JPH0453235Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0453235Y2 JPH0453235Y2 JP1986059186U JP5918686U JPH0453235Y2 JP H0453235 Y2 JPH0453235 Y2 JP H0453235Y2 JP 1986059186 U JP1986059186 U JP 1986059186U JP 5918686 U JP5918686 U JP 5918686U JP H0453235 Y2 JPH0453235 Y2 JP H0453235Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grain
- grain culm
- ear
- tines
- side conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 8
- 238000003306 harvesting Methods 0.000 description 2
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 1
- 241001124569 Lycaenidae Species 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は複数の掻込経路から掻込んで刈取つた
穀稈を合流させ、この合流した穀稈を穀稈搬送装
置で脱穀装置に供給して脱穀するコンバインにお
ける継送装置に関する。
穀稈を合流させ、この合流した穀稈を穀稈搬送装
置で脱穀装置に供給して脱穀するコンバインにお
ける継送装置に関する。
(ロ) 従来技術
穀稈引起装置の下部に複数の掻込経路を構成す
る掻込装置と穀稈を刈取る刈刃を設け、掻込まれ
た穀稈を機幅の一側の合流部で合流させ、この合
流した穀稈をガイド杆が対設された穂側搬送体と
挟持レールが対設された株元搬送体とからなる穀
稈搬送装置により後方の脱穀装置に供給して脱穀
処理するコンバインは既に多数知られている。
る掻込装置と穀稈を刈取る刈刃を設け、掻込まれ
た穀稈を機幅の一側の合流部で合流させ、この合
流した穀稈をガイド杆が対設された穂側搬送体と
挟持レールが対設された株元搬送体とからなる穀
稈搬送装置により後方の脱穀装置に供給して脱穀
処理するコンバインは既に多数知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
前記既知のコンバインにおける継送装置は、穂
側搬送体のガイド杆の先端部を外側方へ弯曲させ
て穀稈を受入れるべく、合流部がデルタ状になつ
ており、かつ穀稈搬送装置を上下傾動して扱深調
節した時、前記ガイド杆の先端が掻込みケースに
接触しないように離間させてあるので、稈量が多
い時、デルタ状の合流部で穀稈が停滞すると共に
前記ガイド杆の先端と掻込ケース間の間隙に押出
されて稈洩れや詰りを生じたり、継送されずにガ
イド杆から外方へ脱出することがあつた。
側搬送体のガイド杆の先端部を外側方へ弯曲させ
て穀稈を受入れるべく、合流部がデルタ状になつ
ており、かつ穀稈搬送装置を上下傾動して扱深調
節した時、前記ガイド杆の先端が掻込みケースに
接触しないように離間させてあるので、稈量が多
い時、デルタ状の合流部で穀稈が停滞すると共に
前記ガイド杆の先端と掻込ケース間の間隙に押出
されて稈洩れや詰りを生じたり、継送されずにガ
イド杆から外方へ脱出することがあつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案は穀稈引起装置の後部に複数の掻込経路
を設け、引起して掻込んだ穀稈を刈取つて機体の
一側で合流させ、この合流部で合流した穀稈をタ
イン付きの穂側搬送体と株元搬送体とからなる穀
稈搬送装置に受継ぎ、該穀稈搬送装置を傾動する
ことにより扱深調節を施して脱穀装置に供給する
ようにしたコンバインにおいて、前記合流部の前
記穂側搬送体と対向する側に、該穂側搬送体のタ
インが通過すると共に稈身方向に沿う帯状のブラ
シを上記穂側搬送体に向けて突設し、前記合流部
の外側にガイド杆を設け、前記ブラシを穂側搬送
体のタインの作動軌跡内で、穂側搬送体のガイド
杆の穀稈搬送方向上手側へ侵入させることにより
前述の問題点を解決した。
を設け、引起して掻込んだ穀稈を刈取つて機体の
一側で合流させ、この合流部で合流した穀稈をタ
イン付きの穂側搬送体と株元搬送体とからなる穀
稈搬送装置に受継ぎ、該穀稈搬送装置を傾動する
ことにより扱深調節を施して脱穀装置に供給する
ようにしたコンバインにおいて、前記合流部の前
記穂側搬送体と対向する側に、該穂側搬送体のタ
インが通過すると共に稈身方向に沿う帯状のブラ
シを上記穂側搬送体に向けて突設し、前記合流部
の外側にガイド杆を設け、前記ブラシを穂側搬送
体のタインの作動軌跡内で、穂側搬送体のガイド
杆の穀稈搬送方向上手側へ侵入させることにより
前述の問題点を解決した。
(ホ) 作用
穀稈引起装置で引起されながら掻込装置の複数
の掻込経路から掻込まれて刈刃により刈取られた
穀稈は機体の一側の合流部で合流し、次いで穀稈
搬送装置が受継いで挟持搬送し、該穀稈搬送装置
は扱深調節を施してから脱穀装置に供給して脱穀
処理する。
の掻込経路から掻込まれて刈刃により刈取られた
穀稈は機体の一側の合流部で合流し、次いで穀稈
搬送装置が受継いで挟持搬送し、該穀稈搬送装置
は扱深調節を施してから脱穀装置に供給して脱穀
処理する。
そして、前記合流部で穀稈を継送する時、ブラ
シは掻込まれて合流する穀稈を穂側搬送体のガイ
ド杆の内側で受け止め、穂側搬送体のタインは合
流した穀稈を係止してブラシ毛を押し分けながら
通過し、その際ブラシは穀稈をタインの基部側へ
押し込むこととなり、その結果、合流した穀稈を
全量洩れなく継送する。
シは掻込まれて合流する穀稈を穂側搬送体のガイ
ド杆の内側で受け止め、穂側搬送体のタインは合
流した穀稈を係止してブラシ毛を押し分けながら
通過し、その際ブラシは穀稈をタインの基部側へ
押し込むこととなり、その結果、合流した穀稈を
全量洩れなく継送する。
(ヘ) 実施例
本考案の一実施例を図面について説明すると、
1は走行装置2を有する機台3上の一側に搭載し
た脱穀装置であつて、他側には従来のものと同
様、前方から順に操作盤、運転席、穀粒タンク及
びエンジン等を配設してあり、前方には分草体
5、穀稈引起体6……スターホイル状の掻込輪7
……株元掻込チエン8……、掻込タイン9……付
きの茎部掻込チエン10……及び刈刃11等から
なる刈取装置12と、穂側搬送体13及び株元搬
送体15とからなる穀稈搬送装置14とで構成し
た前処理装置を上下傾動可能に装着してあり、前
記茎部掻込チエン10……はそれぞれ掻込ケース
16……により覆われ、掻込タイン9……は上記
掻込ケース16……から鎖線で示す軌跡で突出し
て穀稈を掻込み、両側の株元掻込チエン8,8は
横搬送経路17よりも後方へ突出して継送部に形
成してあり、前記横搬送経路17の後側には横送
チエン18を張設し、横送始端部側には掻込タイ
ン9……付きの茎部継送チエン21を張設してあ
り、該茎部継送チエン21は継送ケース22に収
納されており、掻込輪7……は横送始端側のもの
を除いて相互に噛合していて横送終端側の掻込輪
7の軸を駆動スプロケツト23により株元掻込チ
エン8を介して駆動され、茎部掻込チエン10…
…は従動する掻込輪7……の軸により駆動され、
横送始端側の掻込輪7及び茎部掻込チエン10は
横送チエン18の駆動スプロケツト25により駆
動される。
1は走行装置2を有する機台3上の一側に搭載し
た脱穀装置であつて、他側には従来のものと同
様、前方から順に操作盤、運転席、穀粒タンク及
びエンジン等を配設してあり、前方には分草体
5、穀稈引起体6……スターホイル状の掻込輪7
……株元掻込チエン8……、掻込タイン9……付
きの茎部掻込チエン10……及び刈刃11等から
なる刈取装置12と、穂側搬送体13及び株元搬
送体15とからなる穀稈搬送装置14とで構成し
た前処理装置を上下傾動可能に装着してあり、前
記茎部掻込チエン10……はそれぞれ掻込ケース
16……により覆われ、掻込タイン9……は上記
掻込ケース16……から鎖線で示す軌跡で突出し
て穀稈を掻込み、両側の株元掻込チエン8,8は
横搬送経路17よりも後方へ突出して継送部に形
成してあり、前記横搬送経路17の後側には横送
チエン18を張設し、横送始端部側には掻込タイ
ン9……付きの茎部継送チエン21を張設してあ
り、該茎部継送チエン21は継送ケース22に収
納されており、掻込輪7……は横送始端側のもの
を除いて相互に噛合していて横送終端側の掻込輪
7の軸を駆動スプロケツト23により株元掻込チ
エン8を介して駆動され、茎部掻込チエン10…
…は従動する掻込輪7……の軸により駆動され、
横送始端側の掻込輪7及び茎部掻込チエン10は
横送チエン18の駆動スプロケツト25により駆
動される。
また、前記穀稈搬送装置14は横軸26を中心
として上下傾動して扱深調節を行ない、穂側搬送
体13は第3図に示すように横搬送経路17の後
面に沿う横搬送部とその側部から脱穀装置1の供
給口に向かう縦搬送部とからなり、それに装着し
た多数のタイン27……は搬送作用部で起立突出
して搬送軌跡30を形成し、その縦搬送部に対設
したガイド杆31の前端は外側方に向けて弯曲し
ていてその前方の掻込ケース16の外側面に近接
している。
として上下傾動して扱深調節を行ない、穂側搬送
体13は第3図に示すように横搬送経路17の後
面に沿う横搬送部とその側部から脱穀装置1の供
給口に向かう縦搬送部とからなり、それに装着し
た多数のタイン27……は搬送作用部で起立突出
して搬送軌跡30を形成し、その縦搬送部に対設
したガイド杆31の前端は外側方に向けて弯曲し
ていてその前方の掻込ケース16の外側面に近接
している。
32は前部を穀稈引起体6……の背面に取付
け、後部を横搬送経路17の前面に沿わせた案内
板である。
け、後部を横搬送経路17の前面に沿わせた案内
板である。
そして、前記継送ケース22と、前方からみて
右側の案内板32と、横送終端部側の掻込ケース
16の後面には、搬送される穀稈の稈身方向から
みて前記茎部搬送体のタイン27の搬送軌跡30
内に侵入するブラシ33,34,35をブラシ面
が上下方向になるようにして取付けてあり、横搬
送終端側のブラシ35は前記ガイド杆31の前端
の弯曲部の内側に沿つており、各ブラシ33,3
4,35は第1図に示す如く孔36,36を有す
る取付板37の一側に合成樹脂からなるブラシ毛
を帯状に装着することにより構成してある。
右側の案内板32と、横送終端部側の掻込ケース
16の後面には、搬送される穀稈の稈身方向から
みて前記茎部搬送体のタイン27の搬送軌跡30
内に侵入するブラシ33,34,35をブラシ面
が上下方向になるようにして取付けてあり、横搬
送終端側のブラシ35は前記ガイド杆31の前端
の弯曲部の内側に沿つており、各ブラシ33,3
4,35は第1図に示す如く孔36,36を有す
る取付板37の一側に合成樹脂からなるブラシ毛
を帯状に装着することにより構成してある。
前述のコンバインにおいて、分草体5により分
草されて穀稈引起体6……により引起された穀稈
は株元掻込チエン8……茎部掻込チエン10……
で後方へ掻込まれると共に刈刃11により刈取ら
れ、横送始端側の掻込経路aから掻込まれて掻込
経路bから掻込まれる穀稈に合流せんとする穀稈
は、茎部継送チエン21の掻込タイン9……によ
り横搬送経路17に掻込まれ、その終端まで継送
ケース22から突出したブラシ33が後方へ掻出
されるのを阻止して穂側搬送チエン13のタイン
27……に受継がせ、この継送部では穀稈が前方
へ倒伏するのを案内板32の後面が阻止し、掻込
経路a,bから掻込まれて合流した穀稈は横搬送
経路17を案内板32により前倒れを防止されな
がら横送りされてその終端の合流部38へ移行す
る。その間、ブラシ34は第2図に示す如くやや
前倒れ姿勢になつていてタイン27……から外れ
ると穂先遅れを生ずるが、タイン27……は穀稈
の茎部をその該タイン27……の基部側へ押込む
ことにより穂先遅れを防止する。
草されて穀稈引起体6……により引起された穀稈
は株元掻込チエン8……茎部掻込チエン10……
で後方へ掻込まれると共に刈刃11により刈取ら
れ、横送始端側の掻込経路aから掻込まれて掻込
経路bから掻込まれる穀稈に合流せんとする穀稈
は、茎部継送チエン21の掻込タイン9……によ
り横搬送経路17に掻込まれ、その終端まで継送
ケース22から突出したブラシ33が後方へ掻出
されるのを阻止して穂側搬送チエン13のタイン
27……に受継がせ、この継送部では穀稈が前方
へ倒伏するのを案内板32の後面が阻止し、掻込
経路a,bから掻込まれて合流した穀稈は横搬送
経路17を案内板32により前倒れを防止されな
がら横送りされてその終端の合流部38へ移行す
る。その間、ブラシ34は第2図に示す如くやや
前倒れ姿勢になつていてタイン27……から外れ
ると穂先遅れを生ずるが、タイン27……は穀稈
の茎部をその該タイン27……の基部側へ押込む
ことにより穂先遅れを防止する。
また、掻込経路cから掻込まれた穀稈は前記横
送りされた穀稈に合流部38にて合流するので、
稈量は最大となり、タイン27……は後方へ方向
変換しながら合流した穀稈を係止して前記ガイド
杆31に協動して縦送りし、株元部は株元搬送体
15により縦送りされる。
送りされた穀稈に合流部38にて合流するので、
稈量は最大となり、タイン27……は後方へ方向
変換しながら合流した穀稈を係止して前記ガイド
杆31に協動して縦送りし、株元部は株元搬送体
15により縦送りされる。
而して、前記合流部38にて継送される穀稈は
その量が多く、かつタイン27が回動することに
よる慣性が外側方へ押出されようとするが、ブラ
シ35はそれを受止め、その状態で前記タイン2
7……が穀稈を掻き送るので、ガイド杆31の先
端とその前部の掻込ケース16との間から押出さ
れることがなく、かつブラシ35は撓みながら穀
稈をタイン27の基部側へ押し込むので、穀稈の
量が多くても洩れなく確実に継送することができ
る。
その量が多く、かつタイン27が回動することに
よる慣性が外側方へ押出されようとするが、ブラ
シ35はそれを受止め、その状態で前記タイン2
7……が穀稈を掻き送るので、ガイド杆31の先
端とその前部の掻込ケース16との間から押出さ
れることがなく、かつブラシ35は撓みながら穀
稈をタイン27の基部側へ押し込むので、穀稈の
量が多くても洩れなく確実に継送することができ
る。
このようにして穀稈搬送装置14により後送さ
れた穀稈は脱穀装置1に供給されて脱穀処理され
るが、該穀稈搬送装置14は穀稈の長さに応じて
前記横軸26を中心として自動制御、又は手動に
より上下傾動して扱深調節を行なう。
れた穀稈は脱穀装置1に供給されて脱穀処理され
るが、該穀稈搬送装置14は穀稈の長さに応じて
前記横軸26を中心として自動制御、又は手動に
より上下傾動して扱深調節を行なう。
その際、穀稈搬送装置14を長稈に対して第2
図に実線で示すように上昇傾動させると株元部は
横送チエン18により搬送され、穂側は穂側搬送
体13のタイン27……によ横搬送され、横搬送
終端で穀稈の中間部がブラシ5により受止められ
て前述のように押込まれながら継送され、短稈に
対して穀稈搬送装置14を鎖線で示すように下降
傾動するとタイン27……は前記合流部38でブ
ラシ35を押分けながら通過して穂部寄りを基部
に押込んだ状態で係止して縦搬送部に移行する。
図に実線で示すように上昇傾動させると株元部は
横送チエン18により搬送され、穂側は穂側搬送
体13のタイン27……によ横搬送され、横搬送
終端で穀稈の中間部がブラシ5により受止められ
て前述のように押込まれながら継送され、短稈に
対して穀稈搬送装置14を鎖線で示すように下降
傾動するとタイン27……は前記合流部38でブ
ラシ35を押分けながら通過して穂部寄りを基部
に押込んだ状態で係止して縦搬送部に移行する。
そして、前記穀稈搬送装置14の終端部では穂
部側を脱穀装置1の供給口に挿入し、株元側をフ
イードチエンに継送して脱穀処理される。
部側を脱穀装置1の供給口に挿入し、株元側をフ
イードチエンに継送して脱穀処理される。
(ト) 考案の効果
本考案は、穀稈引起装置の後部に複数の掻込経
路を設け、引起して掻込んだ穀稈を刈取つて機体
の一側で合流させ、この合流部38で合流した穀
稈をタイン付きの穂側搬送体13と株元搬送体1
5とからなる穀稈搬送装置14に受継ぎ、該穀稈
搬送装置14を傾動することにより扱深調節を施
して脱穀装置1に供給するようにしたコンバイン
において、前記合流部38の前記穂側搬送体13
と対向する側に、該穂側搬送体13のタイン27
が通過すると共に稈身方向に沿う帯状のブラシ3
5を上記穂側搬送体13に向けて突設し、前記合
流部38の外側にガイド杆31を設け、前記ブラ
シ35を穂側搬送体13のタイン27の作動軌跡
内に、穂側搬送体13のガイド杆31の穀稈搬送
方向上手側へ侵入させたので、前記ブラシ35
は、合流した穀稈の外側をガイド杆31の直前で
稈身方向に沿う帯状面により揃えながら受止めて
案内すると共にタイン27……の回動軌跡内へ撓
みながら押込むこととなり、合流した稈量が多い
場合は、穀稈をタイン27の基部側へ十分に押し
込んだ状態で大きく撓んで無理なく整然とガイド
杆31に受け渡し、また、刈取開始時又は終了時
等のように稈量が少ない場合は、帯状の該ブラシ
35の撓みが小さいこと、タイン27がブラシ3
5をくぐり抜けることとが相俟つて合流した穀稈
の全量をタイン27の基部寄りに集めた状態で搬
送するので、稈洩れ、稈姿勢の乱れ、又は停滞に
よる詰まり等が生ずるのを確実に防止することが
できる。
路を設け、引起して掻込んだ穀稈を刈取つて機体
の一側で合流させ、この合流部38で合流した穀
稈をタイン付きの穂側搬送体13と株元搬送体1
5とからなる穀稈搬送装置14に受継ぎ、該穀稈
搬送装置14を傾動することにより扱深調節を施
して脱穀装置1に供給するようにしたコンバイン
において、前記合流部38の前記穂側搬送体13
と対向する側に、該穂側搬送体13のタイン27
が通過すると共に稈身方向に沿う帯状のブラシ3
5を上記穂側搬送体13に向けて突設し、前記合
流部38の外側にガイド杆31を設け、前記ブラ
シ35を穂側搬送体13のタイン27の作動軌跡
内に、穂側搬送体13のガイド杆31の穀稈搬送
方向上手側へ侵入させたので、前記ブラシ35
は、合流した穀稈の外側をガイド杆31の直前で
稈身方向に沿う帯状面により揃えながら受止めて
案内すると共にタイン27……の回動軌跡内へ撓
みながら押込むこととなり、合流した稈量が多い
場合は、穀稈をタイン27の基部側へ十分に押し
込んだ状態で大きく撓んで無理なく整然とガイド
杆31に受け渡し、また、刈取開始時又は終了時
等のように稈量が少ない場合は、帯状の該ブラシ
35の撓みが小さいこと、タイン27がブラシ3
5をくぐり抜けることとが相俟つて合流した穀稈
の全量をタイン27の基部寄りに集めた状態で搬
送するので、稈洩れ、稈姿勢の乱れ、又は停滞に
よる詰まり等が生ずるのを確実に防止することが
できる。
しかも、ブラシ35は稈量に順応して撓むと共
にタイン27がブラシ35中を通過するので、穀
稈の移動障害になることがなく、ガイド杆31に
整然とかつ円滑に継送して搬送することができ
る。
にタイン27がブラシ35中を通過するので、穀
稈の移動障害になることがなく、ガイド杆31に
整然とかつ円滑に継送して搬送することができ
る。
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図aはブラシの正面図、bは同上側面図、第
2図はコンバインの前部の側面図、第3図は同上
平面図である。 6……穀稈引起体、10……茎部掻込チエン、
12……刈取装置、13……穂側搬送体、14…
…穀稈搬送装置、27……タイン、31……ガイ
ド杆、33,34,35……ブラシ、38……合
流部。
第1図aはブラシの正面図、bは同上側面図、第
2図はコンバインの前部の側面図、第3図は同上
平面図である。 6……穀稈引起体、10……茎部掻込チエン、
12……刈取装置、13……穂側搬送体、14…
…穀稈搬送装置、27……タイン、31……ガイ
ド杆、33,34,35……ブラシ、38……合
流部。
Claims (1)
- 穀稈引起装置の後部に複数の掻込経路を設け、
引起して掻込んだ穀稈を刈取つて機体の一側で合
流させ、この合流部38で合流した穀稈をタイン
付きの穂側搬送体13と株元搬送体15とからな
る穀稈搬送装置14に受継ぎ、該穀稈搬送装置1
4を傾動することにより扱深調節を施して脱穀装
置1に供給するようにしたコンバインにおいて、
前記合流部38の前記穂側搬送体13と対向する
側に、該穂側搬送体13のタイン27が通過する
と共に稈身方向に沿う帯状のブラシ35を上記穂
側搬送体13に向けて突設し、前記合流部38の
外側にガイド杆31を設け、前記ブラシ35を穂
側搬送体13のタイン27の作動軌跡内で、穂側
搬送体13のガイド杆31の穀稈搬送方向上手側
へ侵入させたことを特徴とするコンバインにおけ
る継送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986059186U JPH0453235Y2 (ja) | 1986-04-20 | 1986-04-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986059186U JPH0453235Y2 (ja) | 1986-04-20 | 1986-04-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62169925U JPS62169925U (ja) | 1987-10-28 |
JPH0453235Y2 true JPH0453235Y2 (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=30890444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986059186U Expired JPH0453235Y2 (ja) | 1986-04-20 | 1986-04-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453235Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5055979B2 (ja) * | 2006-11-29 | 2012-10-24 | 井関農機株式会社 | 多条刈コンバインの刈取部 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5253626U (ja) * | 1975-10-15 | 1977-04-18 | ||
JPS5313526B2 (ja) * | 1973-08-28 | 1978-05-11 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6016288Y2 (ja) * | 1976-07-15 | 1985-05-21 | 株式会社クボタ | 刈取収穫機における茎稈横搬送装置 |
-
1986
- 1986-04-20 JP JP1986059186U patent/JPH0453235Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5313526B2 (ja) * | 1973-08-28 | 1978-05-11 | ||
JPS5253626U (ja) * | 1975-10-15 | 1977-04-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62169925U (ja) | 1987-10-28 |
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