JP3253866B2 - 連続ねじ締付機のねじ送り装置 - Google Patents

連続ねじ締付機のねじ送り装置

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JP3253866B2
JP3253866B2 JP27947696A JP27947696A JP3253866B2 JP 3253866 B2 JP3253866 B2 JP 3253866B2 JP 27947696 A JP27947696 A JP 27947696A JP 27947696 A JP27947696 A JP 27947696A JP 3253866 B2 JP3253866 B2 JP 3253866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ねじ締付機本体
のねじ締付動作に連動してねじ連結帯を1ピッチづつ送
るねじ送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のねじ送り装置には、
例えば特開平3−166066号公報に開示されている
ように装填したねじ連結帯を反ねじ送り方向に引出す
(以下、「逆送り」ともいう)ための逆送り機構が設け
られている。この従来の逆送り機構は、操作レバーを回
動操作することにより、ねじ連結帯を1ピッチづつ送り
出すためのスプロケットに対する係合状態を解除すると
ともに、クラッチ板を移動させてラチェット車をスプロ
ケットから離間させ、これによりスプロケットの逆送り
方向への回転を許容して、ねじ連結帯を逆送りできるよ
うになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の逆送り機構によれば、操作レバーがスプロケットの
送り爪に直接係合して、スプロケットの逆送り方向への
回転を阻止する一方、ねじ送り時にスプロケットがねじ
送り方向に回転する際には、送り爪が操作レバーを解除
方向に押し退けつつねじ送り方向に移動する構成であっ
たため送り爪の摩耗が著しく、またねじ送り動作の度に
操作レバーが解除方向に回動するため、操作レバーの回
動支持部等の耐久性がよくないという問題があった。
【0004】本発明は、この問題に鑑みなされたもの
で、ねじ連結帯に係合される送り爪の摩耗を低減し、ま
たねじ連結帯逆送り用の係合解除部材の耐久性が良好な
逆送り機構を備えたねじ送り装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、前
記請求項に記載した構成のねじ送り装置とした。
【0006】このねじ送り装置によれば、中間ギヤに逆
止爪が係合してその逆送り方向への回転が阻止され、こ
れにより間接的にラチェットホイールの逆送り方向の回
転が阻止されて、ねじ連結帯の逆送りが禁止される構成
であり、従来のようにラチェットホイールの送り爪に直
接逆止爪を係合させてねじ連結帯の逆送りを禁止する構
成ではないので、従来のような逆止爪が直接係合するこ
とによるラチェットホイールの送り爪の摩耗はなく、従
って当該送り爪の摩耗は大幅に低減される。
【0007】また、ねじ連結帯の逆送りは、従来とは異
なって逆止爪とは別に設けた係合解除部材を操作するこ
とにより可能となる。逆止爪は中間ギヤに係合している
のでねじ送りの度に解除方向に回動するのであるが、従
来のように逆止爪と係合解除部材とが同一部材で兼用さ
れていないので、係合解除部材は逆送り操作時のみ移動
する構成とすることができ、これにより係合解除部材お
よびその支持部周辺の耐久性を向上させることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図10に基づいて説明する。図3〜図5は、本実施形態
のねじ送り装置10を示している。このねじ送り装置1
0は、ねじ締付機本体1の下端部に装備されている。図
3〜図5では、ねじ締付機本体1はその下部のみが図示
されている。このねじ締付機本体1は特に変更を要する
ものではないので詳述はしないが、図中2はその下端か
ら突き出し状に装着されたドライバビットであり、この
ドライバビット2はねじ締付機本体1に内蔵された駆動
モータ(図示省略)により回転する。また、図中3はス
ピンドル4を支持する円筒形状の軸受であり、ドライバ
ビット2はスピンドル4の先端に同軸に差し込まれて装
着されている。
【0009】さて、ねじ送り装置10の詳細が図1に示
されている。図中11は、ねじ送り装置10のケース
あり、このケース11は略角形の筒体を縦に2分割した
二つ割り構造をなし、それぞれの上部に設けた取付け孔
11f,11f間に上記軸受3を挟み込み、この挟み込
み状態でねじ孔11a,11aに固定ねじ(図示省略)
を締込むことにより、このケース11ひいては当該ねじ
送り装置10がねじ締付機本体1の下面に突き出し状に
取付けられている。このように取付けられたケース11
の内部に上記ドライバビット2が挿通されている。
【0010】次に、ケース11の内部にはフィーダボッ
クス12が上下方向に往復動可能に設けられている。こ
のフィーダボックス12は圧縮ばね13により常時下方
に付勢されている。また、このフィーダボックス12に
も上記ドライバビット2が挿通されてその下端面から突
き出されるようになっている。図7および図8に示すよ
うに、フィーダボックス12の両側面には凸部12d,
12dが設けられており、この両凸部12d,12dが
ケース11の両側壁内面に形成したガイド溝11b,1
1bに沿って案内されることにより当該フィーダボック
ス12がケース11に対してスムーズに上下動されるよ
うになっている。
【0011】また、図7に示すように両凸部12d,1
2dがガイド溝11b,11bの下端11bb,11b
bに当接することでフィーダボックス12のストローク
下限が規制されている。なお、フィーダボックス12の
ストローク上限については後述する。
【0012】フィーダボックス12は概ね二股形状をな
し、その下部にはねじ連結帯Sを案内するための台座部
12a,12aが対向して形成されている。この台座部
12aの上方にはラチェットホイール14が回転可能に
支持されている。図8および図10に示すようにラチェ
ットホイール14は概ね鼓型をなし、その両側部の周囲
にはねじ連結帯Sの送り孔(図示省略)に係合される送
り爪14a〜14aがそれぞれ周方向に一定の間隔をお
いて複数形成されている。送り爪14a〜14aをねじ
連結帯Sの送り孔に係合した状態で、このラチェットホ
イール14が一定角度づつねじ送り方向(図1において
矢印で示す時計回り方向)に回転することにより、ねじ
連結帯Sが図1において左方へ1ピッチづつ送られる。
【0013】図8に示すようにこのラチェットホイール
14の片面(図示右側面)にはギヤ部14bが形成され
ており、このギヤ部14bには中間ギヤ15が噛み合わ
されている。この中間ギヤ15は、フィーダボックス1
2の二股部間に軸方向に移動可能に掛け渡し支持された
支軸16a上に回転可能かつ軸方向に相対移動可能に支
持されている。また、この支軸16aにはラチェットア
ーム16が固定されており、従って、ラチェットアーム
16は支軸16aと一体で軸方向に移動する。ラチェッ
トアーム16は円筒部16bを備え、この円筒部16b
の図示右端面には鋸刃状の係合突起16c〜16cが一
定間隔で複数形成されている。
【0014】一方、上記円筒部16bに対向して、中間
ギヤ15にも円筒部15aが一体に形成され、この円筒
部15aの対向面(図示左端面)にも鋸刃状の係合突起
15b〜15bが形成されている。
【0015】また、ラチェットアーム16側の円筒部1
6bとフィーダボックス12との間には圧縮ばね17が
介装されており、このためラチェットアーム16は図8
において右方に付勢され、これによりラチェットアーム
16側の係合突起16c〜16cが中間ギヤ15側の係
合突起15b〜15bに押し付けられて、両係合突起1
5b〜15b,16c〜16c間の係合状態が保持され
るようになっている。両係合突起15b〜15b,16
c〜16cが相互に噛み合った状態でラチェットアーム
16がねじ送り方向に一定角度回転すると、中間ギヤ1
5がねじ送り方向(図1において矢印で示した反時計回
り方向)に一定角度回転し、これによりラチェットホイ
ール14がねじ送り方向に一定角度だけ回転して、ねじ
連結帯Sが1ピッチ送られる。
【0016】ラチェットアーム16が逆送り方向(図1
において時計回り方向)に回転するときは、中間ギヤ1
5が後述する逆止爪19により逆送り方向への回転を阻
止されているので、当該ラチェットアーム16が圧縮ば
ね17に抗して図8において左方に移動することにより
両係合突起16c〜16c,15b〜15b間の係合が
外れ、これによりラチェットアーム16のみが単独で逆
送り方向に戻され、従って中間ギヤ15に対して逆送り
方向に1ピッチだけずれる。
【0017】次に、ラチェットアーム16の円筒部16
bの側面には支持柱16dが側方へ張出し状に設けられ
ており、この支持柱16dの先端にはガイドローラー1
6eが回転可能に支持されている。このガイドローラー
16eは、前記ケース11の一方(図8において左側)
のガイド溝11iに入り込んでいる。
【0018】図6に示すようにガイド溝11iの下部に
は、長孔形状の傾斜部11hがフィーダボックス12の
移動方向に対して一定角度傾斜した方向に沿って形成さ
れており、ケース11に対するフィーダボックス12の
移動に伴って、ガイドローラー16eがこの傾斜部11
hに沿って往復動することにより、ラチェットアーム1
6が一定角度の範囲で強制的にねじ送り方向または逆送
り方向に回動される。フィーダボックス12がケース1
1に対して上動するときには、ガイドローラー16eは
図6において左方へ変位するので、このときラチェット
アーム16はねじ送り方向に回動する。
【0019】逆に、フィーダボックス12がケース11
に対して下動するときには、ガイドローラー16eが図
6において右方へ変位するので、このときラチェットア
ーム16は逆送り方向に回動する。しかしながら、この
場合は上記したようにラチェットアーム16が圧縮ばね
17に抗して軸方向に移動することにより両係合突起1
6c〜16c,15b〜15b間の係合が外れるので、
後述する逆止爪19によって中間ギヤ15およびラチェ
ットホイール14は逆送り方向には回転せず、従ってね
じ連結帯Sを1ピッチだけ送った位置に保持される。な
お、図6中12fは、ガイドローラー16eを挿通する
ために、フィーダボックス12に設けられた円弧形状の
溝孔を示しており、この溝孔12fに沿ってガイドロー
ラー16eが円弧移動する。
【0020】次に、図2および図9に示すようにラチェ
ットアーム16の円筒部16bの側面には、係合解除片
16fが張出し形成されている。この係合解除片16f
の片側面(中間ギヤ15側の面)には、先端先細り方向
に傾斜する傾斜面16gが形成されている。この傾斜面
16gに対向して、フィーダボックス12には係合解除
ボタン18が進退可能に設けられている。この係合解除
ボタン18の頭部が上記傾斜面16gに突き当てられて
いる。この係合解除ボタン18が特許請求の範囲の欄に
記載した「ねじ連結帯逆送り用の係合解除部材」に相当
する。
【0021】ラチェットアーム16は、圧縮ばね17に
より係合突起16c〜16cを、中間ギヤ15の係合突
起15b〜15bに係合させる方向に付勢されているの
で、係合解除ボタン18の頭部は常時係合解除片16f
の傾斜面16gに突き当てられた状態に保持され、かつ
圧縮ばね17の付勢力を間接的に受けてこの係合解除ボ
タン18はフィーダボックス12の外方へ飛び出す方向
(図2において下方)に付勢されている。
【0022】なお、図1に示すように係合解除片16f
は、ラチェットアーム16の回動範囲に対応して回動方
向一定の範囲にわたって扇状に形成されており、これに
よりラチェットアーム16の回動位置に関係なく、常時
係合解除片16fの傾斜面16gに係合解除ボタン18
の頭部が突き当てられるようになっている。
【0023】また、係合解除ボタン18の頭部は、傾斜
面16gの傾斜角度に合わせて円錐形状に形成されてい
るので、係合解除片16fの移動方向が、これに直交す
る係合解除ボタン18の移動方向にスムーズに変換され
るようになっている。また、係合解除ボタン18の頭部
は張出し状のフランジ形状に形成されているので、係合
解除片16fの付勢作用によりフィーダボックス12か
ら脱落しないようになっている。
【0024】さらに、フィーダボックス12には、この
係合解除ボタン18を押し操作するための凹部12bが
形成されており、これによりフィーダボックス12の外
面から飛び出さない範囲でこの係合解除ボタン18を指
先で押し操作できるようになっている。
【0025】また、係合解除ボタン18の頭部の、係合
解除片16fに摺接する側とは反対側は台座部12iに
より受けられているので、係合解除ボタン18の軸方向
の移動がラチェットアーム16を軸方向に移動させるた
めの運動に効率よく変換されるようになっている。
【0026】このように設けられた係合解除ボタン18
によれば、ラチェットアーム16の係合解除片16fの
付勢作用により、係合解除ボタン18は常時には、図2
および図9において実線で示すようにフィーダボックス
12の凹部12b内に突き出された状態に保持される。
このように、押し操作しない非操作時であってもフィー
ダボックス12から突き出されないので誤操作されにく
く、これによりねじ締め作業時等におけるねじの送りミ
スを防止できる。
【0027】これに対して、係合解除ボタン18を押し
操作すると、図1および図9において二点鎖線で示す位
置に移動し、これによりその頭部および傾斜面16gの
摺接作用により、ラチェットアーム16が図9において
左方の係合解除方向へ圧縮ばね17に抗して移動し、こ
れにより係合突起16c〜16cの係合突起15b〜1
5bに対する係合状態が解除され、従ってラチェットア
ーム16と中間ギヤ15とが回転について切り離され
る。
【0028】次に、図2および図8に示すように中間ギ
ヤ15の円筒部15aの周面にも、鋸刃形状の係合突起
15c〜15cが、前記端面側の係合突起15b〜15
bと同じ間隔で同数形成されており、この係合突起15
c〜15cには逆止爪19が係合されている。この逆止
爪19は、図1および図2に示すように中間ギヤ15の
円筒部15aの側方において支軸19aを介して回動可
能に支持され、捩りばね19bによりその先端を円筒部
15aの係合突起15c〜15cに押し付ける方向に付
勢されており、これにより中間ギヤ15の逆送り方向の
回転が阻止されるようになっている。
【0029】この逆止爪19により中間ギヤ15の逆送
り方向の回転が阻止されることにより、ねじ連結体Sの
1ピッチ送り後、ラチェットアーム16が逆送り方向に
回転する際には、中間ギヤ15と一体では同方向に回転
できないので、前記したようにこのラチェットアーム1
6は軸方向に移動して単独で同方向に回転する。また、
逆止爪19により中間ギヤ15の逆送り方向の回転が阻
止されることによりラチェットホイール14も逆送り方
向に回転できず、これによりねじ連結体Sに逆送り方向
への引き抜きが禁止される。
【0030】次に、この逆止爪19の側部にも係合解除
片19cが設けられており、この係合解除片19cも前
記係合解除ボタン18の頭部に押し当てられている。こ
のため、係合解除ボタン18を押し操作すると、前記し
たように中間ギヤ15に対するラチェットアーム16の
係合が解除されるとともに、係合解除片19cを介して
逆止爪19が捩りばね19bに抗して係合解除方向(図
1において時計回り方向)に回動され、これにより逆止
爪19の係合突起15c〜15cすなわち中間ギヤ15
に対する係合が解除される。
【0031】このように、係合解除ボタン18の押し操
作により2系統の係合(中間ギヤ15に対するラチェッ
トアーム16と逆止爪19の係合)が同時に解除され、
その結果中間ギヤ15ひいてはラチェットホイール14
の逆送り方向への回転が許容される状態となり、従って
装填したねじ連結帯Sを逆送り方向に引き抜くことがで
きるようになる。
【0032】次に、図1、図8および図10に示すよう
にフィダーボックス12の二股部間であって、ラチェッ
トホイール14の下側周囲には防塵カバー5が取付けら
れている。この防塵カバー5は、弾性を有する板ばね片
5aの内面にフェルト材5bを貼り付けたもので、板ば
ね片5aの両端部をフィーダボックス12に掛け止めし
て取付けられている。
【0033】図2および図7〜図10に示すようにフィ
ーダボックス12も二つ割り構造をなすもので、図1に
示すように一方の二つ割り部材に引掛け凹部12g,1
2hを設けておくことにより、ばね板片5aの両端部を
この引掛け凹部12g,12hにそれぞれ引掛けた状態
にセットし、然る後他方の二つ割り部材を重ね合わせて
フィーダボックス12を組み立てるようにすれば、当該
防塵カバー5はその両端部を両二つ割り部材間に挟ませ
た状態で固定されるので、別途固定ビス等を用いること
なく防塵カバー5を簡単に組付けることができるように
なっている。
【0034】この防塵カバー5によりラチェットホイー
ル14よりも内側が外部から遮蔽され、これにより当該
ねじ送り装置10の内部の防塵が図られる。この防塵カ
バー5は、板ばね片5aの適度な弾性力によりラチェッ
トホイール14の回転を阻害しない範囲でフェルト材5
bをラチェットホイール14に接触させる状態で取付け
られており、これによりラチェットホイール14の周囲
の隙間が極力塞がれて、その防塵効果が最大限に発揮さ
れるようになっている。
【0035】なお、図10に示すようにこの防塵カバー
5にはドライバビット2を挿通するための挿通孔5cが
形成されている。この挿通孔5cとドライバビット2と
の間の隙間もフェルト材5bで塞がれており、同部位で
の防塵もなされている。
【0036】従来、かかる部位について防塵を考慮した
ものが提供されておらず、このためねじ締め作業中に発
生する塵埃等がねじ送り装置の内部に侵入し、その結果
同装置の作動不良の原因となる問題があった。これに対
して、上記防塵カバー5によれば当該ねじ送り装置10
の内部へ塵埃等が入り込むことが確実に防止されるの
で、同装置10の作動不良等のトラブルを未然に防止す
ることができる。
【0037】なお、フェルト材5bは例えばゴムシート
等の他の部材に代えてもよく、また板ばね片5aはばね
鋼板に限らず単なる鉄板あるいは樹脂板等の特に弾性を
有しない素材を用いてもよい。さらに、2層構造に限ら
ず、単にゴムシート、フェルトあるいは樹脂板の1層構
造とすることも可能である。
【0038】次に、図3〜図8に示すようにフィーダボ
ックス12の下部には、ねじ締付材Wに当接させて、ね
じの送り位置とねじ締付材Wとの間の間隔を、締め付け
るねじの長さに合わせて変更するためのストッパベース
20が装着されている。
【0039】このストッパベース20は縦片21,21
の下端部間に横片22を連設してなる略U字形状をな
し、フィーダボックス12の下面側に跨がった状態で装
着されている。図7および図10に示すように両縦片2
1,21の両端縁には、保持壁部21a〜21aがそれ
ぞれ内側へL字状に折り曲げられて形成され、この4箇
所の保持壁部21a〜21aの上部には、それぞれさら
に内側へL字状に折り曲げられて案内縁21b〜21b
が形成されている。図7に示すように左側の縦片21の
保持壁部21aには、上下方向に所定の間隔をおいて5
個のロック孔21c〜21cが形成されている。
【0040】横片22は、ねじ締め込み時にねじ締付材
Wに押し当てられる部分で、図3〜図5に示すようにこ
の横片22のほぼ中央には挿通孔22aが形成されてい
る。この挿通孔22aを経てねじ連結体Sのねじがねじ
締付材Wにねじ込まれる。
【0041】一方、図10に示すようにフィーダボック
ス12の2側面には、合計4本のガイド溝12c〜12
cが、その下端面から上方へ切込み状に形成されてい
る。このガイド溝12c〜12cの下端から上記各案内
縁21b〜21bを挿入して、ストッパベース20がフ
ィーダボックス12に対して上下方向に移動可能に装着
されている。また、4箇所の保持壁部21a〜21aお
よび縦片21,21をフィーダボックス12の周囲を挟
み込むように摺接させることにより、ストッパベース2
0は上下方向以外にはガタ付きのない状態でフィーダボ
ックス12に装着されている。
【0042】また、図8において左側(図7において右
側)の縦片21には上下に長い支持孔21fが形成さ
れ、この支持孔21fを経てフィーダボックス12の側
面には固定ねじ12eがねじ込まれており、これにより
当該ストッパベース20はフィーダボックス12に対し
て、固定ねじ12eの頭部が支持孔21f内を相対移動
可能な範囲で上下方向に移動可能となっており、またこ
れによりストッパベース20のフィーダボックス12か
らの脱落が防止されている。
【0043】次に、図3〜図5、図7および図8中23
は、上記ストッパベース20の上下方向の位置を固定す
るためのロックレバーを示している。このロックレバー
23は図3〜図5に示すように圧縮ばね24によりその
ロック片23aを前記ロック孔21cに差し込む方向に
付勢されている。このロックレバー23を圧縮ばね24
に抗して指で押して、ロック片23aをある位置のロッ
ク孔21cから抜き出せば、ストッパベース20のフィ
ーダボックス12に対する位置を変更可能となり、所定
の位置に移動させた後、指を離せばこのロックレバー2
3は圧縮ばね24により移動してそのロック片23aが
別の位置のロック孔21cに差し込まれ、これによりス
トッパベース20を5段階の任意の位置に固定すること
ができる。従来、ねじ長さに合わせて別サイズのものに
交換するタイプのストッパベースが提供されていたが、
これでは面倒で使い勝手が悪いばかりか、外したストッ
パベースを紛失するおそれがあるが、本実施形態のスト
ッパベース20によればこのような問題はない。
【0044】このように構成されたストッパベース20
の横片22の下面には、弾性ゴム製のキャップ25が貼
り付け状に装着されている。図7および図8に示すよう
にストッパベース20の横片22は、ねじ締付材Wに押
し当てられる押し当て面22dと、この押し当て面22
dの両端縁からV字状に上方へ傾斜して延びる傾斜面2
2b,22bを有しており、キャップ25はこの横片2
2の押し当て面22dのみならず、両傾斜面22b,2
2b間にも跨がって両側から挟むようにして取付けられ
ている。キャップ25には係合突起25a,25aが一
体に形成されており、その弾性変形を利用して、横片2
2の両傾斜面22b,22bに形成した係合孔22cに
嵌め込むことにより、当該キャップ25がストッパベー
ス20の下面に脱着可能に取付けられている。なお、こ
のキャップ25の中央にも、ドライバビット2を挿通す
るための挿通孔25bが横片22の挿通孔22aに整合
して形成されている。
【0045】このように取付けられたキャップ25によ
れば、弾性ゴム製であるのでねじ締付材Wに対する滑り
止めがなされるとともに、ねじ締め作業時の押し当てに
よるねじ締付材Wの傷つきを防止することができる。ま
た、係合突起25a,25aの弾性を利用して取付ける
構成であるので、簡単に取り外すことができ、損傷等し
た場合にもその交換を簡単に行うことができる。
【0046】さらに、このキャップ25は横片22の押
し当て面22dおよび両傾斜面22b,22bに沿って
取付けられているので、例えばねじ締付作業中に横方向
の力が加わった場合でも容易には外れないので使い勝手
がよい。従来、横片の、ねじ締付材Wに押し当てられる
部分についてのみ取付けられるキャップは提供されてい
たが、かかる従来のキャップでは横方向の力が加わると
外れやすいために使い勝手がよくないという問題があっ
たが、上記V型のキャップ25によれば、横片22の押
し当て面22dおよび傾斜面22b,22bに跨がって
取付けられているので、ねじ締付材Wに当接させた状態
で当該ねじ締付機本体に対して横方向の力を加えても
容易には外れにくく、従って上記従来のような問題はな
い。
【0047】次に、フィーダボックス12のストローク
上限ひいてはケース11のストローク下限、従ってねじ
締付機本体1の押し下げストロークの下限を規制するた
めの機構について説明する。図3〜図5および図8に示
すようにフィーダボックス12とケース11との間には
ストローク切換え部材30が介在されている。
【0048】このストローク切換え部材30は、縦片3
1と横片32を連設してなる略L字形をなし、その縦片
31をフィーダボックス12とケース11の間に挟み込
み状に位置させて上下方向に移動可能に介在されてい
る。但し、図8に示すように縦片31の下端が上記スト
ッパベース20の上端に載せ掛け状に当接されているた
め、フィーダボックス12の上下動に伴ってこのストロ
ーク切換え部材30も一体となって上下動するととも
に、ストッパベース20の位置を前記5段階で変更する
と、これに合わせてストローク切換え部材30のフィー
ダボックス12に対する上下方向の位置も自動的に変更
され、これによりフィーダボックス12のケース11に
対するストロークが自動的に変更される。
【0049】図3〜図8は、最も下側のロック孔21c
にロック片23aが差し込まれて、ストッパベース20
はフィーダボックス12に対して最も上側にセットされ
た状態を示している。この状態では、ストローク切換え
部材30はフィーダボックス12に対して最も上側に位
置し、従ってフィーダボックス12のストロークは最も
短い状態となっている。
【0050】逆に、最も上側のロック孔21cにロック
片23aが差し込まれる状態にストッパベース20をセ
ットすると、ストローク切換え部材30はフィーダボッ
クス12に対して最も下側に位置するのでフィーダボッ
クス12のストロークは最も長くなる。このようにスト
ッパベース20の位置変更に伴うストローク切換え部材
30のフィーダボックス12に対する位置変更により、
当該フィーダボックス12のケース11に対するストロ
ーク上限が5段階に変更される。
【0051】次に、図3〜図5に示すようにこのストロ
ーク切換え部材30の上方には、ストローク微調整機構
40が設けられている。このストローク微調整機構40
は、上記ストローク切換え部材30の横片32が当接さ
れる位置を変更することにより、フィーダボックス12
のストローク上限を微調整する機能を有している。
【0052】図示するようにケース11の側壁上部に
は、円板形の調整ダイヤル41が、シフタピン42を介
して回転可能に取り付けられている。シフタピン42
は、当該調整ダイヤル41の中心に形成された支持孔4
1a内に軸方向移動可能かつ相対回転不能に挿入されて
いる。従って、この調整ダイヤル41に対してシフタピ
ン42は独立して軸方向に移動可能であるが、調整ダイ
ヤル41を回転させるとこのシフタピン42も一体で回
転する。
【0053】シフタピン42の外側端面には座がね44
皿小ねじ45によって固定されており、この座がね4
4と調整ダイヤル41の凹部41bの底面との間には板
ばね46が介装されている。このため、調整ダイヤル4
1はケース11の側壁に押し当てられる方向に付勢され
ており、またシフタピン42は調整ダイヤル41の支持
孔41aから外方へ突き出す方向(図3において右方)
へ付勢されている。
【0054】なお、ケース11の側壁外面には突起11
gが調整ダイヤル41の裏面に向けて突出形成されてい
る一方、調整ダイヤル41の裏面周縁寄りにはこの突起
11gが嵌まり込むすり鉢状の係止凹部41c〜41c
が周方向に沿って多数形成されている。これにより、調
整ダイヤル41の調整位置が保持されるとともに、当該
調整ダイヤル41の回転操作時に良好な操作感(コツコ
ツ感)が得られるようになっている。また、調整ダイヤ
ル41の外周面には回転操作時の滑り止めをなすための
突縁41d〜41dが多数形成されている。
【0055】シフタピン42の反対側の端部は、軸受4
7を経てケース11の内部に至っており、その内部に至
った部分には、外径が徐々に変化するカム板部48が設
けられている。このカム板部48がストローク切換え部
材30の上方に位置している。
【0056】このように設けられたシフタピン42によ
れば、調整ダイヤル41の回転操作を経てカム板部48
を適宜位置に回転させることにより、ストローク切換え
部材30の横片32の当接位置ひいてはフィーダボック
ス12のストローク上限を連続的に変更することがで
き、これによりフィーダボックス12のストロークを微
調整することができる。
【0057】このように構成されたストローク微調整機
構40によれば、ストッパベース20に位置変更に伴う
ストローク切換え部材30のフィーダボックス12に対
する位置変更によって当該フィーダボックス12のスト
ロークを5段階に大きく変更できることに加えて、各段
においてさらにストロークを微調整することができ、こ
れによりねじの締め込み深さ(ねじ長さ)に関してより
きめ細かに対応することができる。
【0058】次に、以上のように構成されたねじ送り装
置10の動作が図3〜図5に示されている。図3に示す
状態は、ストッパベース20をねじ締付材Wの上面に単
に当接させた状態であり、当該ねじ送り装置10の非作
動状態を示している。この非作動状態では、凸部12d
がガイド溝11bの下端11bbに当接(図7参照)す
ることによりフィーダボックス12がストローク下限に
位置し、またガイドローラー16eはガイド溝11iの
傾斜部11hの下端に位置している(図6参照)。
【0059】この非作動状態から、ねじ締付機本体1を
押し下げ操作すると、図4に示すようにフィーダボック
ス12がケース11内を圧縮ばね13に抗して相対的に
上方に移動する。このフィーダボックス12の上動に伴
って、ガイドローラー16eがガイド溝11iの傾斜部
11hに案内されて図示左方(反時計回り方向)に移動
し、これによりラチェットアーム16が図中矢印で示し
たねじ送り方向(反時計回り方向)に一定角度だけ回動
する。
【0060】ラチェットアーム16が回動すると、係合
突起15b〜15b、16c〜16cの係合を経て中間
ギヤ15が同じ方向に同じ角度だけ回転し、これにより
ラチェットホイール14が図中矢印で示したねじ送り方
向に一定角度だけ回転して、ねじ連結体Sが1ピッチ送
られる。ねじ連結体Sが1ピッチ送られると、1本のね
じが図示するようにドライバビット2の下方にセットさ
れる。
【0061】さらにねじ締付機本体1を押し下げると、
フィーダボックス12がケース11に対してさらに上動
し、これによりドライバビット2の先端がセットされた
ねじの頭部に当接される。この段階では、ガイドローラ
ー16eは、ガイド溝11iの傾斜部11hから直線部
に入り込むので、ラチェットアーム16は回転せず、従
ってラチェットホイール14はねじ1本を送った位置に
停止している。
【0062】ドライバビット2の先端をねじの頭部に当
接させた状態のまま、さらにねじ締付機本体1を押し下
げていくことによりドライバビット2が回転し始めると
ともにこの1本のねじがねじ連結帯Sから外れ、これと
ほぼ同時にこの1本のねじの先端がねじ締付材Wに突き
当てられ、これによりねじがねじ締付材Wに締込まれて
いく。このねじが完全に締め込まれた状態が図5に示さ
れている。
【0063】図示するようにねじが完全に締め付けられ
た時点で、フィーダボックス12側のストローク切換え
部材30の横片32がストローク微調整機構40のカム
板部48のカム面(周面)に当接して、フィーダボック
ス12はそのストローク上限に至り、従ってケース11
がストローク下限に至り、ひいてはねじ締付機本体1が
押し下げストロークの下限に至る。
【0064】ねじの締付け完了後、ねじ締付機本体1の
押し下げ操作を止めて上方へ持ち上げていくと、圧縮ば
ね13によりフィーダボックス12がケース11に対し
て下動し、これに伴ってガイドローラー16eがガイド
溝11iの傾斜部11hを、図4に示す位置から図3に
示す位置に移動することによりラチェットアーム16が
逆送り方向(図示時計回り方向)に一定角度だけ戻され
る。しかしながら、この段階では図1中実線で示すよう
に逆止爪19が中間ギヤ15の係合突起15c〜15c
に係合しているので、中間ギヤ15は逆送り方向(図示
時計回り方向)への回転を阻止されており、このため中
間ギヤ15は逆送り方向へ回転できず、その結果ラチェ
ットアーム16は逆送り方向に回動しつつ圧縮ばね17
に抗して軸方向に移動し、これにより係合突起16c〜
16cと係合突起15b〜15bの係合が外れて、ラチ
ェットアーム16のみが1ピッチだけ反送り方向に戻さ
れる。ラチェットアーム16が1ピッチ戻された時点
で、ガイドローラー16eがガイド溝11iの傾斜部1
1hの下端に至り、また凸部12dが案内溝11bの下
端11bbに当接して、フィーダボックス12がストロ
ーク下端に至る。以上で1回のねじ送り動作が完了す
る。
【0065】次に、ねじ連結帯Sを逆送り方向に引出す
場合には、係合解除ボタン18を指で押し操作すればよ
い。係合解除ボタン18を押し操作すると、この係合解
除ボタン18は図1において二点鎖線で示す位置に至
る。係合解除ボタン18の移動過程において、その頭部
がラチェットアーム16の係合解除片16fの傾斜面1
6gに摺接されることによりラチェットアーム16が圧
縮ばね17に抗して軸方向に移動し、これにより先ず係
合突起15b〜15bと係合突起16c〜16cの係合
が解除される。
【0066】一方、係合解除ボタン18が押し操作され
ると、その頭部が逆止爪19の係合解除片19cにも摺
接されるので、逆止爪19が捩りばね19bに抗して反
係合方向(図1において時計回り方向)に回動して図1
中二点鎖線で示す位置に移動し、これにより逆止爪19
の係合突起15c〜15cに対する係合が解除される。
【0067】このように、係合解除ボタン18を押し操
作すると、係合突起15b〜15bと係合突起16c〜
16cの係合が解除され、かつ逆止爪19の係合突起1
5c〜15cに対する係合が解除され、これにより中間
ギヤ15の逆送り方向への回転が許容される状態とな
る。従って、使用者がねじ連結帯Sを逆送り方向に引っ
張ることにより、中間ギヤ15およびラチェットホイー
ル14が逆送り方向に回転しつつねじ連結帯Sを逆送り
方向に引出すことができる。
【0068】引出し後、係合解除ボタン18の押し操作
を止めると、この係合解除ボタン18は圧縮ばね17お
よび捩りばね19bの間接作用により図1において実線
で示す位置に戻され、従ってラチェットアーム16が圧
縮ばね17により軸方向に移動して係合突起16c〜1
6cが係合突起15b〜15bに係合して中間ギヤ15
がラチェットアーム16に対してねじ送り方向に係合さ
れ、また捩りばね19bにより逆止爪19が中間ギヤ1
5の係合突起15c〜15cに係合して中間ギヤ15の
逆送り方向の回転が禁止された状態となる。
【0069】このように構成された本実施形態のねじ送
り装置10によれば、逆止爪19はラチェットホイール
14ではなく、中間ギヤ15の係合突起15c〜15c
に係合して当該中間ギヤ15の逆送り方向への回転を禁
止することで、間接的にラチェットホイール14の逆送
り方向への回転を禁止する構成であるので、従来ラチェ
ットホイールの送り爪に直接逆止爪を係合させてねじ連
結帯の引き抜きを禁止する構成とした場合に発生するラ
チェットホイール14の送り爪の摩耗はなくなり、従っ
て当該送り爪14a〜14aの摩耗は大幅に低減され
る。
【0070】また、ねじ連結帯Sの逆送りは、従来とは
異なって逆止爪19とは別に設けた係合解除ボタン18
を押し操作することにより可能となる。逆止爪19は中
間ギヤ15の係合突起15c〜15cに係合しているの
でねじ送りの度に解除方向に回動するのであるが、これ
とは別に設けた係合解除ボタン18は逆送り操作時にの
み移動する構成であるので、従来のように逆止爪と係合
解除部材とが同一部材で兼用されている場合のように係
合解除ボタン18がねじ送りの度に移動することはな
く、従って係合解除ボタン18およびその支持部周辺の
耐久性を向上させることができる。
【0071】さらに、ラチェットホイール14の下側に
は、防塵カバー5が取付けられているので、ねじ締付時
等において塵埃が当該ねじ送り装置10の内部に侵入す
ることが防止され、これにより当該ねじ送り装置10の
作動不良を回避してその耐久性を高めることができる。
【0072】また、ストッパベース20の下面に取付け
られたキャップ25は、横片22の押し当て面22dと
傾斜面22b,22bに跨がってV字状に取付けられて
いるので、横方向の外力に対しても容易に外れることが
なく、これにより当該ねじ送り装置10の操作性(使い
勝手)をよくすることができる。
【0073】以上説明した実施形態には種々変更を加え
ることができる。例えば、係合解除部材は押し操作に限
らず、引き操作あるいは傾動操作によりラチェットアー
ムと中間ギヤとの係合解除および逆止爪と中間ギヤとの
係合解除を行う構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、ねじ送り装
置の内部側面図である。
【図2】図1のA−A線展開図であって、係合解除ボタ
ンおよび逆止爪の係合状態を示す図である。
【図3】ねじ送り装置の非作動状態を示す側面図であ
る。
【図4】ねじ締付機本体を押し下げて、ドライバビット
の下に1本のねじが送られた状態を示す側面図である。
【図5】ねじ締付機本体を下限まで押し下げて、1本の
ねじがねじ締付材に締め付けられた状態を示す側面図で
ある。
【図6】図7の(6) 矢視図であって、ガイド溝11iの
傾斜部11hに対するガイドローラーの位置関係を示す
側面図である。
【図7】図3の(7) 矢視図であって、ねじ送り装置の正
面図である。
【図8】図3の (8)−(8) 線矢視図であって、ねじ送り
装置を背面側から見た縦断面図である。
【図9】図1の (9)−(9) 線矢視図であって、ラチェッ
トホイールを下側から見た図である。
【図10】図1の(10)−(10)線矢視図であって、中間ギ
ヤとラチェットアームの係合状態および係合解除ボタン
の係合解除片に対する摺接状態を示す図である。
【符号の説明】
1…ねじ締付機本体 2…ドライバビット 5…防塵カバー 10…ねじ送り装置 11…ケース 12…フィーダボックス 14…ラチェットホイール 15…中間ギヤ、15b,15c…係合突起 16…ラチェットアーム、16c…係合突起、16e…
ガイドローラー、16f…係合解除片 18…係合解除ボタン(係合解除部材) 19…逆止爪、19c…係合解除片 20…ストッパベース 25…キャップ 30…ストローク切換え部材 40…ストローク微調整機構 W…ねじ締付材 S…ねじ連結帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−71936(JP,A) 特開 平3−166066(JP,A) 特開 平7−266249(JP,A) 特開 平6−79639(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25B 23/04 B25B 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ締付機本体に設けたケースと、該ケ
    ース内をねじの締付動作に連動して往復動するフィーダ
    ボックスと、該フィーダボックスに設けられ、ねじ連結
    帯に送り爪を係合させて回転するラチェットホイール
    と、該ラチェットホイールに設けたギヤ部にかみ合う中
    間ギヤと、該中間ギヤに対してねじ送り方向の回転につ
    いて係合されるとともに、前記フィーダボックスの前記
    ケースに対する往復動に連動して前記中間ギヤをねじ送
    り方向に回転させるラチェットアームを備えた連続ねじ
    締付機のねじ送り装置であって、 前記中間ギヤに逆止爪が係合して前記ラチェットホイー
    ルの逆送り方向への回転が禁止され、ねじ連結帯逆送り
    用の係合解除部材を操作すると、前記中間ギヤに対する
    前記ラチェットアームおよび前記逆止爪の係合が解除さ
    れて、該中間ギヤおよび前記ラチェットホイールの逆送
    り方向の回転が許容される逆送り機構を備えたねじ送り
    装置
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