JP3255241B2 - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

Info

Publication number
JP3255241B2
JP3255241B2 JP23540792A JP23540792A JP3255241B2 JP 3255241 B2 JP3255241 B2 JP 3255241B2 JP 23540792 A JP23540792 A JP 23540792A JP 23540792 A JP23540792 A JP 23540792A JP 3255241 B2 JP3255241 B2 JP 3255241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
heating element
substrate
thermal head
protective resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23540792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0655755A (ja
Inventor
一雅 白石
聡 茂木
恭一 高橋
幸蔵 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP23540792A priority Critical patent/JP3255241B2/ja
Priority to US07/981,013 priority patent/US5428373A/en
Priority to EP19920460031 priority patent/EP0544607A3/en
Publication of JPH0655755A publication Critical patent/JPH0655755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3255241B2 publication Critical patent/JP3255241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録あるいは熱転
写記録に使用するサーマルヘッドに係り、特に、券売
機、プリペ−ドカ−ド、バ−コ−ドプリンタ等に用いる
場合に好適なサ−マルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図2
(A)、(B)、(C)はそれぞれ従来の感熱記録ある
いは熱転写記録に使用する平面型サーマルヘッドの一例
を示す側面図である。図2(A)に示すように、該サ−
マルヘッドは、発熱体列1を表面に形成したアルミナ等
からなるセラミック製基板3と、発熱体駆動用IC2を
表面に搭載した外部接続用の印刷配線基板4とを、アル
ミニウム板等でなるヒートシンク5上に接着により、あ
るいはビスもしくはリベット等の適宜の固定具を用いて
取付けた構造を有している。
【0003】前記IC2は、前記外部接続用の印刷配線
基板4の表面の導体と、前記発熱体列形成基板3上のリ
−ド電極とに対してそれぞれボンディングワイヤ15で
電気的に接続され、該IC2はボンディングワイヤ15
と共に保護樹脂9で覆われている。保護樹脂9はボンデ
ィングワイヤ15を保護するために、熱膨張率の異なる
基板3と基板4とをまたいで形成されるので、保護樹脂
9の熱硬化に伴う膨張、収縮による樹脂9の剥離や無理
な応力の発生等を防止するため、硬化後も柔軟性を有す
るシリコン等の軟質の材料が使用される。また、被印刷
物10の送りをガイドし、かつ、被印刷物10と保護樹
脂9との接触を防止して被印刷物10がスム−ズに送ら
れるように、IC2保護用カバ−12がビス7等の固定
具を用いて取付けられている。なお8は外部接続用コネ
クタ、11は被印刷物10を送るプラテンロ−ラをそれ
ぞれ示している。
【0004】図2(B)は上記例に対して、発熱体駆動
用IC2の電気的接続にボンディングワイヤを使用せ
ず、下面に半田付け部を有するフリップチップ型に変
え、発熱体列形成基板3側に搭載した例である。
【0005】しかし、上記のような平面型サーマルヘッ
ドは、発熱体列1に被印刷物10を押しつけるプラテン
ロ−ラ11が前記カバ−12と干渉しないように、カバ
−12を発熱体列1からある程度離す必要があるため、
該基板3を横方向(紙面の左右方向)に長くする必要が
あり、小形化できなかった。また、基板3上への発熱体
列1の形成には、スパッタリングによる薄膜形成工程が
あり、このスパッタリング工程においては、一度にベル
ジャ内に収容できる基板3の個数は基板のサイズにより
決まるので、基板3が大きくなると基板個数が少なくな
り、一個あたりのスパッタリング加工費が高くなり、基
板3のコストを低減できなかった。
【0006】また、樹脂9は硬化による高さのばらつき
があるため、カバー12はそのばらつきを考慮して高さ
を設定する必要があるので、樹脂9とカバー12との間
に余裕を持たせて、若干の隙間を有して覆う必要があ
る。このため、カバ−12が発熱体列1よりかなり上方
に突出することとなり、被印刷物10がカ−ド等の固い
ものである場合、カバ−12につかえて印刷や送りに支
障をきたすという問題点があった。
【0007】このため、図2(C)に示すように保護樹
脂9Aとしてエポキシ樹脂等の硬質樹脂を使用し(保護
樹脂9Aは基板3側のみに形成するため、硬質樹脂の使
用が可能)、カバ−12を廃止したものが開発されてい
る。しかしこの従来構造においても、保護樹脂9Aは硬
化中に形状が変わるので、硬化後の位置、高さを規制で
きず、プラテンロ−ラ11あるいは被印刷物10と干渉
し、また、被印刷物10がつかえて印刷や送りに支障を
きたすことがあるという問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点に鑑み、安価に生
産でき、また、被印刷物の送りをスム−ズに行え、大型
のプラテンが使用可能となるサーマルヘッドを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、発熱体列形成基板又は外部接続用基板のい
ずれかに発熱体駆動用ICを搭載するサ−マルヘッドに
おいて、発熱体駆動用ICを熱硬化性の保護樹脂で覆
い、IC保護用カバ−を前記保護樹脂と一体をなすよう
に固着して前記基板に固定し、前記発熱体列形成基板に
凸部を設け、該凸部上に発熱体列を形成し、前記カバ−
を該発熱体列の高さ以下に設定する。
【0010】
【作用】本発明は、上記構成のように、カバ−を保護樹
脂等と一体をなすように固着して基板に固定したので、
樹脂等とカバ−との間が密着し、両者間に隙間が形成さ
れず、形成される樹脂等の厚みはカバー形状によって決
定される。
【0011】
【実施例】図1は本発明によるサーマルヘッドの一実施
例の側面図であり、本例のサーマルヘッドは、前述の従
来例の平面型ヘッドと同様に発熱体列1を表面に形成し
たアルミナ等からなるセラミック製発熱体列形成基板
と、発熱体駆動用IC2を表面に搭載した外部接続用
の印刷配線基板4とを、アルミニウム板等でなるヒート
シンク5上に取付け、また、発熱体駆動用IC2も同様
に、ボンディングワイヤ15で電気的に接続している。
【0012】IC2保護用カバ−12は、IC2及びボ
ンディングワイヤ15を覆って塗布した熱硬化性の保護
樹脂9が硬化する前に密着させて、保護樹脂9の硬化に
より印刷配線基板4に固着する。なお、本発明において
は、保護樹脂9として柔軟性を有するシリコン等の軟質
材料が使用される。
【0013】このように、カバ−12を保護樹脂9と密
着させて印刷配線基板4に固定し、保護樹脂9の高さが
カバ−12の形状によって決定される構造としたので、
カバ−12を低くできる。これによりカバ−12がプラ
テンロ−ラ(図示せず)に干渉しない範囲でカバ−12
を発熱体列1に近づけて配置でき、発熱体列1形成基板
3を短くすることができ、サーマルヘッドの小形化が図
れる。また、一度に多数の基板3をスパッタリング等に
より成膜できるようになるので、基板3を安価に作製で
きる。
【0014】また、本実施例においては、保護樹脂9を
カバー12の基板への接着剤に兼用しているので、ビス
等のカバ−12を固定するための固定具が廃止でき、カ
バ−12の固定工数も減少でき、サ−マルヘッドのコス
トダウンを図ることができる。
【0015】また、基板3Aに突状部aを有するものを
使用し、発熱体列1を基板3Aの頂部に形成し、カバ−
12を該発熱体列1の高さ以下に設定したものであり、
本実施例によれば、カバー12がカ−ド等硬い被印刷物
10の送りの妨げとならず、硬いものにも円滑に印刷で
きる。また、サーマルヘッドのサイズを大きくすること
なくプラテンロ−ラの直径を大きくすることが可能とな
ると共に、プラテンローラの直径を自由に設定可能とな
るので、印画装置の設計の自由度が増す。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、カバ−形状自体で樹脂
の高さを規定する構造であり、カバ−の高さを低くする
ことができ、プラテン径の大きなものが使用可能にな
る。また、カバ−を発熱体列に近づけて配置でき、発熱
体列形成基板を短くすることができるので、サ−マルヘ
ッドの小形化が達成される。また、発熱体列形成基板の
小形化により、一度に多くの成膜ができる上、ビス等の
カバ−固定具が廃止でき、カバ−固定工数も減少できる
ので、サ−マルヘッドを安価に製造できる。
【0017】また、発熱体列形成基板に凸部を設け、該
凸部上に発熱体列を形成し、カバ−を該発熱体列の高さ
以下に設定したので、カ−ド等硬い被印刷物にも円滑に
印刷できる。また、サーマルヘッドのサイズを大きくす
ることなくプラテンロ−ラの直径を大きくすることが可
能となると共に、プラテンローラの直径を自由に設定可
能となるので、印画装置の設計の自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサーマルヘッドの一実施例の側面
である
【図2】(A)、(B)、(C)はそれぞれ従来の感熱
記録あるいは熱転写記録に使用する平面型サーマルヘッ
ドの一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1:発熱体列、2:IC、3A:基板、4:印刷配線基
板、5:ヒートシンク、9、9A:保護樹脂、10:被
印刷物、11:プラテンロ−ラ、12:カバ−、15:
ボンディングワイヤ、a:突状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前原 幸蔵 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィ−ディ−ケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−361079(JP,A) 特開 昭62−156973(JP,A) 特開 平3−87270(JP,A) 特開 平5−177854(JP,A) 実開 昭62−139633(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/335 B41J 2/345

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱体列形成基板又は外部接続用基板のい
    ずれかに発熱体駆動用ICを搭載するサ−マルヘッドに
    おいて、 発熱体駆動用ICを保護樹脂で覆い、 IC保護用カバ−を前記保護樹脂と一体をなすように固
    着して前記基板に固定し、 前記発熱体列形成基板に凸部を設け、該凸部上に発熱体
    列を形成し、 前記カバ−を該発熱体列の高さ以下に設定した ことを特
    徴とするサーマルヘッド。
JP23540792A 1991-11-26 1992-08-11 サーマルヘッド Expired - Lifetime JP3255241B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23540792A JP3255241B2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 サーマルヘッド
US07/981,013 US5428373A (en) 1991-11-26 1992-11-24 Thermal head for thermal recording or thermal transfer recording and method of manufacturing the same
EP19920460031 EP0544607A3 (en) 1991-11-26 1992-11-24 Thermal recording head and method of manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23540792A JP3255241B2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 サーマルヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0655755A JPH0655755A (ja) 1994-03-01
JP3255241B2 true JP3255241B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=16985641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23540792A Expired - Lifetime JP3255241B2 (ja) 1991-11-26 1992-08-11 サーマルヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3255241B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005205839A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Alps Electric Co Ltd サーマルヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0655755A (ja) 1994-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4841120A (en) Thermal head
JP3255241B2 (ja) サーマルヘッド
US5428373A (en) Thermal head for thermal recording or thermal transfer recording and method of manufacturing the same
JP3103551B2 (ja) サーマルプリントヘッド
JP2507989B2 (ja) サ−マルヘツドの製造方法
JPH10297011A (ja) サーマルプリントヘッドおよび記録装置
JP2843168B2 (ja) サーマルヘッド及びその製造方法
JP2789418B2 (ja) サーマルヘッド
JP2676026B2 (ja) サーマルヘッド
JPH06210884A (ja) サーマルヘッド
JPS6149859A (ja) サ−マルヘツド
JPH05318790A (ja) サーマルヘッド
JP2843169B2 (ja) サーマルヘッド及びサーマルプリンタ
JP3067487B2 (ja) 機能素子駆動装置
JPS62156973A (ja) 電子装置
JP3126874B2 (ja) サーマルプリントヘッド
JPH0939281A (ja) 熱印字ヘッド
JP4283506B2 (ja) サーマルヘッド
JP2788562B2 (ja) サーマルヘッド
JPS61268464A (ja) サ−マルプリントヘツド
JP2535032Y2 (ja) サーマルプリントヘッド
JPH05116361A (ja) サーマルヘツド
JPH04126858U (ja) 厚膜型サーマルヘツド
KR930000704B1 (ko) 고해상도 감열기록 소자를 위한 구동집적회로의 탑재방법
JP3169671B2 (ja) サーマルヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 11