JP3254418B2 - 車両用防眩ミラー - Google Patents

車両用防眩ミラー

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JP3254418B2 JP02158898A JP2158898A JP3254418B2 JP 3254418 B2 JP3254418 B2 JP 3254418B2 JP 02158898 A JP02158898 A JP 02158898A JP 2158898 A JP2158898 A JP 2158898A JP 3254418 B2 JP3254418 B2 JP 3254418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
インナーミラーの角度をワンタッチ操作で切り換えるこ
とにより、通常位置、防眩位置を容易に変更可能な車両
用防眩ミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】夜間に車両を運転している際には、後続
車両からのヘッドライト光がインナーミラーに反射して
直接運転者の視野に入るので、運転者は幻惑されること
があり、運転の安全性を損なう場合がある。そこで、従
来より後続車両のヘッドライトによる幻惑を防止するた
めに、インナーミラーの鏡面をプリズム鏡にて構成し、
ワンタッチ操作でインナーミラーの角度を切り換えるこ
とにより、昼間時には通常状態として後方視野をそのま
ま反射させ、夜間時には角度を切り換えることにより鏡
面による反射率を低減させる方法が多く採用されてい
る。
【0003】このような車両用防眩ミラーの従来例とし
て、例えば、特開昭53−87440号公報(以下、従
来例という)に記載されたものが知られている。図9は
該従来例に記載された車両用防眩ミラーの構成を示す断
面図であり、同図に示されるように、この車両用防眩ミ
ラーは熱可塑性のケース101と、このケース101の
前面に搭載されるプリズム鏡102と、車両側に固定さ
れたステー103に対して球状継ぎ手にて遊動可能に係
止され、ケース101全体を2位置に傾動させるトグル
型の作動器104とにより構成されている。
【0004】そして、運転者が作動器104のつまみ部
分104aを持って前後方向に切り換えることにより、
ケース101ひいてはプリズム鏡102が傾動するの
で、この傾斜により反射率が切り換えられ、通常状態と
防眩状態とを容易に切り換えることができるようになっ
ている。
【0005】ここで、上記した従来例に係る車両用防眩
ミラーでは、以下に示す如くの問題点が発生している。
即ち、当該防眩ミラーを組み付ける際に、まず最初にケ
ース101に防眩切り換え部となる作動器104を填め
込んだ後プリズム鏡102を填め込むので、この填め込
み作業の際にはケース101に熱を加えて変形させてか
らプリズム鏡102を取り付ける必要がある。また、ト
グル型作動器104はケース101の上面部と下面部と
を広げる方向に付勢するので、ケース101には常時こ
の力が作用することになる。従って、夏期には直射日光
の照射により車内温度が著しく上昇することがあり、こ
の熱によりケース101が上下方向に広がってしまい、
プリズム鏡102の端面が露出するという問題が発生す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
における車両用防眩ミラーにおいては、プリズム鏡10
2を填め込む時にケース101全体に熱を加える必要が
あるので、作業性が悪いという欠点がある。更に、トグ
ル作動器104により、ケース101は常時上下に広が
る方向に力が作用しているので、車内温度が上昇した場
合には、プリズム鏡102の端面が露出してしまうとい
う問題が発生していた。
【0007】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、プリズム鏡の取り付け作業を容易とし、かつ、車内
温度が上昇した場合においてもケースが上下方向に広が
らないようにした車両用防眩ミラーを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、車両本体に固定され
たステーに対して上下、左右方向に傾動可能に取り付け
られ、且つ、ワンタッチ操作でミラー角度を2位置に切
り換え可能とすることにより、通常位置、及び防眩位置
に設定可能な車両用防眩ミラーにおいて、前記ステーと
は球状継ぎ手により連結されるカバーと、前面にミラー
が設置され前記カバーに対して上辺部を軸として切り換
え可能に係止されるボデーと、操作レバーと、クリップ
バネと、から構成され、前記ボデーは、前面側と背面側
とを仕切るための中間壁を有し、且つ、該中間壁よりも
背面側に、クリップバネの付勢力によりトグル式に動作
して前側、後側のいずれかに傾動可能な操作レバーを配
置し、該操作レバーを操作することにより前記カバーに
対して前記ボデーを通常位置及び防眩位置の2位置にて
固定可能としたことが特徴である。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、前記操作
レバーはボデー側又はカバー側に係止され、前記クリッ
プバネはカバー側又はボデー側に係止され、且つ、当該
操作レバーとクリップバネとの係合にてクリップバネが
変形することにより生じる付勢力により、カバーに対し
てボデーを通常位置、及び防眩位置の2位置に切り換え
て固定し得る構成とされ、操作レバーとクリップバネと
の係合を取り外すことにより、該操作レバー、クリップ
バネ及びカバーを前記ボデーに対して着脱可能としたこ
とを特徴とする。請求項3に記載の発明は、前記カバー
又はボデーの上辺部には長手方向に沿ってスリットが形
成された傾動軸受けが該上辺部に沿って形成され、前記
ボデー又はカバーの上辺部には前記傾動軸受けに対して
無理填めして軸支される傾動軸が形成され、当該傾動軸
は傾動軸受けに対して前記スリットを介して着脱可能と
されたことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、車両本体に固定
されたステーに対して上下、左右方向に傾動可能に取り
付けられ、且つ、ワンタッチ操作でミラー角度を2位置
に切り換え可能とすることにより、通常位置、及び防眩
位置に設定可能な車両用防眩ミラーにおいて、前記ステ
ーとは球状継ぎ手により連結されるカバーと、前記カバ
ーに対して上辺部を軸として切り換え可能に係止される
ボデーと、操作レバーと、クリップバネと、から構成さ
れ、前記ボデーは、前面側に搭載されるプリズム鏡と、
背面側上部に形成され前記カバーに対して傾動する際の
支点となる傾動軸と、前面側と背面側との中間位置に前
記プリズム鏡と略平行に配置される中間壁と、該中間壁
の背面に形成されたレバー用軸受と、を有し、前記カバ
ーは、前面上側に形成され前記傾動軸を軸支する傾動軸
受と、前面中央部から下部に形成される第1のクリップ
バネ軸受け、第2のクリップバネ軸受け、及び第3のク
リップバネ軸受けと、を有し、前記クリップバネは両端
が前記第1のクリップバネ軸受に軸支され、側辺部が第
2にクリップバネ軸受けに軸支され、且つ、中間部両端
が第3のクリップバネ軸受けに軸支され、前記操作レバ
ーは、上辺にクリップバネ押圧溝及び側方に突起したレ
バー軸を有し、該レバー軸は前記レバー用軸受に軸支さ
れ、且つクリップバネ押圧溝にてトグル式に前記クリッ
プバネを付勢させ、該付勢力によりカバーに対してボデ
ーを2位置に切り換えて固定可能とし、且つこの付勢力
は中間壁よりも前面に配されたプリズム鏡側が広がる方
向には作用しないことを特徴とする。
【0011】上述の如く構成された本発明の車両用防眩
ミラーによれば、ミラー全体がボデーとカバーとに大別
して構成され、ボデーをミラーに填め合わせる構成とな
っているので、予め鏡面をボデーの前面に組み込むこと
ができ、ボデーに熱を加えながら填め込む等の面倒な作
業を省略することができる。また、ボデーの前面側及び
背面側を仕切るように中間壁が形成されており、該中間
壁の前面側に鏡面が取り付けられ、中間壁の背面側にク
リップバネと操作レバーによるトグル操作器が搭載され
るので、トグル動作の際に作用する付勢力はボデーの鏡
面が取り付けられた部位には作用せず、従って、ボデー
全体が高温下に晒された場合においても鏡面の端部が露
出することは無く、確実に鏡面を固定した状態を維持す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係る車
両用防眩ミラーの構成要素となるボデー1の斜視図、図
2はカバー2の斜視図、図3はボデー1をカバー2に対
して傾動させるために使用されるクリップバネ3及び操
作レバー4を示す構成図である。そして、本実施形態に
係る車両用防眩ミラーでは、インナーミラー全体をボデ
ー1とカバー2とにより大別して構成することにより、
鏡面(プリズム鏡)5の取り付けを容易とし、且つ、中
間壁6を取り付けることによりボデー1が上下方向に広
がらないようにするものである。
【0013】図1に示されるように、ボデー1は互いに
平行に配置される長方形状の上面1a、下面1bを中間
壁6にて連結した断面略H型形状を成しており、前面部
には鏡面5が取り付けられている。また、裏面側の上部
左右両側には、リブ1cにより傾動軸7a,7bが固定
されており、更に、裏面側の中間壁6には下方適所に断
面U字形状のレバー用軸受け8a,8bが形成されてい
る。また、ボデー1の下面1bの背面側には、矩形状の
切り欠き9が形成されており、該切り欠き9を通して後
述する操作レバー4が取り付けられるようになってい
る。
【0014】図2に示されるようにカバー2は側板2a
及び底板2bとを断面L字形状に連結した構成を成して
おり、側板2aの略中央部には、車両本体側に取り付け
られるステー(不図示)との間で遊動可能に接続するた
めの球状軸受け2cが形成されている。また、側板2a
の前面側上部の左右両側には、前記した傾動軸7a,7
bを軸支するための傾動軸受け10a,10bが形成さ
れ、傾動軸7a,7bが該傾動軸受け10a,10bに
軸支されることにより、この軸を中心としてボデー1が
カバー2に対して傾動し得るようになっている。なお、
傾動軸受け10a,10bには長手方向に沿ってスリッ
ト10a1,10b1が形成されており、該スリット10
a1,10b1を介して前記傾動軸7a,7bに対して無
理填めし得るように構成されている。更に、側板2aの
前面側中央部の左右両側にはクリップバネ3の両端を軸
支するための第1のクリップバネ軸受け11a,11b
が形成され、また、そのやや下方には第2のクリップバ
ネ軸受け13a,13bが形成され、更に、その下方に
は第3のクリップバネ軸受け14a,14bが形成され
ている。また、底面2bの中央部近傍には矩形状の切り
欠き12が形成されている。そして、ボデー1とカバー
2とを連結した際には、この切り欠き12と図1に示し
た切り欠き9とにより開口部が形成され、この開口部に
操作レバー4が挿通し得るようになっている。
【0015】図3(a)に示されるクリップバネ3は、
端部3a、中間部3b及び側辺部3cとからなる凸形状
をなしており、端部3aは図2に示した第1のクリップ
バネ軸受け11a,11bにそれぞれ軸支され、更に、
中間部3bは図3(b)に示される操作レバー4上端の
溝部15(クリップバネ押圧溝)に嵌着され、且つ、該
中間部3bの両端部は第3のクリップバネ軸受け14
a,14bに軸支される。更に、クリップバネ3の側辺
部3cは、第2のクリップバネ軸受け13a,13bに
軸支される(図5参照)。
【0016】図3(b)に示される操作レバー4は、上
端に溝部15が形成されたつまみ部4aと、該つまみ部
4aの左右の側方に突起したレバー軸16a,16b
と、から構成されている。
【0017】図4は、ボデー1とカバー2をクリップバ
ネ3及び操作レバー4を用いて連結した際の横断面図、
図5は背面図(即ち、カバー2の裏面側から見た図)を
それぞれ示しており、また、図6(a)〜(c)はカバ
ー2とボデー1とを組み付ける際の手順を示している。
組み付けの際には、まず、図6(a)に示すように、ク
リップバネ3の端部3aをカバー2の第1のクリップバ
ネ軸受け11a,11bに挿入し、側辺部3cを第2の
クリップバネ軸受け13a,13bに挿入し、更に、中
間部3bの両端部を第3のクリップバネ軸受け14a,
14bに挿入する。これによりクリップバネ3がカバー
2に固定される。次いで、クリップバネ3の中間部3b
を操作レバー4の溝部15に係合させる。そして、該操
作レバー4のレバー軸16a,16bをボデー1のレバ
ー用軸受け8a,8bに係合させ、その後、カバー2を
図6(a)に示す矢印「A」の方向に押し込む。これに
より、同図(b)、(c)に示すように、傾動軸受け1
0a,10bは、スリット10a1,10b1を介してボ
デー1の傾動軸7a,7bに無理填めされて固定され
る。これにより、ボデー1とカバー2とが組み付けられ
ることになる。
【0018】そして、図4に示されるように、ボデー1
がカバー2に対して平行に配置された時には、操作レバ
ー4は角度αだけ後方に傾斜しており、クリップバネ3
により操作レバー4は下方向に付勢されているので、こ
の状態で固定されることになる。この状態が通常状態、
即ち昼間の状態であり、後方視野からの光を鏡面5にて
そのまま反射して運転者の視野へ導く。
【0019】一方、この操作レバー4はトグル式に傾動
させることができ、従って、該操作レバー4を前方向に
傾動させると、死点(デッドポイント)を通過して(図
7に示す状態)、その後、図8に示すように、操作レバ
ー4が前方向に角度αだけ傾動した位置で安定して固定
される。つまり、操作レバー4を後方にある状態から前
方側へ傾動させると、該操作レバー4の溝部15はこれ
とは反対に前方側から後方側へと移動することになり、
操作レバー4が丁度鉛直方向に位置した時(即ち、図7
の状態)に最も強くクリップバネ3を押圧し、付勢力が
大きくなった状態とされる。従って、この点において、
図1に示すボデー1の上面1aと下面1bとの間を広げ
る方向に作用する力が最も強くなり、この点を通過する
と今度は操作レバー4は前方向に傾動する方向に力が作
用し、これによりボデー1を上方向に傾動させることが
できる(図8の状態)。
【0020】また、カバー2に第2のクリップバネ軸受
け13a,13b及び第3のクリップバネ軸受け14
a,14bを取り付けることにより、図8における矢印
「X」の方向から力が加えられた場合においても、元の
状態、即ち図4に示す状態に戻ることは無く、確実に鏡
面5を所定の角度に保持させることができるようにな
る。
【0021】こうして、レバー操作により、ボデー1は
カバー2に対して一定の角度だけ上方向に傾動すること
になり、これによりボデー1の前面に取り付けられた鏡
面5もまた上方向に傾動することになる。ここで、該鏡
面5はプリズム鏡にて構成されているので、後方視野か
らの反射率が切り換えられ、防眩状態とされる。即ち、
夜間運転時には、この防眩状態とすることによって後方
視野からの光の反射率が低減され、後続車両からのヘッ
ドライト光による幻惑を防止することができる。
【0022】本実施形態に係る車両用防眩ミラーでは、
ボデー1とカバー2とが別体として構成されているの
で、鏡面5はボデー1を製造する工程にて填め込むこと
ができ、従って、従来のようにボデー1に熱を加えて填
め込むという作業を行わなくても良い。また、図4、
7、8にて示したように、操作レバー4を前後方向に傾
動させることにより、ボデー1はカバー2に対してトグ
ル式に傾動するようになり、通常状態(昼間使用状態)
と防眩状態(夜間使用状態)とをワンタッチ操作で切り
換えることができる。ここで、ボデー1の前面と背面と
を仕切るように中間壁6が形成されており、クリップバ
ネ3の付勢力はこの中間壁6よりも背面側にて作用する
ので、中間壁6よりも背面側にてボデー1が上下方向に
広がる方向に力が作用することになる。従って、鏡面5
を填め込んでいるボデー1の前面側には、該ボデー1を
上下方向に広げる方向に力は作用しないので、たとえ車
両内部の気温が上昇し、ボデー1が高温下に晒されたと
しても鏡面5の端部が露出する等の問題が発生すること
はない。
【0023】このようにして、本実施形態の車両用防眩
ミラーによれば、ボデー1とカバー2を別体として構成
しているので、鏡面5の填め込み作業が容易となり、ま
た、中間壁6を設けたことにより鏡面5填め込み部分の
ボデー1が上下方向に広げられることはなく、確実に鏡
面5を固定することができるようになる。
【0024】また、ボデー1とカバー2とが別体とさ
れ、これらは容易に着脱することができるので、ボデー
1の前面に配置された鏡面5が破損した場合等には、操
作レバー4、クリップバネ3及びカバー2をそのまま再
利用し、ボデー1のみを交換することができるので、交
換作業が容易でありコストダウンを図ることができるよ
うになる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用防
眩ミラーによれば、鏡面角度をトグル式に傾動させる際
の、クリップバネの付勢力が、中間壁よりも背面側にて
作用するように構成したので、ボデーの鏡面取り付け部
位にて、該ボデーを上下に広げる方向に力が作用するこ
とはなく、車両の内部温度が上昇した場合においても鏡
面の端部が露出することはなく確実に鏡面を固定するこ
とができる。また、ボデーとカバーとが別体として構成
されるので、ボデーに予め鏡面を取り付けた状態にてカ
バーに固定することができ、ボデーに熱を加えながら鏡
面を填め込む等の面倒な作業を省略することができる。
【0026】また、操作レバー及びクリップバネ及びカ
バーに対してボデーを容易に取り外すことができるの
で、鏡面を交換する際には全体を交換する必要が無く、
ボデー及び鏡面のみを製作して取り付ければ良いので、
取り付けの作業が容易であり、また、コストダウンを図
ることができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用防眩ミラーの
構成要素であるボデーの構成を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用防眩ミラーの
構成要素であるカバーの構成を示す斜視図。
【図3】本実施形態に係るクリップバネ(a)、及び操
作レバー(b)の構成を示す斜視図。
【図4】本実施形態に係る車両用防眩ミラーの断面図で
あり、通常状態に設定された時の様子を示す。
【図5】本実施形態に係る車両用防眩ミラーの背面図。
【図6】カバーとボデーとを組み付ける手順を示す説明
図。
【図7】本実施形態に係る車両用防眩ミラーの断面図で
あり、操作レバーが死点に達した時の様子を示す。
【図8】本実施形態に係る車両用防眩ミラーの断面図で
あり、防眩状態に設定された時の様子を示す。
【図9】従来における車両用防眩ミラーの構成を示す説
明図。
【符号の説明】
1 ボデー 2 カバー 3 クリップバネ 3a 端部 3b 中間部 3c 側辺部 4 操作レバー 4a つまみ部分 5 鏡面 6 中間壁 7a,7b 傾動軸 8a,8b レバー用軸受け 9 切り欠き 10a,10b 傾動軸受け 10a1,10b1 スリット 11a,11b 第1のクリップバネ軸受け 12 切り欠き 13a,13b 第2のクリップバネ軸受け 14a,14b 第3のクリップバネ軸受け 15 溝部(クリップバネ押圧溝) 16a,16b レバー軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体に固定されたステーに対して上
    下、左右方向に傾動可能に取り付けられ、且つ、ワンタ
    ッチ操作でミラー角度を2位置に切り換え可能とするこ
    とにより、通常位置、及び防眩位置に設定可能な車両用
    防眩ミラーにおいて、 前記ステーとは球状継ぎ手により連結されるカバーと、
    前面にミラーが設置され前記カバーに対して上辺部を軸
    として切り換え可能に係止されるボデーと、操作レバー
    と、クリップバネと、から構成され、 前記ボデーは、前面側と背面側とを仕切るための中間壁
    を有し、且つ、該中間壁よりも背面側に、クリップバネ
    の付勢力によりトグル式に動作して前側、後側のいずれ
    かに傾動可能な操作レバーを配置し、該操作レバーを操
    作することにより前記カバーに対して前記ボデーを通常
    位置及び防眩位置の2位置にて固定可能としたことを特
    徴とする車両用防眩ミラー。
  2. 【請求項2】 前記操作レバーはボデー側又はカバー側
    に係止され、前記クリップバネはカバー側又はボデー側
    に係止され、且つ、当該操作レバーとクリップバネとの
    係合にてクリップバネが変形することにより生じる付勢
    力により、カバーに対してボデーを通常位置、及び防眩
    位置の2位置に切り換えて固定し得る構成とされ、操作
    レバーとクリップバネとの係合を取り外すことにより、
    該操作レバー、クリップバネ及びカバーを前記ボデーに
    対して着脱可能としたことを特徴とする請求項1記載の
    車両用防眩ミラー。
  3. 【請求項3】 前記カバー又はボデーの上辺部には長手
    方向に沿ってスリットが形成された傾動軸受けが該上辺
    部に沿って形成され、前記ボデー又はカバーの上辺部に
    は前記傾動軸受けに対して無理填めして軸支される傾動
    軸が形成され、当該傾動軸は傾動軸受けに対して前記ス
    リットを介して着脱可能とされたことを特徴とする請求
    項1記載の車両用防眩ミラー。
  4. 【請求項4】 車両本体に固定されたステーに対して上
    下、左右方向に傾動可能に取り付けられ、且つ、ワンタ
    ッチ操作でミラー角度を2位置に切り換え可能とするこ
    とにより、通常位置、及び防眩位置に設定可能な車両用
    防眩ミラーにおいて、 前記ステーとは球状継ぎ手により連結されるカバーと、
    前記カバーに対して上辺部を軸として切り換え可能に係
    止されるボデーと、操作レバーと、クリップバネと、か
    ら構成され、 前記ボデーは、前面側に搭載されるプリズム鏡と、背面
    側上部に形成され前記カバーに対して傾動する際の支点
    となる傾動軸と、前面側と背面側との中間位置に前記プ
    リズム鏡と略平行に配置される中間壁と、該中間壁の背
    面に形成されたレバー用軸受と、を有し、 前記カバーは、前面上側に形成され前記傾動軸を軸支す
    る傾動軸受と、前面中央部から下部に形成される第1の
    クリップバネ軸受け、第2のクリップバネ軸受け、及び
    第3のクリップバネ軸受けと、を有し、 前記クリップバネは両端が前記第1のクリップバネ軸受
    に軸支され、側辺部が第2にクリップバネ軸受けに軸支
    され、且つ、中間部両端が第3のクリップバネ軸受けに
    軸支され、 前記操作レバーは、上辺にクリップバネ押圧溝及び側方
    に突起したレバー軸を有し、該レバー軸は前記レバー用
    軸受に軸支され、且つクリップバネ押圧溝にてトグル式
    に前記クリップバネを付勢させ、 該付勢力によりカバーに対してボデーを2位置に切り換
    えて固定可能とし、且つこの付勢力は中間壁よりも前面
    に配されたプリズム鏡側が広がる方向には作用しないこ
    とを特徴とする車両用防眩ミラー。
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