JP3256410B2 - パーキングブレーキ用操作レバー - Google Patents

パーキングブレーキ用操作レバー

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JP3256410B2
JP3256410B2 JP13388895A JP13388895A JP3256410B2 JP 3256410 B2 JP3256410 B2 JP 3256410B2 JP 13388895 A JP13388895 A JP 13388895A JP 13388895 A JP13388895 A JP 13388895A JP 3256410 B2 JP3256410 B2 JP 3256410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一端部が筒状とされ他
端部がパーキングブレーキを作動させる部材に接続され
た操作レバー本体と、この操作レバー本体の一端部に圧
入されることにより当該一端部に固定されて当該一端部
を覆うグリップ部と、を有するパーキングブレーキ用操
作レバーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、パーキングブレーキ用操作レバーの操作部(筒状
部)には、樹脂製かつ円筒状のグリップが圧入により固
定されている。なお、この種の構造の一例としては、実
開平2−38368号公報を挙げることができる。
【0003】しかしながら、上記公報に開示された構成
による場合、パーキングブレーキ用操作レバーの操作部
(筒状部)の外径寸法が設定値よりも大きかった場合、
グリップを操作部に圧入固定する際の圧入荷重が大きく
なる。さらには、車室内温度の上昇、下降に伴うグリッ
プの熱履歴による収縮が発生して圧入荷重+αの応力が
グリップに発生することも考えられる。このため、グリ
ップの弱い部位に歪みが発生し、グリップではこれを吸
収することができないためにグリップに割れ等の破損が
生じるおそれがある。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、グリップ部を
レバーに圧入固定する際の圧入荷重が大きい場合であっ
ても、グリップ部に破損が生じることがないパーキング
ブレーキ用操作レバーを得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端部が筒状
とされ、他端部がパーキングブレーキを作動させる部材
に接続された操作レバー本体と、この操作レバー本体の
一端部に圧入されることにより、当該一端部に固定され
て当該一端部を覆うグリップ部と、を有するパーキング
ブレーキ用操作レバーであって、前記操作レバー本体
一端部及び前記グリップ部のいずれか一方には、その軸
方向に延びて相互に連通された幅広部と狭幅部とから成
スリット設けられており、前記操作レバー本体の一
端部及び前記グリップ部の他方には、前記スリットの幅
広部に係合可能な係合部設けられている、ことを特徴
としている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、グリップ部を操作レバー本
体の一端部に圧入して固定する際の圧入荷重が大きい場
合には、当該一端部が幅広部及び狭幅部から成るスリッ
トのスリット幅を狭める方向(又はグリップ部がスリッ
トのスリット幅を広げる方向)へ変形して、このときの
圧入荷重を吸収する。このため、グリップ部に割れ等の
破損が生じることはない。
【0007】また、操作レバー本体及びグリップ部のい
ずれか一方にスリットを設けたことにより、パーキング
ブレーキ用操作レバーの操作の際に圧入荷重が低下して
グリップが操作レバー本体の一端部回りに回転すること
も考えられるが、スリットの幅広部には操作レバー本体
及びグリップ部の他方に設けられた係合部が係合されて
いるいるため、グリップ部が操作レバー本体の一端部の
軸線回りに回転することはない。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図4を用いて、本発明の一実施
例について説明する。
【0009】図4には、パーキングブレーキ装置10の
全体構成が斜視図にて示されている。この図に示される
ように、パーキングブレーキ装置10は、支軸回りに上
下方向へ回転可能に車体側に支持された操作レバー12
を備えている。操作レバー12の後端部12A(図1
(A)参照)には、後輪の制動力発生部を操作するため
のケーブル14の前端ワイヤ16が連結されている。従
って、操作レバー12を支軸回りに上方へ回転させると
(引き込むと)、前端ワイヤ16及びケーブル14を介
して後輪の制動力発生部が作動状態となる。
【0010】ここで、図1(A)には操作レバー12の
側面図が示されており、又図1(B)には操作レバー1
2の前端部12Bの底面図が示されており、更に図1
(C)及び図1(D)には操作レバー12の適宜断面図
が示されている。なお、操作レバー12は、金属製とさ
れている。これらの図に示されるように、操作レバー1
2の前端部12Bは筒状に形成されており、更にその底
部周面には操作レバー12の軸方向に延びるスリット1
8が形成されている。このスリット18は、前端部12
Bの先端側ではスリット幅が比較的広い幅広部18Aと
されており(図1(B)、(C)参照)、前端部12B
の中間部ではスリット幅が比較的狭い狭幅部18Bとさ
れている(図1(B)、(D)参照)。
【0011】上述した操作レバー12の前端部12Bに
は、図2及び図3に示される樹脂製のグリップ20が圧
入により固定されている。これらの図に示されるよう
に、グリップ20の軸心部には、操作レバー12を挿入
させるための貫通孔22が形成されている。貫通孔22
は大径部22Aと小径部22Bとから成り、操作レバー
12は大径部22A内へ挿入されるがその挿入量は大径
部22Aと小径部22Bとの段部に当接するまでとされ
ている。また、小径部22B内へは、操作レバー12の
ロック解除用とされる操作ノブ24(図3(D)参照)
が突出した状態で配置されるようになっている。
【0012】上述した操作ノブ24の貫通孔22の底部
内周面側には、前述したスリット18に対応する一条の
凹部26が形成されている。この凹部26の先端両側に
は、一対の突部28が軸心側へ突出形成されている。そ
して、これらの突部28が操作レバー12のスリット1
8の幅広部18Aの内側に係合されており、グリップ2
0の操作レバー12に対する回り止めがなされている。
なお、後述する如く、操作レバー12がスリット18を
狭める方向へ弾性変形する際のことを考慮すると、突部
28と操作レバー12のスリット18の幅広部18Aの
内側の端部との間には若干のクリアランスが設定されて
いることが好ましい。
【0013】さらに、上記構成に加え、前述した操作ノ
ブ24の底部周面側には突起30(図3(D)参照)が
半径方向へ突出形成されており、この突起30が凹部2
6内へ嵌合されることにより操作ノブ24のグリップ2
0に対する回り止めがなされている。
【0014】次に、本実施例の作用並びに効果を説明す
る。グリップ20を操作レバー12の前端部12Bに固
定させるには、操作レバー12の前端部12Bにグリッ
プ20を圧入させればよい。なお、前述した如く、操作
レバー12の前端部12Bはグリップ20の貫通孔22
の大径部22A内へ挿入される。このとき、グリップ2
0の圧入荷重が大きい場合には、操作レバー12の前端
部12Bがスリット18が狭まる方向へ弾性変形するこ
とにより、このときの過剰な圧入荷重が吸収される。従
って、樹脂製のグリップ20に過度の応力が発生するこ
とはない。
【0015】一方、操作レバー12の前端部12Bにス
リット18を形成したことにより、グリップ20の圧入
荷重が低下してグリップ20が操作レバー12の前端部
12B回りに回転することが考えられる。しかし、本実
施例では、操作レバー12のスリット18の幅広部18
Aにグリップ20に設けた一対の突部28が係合されて
いるので、グリップ20が操作レバー12の前端部12
B回りに回動することもない。
【0016】なお、操作ノブ24にあっても、その突起
30がグリップ20の凹部26内へ嵌合されているの
で、操作ノブ24がグリップ20回りに回動することも
ない。
【0017】このように本実施例では、操作レバー12
の前端部12Bにスリット18を形成したので、グリッ
プ20を当該前端部12Bに圧入させる際の圧入荷重が
過大である場合においても、グリップ20に割れ等の破
損が生じるのを防止することができる。さらに、車室内
温度が上昇してグリップ20が熱収縮した場合には、ス
リット18のスリット幅が狭まることでこれを吸収する
ことができるので、このような場合においてもグリップ
20に割れ等の破損が生じるのを防止することができ
る。
【0018】また、本実施例では、操作レバー12のス
リット18にグリップ20の一対の突部28を係合させ
たので、スリット18を形成したことによって圧入荷重
が低下した場合においても、グリップ20が操作レバー
12の前端部12B回りに回動することはなく、グリッ
プ20の圧入状態を確実に維持することができる。
【0019】なお、本実施例では、操作レバー12の前
端部12Bにスリット18を形成すると共に、グリップ
20にスリット18に係合可能な突部28を形成した
が、これに限らず、グリップ20にスリットを形成する
と共に、操作レバー12の前端部12Bにスリットに係
合可能な突部を形成してもよい。この場合にあっても、
本実施例と同様の効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るパーキ
ングブレーキ用操作レバーは、操作レバー本体の一端部
及びグリップ部のいずれか一方にその軸方向に延びて相
互に連通された幅広部と狭幅部とから成るスリットを設
けたので、グリップ部をレバーに圧入固定する際の圧入
荷重が大きい場合であっても、グリップ部に破損が生じ
ることがないという優れた効果を有する。
【0021】さらに、本発明に係るパーキングブレーキ
用操作レバーは、操作レバー本体の一端部及びグリップ
部の他方にスリットの幅広部に係合可能な係合部を設け
たので、スリットを形成したことによって圧入荷重が低
下した場合においても、グリップ部の圧入状態を確実に
維持することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は操作レバーの側面図であり、(B)は
操作レバーの前端部の底面図であり、(C)は(A)の
C−C線断面図であり、(D)は(A)のD−D線断面
図である。
【図2】操作レバーの前端部に圧入固定されるグリップ
の側面図である。
【図3】(A)は図2の3A−3A線断面図であり、
(B)は図2の3B−3B線断面図であり、(C)は図
2の3C−3C線断面図であり、(D)はグリップに操
作ノブが装着された状態の(B)に対応する断面図であ
る。
【図4】本実施例に係るパーキングブレーキ装置を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 パーキングブレーキ装置 12 操作レバー(操作レバー本体) 12A 後端部(他端部) 12B 前端部(一端部) 16 前端ワイヤ(パーキングブレーキを作動させる
部材) 18 スリット18A 幅広部 18B 狭幅部 20 グリップ(グリップ部) 28 突部(係合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−82143(JP,U) 実開 昭59−92916(JP,U) 実開 平3−44712(JP,U) 実開 平6−27400(JP,U) 実開 昭62−48721(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 7/10 G05G 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部が筒状とされ、他端部がパーキン
    グブレーキを作動させる部材に接続された操作レバー本
    体と、 この操作レバー本体の一端部に圧入されることにより、
    当該一端部に固定されて当該一端部を覆うグリップ部
    と、 を有するパーキングブレーキ用操作レバーであって、 前記操作レバー本体の一端部及び前記グリップ部のいず
    れか一方には、その軸方向に延びて相互に連通された幅
    広部と狭幅部とから成るスリット設けられており、 前記操作レバー本体の一端部及び前記グリップ部の他方
    には、前記スリットの幅広部に係合可能な係合部設け
    られている、 ことを特徴とするパーキングブレーキ用操作レバー。
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JP5414732B2 (ja) * 2011-04-20 2014-02-12 豊田鉄工株式会社 操作レバーのグリップ
JP5689021B2 (ja) * 2011-05-16 2015-03-25 豊田鉄工株式会社 操作レバーのグリップ
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