JPH055412A - デイーゼルエンジンの排気ガス浄化装置 - Google Patents
デイーゼルエンジンの排気ガス浄化装置Info
- Publication number
- JPH055412A JPH055412A JP3158672A JP15867291A JPH055412A JP H055412 A JPH055412 A JP H055412A JP 3158672 A JP3158672 A JP 3158672A JP 15867291 A JP15867291 A JP 15867291A JP H055412 A JPH055412 A JP H055412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter trap
- exhaust gas
- cells
- diesel engine
- cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】フィルタトラップの中央部におけるススの捕集
量を減少させることにより、フィルタトラップの熱歪の
発生を防止する。 【構成】ディーゼルエンジンの排気管に配設されるフィ
ルタトラップ3と、フィルタトラップ3の上流側に設け
られるバーナとを備え、フィルタトラップ3は、内部に
ハニカム状に形成される多数のセル3aと、排気ガス流
入側の所定のセルを目封じする封止部材3b、3cと、
排気ガス流入側で開口されたセルを排気ガス流出側で目
封じする封止部材とを有し、フィルタトラップ3の中央
部Xにおいては、開口されたセル3aに隣接する2つの
セルを目封じし、フィルタトラップ3の周辺部Yにおい
ては、開口されたセル3aに隣接する4つのセルを目封
じする。
量を減少させることにより、フィルタトラップの熱歪の
発生を防止する。 【構成】ディーゼルエンジンの排気管に配設されるフィ
ルタトラップ3と、フィルタトラップ3の上流側に設け
られるバーナとを備え、フィルタトラップ3は、内部に
ハニカム状に形成される多数のセル3aと、排気ガス流
入側の所定のセルを目封じする封止部材3b、3cと、
排気ガス流入側で開口されたセルを排気ガス流出側で目
封じする封止部材とを有し、フィルタトラップ3の中央
部Xにおいては、開口されたセル3aに隣接する2つの
セルを目封じし、フィルタトラップ3の周辺部Yにおい
ては、開口されたセル3aに隣接する4つのセルを目封
じする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジンに
おける排気ガス中のカーボン等のススを除去するために
フィルタトラップを設け、該フィルタトラップで捕集し
たススを燃焼させる方式のディーゼルエンジンの排気ガ
ス浄化装置に関する。
おける排気ガス中のカーボン等のススを除去するために
フィルタトラップを設け、該フィルタトラップで捕集し
たススを燃焼させる方式のディーゼルエンジンの排気ガ
ス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンにおいては、窒素酸
化物およびススの低減が重要な課題であるが、エンジン
の燃焼方式を改善する方式では、窒素酸化物を減少させ
ようとするとススが増大し、ススを減少させようとする
と窒素酸化物が増大するという相反する問題を有してお
り、両者を同時に低減することは極めて困難である。そ
こで、ススはフィルタトラップにより除去する方式が種
々提案されている。
化物およびススの低減が重要な課題であるが、エンジン
の燃焼方式を改善する方式では、窒素酸化物を減少させ
ようとするとススが増大し、ススを減少させようとする
と窒素酸化物が増大するという相反する問題を有してお
り、両者を同時に低減することは極めて困難である。そ
こで、ススはフィルタトラップにより除去する方式が種
々提案されている。
【0003】排気ガス中のススを除去するには、排気ガ
スをセラミックス製のフィルタトラップを通過させて捕
集したススを燃焼させる方式が一般的である。その燃焼
方式としては、フィルタトラップの表面に触媒を塗
布、焼成して排気ガス温度で燃焼させたり、電気ヒー
タ、バーナにより燃焼させる方式、電気ヒータでフィ
ルタトラップを加熱して燃焼させる方式、燃料の一部
を利用してバーナによりフィルタトラップを加熱してス
スを燃焼させる方式が挙げられる。
スをセラミックス製のフィルタトラップを通過させて捕
集したススを燃焼させる方式が一般的である。その燃焼
方式としては、フィルタトラップの表面に触媒を塗
布、焼成して排気ガス温度で燃焼させたり、電気ヒー
タ、バーナにより燃焼させる方式、電気ヒータでフィ
ルタトラップを加熱して燃焼させる方式、燃料の一部
を利用してバーナによりフィルタトラップを加熱してス
スを燃焼させる方式が挙げられる。
【0004】しかしながら、前記の方式では、フィル
タトラップの製造コストが高くなると共に、ディーゼル
エンジンにおいては燃料中の硫黄化合物により触媒が被
毒されるという問題、さらには排気ガスのみを熱源とす
る場合には、エンジン状態によっては常にこれが可能で
はないという問題があり、また、前記の方式では、電
気ヒータの消費電力が高くバッテリを電源とする自動車
には不向きであるという問題があり、従ってこのような
問題点を解消するために前記の方式が注目されてい
る。
タトラップの製造コストが高くなると共に、ディーゼル
エンジンにおいては燃料中の硫黄化合物により触媒が被
毒されるという問題、さらには排気ガスのみを熱源とす
る場合には、エンジン状態によっては常にこれが可能で
はないという問題があり、また、前記の方式では、電
気ヒータの消費電力が高くバッテリを電源とする自動車
には不向きであるという問題があり、従ってこのような
問題点を解消するために前記の方式が注目されてい
る。
【0005】図5は、従来のフィルタトラップを示し、
図Aは拡大断面図、図Bはフィルタトラップの拡大平面
図である。フィルタトラップ51は、全体が円筒形でコ
ージュライト製のセラミックスフィルタからなり、内部
には多数のセル52がハニカム状に形成されている。フ
ィルタトラップ51の排気ガス流入側Lは、各セル52
が、市松模様すなわち、上下および左右方向に交互に封
止部材53により目封じされており、フィルタトラップ
51の排気ガス排出側Rは、流入側Lとは逆のパターン
すなわち流入側Lで開口されているセル52が封止部材
54により目封じされている。そして、図示矢印に示す
ように、排気ガスは、流入側Lから開口されている各セ
ル52に流入し、上下および左右方向の壁52aを通過
して封止部材53により目封じされているセル52内に
流れ、排気ガス中のススが捕集され、排出側Rから排出
される。
図Aは拡大断面図、図Bはフィルタトラップの拡大平面
図である。フィルタトラップ51は、全体が円筒形でコ
ージュライト製のセラミックスフィルタからなり、内部
には多数のセル52がハニカム状に形成されている。フ
ィルタトラップ51の排気ガス流入側Lは、各セル52
が、市松模様すなわち、上下および左右方向に交互に封
止部材53により目封じされており、フィルタトラップ
51の排気ガス排出側Rは、流入側Lとは逆のパターン
すなわち流入側Lで開口されているセル52が封止部材
54により目封じされている。そして、図示矢印に示す
ように、排気ガスは、流入側Lから開口されている各セ
ル52に流入し、上下および左右方向の壁52aを通過
して封止部材53により目封じされているセル52内に
流れ、排気ガス中のススが捕集され、排出側Rから排出
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフィルタトラップにおいては、バーナによりススを
燃焼させると、フィルタトラップの中央部が高温とな
り、外周部との温度差も大となる結果、フィルタトラッ
プに熱歪が生じて破損、熔損してしまうという問題を有
している。
来のフィルタトラップにおいては、バーナによりススを
燃焼させると、フィルタトラップの中央部が高温とな
り、外周部との温度差も大となる結果、フィルタトラッ
プに熱歪が生じて破損、熔損してしまうという問題を有
している。
【0007】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、フィルタトラップの中央部におけるススの捕集量を
減少させることにより、フィルタトラップの熱歪の発生
を防止することができるディーゼルエンジンの排気ガス
浄化装置を提供することを目的とする。
て、フィルタトラップの中央部におけるススの捕集量を
減少させることにより、フィルタトラップの熱歪の発生
を防止することができるディーゼルエンジンの排気ガス
浄化装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明のディ
ーゼルエンジンの排気ガス浄化装置は、ディーゼルエン
ジン17の排気管19に配設されるフィルタトラップ3
と、フィルタトラップ3の上流側に設けられるバーナ4
とを備え、フィルタトラップ3は、内部にハニカム状に
形成される多数のセル3aと、排気ガス流入側の所定の
セルを目封じする封止部材3b、3cと、排気ガス流入
側で開口されたセルを排気ガス流出側で目封じする封止
部材とを有し、フィルタトラップ3の中央部Xにおいて
は、開口されたセル3aに隣接する2つのセルを目封じ
し、フィルタトラップ3の周辺部Yにおいては、開口さ
れたセル3aに隣接する4つのセルを目封じすることを
特徴とする。なお、上記構成に付加した番号は図面と対
比させるためのものであり、これにより本発明の構成が
何ら限定されるものではない。
ーゼルエンジンの排気ガス浄化装置は、ディーゼルエン
ジン17の排気管19に配設されるフィルタトラップ3
と、フィルタトラップ3の上流側に設けられるバーナ4
とを備え、フィルタトラップ3は、内部にハニカム状に
形成される多数のセル3aと、排気ガス流入側の所定の
セルを目封じする封止部材3b、3cと、排気ガス流入
側で開口されたセルを排気ガス流出側で目封じする封止
部材とを有し、フィルタトラップ3の中央部Xにおいて
は、開口されたセル3aに隣接する2つのセルを目封じ
し、フィルタトラップ3の周辺部Yにおいては、開口さ
れたセル3aに隣接する4つのセルを目封じすることを
特徴とする。なお、上記構成に付加した番号は図面と対
比させるためのものであり、これにより本発明の構成が
何ら限定されるものではない。
【0009】
【作用】本発明においては、排気ガスは、流入側から開
口されている各セル3aに流入し、中央部Xにおいて
は、図3に示すように、上下および左右方向の壁のうち
いずれか2方向の壁を通過して、封止部材3bにより目
封じされているセル3a内に流れ、また、周辺部Yにお
いては、図5の図Bで示すように、上下および左右方向
の4方向の壁を通過して封止部材3cにより目封じされ
ているセル3a内に流れ、排気ガス中のススが捕集さ
れ、排出側から排出される。従って、中央部Xにおける
各セル3aの濾過面積は、周辺部Yにおける各セル3a
の濾過面積の半分に減少し、中央部においてススの捕集
量が減少するため、バーナ4によりフィルタトラップ3
を加熱したとき、中央部Xの温度は比較的低くなり、フ
ィルタトラップに熱歪が生じることによる破損または熔
損を防止できる。
口されている各セル3aに流入し、中央部Xにおいて
は、図3に示すように、上下および左右方向の壁のうち
いずれか2方向の壁を通過して、封止部材3bにより目
封じされているセル3a内に流れ、また、周辺部Yにお
いては、図5の図Bで示すように、上下および左右方向
の4方向の壁を通過して封止部材3cにより目封じされ
ているセル3a内に流れ、排気ガス中のススが捕集さ
れ、排出側から排出される。従って、中央部Xにおける
各セル3aの濾過面積は、周辺部Yにおける各セル3a
の濾過面積の半分に減少し、中央部においてススの捕集
量が減少するため、バーナ4によりフィルタトラップ3
を加熱したとき、中央部Xの温度は比較的低くなり、フ
ィルタトラップに熱歪が生じることによる破損または熔
損を防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、本発明が適用されるディーゼルエンジ
ンの排気ガス浄化装置の例を示す構成図である。
明する。図1は、本発明が適用されるディーゼルエンジ
ンの排気ガス浄化装置の例を示す構成図である。
【0011】排気ガス浄化装置1は、ハウジング2内に
配設されるセラミックス製のフィルタトラップ3と、フ
ィルタトラップ3の上流側に設けられるバーナ4とから
なる。バーナ4は、第1の燃焼筒5、第2の燃焼筒6、
バッフル板7を備え、第1の燃焼室8及び第2の燃焼室
9を形成している。第1の燃焼室8には、超音波霧化装
置10と点火装置11が設けられ、第1の燃焼室8の開
口部には、第1の燃焼室8の開口面積を徐々に狭め、第
2の燃焼室9に突出するテーパ状筒部材12が固定され
ている。
配設されるセラミックス製のフィルタトラップ3と、フ
ィルタトラップ3の上流側に設けられるバーナ4とから
なる。バーナ4は、第1の燃焼筒5、第2の燃焼筒6、
バッフル板7を備え、第1の燃焼室8及び第2の燃焼室
9を形成している。第1の燃焼室8には、超音波霧化装
置10と点火装置11が設けられ、第1の燃焼室8の開
口部には、第1の燃焼室8の開口面積を徐々に狭め、第
2の燃焼室9に突出するテーパ状筒部材12が固定され
ている。
【0012】第1の燃焼室8には、ファンまたはエアコ
ンプレッサ13及び流量制御弁14を介してエア供給管
16から燃焼用エアが供給される。また、第2の燃焼室
9には、ディーゼルエンジン17の排気管19から排気
ガスが供給される。ディーゼルエンジン17には、燃料
供給管20から燃料が供給され、さらに、燃料は流量制
御弁21を介して超音波霧化装置10に供給される。
ンプレッサ13及び流量制御弁14を介してエア供給管
16から燃焼用エアが供給される。また、第2の燃焼室
9には、ディーゼルエンジン17の排気管19から排気
ガスが供給される。ディーゼルエンジン17には、燃料
供給管20から燃料が供給され、さらに、燃料は流量制
御弁21を介して超音波霧化装置10に供給される。
【0013】ディーゼルエンジン17には、エンジン回
転数センサ22及びエンジン負荷センサ23が設けら
れ、排気管19内にはエンジン排気温度センサ25が設
けられている。また、フィルタトラップ3内には、フィ
ルタ内温度センサ26が設けられ、フィルタトラップ3
の入口側と出口側にそれぞれ圧力センサ27、29が設
けられている。これら各センサの検出信号は電子制御装
置30に入力され、電子制御装置30においては、入力
信号と予め記憶された制御用データとを比較、演算処理
し、出力信号を燃焼エア用の流量制御弁14、燃料供給
用の流量制御弁21、超音波霧化装置10の電気・音響
変換素子、点火装置11に出力する。
転数センサ22及びエンジン負荷センサ23が設けら
れ、排気管19内にはエンジン排気温度センサ25が設
けられている。また、フィルタトラップ3内には、フィ
ルタ内温度センサ26が設けられ、フィルタトラップ3
の入口側と出口側にそれぞれ圧力センサ27、29が設
けられている。これら各センサの検出信号は電子制御装
置30に入力され、電子制御装置30においては、入力
信号と予め記憶された制御用データとを比較、演算処理
し、出力信号を燃焼エア用の流量制御弁14、燃料供給
用の流量制御弁21、超音波霧化装置10の電気・音響
変換素子、点火装置11に出力する。
【0014】そして、ディーゼルエンジン17が運転さ
れると、エンジンの排気は排気管19、第2の燃焼室9
及びフィルタトラップ3を経て排出され、排気ガス中の
ススは、フィルタトラップ3に捕捉される。フィルタト
ラップ3に捕捉されたススの量が増加し、フィルタトラ
ップ3の入口側と出口側に設けられた圧力センサ27、
29の信号により、その圧力差ΔPが所定値以上に達す
ると、電子制御装置30により、燃焼エア用の流量制御
弁14、燃料供給用の流量制御弁21、超音波霧化装置
10、点火装置11に信号が出力され、バーナ4が運転
される。第1の燃焼室8において着火された火炎は、第
2の燃焼室9に搬送され、ここで、排気管19から流入
する排気ガスと混合され、排気ガス中の残留酸素により
燃焼が助勢される。そして、第2の燃焼室9を出る火炎
は、バッフル板7により一時的に押し止められ、均一な
温度となってフィルタトラップ3に送られ、フィルタト
ラップ3に捕捉されたススを燃焼させてフィルタトラッ
プ3の再生を図るようにしている。
れると、エンジンの排気は排気管19、第2の燃焼室9
及びフィルタトラップ3を経て排出され、排気ガス中の
ススは、フィルタトラップ3に捕捉される。フィルタト
ラップ3に捕捉されたススの量が増加し、フィルタトラ
ップ3の入口側と出口側に設けられた圧力センサ27、
29の信号により、その圧力差ΔPが所定値以上に達す
ると、電子制御装置30により、燃焼エア用の流量制御
弁14、燃料供給用の流量制御弁21、超音波霧化装置
10、点火装置11に信号が出力され、バーナ4が運転
される。第1の燃焼室8において着火された火炎は、第
2の燃焼室9に搬送され、ここで、排気管19から流入
する排気ガスと混合され、排気ガス中の残留酸素により
燃焼が助勢される。そして、第2の燃焼室9を出る火炎
は、バッフル板7により一時的に押し止められ、均一な
温度となってフィルタトラップ3に送られ、フィルタト
ラップ3に捕捉されたススを燃焼させてフィルタトラッ
プ3の再生を図るようにしている。
【0015】図2および図3は、本発明に係わるフィル
タトラップの1実施例を示し、図2は平面図、図3は図
2の拡大平面図である。フィルタトラップ3は、全体が
円筒形でコージュライト製のセラミックスフィルタから
なり、内部には多数のセル3aがハニカム状に形成され
ている。フィルタトラップ3の排気ガス流入側は、中央
部Xにおいては、封止部材3bが同心の矩形リング状に
に目封じされており、周辺部Yにおいては、図5で説明
したように、市松模様すなわち、各セル3aが上下およ
び左右方向に交互に封止部材3cにより目封じされてい
る(図では一部しか示していない)。また、フィルタト
ラップ3の排気ガス排出側は、流入側とは逆のパターン
すなわち流入側で開口されているセル3aが封止部材に
より目封じされている。
タトラップの1実施例を示し、図2は平面図、図3は図
2の拡大平面図である。フィルタトラップ3は、全体が
円筒形でコージュライト製のセラミックスフィルタから
なり、内部には多数のセル3aがハニカム状に形成され
ている。フィルタトラップ3の排気ガス流入側は、中央
部Xにおいては、封止部材3bが同心の矩形リング状に
に目封じされており、周辺部Yにおいては、図5で説明
したように、市松模様すなわち、各セル3aが上下およ
び左右方向に交互に封止部材3cにより目封じされてい
る(図では一部しか示していない)。また、フィルタト
ラップ3の排気ガス排出側は、流入側とは逆のパターン
すなわち流入側で開口されているセル3aが封止部材に
より目封じされている。
【0016】上記構成からなるフィルタトラップにおい
ては、排気ガスは、流入側から開口されている各セル3
aに流入し、中央部Xにおいては、図3に示すように、
上下および左右方向の壁のうちいずれか2方向の壁を通
過して、封止部材3bにより目封じされているセル3a
内に流れ、排気ガス中のススが捕集され、排出側から排
出される。また、周辺部Yにおいては、図5の図Bで説
明したように、上下および左右方向の4方向の壁を通過
して封止部材3cにより目封じされているセル3a内に
流れ、排気ガス中のススが捕集され、排出側から排出さ
れる。従って、中央部Xにおける各セル3aの濾過面積
は、周辺部Yにおける各セル3aの濾過面積の半分に減
少し、中央部においてススの捕集量が減少するため、バ
ーナ4によりフィルタトラップ3を加熱したとき、中央
部Xの温度は比較的低くなり、フィルタトラップに熱歪
が生じることによる破損または熔損を防止できる。
ては、排気ガスは、流入側から開口されている各セル3
aに流入し、中央部Xにおいては、図3に示すように、
上下および左右方向の壁のうちいずれか2方向の壁を通
過して、封止部材3bにより目封じされているセル3a
内に流れ、排気ガス中のススが捕集され、排出側から排
出される。また、周辺部Yにおいては、図5の図Bで説
明したように、上下および左右方向の4方向の壁を通過
して封止部材3cにより目封じされているセル3a内に
流れ、排気ガス中のススが捕集され、排出側から排出さ
れる。従って、中央部Xにおける各セル3aの濾過面積
は、周辺部Yにおける各セル3aの濾過面積の半分に減
少し、中央部においてススの捕集量が減少するため、バ
ーナ4によりフィルタトラップ3を加熱したとき、中央
部Xの温度は比較的低くなり、フィルタトラップに熱歪
が生じることによる破損または熔損を防止できる。
【0017】図3および図4は、本発明に係わるフィル
タトラップの他の実施例を示し、フィルタトラップの中
央部の拡大平面図である。図3の実施例の場合には、中
央部Xにおいて、セル3aの各列を交互に封止部材3b
により目封じしており、また、図4の実施例の場合に
は、中央部Xにおいて、4つのセル3aを1単位として
封止部材3bにより目封じし、かつ、この1単位がマト
リックス状になるように目封じを行っている。なお、両
実施例においても周辺部は、図2の実施例と同様に市松
模様の目封じを行っている。また、作用は図2の実施例
と同様である。図2、図3および図4の実施例で共通し
ていることは、フィルタトラップ3の中央部Xにおいて
は、開口されたセル3aに隣接する2つのセルを目封じ
し、フィルタトラップの周辺部Yにおいては、開口され
たセル3aに隣接する4つのセルが目封じされる構成で
ある。
タトラップの他の実施例を示し、フィルタトラップの中
央部の拡大平面図である。図3の実施例の場合には、中
央部Xにおいて、セル3aの各列を交互に封止部材3b
により目封じしており、また、図4の実施例の場合に
は、中央部Xにおいて、4つのセル3aを1単位として
封止部材3bにより目封じし、かつ、この1単位がマト
リックス状になるように目封じを行っている。なお、両
実施例においても周辺部は、図2の実施例と同様に市松
模様の目封じを行っている。また、作用は図2の実施例
と同様である。図2、図3および図4の実施例で共通し
ていることは、フィルタトラップ3の中央部Xにおいて
は、開口されたセル3aに隣接する2つのセルを目封じ
し、フィルタトラップの周辺部Yにおいては、開口され
たセル3aに隣接する4つのセルが目封じされる構成で
ある。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、フィルタトラップの中央部における各セルの濾
過面積は、周辺部における各セルの濾過面積の半分に減
少し、中央部においてススの捕集量が減少するため、フ
ィルタトラップを加熱したとき、中央部の温度は比較的
低くなり、フィルタトラップに熱歪が生じることによる
破損または熔損を防止できる。
よれば、フィルタトラップの中央部における各セルの濾
過面積は、周辺部における各セルの濾過面積の半分に減
少し、中央部においてススの捕集量が減少するため、フ
ィルタトラップを加熱したとき、中央部の温度は比較的
低くなり、フィルタトラップに熱歪が生じることによる
破損または熔損を防止できる。
【図1】本発明が適用されるディーゼルエンジンの排気
ガス浄化装置の例を示す構成図
ガス浄化装置の例を示す構成図
【図2】本発明に係わるフィルタトラップの1実施例を
示し、図Aは平面図 図Bは図Aの拡大平面図
示し、図Aは平面図 図Bは図Aの拡大平面図
【図3】本発明に係わるフィルタトラップの他の実施例
を示す平面図
を示す平面図
【図4】本発明に係わるフィルタトラップの他の実施例
を示す平面図
を示す平面図
【図5】従来のフィルタトラップを示し、図Aは拡大断
面図、図Bはフィルタトラップの拡大平面図
面図、図Bはフィルタトラップの拡大平面図
1…排気ガス浄化装置、3…フィルタトラップ、3a…
セル 3b、3c…封止部材、4…バーナ、17…ディーゼル
エンジン 19…排気管、X…中央部、Y…周辺部
セル 3b、3c…封止部材、4…バーナ、17…ディーゼル
エンジン 19…排気管、X…中央部、Y…周辺部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村純一 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡一丁目3番1 号 東燃株式会社総合研究所内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】ディーゼルエンジンの排気管に配設される
フィルタトラップと、該フィルタトラップの上流側に設
けられるバーナとを備え、前記フィルタトラップは、内
部にハニカム状に形成される多数のセルと、排気ガス流
入側の所定のセルを目封じする封止部材と、排気ガス流
入側で開口されたセルを排気ガス流出側で目封じする封
止部材とを有し、前記フィルタトラップの中央部におい
ては、開口されたセルに隣接する2つのセルを目封じ
し、フィルタトラップの周辺部においては、開口された
セルに隣接する4つのセルを目封じすることを特徴とす
るディーゼルエンジンの排気ガス浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3158672A JPH055412A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | デイーゼルエンジンの排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3158672A JPH055412A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | デイーゼルエンジンの排気ガス浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055412A true JPH055412A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15676846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3158672A Pending JPH055412A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | デイーゼルエンジンの排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055412A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008117545A1 (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-02 | Ngk Insulators, Ltd. | 目封止ハニカム構造体 |
JP2009236030A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Tokyo Yogyo Co Ltd | ハニカム構造体 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3158672A patent/JPH055412A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008117545A1 (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-02 | Ngk Insulators, Ltd. | 目封止ハニカム構造体 |
US7919168B2 (en) | 2007-03-28 | 2011-04-05 | Ngk Insulators, Ltd. | Plugged honeycomb structure |
EP2130573B1 (en) | 2007-03-28 | 2015-04-15 | NGK Insulators, Ltd. | Plugged honeycomb structure |
JP5756597B2 (ja) * | 2007-03-28 | 2015-07-29 | 日本碍子株式会社 | 目封止ハニカム構造体 |
JP2009236030A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Tokyo Yogyo Co Ltd | ハニカム構造体 |
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