JP3258275B2 - 誘導加熱式炊飯器 - Google Patents

誘導加熱式炊飯器

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JP3258275B2
JP3258275B2 JP18060098A JP18060098A JP3258275B2 JP 3258275 B2 JP3258275 B2 JP 3258275B2 JP 18060098 A JP18060098 A JP 18060098A JP 18060098 A JP18060098 A JP 18060098A JP 3258275 B2 JP3258275 B2 JP 3258275B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱式炊飯器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】誘導加熱式炊飯器では、誘導加熱コイル
への通電制御等のための電気回路部品が設けられてい
る。このような電気回路部品のうち、IGBT等の炊飯
中に自己発熱する部品に対しては、冷却ファンを設けて
強制的に冷却を行うようにしていた(例えば、特開平7
―327816号公報、特開平8―10148号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記冷
却ファンは炊飯器本体の底面に配設されており、そのた
めの余分な空間を確保する必要があるため、炊飯器の大
型化を招いている。
【0004】また、前記電気回路部品には電力調整用ボ
リュームが設けられ、炊飯器本体に各構成部品を組み付
けた後、このボリュームを利用して設定電力の調整作業
を行っているが、このボリュームの配設位置は外部から
調整しやすいか否かのみを基準としている。このため、
基板の集積密度が低く、その大型化を招いている。
【0005】そこで、本発明は、冷却ファンを備えた基
板ホルダーを有しているにも拘らず、コンパクトな誘導
加熱式炊飯器を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、基板ホルダーに電源回路を備
えた基板を保持し、炊飯器本体内の前方に形成される空
間に垂直に配設してなる誘導加熱式炊飯器において、前
記基板の電源回路を、誘導加熱コイルに通電するための
IGBT等の部品及び該部品を冷却するヒートシンクを
有する高圧発生部と、前記誘導加熱コイル以外の電子部
品に通電するための電源部とで構成し、前記高圧発生部
と前記電源部とを水平方向に並設すると共に、前記電源
部側に前記高圧発生部側の誘導加熱コイルへの設定通電
量を調整するための電力調整用ボリュームを設け、前記
炊飯器本体の前面の前記電力調整用ボリュームに対応す
る位置に調整穴を形成すると共に、前記基板ホルダー
に、前記ヒートシンクに対向する開口部を形成し、該開
口部を覆う冷却ファンを設け、該冷却ファンの側方に前
記調整穴から前記電力調整用ボリュームに工具を導く案
内通路を形成したものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に従って説明する。
【0010】図1及び図2は本実施形態に係る誘導加熱
式炊飯器を示す。この誘導加熱式炊飯器では、炊飯器本
体1内に内胴2及び保護枠3によって収容室4が形成さ
れている。収容室4内には取出し可能に内鍋5が収容さ
れている。内鍋5は、保護枠3に保持した誘導加熱コイ
ル6によって誘導加熱可能となっている。
【0011】炊飯器本体1は、胴部7と底部8とで構成
されている。胴部7の前面2箇所には調整穴9が穿設さ
れている。これら調整穴9は、炊飯器本体1の前面中心
線から側方にずれた位置に形成され、後述する電力調整
用ボリューム18の位置に対応している。また、底部8
の前方側下面には溝部10が設けられ、そこには幅方向
に複数のスリットを穿設してなる外気吸込孔11が形成
されている。
【0012】炊飯器本体1の前方空間には基板ホルダー
12が配設されている。この基板ホルダー12は、垂直
壁部13と、その上端に形成される傾斜壁部14とで構
成されている。
【0013】垂直壁部13には、矩形孔15が穿設さ
れ、その前面には矩形孔15を覆うように冷却ファン1
6が取り付けられている。
【0014】垂直壁部13の背面側には基板17がネジ
止めされている。基板17には、前面側に電力調整用ボ
リューム18等の電気回路部品が実装されることによ
り、高圧発生部19と電源部20とが形成されている。
高圧発生部19は、前記誘導加熱コイル6に電力を供給
するためのもので、IGBT等を備えている。IGBT
は、基板17にネジ止めした放熱用のヒートシンク21
に取り付けられている。このヒートシンク21は、複数
の板状体を所定間隔で並設一体化した構成で、ほぼ前記
矩形孔15の背後に位置して放熱可能となっている。電
源部20は、後述する操作基板26等に電力を供給する
ためのものである。電力調整用ボリューム18は、組立
後の誘導加熱コイル6への設定通電量を調整するための
もので、電源部20側に配置されている。これにより、
高圧発生部19の集積密度を上げたとしても、電力調整
用ボリューム18と電源部20とを結ぶプリント配線
と、IGBT等の高圧発生部19の各電気部品との絶縁
距離を十分にとることができるので、基板17の高集積
化及び(特に、垂直方向の)小型化が可能となる。
【0015】前記垂直壁部13の前面には、上面部22
及び側面部23からなる略コ字形のガイド壁24が形成
されている。このガイド壁24は、基板ホルダー12を
炊飯器本体1に取り付けた際、炊飯器本体1の内面とで
外気吸込孔11に連通する空気流路を構成するようにな
っている。ガイド壁24の上面部22には、ガイド筒部
25が並設されている。このガイド筒部25は、炊飯器
本体1に基板ホルダー12を取り付けた際、先端部が炊
飯器本体1の前面の調整穴9に近接し、後端部が基板1
7に設けた電力調整用ボリューム18の近傍に位置する
ことにより、調整穴9から挿入したドライバー等の工具
を電力調整用ボリューム18に導くことができるように
なっている。なお、前記ガイド筒部25は冷却ファン1
6の側方に形成されているので、その形成スペース分だ
け余分に高さ方向の寸法を抑制可能となっている。
【0016】傾斜壁部14には、操作基板26が設けら
れている。操作基板26は、スイッチや液晶パネルを有
し、これらは炊飯器本体1の前方上部の傾斜面に設けた
パネルを介して操作可能になっている。
【0017】次に、前記誘導加熱式炊飯器の組立方法に
ついて説明する。
【0018】まず、炊飯器本体1を上下逆にした状態
で、内胴2、誘導加熱コイル6を有する保護枠等を組み
付ける。一方、基板ホルダー12に、基板17、冷却フ
ァン16、操作基板26等をネジ止めする。そして、底
部8を装着する前に、保護枠3と炊飯器本体1との間に
形成される従来デッドスペースであった前方空間に前記
基板ホルダー12を取り付ける。この状態では、炊飯器
本体1の調整穴9に、基板ホルダー12のガイド筒部2
5が位置する。続いて、炊飯器本体1に底部8を取り付
け、炊飯器本体1とガイド壁24とで形成される空気流
路と外気吸込孔11とを連通させる。最後に、前記調整
穴9及びガイド筒部25を介して炊飯器本体1の外側か
らドライバー等の工具を差し込み、電力調整用ボリュー
ム18を操作することにより、誘導加熱コイル6への設
定通電量を調整する。なお、前記調整穴9は、調整後、
図2に示すように、製造会社名や商品名を表示した化粧
シート9a等で塞いでおく。
【0019】このようにして組み立てられた前記誘導加
熱式炊飯器では、図示しないスイッチが操作されると、
誘導加熱コイル6に通電し、内鍋5を誘導加熱して炊飯
を開始する。また、冷却ファン16を駆動し、外気吸込
孔11を介して炊飯器本体1内に外気を吸引する。吸引
された外気は、基板ホルダー12のガイド壁24と炊飯
器本体1とで構成される空気流路から矩形孔15を介し
てヒートシンク21に吹き付けられ、熱を奪った後、炊
飯器本体1の背面側に形成した排気孔(図示せず)を介
して外部に排出される。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る誘導加熱式炊飯器によれば、基板を保持する基板
ホルダーを、従来デッドスペースであった炊飯器本体の
前方空間に垂直に配設するようにしたので、炊飯器を大
型化させることがない。
【0021】また、基板に設けた電力調整用ボリューム
を電源部側に位置をずらせて配置するようにしたので、
基板の高集積化が可能となり、特に垂直方向にコンパク
トに形成することができる。
【0022】また、調整穴を炊飯器本体の前面中心線に
対して側方にずれた位置に形成したので、基板に設ける
電力調整用ボリュームの位置を変更することができ、基
板設計の自由度が高まり、高集積化が可能となってコン
パクト化が図れる。
【0023】さらに、調整穴を冷却ファンの側方に配置
したので、調整穴から案内通路を介して電力調整用ボリ
ュームに至るスペース分だけ余分に炊飯器の高さ寸法を
抑えてコンパクトに構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る誘導加熱式炊飯器の正面断
面図(a)及び側面一部断面図(b)である。
【図2】 図1の調整穴及びこの調整穴を塞ぐための化
粧シートを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…炊飯器本体 9…調整穴 12…基板ホルダー 15…矩形孔 16…冷却ファン 17…基板 18…電力調整用ボリューム 19…高圧発生部 20…電源部 21…ヒートシンク 24…ガイド壁 25…ガイド筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板ホルダーに電源回路を備えた基板を
    保持し、炊飯器本体内の前方に形成される空間に垂直に
    配設してなる誘導加熱式炊飯器において、 前記基板の電源回路を、誘導加熱コイルに通電するため
    のIGBT等の部品及び該部品を冷却するヒートシンク
    を有する高圧発生部と、前記誘導加熱コイル以外の電子
    部品に通電するための電源部とで構成し、前記高圧発生
    部と前記電源部とを水平方向に並設すると共に、前記電
    源部側に前記高圧発生部側の誘導加熱コイルへの設定通
    電量を調整するための電力調整用ボリュームを設け、 前記炊飯器本体の前面の前記電力調整用ボリュームに対
    応する位置に調整穴を形成すると共に、 前記基板ホルダーに、前記ヒートシンクに対向する開口
    部を形成し、該開口部を覆う冷却ファンを設け、該冷却
    ファンの側方に前記調整穴から前記電力調整用ボリュー
    ムに工具を導く案内通路を形成したことを特徴とする誘
    導加熱式炊飯器。
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