JP3290380B2 - 誘導加熱式炊飯器 - Google Patents

誘導加熱式炊飯器

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JP3290380B2 JP17390197A JP17390197A JP3290380B2 JP 3290380 B2 JP3290380 B2 JP 3290380B2 JP 17390197 A JP17390197 A JP 17390197A JP 17390197 A JP17390197 A JP 17390197A JP 3290380 B2 JP3290380 B2 JP 3290380B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱式炊飯
器、特に、基板に実装した電気回路部品の冷却を効率的
に行うことにより冷却ファンを不要とすることのできる
誘導加熱式炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】誘導加
熱式炊飯器では、誘導加熱コイルへの通電制御等のため
の電気回路部品が設けられている。このような電気回路
部品は、炊飯中に自己発熱し、炊飯熱の影響とも相俟っ
て所定温度以上となって故障に至る恐れがある。そこ
で、従来では、冷却ファンを設けて強制的に前記電気回
路部品の冷却を行うようにしていた(例えば、特開平7
―327816号公報、特開平8―10148号公報参
照)。
【0003】しかしながら、冷却ファンを設けると、炊
飯器の大型化、炊飯中の騒音の発生、部品点数の増大、
組付け工数の増加に伴うコストアップが避けられない。
【0004】一方、冷却ファンをなくした構造として、
炊飯器本体の底面に設けた吸気孔と、側面上方部に設け
た排気孔との間に形成される空気通路中に基板から突出
させたヒートシンクを配設させるようにしたものが公知
である(例えば、特開平7―136059号公報参
照)。
【0005】しかしながら、ヒートシンクを前記空気通
路中に配設するためには、電気回路部品を実装した基板
を内鍋の下方側に位置させる必要がある。このため、炊
飯器が高さ方向に大型化することは避けられない。
【0006】そこで、本発明は、冷却ファンが不要で、
しかも表示パネルの下方に形成されるデッドスペースを
有効利用できる誘導加熱式炊飯器を提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、誘導加熱コイルにより内鍋を
誘導加熱するようにした誘導加熱式炊飯器において、内
鍋の側方に位置し、貫通孔を形成された垂直壁部、及
び、前記垂直壁部の両側縁から略直角に突出する側壁を
備えた基板ホルダーと、一方の表面に電気回路部品及び
ヒートシンクが設けられ、前記基板ホルダーの垂直壁部
に対して所定間隔で保持される基板と、前記基板ホルダ
ーの上部に保持され、側方に向かって下方に傾斜する表
示パネルとを備え、前記電気回路部品が、前記垂直壁
部、及び、前記両側壁で区画された領域内で、かつ、前
記内鍋とは反対側に位置すると共に、前記ヒートシンク
が、前記垂直壁部の貫通孔を介して該垂直壁部の前方空
間に突出するように、前記基板を前記基板ホルダーに取
り付けたものである。そして、前記側壁には、前記ヒー
トシンクからの発熱を逃がすための切欠きを形成しても
よい。
【0008】この構成により、電気回路部品から発生し
た熱は、ヒートシンクによって垂直壁部の貫通孔(ある
いは切欠き)を介して該垂直壁部の前方空間に伝達され
る。また、基板の電気回路部品の実装面は内鍋側とは反
対側に位置しているので、内鍋からの熱が直接電気回路
部品に伝わることがなく、基板によって反射される。
【0009】前記構成の誘導加熱式炊飯器において、基
板ホルダーは、ヒートシンクの上方又は側方に電気回路
部品が位置する場合、少なくとも該電気回路部品と、ヒ
ートシンクとを遮断する遮熱リブを有するのが好まし
い。
【0010】この構成により、ヒートシンクから放出さ
れる熱が遮熱リブによって遮られ、直接電気回路部品に
伝えられることがなく、より効果的に電気回路部品で発
生する熱を除去することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0012】図1は、本発明に係る誘導加熱式炊飯器の
特徴部分を示す部分断面図である。この誘導加熱式炊飯
器では、炊飯器本体1内に内胴2及び保護枠3によって
収容室4が形成されている。収容室4内には取出可能に
内鍋5が収容されている。内鍋5は、保護枠3に保持し
た誘導加熱コイル6により誘導加熱可能となっている。
【0013】炊飯器本体1の前面側の空間には基板ホル
ダー7が配設されている。この基板ホルダー7は、図2
に示すように、垂直壁部7aと、この垂直壁部7aの上
端に形成される傾斜壁部7bとからなる。
【0014】垂直壁部7aの上方側には矩形孔8が穿設
されている。垂直壁部7aの背面側には、前記矩形孔8
の上縁及び側縁に沿って遮熱リブ9が突設され、両側縁
から側壁10が延設されている。一方の側壁10(前記
矩形孔8側)には、導風用の切欠き11が形成されてい
る。
【0015】また、垂直壁部7aの背面には複数のボス
部12が形成され、基板14がねじ止めされている。こ
の基板14は、前面側に電気回路部品13(組立後の誘
導加熱コイル6への設定通電量を調整するためのボリュ
ームのみ図示)を実装され、その中央部には誘導加熱回
路のIGBT用ヒートシンク15がねじ止めされている。ヒ
ートシンク15は、複数の板状体を所定間隔で並設一体
化した構成で、前記矩形孔8を介して垂直壁部7aの前
面側に突出し、垂直壁部7aの前方空間に放熱可能とな
っている。
【0016】また、傾斜壁部7bには、表示パネル16
が設けられている。表示パネル16は、スイッチや液晶
パネルを有し、これらは炊飯器本体1の前方上部の傾斜
面に視認可能になって露出している。表示パネル16を
傾斜させて設けるのは、操作性及び視認性を考慮した結
果である。
【0017】前記構成の誘導加熱式炊飯器では、誘導加
熱コイル6による炊飯を開始すると、内鍋5が誘導加熱
されて発熱する。その熱は、内鍋5内の被加熱物のみな
らず、内胴2や保護枠3を越えて炊飯器本体1の前面側
にも伝わる。炊飯器本体1の前面側には、基板14の電
気回路部品13を実装していない面が露出しているの
で、内鍋5からの熱は、この基板14によって反射さ
れ、電気回路部品13には伝わりにくい。
【0018】また、ヒートシンク15は、基板ホルダー
7の垂直壁部7aに穿設した矩形孔8を介して前面側の
デッドスペースまで延在している。しかも、基板14と
垂直壁部7aの間では、ヒートシンク15は上方及び側
方を遮熱リブ9で囲まれているため、上方空間には伝達
されにくい。このため、ヒートシンク15が電気回路部
品13を加熱することがない。また、ヒートシンク15
の熱は、垂直壁部7aの前方空間及び導風用の切欠き1
1を介して基板14から側方に放熱される。
【0019】このように、前記誘導加熱式炊飯器によれ
ば、ヒートシンク15によって発生した熱を表示パネル
16の下方で、基板ホルダー7の前方に形成される空間
に放熱することができる。しかも、内鍋5からの熱を基
板14で反射させて電気回路部品13に至ることを有効
に阻止する。また、遮熱リブ9によってヒートシンク1
5から電気回路部品13に伝達される熱をも遮ることが
できる。さらに、ヒートシンク15は、炊飯器本体1の
前方のデッドスペースを有効利用して従来に比べて十分
に冷却面積が大きくなっている。したがって、冷却ファ
ンがなくても有効に誘導加熱回路を冷却可能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る誘導加熱式炊飯器によれば、電気回路部品を基板
の内鍋とは反対側の面に実装すると共に、ヒートシンク
を表示パネルの下方で、基板の前方に形成される空間内
に突出するように設けたので、効率的な電気回路部品の
冷却が可能となり、従来必要であった冷却ファンが不要
となると共に、表示パネルの下方に形成されるデッドス
ペースを有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る誘導加熱式炊飯器の部分断面図
(a)、ヒートシンクの正面図(b)及びその平面図
(c)である。
【図2】 図1の基板ホルダーを示す正面図(a)、側
面図(b)、背面図(c)及び平面図(d)である。
【符号の説明】
5 内鍋 7 基板ホルダー 13 電気回路部品 14 基板 15 ヒートシンク 16 表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 103 A47J 27/00 109

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導加熱コイルにより内鍋を誘導加熱す
    るようにした誘導加熱式炊飯器において、 内鍋の側方に位置し、貫通孔を形成された垂直壁部、及
    び、前記垂直壁部の両側縁から略直角に突出する側壁を
    備えた基板ホルダーと、 一方の表面に電気回路部品及びヒートシンクが設けら
    れ、前記基板ホルダーの垂直壁部に対して所定間隔で保
    持される基板と、 前記基板ホルダーの上部に保持され、側方に向かって下
    方に傾斜する表示パネルとを備え、 前記電気回路部品が、前記垂直壁部、及び、前記両側壁
    で区画された領域内で、かつ、前記内鍋とは反対側に位
    置すると共に、前記ヒートシンクが、前記垂直壁部の貫
    通孔を介して該垂直壁部の前方空間に突出するように、
    前記基板を前記基板ホルダーに取り付けたことを特徴と
    する誘導加熱式炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記側壁には、前記ヒートシンクからの
    発熱を逃がすための切欠きを形成したことを特徴とする
    請求項1に記載の誘導加熱式炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記基板ホルダーは、ヒートシンクの上
    方又は側方に電気回路部品が位置する場合、少なくとも
    該電気回路部品と、ヒートシンクとを遮断する遮熱リブ
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の誘導
    加熱式炊飯器。
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