JP3257889B2 - Catv用増幅器 - Google Patents

Catv用増幅器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CATVシステム中に
用いられる増幅器に関し、特に、従来の設備をそのまま
に伝送信号の広周波数帯域化に対応することができる広
周波数帯域対応のCATV用増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCATVシステムにあっては、下
り方向の周波数帯域(以下帯域と略す)に、26チャン
ネルの伝送用として70〜250MHzの帯域を用いた
ものや、34チャンネル伝送用として70〜300MH
zの帯域を用いたものが多く、現在でもかかる帯域を用
いたシステムが数多く稼働している。一方、近年、CA
TVシステムでは、BSやCS放送等チャンネル数の増
加に伴って、従来のシステムではチャンネル伝送容量を
不足を来し、広帯域化が望まれるようになり、現在では
下り方向の帯域として70〜450MHzを用いたもの
が標準的に採用されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来あった2
50MHz対応の施設にあっては、アンプ1段あたりの
最大距離が500mであったのに対し、近年採用されて
いる450MHz対応の施設にあっては、それが300
mと両者の間には相当の差異が存在する。従って、従来
の250MHz対応の施設をそのまま450MHz対応
のものに切り換えようとしてもアンプ1段あたりの距離
が長過ぎ、十分な利得が確保できないという問題があっ
た。一方、このとき利益を確保すべく増幅器の出力レベ
ルアップでこれに対処しようとすると、チャンネル数の
増加に伴う歪の増加もあいまって現在の増幅技術ではか
かる出力レベルのアップを図ることは困難であった。
【0004】本発明は上記課題を解決し、従来の250
MHz対応の施設においても450MHz伝送を行い得
る互換性を有しかつ低歪の増幅器を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1の本発明は、CATVシステム中にあって伝送
信号を次段に増幅して出力するCATV用増幅器におい
て、伝送信号を複数の周波数帯域に分割するフィルタ
と、該フィルタの後段に上記周波数帯域毎に設けられ当
該周波数帯域毎に別個に伝送信号の増幅を行う複数の増
幅回路とを備え、上記増幅回路は、上記各周波数帯域毎
に別個に設定されたパイロット信号によって制御され当
該増幅回路の利得を一定範囲内に維持する自動利得制御
回路と、隣接する周波数帯域のパイロット信号に基づ
き、隣接する周波数帯域との境界周波数において、当該
周波数帯域における利得を隣接する周波数帯域における
利得と略同一に制御する自動スロ−プ制御回路を備えた
構成としている。
【0006】また、請求項2の本発明は、CATVシス
テム中にあって伝送信号を次段に増幅して出力するCA
TV用増幅器において、伝送信号を複数の周波数帯域に
分割するフィルタと、該フィルタの後段に上記周波数帯
域毎に設けられ当該周波数帯域毎に別個に伝送信号の増
幅を行う複数の増幅回路とを備え、上記フィルタの前段
に、周波数に対しスロ−プ特性を有する可変抵抗回路を
備え、かつ上記増幅回路の一は、一のパイロット信号に
基づいて該可変抵抗回路を制御することにより当該増幅
回路の利得を一定範囲内に維持する自動利得制御回路を
備えた構成としている。
【0007】
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係るCATV用増幅器の第
1の実施例の内部構成を示すブロック図である。当該C
ATV用増幅器1(以下適宜増幅器と略す)は、伝送信
号を複数の帯域に分割し、それぞれの帯域毎に増幅回路
を設けて出力レベルのアップを図ったものである。これ
により従来の250MHz対応の施設をそのまま用いて
システムの広帯域化に対応し得ることになる。
【0009】図1において、2は第1の帯域の増幅回
路、3は第2の帯域の増幅回路であり、それぞれ70〜
250MHz、270〜450MHzの帯域の信号の増
幅を行う。この場合、この帯域の振り分けはフィルタ6
によって行われる。また、これらには通常の増幅器と同
様、プリアンプ21、31及びその利得を自動的に制御
するAGC(オートゲインコントロール)回路4、5が
設けられている。本実施例においては、第1の帯域(7
0〜250MHz)においては246MHz、第2の帯
域(270〜450MHz)においては451.25M
Hzの信号をパイロット信号として使用し、これを各A
GC回路4、5のフィルタ41、51によって抽出して
利得調整を行っている。
【0010】一方、本実施例においては、これらに加え
て、第2の帯域の増幅回路3にASC(オートスロープ
コントロール)回路52が設けられている。このASC
回路52は、本発明のように信号を複数の帯域に分けて
増幅した場合、各帯域のつなぎ目にレベル差が発生する
ことを防止するため、一方の帯域(本実施例においては
第2の帯域)における周波数−利得のスロープを制御す
るものである。即ち、図1に示すように、第1の帯域の
AGC回路4から信号を取り、第1の帯域における利得
に基づき、第2の帯域のAGC回路3の利得調整を行う
ことにより、各帯域のつなぎ目のレベル差をなくす。
【0011】次に本実施例の増幅器の動作について説明
する。図2は当該実施例の動作の様子を示す図である。
本増幅器にあっては、図2に示すように、信号を第1の
帯域と第2の帯域に分けそれぞれを増幅回路2、3によ
り所定利得を得るように増幅して次段へ出力する。この
場合、各帯域において、その利得はAGC回路4、5に
よって図2において点線で示されるAGCゲインの範囲
に自動的に制御される。
【0012】一方、本発明においてはASC回路52に
よる利得調整が行われる。即ち、仮にASC回路52が
無いとすると、増幅回路2、3は各々別個にAGC回路
4、5を働かせつつ信号増幅を行うことから、各々のA
GCゲインの範囲内において、図3に実線で示すような
スロープを形成する増幅を行う場合が生じてくる。この
とき第1の帯域と第2の帯域との境界の周波数において
伝送信号にレベル差が生ずることとなり信号伝送上好ま
しくない。本発明はこの差異をASC回路52により調
整している。即ち、ASC回路52は、第1の帯域のA
GC回路4からの信号を受け、これに基づいて第2帯域
におけるスロープを450MHz側を固定して250M
Hz側を上下させる形で調整する。この調整範囲が図2
に示された「ASCコントロール範囲」であり、それに
よって図3に示すようにスロープが実線のものから一点
鎖線のものへと調整される。従って、図3のような接続
点におけるレベル差は解消されることになる。
【0013】図4は本発明に係る第2の実施例の構成を
示すブロック図である。本実施例は、信号を第1の帯域
と第2の帯域に分けて各々について別個に増幅を行うと
いう点は第1の実施例と共通するが、パイロット信号1
波によってAGC回路を動作させるという点において第
1の実施例と相違する。本実施例も、第1の帯域の増幅
回路2と第2の帯域の増幅回路3を有しており、その帯
域は第1の実施例と同様である。一方、本実施例にあっ
てもAGC回路7が設けられており利得調整が行われて
いる。
【0014】ここで、本実施例にあっては、このAGC
回路7はひとつのパイロット信号(本実施例において
は、451.25MHz)によって動作される。即ち、
バンドパスフィルタ(B.P.F)8によりセンター装
置側(図示せず)から送出された451.25MHzの
パイロット信号が抽出され、これに基づいて可変抵抗回
路9が制御される。この場合、可変抵抗回路9は、スロ
ープ付のいわゆるボリュームであり、周波数によって信
号減衰量が異なって変化するように設定されている。即
ち、ボリュームの増減により、70MHz側の利得と4
50MHz側の利得が異なって変化する。なお、この利
得の変化は、同軸ケーブルの周波数による減衰量と一致
している。一方、この可変抵抗回路9はフィルタ6の前
段に設けられているため、帯域を分割して増幅を行った
場合であっても、増幅前の信号のスロープが両帯域間で
連続したものとなる。従って、本実施例のように分割・
増幅した後であっても両帯域間の接続点において大きな
レベル差を生じることはない。なお、本実施例において
はパイロット信号として451.25MHzの信号を用
いたが、点線に示すように246MHzの信号を用いて
も勿論良い。この場合バンドパスフィルタ8は246M
Hz用のものを用い、信号は第1の帯域の増幅回路2か
ら取ることになる。また、可変抵抗回路9による利得調
整は、246MHzを中心としてその前後の帯域で利得
が上下する形で行われることになる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の本発明
に係るCATV用増幅器によれば、信号を複数の帯域に
分割し、各々を増幅する増幅回路を各帯域毎に別個に設
けたことにより、チャンネル数が増加した場合であって
も歪の悪化を伴うことなく信号を増幅することができる
という効果がある。従って、従来の250MHz対応の
施設を用いて伝送信号の広帯域化に対応できる。
【0016】また、本発明においては、第1の帯域の増
幅回路AGC回路から取り出した信号に基づいて作動す
るASC回路を設けたことにより、帯域同士の境界部分
におけるレベル差をなくすことができるという効果があ
る。
【0017】さらに、請求項2の本発明においては、あ
るパイロット信号に基づき利得制御を行うAGC回路の
ボリュームを帯域分割前に設けたことにより、帯域同士
の接続点におけるレベル差を少なくすることができると
共に、回路構成を単純化することができる。従って、レ
ベル差解消に加えてコストダウンをも図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCATV用増幅器の第1の実施例
の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るCATV用増幅器の第1の実施例
の動作の様子を示す図である。
【図3】本発明に係るCATV用増幅器の第1の実施例
の動作の様子を示す図である。
【図4】本発明に係るCATV用増幅器の第2の実施例
の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CATV用増幅器 2 第1の帯域の増幅回路 3 第2の帯域の増幅回路 4 第1の帯域のAGC回路 5 第2の帯域のAGC回路 6 フィルタ 52 ASC回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CATVシステム中にあって伝送信号を
    次段に増幅して出力するCATV用増幅器において、 伝送信号を複数の周波数帯域に分割するフィルタと、該
    フィルタの後段に上記周波数帯域毎に設けられ当該周波
    数帯域毎に別個に伝送信号の増幅を行う複数の増幅回路
    とを備え、 上記増幅回路は、上記各周波数帯域毎に別個に設定され
    たパイロット信号によって制御され当該増幅回路の利得
    を一定範囲内に維持する自動利得制御回路と、隣接する
    周波数帯域のパイロット信号に基づき、隣接する周波数
    帯域との境界周波数において、当該周波数帯域における
    利得を隣接する周波数帯域における利得と略同一に制御
    する自動スロ−プ制御回路を備えたことを特徴とするC
    ATV用増幅器。
  2. 【請求項2】 CATVシステム中にあって伝送信号を
    次段に増幅して出力するCATV用増幅器において、 伝送信号を複数の周波数帯域に分割するフィルタと、該
    フィルタの後段に上記周波数帯域毎に設けられ当該周波
    数帯域毎に別個に伝送信号の増幅を行う複数の増幅回路
    とを備え、 上記フィルタの前段に、周波数に対しスロ−プ特性を有
    する可変抵抗回路を備え、かつ上記増幅回路の一は、一
    のパイロット信号に基づいて該可変抵抗回路を制御する
    ことにより当該増幅回路の利得を一定範囲内に維持する
    自動利得制御回路を備えたことを特徴とするCATV用
    増幅器。
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