JP3258821B2 - 微小異物の位置決め方法、分析方法、これに用いる分析装置およびこれを用いた半導体素子もしくは液晶表示素子の製法 - Google Patents

微小異物の位置決め方法、分析方法、これに用いる分析装置およびこれを用いた半導体素子もしくは液晶表示素子の製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば半導体素子の
シリコンウェハや液晶表示素子の絶縁性透明基板などの
平面状試料の表面に存在する微小異物の分析方法、その
ための分析装置およびそれらを用いた半導体素子もしく
は液晶表示素子の製法に関する。さらに詳しくは、あら
かじめ座標が定義されたパーティクル検査装置により検
出、位置特定された微小異物について、その特定された
微小異物の存在位置を分析装置のもつ座標とリンクする
ことにより、その特定された微小異物について簡単に分
析、検査、評価できるようにするための方法および装置
に関するものである。
【0002】なお、ここでいう分析装置とは、光、X
線、電磁波、電子、中性化学種(原子、分子など)、イ
オン、フォノンなどの各種粒子線などのエネルギーを試
料表面に照射し、試料表面の相互作用より放射される二
次粒子線を検出することにより試料表面の色調、立体
像、元素分析、化学構造、結晶構造などを調べ、または
試料表面を加工する分析装置を意味し、たとえば金属顕
微鏡、レーザ顕微鏡、走査型電子顕微鏡(Scanning Ele
ctron Microscope、以下SEMという)、電子プローブ
マイクロアナリシス装置(Electron Probe Micro-Analy
ser、以下EPMAという)、X線電子分光装置(X-ray
Photoelectron Spectrometer、以下XPSという)、
紫外線電子分光装置(Ultraviolet Photoelectron Spec
troscope、以下UPSという)、二次イオン質量分析装
置(Secondary Ion Mass Spectrometer、以下SIMS
という)、飛行時間型質量分析装置(Time Of Flight-S
IMS、以下TOF−SIMSという)、走査型オージェ
電子分光装置(Scanning Auger Electron Spectromete
r、以下AESという)、高速反射電子線回折装置(Ref
lection High Energy Electron Diffraction、以下RH
EEDという)、電子エネルギー損失分光装置(Electr
on Energy-Loss Spectrometer、以下EELSとい
う)、集束イオンビーム装置(Focused Ion Beam instr
uments、以下FIBという)、粒子線励起X線分光装置
(Particle Induced X-ray Emission、以下PIXEと
いう)、顕微フーリエ変換赤外分光装置(以下、顕微F
TIRという)、顕微ラマン、フォトルミネッセンス装
置(Photoluminescence spectrometer、以下PLとい
う)、赤外光、可視光、紫外光、蛍光などの分光光度計
などの分析、検査、評価、加工機能を有する装置をい
う。
【0003】
【従来の技術】4M、16Mビット−DRAMなどに代
表される超高集積LSIの製造における歩留りは、ウェ
ハ付着異物に起因する不良が、ほとんどの要因をしめる
といわれている。
【0004】これはパターン幅が微細化されるにしたが
い、前工程の製造プロセスにおいてウェハに付着する、
従来では問題とされなかった微小サイズの異物が汚染源
となるためである。一般にこの問題となる微小異物の大
きさは、製造しようとする超高集積LSIが有する最小
配線幅の数分の一といわれており、このことから16M
ビット−DRAM(最小配線幅0.5μm)において
は、直径0.1μmレベルの微小異物が対象となってい
る。このような微小異物は汚染物質となって回路パター
ンの断線、ショートを引き起こす原因となり、不良の発
生や品質、信頼性の低下に大きくつながっている。その
ため微小異物の付着状態などの実態を定量的に精度よく
計測および分析して把握し、管理することが、歩留り向
上のキーポイントとなっている。
【0005】これを行う手段として、従来より、シリコ
ンウェハなどの平面状試料の表面に存在する微小異物の
存在位置を検出できるパーティクル検査装置が用いられ
ている。なお、従来のパーティクル検査装置としては、
日立電子エンジニアリング(株)製、装置名;IS−2
000、LS−6000あるいは米国、Tencor社
製、装置名;サーフスキャン6200、Estek社
製、装置名;WIS−9000などがある。またこれら
のパーティクル検査装置に用いられる測定原理やそれを
実現するための装置構成については、たとえば文献、
「高性能半導体プロセス用分析・評価技術」、111〜
129頁、半導体基盤技術研究会編、(株)リアライズ
社発行に詳細に記載されている。
【0006】図9はパーティクル検査装置LS−600
0を用いて、実際の6インチシリコンウェハ上に存在す
る微小異物(0.1μm以上)について計測した結果を
表わすCRTの表示画面を示す。すなわち、この表示画
面には微小異物のおおよその位置と大きさごとの個数お
よびその粒度分布しか示されない。図9中に示される円
は、6インチシリコンウェハの外周を表現し、その中に
存在する点が、微小異物の存在する位置に対応してい
る。なお、ここに記載するパーティクル、異物とはウェ
ハに対して凸部、凹部、付着粒子、欠陥などの何らかの
異なる部分を意味し、光散乱を生ずる部分である。
【0007】しかし、図9からもわかるように従来のパ
ーティクル検査装置からえられる情報は、シリコンウェ
ハなどの試料表面に存在する微小異物の大きさおよび試
料表面上での存在位置のみであるため、その微小異物が
何であるかなどの実態についての同定はできない。
【0008】たとえば、図10は(株)ニデックから販
売されているIC検査顕微鏡装置MODER:IM−1
20などに見られる従来の微小異物の検出に用いられる
位置決め機能つき金属顕微鏡の一例である従来のアクチ
ュエータつき金属顕微鏡の基本構成を示す説明図であ
る。図10において、試料のシリコンウェハ2は、パー
ティクル検査装置の有する座標と大まかにリンクされた
座標を有するx−yアクチュエータ1上に載せられてい
る。パーティクル検査装置により検出された異物7は、
パーティクル検査装置からえた異物の位置情報をもとに
x−yアクチュエータ1により、金属顕微鏡3の視野あ
るいはその近傍に運ばれるようになっている。以下、従
来のアクチュエータ付き金属顕微鏡を用いて平面状のシ
リコンウェハ表面に存在する異物7を検査するときの、
検査手順ならびに検査結果について記す。
【0009】まず、複数枚の少し汚れた鏡面研磨された
シリコンウェハ2{三菱マテリアルシリコン製CZ(面
方位;100)6インチ径シリコンウェハ}を、パーテ
ィクル検出装置{米国;Tencor社製・装置名;サ
ーフスキャン6200}にかけ、シリコンウェハ2上に
存在する異物のおおよその大きさおよびそのおおよその
存在位置を観察した。シリコンウェハ2上には、それぞ
れランダムな位置に平均0.1〜0.2μmレベル径の
異物が約800個、0.2〜0.3μmレベル径の異物
が約130個、0.3〜0.4μmレベル径の異物が約
30個、0.4〜0.5μmレベル径の異物が約13
個、0.5μmレベル径以上が約15個、それぞれ存在
していた。なお、サーフスキャン6200の座標は、ウ
ェハがもつオリフラのフラット線方向をx軸(もしくは
y軸)方向とし、ウェハ面内でのその法線方向をy軸
(もしくはx軸)方向とし、かつ、ウェハの最外周を3
点以上測定して(ただし、オリフラの部分は避ける)、
これを円もしくはだ円の方程式に当てはめることで、ウ
ェハの中心位置を(0,0)とした形で定義されてい
る。
【0010】つぎに、従来のアクチュエータつき金属顕
微鏡を用いて、ウェハがもつオリフラのフラット線方向
をx軸方向とし、ウェハ面内での法線方向をy軸(もし
くはx軸)方向とし、かつ、ウェハの最外周を3点測定
して(ただし、オリフラの部分は避ける)、これを円の
方程式に当てはめることで、ウェハの中心位置を(0,
0)とした形で、シリコンウェハ2をx−yアクチュエ
ータ1上にセッティングし、パーティクル検査装置から
えた異物の位置情報をもとにx−yアクチュエータ1を
動かすことにより、それぞれの大きさの異物について金
属顕微鏡3を用い観察しようとした(なお、接眼レンズ
の倍率を20倍固定とし、対物レンズを5、20、50
倍と可変することで評価し、観察した)。
【0011】その結果、金属顕微鏡の対物レンズ5倍を
用いたばあい、0.4〜0.5μmレベル径の異物をみ
つけるのがやっとであり、それ以下の異物はほとんどみ
つからなかった。また、対物レンズ50倍を用いても、
0.2〜0.3μmレベル径の異物をみつけるのがやっ
とであり、それ以下の異物はほとんどみつからなかっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そのため、個々の微小
異物について、適当な顕微鏡などの分析装置を用いるこ
とにより、それを直接観察したりあるいは組成分析した
りすることにより、その実態の同定が必要となる。しか
し、パーティクル検査装置からえられる個々の微小異物
が存在するウェハ上の位置は、パーティクル検査装置の
もつ座標において定義されるため、必ずしもパーティク
ル検査装置でない分析装置がもつ座標と一致しない。ま
た、個々の微小異物が存在するウェハ上の位置は、個々
のパーティクル検査装置のもつウェハでのレーザ光の集
光面積に依存したピクセル(通常は20μm×200μ
mの領域)により定義されるため、用いられるピクセル
のもつ面積に相当する分だけの誤差をもともと有してい
る。また、パーティクル検査装置で異物検査したウェハ
などの試料を顕微鏡などのパーティクル検査装置でない
分析装置にセッティングするばあい、どうしても新たな
セッティングに伴う座標ずれによる誤差が発生してしま
う。そのため、微小異物の実態の同定を行うには、なん
らかの方策を用いることにより、パーティクル検査装置
のもつ座標と顕微鏡などのパーティクル検査装置でない
分析装置のもつ座標を完全にリンクさせ、かつピクセル
に依存した誤差をなくすか、あるいはパーティクル検査
装置から特定された微小異物の位置を新たに再検出する
などの方法により顕微鏡などのパーティクル検査装置で
ない分析装置のもつ座標に登録することにより誤差をな
くすことが必要となる。従来のパーティクル検査装置の
もつレーザ光の集光面積については、たとえば文献、
「高性能半導体プロセス用分析・評価技術」、111〜
129頁、半導体基盤技術研究会編、(株)リアライズ
社発行に詳細に記載されており、おおよそ20μm×2
00μmである。
【0013】そこで、パーティクル検査装置および顕微
鏡などのパーティクル検査装置でない分析装置のx−y
ステージがもつ座標について調べた。その結果、ほとん
どの装置において、採用されるx−yステージの座標は
x−y座標系であることがわかった。また、被測定試料
であるウェハに対しての各装置のもつ座標軸および原点
位置の決め方は、(1)ウェハがもつオリフラのフラッ
ト線方向をx軸(もしくはy軸)方向とし、ウェハ面内
でのその法線方向をy軸(もしくはx軸)方向とし、か
つ、ウェハの最外周とy軸との交点を(0,y)とし、
x軸との交点を(x,0)として定義する方法、あるい
は、(2)ウェハがもつオリフラのフラット線方向をx
軸(もしくはy軸)方向とし、ウェハ面内でのその法線
方向をy軸(もしくはx軸)方向とし、かつ、ウェハの
最外周を3点以上測定して、これを円あるいはだ円の方
程式に当てはめることで、ウェハの中心位置を(0,
0)として定義する方法が採用されている。
【0014】しかし、これらの方法では、各ウェハがも
つオリフラ部やウェハの最外周部の表面精度あるいは微
妙な大きさの違い、または、ウェハの試料台上でのセッ
ティングの加減あるいは微妙なウェハのそりなどによっ
て、どうしても座標軸および原点位置あるいは中心位置
が、各ウェハごとあるいはセッティングごとにずれを生
じ、その結果としてこの方法を採用した装置間(パーテ
ィクル検査装置と分析装置)では、どうしても個々のウ
ェハに対する座標軸および原点位置にずれが生じる。そ
こで前記理由により発生するずれ量について、格子状の
パターンを刻んだウェハ複数枚を用いて、種々の装置に
ついて調査したところ、精度のいい装置間(日立電子エ
ンジニアリング(株)製・パーティクル検査装置、装置
名;IS−2000と(株)日立製作所製・測長SE
M、装置名;S−7000)でさえ、x−y座標表示に
おいて、原点位置あるいは中心位置およびその中に定義
できる任意の点に対しおおむね(±100μm、±10
0μm)のずれ量をもつことが判明した。そのため、パ
ーティクル検査装置で検出されるウェハ上の任意の位置
にある微小異物について、分析装置を用いて観察あるい
は分析し、評価しようとするばあい、少なくとも、パー
ティクル検査装置で検出される微小異物の存在すると考
えられる位置を中心として、(±100μm、±100
μm)以上の範囲を網羅した範囲(200μm×200
μm=40000μm)において、分析装置を用いて
観察を施し、その微小異物の位置を確認した後に、その
部分を拡大するなどのなんらかの方法により、当初の目
的であるその微小異物の観察あるいは分析し、評価する
ことが必要となる。そのためかなりの時間を要すること
になる。
【0015】いま、この領域の大きさが微小異物に対し
てどのような大きさであるかを直観的に掴むために、こ
の40000μm(200μm×200μm)の範囲
について、現在、比較的高い分解能をもったCCDカメ
ラと考えられている100万画素のCCDカメラを用い
て観察したと仮定して、そのCCDカメラがもつ1画素
が占める検出範囲(面積)を計算することにより、検出
が可能であると考えられる最小微小異物の大きさについ
て考察してみる。前記の条件下において1画素の占める
検出範囲は、計算から0.04μm(40000μm
÷1000000=0.2μm×0.2μm)と求ま
る。一方、1画素に満たない大きさの物の識別は困難で
あるから、微小異物の検出限界は0.04μm(0.
2μm×0.2μm)となる。すなわち、投影面積が
0.04μm以下の大きさ(直径約0.2μm)の微
小異物を直接100万画素のCCDカメラを用いて検出
することは、困難であり、その微小異物の位置を特定す
ることもきわめて困難であることがわかる。まして、
0.2μm以下の微小異物の位置を特定することは不可
能に近いと思われる。
【0016】このことから、従来、パーティクル検査装
置で検出される直径約0.2μm以下の微小異物につい
て、パーティクル検査装置のもつ座標をもとにして、分
析装置のもつ座標とリンクさせることにより、その微小
異物の位置を特定して、直接微小異物を観察あるいは評
価することが一般的に困難であったことも理解できるよ
うに思われる。
【0017】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、パーティクル検査装置のもつ座標上に
おいて位置が求められた微小異物に対して、分析装置の
もつ座標上においてその微小異物を再び見つけだすこと
により、その微小異物の位置を精度よく、分析装置のも
つ座標に登録することで、微小異物を観察、分析、評価
をできるようにするための微小異物の位置決め方法およ
びそのための装置を提供することを目的とする。
【0018】また、本発明はパーティクル検査装置で検
出できなかった微小異物に対しても、分析装置のもつ座
標上においてその微小異物についても新たに見つけだす
ことにより、その微小異物の位置を精度よく分析装置の
もつ座標に登録し、微小異物の観察、分析、評価をでき
るようにするための微小異物の分析方法およびそのため
の分析装置を提供することを第2の目的とする。
【0019】本発明のさらに他の目的は、半導体素子ま
たは液晶表示素子の製造工程において、分析装置により
異物を分析することにより、半導体素子または液晶表示
素子の歩留りおよび信頼性を向上させる半導体素子また
は液晶表示素子の製法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の微小異物の位置
決め方法は、パーティクル検査装置において試料表面の
微小異物の位置を求め、該試料を分析装置の座標ステー
ジ上に移し、前記パーティクル検査装置で求められた微
小異物の位置を含む該試料表面上の部分領域にビーム光
をスポット照射し、該微小異物による乱反射光もしくは
スポット部内部の暗部を観察することにより該微小異物
の位置を再度検出してこの位置を前記分析装置の座標に
登録するものである。
【0021】また本発明の微小異物の分析方法は、前記
方法で微小異物の位置を分析装置の座標で求めた(登録
した)のち、該試料の微小異物の位置と前記分析装置の
粒子線の照射部とを位置合わせし、ついで該微小異物の
内容を分析するものである。
【0022】さらに本発明の分析装置は、少なくとも縦
横に移動させることができるx−yステージと、該x−
yステージ上に載置された試料に粒子線を照射するとと
もに該試料から放射される二次粒子線を観測することに
より前記試料の表面状態を分析する分析装置であって、
前記試料表面の異物を検出するための異物検出用ビーム
光源と、該ビーム光源からのビーム光の前記試料表面の
異物による変化を検出するビーム光の変化検出器とがさ
らに設けられている。
【0023】また本発明の半導体素子の製法は、少なく
とも洗浄工程、成膜工程、露光工程、エッチング工程、
イオン注入工程、拡散工程、熱処理工程を含む工程から
なる半導体素子の製法であって、前記各工程の少なくと
も1つの工程が検査工程を伴い、該検査工程のうちの少
なくとも1つが請求項2記載の方法により微小異物の分
析をするものである。
【0024】さらに本発明の液晶表示素子の製法は、絶
縁性透明基板に少なくとも薄膜トランジスタと画素電極
とが設けられたTFT基板と、絶縁性透明基板に少なく
とも対向電極が設けられた対向基板とを一定間隙を保持
して周囲で貼着し、該間隙に液晶材料を注入する液晶表
示素子の製法であって、前記TFT基板または対向基板
の製造工程である洗浄工程、成膜工程、露光工程、エッ
チング工程、イオン注入工程の少なくとも1つの工程が
検査工程を伴い、該検査工程の少なくとも1つが請求項
2記載の方法により微小異物の分析をするものである。
【0025】前記半導体素子の製法および液晶表示素子
の製法における微小異物の分析を行うには請求項33記
載の分析装置、具体的には請求項37〜53記載の各装
置を使い分けることにより、微小異物の表面形状、元素
分析、化学構造、結晶構造などを分析することができる
とともに表面加工をすることができる。
【0026】
【作用】本発明のパーティクル検査装置のもつ座標上に
おいて位置が求められた微小異物に対して、分析装置の
もつ座標でその微小異物の位置を精度よく求める微小異
物の位置決め方法によれば、従来のパーティクル検査装
置のもつ座標と分析装置のもつ座標を大まかにリンクさ
せたときに生ずるずれを網羅する試料表面上の範囲にお
いて、微小異物検出用のビーム光をスポット照射し、該
微小異物による前記ビーム光を暗視野部または明視野部
から検出することにより、該微小異物の存在位置を検出
し、該微小異物の存在位置を分析装置のもつ座標に精度
よく登録することができる。なお暗視野部からの乱反射
光の観察は、明視野部からのスポット部内部の暗部の観
察よりも高いコントラスト比がえやすいという特徴があ
る。
【0027】本発明の微小異物の分析方法によれば、前
述の微小異物の位置決め方法により分析装置の座標で容
易に微小異物の位置を特定するので、分析装置の粒子線
を確実に微小異物にあてることができ、微小異物の状態
を容易に分析することができる。
【0028】また本発明の分析装置によれば、従来の分
析装置に異物検出用のビーム光源と該ビーム光源からの
ビーム光の異物による変化を検出する検出器とがさらに
設けられているため、たとえばパーティクル検査装置に
より検出した微小異物の大まかな位置、および分析装置
に移したときの位置ずれをただちに修正して、分析装置
の正確な座標で微小異物の位置が求められ(再登録さ
れ)、分析用の粒子線を正確に微小異物に当てることが
できる。その結果、容易に、かつ、正確に微小異物の状
態を調べることができる。
【0029】本発明の半導体素子の製法によれば、製造
プロセスの途中で随時ウェハ表面の微小異物の状況を抜
取りまたは全数検査で行うことができるため、製造工程
での微小異物の発生状況や発生原因を知ることができ、
直ちに製造プロセスにフィードバックすることができ
る。その結果、サブミクロンオーダの配線となる超LS
Iにおいても微小異物に基づく不具合を最小限に留める
ことができ、歩留りを向上させるとともに信頼性が向上
する。
【0030】また本発明の液晶表示素子の製法によれ
ば、薄膜トランジスタや信号配線などの形成工程の途中
で微小異物の状況を把握することができるため、高精細
化に伴う微細配線の液晶表示素子においても断線などの
事故を防止することができ、液晶表示素子の歩留りおよ
び信頼性の向上が図れる。
【0031】
【実施例】つぎに本発明の微小異物の位置決め方法、分
析方法、そのための分析装置、およびこれらを用いた半
導体素子または液晶表示素子の製法について説明する。
【0032】本発明の微小異物の位置決め方法は、パー
ティクル検査装置において試料表面の微小異物の位置を
求め、該試料を分析装置の座標ステージ上に移し、前記
パーティクル検査装置で求められた微小異物の位置を含
む該試料表面上の部分領域にビーム光のスポットを照射
し、該微小異物を再度検出して前記微小異物の位置を前
記分析装置の座標で求める(再登録する)ものである。
【0033】さらに本発明の微小異物の分析方法は、前
記の位置決め後に、該試料の微小異物の位置を前記分析
装置の粒子線の照射部に位置合わせし、ついで該微小異
物の内容を分析するものである。
【0034】従来のパーティクル検査装置のもつ座標と
分析装置のもつ座標をリンクさせたときに生ずるずれが
たとえ数千μmであったとしても、これを網羅する試料
表面上の範囲において、微小異物検出用のビーム光をス
ポット照射し、該微小異物による前記ビーム光の変化を
観察する(たとえば5倍程度の対物レンズを用いること
で、数千μmの視野は網羅できる)ことにより、前記微
小異物の分析装置の座標上において存在を検出し、これ
をもとに該微小異物の位置を分析装置のx、y座標で正
確に定め、登録することができる。
【0035】前述の異物検出用のビーム光を照射し、試
料表面から反射されるビーム光を明視野部から検出でき
るようにすることにより、たとえば、該照射位置のどこ
かに異物が存在すれば、その部分だけビーム光は、微小
異物などの表面形状に依存した形で散乱するため微小異
物上に照射される光のもつ光軸は歪められ、微小異物上
以外の試料表面に照射される光の示す正反射光のもつ光
軸とは、大きくはずれる。そのため明視野から観察され
る前記スポット部内部では、微小異物などが正反射を疎
外した部分が生じ、これが暗部となり、微小異物などの
存在位置を示す。そのため明視野部からは、スポット部
内部に暗部が観測されることになる(なお、明視野から
観察される前記スポット部内部の暗部の位置と微小異物
などの存在する位置は一致する)。その結果試料表面か
ら反射されるビーム光を明視野部から検出することによ
り、分析装置の有する座標に微小異物の存在位置を(x
,y)として容易に精度良く登録することができ
る。そのため、たとえ従来のパーティクル検査装置の有
する座標と分析装置の有する座標をリンクさせたときに
生ずるずれが大きくても、容易に明視野部からのスポッ
ト部内部の暗部を観測することにより、パーティクル検
査装置の有する座標上において位置が求められた微小異
物に対して、分析装置の有する座標にパーティクル検査
装置により検出されたその微小異物の位置を対応させる
ことで精度良く登録することができる。
【0036】また、前記微小異物検出用のビーム光の前
記微小異物によるスポット部内部の暗部を検出する方法
として、前記ビーム光を偏光板に通すなどの方法によ
り、ウェハなどの試料表面に対しS偏光としたビーム光
を用いることにより、光の散乱の指向性がより高まり、
前記スポット部内部の暗部とそうでないところのコント
ラスト比を高めることができるため、より容易に微小異
物を検出することができる。
【0037】また、前記微小異物検出用のビーム光の前
記微小異物によるスポット部内部の暗部を検出する方法
として、前記ビーム光をレーザ光とすることにより、光
の指向性がより高まり、前記スポット部内部の暗部とそ
うでないところのコントラスト比を高めることができる
ため、より容易に微小異物を検出することができる。
【0038】また、前記微小異物検出用のビーム光の前
記微小異物によるスポット部内部の暗部を検出する方法
として、前記レーザ光を偏光板に通すなどの方法によ
り、ウェハなどの試料表面に対しS偏光としたレーザ光
を用いることにより、光の指向性がより高まり、前記ス
ポット部内部の暗部とそうでないところのコントラスト
比を高めることができるため、より容易に微小異物を検
出することができる。
【0039】なお、前述の明視野部からのスポット部内
部の暗部の検出は、顕微鏡を明視野部に配設し、しかも
顕微鏡の焦点を、ビーム光が試料表面で反射する位置に
合わせること、またはフォトダイオード、フォトトラン
ジスタなどの受光素子を試料表面で反射する位置に対向
させて設けることにより、簡単に、しかも確実に検出す
ることができる。
【0040】なお、顕微鏡での観察をより容易にするた
め、またビーム光の観察に伴う観察者への安全面から、
顕微鏡の接眼面にCCDカメラを取りつけ、この画像情
報をCRTで出力することにより確保することができ
る。
【0041】また前記CCDカメラとしては、微弱な乱
反射光の検出も可能とするために、イメージインテンシ
ファイヤーを塔載したCCDカメラを用いることが好ま
しい。
【0042】本発明の方法で微小異物を検出するのに、
従来のパーティクル検査装置のもつ座標と分析装置のも
つ座標を大まかにリンクさせたときに生ずるずれを網羅
する試料表面上の範囲において、異物検出用のビーム光
を照射し、試料表面から乱反射されるビーム光を暗視野
部から検出できるようにすることによっても、微小異物
の存在位置を検出することができる。たとえば、該照射
位置のどこかに異物が存在すれば、その部分だけビーム
光は乱反射されるため、微小異物等の表面形状に依存し
た形で暗視野部から乱反射光が観測される。そこで、試
料表面から乱反射されるビーム光を暗視野部から検出す
ることにより、顕微鏡などのパーティクル検査装置でな
い分析装置のもつ座標に微小異物の存在位置を(x
)として容易に精度良く登録することができる。そ
のため、たとえ従来のパーティクル検査装置のもつ座標
と分析装置のもつ座標をリンクさせたときに生ずるずれ
が大きくても、容易に暗視野部から、乱反射光を観測す
ることにより、パーティクル検査装置のもつ座標上にお
いて位置が求められた微小異物に対して、分析装置のも
つ座標にパーティクル検査装置により検出されたその微
小異物の位置を精度良く登録することができる。
【0043】また、前記微小異物検出用のビーム光の前
記微小異物による暗視野部から乱反射光を検出する方法
として、前記ビーム光を偏光板に通すなどの方法によ
り、ウェハなどの試料表面に対しS偏光としたビーム光
を用いることにより、乱反射光(光の散乱)の指向性が
高まり、前記乱反射光に対する迷光を減らすことができ
る。そのため、より容易に微小異物を検出することがで
きる。
【0044】また、前記微小異物検出用のビーム光の前
記微小異物による乱反射光を検出する方法として、前記
ビーム光をレーザ光とすることにより、光の指向性が高
まり、より容易に微小異物を検出することができる。
【0045】また、前記微小異物検出用のビーム光の前
記微小異物による暗視野部からの乱反射光の検出する方
法として、前記レーザ光を偏光板に通すなどの方法によ
り、ウェハなどの試料表面に対しS偏光としたビーム光
を用いることにより、乱反射光(光の散乱)の指向性が
高まり、前記乱反射光に対する迷光を減らすことができ
るため、より容易に微小異物を検出することができる。
【0046】なお、前述の暗視野部からの乱反射光の検
出は、顕微鏡またはフォトダイオードもしくはフォトト
ランジスタなどの受光素子を暗視野側に配設し、しかも
顕微鏡の焦点を、ビーム光が試料表面で反射する位置に
合わせるか、またはフォトダイオードなどの受光素子を
試料表面で反射する位置に対向させることにより、簡単
に、しかも確実に検出することができる。
【0047】なお、顕微鏡での観察をより容易にするた
め、またビーム光観察に伴う観察者への安全面から、顕
微鏡の接眼面にCCDカメラを取りつけ、この画像情報
をCRTで出力することにより確保することができる。
【0048】また前記CCDカメラとしては、微弱な乱
反射光の検出も可能とするために、イメージインテンシ
ファイヤーを搭載したCCDカメラを用いることが好ま
しい。
【0049】なお、本発明の微小異物の位置を定める手
段では、微小異物検出用のビーム光をスポット照射し、
該微小異物による前記ビーム光の変化を観察することに
より微小異物を検出した後に、その異物の位置を決める
ため、対象となる微小異物が必ずしもパーティクル検査
装置で検出できなくても、分析装置の座標上において存
在を検出し、これをもとにその微小異物の位置を新たに
定めることができる。
【0050】さらに図面を参照しながら具体的な分析装
置により微小異物の位置決め方法、分析方法について詳
細に説明する。
【0051】[実施例1]図1は本発明の微小異物の分
析方法の基本構成を示す説明図である。図1において4
は、平面状のシリコンウェハ表面に存在する異物7を検
査するための検出用ビーム光5を照射するために設けら
れたArレーザ(出力は15mW)である。なお、検出
用ビーム光5は偏向板12により偏向をかけることがで
きる。11はArレーザ4が照射される、たとえばシリ
コンウェハからなる試料2の表面の位置(スポット部1
3)を暗視野部から観察するために設けられた顕微鏡で
ある。顕微鏡11と分析器3のもつ視野の中心は、ほぼ
一致するように配置してある。顕微鏡11には、イメー
ジインテンシファイヤーを搭載したCCDカメラ9が取
りつけられ、CRT10により観察位置の画像が出力さ
れる。1はシリコンウェハ2を載せたx−yアクチュエ
ータである。また22は分析器3の出力データの表示器
である。以下、本発明の分析装置を用いて平面状のシリ
コンウェハである試料2の表面に存在する異物7を検査
するときの、分析手順ならびに検査結果について記す。
【0052】まず試料(以下、シリコンウェハという)
2を、従来と同様のセッティング手順により、本発明の
分析装置のもつx−yアクチュエータ1上にセッティン
グする。
【0053】つぎに、x−yアクチュエータ1を駆動さ
せることにより、異物検出用ビーム光5が照射される位
置(スポット部13)に、予めパーティクル検出装置を
用い大まかに座標観測をしていた異物7のあると思われ
るシリコンウェハ2の表面の位置を移動させる。
【0054】つぎにx−yアクチュエータ1をx−y方
向に操作しながら、シリコンウェハ2の表面を暗視野部
から観察する。光路上に異物7があればx−yアクチュ
エータ1の座標(x、y)において乱反射光8が観
測される(図2参照)。なおこのとき、光路上に異物7
が無ければ異物検出用ビーム光5はシリコンウェハ2の
表面において正反射されるため、暗視野部からの反射ビ
ーム光6を観察することはできない。この関係を少し補
足説明する。図3は、検出用ビーム光5をシリコンウェ
ハ2の表面に照射したときのビーム光照射位置と、そこ
に存在する異物7の示す乱反射光8を顕微鏡11を用い
て暗視野観察したときの模式図である。図3に示す観測
系は暗視野部に設置した顕微鏡11の観察視野範囲A
が、シリコンウェハ2上に照射される検出用ビーム光5
のもつシリコンウェハ2上のスポット径13を覆う形で
記してある。図3から、スポット径13の内部にある異
物7の存在位置は、シリコンウェハ2上において乱反射
光8の発生があるため、顕微鏡11による乱反射光8の
観察によって特定できる。一方、同じスポット径13の
内部でも、異物7の存在しない部分は、検出用ビーム光
5のそのビームは完全に正反射するため、暗視野部に設
置した顕微鏡11でなにも観察できない。これらのこと
から、異物よりはるかに大きいスポット径13をもつ検
出用ビーム光5を用いても、暗視野部に設置した顕微鏡
11から異物7による乱反射光8を観察することがで
き、その結果スポット径13内にある位置特定は容易に
高精度で行8える。
【0055】なお、今回評価したシリコンウェハ2につ
いては、予めパーティクル検査装置を用いおおまかに座
標観測をしていたシリコンウェハ2の表面の異物7のあ
ると思われる位置において、顕微鏡11(なお、接眼レ
ンズの倍率を5倍、対物レンズを20倍固定として、観
察を行った)が網羅できる直径約2mmの範囲の視野に
確実に1カ所以上の乱反射光を確認できた。なお、観察
された乱反射光8の強さは、Arレーザ4の出力を大き
くするにつれ強くなり、また、0.1〜0.2μmレベ
ルの径の異物7より、0.2〜0.3μmレベルの径の
異物の方が強かった。また、CRT10により出力され
る乱反射光8の強さは、イメージインテンシファイヤー
を搭載したCCDカメラ9の検出感度を高くするほど強
くなり、また、偏向板12を用い異物検出用ビーム光5
をシリコンウェハ2の表面に対してS偏光としたばあい
に最も強く、S/Nもよかった。そこでそれぞれの乱反
射光8が観察された位置nmを異物nの存在する位置と
仮定して、顕微鏡11の視野の中心にもっていきx−y
アクチュエータ1の座標(x、y)に異物nの存在
位置として登録した。つぎにx−yアクチュエータ1の
座標(x、y)をもとに、各異物に対し、分析器3
を用いて分析を行った。
【0056】本実施例では前述の分析器3として金属顕
微鏡を用いて微小異物の分析を行った。このとき従来ど
おり、5倍の対物レンズを用いると、0.5μmレベル
径以上の異物7の表面観察を行うことはできても0.5
μm以下の異物7については、粒径の暗い点を見つけら
れても、その詳細な表面観察を行うことができなかっ
た。しかし、本発明の装置構成により、異物7の位置が
わかっているので、さらに高倍率の対物レンズを用い観
察をすることができるため、従来の装置では困難であっ
た微小異物の存在の有無と、その表面観察ができるよう
になった。
【0057】なお、ここでは顕微鏡11を用いて異物7
による乱反射光8を観察したが、分析器3である金属顕
微鏡を用いて直接観察することもできる。
【0058】この金属顕微鏡を用いることにより、干渉
稿をみることができ、異物の高さ方向の厚さの分析に有
効で、半導体ウェハまたは絶縁性透明基板の異物分析で
は成膜工程後の異物分析に用いると、とくに有効であ
る。
【0059】[実施例2]図4は本発明の微小異物の分
析方法の他の基本構成を示す説明図である。本実施例2
の構成と実施例1の構成の違いは、実施例1において暗
視野部に設置した顕微鏡11を、本実施例では反射ビー
ム光6を受光できる明視野部に移動し、設置した違いで
ある。そのため、顕微鏡11設置位置の違い(暗視野
部、明視野部の違い)以外はすべて同じ装置構成であ
る。明視野部から反射ビーム光6を顕微鏡11を用いて
観察すると異物7の部分に暗部14が観察される(図5
参照)。そのため暗部14が観察された位置の(x
)を知ることができる。なおこのとき、スポット径
13上に異物7が無ければ異物検出用ビーム光5はシリ
コンウェハ2の表面において正反射されるため、明視野
部からの暗部14を観察することはできない。これらの
ことから、異物よりはるかに大きいスポット径をもつ検
出用ビーム光5を用いても、明視野部に設置した顕微鏡
11から異物7による暗部14を観察することができ、
その結果スポット径13内にある位置特定は容易に高精
度で行える。なお、その他の位置決め手順は実施例1と
同じである。
【0060】また、今回評価したシリコンウェハ2につ
いては、予めパーティクル検査装置を用い大まかに座標
観測をしていたシリコンウェハ2の表面の異物7のある
と思われる位置において、顕微鏡11(なお、接眼レン
ズの倍率を50倍、対物レンズを20倍固定として、観
察を行った)が網羅できる直径約0.2mmの範囲の視
野に確実に1カ所以上の暗部14を確認できた。なお、
観察された暗部14のコントラストは、0.1〜0.2
μmレベル径の異物より、0.2〜0.3μmレベル径
の異物の方が大きかった。また、偏向板12を用い異物
検出用ビーム光をシリコンウェハ表面に対してS偏光と
したばあいに最も大きく、S/Nもよかった。そこでそ
れぞれの暗部14が観察された位置nmを異物nの存在
する位置と仮定して、顕微鏡11の視野の中心にもって
いきx−yアクチュエータ1の座標(x、y)に異
物nの存在位置として登録した。つぎにx−yアクチュ
エータ1の座標(x、y)をもとに、各異物に対し
分析器3による分析を行った。
【0061】本実施例においても、分析器3として金属
顕微鏡を用い、対物レンズ5倍を用いたばあい、0.5
μmレベル径以上の異物に対して異物7の表面観察を行
うことができた。また、0.5μm以下の異物について
も存在する有無を確認でき、実施例1と同様の結果がえ
られた。
【0062】[実施例3]本実施例では分析器3とし
て、実施例1の金属顕微鏡の代りに位置決め機能つき
(たとえばアクチュエータつき)走査型レーザ顕微鏡を
用いたもので、他の構成は図1に示される構成と全く同
じであり、位置決め操作方法なども実施例1と同様であ
る。
【0063】位置決め機能つき走査型レーザ顕微鏡とし
ては、たとえば(株)ニコンの商品名RCM8000な
どを用いることができる。これに前記各実施例と同様に
異物検出用ビーム光源のたとえばArレーザ4とビーム
光の変化検出器である顕微鏡11が付加されて本発明の
走査型レーザ顕微鏡装置が構成される。
【0064】測定にUV光を用い各異物7の観察を行っ
た結果、0.2μmレベル径以上の異物の表面観察を行
うことができ、0.2μm未満の異物についても粒径の
暗い点を見つけることができた。
【0065】本実施例は非破壊でかつ、大気中において
表面観察ができることに特徴があり、たとえば半導体素
子または液晶表示素子の製造プロセスに使用するばあい
には、成膜工程以後のプロセスの異物分析に、とくに効
果的である。
【0066】本実施例では顕微鏡11を暗視野において
異物による乱反射光を観測することにより異物位置を特
定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配置
し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果がえ
られた。
【0067】[実施例4]本実施例では分析器3とし
て、実施例1の金属顕微鏡の代りに顕微FTIRを用い
たもので、他の構成は図1に示される構成と全く同じで
あり、位置決め操作方法なども実施例1と同様である。
【0068】顕微FTIRとしては、たとえば日本電子
(株)の商品名顕微赤外ユニットIR−MAU110塔
載JIR−5500などを用いることができる。これに
前記各実施例と同様に異物検出用ビーム光源のたとえば
Arレーザ4とビーム光の変化検出器である顕微鏡11
が付加されて本発明の位置決め機能つき顕微FTIR装
置が構成される。
【0069】本実施例によれば、異物7の内、幾つかの
異物から有機物特有のIRスペクトルがえられ、その異
物の発生原因がレジスト除去の不具合に依存していると
いうことが判明した。この分析は半導体素子または液晶
表示素子の製造プロセスでとくにレジスト塗布工程以後
の工程に用いることが有効である。
【0070】本実施例では顕微鏡11を暗視野において
異物による乱反射光を観測することにより異物位置を特
定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配置
し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果がえ
られた。
【0071】[実施例5]本実施例では分析器3とし
て、実施例1の金属顕微鏡の代りに顕微ラマンを用いた
もので、他の構成は図1に示される構成と全く同じであ
り、位置決め操作の方法なども実施例1と同様である。
【0072】顕微ラマンとしては、たとえば(株)日本
分光の商品名NR−1800などを用いることができ
る。これに前記各実施例と同様に異物検出用ビーム光源
のたとえばArレーザ4とビーム光の変化検出器である
顕微鏡11が付加されて本発明の位置決め機能つき顕微
ラマン装置が構成される。
【0073】本実施例によれば、異物7の内、幾つかの
異物から無機物特有のラマンスペクトルがえられ、その
異物が無機物で、成膜工程中の発塵に関連するというこ
とが判明した。この分析は半導体素子または液晶表示素
子の製造プロセスでとくに成膜、エッチング、洗浄など
に関連する工程に用いることが有効である。
【0074】本実施例では顕微鏡11を暗視野において
異物による乱反射光を観測することにより異物位置を特
定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配置
し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果がえ
られた。
【0075】[実施例6]本実施例では分析器3とし
て、実施例1の金属顕微鏡の代りにPL測定器を用いた
もので、他の構成は図1に示される構成と全く同じであ
り、位置決め操作方法なども実施例1と同様である。
【0076】PL測定器としては、たとえば(株)日本
分光の商品名25C型などを用いることができる。これ
に前記各実施例と同様に異物検出用ビーム光源のたとえ
ばArレーザ4とビーム光の変化検出器である顕微鏡1
1が付加されて本発明の位置決め機能つきPL測定器装
置が構成される。
【0077】本実施例によれば、異物7の内、幾つかの
異物から無機物および結晶性特有の蛍光スペクトルがえ
られ、その異物が成膜、熱処理に関連するということが
判明した。この分析は半導体素子または液晶表示素子の
製造プロセスでとくに成膜、エッチング、熱処理などに
関連する工程に用いることが有効である。
【0078】本実施例では、顕微鏡11で暗視野におい
て異物による乱反射光を観測することにより異物位置を
特定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配
置し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果が
えられた。
【0079】[実施例7]本実施例では分析器3とし
て、実施例1の金属顕微鏡の代りに分光蛍光光度計を用
いたもので、他の構成は図1に示される構成と全く同じ
であり、位置決め操作方法なども実施例1と同様であ
る。
【0080】分光蛍光光度計としては、たとえば(株)
日立製作所の商品名F−2000などを用いることがで
きる。これに前記各実施例と同様に異物検出用ビーム光
源のたとえばArレーザ4とビーム光の変化検出器であ
る顕微鏡11が付加されて本発明の位置決め機能つき分
光蛍光光度計装置が構成される。
【0081】本実施例によれば、異物7の内、幾つかの
異物から無機物特有の蛍光スペクトルがえられ、その異
物が無機物で、成膜、エッチング工程に関連するという
ことが判明した。この分析は半導体素子または液晶表示
素子の製造プロセスでとくに成膜、エッチング、洗浄な
どに関連する工程に用いることが有効である。
【0082】本実施例では顕微鏡11を暗視野において
異物による乱反射光を観測することにより異物位置を特
定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配置
し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果がえ
られた。
【0083】[実施例8]図6は本発明の微小異物の分
析方法の他の実施例において用いられる装置の基本構成
を示す説明図である。これと実施例1の違いは、図1に
おいて用いた分析器3の代わりに、たとえば、(株)日
立製作所の商品名S−7000などに見られる測長SE
Mなどの構成ユニットを用いた点である。本実施例で
は、分析器3が図6に示されるように、シリコンウェハ
2に走査電子線50を当てるための電子銃と電子レンズ
を備えた電子銃ユニット43と、シリコンウェハ2より
発生する二次電子を電気信号に代えるための二次電子検
出器44とからなっており、二次電子検出器44でえら
れた信号は電気信号を増幅・制御するための増幅・制御
ユニット45に送られ、二次電子像を出力するCRT4
6により表示される。41はこれらを真空に保つための
チャンバーで、排気口42を介して、真空排気され、真
空に保たれる。なお顕微鏡11のもつ視野の中心と走査
電子線50の走査範囲の中心は、ほぼ一致するように配
置してある。この位置決め機能つき測長SEMを用い
て、実施例1と全く同じ手順で同じシリコンウェハ2表
面に存在する異物7の検査を行える。すなわち、本発明
のSEM装置は従来の測長SEMに異物検出用ビーム光
源のたとえばArレーザ4とビーム光の変化検出器であ
る顕微鏡11が付加されたものである。
【0084】顕微鏡11を用いて乱反射光8を観察する
ことで、実施例1と同様に各異物の存在位置をx−yア
クチュエータ1の座標(x、y)に登録し、これを
もとに測長SEMによる各異物7の二次電子像観察を行
った。
【0085】また、パーティクル検査装置で見つけ出せ
ない微小な0.1μm以下の異物も見つけることがで
き、異物の発生原因の解明に寄与した。
【0086】本実施例によれば、すべてのパーティクル
検査装置で観測された異物7に対して鮮明なSEM像を
うることができ、異物7には出っ張っているもの、ある
いはへっこんでいるものなどが種々あり、その形状を把
握することができた。本実施例による分析は半導体素子
または液晶表示素子の製造プロセスでとくに洗浄工程、
成膜工程、露光工程、エッチング工程、イオン注入工
程、拡散工程、熱処理工程などのすべての工程に用いる
ことが有効である。
【0087】本実施例では顕微鏡11を暗視野において
異物による乱反射光を観測することにより異物位置を特
定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配置
し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果がえ
られた。
【0088】[実施例9]図7は本発明の微小異物の分
析方法の他の実施例の基本構成を示す説明図である。本
実施例と実施例8でSEMを用いたものとの違いは、実
施例8に新たにX線検出器47、X線検出器よりもたら
された電気信号を増幅・制御するための増幅・制御ユニ
ット48、X線像出力を表示するCRT49が付加され
た点である。これによって位置決め機能つきEPMAが
形成されるが、他の部品およびその設置位置の構成は実
施例8とすべて同じで、異物検出用ビーム光源のたとえ
ばArレーザ4とビーム光の変化検出器である顕微鏡1
1が付加されて本発明の位置決め機能つきEPMA装置
が構成される。なお、顕微鏡11のもつ視野の中心と、
走査電子線50の走査範囲の中心は、ほぼ一致するよう
に配置してある。本実施例を用いて、実施例1と全く同
じ手順で、同じシリコンウェハ2の表面に存在する異物
7の検査を行った結果、出っ張っている異物7に対して
元素分析を行うことができた。異物7は、W、Cu、F
e、C、S、O、Clの化合物を区別することができ、
発生原因を究明することができた。しかし、0.3μm
以下の異物7については、詳細な元素分析を行うには、
かなりの検出時間が必要であった。
【0089】本実施例では顕微鏡11を暗視野において
異物による乱反射光を観測することにより異物位置を特
定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配置
し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果がえ
られた。
【0090】[実施例10]本実施例では分析器3とし
て、実施例9のX線検出器の代りにAES装置を用いた
もので、他の構成は図7に示される構成と全く同じであ
り、位置決め操作方法なども実施例1と同様である。
【0091】AES装置としては、たとえばパーキンエ
ルマ製PHI−670などを用いることができる。これ
に前記各実施例と同様に異物検出用ビーム光源のたとえ
ばArレーザ4とビーム光の変化検出器である顕微鏡1
1が付加されて本発明の位置決め機能つきAES電子検
出器装置が構成される。
【0092】本実施例によれば、出っ張っている異物7
の全てについて元素分析を行うことができ、異物7の組
成がW、Cu、Fe、C、S、O、Cl、Sの化合物の
区別をすることができ、発塵源の特定とその対策をする
ことができた。本実施例による分析は半導体素子または
液晶表示素子の製造プロセスで、とくに成膜、エッチン
グ、露光、洗浄に関連する工程に用いることが有効であ
る。
【0093】本実施例では顕微鏡11を暗視野において
異物による乱反射光を観測することにより異物位置を特
定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配置
し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果がえ
られた。
【0094】[実施例11]本実施例では分析器3とし
て、実施例9のX線検出器の代りにEELSを用いたも
ので、他の構成は図7に示される構成と全く同じであ
り、位置決め操作方法なども実施例1と同様である。
【0095】EELSとしては、たとえばパーキンエル
マ製PHI−660などを用いることができる。これに
前記各実施例と同様に異物検出用ビーム光源のたとえば
Arレーザ4とビーム光の変化検出器である顕微鏡11
が付加されて本発明の位置決め機能つきEELS装置が
構成される。
【0096】本実施例によれば、出っ張っている異物7
の全てについて化合物分析を行うことができ、異物7の
化学結合状態が明らかとなり、発塵源の区別をすること
ができ、装置の不具合の対策をすることができた。本実
施例による分析は半導体素子または液晶表示素子の製造
プロセスで、とくに成膜、エッチング、露光に関連する
工程に用いることが有効である。
【0097】本実施例では顕微鏡11を暗視野において
異物による乱反射光を観測することにより異物位置を特
定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配置
し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果がえ
られた。
【0098】[実施例12]図8は本発明の別の微小異
物の分析方法の一実施例において用いられる位置決め機
能つきRHEEDの一例であるアクチュエータつきRH
EEDの基本構成を示す説明図である。本実施例と実施
例8の違いは、実施例8で用いた電子銃ユニット43を
シリコンウェハ2表面に対する二次電子検出器44の傾
きとほぼ同じ角度に傾けることで、シリコンウェハ2の
表面すれすれに電子線50が当たるような位置に設置し
たこと、また、二次電子検出器44の代わりに、シリコ
ンウェハ2の表面で回折した電子線による回折スポット
をうるためのCCDカメラ57を取りつけた点である。
本実施例のアクチュエータつきRHEEDを用いて、実
施例1と全く同じ手順で、同じシリコンウェハ2の表面
に存在する異物7の分析を行った結果、異物7のいくつ
かに対して回折スポットをうることができ、これらが、
結晶性物質であることがわかり、たとえばウィスカーな
どの結晶性物質であるばあいにその抑制を施すことがで
きた。本実施例による分析はとくに半導体素子または液
晶表示素子の製造プロセスの成膜、熱処理工程のあとに
用いると、結晶の異常成長の抑止効果およびその条件選
択のため有効である。
【0099】本実施例では顕微鏡11を暗視野において
異物による乱反射光を観測することにより異物位置を特
定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配置
し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果がえ
られた。
【0100】[実施例13]本実施例では分析器3とし
て、実施例8のSEMの代りに位置決め機能つき(たと
えばアクチュエータつき)SIMS、すなわち実施例8
の電子銃ユニット43をイオン銃とコンデンサレンズを
供えたイオン銃ユニットとし、シリコンウェハ2の表面
に電子線50に代って走査イオンビームを照射するこ
と、また二次電子検出器44の代りにシリコンウェハ2
の表面で発生した二次イオンを分離検出するために、二
重収束型質量分析あるいは四重極質量分析計などを用い
た質量分析ユニットを用いたもので、他の構成は図6に
示される構成と全く同じであり、位置決め操作方法など
も実施例1と同様である。
【0101】SIMSとしては、たとえばCAMECA
製IMS−5Fなどを用いることができる。これに前記
各実施例と同様に異物検出用ビーム光源のたとえばAr
レーザ4とビーム光の変化検出器である顕微鏡11が付
加されて本発明の位置決め機能つきSIMS装置が構成
される。
【0102】本実施例によれば、異物7の内、出っ張っ
ている各異物の組成分析を行うことができ、異物の発生
原因が判明し、また異物からの金属の拡散による電気特
性劣化による歩留りの低下に影響するということが判明
した。この分析は半導体素子または液晶表示素子の製造
プロセスでとくに成膜、熱処理、エッチング、洗浄の工
程に用いることが有効である。
【0103】本実施例では顕微鏡11を暗視野において
異物による乱反射光を観測することにより異物位置を特
定したが、実施例2と同様に明視野に顕微鏡11を配置
し、スポット部内部の暗部を検出しても同様の結果がえ
られた。
【0104】[実施例14]本実施例は前記実施例13
の位置決め機能つきSIMSの代りに位置決め機能つき
TOF−SIMSを使用し、質量分析ユニットの代りに
飛行時間型の質量分析計を用いた質量分析ユニットを用
いているもので、明視野からスポット部内部の暗部を検
出することも含めて他の構成、操作方法は実施例13と
全く同じである。
【0105】本実施例によれば、各異物の組成分析を行
うことができるが、実施例13と異なり、異物最表面に
存在する高分子量の物質分析を行える効果がある。した
がって有機物などを含む異物を分析するのにとくに有効
である。
【0106】[実施例15]本実施例は実施例13の位
置決め機能つきSIMSの代わりに位置決め機能つきP
IXEを使用するもので、実施例13の構成にさらにX
線検出器、X線検出器よりもたらされた電気信号を増幅
・制御するための増幅・制御ユニット、およびX線像を
出力するCRTが付加されてPIXE装置を構成してい
る。明視野部からスポット部内部の暗部を検出すること
も含めて他の構成、操作方法などはすべて実施例13と
同様である。
【0107】本実施例によれば、各異物の元素分析を行
うことができるが、とくに高感度、高精度の元素分析に
適している。したがって0.1μm以下の超微粒子であ
る異物を分析するのにとくに有効である。
【0108】[実施例16]本実施例は実施例8の構成
で電子銃ユニット43の代りにイオン銃とコンデンサレ
ンズとを備えたイオン銃ユニットに代え、走査イオンビ
ームを照射させることにより、不要な異物を取り除く加
工をすることができる位置決め機能つきFIBとしたも
のである。その他の構成および操作方法は、明視野部か
らスポット部内部の暗部を検出することも含めて実施例
8と同様である。
【0109】本実施例によれば、微小異物を観察すると
ともに、不要な異物を取り除くことができ、直ちに修復
することができるという効果がある。したがって異物に
基づく不具合の修復による歩留り向上にとくに有効であ
る。
【0110】[実施例17]本実施例は実施例11の電
子銃ユニット43の代りにX線管から発生するX線をビ
ーム状にするX線ビームを用いた位置決め機能つきXP
Sにしたもので、明視野部からのスポット部内部の暗部
の検出も含めて他の構成および操作方法は実施例11と
全く同じである。
【0111】本実施例によれば、出っ張っている各異物
の組成分析を行うことができるが、本実施例ではX線ビ
ームを使用するため、とくに試料へのダメージが少ない
という効果がある。したがって破壊することなく異物の
最表面からの数十Å程度の深さの組成についての分析を
行うのにとくに有効である。
【0112】[実施例18]本実施例は実施例11の電
子銃ユニット43の代りに高圧水銀灯から発生する紫外
線をビーム状にする紫外線ビームユニットを用いた位置
決め機能つきUPSを用いたもので、明視野部からのス
ポット部内部の暗部の検出も含めて他の構成および操作
方法は実施例11と全く同じである。
【0113】本実施例によっても、出っ張っている各異
物の組成分析を行うことができるが、本実施例では紫外
線ビームを使用するため、とくに試料に対してのダメー
ジが少ないという効果がある。したがって試料へのダメ
ージを抑えながら異物の最表面からの数Å程度の深さの
組成についての分析を行うのにとくに有効である。
【0114】なお、以上のすべての実施例について、試
料としてシリコンウェハ2について述べたが、絶縁性透
明基板など他の平面状基板(少しは表面に凹凸があって
もよい)でも同様の効果がえられるものであり、試料と
してシリコンウェハに限られるものではない。
【0115】[実施例19]本実施例は半導体素子の製
法の一実施例で、半導体素子の製造工程に前述の本発明
による分析装置のうち位置決め機能つきAES装置を用
いて半導体ウェハ表面の異物の分析を行った例である。
【0116】たとえば、製造ラインで使われる洗浄装置
で洗浄したシリコンウェハについて従来のパーティクル
検査装置によりシリコンウェハ表面の異物の存在する大
まかな位置を調べる。
【0117】ついで位置決め機能つきAES装置のx−
yステージ上にシリコンウェハを載置する。なお、その
載置時のx−y座標の定義は、シリコンウェハのオリフ
ラのフラット線方向をx軸とし、シリコンウェハ円周上
の3点(オリフラ部分でない)で求めた円の中心をx−
y座標の中心として定義した。
【0118】パーティクル検査装置と位置決め機能つき
AES装置のx−yステージ上でのx、y座標の相関は
±100〜±500μm程度が限度であった。前述のパ
ーティクル検査装置で調べた微小異物の存在位置である
x、y座標近傍の領域にAES装置の異物検出用ビーム
光を当て、前述の方法で微小異物の位置を正確に特定す
る。パーティクル検査装置とAES装置のx、y座標に
は前述のように±100〜±500μm程度の誤差が生
じるが、前述のように異物検出用ビーム光はそのスポッ
ト径が2000〜5000μm程度で、位置ずれをカバ
ーする範囲にあり、微小異物の位置を簡単に正確に特定
することができる。
【0119】従来のパーティクル検査装置による検査で
は比較的大きい異物でその存在しか知れなかったため、
その異物が半導体素子に悪影響するのか否かについては
判定できなかった。しかし本発明によれば、微小異物の
位置を正確に特定するとともに、AES装置によりその
異物の元素を知ることができた。たとえばその異物の元
素がSi、Oなどであればプロセス上問題となりにくい
が、Fe、Cu、Na、Mo、Kなどであると電気特性
の劣化原因になるという問題があり、信頼性上よくな
い。そのため、Fe、Cu、Na、Mo、Kなどの発塵
源をもつプロセスを通過した製品の洗浄と、これら以外
のプロセスを通過した製品の洗浄についてそれぞれ別の
洗浄装置で行うことで、このような元素による電気特性
の劣化を抑えることができるようになり、プロセスの安
定化が確保できるようになった。
【0120】本実施例では洗浄後の検査工程について説
明したが、半導体素子にはほかにイオン拡散、成膜、露
光、エッチングなどの種々の工程が繰り返され、その各
々の工程ごとに抜取りで、または全数検査で同様に行う
ことができる。
【0121】さらに本実施例では分析装置としてAES
装置を用いて分析を行ったが、AES装置以外に前述の
各分析装置を用いることができる。
【0122】本実施例によれば、半導体素子の製造プロ
セスにおいて、半導体ウェハ上の微小異物を正確に特定
することができ、製造プロセスにフィードバックして改
善することができるとともに不良品を排除できるため、
超LSIの製造においても歩留りを向上し、さらに信頼
性を向上することができる。
【0123】さらに本実施例によれば、従来のパーティ
クル検査装置では検出できなかった0.1μm以下の微
小異物でもみつけることができ、パーティクル検査装置
でみつかった微小異物近傍のさらに微小な異物をも検査
することができ、パーティクル検査装置でみつかるよう
な微小異物の発生原因の究明に役立つばあいもある。
【0124】[実施例20]本実施例は液晶表示素子の
製法の一実施例で、液晶表示素子の製造工程に前述の本
発明による分析装置のうち、AES装置を用いて絶縁性
透明基板上の異物の分析を行った例である。
【0125】すなわち、液晶表示素子はたとえばガラス
などの絶縁性透明基板に各画素のスイッチング素子とし
ての薄膜トランジスタ(以下、TETという)や各画素
間に設けられるゲート配線、ソース配線、画素電極など
が設けられたTFT基板と、対向電極などが設けられた
対向基板とが一定間隙を保持して周囲で貼着され、その
間隙に液晶材料が注入されることより製造される。最近
の液晶表示素子は高精細化、開口率の向上などの要請に
ともない、ゲート配線などの信号配線は狭幅化し、画素
電極などとの間隙も狭くなり、信号配線の断線や配線間
短絡などが生じ易くなっている。
【0126】本発明ではこのTFT基板の製造プロセス
において、成膜工程や露光、エッチング工程など種々の
工程が行われるが、たとえばゲート電極およびゲート配
線を形成するため、絶縁性透明基板の全面にタングステ
ンなどの金属膜が0.1〜1μm程度の厚さに形成され
たあとに、AES装置を用いて成膜表面の異物を検査
し、分析した。
【0127】半導体ウェハのばあいと同様に、パーティ
クル検査装置により成膜したシリコンウェハ表面の異物
の存在する大まかな位置を調べる。ついで分析装置であ
る位置決め機能つきAES装置のx−yステージ上に絶
縁性透明基板をその位置決めマークを基準に位置合わせ
をして載置する。
【0128】パーティクル検査装置と位置決め機能つき
AES装置のx−yステージ上でのx、y座標の相関は
±100〜±500μm程度が限度であるが、前記実施
例19のばあいと同様に微小異物の位置を正確に特定で
きた。
【0129】そののち、位置決め機能つきAES装置に
より異物を分析した結果、その組成を知ることができ
た。これにより、タングステン以外の元素を含む異物の
発見があり、この発見元素に着目した調査の結果、成膜
装置内に使われている部材による発塵源の存在が明らか
となり、この部材の変更により、異物の発生を抑えるこ
とができるようになった。したがってタングステン以外
の元素による異物が発生しないように製造プロセスにフ
ィードバックすることができ、その結果として異物不良
を減ずることができる。
【0130】本実施例では配線形成のためのタングステ
ン膜の分析について説明したが、絶縁膜の成膜工程やエ
ッチング工程後など、あらゆる工程のあとで抜き取りま
たは全数検査により分析することができる。
【0131】さらに本実施例では分析装置としてAES
装置を用いたが、AES装置以外に前述の各分析装置を
用いることができる。
【0132】本実施例によれば、液晶表示素子の製造プ
ロセスにおいて、絶縁性透明基板上の微小異物を正確に
特定することができ、製造プロセスにフィードバックし
て改善することができるとともに、不良品を排除できる
ため、超精細化した多画素の液晶表示素子においても高
い歩留りがえられ信頼性が向上する。
【0133】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は、パーテ
ィクル検査装置のもつ座標上において位置が求められた
微小異物に対して、他の分析装置のもつ座標にその微小
異物の位置を精度よく登録し、微小異物の位置決め方法
によれば、従来のパーティクル検査装置と分析装置をリ
ンクさせたときに生ずる座標のずれがたとえ数千μmで
あったとしても、これを網羅する試料表面上の範囲にお
いて、スポット照射されるビーム光の変化を観察するこ
とにより、前記微小異物の存在位置を再検出し、これを
もとに該微小異物の位置を定めることができるため、精
密な座標で正確に、しかも即座に位置決めをすることが
できる。
【0134】また、たとえパーティクル検査装置で検出
できないような微小異物であっても、本発明の分析装置
により、前記微小異物の位置を新たに検出することがで
き、これをもとに該微小異物の位置を定めることができ
るため、精密な座標で正確に、しかも即座に位置決めす
ることができる。
【0135】本発明の微小異物の分析方法によれば、微
小異物検出用のビーム光をスポット照射し、該微小異物
による前記ビーム光の変化を観察することにより微小異
物を検出したのちに、その異物の位置を決めるため、微
小異物に正確に粒子線を当てることができ、微小異物の
形状、化学構造、結晶構造、元素組成などを分析するこ
とができ、微小異物の発生原因、その対策を容易に行う
ことができ、また必要に応じ、突出した異物を除去する
加工をすることもでき、生産歩留りの向上、信頼性の向
上を達成することができる。
【0136】また本発明の分析装置を用いることによ
り、前記各分析方法を簡単に行うことができ、微小異物
の存在する範囲のみに選択的に表面観察、組成分析など
をすることができるため、測定時間を大幅に短縮し、早
期に試料の品質評価を行うことができる。
【0137】したがって半導体素子の製造プロセスや液
晶表示素子の製造プロセスに適用することにより、微細
パターンへの異物の影響を防止することができ、歩留り
および信頼性の向上した半導体素子や液晶表示素子がえ
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の微小異物の暗視野からの観察方法の
一実施例を説明する図である。
【図2】 ビーム光の異物による乱反射光を横方向から
観察したときの模式図である。
【図3】 ビーム光の異物による乱反射光を暗視野部か
ら観察したときの模式図である。
【図4】 本発明の微小異物の明視野からの観察方法の
一実施例を説明する図である。
【図5】 ビーム光の異物による暗部を明視野部から観
察したときの模式図である。
【図6】 本発明の微小異物の観察方法の他の実施例を
説明する図である。
【図7】 本発明の微小異物の観察方法のまた他の実施
例を説明する図である。
【図8】 本発明の微小異物の観察方法のさらに他の実
施例を説明する図である。
【図9】 パーティクル検査装置でシリコンウェハ上の
異物について計測した結果の一例を示す。
【図10】 従来の金属顕微鏡装置の基本構成を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 x−yアクチュエータ、2 試料、3 分析器、4
Arレーザ、5 ビーム光、6 反射ビーム光、7
異物、8 乱反射光、9、57 CCDカメラ、10
CRT、11 顕微鏡、12 偏光板、13 スポット
径、14 暗部、43 電子銃ユニット、44 二次電
子検出器、47 X線検出器、50 電子線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−223747(JP,A) 特開 昭57−197454(JP,A) 特開 昭63−91947(JP,A) 特開 昭61−267246(JP,A) 特開 昭64−72540(JP,A) 特開 平2−306144(JP,A) 特開 平3−174738(JP,A) 特開 平5−218163(JP,A) 特開 平1−239863(JP,A) 特開 昭56−83044(JP,A) 特開 昭62−149872(JP,A) 特開 平5−290796(JP,A) 特開 平5−113418(JP,A) 特開 昭64−15922(JP,A) 特開 平5−275402(JP,A) 特開 平5−240800(JP,A) 特開 平3−181848(JP,A) 特開 平6−249790(JP,A) 特開 昭62−173731(JP,A) 特開 昭59−10231(JP,A) 特開 平6−258240(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/956 G01B 11/00 - 11/30 H01L 21/66

Claims (57)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーティクル検査装置において試料表面
    の微小異物の位置を求め、該試料を分析装置の座標ステ
    ージ上に移し、前記パーティクル検査装置で求められた
    微小異物の位置を分析装置の座標ステージの座標と大ま
    かに座標リンクし、該座標を含む該試料表面上の部分領
    域にビーム光をスポット照射し、該微小異物による前記
    ビーム光の変化を観察することにより該微小異物の位置
    を再度検出して前記分析装置の座標に該再度検出された
    微小異物の位置を登録する微小異物の位置決め方法。
  2. 【請求項2】 パーティクル検査装置において試料表面
    の微小異物の位置を求め、該試料を分析装置の座標ステ
    ージ上に移し、前記パーティクル検査装置で求められた
    微小異物の位置を分析装置の座標ステージの座標と大ま
    かに座標リンクし、該座標を含む該試料表面上の部分領
    域にビーム光をスポット照射し、該微小異物による前記
    ビーム光の変化を観察することにより該微小異物を再度
    検出して前記分析装置の座標に該再度検出された微小異
    物の位置を登録し、該試料の微小異物の位置と前記分析
    装置の粒子線の照射部とを位置合わせし、ついで該微小
    異物の内容を分析する微小異物の分析方法。
  3. 【請求項3】 前記ビーム光のスポットの径が、前記パ
    ーティクル検査装置で求められる測定位置情報を前記分
    析装置に伝えるときに生じうるずれ誤差の範囲内の領域
    をすべて含む請求項2記載の微小異物の分析方法。
  4. 【請求項4】 前記ビーム光がレーザ光である請求項2
    または3記載の微小異物の分析方法。
  5. 【請求項5】 前記ビーム光がS偏光である請求項2、
    3または4記載の微小異物の分析方法。
  6. 【請求項6】 前記微小異物の再度の検出は、前記ビー
    ム光の暗視野部から、前記ビーム光の乱反射光を検出す
    ることによるものである請求項2、3、4または5記載
    の微小異物の分析方法。
  7. 【請求項7】 前記微小異物の再度の検出は、前記ビー
    ム光の明視野部から、前記ビーム光の乱反射による暗部
    を検出することによるものである請求項2、3、4また
    は5記載の微小異物の分析方法。
  8. 【請求項8】 前記微小異物の再度の検出は、顕微鏡を
    通しての観察によりなされ、該顕微鏡の焦点は、前記試
    料表面の前記ビーム光のスポットに合わせられる請求項
    2、3、4、5、6または7記載の微小異物の分析方
    法。
  9. 【請求項9】 前記顕微鏡の接眼部にCCDカメラが取
    りつけられている請求項8記載の微小異物の分析方法。
  10. 【請求項10】 前記CCDカメラがイメージインテン
    シファイヤーを搭載している請求項9記載の微小異物の
    分析方法。
  11. 【請求項11】 前記顕微鏡の視野範囲が、前記ずれ誤
    差範囲の領域より広い請求項8、9または10記載の微
    小異物の分析方法。
  12. 【請求項12】 前記微小異物の再度の検出は、受光素
    子を用いてなされる請求項2、3、4、5、6または7
    記載の微小異物の分析方法。
  13. 【請求項13】 前記受光素子が反射光を感知する前記
    試料表面上の領域範囲が、前記ずれ誤差範囲の領域より
    広い請求項12記載の微小異物の分析方法。
  14. 【請求項14】 前記試料が製造工程の途中における半
    導体素子もしくは該素子が形成されつつある半導体ウェ
    ハである請求項2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12または13記載の微小異物の分析方法。
  15. 【請求項15】 前記試料が製造工程の途中における液
    晶表示素子が形成されつつある絶縁性透明基板である請
    求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2または13記載の微小異物の分析方法。
  16. 【請求項16】 前記分析装置が金属顕微鏡である請求
    項2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14または15記載の微小異物の分析方法。
  17. 【請求項17】 前記分析装置が走査型レーザ顕微鏡で
    ある請求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
    1、12、13、14または15記載の微小異物の分析
    方法。
  18. 【請求項18】 前記分析装置が化学構造の分析を行う
    顕微赤外分光装置である請求項2、3、4、5、6、
    7、8、9、10、11、12、13、14または15
    記載の微小異物の分析方法。
  19. 【請求項19】 前記分析装置が化学構造の分析を行う
    顕微ラマン分光装置である請求項2、3、4、5、6、
    7、8、9、10、11、12、13、14または15
    記載の微小異物の分析方法。
  20. 【請求項20】 前記分析装置が分光分析を行うフォト
    ルミネッセンス装置である請求項2、3、4、5、6、
    7、8、9、10、11、12、13、14または15
    記載の微小異物の分析方法。
  21. 【請求項21】 前記分析装置が微量元素分析を行う分
    光光度計である請求項2、3、4、5、6、7、8、
    9、10、11、12、13、14または15記載の微
    小異物の分析方法。
  22. 【請求項22】 前記分析装置が走査型電子顕微鏡であ
    る請求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
    1、12、13、14または15記載の微小異物の分析
    方法。
  23. 【請求項23】 前記分析装置が微量元素分析を行う電
    子プローブマイクロアナリシス装置である請求項2、
    3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
    3、14または15記載の微小異物の分析方法。
  24. 【請求項24】 前記分析装置が微量元素分析を行うオ
    ージェ電子分光装置である請求項2、3、4、5、6、
    7、8、9、10、11、12、13、14または15
    記載の微小異物の分析方法。
  25. 【請求項25】 前記分析装置が微量元素の面分析を行
    う電子エネルギー損失分光装置である請求項2、3、
    4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、1
    4または15記載の微小異物の分析方法。
  26. 【請求項26】 前記分析装置が結晶解析を行う高速反
    射電子線回折装置である請求項2、3、4、5、6、
    7、8、9、10、11、12、13、14または15
    記載の微小異物の分析方法。
  27. 【請求項27】 前記分析装置が微量元素分析を行う二
    次イオン質量分析装置である請求項2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12、13、14または
    15記載の微小異物の分析方法。
  28. 【請求項28】 前記分析装置が微量元素分析を行う飛
    行時間型質量分析装置である請求項2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12、13、14または
    15記載の微小異物の分析方法。
  29. 【請求項29】 前記分析装置が微量元素分析を行う粒
    子線励起X線分光装置である請求項2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12、13、14または
    15記載の微小異物の分析方法。
  30. 【請求項30】 前記分析装置が表面加工を行う集束イ
    オンビーム装置である請求項2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14または15記載
    の微小異物の分析方法。
  31. 【請求項31】 前記分析装置が構造分析を行うX線電
    子分光装置である請求項2、3、4、5、6、7、8、
    9、10、11、12、13、14または15記載の微
    小異物の分析方法。
  32. 【請求項32】 前記分析装置が組成分析を行う紫外線
    電子分光装置である請求項2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14または15記載
    の微小異物の分析方法。
  33. 【請求項33】 少なくとも縦横に移動させることがで
    きるx−yステージと、該x−yステージ上に載置され
    た試料に粒子線を照射するとともに該試料から放射され
    る二次粒子線を観測することにより前記試料の表面状態
    を分析する分析装置であって、前記試料表面の異物を検
    出するための異物検出用ビーム光源と、該ビーム光源か
    らのビーム光の前記試料表面の異物による変化を検出す
    るビーム光の変化検出器とがさらに設けられてなる分析
    装置。
  34. 【請求項34】 前記ビーム光源がレーザ光源である請
    求項33記載の分析装置。
  35. 【請求項35】 前記ビーム光の変化検出器が顕微鏡で
    ある請求項33または34記載の分析装置。
  36. 【請求項36】 前記ビーム光の変化検出器が受光素子
    である請求項33または34記載の分析装置。
  37. 【請求項37】 前記分析装置が金属顕微鏡である請求
    項33、34、35または36記載の分析装置。
  38. 【請求項38】 前記分析装置が走査型レーザ顕微鏡で
    ある請求項33、34、35または36記載の分析装
    置。
  39. 【請求項39】 前記分析装置が顕微フーリエ変換赤外
    分光装置である請求項33、34、35または36記載
    の分析装置。
  40. 【請求項40】 前記分析装置が顕微ラマン分光装置で
    ある請求項33、34、35または36記載の分析装
    置。
  41. 【請求項41】 前記分析装置がフォトルミネッセンス
    装置である請求項33、34、35または36記載の分
    析装置。
  42. 【請求項42】 前記分析装置が分光光度計である請求
    項33、34、35または36記載の分析装置。
  43. 【請求項43】 前記分析装置が走査型電子顕微鏡であ
    る請求項33、34、35または36記載の分析装置。
  44. 【請求項44】 前記分析装置が電子プローブマイクロ
    アナリシス装置である請求項33、34、35または3
    6記載の分析装置。
  45. 【請求項45】 前記分析装置がオージェ電子分光装置
    である請求項33、34、35または36記載の分析装
    置。
  46. 【請求項46】 前記分析装置が電子エネルギー損失分
    光装置である請求項33、34、35または36記載の
    分析装置。
  47. 【請求項47】 前記分析装置が高速反射電子線回折装
    置である請求項33、34、35または36記載の分析
    装置。
  48. 【請求項48】 前記分析装置が二次イオン質量分析装
    置である請求項33、34、35または36記載の分析
    装置。
  49. 【請求項49】 前記分析装置が飛行時間型質量分析装
    置である請求項33、34、35または36記載の分析
    装置。
  50. 【請求項50】 前記分析装置が粒子線励起X線分光装
    置である請求項33、34、35または36記載の分析
    装置。
  51. 【請求項51】 前記分析装置が集束イオンビーム装置
    である請求項33、34、35または36記載の分析装
    置。
  52. 【請求項52】 前記分析装置がX線電子分光装置であ
    る請求項33、34、35または36記載の分析装置。
  53. 【請求項53】 前記分析装置が紫外線電子分光装置で
    ある請求項33、34、35または36記載の分析装
    置。
  54. 【請求項54】 少なくとも洗浄工程、成膜工程、露光
    工程、エッチング工程、イオン注入工程、拡散工程、熱
    処理工程を含む工程からなる半導体素子の製法であっ
    て、前記各工程の少なくとも1つの工程が検査工程を伴
    い、該検査工程のうちの少なくとも1つが請求項2記載
    の方法により微小異物の分析をするものである半導体素
    子の製法。
  55. 【請求項55】 少なくとも洗浄工程、成膜工程、露光
    工程、エッチング工程、イオン注入工程、拡散工程、熱
    処理工程を含む工程からなる半導体素子の製法であっ
    て、前記各工程の少なくとも1つの工程が検査工程を伴
    い、該検査工程のうちの少なくとも1つが請求項33記
    載の分析装置を用いて微小異物の分析をするものである
    半導体装置の製法。
  56. 【請求項56】 絶縁性透明基板に少なくとも薄膜トラ
    ンジスタと画素電極とが設けられたTFT基板と、絶縁
    性透明基板に少なくとも対向電極が設けられた対向基板
    とを一定間隙を保持して周囲で貼着し、該間隙に液晶材
    料を注入する液晶表示素子の製法であって、前記TFT
    基板または対向基板の製造工程である洗浄工程、成膜工
    程、露光工程、エッチング工程、イオン注入工程、熱処
    理工程の少なくとも1つの工程が検査工程を伴い、該検
    査工程の少なくとも1つが請求項2記載の方法により微
    小異物の分析をするものである液晶表示素子の製法。
  57. 【請求項57】 絶縁性透明基板に少なくとも薄膜トラ
    ンジスタと画素電極とが設けられたTFT基板と、絶縁
    性透明基板に少なくとも対向電極が設けられた対向基板
    とを一定間隙を保持して周囲で貼着し、該間隙に液晶材
    料を注入する液晶表示素子の製法であって、前記TFT
    基板または対向基板の製造工程である洗浄工程、成膜工
    程、露光工程、エッチング工程、イオン注入工程、熱処
    理工程の少なくとも1つの工程が検査工程を伴い、該検
    査工程の少なくとも1つが請求項33記載の分析装置を
    用いて微小異物の分析をするものである液晶表示素子の
    製法。
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