、標準長さの標準稈及
びこれより長い稈長の長稈は、穂先部が穂先係止搬送体
9,9aに達してその搬送ラグ90で案内板10と共動
して係合搬送され、上記誘導面12,12aの終端部に
取着された穂受ガイド20,20aに対向する部位にお
いて、穂先係止搬送体9,9aの搬送ラグ90が規制を
失って後退することにより、搬送を解除された状態で扱
深搬送体5の搬送ラグ50の回動軌跡に至るので、左右
の掻込搬送経路にある穂先部は各穂受ガイド20,20
aで一時的に支持される。
【0018】このとき、右側の掻込搬送経路から搬送さ
れた穂先部は右側の穂受ガイド20aに支受された状態
で左側の掻込搬送体2側即ち内方側への倒れを防止され
ながら、穂先係止搬送体5aの搬送ラグ50で順次円滑
に掻き取られ、上記穂受ガイド20aを乗り越えて両穂
受ガイド20,20a間に至り、当該穂先部は受面13
の上方で支受されると共に左側の穂受ガイド20によっ
てそれ以上の倒れを規制された状態となりながら継送さ
れる。また左側の掻込搬送経路から搬送された穂先部は
合流部G部分において、左側の誘導面12及び穂受ガイ
ド20で支受されながら、右側の掻込搬送体2a側即ち
内方側への倒れを規制された状態で、上記穂先係止搬送
体5aの搬送ラグ50によって掻き取られ右側の穂先部
と合流し脱穀機4に向けて搬送される。
【0019】また長稈材の穂先部は特に前方に垂れ下が
った前倒れ姿勢で送られるが、案内板10の上部は上面
板16で閉鎖されているので、穂先は上面板16の上面
にもたれ掛かった状態で案内面11,11aから誘導面
12,12aに沿って円滑に移行し、該誘導面12,1
2aの終端部で前述のように搬送が解除されることに伴
い、前方或いは側方に倒れようとする右側の掻込搬送経
路側の穂先部は、右側の穂受ガイド20aを乗り越えて
も左側の穂受ガイド20により左側の掻込搬送経路と区
画された状態になるので、これが左側の掻込搬送経路側
に前倒れすることによる穂先部の絡み合いを防止するよ
うに規制されると共に、扱深搬送体5の搬送ラグ50に
よる継送を確実にすることができる。
【0020】これにより、穂先部の搬送が粗間隔に設け
られた搬送ラグ90によって一時的に解除される両掻込
搬送経路の終端部において、穂受ガイド20,20a及
び受面13で支受された状態にある穂先部を、穂先係止
搬送体5aの搬送ラグ50が突出回動して描く回動軌跡
内に適正姿勢で臨ませることができるから、該搬送ラグ
50に確実に係合させて穀稈漏れ等を生じさせることな
く受け継ぎ合流部Gにおける継送搬送を良好にすること
ができる。従って、刈取部3が非刈取姿勢に上昇され搬
送が作業中途で停止される際或いは刈取終了時のよう
に、後続の搬送穀稈が少なかったり無かったりする場合
においても、穀稈は適正姿勢に維持されるから合流部G
におけるずれ落ちを防止されると共に、刈取再開時に当
たり穀稈の搬送を良好に行うことができる。
【0021】また穂受ガイド20,20aは可撓性を有
する多数の線状部材を板状に束ねて上下方向に設けてい
るので、垂れ下がり状にある穂先部を安定よく区画支持
すると共に、搬送ラグ50と接当する際線材部分は柔ら
かな弾力性を有し局部的に追随変曲するので、搬送ラグ
50の通過を円滑に許容し穂先部の支持及び継送を良好
に行うと共に、搬送ラグ50の上下回動にも支障を生ず
ることなく扱深搬送体5による扱深調節を良好に行うこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
より、刈り取られた穀稈は左右の掻込 搬送体の株元挟持
搬送体及び穂先係止搬送体によって後方送りされ、案内
の誘導面に沿って穂先部が案内されて合流されると
き、誘導面の終端部で穀稈の穂先部が上記穂先係止搬送
体による搬送を解除されても、誘導面の終端上方に上記
穂先係止搬送体に沿って設けた穂受ガイドによって、穂
先部を適正姿勢に区画支受した状態で扱深搬送体の穂先
係止搬送体に臨ませてその搬送ラグによる継送を的確に
行うことができるから、合流部における穂先部の絡み合
いや穀稈漏れ等を防止しながら脱穀機へ良好に搬送供給
することができると共に、刈取再開時の穀稈の継送搬送
を良好に行うことができる。
【0023】請求項2の発明により、誘導面の終端部に
形成した受面を、扱深搬送体の穂先係止搬送ラグの先端
回動軌跡に近接対向させて、穀稈の円滑な係合搬送を許
容することができる。 また、案内板の終端部即ち誘導面
の終端部に形成した受面の右側上部に設けた穂受ガイド
によって、右側の掻込搬送経路終端部で穀稈の穂先部を
穂受ガイドで、区画しながら支受するので、穂先部の倒
れを防止して扱深搬送体の搬送ラグによって左側の掻込
搬送経路側から送られる穀稈と良好に合流搬送させるこ
とができる。
【0024】また、案内板の終端部に形成した受面の左
側上部に設けた穂受ガイドによって、右側の掻込搬送経
路側への穀稈の倒れを防止すると共に、その穂先部と右
側の掻込搬送経路から送られる穂先部とを穂受ガイドで
区画しながら支受するので、穂先部の絡み合いを防止し
た状態で扱深搬送体の搬送ラグによる継送を良好に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穀稈搬送装置を備えたコンバインの要
部を示す側面図。
【図2】図1を一部断面をして示す平面図。
【図3】合流部の作用を示す斜視図。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 掻込搬送体 3 刈取部 4 脱穀機 4a フィードチェーン 5 扱深搬送体 5a 穂先係止搬送体 5b 株元挟持搬送体 6 引起装置 7 掻込輪体 8,8a 株元挟持搬送体 9,9a 穂先係止搬送体 9b,9c 茎部係止搬送体 10 案内板 11,11a 案内面 12,12a 誘導面 13 受面 20,20a 穂受ガイド 50,90 搬送ラグ G 合流部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の引起装置の後方に、刈刃によって
    刈り取られた穀稈の株元側を掻込む掻込輪体と、掻込輪
    体によって掻込まれた穀稈を合流部に向けて搬送する左
    右の株元挟持搬送体及び穂先係止搬送体からなる掻込搬
    送体と、後部の支点を中心に始端部を上下動させて合流
    部に搬送された穀稈を脱穀機のフィードチェーンに継送
    する株元挟持搬送体及び穂先係止搬送体とからなる扱深
    搬送体とを設けるコンバインにおいて、前記複数の引起
    装置の内、中央寄りの引起装置の背後から左右の掻込搬
    送体の内側でその搬送方向に沿わせて両側に案内板を延
    設し、該案内板と掻込搬送体の穂先係止搬送体との間で
    両者によって穀稈の穂先部を合流部に向けて搬送案内す
    るように構成すると共に、上記案内板の後部を前記掻込
    搬送体の穂先係止搬送体の搬送ラグの先端移動軌跡に沿
    う誘導面に形成し、該誘導面の終端上部に平面視で上記
    掻込搬送体の穂先係止搬送体に沿いかつ扱深搬送体の穂
    先係止搬送ラグの先端回動軌跡内に臨む穂受ガイドを突
    設し、当該穂受ガイドによって合流部に向けて搬送され
    る穀稈の穂先部の内方側への倒れを規制することを特徴
    とするコンバインの穀稈搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記左右の掻込搬送体の搬送方向に沿わ
    せて両側に延設した案内板の終端部即ち誘導面の終端部
    に、扱深搬送体の穂先係止搬送ラグの先端回動軌跡に
    対向する平面視左右方向の受面を形成すると共に、該
    受面の左右両側の上部にそれぞれ穂受ガイドを設けるこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンバインの穀稈搬送装
    置。
JP04304496A 1996-02-29 1996-02-29 コンバインの穀稈搬送装置 Expired - Fee Related JP3258893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04304496A JP3258893B2 (ja) 1996-02-29 1996-02-29 コンバインの穀稈搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04304496A JP3258893B2 (ja) 1996-02-29 1996-02-29 コンバインの穀稈搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09233933A JPH09233933A (ja) 1997-09-09
JP3258893B2 true JP3258893B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=12652906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04304496A Expired - Fee Related JP3258893B2 (ja) 1996-02-29 1996-02-29 コンバインの穀稈搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3258893B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09233933A (ja) 1997-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3258893B2 (ja) コンバインの穀稈搬送装置
JP3499404B2 (ja) コンバインの穀稈搬送装置
JPS5811162B2 (ja) カリトリシユウカクキニオケル ケイカンハンソウソウチ
JPH0432916Y2 (ja)
JP3489743B2 (ja) コンバインの刈取部
JPH0453235Y2 (ja)
JP3469427B2 (ja) コンバインにおける扱深さ搬送装置
JPH041768Y2 (ja)
JPS5938107Y2 (ja) コンバインにおける穀稈搬送装置
JPH071937Y2 (ja) 刈取結束機
JPS6021944Y2 (ja) 刈取収穫機の茎稈縦搬送装置
JP2023050346A (ja) コンバインの前処理部における穂側搬送体構造
JPH0142432Y2 (ja)
JP2519934Y2 (ja) コンバイン
JPH08172866A (ja) 脱穀部への穀稈供給装置
JPS6013334Y2 (ja) コンバインの穀稈搬送装置
JPH0751869Y2 (ja) コンバインの刈取前処理装置
JPS6137219Y2 (ja)
JPH10136754A (ja) コンバインの穀稈継送装置
JPH0620357Y2 (ja) コンバインにおける搬送継送装置
JP3653808B2 (ja) コンバインの穀稈搬送装置
JPH0711553Y2 (ja) 茎稈束回収機
JPS5941944Y2 (ja) 刈取収穫機
JPH07236336A (ja) コンバインの刈取部
JPH03164107A (ja) 全稈投入型コンバインの刈取前処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees