JP3257029B2 - フェニルボロン酸誘導体及び製造方法 - Google Patents
フェニルボロン酸誘導体及び製造方法Info
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Description
誘導体及びその製造方法に関する。フェニルボロン酸を
有する化合物は多価水酸基化合物と複合体を形成するこ
とがよく知られており、フェニルボロン酸を不溶性担体
に固定化した液体クロマトグラフィー用充填剤による
糖、ヌクレオチド、核酸、カテコールアミン、糖タンパ
ク類の分離や、2価以上のフェニルボロン酸基を有する
化合物による細胞凝集等に利用することができる。
する化合物は、耐光性、低表面張力、低屈折性、耐熱
性、耐寒性、耐油性、電気絶縁性、撥水性、離型性、消
泡性、耐薬品性、更には、生理活性等の有用な性質を有
しているため、種々の分野において、例えば、医薬、農
薬等の合成中間体、半導体デバイスの生産工程における
レジスト等の密着性向上剤、光学レンズ、眼鏡用レン
ズ、ガラス器具等の表面における撥水撥油性及び防汚染
性等の付与のための表面処理剤、更には離型性を付与す
る材料等の分野において利用されている。
ロキシル化合物と結合することが知られており、この性
質を利用して液体クロマトグラフィー用充填剤(特開昭
59−223706号) 、細胞凝集剤(BIOCHEMICAL AND BIOPHY
SICAL RESEARCH COMMUNICATIONS; Vol.96, p157-162 (1
980)) 、癌治療薬(現代化学1991年8月号、p.50-60)等
として利用できることが知られている。
pHに応じて、 -B(OH)2と-B-(OH)3の状態をとり、このう
ち、-B-(OH)3 のみが多価水酸基化合物と結合し得る。
これらの平衡を表す値としてpKa があり、様々なフェニ
ルボロン酸誘導体においてこの値が測定され(-B(O
H)2 : -B-(OH)3 =50%:50%になるときのpHが pKaで
ある)、フェニルボロン酸: pKa=8.86(J. Amer. Che
m. Soc., 56, 937-941 (1934) 、ポリアクリルアミド固
定化フェニルボロン酸: pKa=9.2 (JOURNAL OFCHROMAT
OGRAPHY, 189, 225-231 (1980))、4−(N−メチル)
カルボキシアミド−フェニルボロン酸: pKa=7.86(AN
ALYTICAL BIOCHEMISTRY, 178, 125-134 (1989)) 、4級
アミノ化フェニルボロン酸: pKa=7.30(Carbohydrate
Research,43, 215-224 (1975))である。すなわちpHが
大きいと B-(OH)3 に、pHが小さいと B(OH)2 に平衡が
片寄る。
は、−F、および−CF3化された化合物等が知られて
いる。m−フルオロフェニルボロン酸(米国特許第3755
175号)、p−フルオロフェニルボロン酸(欧州特許第3
60701号、Bull. Chem. Soc.Jpn., 61, 3008-3010 (198
8)) 、2,3−ジフルオロフェニルボロン酸(WO第89
05792 号,WO第9802425 号、J. Chem. Soc. Trans. I
I., 12, 2041-53 (1989)) 、p−トリフルオロフェニル
ボロン酸(J. Chem. Soc. Trans. I., 3, 715-720 (199
0)) 、4−ボロノ−2−フルオロ−D, L−フェニルア
ラニン(Appl.Radiat. Isot., 42, 325-328 (1991))等
が知られている。
反応としては、フルオロアルキル過酸化物による方法、
フッ化水素を用いたハロゲン交換反応による方法、ヨウ
素化フルオロアルキルまたはブロモ化フルオロアルキル
による方法、フルオロアルキルケトンによる方法、フル
オロアルキルアゾメタンによる方法、N−ニトロソ−N
−(トリフルオロアルキル)トリフルオロメタンスルホ
ンアミドによる方法、銅触媒系でのヨウ素化フルオロア
ルキルによる方法、フルオロアルキル酸ナトリウムによ
る方法、キセノンジフロリドによる方法、四弗化硫黄に
よる方法等が知られている。
ロン酸誘導体のうち、pKa の知られているフェニルボロ
ン酸誘導体は pKaが7.3以上であるために、生理的 pH
(pH=7.4)においては十分な量の-B-(OH)3 が得られない
点が問題であった。また、フッ素系置換基を有するフェ
ニルボロン酸は知られているが、ボロン酸基の他の置換
基としては、フルオロ基、またはトリフルオロメチル基
しか有しておらず、他の担体に共有結合させる、あるい
はモノマー化する事が出来ない点が問題であった。
Kaが7以下である弗素含有フェニルボロン酸誘導体、及
びその製造方法を提供することにある。
(I)
またはCl)、または−CF(CF3)[OCF2CF(C
F3)]bOC3F7 を示し、aは1から10の整数、bは0
から8の整数、cは1から2の整数を示す)で表される
フェニルボロン酸誘導体、下記一般式(II)
またはCl)、または−CF(CF3)[OCF2CF(C
F3)]bOC3F7 を示し、aは1から10の整数、bは0
から8の整数、cは1から2の整数を示す)で表される
フェニルボロン酸誘導体、下記一般式(III)
H2 、または−NH−CO−C(CH3)=CH2 を示
し、RF は−CaF2aX(XはF、H、またはCl)、ま
たは−CF(CF3)[OCF2CF(CF3)]bOC3F7 を
示し、aは1から10の整数、bは0から8の整数、cは
1から2の整数を示す)で表されるフェニルボロン酸誘
導体、および下記一般式(IV)
ン酸と下記一般式(V)
またはCl)、または−CF(CF3)[OCF2CF(C
F3)]bOC3F7 を示し、aは1から10の整数、bは0
から8の整数、cは1から2の整数を示す)で表される
過酸化フルオロアルカノイルとを反応させることを特徴
とする前記一般式 (I)で表されるフェニルボロン酸誘
導体の製造方法である。
表わされるフルオロアルキル基としては、具体的には、
トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプ
タフルオロプロピル基、ペルフルオロブチル基、ペルフ
ルオロペンチル基、ペルフルオロヘキシル基、ペルフル
オロヘプチル基、ペルフルオロオクチル基、ペルフルオ
ロノニル基、ペルフルオロデシル基、1,1−ジフルオ
ロメチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチル
基、1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル
基、ω−ヒドロペルフルオロブチル基、ω−ヒドロペル
フルオロペンチル基、ω−ヒドロペルフルオロヘキシル
基、ω−ヒドロペルフルオロヘプチル基、ω−ヒドロペ
ルフルオロオクチル基、ω−ヒドロペルフルオロノニル
基、ω−ヒドロペルフルオロデシル基、1−クロロ−
1,1−ジフルオロメチル基、2−クロロ−1,1,
2,2−テトラフルオロエチル基、3−クロロ−1,
1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル基、ω−
クロロペルフルオロブチル基、ω−クロロペルフルオロ
ペンチル基、ω−クロロペルフルオロヘキシル基、ω−
クロロペルフルオロヘプチル基、ω−クロロペルフルオ
ロオクチル基、ω−クロロペルフルオロノニル基、ω−
クロロペルフルオロデシル基、ペルフルオロ−1 −メチ
ル−2−オキサペンチル基、ペルフルオロ−1,4−ジ
メチル−2,5−ジオキサオクチル基、ペルフルオロ−
1,4,7−トリメチル−2,5,8−トリオキサウン
デシル基、ペルフルオ1,4,7,10−テトラメチル
−2,5,8,11−テトラオキサテトラデシル基、ペ
ルフルオロ−1,4,7,10,13−ペンタメチル−
2,5,8,11,14−ペンタオキサヘプタデシル
基、ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16−ヘ
キサメチル−2,5,8,11,14,17−ヘキサオ
キサエイコシル基、ペルフルオロ−1,4,7,10,
13,16,19−ヘプタメチル−2,5,8,11,
14,17,20−ヘプタオキサトリコシル基、ペルフ
ルオロ−1,4,7,10,13,16,19,22−
オクタメチル−2,5,8,11,17,20,23−
オクタオキサヘキサコシル基、ペルフルオロ−1,4,
7,10,13,16,19,22,25−ノナメチル
−2,5,8,11,14,17,20,23,26−
ノナオキサノナコシル基、である。
5及び6位のいずれをもとることが出来る。従って一般
式(I)で表される化合物としては、3−アセトアミド
−2−トリフルオロメチルフェニルボロン酸、3−アセ
トアミド−4,6−ビス(トリフルオロメチル)フェニ
ルボロン酸、3−アセトアミド−4−ペンタフルオロエ
チルフェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,6−ビ
ス(ペンタフルオロエチル)フェニルボロン酸、3−ア
セトアミド−5−ヘプタフルオロプロピルフェニルボロ
ン酸、3−アセトアミド−4,6−ビス(ヘプタフルオ
ロプロピル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2
−ペルフルオロブチルフェニルボロン酸、3−アセトア
ミド−2,5−ビス(ペルフルオロブチル)フェニルボ
ロン酸、3−アセトアミド−4−ペルフルオロペンチル
フェニルボロン酸、3−アセトアミド−4,5−ビス
(ペルフルオロペンチル)フェニルボロン酸、3−アセ
トアミド−5−ペルフルオロヘキシルフェニルボロン
酸、3−アセトアミド−2,6−ビス(ペルフルオロヘ
キシル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−6−ペ
ルフルオロヘプチルフェニルボロン酸、3−アセトアミ
ド−2,4−ビス(ペルフルオロヘプチル)フェニルボ
ロン酸、3−アセトアミド−5−ペルフルオロオクチル
フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,6−ビス
(ペルフルオロオクチル)フェニルボロン酸、3−アセ
トアミド−2−ペルフルオロノニルフェニルボロン酸、
3−アセトアミド−2,5−ビス(ペルフルオロノニ
ル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−4−ペルフ
ルオロデシルフェニルボロン酸、3−アセトアミド−
2,4−ビス(ペルフルオロデシル)フェニルボロン
酸、3−アセトアミド−6−(1,1−ジフルオロメチ
ル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−4,6−ビ
ス(1,1−ジフルオロメチル)フェニルボロン酸。
−テトラフルオロエチル)フェニルボロン酸、3−アセ
トアミド−2,4−ビス(1,1,2,2−テトラフル
オロエチル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−4
−(1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピ
ル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,4−ビ
ス(1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピ
ル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−5−(ω−
ヒドロペルフルオロブチル)フェニルボロン酸、3−ア
セトアミド−2,4−ビス(ω−ヒドロペルフルオロブ
チル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−5−(ω
−ヒドロペルフルオロペンチル)フェニルボロン酸、3
−アセトアミド−2,6−ビス(ω−ヒドロペルフルオ
ロペンチル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2
−(ω−ヒドロペルフルオロヘキシル)フェニルボロン
酸、3−アセトアミド−2,6−ビス(ω−ヒドロペル
フルオロヘキシル)フェニルボロン酸、3−アセトアミ
ド−6−(ω−ヒドロペルフルオロヘプチル)フェニル
ボロン酸、3−アセトアミド−2,4−ビス(ω−ヒド
ロペルフルオロヘプチル)フェニルボロン酸、3−アセ
トアミド−2−(ω−ヒドロペルフルオロオクチル)フ
ェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,4−ビス(ω
−ヒドロペルフルオロオクチル)フェニルボロン酸、3
−アセトアミド−4−(ω−ヒドロペルフルオロノニ
ル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,4−ビ
ス(ω−ヒドロペルフルオロノニル)フェニルボロン
酸、3−アセトアミド−5−(ω−ヒドロペルフルオロ
デシル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,6
−ビス(ω−ヒドロペルフルオロデシル)フェニルボロ
ン酸。
1,1ジフルオロメチル)フェニルボロン酸、3−アセ
トアミド−2,4−ビス(1−クロロ−1,1ジフルオ
ロメチル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−4−
(2−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエチ
ル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,4−ビ
ス(2−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエチ
ル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−5−(3−
クロロ−1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロ
ピル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,4−
ビス(3−クロロ−1,1,2,2,3,3−ヘキサフ
ルオロプロピル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド
−6−(ω−クロロペルフルオロブチル)フェニルボロ
ン酸、3−アセトアミド−2,5−ビス(ω−クロロペ
ルフルオロブチル)フェニルボロン酸、3−アセトアミ
ド−2−(ω−クロロペルフルオロペンチル)フェニル
ボロン酸、3−アセトアミド−2,6−ビス(ω−クロ
ロペルフルオロペンチル)フェニルボロン酸、3−アセ
トアミド−4−(ω−クロロペルフルオロヘキシル)フ
ェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,4−ビス(ω
−クロロペルフルオロヘキシル)フェニルボロン酸、3
−アセトアミド−5−(ω−クロロペルフルオロヘプチ
ル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−4,5−ビ
ス(ω−クロロペルフルオロヘプチル)フェニルボロン
酸、3−アセトアミド−6−(ω−クロロペルフルオロ
オクチル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,
4−ビス(ω−クロロペルフルオロオクチル)フェニル
ボロン酸、3−アセトアミド−2−(ω−クロロペルフ
ルオロノニル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−
2,4−ビス(ω−クロロペルフルオロノニル)フェニ
ルボロン酸、3−アセトアミド−4−(ω−クロロペル
フルオロデシル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド
−2,6−ビス(ω−クロロペルフルオロデシル)フェ
ニルボロン酸。
1−メチル−2−オキサペンチル)フェニルボロン酸、
3−アセトアミド−2,6−ビス(ペルフルオロ−1−
メチル−2−オキサペンチル)フェニルボロン酸、3−
アセトアミド−6−(ペルフルオロ−1,4−ジメチル
−2,5−ジオキサオクチル)フェニルボロン酸、3−
アセトアミド−2,4−ビス(ペルフルオロ−1,4−
ジメチル−2,5−ジオキサオクチル)フェニルボロン
酸、3−アセトアミド−2−(ペルフルオロ−1,4,
7−トリメチル−2,5,8−トリオキサウンデシル)
フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,4−ビス
(ペルフルオロ−1,4,7−トリメチル−2,5,8
−トリオキサウンデシル)フェニルボロン酸、3−アセ
トアミド−4−(ペルフルオロ−1,4,7,10−テ
トラメチル−2,5,8,11−テトラオキサテトラデ
シル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,5−
ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10−テトラメチル
−2,5,8,11−テトラオキサテトラデシル)フェ
ニルボロン酸、3−アセトアミド−5−(ペルフルオロ
−1,4,7,10,13−ペンタメチル−2,5,
8,11,14−ペンタオキサヘプタデシル)フェニル
ボロン酸、3−アセトアミド−2,5−ビス(ペルフル
オロ−1,4,7,10,13−ペンタメチル−2,
5,8,11,14−ペンタオキサヘプタデシル)フェ
ニルボロン酸、3−アセトアミド−6−(ペルフルオロ
−1,4,7,10,13,16−ヘキサメチル−2,
5,8,11,14,17−ヘキサオキサエイコシル)
フェニルボロン酸、3−アセトアミド−2,4−ビス
(ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16−ヘキ
サメチル−2,5,8,11,14,17−ヘキサオキ
サエイコシル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−
2−(ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16,
19−ヘプタメチル−2,5,8,11,14,17,
20−ヘプタオキサトリコシル)フェニルボロン酸、3
−アセトアミド−2,5−ビス(ペルフルオロ−1,
4,7,10,13,16,19−ヘプタメチル−2,
5,8,11,14,17,20−ヘプタオキサトリコ
シル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−5−(ペ
ルフルオロ−1,4,7,10,13,16,19,2
2−オクタメチル−2,5,8,11,14,17,2
0,23−オクタオキサヘキサコシル)フェニルボロン
酸、3−アセトアミド−5,6−ビス(ペルフルオロ−
1,4,7,10,13,16,19,22−オクタメ
チル−2,5,8,11,14,17,20,23−オ
クタオキサヘキサコシル)フェニルボロン酸、3−アセ
トアミド−6−(ペルフルオロ−1,4,7,10,1
3,16,19,22,25−ノナメチル−2,5,
8,11,14,17,20,23,26−ノナオキサ
ノナコシル)フェニルボロン酸、3−アセトアミド−
2,4−ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10,1
3,16,19,22,25−ノナメチル−2,5,
8,11,14,17,20,23,26−ノナオキサ
ノナコシル)フェニルボロン酸、等が挙げられる。
しては、3−アミノ−2−トリフルオロメチルフェニル
ボロン酸、3−アミノ−2,4−ビス(トリフルオロメ
チル)フェニルボロン酸、3−アミノ−4−ペンタフル
オロエチルフェニルボロン酸、3−アミノ−2,5−ビ
ス(ペンタフルオロエチル)フェニルボロン酸、3−ア
ミノ−5−ヘプタフルオロプロピルフェニルボロン酸、
3−アミノ−2,6−ビス(ヘプタフルオロプロピル)
フェニルボロン酸、3−アミノ−6−ペルフルオロブチ
ルフェニルボロン酸、3−アミノ−4,5−ビス(ペル
フルオロブチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−2−
ペルフルオロペンチルフェニルボロン酸、3−アミノ−
4,6−ビス(ペルフルオロペンチル)フェニルボロン
酸、3−アミノ−4−ペルフルオロヘキシルフェニルボ
ロン酸、3−アミノ−5,6−ビス(ペルフルオロヘキ
シル)フェニルボロン酸、3−アミノ−5−ペルフルオ
ロヘプチルフェニルボロン酸、3−アミノ−2,4−ビ
ス(ペルフルオロヘプチル)フェニルボロン酸、3−ア
ミノ−6−ペルフルオロオクチルフェニルボロン酸、3
−アミノ−2,5−ビス(ペルフルオロオクチル)フェ
ニルボロン酸、3−アミノ−2−ペルフルオロノニルフ
ェニルボロン酸、3−アミノ−2,6−ビス(ペルフル
オロノニル)フェニルボロン酸、3−アミノ−4−ペル
フルオロデシルフェニルボロン酸、3−アミノ−4,5
−ビス(ペルフルオロデシル)フェニルボロン酸、3−
アミノ−5−(1,1−ジフルオロメチル)フェニルボ
ロン酸、3−アミノ−4,6−ビス(1,1−ジフルオ
ロメチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−6−(1,
1,2,2−テトラフルオロエチル)フェニルボロン
酸、3−アミノ−5,6−ビス(1,1,2,2−テト
ラフルオロエチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−2
−(1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピ
ル)フェニルボロン酸、3−アミノ−2,4−ビス
(1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル)
フェニルボロン酸、3−アミノ−4−(ω−ヒドロペル
フルオロブチル)フェニルボロン酸。
ルフルオロブチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−5
−(ω−ヒドロペルフルオロペンチル)フェニルボロン
酸、3−アミノ−2,6−ビス(ω−ヒドロペルフルオ
ロペンチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−6−(ω
−ヒドロペルフルオロヘキシル)フェニルボロン酸、3
−アミノ−4,5−ビス(ω−ヒドロペルフルオロヘキ
シル)フェニルボロン酸、3−アミノ−2−(ω−ヒド
ロペルフルオロヘプチル)フェニルボロン酸、3−アミ
ノ−4,6−ビス(ω−ヒドロペルフルオロヘプチル)
フェニルボロン酸、3−アミノ−4−(ω−ヒドロペル
フルオロオクチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−
5,6−ビス(ω−ヒドロペルフルオロオクチル)フェ
ニルボロン酸、3−アミノ−5−(ω−ヒドロペルフル
オロノニル)フェニルボロン酸、3−アミノ−2,4−
ビス(ω−ヒドロペルフルオロノニル)フェニルボロン
酸、3−アミノ−6−(ω−ヒドロペルフルオロデシ
ル)フェニルボロン酸、3−アミノ−2,5−ビス(ω
−ヒドロペルフルオロデシル)フェニルボロン酸。
ジフルオロメチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−
2,5−ビス(1−クロロ−1,1−ジフルオロメチ
ル)フェニルボロン酸、3−アミノ−4−(3−クロロ
−1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル)
フェニルボロン酸、3−アミノ−2,6−ビス(3−ク
ロロ−1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピ
ル)フェニルボロン酸、3−アミノ−5−(ω−クロロ
ペルフルオロブチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−
4,5−ビス(ω−クロロペルフルオロブチル)フェニ
ルボロン酸、3−アミノ−6−(ω−クロロペルフルオ
ロペンチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−4,6−
ビス(ω−クロロペルフルオロペンチル)フェニルボロ
ン酸、3−アミノ−2−(ω−クロロペルフルオロヘキ
シル)フェニルボロン酸、3−アミノ−5,6−ビス
(ω−クロロペルフルオロヘキシル)フェニルボロン
酸、3−アミノ−4−(ω−クロロペルフルオロヘプチ
ル)フェニルボロン酸、3−アミノ−2,4−ビス(ω
−クロロペルフルオロヘプチル)フェニルボロン酸、3
−アミノ−5−(ω−クロロペルフルオロオクチル)フ
ェニルボロン酸、3−アミノ−2,5−ビス(ω−クロ
ロペルフルオロオクチル)フェニルボロン酸、3−アミ
ノ−6−(ω−クロロペルフルオロノニル)フェニルボ
ロン酸、3−アミノ−2,6−ビス(ω−クロロペルフ
ルオロノニル)フェニルボロン酸、3−アミノ−2−
(ω−クロロペルフルオロデシル)フェニルボロン酸、
3−アミノ−4,5−ビス(ω−クロロペルフルオロデ
シル)フェニルボロン酸。
チル−2−オキサペンチル)フェニルボロン酸、3−ア
ミノ−4,6−ビス(ペルフルオロ−1−メチル−2−
オキサペンチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−5−
(ペルフルオロ−1,4−ジメチル−2,5−ジオキサ
オクチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−5,6−ビ
ス(ペルフルオロ−1,4−ジメチル−2,5−ジオキ
サオクチル)フェニルボロン酸、3−アミノ−6−(ペ
ルフルオロ−1,4,7−トリメチル−2,5,8−ト
リオキサウンデシル)フェニルボロン酸、3−アミノ−
2−(ペルフルオロ−1,4,7,10−テトラメチル
−2,5,8,11−テトラオキサテトラデシル)フェ
ニルボロン酸、3−アミノ−2,5−ビス(ペルフルオ
ロ−1,4,7,10−テトラメチル−2,5,8,1
1−テトラオキサテトラデシル)フェニルボロン酸、3
−アミノ−4−(ペルフルオロ−1,4,7,10,1
3−ペンタメチル−2,5,8,11,14−ペンタオ
キサヘプタデシル)フェニルボロン酸、3−アミノ−
2,6−ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10,13
−ペンタメチル−2,5,8,11,14−ペンタオキ
サヘプタデシル)フェニルボロン酸、3−アミノ−5−
(ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16−ヘキ
サメチル−2,5,8,11,14,17−ヘキサオキ
サエイコシル)フェニルボロン酸、3−アミノ−4,5
−ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16
−ヘキサメチル−2,5,8,11,14,17−ヘキ
サオキサエイコシル)フェニルボロン酸、3−アミノ−
6−(ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16,
19−ヘプタメチル−2,5,8,11,14,17,
20−ヘプタオキサトリコシル)フェニルボロン酸、3
−アミノ−4,6−ビス(ペルフルオロ−1,4,7,
10,13,16,19−ヘプタメチル−2,5,8,
11,14,17,20−ヘプタオキサトリコシル)フ
ェニルボロン酸、3−アミノ−2−(ペルフルオロ−
1,4,7,10,13,16,19,22−オクタメ
チル−2,5,8,11,14,17,20,23−オ
クタオキサヘキサコシル)フェニルボロン酸、3−アミ
ノ−5,6−ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10,
13,16,19,22−オクタメチル−2,5,8,
11,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコ
シル)フェニルボロン酸、3−アミノ−4−(ペルフル
オロ−1,4,7,10,13,16,19,22,2
5−ノナメチル−2,5,8,11,14,17,2
0,23,26−ノナオキサノナコシル)フェニルボロ
ン酸、3−アミノ−2,4−ビス(ペルフルオロ−1,
4,7,10,13,16,19,22,25−ノナメ
チル−2,5,8,11,14,17,20,23,2
6−ノナオキサノナコシル)フェニルボロン酸、等が挙
げられる。
しては、3−アクリルアミド−2−トリフルオロメチル
フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−2,4−ビス
(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸、3−アクリ
ルアミド−4−ペンタフルオロエチルフェニルボロン
酸、3−アクリルアミド−2,5−ビス(ペンタフルオ
ロエチル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−5
−ヘプタフルオロプロピルフェニルボロン酸、3−アク
リルアミド−2,6−ビス(ヘプタフルオロプロピル)
フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−6−ペルフル
オロブチルフェニルボロン酸、3−アクリルアミド−
4,5−ビス(ペルフルオロブチル)フェニルボロン
酸、3−アクリルアミド−2−ペルフルオロペンチルフ
ェニルボロン酸、3−アクリルアミド−4,6−ビス
(ペルフルオロペンチル)フェニルボロン酸、3−アク
リルアミド−4−ペルフルオロヘキシルフェニルボロン
酸、3−アクリルアミド−5,6−ビス(ペルフルオロ
ヘキシル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−5
−ペルフルオロヘプチルフェニルボロン酸、3−アクリ
ルアミド−2,4−ビス(ペルフルオロヘプチル)フェ
ニルボロン酸、3−アクリルアミド−6−ペルフルオロ
オクチルフェニルボロン酸、3−アクリルアミド−2,
5−ビス(ペルフルオロオクチル)フェニルボロン酸、
3−アクリルアミド−2−ペルフルオロノニルフェニル
ボロン酸、3−アクリルアミド−2,6−ビス(ペルフ
ルオロノニル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド
−4−ペルフルオロデシルフェニルボロン酸、3−アク
リルアミド−4,5−ビス(ペルフルオロデシル)フェ
ニルボロン酸、3−アクリルアミド−5−(1,1−ジ
フルオロメチル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミ
ド−4,6−ビス(1,1−ジフルオロメチル)フェニ
ルボロン酸、3−アクリルアミド−6−(1,1,2,
2−テトラフルオロエチル)フェニルボロン酸、3−ア
クリルアミド−5,6−(1,1,2,2−テトラフル
オロエチル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−
2−(1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピ
ル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−2,4−
ビス(1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピ
ル)フェニルボロン酸。
ルフルオロブチル)フェニルボロン酸、3−アクリルア
ミド−2,5−ビス(ω−ヒドロペルフルオロブチル)
フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−5−(ω−ヒ
ドロペルフルオロペンチル)フェニルボロン酸、3−ア
クリルアミド−2,6−ビス(ω−ヒドロペルフルオロ
ペンチル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−6
−(ω−ヒドロペルフルオロヘキシル)フェニルボロン
酸、3−アクリルアミド−4,5−ビス(ω−ヒドロペ
ルフルオロヘキシル)フェニルボロン酸、3−アクリル
アミド−2−(ω−ヒドロペルフルオロヘプチル)フェ
ニルボロン酸、3−アクリルアミド−4,6−ビス(ω
−ヒドロペルフルオロヘプチル)フェニルボロン酸、3
−アクリルアミド−4−(ω−ヒドロペルフルオロオク
チル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−5,6
−ビス(ω−ヒドロペルフルオロオクチル)フェニルボ
ロン酸、3−アクリルアミド−5−(ω−ヒドロペルフ
ルオロノニル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド
−2,4−ビス(ω−ヒドロペルフルオロノニル)フェ
ニルボロン酸、3−アクリルアミド−6−(ω−ヒドロ
ペルフルオロデシル)フェニルボロン酸、3−アクリル
アミド−2,5−ビス(ω−ヒドロペルフルオロデシ
ル)フェニルボロン酸。
1,1−ジフルオロメチル)フェニルボロン酸、3−ア
クリルアミド−2,6−ビス(1−クロロ−1,1−ジ
フルオロメチル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミ
ド−4−(2−クロロ−1,1,2,2−トリフルオロ
エチル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−4,
5−ビス(2−クロロ−1,1,2,2−トリフルオロ
エチル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−5−
(3−クロロ−1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオ
ロプロピル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−
4,6−ビス(3−クロロ−1,1,2,2,3,3−
ヘキサフルオロプロピル)フェニルボロン酸。
ルフルオロブチル)フェニルボロン酸、3−アクリルア
ミド−5,6−ビス(ω−クロロペルフルオロブチル)
フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−2−(ω−ク
ロロペルフルオロペンチル)フェニルボロン酸、3−ア
クリルアミド−2,4−ビス(ω−クロロペルフルオロ
ペンチル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−4
−(ω−クロロペルフルオロヘキシル)フェニルボロン
酸、3−アクリルアミド−2,5−ビス(ω−クロロペ
ルフルオロヘキシル)フェニルボロン酸、3−アクリル
アミド−5−(ω−クロロペルフルオロヘプチル)フェ
ニルボロン酸、3−アクリルアミド−2,6−ビス(ω
−クロロペルフルオロヘプチル)フェニルボロン酸、3
−アクリルアミド−6−(ω−クロロペルフルオロオク
チル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−4,5
−ビス(ω−クロロペルフルオロオクチル)フェニルボ
ロン酸、3−アクリルアミド−2−(ω−クロロペルフ
ルオロノニル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド
−4,6−ビス(ω−クロロペルフルオロノニル)フェ
ニルボロン酸、3−アクリルアミド−4−(ω−クロロ
ペルフルオロデシル)フェニルボロン酸、3−アクリル
アミド−5,6−ビス(ω−クロロペルフルオロデシ
ル)フェニルボロン酸。
−1−メチル−2−オキサペンチル)フェニルボロン
酸、3−アクリルアミド−2,4−ビス(ペルフルオロ
−1−メチル−2−オキサペンチル)フェニルボロン
酸、3−アクリルアミド−6−(ペルフルオロ−1,4
−ジメチル2,5−ジオキサオクチル)フェニルボロン
酸、3−アクリルアミド−2,5−ビス(ペルフルオロ
−1,4−ジメチル2,5−ジオキサオクチル)フェニ
ルボロン酸、3−アクリルアミド−2−(ペルフルオロ
−1,4,7−トリメチル2,5,8−トリオキサウン
デシル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−2,
6−ビス(ペルフルオロ−1,4,7−トリメチル2,
5,8−トリオキサウンデシル)フェニルボロン酸、3
−アクリルアミド−4−(ペルフルオロ−1,4,7,
10−テトラメチル−2,5,8,11−テトラオキサ
テトラデシル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド
−4,5−ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10−テ
トラメチル−2,5,8,11−テトラオキサテトラデ
シル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−5−
(ペルフルオロ−1,4,7,10,13−ペンタメチ
ル−2,5,8,11,14−ペンタオキサヘプタデシ
ル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−4,6−
ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10,13−ペンタ
メチル−2,5,8,11,14−ペンタオキサヘプタ
デシル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−6−
(ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16−ヘキ
サメチル−2,5,8,11,14,17−ヘキサオキ
サエイコシル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド
−5,6−ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10,1
3,16−ヘキサメチル−2,5,8,11,14,1
7−ヘキサオキサエイコシル)フェニルボロン酸、3−
アクリルアミド−2−(ペルフルオロ−1,4,7,1
0,13,16,19−ヘプタメチル−2,5,8,1
1,14,17,20−ヘプタオキサトリコシル)フェ
ニルボロン酸、3−アクリルアミド−2,4−ビス(ペ
ルフルオロ−1,4,7,10,13,16,19−ヘ
プタメチル−2,5,8,11,14,17,20−ヘ
プタオキサトリコシル)フェニルボロン酸、3−アクリ
ルアミド−4−(ペルフルオロ−1,4,7,10,1
3,16,19,22−オクタメチル−2,5,8,1
1,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコシ
ル)フェニルボロン酸、3−アクリルアミド−2,5−
ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16,
19,22−オクタメチル−2,5,8,11,14,
17,20,23−オクタオキサヘキサコシル)フェニ
ルボロン酸、3−アクリルアミド−5−(ペルフルオロ
−1,4,7,10,13,16,19,22,25−
ノナメチル−2,5,8,11,14,17,20,2
3,26−ノナオキサノナコシル)フェニルボロン酸、
3−アクリルアミド−2,6−ビス(ペルフルオロ−
1,4,7,10,13,16,19,22,25−ノ
ナメチル−2,5,8,11,14,17,20,2
3,26−ノナオキサノナコシル)フェニルボロン酸。
アミドフェニルボロン酸、2,4−ビス(トリフルオロ
メチル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、4
−ペンタフルオロエチル−3−メタクリルアミドフェニ
ルボロン酸、2,5−ビス(ペンタフルオロエチル)−
3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、5−ヘプタフ
ルオロプロピル−3−メタクリルアミドフェニルボロン
酸、2,6−ビス(ヘプタフルオロプロピル)−3−メ
タクリルアミドフェニルボロン酸、5−ペルフルオロブ
チル−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、4,5
−ビス(ペルフルオロブチル)−3−メタクリルアミド
フェニルボロン酸、6−ペルフルオロペンチル−3−メ
タクリルアミドフェニルボロン酸、4,6−ビス(ペル
フルオロペンチル)−3−メタクリルアミドフェニルボ
ロン酸、2−ペルフルオロヘキシル−3−メタクリルア
ミドフェニルボロン酸、5,6−ビス(ペルフルオロヘ
キシル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、4
−ペルフルオロヘプチル−3−メタクリルアミドフェニ
ルボロン酸、2,4−ビス(ペルフルオロヘプチル)−
3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、5−ペルフル
オロオクチル−3−メタクリルアミドフェニルボロン
酸、2,5−ビス(ペルフルオロオクチル)−3−メタ
クリルアミドフェニルボロン酸、6−ペルフルオロノニ
ル−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、2,6−
ビス(ペルフルオロノニル)−3−メタクリルアミドフ
ェニルボロン酸、2−ペルフルオロデシル−3−メタク
リルアミドフェニルボロン酸。
−メタクリルアミドフェニルボロン酸、4−(1,1−
ジフルオロメチル)−3−メタクリルアミドフェニルボ
ロン酸、4,6−ビス(1,1−ジフルオロメチル)−
3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、5−(1,
1,2,2−テトラフルオロエチル)−3−メタクリル
アミドフェニルボロン酸、2,4−ビス(1,1,2,
2−テトラフルオロエチル)−3−メタクリルアミドフ
ェニルボロン酸、6−(1,1,2,2,3,3−ヘキ
サフルオロプロピル)−3−メタクリルアミドフェニル
ボロン酸、2,5−ビス(1,1,2,2,3,3−ヘ
キサフルオロプロピル)−3−メタクリルアミドフェニ
ルボロン酸、2−(ω−ヒドロペルフルオロブチル)−
3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、2,6−ビス
(ω−ヒドロペルフルオロブチル)−3−メタクリルア
ミドフェニルボロン酸、4−(ω−ヒドロペルフルオロ
ペンチル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、
4,5−ビス(ω−ヒドロペルフルオロペンチル)−3
−メタクリルアミドフェニルボロン酸、5−(ω−ヒド
ロペルフルオロヘキシル)−3−メタクリルアミドフェ
ニルボロン酸、4,6−ビス(ω−ヒドロペルフルオロ
ヘキシル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、
6−(ω−ヒドロペルフルオロヘプチル)−3−メタク
リルアミドフェニルボロン酸、5,6−ビス(ω−ヒド
ロペルフルオロヘプチル)−3−メタクリルアミドフェ
ニルボロン酸、2−(ω−ヒドロペルフルオロオクチ
ル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、2,4
−ビス(ω−ヒドロペルフルオロオクチル)−3−メタ
クリルアミドフェニルボロン酸、4−(ω−ヒドロペル
フルオロノニル)−3−メタクリルアミドフェニルボロ
ン酸、2,5−ビス(ω−ヒドロペルフルオロノニル)
−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、5−(ω−
ヒドロペルフルオロデシル)−3−メタクリルアミドフ
ェニルボロン酸、2,6−ビス(ω−ヒドロペルフルオ
ロデシル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸。
チル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、4,
5−ビス(1−クロロ−1,1−ジフルオロメチル)−
3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、2−(2−ク
ロロ−1,1,2,2−トリフルオロエチル)−3−メ
タクリルアミドフェニルボロン酸、4,6−ビス(2−
クロロ−1,1,2,2−トリフルオロエチル)−3−
メタクリルアミドフェニルボロン酸、4−(3−クロロ
−1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル)
−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、5,6−ビ
ス(3−クロロ−1,1,2,2,3,3−ヘキサフル
オロプロピル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン
酸、5−(ω−クロロペルフルオロブチル)−3−メタ
クリルアミドフェニルボロン酸、2,4−ビス(ω−ク
ロロペルフルオロブチル)−3−メタクリルアミドフェ
ニルボロン酸、6−(ω−クロロペルフルオロペンチ
ル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、2,5
−ビス(ω−クロロペルフルオロペンチル)−3−メタ
クリルアミドフェニルボロン酸、2−(ω−クロロペル
フルオロヘキシル)−3−メタクリルアミドフェニルボ
ロン酸、2,6−ビス(ω−クロロペルフルオロヘキシ
ル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、4−
(ω−クロロペルフルオロヘプチル)−3−メタクリル
アミドフェニルボロン酸、4,5−ビス(ω−クロロペ
ルフルオロヘプチル)−3−メタクリルアミドフェニル
ボロン酸、5−(ω−クロロペルフルオロオクチル)−
3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、4,6−ビス
(ω−クロロペルフルオロオクチル)−3−メタクリル
アミドフェニルボロン酸、6−(ω−クロロペルフルオ
ロノニル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、
5,6−ビス(ω−クロロペルフルオロノニル)−3−
メタクリルアミドフェニルボロン酸、2−(ω−クロロ
ペルフルオロデシル)−3−メタクリルアミドフェニル
ボロン酸、2,4−ビス(ω−クロロペルフルオロデシ
ル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸。
キサペンチル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン
酸、2,5−ビス(ペルフルオロ−1−メチル−2−オ
キサペンチル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン
酸、5−(ペルフルオロ−1,4−ジメチル−2,5−
ジオキサオクチル)−3−メタクリルアミドフェニルボ
ロン酸、2,5−ビス(ペルフルオロ−1,4−ジメチ
ル−2,5−ジオキサオクチル)−3−メタクリルアミ
ドフェニルボロン酸、6−(ペルフルオロ−1,4,7
−トリメチル−2,5,8−トリオキサウンデシル)−
3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、2,6−ビス
(ペルフルオロ−1,4,7−トリメチル−2,5,8
−トリオキサウンデシル)−3−メタクリルアミドフェ
ニルボロン酸、2−(ペルフルオロ−1,4,7,10
−テトラメチル−2,5,8,11−テトラオキサテト
ラデシル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、
4,5−ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10−テト
ラメチル−2,5,8,11−テトラオキサテトラデシ
ル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、3−メ
タクリルアミドフェニルボロン酸、4,6−ビス(ペル
フルオロ−1,4,7,10,13−ペンタメチル−
2,5,8,11,14−ペンタオキサヘプタデシル)
−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、4−(ペル
フルオロ−1,4,7,10,13,16−ヘキサメチ
ル−2,5,8,11,14,17−ヘキサオキサエイ
コシル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、
5,6−ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10,1
3,16−ヘキサメチル−2,5,8,11,14,1
7−ヘキサオキサエイコシル)−3−メタクリルアミド
フェニルボロン酸、5−(ペルフルオロ−1,4,7,
10,13,16,19−ヘプタメチル−2,5,8,
11,14,17,20−ヘプタオキサトリコシル)−
3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、2,4−ビス
(ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16,19
−ヘプタメチル−2,5,8,11,14,17,20
−ヘプタオキサトリコシル)−3−メタクリルアミドフ
ェニルボロン酸、6−(ペルフルオロ−1,4,7,1
0,13,16,19,22−オクタメチル−2,5,
8,11,14,17,20,23−オクタオキサヘキ
サコシル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、
2,5−ビス(ペルフルオロ−1,4,7,10,1
3,16,19,22−オクタメチル−2,5,8,1
1,14,17,20,23−オクタオキサヘキサコシ
ル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、2−
(ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16,1
9,22,25−ノナメチル−2,5,8,11,1
4,17,20,23,26−ノナオキサノナコシル)
−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、2,4−ビ
ス(ペルフルオロ−1,4,7,10,13,16,1
9,22,25−ノナメチル−2,5,8,11,1
4,17,20,23,26−ノナオキサノナコシル)
−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸、等が挙げら
れる。
られる。
しては、ビス(トリフルオロエチリル)ペルオキサイ
ド、ビス(ペンタフルオロプロピリル)ペルオキサイ
ド、ビス(ヘプタフルオロブチリル)ペルオキサイド、
ビス(ペルフルオロペンタノイル)ペルオキサイド、ビ
ス(ペルフルオロヘキサノイル)ペルオキサイド、ビス
(ペルフルオロヘプタノイル)ペルオキサイド、ビス
(ペルフルオロオクタノイル)ペルオキサイド、ビス
(ペルフルオロノナノイル)ペルオキサイド、ビス(ペ
ルフルオロデカノイル)ペルオキサイド、ビス(ペルフ
ルオロウンデカノイル)ペルオキサイド、ビス(2,2
−ジフルオロエチリル)ペルオキサイド、ビス(2,
2,3,3−テトラフルオロプロピリル)ペルオキサイ
ド、ビス(2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブ
チリル)ペルオキサイド、ビス(ω−ヒドロペンタノイ
ル)ペルオキサイド、ビス(ω−ヒドロヘキサノイル)
ペルオキサイド、ビス(ω−ヒドロヘプタノイル)ペル
オキサイド、ビス(ω−ヒドロオクタノイル)ペルオキ
サイド、ビス(ω−ヒドロノナノイル)ペルオキサイ
ド、ビス(ω−ヒドロデカノイル)ペルオキサイド、ビ
ス(ω−ヒドロウンデカノイル)ペルオキサイド、ビス
(2−クロロ−2,2−ジフルオロエチリル)ペルオキ
サイド、ビス(3−クロロ−2,2,3,3−テトラフ
ルオロプロピリル)ペルオキサイド、ビス(4−クロロ
−2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチリル)
ペルオキサイド、ビス(ω−クロロペンタノイル)ペル
オキサイド、ビス(ω−クロロヘキサノイル)ペルオキ
サイド、ビス(ω−クロロヘプタノイル)ペルオキサイ
ド、ビス(ω−クロロオクタノイル)ペルオキサイド、
ビス(ω−クロロノナノイル)ペルオキサイド、ビス
(ω−クロロデカノイル)ペルオキサイド、ビス(ω−
クロロウンデカノイル)ペルオキサイド、ビス(ペルフ
ルオロ−2−メチル−3−オキサヘキサノイル)ペルオ
キサイド、ビス(ペルフルオロ−2,5−ジメチル−
3,6−ジオキサノナノイル)ペルオキサイド、ビス
(ペルフルオロ−2,5,8−トリメチル−3,6,9
−トリオキサドデカノイル)ペルオキサイド、ビス(ペ
ルフルオロ−2,5,8,11−テトラメチル−3,
6,9,12−テトラオキサペンタデカノイル)ペルオ
キサイド、ビス(ペルフルオロ−2,5,8,11,1
4−ペンタメチル−3,6,9,12,15−ペンタオ
キサオクタデカノイル)ペルオキサイド、ビス(ペルフ
ルオロ−2,5,8,11,14,17−ヘキサメチル
−3,6,9,12,15,18−ヘキサオキサヘンエ
イコサノイル)ペルオキサイド、ビス(ペルフルオロ−
2,5,8,11,14,17,20−ヘプタメチル−
3,6,9,12,15,18,21−ヘプタオキサテ
トラコサノイル)ペルオキサイド、ビス(ペルフルオロ
−2,5,8,11,14,17,20,23−オクタ
メチル−3,6,9,12,15,18,21,24−
オクタオキサヘプタコサノイル)ペルオキサイド、ビス
(ペルフルオロ−2,5,8,11,14,17,2
0,23,26−ノナメチル−3,6,9,12,1
5,18,21,24,27−ノナオキサトリアコンタ
ノイル)ペルオキサイド、等が挙げられる。
る過酸化フルオロアルカノイルにおいて、aが11以上の
場合、あるいはbが9以上の場合、溶媒の存在下におい
て反応させる際に前記一般式(V)にて示される過酸化
フルオロアルカノイルの溶解性が不足するので好ましく
ない。本発明において、過酸化フルオロアルカノイル
(V)を一般式(IV)で示されるフェニルボロン酸誘導
体と反応させるにあたり、前記過酸化フルオロアルカノ
イル(V)と一般式(IV)で示されるフェニルボロン酸
誘導体との仕込みモル比は、1:0.01〜100 が好まし
く、特に1:0.1 〜10であることが望ましい。前記モル
比が0.01未満では、過酸化物の自己分解に起因する生成
物が多量に生成するため工業的にも有効でなく、100 を
超えると目的とするフルオロアルキル基含有フェニルボ
ロン酸の生成量が低くなる傾向にあり、フルオロアルキ
ル基に起因した優れた性質を付与することが困難となる
傾向にある。
り、かつ、反応温度は通常−20〜150℃、好ましくは0
〜100 ℃の範囲である。前記反応温度が−20℃未満では
反応時間が長くなる傾向にあり、逆に150 ℃を超えると
反応時の圧力が高くなり、反応操作が困難であるので好
ましくない。更に反応時間は通常30分〜20日間の範囲で
行うことができるが、実用的には1 〜10時間になるよう
に条件を設定することが望ましい。
において、前記過酸化フルオロアルカノイルと前記フェ
ニルボロン酸誘導体とを反応させることにより、目的の
弗素含有フェニルボロン酸誘導体を直接1段階反応によ
り得ることができるが、前記過酸化フルオロアルカノイ
ルの取扱い及びフルオロアルキル化反応を、より円滑に
行うために溶媒を用いることが好ましい。
好ましく、具体的には、例えば、塩化メチレン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、2−クロロ−1,2−ジブロモ−
1,1,2−トリフルオロエタン、1,2−ジブロモヘ
キサフルオロプロパン,1,2−ジブロモテトラフルオ
ロエタン、1,1−ジフルオロテトラクロロエタン、
1,2−ジフルオロテトラクロロエタン、フルオロトリ
クロロメタン、ヘプタフルオロ−2,3,3−トリクロ
ロブタン、1,1,1,3−テトラクロロテトラフルオ
ロプロパン、1,1,1−トリクロロペンタフルオロプ
ロパン、1,1,2−トリクロロトリフルオロエタン、
1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロ
ロプロパン、1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−
1,3−ジクロロプロパン、ヘキサフルオロイソプロパ
ノール等を用いることができ、特に工業的には1,1,
2,−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタンな
どが有用である。溶媒を使用する場合、通常溶媒中の過
酸化フルオロアルカノイルの濃度が0.5 〜30重量%程度
であることが望ましい。
後、アルカリ性水溶液とジエチルエーテル等の有機溶媒
によって分液し、有機溶媒層を減圧濃縮することによっ
て目的物を得ることが出来る。ここで合成された各種異
性体混合物を更に分離する必要がある場合には、液体ク
ロマトグラフィーによる分取、あるいは水、または各種
有機溶媒による再結晶または再沈澱あるいは蒸留によっ
て目的物を得ることができる。
−アセチル基は、加水分解により脱アセチル化すること
が出来、一般式(II)の化合物を得ることが出来る。脱
アセチル化反応としては、アルカリ処理、酸処理、クレ
メンゼン還元等を利用することが出来る。アルカリ処理
の場合、0.1 〜10NのNaOH、KOH 等を利用することが出
来、反応温度は通常0〜100℃、好ましくは10〜60℃の
範囲である。前記反応温度が0℃未満では反応時間が長
くなる傾向にあり、逆に 100℃を超えると常圧での反応
操作が困難になるので好ましくない。更に反応時間は通
常1分〜20日間の範囲で行うことができるが、実用的に
は1 〜10時間になるように条件を設定することが望まし
い。
等を利用することが出来、反応温度は通常0〜100℃、
好ましくは10〜60℃の範囲である。前記反応温度が0℃
未満では反応時間が長くなる傾向にあり、逆に 100℃を
超えると常圧での反応操作が困難であるので好ましくな
い。更に反応時間は通常1分〜20日間の範囲で行うこと
ができるが、実用的には1〜10時間になるように条件を
設定することが望ましい。
アマルガム等の亜鉛と 0.1〜10NのHCl 等の酸を用いる
ことができる。この場合、通常溶媒として水を用いる
が、試薬の溶解性によってはトルエン等の有機溶媒を用
いることが出来る。反応温度は通常0〜100 ℃、好まし
くは10〜60℃の範囲である。前記反応温度が0℃未満で
は反応時間が長くなる傾向にあり、逆に 100℃を超える
と常圧での反応操作が困難であるので好ましくない。更
に、反応時間は通常1分〜20日間の範囲で行うことがで
きるが、実用的には1〜10時間になるように条件を設定
することが望ましい。
しては、エーテル等の有機溶媒と共に分液処理を行な
い、有機層を減圧濃縮する等の精製をすることが出来
る。また、一般式(III)の化合物は一般式(II)で示さ
れる化合物を(メタ)アクリル化反応することによって
得ることが出来る。この場合(メタ)アクリル化反応と
しては(メタ)アクリル酸とカルボジイミド系等の縮合
剤を用いる方法、(メタ)アクリル酸クロリドを用いる
方法等を例示することが出来る。
リル酸と一般式(II)で示される化合物のモル比は0.01
〜100 の間で用いることが出来るが、好ましくは 0.3〜
3の間で用いることが出来る。前記反応組成比が 0.3以
下あるいは3以上では収率が悪く実用的でない。また、
一般式(II)で示される化合物と縮合剤のモル比は、0.
01〜100 の間で用いることが出来るが、好ましくは 0.3
〜5の間で用いることが出来る。前記反応組成比が 0.3
以下あるいは5以上では収率が悪く実用的でない。この
場合、溶媒としては一般式(II)で示される化合物の溶
解性を考慮して水、または有機溶媒を適宜用いることが
出来る。反応温度は通常−30〜150 ℃、好ましくは4〜
70℃の範囲である。前記反応温度が4℃未満では反応時
間が長くなる傾向にあり、逆に70℃を超えると溶媒の沸
点以上の温度になる場合、常圧での反応操作が困難にな
るので好ましくない。更に反応時間は通常1分〜20日間
の範囲で行うことができるが、実用的には1〜10時間に
なるように条件を設定することが望ましい。
によって沈澱物として除くことが出来、更なる反応物の
精製は水と有機溶媒による分液処理や、再結晶、再沈澱
等の処理を例示することが出来る。また、(メタ)アク
リル酸クロリドを用いる場合、(メタ)アクリル酸クロ
リドと一般式(II)で示される化合物のモル比は0.01〜
100 の間で用いることが出来るが、好ましくは0.5 〜2
の間で用いることが出来る。前記反応組成比が0.5以下
あるいは2以上では工業的に収率が悪く実用的でない。
(メタ)アクリル酸クロリドを用いる場合、トリエチル
アミンなどの脱塩化水素剤を加えるのが好ましい。溶媒
としては一般式(II)で示される化合物の溶解性を考慮
して水や各種有機溶媒を用いることが出来る。反応温度
は−30℃〜90℃の間、好ましくは10〜30℃の範囲であ
る。前記反応温度が10℃未満では、反応時間が長くなる
傾向にあり、逆に30℃を超えると、反応性が高いため、
操作が危険になるので好ましくない。更に反応時間は通
常1分〜20日間の範囲で行うことができるが、実用的に
は1〜10時間になるように条件を設定し、反応が終り次
第、反応物の精製を行うのが望ましい。ここで反応物の
精製は、水と有機溶媒による分液処理や、再結晶、再沈
澱等の処理を例示することが出来る。
酸基を有する弗素含有フェニルボロン酸誘導体は各種モ
ノマーと共重合することが可能であり、重合生成物は再
沈澱法等の公知の方法で精製することが可能である。
体は、新規な化合物であり、本発明の弗素含有フェニル
ボロン酸誘導体は pKa<7が得られ、これは生理的pH=
7.4 で多価水酸基化合物と結合し得る十分な量の-B-(O
H)3 が存在する。また本発明の製造方法は弗素含有フェ
ニルボロン酸誘導体を、短時間で収率良くかつ容易に、
しかも反応触媒及び特殊な装置を使用せずに、1段階反
応により製造することができる。
する。 参考例1 3−アミノフェニルボロン酸1水和物1部をジオキサン
に溶解し、無水酢酸9部を加え、60℃にて、1時間攪拌
した。その後、蒸留水を加えて60℃で更に攪拌し、減圧
濃縮し、水から再結晶を行ない、3−アセトアミドフェ
ニルボロン酸を得た。
酸1部をヘキサフルオロイソプロパノールに溶解し、3
部のビス(ヘプタフルオロブチリル)ペルオキサイドを
加え、室温にて3日間放置した。減圧濃縮後、水と、ト
リクロロトリフルオロエタンにて分画し、水溶分を減圧
濃縮した。生成物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤
外分析、質量分析、及びボロン酸の pKa測定の結果を、
表1に示す。これらの結果より、4(6)−ヘプタフル
オロプロピル−3−アセトアミドフェニルボロン酸が得
られたことを確認した。
ル−3−アセトアミドフェニルボロン酸を2N−塩酸に
て処理することにより、脱アセチル化し、中和後、トリ
フルオロクロロエタン溶分を減圧濃縮し生成物を得た。
生成物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤外分析、質
量分析、及びボロン酸の pKa測定の結果を表1に示す。
これらの結果より、4(6)−ヘプタフルオロプロピル
−3−アミノフェニルボロン酸が得られたことを確認し
た。
ル−3−アミノフェニルボロン酸1部をジメチルスルフ
ォキシドに溶解し、アクリル酸1部、ジシクロヘキシカ
ルボジイミド1部を加えた。1晩攪拌後、副生成物をろ
取し、生成物を水から結晶化させた。生成物の元素分析
(プラズマ発光分析)、赤外分析、質量分析、及びボロ
ン酸の pKa測定の結果を表1に示す。これらの結果よ
り、4(6)−ヘプタフルオロプロピル−3−アクリル
アミドフェニルボロン酸が得られたことを確認した。
ン溶分を、減圧濃縮した。生成物の元素分析(プラズマ
発光分析)、赤外分析、質量分析、及びボロン酸の pKa
測定の結果を表1に示す。これらの結果より、4,6−
ビス(ヘプタフルオロプロピル)−3−アセトアミドフ
ェニルボロン酸が得られたことを確認した。
ロプロピル)−3−アセトアミドフェニルボロン酸を2
N−塩酸にて処理することにより脱アセチル化し、中和
後、トリフルオロトリクロロエタン溶分を減圧濃縮し生
成物を得た。この生成物の元素分析(プラズマ発光分
析)、赤外分析、質量分析、及びボロン酸の pKa測定の
結果を表1に示す。これらの結果より、4,6−ビス
(ヘプタフルオロプロピル)−3−アミノフェニルボロ
ン酸が得られたことを確認した。
ロプロピル)−3−アミノフェニルボロン酸1部をジエ
チルエーテルに溶解し、メタクリル酸クロライド1部を
加えた。1晩攪拌後、減圧濃縮し、水、クロロホルムに
よる分取を行ない生成物を水から結晶化させた。この生
成物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤外分析、質量
分析、及びボロン酸の pKa測定の結果を表1に示すこれ
らの結果より、4,6−ビス(ヘプタフルオロプロピ
ル)−3−メタクリルアミドフェニルボロン酸が得られ
たことを確認した。
(ペルフルオロヘプタノイル)ペルオキサイドに交換し
た以外は、実施例1と同様の方法を用い、生成物を得
た。この生成物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤外
分析、質量分析、及びボロン酸の pKa測定の結果を表1
に示すこれらの結果より、4(6)−ペルフルオロヘキ
シル−3−アセトアミドフェニルボロン酸が得られたこ
とを確認した。
−3−アセトアミドフェニルボロン酸を2N−塩酸にて
処理することにより脱アセチル化し、中和後、トリフル
オロトリクロロエタン溶分を減圧濃縮し生成物を得た。
この生成物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤外分
析、質量分析、及びボロン酸の pKa測定の結果を表1に
示す。これらの結果より、4(6)−ペルフルオロヘキ
シル−3−アミノフェニルボロン酸が得られたことを確
認した。
−3−アミノフェニルボロン酸1部をジエチルエーテル
に溶解し、メタクリル酸クロライド1部を加えた。1晩
攪拌後、減圧濃縮、水、クロロホルムによる、分取を行
ない、生成物を水から結晶化させた。この生成物の元素
分析(プラズマ発光分析)、赤外分析、質量分析、及び
ボロン酸の pKa測定の結果を表1に示すこれらの結果よ
り、4(6)−ペルフルオロヘキシル−3−メタクリル
アミドフェニルボロン酸が得られたことを確認した。
(トリフルオロエチリル)ペルオキサイドに交換した以
外は実施例1と同様の方法を用い、生成物を得た。この
生成物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤外分析、質
量分析、及びボロン酸の pKa測定の結果を表1に示す。
これらの結果より、4(6)−トリフルオロメチル−3
−アセトアミドフェニルボロン酸が得られたことを確認
した。
−3−アセトアミドフェニルボロン酸を2N−塩酸にて
処理することにより脱アセチル化し、中和後、トリフル
オロトリクロロエタン溶分を減圧濃縮し生成物を得た。
この生成物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤外分
析、質量分析、及びボロン酸の pKa測定の結果を表1に
示す。これらの結果より、4(6)−トリフルオロメチ
ル−3−アミノフェニルボロン酸が得られたことを確認
した。
−3−アミノフェニルボロン酸1部をジメチルスルフォ
キシドに溶解し、アクリル酸1部、ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド1部を加えた。1晩攪拌後、副生成物をろ
取し、生成物を水から結晶化させた。この生成物の元素
分析(プラズマ発光分析)、赤外分析質量分析、及びボ
ロン酸の pKa測定の結果を表1に示す。これらの結果よ
り、4(6)−トリフルオロメチル−3−アクリルアミ
ドフェニルボロン酸が得られたことを確認した。
(1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロブチリル)
ペルオキサイドに交換した以外は、実施例1と同様の方
法を用い生成物を得た。この生成物の元素分析(プラズ
マ発光分析)、赤外分析、質量分析、及びボロン酸の p
Ka測定の結果を表1に示す。この結果より、4(6)−
(1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル)
−3−アセトアミドフェニルボロン酸が得られたことを
確認した。
3,3−ヘキサフルオロプロピル)−3−アセトアミド
フェニルボロン酸を2N−塩酸にて処理することにより
脱アセチル化し、中和後、トリフルオロトリクロロエタ
ン溶分を減圧濃縮し生成物を得た。この生成物の元素分
析(プラズマ発光分析)、赤外分析、質量分析、及びボ
ロン酸の pKa測定の結果を表1に示す。これらの結果よ
り、4(6)−(1,1,2,2,3,3−ヘキサフル
オロプロピル)−3−アミノフェニルボロン酸が得られ
たことを確認した。
キサフルオロプロピル)−3−アミノフェニルボロン酸
1部をジエチルエーテルに溶解し、メタクリル酸クロラ
イド1部を加えた。1晩攪拌後、減圧濃縮、水、クロロ
ホルムによる分取を行ない、生成物を水から結晶させ
た。この生成物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤外
分析、質量分析、及びボロン酸の pKa測定の結果を表1
に示す。これらの結果より4(6)−(1,1,2,
2,3,3−ヘキサフルオロプロピル)−3−メタクリ
ルアミドフェニルボロン酸が得られたことを確認した。
(1−クロロ−1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオ
ロブチリル)ペルオキサイドに交換した以外は実施例1
と同様の方法を用い生成物を得た。この生成物の元素分
析(プラズマ発光分析)、赤外分析、質量分析、及びボ
ロン酸の pKa測定の結果を表1に示す。これらの結果よ
り、4(6)−(1−クロロ−1,1,2,2,3,3
−ヘキサフルオロプロピル)−3−アセトアミドフェニ
ルボロン酸が得られたことを確認した。
2,3,3−ヘキサフルオロプロピル)−3−アセトア
ミドフェニルボロン酸を2N−塩酸にて処理することに
より脱アセチル化し、中和後、トリフルオロトリクロロ
エタン溶分を減圧濃縮し生成物を得た。この生成物の元
素分析(プラズマ発光分析)、赤外分析、質量分析、及
びボロン酸の pKa測定の結果を表1に示す。これらの結
果より、4(6)−(1−クロロ−1,1,2,2,
3,3−ヘキサフルオロプロピル)−3−アミノフェニ
ルボロン酸が得られたことを、確認した。
1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル)−3−
アミノフェニルボロン酸1部をジメチルスルフォキシド
に溶解し、アクリル酸1部、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド1部を加えた。1晩攪拌後、副生成物をろ取し、
生成物を水から結晶化させた。この生成物の元素分析
(プラズマ発光分析)、赤外分析、質量分析、及びボロ
ン酸の pKa測定の結果を表1に示す。これらの結果よ
り、4(6)−(1−クロロ−1,1,2,2,3,3
−ヘキサフルオロプロピル)−3−アクリルアミドフェ
ニルボロン酸が得られたことを確認した。
(ペルフルオロ−2,5,8−トリメチル−3,6,9
−トリオキサドデカノイル)ペルオキサイドに交換した
以外は実施例1と同様の方法を用い、次に示す生成物を
得た。この生成物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤
外分析、質量分析、及びボロン酸の pKa測定の結果を表
1に示す。これらの結果より4(6)−(ペルフルオロ
−1,4,7−トリメチル−2,5,8−トリオキサウ
ンデシル)−3−アセトアミドフェニルボロン酸が得ら
れたことを確認した。
1,4,7−トリメチル−2,5,8−トリオキサウン
デシル)−3−アセトアミドフェニルボロン酸を2N−
塩酸にて処理することにより、脱アセチル化し、中和
後、トリフルオロトリクロロエタン溶分を減圧濃縮し生
成物を得た。この生成物の元素分析(プラズマ発光分
析)、赤外分析、質量分析、及びボロン酸の pKa測定の
結果を表1に示す。これらの結果より4(6)−(ペル
フルオロ−1,4,7−トリメチル−2,5,8−トリ
オキサウンデシル)−3−アミノフェニルボロン酸が得
られたことを確認した。
1,4,7−トリメチル−2,5,8−トリオキサウン
デシル)−3−アミノフェニルボロン酸1部をジメチル
スルフォキシドに溶解し、アクリル酸1部、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド1部を加えた。1晩攪拌後、副生
成物をろ取し、生成物を水から結晶化させた。この生成
物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤外分析、質量分
析、及びボロン酸の pKa測定の結果を表1に示す。これ
らの結果より4(6)−(ペルフルオロ−1,4,7−
トリメチル−2,5,8−トリオキサウンデシル)−3
−アクリルアミドフェニルボロン酸が得られたことを確
認した。
に交換した以外は実施例1と同様の方法を用い、生成物
を得た。この生成物の元素分析(プラズマ発光分析)、
赤外分析、質量分析、及びボロン酸の pKa測定の結果を
表1に示す。これらの結果より4(6)−ヘプタフルオ
ロプロピルフェニルボロン酸が得られたことを確認し
た。
に交換し、ビス(ヘプタフルオロブチリル)ペルオキサ
イドをビス(1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロ
ブチリル)バーオキサイドに交換した以外は実施例1と
同様の方法を用い生成物を得た。この生成物の元素分析
(プラズマ発光分析)、赤外分析、質量分析、及びボロ
ン酸の pKa測定の結果を表1に示す。これらの結果よ
り、4(6)−1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオ
ロプロピルフェニルボロン酸が得られたことを確認し
た。
に交換し、ビス(ヘプタフルオロブチリル)ペルオキサ
イドをビス(1−クロロ−1,1,2,2,3,3−ヘ
キサフルオロブチリル)ペルオキサイドに交換した以外
は実施例1と同様の方法を用い生成物を得た。この生成
物の元素分析(プラズマ発光分析)、赤外分析、質量分
析、及びボロン酸の pKa測定の結果を表1に示す。これ
らの結果より、4(6)−1−クロロ−1,1,2,
2,3,3−ヘキサフルオロプロピルフェニルボロン酸
が得られたことを確認した。
に交換し、ビス(ヘプタフルオロブチリル)ペルオキサ
イドをビス(ペルフルオロ−2,5,8−トリメチル−
3,6,9−トリオキサドデカノイル)ペルオキサイド
に交換した以外は、実施例1と同様の方法を用い、生成
物を得た。この生成物の元素分析(プラズマ発光分
析)、赤外分析、質量分析、及びボロン酸の pKa測定の
結果を表1に示す。
ロ−1,4,7−トリメチル−2,5,8−トリオキサ
ウンデシルフェニルボロン酸が得られたことを確認し
た。
Claims (4)
- 【請求項1】下記一般式(I) 【化1】 (式中RF は−CaF2aX(XはF、H、またはCl)、
または−CF(CF3)[OCF2CF(CF3)]bOC3F7
を示し、aは1から10の整数、bは0から8の整数、c
は1から2の整数を示す)で表されるフェニルボロン酸
誘導体。 - 【請求項2】下記一般式(II) 【化2】 (式中RF は−CaF2aX(XはF、H、またはCl)、
または−CF(CF3)[OCF2CF(CF3)]bOC3F7
を示し、aは1から10の整数、bは0から8の整数、c
は1から2の整数を示す)で表されるフェニルボロン酸
誘導体。 - 【請求項3】下記一般式(III) 【化3】 (式中R1は−NH−CO−CH=CH2、または−NH
−CO−C(CH3)=CH2を示し、 RFは−CaF2aX (XはF、H、またはCl)、または−
CF(CF3)[OCF2CF(CF3)]bOC3F7を示し、a
は1から10の整数、bは0から8の整数、cは1から2
の整数を示す)で表されるフェニルボロン酸誘導体。 - 【請求項4】下記一般式(IV) 【化4】 で表される3−アセトアミドフェニルボロン酸と下記一
般式(V) 【化5】 (式中RFは−CaF2aX(XはF、H、またはCl)、ま
たは−CF(CF3)[OCF2CF(CF3)]bOC3F7を示
し、aは1から10の整数、bは0から8の整数、cは1
から2の整数を示す)で表される過酸化フルオロアルカ
ノイルとを反応させることを特徴とする請求項1に記載
のフェニルボロン酸誘導体の製造方法。
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