JP2023050346A - コンバインの前処理部における穂側搬送体構造 - Google Patents

コンバインの前処理部における穂側搬送体構造 Download PDF

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Abstract

Figure 2023050346000001
【課題】刈取り穀稈を係合搬送する穂側継送搬送装置のタインを、角外側ガイドと丸外側ガイドによって支持ガイドすることにより、タイン側面の局部摩耗を抑制し長期にわたる使用を可能にするコンバインの前処理部における穂側搬送体構造を提供する。
【解決手段】穀稈を後方の穀稈被継送搬送路Hに継送する穂側継送搬送装置21内で回転駆動されるチェン51が有する複数のタイン50を、内側ガイド53と外側ガイド55とにより起立姿勢に支持ガイドするに、該外側ガイド55を継送搬送路K側に設ける角外側ガイド55Aと継送部G側に設ける丸外側ガイド55Bとにより構成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、コンバインの前処理部における穂側搬送体構に関する。
従来、複数条の植立穀稈を刈取る多条刈り型のコンバインの前処理部は、前後方向に配置される株元継送搬送体と穂側継送搬送装置とにより形成される継送搬送路に対し、後方の株元搬送体と穂先搬送体とにより横向きに形成される穀稈被継送搬送路を交差させ、継送搬送路の終端側から搬送される穀稈を穀稈被継送搬送路に継送して後方の脱穀部に供給搬送を行うように構成されている。(例えば、特許文献1参照)
そして、株元継送搬送体で挟持搬送される穀稈の穂側を前記交差部(合流部)に継送する穂側継送搬送装置は、そのタインケース(装置ケース)に内装され起伏回動自在に回動移動される複数のタインに係合させて後方搬送し、継送搬送路の終端部に構成される継送部から穀稈被継送搬送路に継送する穂側搬送体構造にしている。
尚、上記穂側継送搬送装置は、コンバインで一般的に実施されている前処理部の前部に立設されて植立穀稈を引き起こし係合送りする引起し装置と同様な構造を採用し、タインを起伏自在に回動移動させる構成にすることが周知である。
つまり、この種前処理部の穂側継送搬送装置は、タインケース内で、タインを起伏回動移動させる構造を引起し装置と略同様な構成によって、複数のタインを起伏回動自在に有するチェンを前側輪と後側輪とに張設し、内側ガイドと断面4角形状の角棒部材からなる角外側ガイドによってタインを係合搬送方向に起立案内する継送搬送路を形成し、且つ該継送搬送路の終端側の継送部でフリー回動状態になるタインの上下側面を摺接状態で支持ガイドする構造が一般的である。
特許第4530861号公報
上記特許文献1に示される穂側搬送体構造は、刈取り穀稈を穂側継送搬送装置のタインが起立姿勢にあるとき穂側をスムーズに後方搬送してその終端部に構成される継送部から、交差方向に設けられ起立姿勢で側方に移動する穂先搬送体のタインにスムーズに継送できる利点がある。
然しながら、穂先搬送体の穀稈被継送搬送路と穂側継送搬送装置の穀稈被継送搬送路の継送部とが交差する交差部に穀稈詰まりを生じた場合に、穂側継送搬送装置側のタインには搬送方向はもとより上下方向から過大な負荷がかかるため、この負荷によって上下方向に傾斜するタインは、その基部側が角外側ガイドの平坦面のコーナー部(外側寄りのエッジ部)に接当しながら摺接状態で回動移動すること及びタインケース内への引き込み動作が行われる際に、タイン基部側はエッジ部に齧るように接当が繰り返されることから、タインは基部側に大きな摩耗を溝状に生じてタインの回動移動抵抗を大きくすると共に、タインの耐久性を早期に損なう等の問題がある。
上記課題を解決するための本発明は、第1に、刈取られた穀稈をカッタ6の後方で、株元継送搬送体19と穂側継送搬送装置21とにより形成される継送搬送路Kから、後方の株元搬送体19Rと穂先搬送体21Rとで形成される穀稈被継送搬送路Hに継送搬送するに、前記穂側継送搬送装置21を上部カバー52Cと下部カバー52Aとからなるタインケース52内で、複数のタイン50を起伏回動自在に有するチェン51を前側輪32Aと後側輪32Bとに張設すると共に、複数のタイン50をタインケース52内の内側ガイド53と外側ガイド55とにより継送搬送路K側で搬送姿勢に起立案内し、起立姿勢にされた各タイン50によって係合される穀稈を、継送搬送路Kに設けられる継送部Gで該タイン50を後傾斜姿勢に切換えて回動移動させるタインフリー回動移動路から穀稈被継送搬送路Hに継送するコンバインの前処理部における穂側搬送体構造において、
前記タインケース52に設けられる外側ガイド55を、断面4角形状の角棒部材による角外側ガイド55Aと、断面円形状の丸棒部材からなる丸外側ガイド55Bとで形成すると共に、該角外側ガイド55Aを前記継送搬送路Kでタイン50が起立姿勢で移動する直線状の搬送経路側に沿わせて設けると共に、丸外側ガイド55Bを前記角外側ガイド55Aの終端に連ならせ継送部Gに沿わせて設けることにより、起立移動が解除されフリー回動移動するタイン50を摺接可能に支持ガイドすることを特徴としている。
第2に、前記丸外側ガイド55Bは、その太さを角外側ガイド55Aがタイン50の側面を支持ガイドする上下高さより小さい直径にすることを特徴としている。
第3に、前記丸外側ガイド55Bは、角外側ガイド55Aの終端に連なる部位から延長される直線状の縦ガイド部57と、前側輪32Aから順次離れる曲率を有して湾曲状になる曲げガイド部58と、該湾曲ガイド部58から前記穀稈被継送搬送路Hの搬送方向に沿わせる横ガイド部59とにより一連に形成することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、刈取られた穀稈をカッタ6の後方で、株元継送搬送体19と穂側継送搬送装置21とにより形成される継送搬送路Kから、後方の株元搬送体19Rと穂先搬送体21Rとで形成される穀稈被継送搬送路Hに継送搬送するに、前記穂側継送搬送装置21を上部カバー52Cと下部カバー52Aとからなるタインケース52内で、複数のタイン50を起伏回動自在に有するチェン51を前側輪32Aと後側輪32Bとに張設すると共に、複数のタイン50をタインケース52内の内側ガイド53と外側ガイド55とにより継送搬送路K側で搬送姿勢に起立案内し、起立姿勢にされた各タイン50によって係合される穀稈を、継送搬送路Kに設けられる継送部Gで該タイン50を後傾斜姿勢に切換えて回動移動させるタインフリー回動移動路から穀稈被継送搬送路Hに継送するコンバインの前処理部における穂側搬送体構造において、前記タインケース52に設けられる外側ガイド55を、断面4角形状の角棒部材による角外側ガイド55Aと、断面円形状の丸棒部材からなる丸外側ガイド55Bとで形成すると共に、該角外側ガイド55Aを前記継送搬送路Kでタイン50が起立姿勢で移動する直線状の搬送経路側に沿わせて設けると共に、丸外側ガイド55Bを前記角外側ガイド55Aの終端に連ならせ継送部Gに沿わせて設けることにより、起立移動が解除されフリー回動移動するタイン50を摺接可能に支持ガイドすることにより、
前記継送搬送路Kの直線状の搬送経路側においてタイン50は、側面基部側が角外側ガイド55Aの広く平坦なガイド面によって安定的に支持ガイドされるため、前後方向に長い直線経路でタイン50を上下方向に大きく揺らすことなくスムーズな係合搬送を可能にすると共に、タイン側面の局部摩耗を抑制して長期使用を可能にする。
また角外側ガイド55Aから継送部Gに至るタイン50は、タインフリー回動移動路で丸棒材による滑らかなアール状表面に対しタイン50を摺接移動させタイン先端方向に滑らかに接触支持した状態でスライドさせるので、その側面に齧りや傷を生じさせることなく継送搬送スムーズに行うことができると共に、タイン側面の局部摩耗を抑制し長期にわたる使用を可能にすることができる。
請求項2に係る発明によれば、前記丸外側ガイド55Bは、その太さを角外側ガイド55Aがタイン50の側面を支持ガイドする上下高さより小さい直径にすることにより、
角外側ガイド55Aから継送部Gに至るタイン50は、タイン上下側面を上下の丸外側ガイド55Bとの間で上下方向の揺動幅を大きくするので、穀稈詰まりが生じた場合にタイン先端側を詰まり穀稈中で抵抗に応じ揺動して過大負荷をさけると共に、円形外周面に摺接するため齧りのない回動移動をスムーズにすることができる。
請求項3に係る発明によれば、前記丸外側ガイド55Bは、角外側ガイド55Aの終端に連なる部位から延長される直線状の縦ガイド部57と、前側輪32Aから順次離れる曲率を有して湾曲状になる曲げガイド部58と、該湾曲ガイド部58から前記穀稈被継送搬送路Hの搬送方向に沿わせる横ガイド部59とにより一連に形成することにより、
角外側ガイド55Aから継送部Gに至るタイン50は、角外側ガイド55Aから穀稈を直線状の縦ガイド部57にスムーズに受け継いで曲げガイド部58に至らせ、曲げガイド部58の円形断面形状に沿って支持ガイド位置をタイン先端側にズラしながら円形外周の頂部に沿って滑らかに摺接し、且つタイン方向に長い摺接面積を有してフリー回動移動して横ガイド部59に至るので、穀稈詰まりが生じた場合でもタイン50に過大負荷をかけることなく、且つ円形外周との摺接によって齧りのないフリー回動移動をしながら穀稈を穀稈被継送搬送路Hにスムーズに継送することができる。
前処理部の要部側面図である。 前処理部の要部平面図である。 前処理部の要部伝動線図である。 各穂側搬送体を除いた状態の前処理部の要部平面図である。 中央株元搬送体を示す前処理部の要部側面図である。 穂先搬送体の構成を示す平面図である。 図6の穂側搬送体の上部カバーを外した状態を示す斜視図である。 (A)は穂側搬送体の継送部の構成及び作用を示す拡大平面図、(B)は(A)の要部構造を示す側面図である。 角外側ガイドの構造及び作用を示す断面図である。 丸外側ガイドの構造及び作用を示す断面図である。
図1,図2はコンバインにおける前処理部1の左側面図及び平面図である。該前処理部1は在来構造による前処理フレーム2に分草体3,引起装置4,カッタ6,穀稈搬送部7が設けられた構造となっている。前処理フレーム2は、前後方向の縦伝動筒8と縦伝動軸8の前端に設けられた左右方向の横伝動筒9を中心に構成されている。
分草体3は横伝動筒9から前方に突設されたディバイダフレーム11の先端に設けられている。カッタ6は横伝動筒9の前方に横伝動筒9に平行に左右方向に横設されている。横伝動筒9からは引起伝動筒12が上方に向かって突出している。引起装置4は引起伝動筒12に支持されて取り付けられている。
縦伝動筒8の基端部(後端部)はコンバインの走行機体に上下昇降自在に軸支されている。これにより前処理部1は走行機体に上下昇降自在に取り付けられている。図3に示されるように、縦伝動筒8内には縦伝動軸13が内装されている。横伝動筒9内には、縦伝動軸13から駆動力が伝動される横伝動軸14が内装されている。
縦伝動軸13には、縦伝動筒8の基端部側に設けられた入力プーリ15から駆動力が入力されている。引起伝動筒12内には、横伝動軸14から駆動力が伝動される引起伝動軸16が内装されている。縦伝動軸13,横伝動軸14,引起伝動軸16を介して前処理部1の各部に駆動力が入力される。
穀稈搬送部7は、引起装置4によって引き起こされた穀稈を掻き込む掻込みベルト17と、スターホイル18と、切断後の穀稈の株元を搬送する左右及び中央の株元搬送体19L,19R,19Cと、切断後の穀稈の穂側を搬送する左右及び中央の穂先搬送体21L,21R,21Cと、扱深さを調節する扱深さ搬送体22と、扱ぎ深さが調節された穀稈の株元側を受け継いで搬送する継送り搬送体23とからなる。
本実施形態の前処理部1は6条刈り用であり、6つのスターホイル18が左右方向に並んで設けられている。各スターホイル18の上方に、前方に向かって掻込みベルト17が設けられている。掻込みベルト17は駆動プーリ24及び従動プーリに巻き回されており、駆動プーリ24の回転駆動によって回転する。
右穂先搬送体21Rは前処理部1の後端にまで延出している。左穂先搬送体21Lと右穂先搬送体21Rとは平面視でy字状をなすように配置されている。中央穂先搬送体21Cは左穂先搬送体21Lと右穂先搬送体21Rとの合流地点近傍に延出している。中央穂先搬送体21Cと左穂先搬送体21Lは、右穂先搬送体21Rに比較して搬送距離が短い。上記構成において図2に示すように、前記株元搬送体19Rと穂先搬送体21Rとからなる穀稈被継送体20は、カッタ6の後方でによる刈取られた穀稈を脱穀部側に向けて集合搬送する継送搬送路Kを形成している。
図4,図5に示されるように、左右及び中央の株元搬送体19L,19R,19Cは各左右及び中央の穂先搬送体21L,21R,21Cの下方に位置し、左穂先搬送体21Lと右穂先搬送体21Rとの合流地点近傍下方にまで延出している。
扱深さ搬送体22は、穀稈の株元を支持し、前端側を支点に上下揺動自在に設けられている。
この扱深さ搬送体22は、上下揺動して前処理部1における穀稈の株元位置を調節することにより、扱ぎ深さを調節する。尚、この扱深さ搬送体22は、上下揺動軸支部の近傍に扱深さ揺動上限位置と扱深さ揺動下限位置とを規制する揺動範囲規制手段を備えている。これにより扱ぎ深さ調節された穀稈は、株元側が扱深さ搬送体22から継送り搬送体23に受け継がれる。ただし穂先側は右穂先搬送体21Rによって継続的に搬送される。穀稈はその後コンバインのフィードチェーンに搬送継送されて脱穀部によって脱穀される。
扱深さ搬送体22,左右及び中央の株元搬送体19L,19R,19C,継送り搬送体23は、駆動力が入力される駆動輪(駆動スプロケット)と従動輪(従動スプロケット)との間に搬送チェンが掛け回された構造となっている。穀稈の株元を搬送チェンと搬送チェンに対向して設けられた挟持レールとの間で挟持し、駆動スプロッケットによる搬送チェンの回転によって穀稈の株元を後方に搬送する。
左右及び中央の穂側搬送体21L,21R,21(21C)は、駆動力が入力される駆動スプロケット32Cと従動スプロケットとの間に、在来のもと同様な構造によって多数の搬送タインが適当な間隔をおいて起伏自在に装着される穂側搬送部を回しかけて構成され、前処理フレーム2側に支持された搬送レールとタインとの間において、タインにより穀稈の穂側を後方に搬送する穂側搬送体構造をなしている。
上記穂側搬送体構造において、中央に位置する穂側搬送体21は、図6~図10で後述するように本発明に関わるタイン支持ガイド構造を備えて穂側搬送体を構成している。
各スターホイル18は、前処理フレーム2側に固定又は回転自在に設けられた支軸26に一体的又は自由回転自在に軸支されている。図3に示されるように、左側の最外側のスターホイル18Lが軸支されている左側の最外側の支軸26Lは前処理フレーム2側に固定されている。該支軸26Lには筒状の筒軸27Lが外嵌されている。該筒軸27Lは支軸に対して同軸で回転する。筒軸27Lには左株元搬送体19Lにおける従動スプロケット28Lが一体回転するように取り付けられている。
上記筒軸27Lは左側の最外側のスターホイル18Lの上面に一体的に固定されている。上記筒軸27Lには上記従動スプロケット28Lの上方位置に掻込みベルト17の駆動プーリ24が一体回転するように取り付けられている。左株元搬送体19Lにおける駆動スプロケット29Lは、引起伝動筒12から突出する左駆動軸31に軸支されている。該左駆動軸31には左穂側搬送体21Lの駆動スプロケット32Lも軸支されている。
左駆動軸31によって左穂側搬送体21Lの駆動スプロケット32Lと左株元搬送体19Lの駆動スプロケット29Lに駆動力が伝動されると、左穂側搬送体21Lと左株元搬送体19Lが駆動されるとともに、左側の最外側のスターホイル18Lと該スターホイル18Lの上方に位置する掻込みベルト17が回転駆動される。
一方図3に示すように、右側の最外側のスターホイル18Rが軸支されている右側の最外側の支軸26Rも、左側の最外側の支軸26Lと同様に、前処理フレーム2側に固定され、筒状の筒軸27Rが外嵌されている。筒軸27Rは支軸26Rに対して同軸で回転する。筒軸27Rには右株元搬送体19Rにおける従動スプロケット28Rが一体回転するように取り付けられている。
上記筒軸27Rは右側の最外側のスターホイル18Rの上面に一体的に固定されている。上記筒軸27Rには上記従動スプロケット28Rの上方位置に掻込みベルト17の駆動プーリ24が一体回転するように取り付けられている。右株元搬送体19Rにおける駆動スプロケット29Rは、縦伝動筒8から突出する右駆動軸33に軸支されている。
右駆動軸33によって右株元搬送体19Rの駆動スプロケット29Rに駆動力が伝動されると、右株元搬送体19Rが駆動されるとともに、右側の最外側のスターホイル18Rと該スターホイル18Rの上方に位置する掻込みベルト17が回転駆動される。右側の最外側のスターホイル18Rと該スターホイル18Rに隣接するスターホイル18Aとは互いに歯が噛み合うように配置されている。
上記スターホイル18Aが軸支されている支軸26Aは、前処理フレーム2側に固定された筒体27A内に同軸で回転自在に挿入されて設けられている。
この支軸26Aには筒体27Aの下方位置に前記スターホイル18Aが、筒体27Aの上方位置に掻込みベルト17の駆動プーリ24がそれぞれ一体回転するように取り付けられている。
上記のように右側の最外側のスターホイル18Rが回転駆動されると、歯の噛み合いによって隣接するスターホイル18Aが駆動され、該スターホイル18Aの上方に位置する掻込みベルト17が駆動される。
その他の3つの各スターホイル18B,18C,18Dが軸支されている各支軸26B,26C,26Dは、図3に示されるように、前処理フレーム2側に固定された筒体27内に各同軸で回転自在に挿入されている。
各支軸26B,26C,26Dにおける筒体27B,27C,27Dの下方位置に前記スターホイル18B,18C,18Dが、筒体27B,27C,27Dの上方位置に、各スターホイル18B,18C,18Dに対応する掻込みベルト17の駆動プーリ24がそれぞれ一体回転するように取り付けられている。
上記3つの各スターホイル18B,18C,18Dは順に隣接するスターホイル18C,18Dと互いに歯が噛み合うように配置されている。左側の最外側のスターホイル18Lに隣接するスターホイル18Bは、左側の最外側のスターホイル18Lと歯が噛み合うように配置されている。
これにより上記のように左側の最外側のスターホイル18Lが回転駆動されると、歯の噛み合いによって上記3つのスターホイル18B,18C,18Dが駆動され、各スターホイル18B,18C,18Dの上方に位置する掻込みベルト17が駆動される。
以上のように左駆動軸31により左穂側搬送体21Lと左株元搬送体19Lと左側4つのスターホイル18L,18B,18C,18Dと左側4つの掻込みベルト17が駆動され、右駆動軸33により右株元搬送体19Rと右側2つのスターホイル18R,18Aと右側2つの掻込みベルト17が駆動される。
一方縦伝動筒8からは中伝動筒34が突出している。中伝動筒34内には縦伝動軸13から駆動力が伝動される軸36が内装され、軸支されている。中伝動筒34の端部にはギヤ37,38が収容されたギヤケース39が設けられている。ギヤケース39からは、中央株元搬送体19Cにおける駆動スプロケット29Cが軸支された中駆動軸41が突出している。
中駆動軸41には上記軸36に伝動された駆動力がギヤを介して伝動されている。中駆動軸41における上記駆動スプロケット29Cの上方位置には、中央穂側搬送体21Cの駆動スプロケット32Cが一体回転するように取り付けられている。
中駆動軸41から上記2つの駆動スプロケット29C,32Cに駆動力が伝動されると、中央株元搬送体19C及び中央穂側搬送体21Cが駆動される。上記のように中央株元搬送体19Cは、スターホイル18を駆動する右駆動軸33及び左駆動軸31とは異なる中駆動軸41によって駆動される。
縦伝動筒8の基端部側からは右穂側搬送体21Rの駆動スプロケット32Rと継送り搬送体23の駆動スプロケット42が一体回転するように取り付けられた駆動軸43と、扱深さ搬送体22の駆動スプロケット44が一体回転するように取り付けられた駆動軸46が突出している。右穂側搬送体21Rと継送り搬送体23と扱深さ搬送体22は駆動軸43又は46によって駆動される。
次に、図6~図10を参照し本発明に関わる前記穂側継送搬送装置21である中央穂側搬送体21Cについて説明する。実施形態の中央穂側搬送体21Cは、前記株元継送搬送体19である中央株元搬送体19Cの上方に沿って所定の高さに位置するように、前処理フレーム2側に設けられる取付部材2Aによって前低後高状の傾斜姿勢をなして取付支持されている。
これにより中央株元搬送体19Cと中央穂側搬送体21Cとは、前記穀稈被継送体20としての株元搬送体19Rと穂先搬送体21Rとによって形成される穀稈被継送搬送路Hに向けて、カッタ6による刈取り幅の中央部から収集した穀稈を搬送継送する継送搬送路Kを形成している。
そして、上記継送搬送路Kを介し後方搬送される穀稈は、その株元側をチェンと挟持レールによって挟持搬送する方式の中央株元搬送体19Cから株元搬送体19Rに継送され、穂先側をタイン50と図示しない穂側ガイドを介して継送する方式の中央穂側搬送体21Cの後述する継送部Gを介し、穀稈被継送搬送路Hを形成する穂先搬送体21Rに継送される。
次に、図6、図7を参照し上記配設される中央穂側搬送体21Cの具体構造について説明する。図示する中央穂側搬送体21Cは、駆動力が入力される駆動輪としての駆動スプロケット32Cと従動スプロケット等からなる前側輪32Aと後側輪32Bとに、穂側搬送用突起としての複数のタイン50をタインピン51Aを介し起伏回動自在に取付けたチェン51を回しかけた穂側搬送構造となし、在来のもと同様にタインケース52によりメンテナンス作業容易に覆われている。実施形態のタインケース52は、前記取付部材2A側で取付固定される下部カバー52Aと該下部カバー52Aに立設される各種の接続フレーム52Bと、該接続フレーム52Bにネジ止めされて穂側搬送構造を上方から覆う上部カバー52Cとから構成される。
そして、タインケース52の前後に軸支される前側輪32Aと後側輪32Bとの間には、タイン50の基部側上下に突設されるタイン突起50Aをケース内方側から接当支持して起立姿勢に切換え案内する内側ガイド53と、該タイン突起50Aを外方側から接当支持する本発明に関わる外側ガイド55を後述する構成によって設けることにより、タイン50を継送搬送路Kの直線経路で適正な起立姿勢に案内し、終端側の継送部Gで傾倒姿勢に切換えられるフリー回動移動によって穂側を穀稈被継送搬送路Hとの交差部に向け継送する。
タインケース52は、継送搬送路Kの継送部G側でタイン50をフリー状態で後退方向に傾倒移動させる後側輪32Bに対向する位置に緩衝ガイド56を設けている。これにより復路側に回動移行するタイン50の先端側を緩衝ガイド56が緩衝しながら受けて後退傾動しながらチェン51に沿わせた復路姿勢にして下方移動をスムーズに行う構成にしている。
次に、上記外側ガイド55の実施構造と他の使用態様等ついて図6~図10を参照し説明する。図示例の外側ガイド55は、前記継送搬送路Kの直線状経路をなすタイン起立ガイド側に沿って設けられる断面4角形状の角棒部材からなる角外側ガイド55Aと、該角外側ガイド55Aの終端(上端)に連なり継送搬送路Kの継送部Gに沿って設けられる断面円形状の丸棒部材による丸外側ガイド55Bとから構成される。
即ち、角外側ガイド55Aは、ストレートな棒状部を上部カバー52Cと下部カバー52Aの継送搬送路K側の内面に沿わせて、前側輪32Aと後側輪32Bにわたる長さで取付けされ、且つ湾曲状にした棒状部の前部側は前側輪32Aに略沿うように臨ませている。
これによる角外側ガイド55Aは、自由端になっているカバー縁部を剛体構造によって補強すると共に、平坦な起立ガイド面が内側ガイド53との間でタイン突起50Aを挟持状に案内し、タイン50の前後方向の傾倒を規制し継送搬送路Kの直線状経路で起立姿勢になるタイン50の穂側係合搬送をスムーズに行うようにしている。
一方、丸外側ガイド55Bは図8,図10に示すように、前記継送搬送路Kにおいて角外側ガイド55Aの終端に連なる部位から直線状に延長され、タイン50の上下側面の基部側(基部側面)を支持ガイドする縦ガイド部57と、該縦ガイド部57から回転移動方向に向けて後側輪32Bから順次離れる曲率により湾曲状をなし、タイン50の上下側面の中途側面を支持してガイドする曲げガイド部58と、該湾曲ガイド部58から前記継送部Gの湾曲搬送方向に臨み前記緩衝ガイド56の後方に至る位置まで横向きに延長されて、前記穀稈被継送搬送路Hの搬送方向に沿わせる横ガイド部59を一連に形成し全体形状を平面視で鉤型状にしている。
また上下で対をなす丸外側ガイド55Bは、上下の縦ガイド部57と曲げガイド部58との間に形成されるタイン通路を平行状にしてタイン50を摺接移動するようにしている。一方、上下の横ガイド部59によって形成されるタイン通路は搬送方向に向けて順次拡開させることにより、タイン通路内に穀稈詰まりが生じた場合でも、タイン50の上下揺動を大きく許容してフリー回動移動をスムーズにすると共に、詰まり穀稈の通路外排出を行いやすくしている。
これによる丸外側ガイド55Bは、後方に向け回動移動するタイン突起50Aが角外側ガイド55A側で延長される部位から順次タイン先端側に向けて離れるため、タイン50はフリー状態になって徐々に後傾姿勢になりながら、その回動移動によって穂側を継送方向に無理なく係合送りしたのち緩衝ガイド56との接当により後傾した倒伏姿勢になりタインケース52内にスムーズに復帰路移動させることができる。
このようにして曲げガイド部58に至りフリー回転移動するタイン50は、該曲げガイド部58の円形断面形状に沿って支持ガイド位置をタイン先端側にズラしながら、円形状の外周頂部に沿って滑らかに摺接し且つタイン方向(ラグの長さ方向)に長い摺接面積を有して安定的に案内支持される。
さらに、上記のように滑らかに支持ガイドされるタイン50は、傾倒しながら曲げガイド部58から突出するタイン方向の作用長さを順次短くしながら穂側を係合送りし、
穀稈被継送搬送路Hの交差部に向けて送り込むように作用すると共に、穂先搬送体21Rのタインとの接当を回避しながら確実且つスムーズな継送を行い、また継送部G側で多発する藁屑類をタイン50がタインケース52内へ持ち込むことを抑制する。
従って、このように穀稈を継送搬送する中央穂側搬送体21Cは、従来のもののようにタイン上下の基部側面の局部に摺動負荷や齧りを集中させることなく、丸棒材による滑らかなアール状表面に対しタイン50を摺接移動させるため、その側面に齧りや傷を生じさせることなくタイン先端方向に滑らかに接触支持した状態でスライドさせて継送搬送することができる。
またタイン50の上下側面に局部摩耗を深く大きく生じさせることなく、滑らかに摺接させタイン負荷を分散支持しながら、局部摩耗を抑制し長期にわたる使用を可能にする等の利点がある。
一方、図示例の丸外側ガイド55Bは、上部カバー52Cと下部カバー52Aとの後端側の外周縁に対し、少なくとも縦ガイド部57と曲げガイド部58の所定箇所を点溶接等の取付け手段によって取付け剛性を有して固定し、且つ上下の横ガイド部59の自由端側をタイン回動移動終端側に向けて上下方向に順次拡開させるタイン融通移動路を構成している。
このタイン融通移動路は、継送部Gに多量の穀稈詰まりを生じて上下の曲げガイド部58の間に穀稈が順次圧縮されながら入り込んでタイン50の移動を困難にするような圧縮詰まりになる場合に、前記両上下の横ガイド部59の自由端側が徐々に広くなることから圧縮詰まりを緩くするため、タイン50を詰まり穀稈中から上下の融通移動代を介して無理なく引き抜きながらタイン回動移動をスムーズにする。
即ち、図示例の中央穂側搬送体21Cは、チェン51の搬送方向回動により、継送搬送路Kの終端側で内側ガイド53と角外側ガイド55Aによるタイン50の起立搬送移動が解除されたのち、タイン50が後側輪32B側で自由に後退傾倒(後傾斜)されて回動移動を可能にするタインフリー回動移動路を継送部Gとして設けているため、タイン50の後傾斜を許容しながら、上下の丸外側ガイド55Bで形成されるタイン融通移動路をタイン回動移動終端側に向けてスムーズに通過移動させる。
以上のように構成されるコンバインの前処理部3は、カッタ6によって刈取られた穀稈を上下段に併設される穂側継送搬送装置21と株元継送搬送体19(19C)とにより形成される継送搬送路Kを構成し、該継送搬送路Kの後方で上下に併設される株元搬送体19Rと穂先搬送体21Rとにより形成される穀稈被継送搬送路Hを構成し、継送搬送路Kから後方搬送される穀稈を前記継送部Gを介して、穀稈被継送搬送路Hに継送し右側から送られてくる刈取穀稈と合流させて脱穀部側に向けて搬送しコンバイン作業を続行することができる。
この構成において穂側継送搬送装置21は、上部カバー52Cと下部カバー52Aとからなるタインケース52内で複数のタイン50を回動自在に有するチェン51を前側輪32Aと後側輪32Bとに張設すると共に、継送搬送路K側で複数のタイン50をタインケース52内に設ける内側ガイド53と外側ガイド55とによって搬送姿勢に起立案内して穀稈の穂側搬送を行う。
そして、上下の外側ガイド55は、断面4角形状の角棒部材による角外側ガイド55Aと、該角外側ガイド55Aの終端に連なる断面円形状の丸棒部材からなる丸外側ガイド55Bとで構成している。
これにより図9に示すように、継送搬送路Kの直線経路であるタイン起立搬送側に設けられる上下の角外側ガイド55Aは、継送搬送路Kに沿う上下ガイド間隔内で起立姿勢で移動するタイン50のタイン上下側面の基部側を、4角形状断面で対向する平坦で広幅なガイド面に沿わせて上タイン移動隙間Uと下タイン移動隙間Dとを適正に保持して移動させることができると共に、図10に示すように、継送部Gに至るタイン50は、タイン上下側面を上下の丸外側ガイド55Bとの間で、適正な上タイン移動隙間Uと下タイン移動隙間Dを有して移動させることができる。
尚、この際に、タイン50が上タイン移動隙間Uと下タイン移動隙間Dを適正に有して移動する場合は、穀稈の生育条件や刈取り搬送条件がよく直立姿勢で挟持搬送される直立穀稈に限られるものであり、一般には、前側に傾倒した前倒れ穀稈や後側に傾倒した後倒れ穀稈又は不規則に傾倒したり腰の弱い軟弱穀稈である場合が多いため、タイン50は多様な搬送姿勢で混在する穀稈に係合して搬送することになる。
従って、図9,図10に示すように、穀稈性状により穂側が多様に傾倒した穀稈を係合し搬送する際に、上方から穀稈押圧力がかかるタイン50では、従来のものと同様に下向きに傾動する分力によって下タイン移動隙間Dを小さくした接当状態で、下側の角外側ガイド55A又は曲げガイド部58に摺接しながら支持ガイドされて穀稈を後方に継送することになる。
一方、下方からの穀稈押圧力がかかる場合のタイン50は、上向きに傾動する分力によって上タイン移動隙間Uを小さくした接当状態で、上側の角外側ガイド55A又は曲げガイド部58に摺接しながら支持ガイドされ穀稈を後方送りする。
従って、タイン50が搬送中の穀稈の性状に伴い上下方向の大きな押圧力を受けて上方又は下方に傾いたまま起立姿勢で搬送移動するときは、該タイン50の上下側面を角外側ガイド55A又は角外側ガイド55Aに摺接させた摺接支持ガイド状態で穀稈穂側を係合搬送する。
このとき、継送搬送路Kの直線経路においてタイン50は、側面基部側が角外側ガイド55Aの広く平坦なガイド面によって安定的に支持ガイドされるため、前後方向に長い直線経路であってもタイン50を上下方向に大きく揺らすことなくスムーズな係合搬送を可能にすると共に、タイン側面の局部摩耗が抑制されて長期使用を可能にすることができる。
そして、継送部Gに至り上下の丸外側ガイド55Bによるタイン通路を後傾斜しながら回動移動するタイン50は、図10に示されるように円形断面の外周と滑らかな線接触状になってタイン50の上下方向の揺動幅を大きくするので、穀稈詰まりが生じた場合にタイン50の先端側は詰まり穀稈中を上下方向に自由に揺動しながら、該タイン50に過大負荷をかけることなく、且つ円形外周との滑らかな摺接によって齧りのない回動移動をすることができる特徴がある。
次に、外側ガイド55の他の実施形態について説明する。図示例の丸外側ガイド55Bは、その直径を角外側ガイド55Aの高さと略同じにしたものを示したが、丸外側ガイド55Bの太さ(直径)は、角外側ガイド55Aがタイン50を上下方向に受ける受け面の高さより強度を確保しつつ小径にすることが好ましいものである。
この場合には角外側ガイド55Aから継送部Gに至るタイン50は、タイン上下側面を上下の丸外側ガイド55Bとの間で、上タイン移動隙間Uと下タイン移動隙間Dとを前記実施形態のものより大きくした状態で移動させることができる。
即ち、小径にした丸外側ガイド55Bは、円形断面の外周と線接触状になってタイン50の上下方向の揺動幅を大きくするので、穀稈詰まりが生じた場合にタイン50の先端側は詰まり穀稈中を受ける抵抗に応じて上下代を有して自由に揺動しながら、該タイン50に過大負荷をかけることなく、且つ外周円形面との滑らかな摺接によって齧りのない回動移動をすることができる特徴がある。
尚、図示例の角外側ガイド55Aに対する丸外側ガイド55Bの設置構造は、両者を別部品としてタインケース52に個別に取付けて連ねるので、機械切削加工による製作工程を要することなく、所望太さの角外側ガイド55Aと丸外側ガイド55Bとを自由に選択して任意手段によって組み付けることで簡単安価に製作できる利点を有しているが、これに限ることなく両者を一本の棒材によって構成してもよいものである。
1 前処理部
6 カッタ
19 株元継送搬送体
19R 株元搬送体
21 穂側継送搬送装置
21R 穂先搬送体
32A 前側輪
32B 後側輪
50 タイン
51 チェン
52 タインケース
52A 下部カバー
52C 上部カバー
53 内側ガイド
55 外側ガイド
55A 角外側ガイド
55B 丸外側ガイド
G 継送部
H穀稈被継送搬送路
K 継送搬送路

Claims (3)

  1. 刈取られた穀稈をカッタ(6)の後方で、株元継送搬送体(19)と穂側継送搬送装置(21)とにより形成される継送搬送路(K)から、後方の株元搬送体(19R)と穂先搬送体(21R)とで形成される穀稈被継送搬送路(H)に継送搬送するに、前記穂側継送搬送装置(21)を上部カバー(52C)と下部カバー(52A)とからなるタインケース(52)内で、複数のタイン(50)を起伏回動自在に有するチェン(51)を前側輪(32A)と後側輪(32B)とに張設すると共に、複数のタイン(50)をタインケース(52)内の内側ガイド(53)と外側ガイド(55)とにより継送搬送路(K)側で搬送姿勢に起立案内し、起立姿勢にされた各タイン(50)によって係合される穀稈を、継送搬送路(K)に設けられる継送部(G)で該タイン(50)を後傾斜姿勢に切換えて回動移動させるタインフリー回動移動路から穀稈被継送搬送路Hに継送するコンバインの前処理部における穂側搬送体構造において、
    前記タインケース(52)に設けられる外側ガイド(55)を、断面4角形状の角棒部材による角外側ガイド(55A)と、断面円形状の丸棒部材からなる丸外側ガイド(55B)とで形成すると共に、該角外側ガイド(55A)を前記継送搬送路(K)でタイン(50)が起立姿勢で移動する直線状の搬送経路側に沿わせて設けると共に、丸外側ガイド(55B)を前記角外側ガイド(55A)の終端に連ならせ継送部(G)に沿わせて設けることにより、起立移動が解除されフリー回動移動するタイン(50)を摺接可能に支持ガイドすることを特徴とするコンバインの前処理部における穂側搬送体構造。
  2. 前記丸外側ガイド(55B)は、その太さを角外側ガイド(55A)がタイン(50)の側面を支持ガイドする上下高さより小さい直径にする請求項1記載のコンバインの前処理部における穂側搬送体構造。
  3. 前記丸外側ガイド(55B)は、角外側ガイド(55A)の終端に連なる部位から延長される直線状の縦ガイド部(57)と、前側輪(32A)から順次離れる曲率を有して湾曲状になる曲げガイド部(58)と、該湾曲ガイド部(58)から前記穀稈被継送搬送路(H)の搬送方向に沿わせる横ガイド部(59)とにより一連に形成する請求項1又は2記載のコンバインの前処理部における穂側搬送体構造。
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