JP3257159B2 - ディーゼル排気ガスフィルタの再生装置 - Google Patents

ディーゼル排気ガスフィルタの再生装置

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正二 黒田
健生 福田
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル機関から排
出される排気ガス中のパティキュレートを物理的手段で
フィルタに捕集し、これを周期的に電気ヒータで焼却
し、フィルタを再生するのに適したディーゼル排気ガス
フィルタの再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にディーゼル機関は排気ガス温度が
低いので、捕集したパティキュレートを焼却してフィル
タを再生するには、何らかの方法により排気ガス温度を
上げるか、またはパティキュレートの着火温度を下げて
燃焼しなければならない。この方法として、フィルタの
上流に電気ヒータを設け、その熱でパティキュレートを
着火温度まで高めるものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法ではフィルタの上流端面近傍はパティキュレートの
付着量が少なく、着火が不安定となる。また、一旦着火
すると急激に燃焼が始まり、フィルタ内部は燃焼熱で1
000℃以上にも温度が高まる。一方、フィルタの外周
近傍では、一般的にはフィルタの外周に断熱材を巻いて
容器との間の熱伝導ロスを小さくするようにはしている
が、それでも温度は放熱によって低い状態に置かれる。
よって、フィルタの外周から半径方向に近い距離は温度
勾配が大きく、その結果フィルタの外周は熱応力として
の引っ張りを受ける。そしてこの応力にフィルタは耐え
きれず、外周部にリングオフと呼ばれるリング状のクラ
ックが生じる。
【0004】そこで本発明は、着火を容易にかつ安定
に、そしてフィルタの半径方向の温度差を小さくして燃
焼を行い、構造体としての原形を保ち、長時間の使用に
も十分に耐えるディーゼル排気ガスフィルタの再生装置
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、フィルタの排気ガス下流近傍に、フィル
タの半径方向に複数の電気ヒータと該電気ヒータの各々
に対応する複数のエアーノズル管を配設し、かつフィル
タ上のパティキュレートの着火の時期を、温度勾配によ
り制御する方法を取るものである。
【0006】
【作用】本発明の技術的手段による作用は次のようにな
る。
【0007】すなわち、パティキュレートの付着量が多
いフィルタの排気ガス下流端面近傍に配設した、半径方
向に複数の電気ヒータの電圧と複数のエアーノズル管の
流量をコントロールすることにより、再生時のフィルタ
内の温度差を小さくすることができる。
【0008】その結果、フィルタ内部にかかる熱応力が
小さく、外周部にクラックが生じるような大きな変位を
受けることはない。また、パティキュレートの着火の時
期を温度勾配により確実に判断し、着火後は電気ヒータ
の電圧を0にして、エアー流量のみの制御で行うことに
より、着火後の急激な温度上昇を抑えることができるも
のである。
【0009】
【実施例】以下、本発明のディーゼル排気ガスフィルタ
の再生装置の一実施例を図面にもとづいて説明する。
【0010】図1は、ディーゼル排気ガスフィルタの再
生装置の断面図に一部ブロック図を付加したものであ
る。1は内部に多数のセル2a,2bを有するセラミッ
ク製のフィルタである。セル2a,2bの一端は交互に
プラグ3で閉塞して、フィルタとして構成している。フ
ィルタ1は、セラミック繊維を有機バインダでシート状
に成形した、断熱性に優れたシール材5を巻き、円筒状
のステンレス製の容器6の中に収納している。
【0011】7a,7bおよび7cは、フィルタ1の排
気ガス下流端面近傍にかつフィルタ1の半径方向に配設
した電気ヒータであり、それぞれコントローラ20の出
力信号にもとづいて作動するリレー21a,21bおよ
び21cに接続されている。8a,8bおよび8cは、
それぞれ電気ヒータ7a,7bおよび7cに対応するよ
うに配設したエアーノズル管である。9a,9a’、9
b,9b’、9cおよび9c’は、フィルタ1の内部温
度を検出する温度計で、それぞれコントローラ20に接
続され、それらの検出信号がそれぞれコントローラ20
に入力されるようになっている。10a,10bおよび
10cは、それぞれエアーノズル管8a,8b,および
8cに接続した助燃およびフィルタ1内の温度を制御す
るためのエアー流量コントロールバルブで、コントロー
ラ20の出力信号により作動する。
【0012】ディーゼル機関(図示せず)から接続され
る排気管11は、容器6の前方で排気ガス導入管12と
排気ガスバイパス管13に分岐され、排気ガスバイパス
管13は、再び容器6の後方でマフラー接続管14の途
中で合流するように接続される。また、15は再生時の
燃焼ガス排出管である。そして、捕集時と再生時の切り
替えのために、排気ガス導入管12、排気ガスバイパス
管13、マフラー接続管14および燃焼ガス排出管15
には、それぞれシャッターバルブ16,17,18およ
び19が設けてある。
【0013】以上のように構成された、本発明のディー
ゼル排気ガスフィルタの再生装置の動作について説明す
る。
【0014】この場合、シャッターバルブ16,17,
18および19の開閉位置は、図1に示す位置にある。
つまり、16,18は開で17,19は閉である。ディ
ーゼル機関からの排気ガスは、排気ガス導入管12を経
て、フィルタ1の上流側端面に到達する。ここから排気
ガスは、上流側に開口しているセル2bに入る。この時
排気ガス中に含まれるパティキュレートは、セル壁4を
通過できずに、セル2b内に堆積していく。一方、パテ
ィキュレートを取り除かれ、クリーンになった排気ガス
は、マフラー接続管14に入り、排気マフラーを経て大
気に放出される。そして、フィルタ1内のパティキュレ
ート堆積量をフィルタ1の前後の差圧で検出(図示せ
ず)し、図2に示すフローチャートに従い、再生時の動
作に移行する。
【0015】再生時の動作は、先ずシャッターバルブ1
6,17,18および19の開閉位置が図1と逆にな
る。つまり、16,18は閉で、17,19は開の位置
に切り替わる。再生時の燃焼制御は、パティキュレート
の着火時期を前後として、2つのステージで行う(ステ
ップ1)。
【0016】着火までの第1ステージでは、コントロー
ラ20の指示により、電気ヒータ7a,7bおよび7c
にそれぞれ設定された電圧が印加され、かつエアー流量
コントロールバルブ10a,10bおよび10cでそれ
ぞれ制御された流量の再生用エアーが、エアーノズル管
8a,8bおよび8cから、ある設定時間供給される
(ステップ2)。その時期が完了すると、温度計9a,
9bおよび9cで測定されたそれぞれのデータがコント
ローラ20に入力され、コントローラ20からの指示に
より、温度計9a,9bおよび9c間の温度差が最大2
00℃を超えないように、コントローラ20の指示によ
り、電気ヒータ7a,7bおよび7cに印加する電圧を
制御し、かつエアー流量コントロールバルブ10a,1
0bおよび10cで再生用エアーの供給量を個別に制御
する。そして、温度計9a,9bおよび9cのいずれか
が、ある設定された温度勾配を記録すると、フィルタ1
のパティキュレートへの着火と判断し(ステップ3)、
その信号により第2ステージへと移行する(ステップ
4)。
【0017】第2ステージでは、着火後の急激な温度上
昇を抑えるために、電気ヒータ7a,7bおよび7cの
すべての電圧を0にして、エアー流量コントロールバル
ブ10a,10bおよび10cのみの再生用エアー流量
のみを制御の対象とする。具体的に、このステージでは
温度計9a,9a’、9b,9b’,9cおよび9c’
のすべてが最高温度900℃を超えないように制御す
る。
【0018】そして、すべての温度計9a,9a’、9
b,9b’,9cおよび9c’が400℃以下の条件
で、再生時の動作を完了すると同時に、シャッターバル
ブ16,17,18および19が捕集時の位置に切り替
わる(ステップ5)。
【0019】このように、フィルタ1に堆積したパティ
キュレートを焼却し、再生する時に、パティキュレート
堆積量の多いフィルタ1の排気ガス下流端面近傍に、フ
ィルタ1の半径方向に3分割の電気ヒータ7a,7bお
よび7cとそれらに対応するエアーノズル管8a,8b
および8cを配設し、パティキュレートへの着火時期
を、燃焼時の温度勾配により確実にとらえ、またフィル
タ1内の温度差を小さくするために、着火を前後として
2つのステージに分け、第1ステージでは、フィルタ1
の半径方向の温度差を小さくするように制御し、第2ス
テージでは、着火後の急激な温度上昇を抑え、かつある
設定した最高温度を超えないように制御する。その結
果、フィルタ1内に発生する熱応力を小さくすることが
できる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、着火の時期を確実にとらえる
とともに、その着火の時期を前後して燃焼再生の制御を
2つのステージに分け、第1ステージでは、フィルタの
半径方向の温度差を小さくするように制御し、第2ステ
ージでは、急激な温度上昇と最高温度を抑制するように
制御するものである。これによって、フィルタ内に発生
する熱応力を小さく抑えることができ、フィルタにクラ
ックが発生することが無くなった。よって、本発明のデ
ィーゼル排気ガスフィルタの再生装置は、ほぼディーゼ
ル機関の耐用年数に見合う耐久性を確保するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディーゼル排気ガス
フィルタの再生装置の断面図
【図2】本発明の一実施例におけるディーゼル排気ガス
フィルタの再生装置の再生時の動作を示すフローチャー
【符号の説明】
1 フィルタ 2a,2b セル 3 プラグ 4 セル壁 5 シール材 6 容器 7a,7b,7c 電気ヒータ 8a,8b,8c エアーノズル管 9a,9a’,9b,9b’,9c,9c’ 温度計 10a,10b,10c エアー流量コントロールバル
ブ 11 排気管 12 排気ガス導入管 13 排気ガスバイパス管 14 マフラー接続管 15 燃焼ガス排出管 16,17,18,19 シャッターバルブ 20 コントローラ 21a,21b,21c リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−222809(JP,A) 特開 平2−146217(JP,A) 特開 平4−36009(JP,A) 実開 平5−12619(JP,U) 実開 平4−103215(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼル機関の排気ガス通路に設置
    し、排気ガス中に含まれるパティキュレートを捕集する
    フィルタと、前記フィルタの排気ガス下流端面近傍に設
    けられるとともにフィルタの半径方向に複数設けられた
    電気ヒータと、前記電気ヒータの各々に対応するエアー
    ノズル管を備えたディーゼル排気ガスフィルタの再生装
    置であって、 前記フィルタ上のパティキュレートの着火の時期を、加
    熱、焼却時の温度勾配により判断し、出力する ことを特
    徴とするディーゼル排気ガスフィルタの再生装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ上のパティキュレートの着
    火の時期が出力された後は、前記電気ヒータの電圧を0
    とし、前記エアーノズル管から供給されるエアー流量の
    みを制御することを特徴とする請求項1記載のディーゼ
    ル排気ガスフィルタの再生装置。
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