JP3257687B2 - 電気光学検出器アレーとその製造方法 - Google Patents

電気光学検出器アレーとその製造方法

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JP3257687B2 JP31730091A JP31730091A JP3257687B2 JP 3257687 B2 JP3257687 B2 JP 3257687B2 JP 31730091 A JP31730091 A JP 31730091A JP 31730091 A JP31730091 A JP 31730091A JP 3257687 B2 JP3257687 B2 JP 3257687B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に電気光学検出器ア
レーに関し、さらに詳しくは、半導体素子の正面を光エ
ネルギで照射される電気光学検出器アレーとその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体電気光学検出器は、光起電力形ま
たは光伝導形のどちらかである。赤外線から紫外線まで
様々な波長領域に対し、様々な種類の電気光学検出器が
使用される。例えば約8〜12ミクロンおよび1〜5.
6ミクロンの赤外線波長範囲用の起電力形電気光学検出
器はしばしば、それぞれテルル化水銀カドミウム(Hg
CdTe)およびアンチモン化インジウム(InSb)
で作成される。アンチモン化インジウムの電気光学検出
器の具体的な構成は例えば、同一人に譲渡された米国特
許第3,483,096号、第3,554,818号、
および3,577,175号に記載されている。以下で
はInSbの電気光学検出器について記述するが、幅広
い側面を持つ本発明はこの材料に限定されない。
【0003】上記の先行特許に開示された単素子デバイ
スは一般に、検出しようとする光エネルギ源に暴露され
るP型領域がN型バルク基板に支えられたPN接合を含
んでいる。PN接合は通常、検出すべき光エネルギが入
射されるP型領域の表面から約4ミクロン以内の位置に
ある。つまり、検出しようとする光放射に曝露されるP
型領域は厚さが約4ミクロン以下ということである。特
定のInSbデバイスの場合、PN接合は放射に曝され
るP型領域の表面から0.5ミクロン以内の位置に形成
される。P型領域の配置は、光放射がそこに直接入射
し、P型領域に形成された光生成電荷担体(キャリア)
が、ある程度妨害されずに接合へ拡散できるようにする
ことが望ましい。この構成でさえも、かなりの量の光エ
ネルギがP型領域を貫通してPN接合に到達し、そこで
さらに幾らかの電荷担体を発生させ、なおさらにN型領
域にも入り込み、さらに多くの電荷担体を発生させる。
N型物質におけるこの吸収が接合からあまり遠く離れた
位置で発生しない限り、形成された電荷担体もまた接合
の方向へ拡散する。さらにこの配列では、P型領域で吸
収されなかった光エネルギがPN接合に直接到達するこ
とができる。したがって、アンチモン化インジウム検出
器で光エネルギがP型領域に入射するようにP型領域を
配置すれば、光エネルギを電気エネルギに変換する効率
は比較的高くなる。
【0004】このような特徴は長年知られていたが、比
較的大型のInSb電気光学半導体検出器アレーを製造
する場合には、これは我々の知る限りでは実現されてこ
なかった。我々の知る従来技術の大型のInSbアレー
では、比較的厚いN型バルク基板の半導体物質に光を照
射することが慣行となっていた。つまりアレーの「背」
面に光を照射してきた。照射されるN型バルク基板の厚
さは一般に10ミクロンであり、これでは、光生成され
た電荷担体がN型バルク基板の結晶欠陥や他の電荷担体
と相互作用を起こす確率が高くなる。最も波長の短いエ
ネルギに光検出器を露出する場合は特にそうである。な
ぜならば、最も短い波長のエネルギは背面に最も近い場
所で吸収されるので、結果的に光生成された電荷担体は
PN接合まで最も長い距離を移動しなければならないか
らである。さらに、1〜4ミクロン領域の光エネルギは
厚い物質内をPN接合まで妨害されずに伝搬することが
ほとんどできず、できても非常に少ない。
【0005】典型的な従来技術のアンチモン化インジウ
ムの光起電力形検出器アレーの構成と製造方法を、図1
と図2に示す。この配列およびその他の従来技術の配列
では、検出すべき光エネルギをまず相対的に厚い(約1
0〜20ミクロン)N型バルク基板に入射する。したが
って、検出すべき光放射が最初に入射される表面からP
N接合までの距離は、約10〜20ミクロンとなる。1
〜5.6ミクロン帯域の最短波長、つまり1〜3ミクロ
ンの波長の場合、入射した光エネルギに応じてN型バル
ク基板で形成される光生成電荷担体は、妨害されずにN
型バルク基板を進むことがないので、量子効率は比較的
低い。それどころか、光エネルギつまりフォトンの吸収
によって生じる自由電荷担体は、PN接合に到達するま
でにしばしばInSbの結晶格子や結晶欠陥と相互作用
し、その結果担体はエネルギを消失し、反対の形の他の
担体と再結合するので、検出されない。また最も短い波
長のエネルギは、N型物質に吸収されずに接合に到達
し、そこに光生成担体を形成することがほとんどできな
い。
【0006】図1と図2に示した従来技術の配列は、厚
さ約15ミル(約0.0381cm)のアンチモン化イン
ジウムのN型バルク基板23とその上に形成したP型領
域24を、インジウムの柱26によってマルチプレクサ
基板25に接続したものである。柱26は、P型領域の
場合は一般的に金、ニッケル、またはクロムの金属接触
パッド(図示せず)上に、またはマルチプレクサ基板上
に、あるいは両方の組み合せの上に成長させることがで
きる。ダイオードを形成するPN接合が、N型バルク基
板23上のP型領域24の各位置に存在する。N型バル
ク基板23とガス拡散またはイオニック・ボンバードメ
ントによって形成したP型領域24のアレーとを含む検
出器アセンブリをマルチプレクサ基板25に接続した
後、バルク基板を図2に示すように約10ミクロンま
で、機械的および/または化学的に薄くし、研磨する。
マルチプレクサ基板25は、P型領域24と実質的に同
一の微細構成のスイッチング素子を持つ電子回路機構を
含む。マルチプレクサ基板25の電子回路機構は、電気
光学検出器アレーの選択されたダイオードからの信号
を、インジウムのバンプを介してマルチプレクサ・チッ
プの1つまたは少数の共通信号リードに選択的に読み出
す。これにより、マルチプレクサのN型バルク基板25
の回路機構によって選択されたインジウムの柱またはバ
ンプ26に接続されたP型領域24に一般に対応するN
型バルク基板23の表面に入射した光エネルギが読み出
される。
【0007】バルク基板の厚さを機械的に薄板化する作
業中およびその後の機械的力に耐えるために、N型バル
ク基板23とP型領域24を含むアレーとマルチプレク
サ25との間に、エポキシ結合剤を注入する。結合剤を
インジウム柱またはバンプ26間の空間に充満させる。
【0008】使用時に、図2の構造は光学エネルギが最
初にN型バルク基板23に入射するように配置される。
光エネルギはバルク基板23内で吸収された各フォトン
に対し1対の電子と正孔の自由電荷担体(キャリア)を
形成する。少数キャリアつまりアンチモン化インジウム
のN型バルク基板23における正孔が多数キャリアと再
結合すると、電流は発生せず、光学エネルギは検出され
ない。しかし、少数キャリアがN型バルク基板23と特
定のP型領域24の間の接合を越えて拡散すると、P型
領域で電流が発生する。
【0009】少数キャリアが接合を越えて拡散するかど
うかは、(1)入射光エネルギによって電子と正孔の対
が形成される位置から接合位置までの距離、(2)バル
ク材23における拡散距離、および(3)再結合の中心
として作用するバルク材の欠陥密度によって決まる。こ
れらの欠陥は、処理が行なわれる前から存在することが
ある。しかし、その他の欠陥は多くの処理段階の幾つ
か、例えばイオン注入、薄板化作業、および/またはバ
ンプ結合剤注入などにより形成される。一般に光学エネ
ルギを電気エネルギに変換する検出器の効率は、光エネ
ルギを最初に入射する表面と接合との距離が長くなるほ
ど、低下する。
【0010】N型バルク基板23を薄板化し研磨する作
業は、検出器に厳しい応力を与え、その結果しばしばN
型バルク基板に亀裂が発生する。N型バルク基板23を
薄板化するために使用する研磨剤や機械的磨耗は、光エ
ネルギを最初に入射するバルク材の表面に微結晶損傷を
生じる。微結晶損傷は、アレーの電気的特性に非常に有
害な影響をもたらす。その結果生じる、光エネルギが入
射するN型バルク基板23のバルク材の劣化は、N型バ
ルク基板の表面再結合率を高め、量子効率を劇的に低下
する。N型バルク基板23の表面近くで吸収される最短
波長の場合は、その影響が特に著しい。
【0011】検出器アレーは通常、液体ヘリウムや液体
窒素などの範囲の極低温で使用される。液体窒素の温度
ではInSbアレーで短い波長の量子効率の低下は起こ
らないが、温度がさらに(天文学者が関心を持つ)液体
ヘリウム温度範囲まで下がると、拡散距離(上述)は著
しく低下し、従来技術のデバイスの性能は低下する。ま
た、液体窒素温度で使用すると、N型バルク基板23と
マルチプレクサ基板25の間の熱膨脹の不一致のため
に、アレーに厳しい機械的なひずみが発生する。N型バ
ルク基板23の非常に薄いバルク材は、生じるひずみに
必ずしも順応することができずに、破損を引き起こした
り、変形してインジウム柱26とN型バルク基板23ま
たはその上のパッドの間の結合を損壊することがある。
【0012】従来技術の方法のその他の欠点は、検出器
ウェハを個々のチップに切断した後、そしてバンプの結
合を行なった後で、バルク基板の薄板化処理を実行する
ことである。そのため、例えば1つのウェハに10のア
レーがあった場合、薄板化処理を10回行なうことにな
り、高価な処理技術になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、改良された新しい電気光学検出器アレーとその
製造方法を提供することである。
【0014】本発明の別の目的は、光エネルギを最初に
入射する表面に非常に近接した位置にPN接合を配置し
た、改良された新しい電気光学検出器アレーとその製造
方法を提供することである。
【0015】本発明のさらに別の目的は、1〜5.6ミ
クロンの波長帯域の赤外線エネルギのスペクトル全体の
波長に対する量子効率が比較的高い、改良された新しい
上記赤外線エネルギ用の電気光学検出器と、その製造方
法を提供することである。
【0016】本発明のさらに別の目的は、アレーを両極
端の温度サイクルに曝しても機械的特性と電気的特性が
安定している、極低温環境で使用するようにした改良さ
れた新しい電気光学検出器と、その製造方法を提供する
ことである。
【0017】本発明のさらに別の目的は、ウェハを外部
制御回路機構つまりマルチプレクサN型バルク基板に接
続する前に全ての検出器処理を実行する、改良された新
しい電気光学検出器アレーを提供することである。
【0018】本発明のさらに別の目的は、使用目的のス
ペクトル全体で比較的高い量子効率を持ち、極低温で使
用したり、極低温と気温との間の温度サイクルに曝して
も機械的特性と電気的特性が安定している、改良された
新しいアンチモン化インジウム検出器アレーと、その製
造方法を提供することである。
【0019】本発明のさらに別の目的は、検出すべき赤
外光エネルギが最初に検出器のN型物質ではなく、P型
物質に入射されるように、アンチモン化インジウムのP
型物質を配置した、改良された新しいアンチモン化イン
ジウム検出器アレーと、その製造方法を提供することで
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の面では、
電気光学検出器が非金属の機械的支持体とこの支持体上
の半導体ダイオードのアレーで構成される。ダイオード
はそこに入射した光エネルギによって影響を受ける電気
的特性を有し、第1と第2の異なるドーピング領域を分
離する接合を含む。この検出器の特徴は、第1と第2の
領域が検出すべき光エネルギを透過する支持体上に配置
され、かつ検出すべき光エネルギが支持体内を伝搬して
第2領域に入射する前に第1領域に入射するように配列
される。第1の領域は、(a)第1の領域に入射する、
ほとんど総ての短波長の光エネルギの放射が第1の領域
か接合のいずれかで吸収され、一方で長波長の光エネル
ギの放射が第1の領域および接合を貫通して第2の領域
に到達し、(b)光エネルギにおける多くの重要な光子
が、接合のところまたはその近傍で吸収され、電荷担体
が第1の領域に入射し、再結合することなく接合ヘと拡
散する光エネルギから生ずるような材料で作られ、かつ
そのための厚さをもつ。第2の領域は第1の領域より実
質的に厚い。
【0021】本発明の別の側面による検出器は、検出す
べき光エネルギを透過する支持体上に第1と第2の領域
が配置され、かつ検出すべき光エネルギが支持体内を伝
搬して第2領域に入射する前に第1領域に入射するよう
に配列され、第2領域が薄板化したバルク材で形成さ
れ、第1領域がバルク材上の層として形成されることを
特徴とする。
【0022】本発明のさらに別の側面では、電気光学検
出器が非金属の機械的支持体とこの支持体上のInSb
半導体ダイオードの2次元アレーで構成される。ダイオ
ードはPドーピング領域とNドーピング領域を分離する
接合を含む。この検出器の特徴は、両領域が検出すべき
光エネルギを透過する支持体上に配置され、かつ検出す
べき光エネルギが支持体内を伝搬してNドーピング領域
に入射する前にPドーピング領域に入射するように配列
されることである。
【0023】1つの好適実施例では、支持体と電気的に
接続し第1領域を互いに接続する金属電極が、第1領域
に入射する光エネルギを実質的に妨害しないように配列
される。ダイオードは行列に配置することが望ましく、
金属電極は相互に直交方向に伸長する格子状の交差帯と
して、または検出すべき光エネルギが第1領域に入射で
きるようにウィンドウを持ったフィルムとして配列され
る。第1領域を形成する材料と厚さは、第1領域に吸収
された光エネルギによって生成される電荷担体が、実質
的に再結合せずに接合まで拡散するように決定される。
また、第1領域はガス拡散バルク材またはイオン注入層
として形成されることが望ましい。
【0024】ある好適実施例では、マルチプレクサ集積
回路基板が支持体と平行に伸長し、そしてダイオードの
電気的特性を選択的に読み出す素子アレーを装備する。
素子とダイオードをほぼ同一の地形的構造として、対応
する素子とダイオードの位置を整合させ、両者を金属バ
ンプのアレーで接続する。
【0025】ダイオードの半導体光学アレーは、第1導
電型のバルク半導体上でかつのその表面近傍にPN接合
として形成されることが望ましい。それぞれの接合は、
第1導電型のバルク半導体と第2導電型の半導体領域と
の間に存在する。電極は、第2導電型の半導体領域の一
部を金属化することによって形成される。アレーは、支
持体内部の光学通路が第1導電型の半導体領域の少なく
とも一部分まで続くように第1導電型の半導体領域を支
持体に結合することによって、支持体に接合される。島
は、半導体領域を支持体に結合した状態でバルク基板の
厚さを減少させ、薄くしたバルク基板をエッチングする
ことによって形成される。このとき、島のそれぞれにバ
ルク半導体の対応する領域、接合、および第2導電型半
導体領域の1つが含まれるようにする。
【0026】本発明の上記およびその他の目的、特徴、
および利点は、特に添付の図面を参照しながら以下に詳
しく述べる幾つかの具体的な実施例から明らかになるだ
ろう。
【0027】
【実施例】次に図3を参照しながら説明する。この図
は、1〜1.5ミクロンの波長領域に放射用の光起電力
形アンチモン化インジウム赤外線検出器ダイオード・ア
レー52が、光学的に透明な支持体51に取り付けられ
た状態を示す。支持体51に平行に伸長したマルチプレ
クサ集積回路基板53を、インジウム柱54によってア
レーのダイオードに接続する。
【0028】アレー52のダイオードは、検出すべき光
エネルギを透過する支持体51に、検出すべき光エネル
ギがアレーのダイオードのN型バルク基板領域63より
前にダイオードのP型ドーピング領域62に入射するよ
うに、配列する。アレーのダイオードは島として形成
し、隣接するダイオード同士が誘電体を間に挟んで相互
に間隔を置いて配置されるようにする。アレー52のダ
イオードのP型領域62とN型領域63の間のPN接合
は、検出すべき光エネルギが最初に入射する各ダイオー
ドの表面から約4ミクロン以内(一般的に約0.5ミク
ロン以内)の位置にする。光エネルギが最初に入射する
表面と個々の接合の距離が近いので、P型領域62で形
成される電荷担体は接合に直接拡散し、スペクトルの最
短波長端部を含め目的の波長領域全体で、アレー52の
半導体ダイオードによる光エネルギから電気エネルギへ
の効率的な転移が行なわれる。光エネルギの入射の結果
生じるアレー52のダイオードのN型領域の電流は、N
型領域63の金属接触パッド55を介し、さらに金属パ
ッドの接続部からインジウム柱54を介してマルチプレ
クサ53の素子へ移送される。
【0029】検出すべき光エネルギを透過する誘電物質
の支持体51は、一般的には相互に直交方向に伸長する
交差金製帯で形成した金属格子層59の上にかぶせたエ
ポキシ接着層58で背面を覆った、ウィンドウとして機
能する誘電板57(例えばサファイアまたはガリウム・
ヒ素で形成する)を含む。金属格子層59は、各々のP
型領域62を地面などの基準電位レベルに接地する。金
属格子59の大半は、アレー52のアンチモン化インジ
ウム・ダイオードの全てのP型領域62の大半を覆い隠
し、誘電板57の場合と同様に検出すべき光エネルギを
透過する、好適には一酸化シリコンまたは二酸化シリコ
ンで形成する酸化物層61を越えて伸長する。金属パッ
ド55は、検出すべき光エネルギを最初に入射するP型
領域62の表面とは離して、N型領域63の表面に配置
する。
【0030】金属格子59は酸化物層61内の一部分を
通って伸長し、P型領域62のそれぞれの正面との接触
を確立する。領域62の各正面部の面積のうち金属格子
59で覆われた部分のパーセンテージは比較的小さいの
で、金属格子はこれが無ければP型領域62の露出して
いた正面の実質的な部分を覆い隠さない。アレー52の
ダイオードと金属格子59は正方形のマトリックスに配
列することが望ましいが、必ずしもそうしなくてもかま
わない。例えば、アレー2のダイオードは直線配列や長
方形配列、あるいは円形配列にすることさえも可能であ
る。通常、本発明に関連するアレーは少なくとも16個
のダイオードで構成される。
【0031】アレー52のそれぞれのアンチモン化イン
ジウム・ダイオードのP型領域62、N型領域63、お
よび対応する接合は、検出すべき1〜2ミクロンの光放
射はほとんど全部P型領域または接合に吸収されるが、
2ミクロン以上の波長の放射はある程度P型領域と接合
を貫通してN型領域まで進むように、配置する。この目
的のために、領域62と63の間の電気的PN接合から
酸化物層61と接触するP型領域62の表面までの距離
を4ミクロン以下、一般的には0.5ミクロン以下と
し、N型領域63の厚さを5ミクロンから20ミクロン
の間とする。この構成により、かなりの数のフォトンは
接合付近で吸収され、入射した光放射によって発生した
電荷担体(キャリア)は再結合することなく接合へ拡散
する。それにより、特に1〜2ミクロンの短い波長領域
で光エネルギを電気エネルギに変換する量子効率が向上
する。
【0032】酸化物層61はP型領域62の上部と側部
表面、およびN型領域63の側部表面に係合し、PN接
合に電気絶縁層を提供する。また酸化物層61は、以下
に述べるようにアレー52のアンチモン化インジウム・
ダイオードを島状態に分離するために使用するエッチン
グ液が、金属格子層59を冒すのを防止する。
【0033】図3に示す構造を形成する望ましい方法
を、図4ないし図7に示す。最初に、図4に示すよう
に、例えば厚さが約10ミルのバルクN型アンチモン化
インジウム基板71の上に、ガス蒸着処理またはイオン
・ボンバードメントを用いて、P型領域62を形成す
る。次に、N型バルク基板71とP型領域62の露出し
た上部表面に、酸化物層61と金属格子59を順次蒸着
させ、図5に示すような構造を形成する。(図5は、金
属格子層59およびP型領域62とN型バルク基板71
の上部表面を概略的に示したものである。分かりやすく
するために、酸化物層61は図示していない。) これ
により、相互に間隔を置いて配置したP型領域62の方
形配列がN型バルク基板71の上部表面を覆うように形
成され、P型領域で覆われないN型バルク基板の行列マ
トリックス配列が残る。金属格子59は、P型領域62
とN型バルク基板71の図示された表面部分の上を覆
う。
【0034】誘導板つまりウィンドウ57は、エポキシ
接着層58によって金属格子59および酸化物層61の
露出表面に接着され、図4に示す構造を形成する。一般
に、光エネルギに暴露されるアンチモン化インジウムの
表面には、当業界の技術者にはよく知られた方法で反射
防止被覆が施される。分かりやすくするために、反射防
止被覆は図示していない。
【0035】図4に示す構造を形成した後、N型バルク
基板71の厚さを、図6に示すように、約10ないし2
0ミクロンに減少する。N型バルク基板71の厚さを減
少するとは、つまり従来の機械的または化学的手段によ
りN型バルク基板を薄板化することである。次に、図6
のN型バルク基板71に接触する酸化物層の領域に一般
に対応するバルク基板層71の露出領域に、エッチング
液マスクを形成する。次に、エッチング液マスクおよび
N型バルク基板71の露出表面にアンチモン化インジウ
ム用化学エッチング液を塗り、図7に示すようにN型領
域63の間に溝(トレンチ)を形成させる。乾式エッチ
ングつまりプラズマ・エッチングまたはイオン・ビーム
・ミリングを使用して検出器材料に溝を形成することも
できる。溝は検出器材料の個々の島を分離して、個々に
切り離された検出器ダイオードを形成する。これによ
り、それぞれP型領域62とN型領域63を持つたくさ
んのダイオードが相互に間隔を置いて形成される。全て
のダイオードのN型領域は、機械的および電気的に相互
に分離される。ダイオードのP型領域は全て機械的に相
互に分離されるが、電気的には金属格子59によって相
互に接続されている。
【0036】図7に示す構造を製造した後、金属オーム
接触パッド55(図3)をN型領域63に蒸着し、金属
パッド上に柱あるいはバンプ54を成長させる。特にマ
ルチプレクサ基板53とアレー52のダイオードとの接
続は、金属パッドおよび/またはアレー52のダイオー
ドに対応し、地形的構造が整合したマルチプレクサの領
域にインジウムの柱またはバンプ54を成長させること
によって実行する。次にウェハを切断し、マルチプレク
サ読み出しにバンプ接続した個々のアレーにする。
【0037】共通のN型アンチモン化インジウムのN型
バルク基板を持つP型アンチモン化インジウムの「島」
であった(一般に「Nの上にPが載った」構造のことを
指す)従来技術の構造とは対照的に、本発明の構造は、
それぞれの島がP型領域の上にN型領域を有しており、
PN接合を持った別個のダイオードを形成する。従来技
術では、光学的に生成されたキャリアが何ミクロンもの
厚さのN型アンチモン化インジウムを移動してキャリア
捕集領域に到達しなければならなかった。本発明のIn
Sbの実施例では、光学的に生成されたキャリアは0.
5ミクロン(以下)のP型領域62を移動するだけでキ
ャリア捕集領域に達する。本発明では、島のP型材料は
電気的に金属格子パターン59と接続しており、ダイオ
ードの島は全て、P型層間の材料をエッチングすること
によって、機械的に相互に切り離される。これらの要素
により、本発明は「Pの上にNが載った」構造とみなさ
れる。
【0038】本発明でN型バルク基板を薄板化する唯一
の理由は、エッチング段階つまりP型領域間のかなりの
量の材料の除去を高速かつ最小限の横方向エッチングで
実行するためである。デバイスは「正面」つまりP型領
域側から照射されるので、N型バルク材料の加工によっ
て生じる機械的損傷は、アレーの光学的および電気的検
出特性に悪影響を及ぼさない。多くの場合、P型領域
は、検出すべきエネルギを入射するInSbの表面から
1ミクロン以下しかない。キャリア捕集領域を、検出す
べきエネルギを入射する表面に非常に近い位置に配置す
ることによって、少数キャリアが再結合中心の濃度の高
いN型材料の「長い」距離(約10ミクロン)を拡散し
なければならないという問題が全て解消される。
【0039】本発明では、検出器材料を基本的にウェハ
の形で処理するので、平坦性(planarity )および厚さ
の制御が向上する。多くの場合、検出器とマルチプレク
サN型バルク基板は同一材料または同一か近い熱膨脹係
数の材料で形成することができるので、製造工程でもN
型バルク基板71の応力の問題が解消される。したがっ
て、インジウム柱54の結合が破損するような応力は事
実上生じない。さらに、隣接するN型領域63との電気
接触が無いので、アレー52の検出器ダイオードの電気
絶縁が完全であり、アレー52のダイオード間の光学的
および電気的漏れが解消される。アレーの隣接するダイ
オード間のアンチモン化インジウムを物理的に除去する
ことによって、横方向に拡散する電荷担体は隣接ダイオ
ードから減結合する(decoupled )。
【0040】個々のアンチモン化インジウム・ダイオー
ド検出器の島を分離することにより、検出器材料から熱
膨張応力が除去される。非常に脆弱なアンチモン化イン
ジウム検出器材料における熱応力の問題は、検出器アレ
ー52を形成する個々の島のサイズが小さいので解除さ
れる。従来技術では、マルチプレクサのN型バルク基板
に対するアンチモン化インジウムN型バルク基板の熱膨
脹のために、熱応力の問題がしばしば発生した。従来技
術では、バルクのアンチモン化インジウムの面積がマル
チプレクサの面積に匹敵したので、マルチプレクサに対
するアンチモン化インジウムの膨脹のために、アンチモ
ン化インジウムに応力が発生した。本発明のダイオード
は空間的に分離した小さい島として形成されるので、ダ
イオード素子の膨脹はマルチプレクサの膨脹に比べて無
視することができる。
【0041】したがって、図3の構造は、まずバルクN
型InSbウェハを用いて通常のプロセスによりInS
bダイオード・アレーを形成することから始める。次に
ウェハの表面を、拡散またはイオン注入によって変化さ
せ、P型の層を形成する。「メサ」法によるダイオード
・アレー形成法では、フォトマスクとエッチング処理を
使用し、所望のP型領域間のP型(およびある程度のN
型)のInSbを食刻することによって、個々のP型メ
サ領域を形成する。P型領域は通常0.4ミクロン程度
しかないので、エッチングは非常に浅く、1〜4ミクロ
ン程度である。各ダイオードのPN接合のエッジは、各
メサの側壁に露出される。次に、酸化物と金属のパター
ンを、透明な支持体に結合する直前にこの表面に蒸着す
る。その後の後部薄板化とエッチングの作業は、先に図
3〜7に関連して説明したように、本発明に従って実行
する。
【0042】本発明の原理は、図8と図9に示すよう
に、「メサ無し」のプロセスおよび構造にも適用するこ
とができる。「メサ無し」プロセスも、N型ウェハに拡
散またはイオン注入によってP型の層を表面に形成する
ことから始める。「メサ無し」プロセスでは、個々のP
型メサ領域を形成するためのエッチング段階を省略す
る。酸化物と金属の層を、透明な支持体に結合する直前
にP型の表面上に蒸着する。薄板化と後部エッチング
は、先に図6と図7に関して述べた方法で進める。後部
のエッチングで隣接するダイオード間のInSb(N型
とP型の両方とも)を取り除くと、個々のダイオードが
形成される。これにより、各ダイオードのPN接合のエ
ッジは、図8のこの構造の側面図に全体的に示されるよ
うに、各ダイオードを形成する島の側壁に露出する。N
型領域63は、N型バルク基板からメサ無しで形成され
る。P型領域62は、「ウィンドウ」金属パターンがで
きることを除き、前の説明と同様に基板上に形成され
る。その後の金属接触パッドの蒸着とインジウム柱の成
長は、どちらの方式によるダイオード形成でも同じであ
る。
【0043】図8と図9に示した本発明の実施例では、
図3の金属格子59に代わって、ウィンドウ82を持つ
金属層81を使用する。ウィンドウ82は、P型領域の
露出表面上に配置し、P型領域の面積よりわずかに小さ
い面積とする。これにより、P型領域は金属層81と接
続される。ウィンドウ82と金属層81は面積がP型領
域62より小さいので、全てのP型領域は一つに接続さ
れる。検出器アレー52のダイオードのN型領域は、酸
化物層61によって金属層81から電気的に分離してい
る。ウィンドウ82の面積は、P型領域またはN型領域
の面積より正確に制御できるので、図3の構造に比べて
光エネルギに対する応答の一様性が向上する。図8と図
9のウィンドウの構造は、図3に示したメサ構造のタイ
プでも使用することができる。
【0044】本発明の特定の実施例を幾つか説明してき
たが、ここに取り上げた実施例の細部の変形は、特許請
求の範囲に画成する本発明の真の思想および範囲を逸脱
することなく達成することができる。例えば、図に示し
た実施例では、金属格子59または金属層81による入
射光エネルギの陰影障害は非常に少量である。また別の
実施例では、かなり大きい陰影障害を生じることが可能
である(例えば最高99%)。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるアンチモン化インジウム赤外線
検出器アレーを示す。
【図2】従来技術によるアンチモン化インジウム赤外線
検出器アレーを示す。
【図3】本発明によるアンチモン化インジウム検出器ア
レーの好適実施例の側面図である。
【図4】図3のアンチモン化インジウム検出器アレーを
形成するために使用する中間構造を示す。
【図5】図3のアンチモン化インジウム検出器アレーを
形成するために使用する中間構造を示す。
【図6】図3のアンチモン化インジウム検出器アレーを
形成するために使用する中間構造を示す。
【図7】図3のアンチモン化インジウム検出器アレーを
形成するために使用する中間構造を示す。
【図8】本発明の別の好適実施例の側面断面図である。
【図9】図8の線9−9における平面断面図である。
【符号の説明】
51 誘電物質支持体 52 検出器アレー 53 マルチプレクサ基板 54 柱またはバンプ 55 金属接触パッド 57 ウィンドウ 59 金属格子 61 酸化物層 62 P型領域 63 N型領域 71 N型バルク基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−42175(JP,A) 特開 昭55−68684(JP,A) 特表 昭63−503266(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/14 - 27/148

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非金属の機械的支持体と前記支持体上の
    半導体ダイオードのアレーから成り,前記ダイオードが
    そこに入射する光エネルギによって影響を受ける電気的
    特性を有し,第1および第2の異なるドーピング領域を
    分離する接合を有するところの,比較的長および短波長
    を含む所定の波長帯の光エネルギの放射に対する電気光
    学検出器であって, 当該検出器は,前記第1および第2の領域が検出すべき
    光エネルギを透過する支持体上に配置され,かつ検出す
    べき光エネルギが支持体内を通過し第2領域に入射す
    る前に第1領域に入射するように配置され,第2の領域は,薄板化したバルク材で形成され, 第1の領域は,第2の領域のバルク材の表面にガス拡散
    またはイオン注入により形成され, 第2の領域は第1の領域より実質的に厚く,第1の領域は,短波長の光エネルギの放射が第1の領域
    か接合のいずれかで,実質的に吸収される一方で長波長
    の光エネルギの放射が第1の領域および接合を貫通して
    第2の領域に実質的に到達し,第1の領域に入射した短
    波長の光エネルギから生成された電荷担体が再結合する
    ことなく接合へと拡散できる厚さをもつ, ことを特徴とする電気光学検出器。
  2. 【請求項2】 非金属の機械的支持体と前記支持体上の
    半導体ダイオードのアレーから成り,前記ダイオードが
    そこに入射する光エネルギによって影響を受ける電気的
    特性を有し,第1および第2の異なるドーピング領域を
    分離する接合を有する電気光学的検出器であって, 当該検出器は,前記第1および第2の領域が検出すべき
    光エネルギを透過する支持体上に配置され,かつ検出す
    べき光エネルギが支持体内を通過し第2の領域に入射す
    る前に第1の領域に入射するように配列され, 第2の領域は薄板化したバルク材で形成され, 第1の領域はバルク材上の層として形成され, 第1の領域はバルク材の表面にガス拡散またはイオン注
    入により,第2の領域よりも薄い層として形成され, 第2の領域には,前記ダイオードの電気的特性を選択的
    に読み出すマルチプレクサ集積回路基板と接続する金属
    バンプが接続される, ことを特徴とする電気光学検出器。
  3. 【請求項3】 非金属の機械的支持体と前記支持体上の
    半導体ダイオードの2次元アレーからなり,前記ダイオ
    ードがPドーピング領域とNドーピング領域を分離する
    接合を有する電気光学検出器であって, 当該検出器は,前記領域が検出すべき光エネルギを透過
    する支持体上に配置され,かつ検出すべき光エネルギが
    支持体内を通過しNドーピング領域に入射する前にPド
    ーピング領域に入射するように配列され,前記Nドーピング領域は,薄板化したバルク材で形成さ
    れ, 前記Pドーピング領域は,前記Nドーピング領域のバル
    ク材の表面にガス拡散またはイオン注入により形成さ
    れ, 前記Pドーピング領域は,前記Pドーピング領域内の光
    学エネルギにより生成された電荷担体が,再結合するこ
    となく接合へと拡散できる厚さをもつ, ことを特徴とする電気光学検出器。
  4. 【請求項4】 さらに,支持体に電気的に接触し第1の
    領域を互いに接続する金属電極を有し,第1の領域に入
    射する光エネルギを実質的に妨害しないようにすること
    を特徴とする,請求項1または請求項2に記載の電気光
    学検出器。
  5. 【請求項5】 ダイオードが行列に配列され,金属電極
    が,相互に直交方向に伸長する交差帯状の格子として,
    または検出すべき光エネルギが第1の領域に入射するこ
    とができるようにウィンドウを持ったフィルムとして配
    列されことを特徴とする,請求項4に記載の電気光学検
    出器。
  6. 【請求項6】 第1の領域が,第1の領域に吸収された
    光エネルギによって生成された電荷担体が実質的に再結
    合せずに接合へと拡散するような材料で作られ,かつそ
    のための厚さを有することを特徴とする,請求項2に記
    載の電気光学検出器。
  7. 【請求項7】 前記ダイオードがInSbで形成され,
    第1の領域がP型,第2の領域がN型バルク材であるこ
    とを特徴とする,請求項1,請求項2,請求項4,請求
    項5または請求項6に記載の電気光学検出器。
  8. 【請求項8】 さらに,支持体に平行に伸長し,かつダ
    イオードの電気的特性を選択的に読み出す素子のアレー
    を有するマルチプレクサ集積回路基板を含み,前記素子
    およびダイオードがほぼ同一の地形的構造をもち,対応
    する素子とダイオードが整合し,さらに金属バンプが対
    応する整合した素子およびダイオードを接続することを
    特徴とする,請求項1,請求項3,請求項4,請求項
    5,請求項6または請求項7に記載の電気光学検出器。
  9. 【請求項9】 前記ダイオードが支持体上の島として構
    成され,隣接するダイオードが相互に間隔を置いて両領
    域を有することを特徴とする,請求項2ないし8記載の
    いずれかに記載の電気光学検出器。
  10. 【請求項10】 半導体ダイオードのアレーが,第2導
    電型のバルク半導体基板上にバルク半導体基板の表面近
    傍でPN接合として形成され,それぞれの接合が第2導
    電型のバルク半導体基板と第1導電型の半導体領域の間
    に配置され,第1導電型の半導体領域の一部を金属化す
    ることによって電極が形成され,第1導電型の半導体領
    域を支持体に結合することによってアレーが支持体に接
    合され,それによって光学通路が支持体内を通って第1
    導電型の半導体領域の少なくとも一部分まで存在し,半
    導体領域を支持体に結合したままバルク半導体基板の厚
    さを減少させ,かつ厚さが減少したバルク半導体基板
    エッチングすることによって島が形成され,それにより
    それぞれの島にバルク半導体基板の対応する領域,接
    合,および第1導電型半導体領域の1つが含まれるとこ
    ろの請求項4または請求項9に記載の電気光学検出器。
  11. 【請求項11】Nドーピング領域の厚さよりも,Pドー
    ピング領域の厚さは薄い,請求項3記載の電気光学検出
    器。
  12. 【請求項12】半導体光学検出器を製造する方法であっ
    て, 第導電型のバルク半導体基板上にそのバルク半導体
    の表面近傍で,それぞれが第導電型バルク半導体
    と第導電型半導体領域との間に位置するPN接合の
    アレーを形成する工程と, 半導体領域の一部を金属化する工程と, 光学通路が支持体を通り,第導電型の半導体領域の少
    なくとも一部まで存在するように,第導電型の半導体
    領域を透過性支持体に結合する工程と, 半導体領域を支持体に結合したままバルク半導体基板の
    厚さを減少させる工程と, 支持体上に半導体ダイオードの島のアレーを形成し,そ
    の島のそれぞれがバルク半導体基板の対応する領域,接
    合,および第導電型半導体領域の1つを有するよう
    に,厚さが減少したバルク半導体基板をエッチッグする
    工程と, から成る方法。
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