JPH1034553A - 連続ねじ締付機のストッパベース - Google Patents

連続ねじ締付機のストッパベース

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JPH1034553A
JPH1034553A JP19773096A JP19773096A JPH1034553A JP H1034553 A JPH1034553 A JP H1034553A JP 19773096 A JP19773096 A JP 19773096A JP 19773096 A JP19773096 A JP 19773096A JP H1034553 A JPH1034553 A JP H1034553A
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JP
Japan
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screw
stopper base
feeder
stopper
feeder box
Prior art date
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Pending
Application number
JP19773096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Tsuge
和則 柘植
Tomohiro Ukai
智大 鵜飼
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Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Publication date
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Priority to DE19731949A priority patent/DE19731949C2/de
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ締め動作に連動してねじ連結帯をピッチ
送りするねじ送り装置に取付けられ、ねじ締め時にねじ
締付材に押し当てられるストッパベースにおいて、従来
のストッパベースはねじ長さに合わせて別のサイズのも
のに交換するタイプと、交換する必要はないものの位置
を変更するには工具を必要とするタイプがあり、それぞ
れ取扱いについて一長一短があった。本発明は、交換す
る必要がなく、位置を変更するにも工具を必要としない
ストッパベースを提供することを目的とする。 【解決手段】 連続ねじ締付機1に装設したねじ送り装
置10のフィーダボックス12に、ねじ締め方向の位置
を変更可能に装着されるストッパベース20であって、
前記ねじ締め方向に適宜間隔をおいて複数のロック孔2
1c,21d,21eを有し、該ロック孔21c,21
d,21eにフィーダボックス12側に設けたロック片
23cを抜き差し操作して、締め付けるねじの長さに合
わせて前記ねじ締め方向の位置を選択的に変更可能な構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、連続ねじ締付機
のストッパベースであって、ねじ送り装置のフィーダボ
ックスに取付けられて、ねじ締め時にねじ締付材に押し
当てられるストッパーベースに関する。
【0002】
【従来の技術】一回のねじ締付け動作に連動して、ねじ
連結帯を1ピッチづつ送るねじ送り装置を備えた連続ね
じ締付機において、種々長さのねじに対応すべく、従来
よりこのねじ送り装置のフィーダボックスにはストッパ
ベースが取付けられている。
【0003】従来のストッパベースは、例えば特開平6
−114751号公報に開示されているようにねじ締め
方向について種々サイズのものを用意し、各サイズのス
トッパベースを工具を用いることなくねじ送り装置に装
着可能に構成して、締め付けるねじの長さに合ったスト
ッパベースを交換してねじ送り装置のフィーダボックス
に装着する構成とされていた。
【0004】しかし、この交換式のものではフィーダボ
ックスから外したストッパベースを紛失する等の問題が
あるため、同公報には別形態のストッパベースとして、
フィーダボックスの先端に位置調整可能に設けた構成の
ものが開示されている。この位置調整式によればストッ
パベースの位置を調整することにより種々ねじ長さに対
応することができた。しかしながら、この位置調整式に
あっては、ストッパベースを一定位置に固定するための
固定ねじを緩めまたは締め付けるために工具が必要であ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のス
トッパベースは、その取扱いについて一長一短があり、
交換する必要がなくかつ工具を必要とすることもない構
成のものは提供されていなかった。そこで、本発明は、
工具を用いることなく、種々長さのねじに対応して取付
け位置を変更可能なストッパベースを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
のストッパベースは、連続ねじ締付機に装設したねじ送
り装置のフィーダボックスに、ねじ締め方向の位置を変
更可能に装着されるストッパベースであって、前記ねじ
締め方向に適宜間隔をおいて複数のロック孔を有し、該
ロック孔に前記フィーダボックス側に設けたロック片を
抜き差し操作して、締め付けるねじの長さに合わせて前
記ねじ締め方向の位置を選択的に変更可能な構成とした
ことを特徴とする。
【0007】このストッパ装置によれば、締め付けるね
じの長さに合わせてねじ締付方向の位置を変更すること
により種々長さのねじに対応する構成であるので、別の
ストッパベースに交換する必要はない。また、位置を変
更するにあたってはロック孔からロック片を抜き操作
し、然る後ストッパーベースを移動させて他のロック孔
にロック片を差し込むことにより、ストッパーベースを
別の位置に固定する構成であり、従来のように工具を用
いて固定ボルトを緩めたり締め付けたりすることは必要
なく、ロック片の抜き差し操作だけでストッパーベース
の位置を変更することができる。
【0008】このように、別のものに交換する必要がな
いので紛失するおそれはなく、また位置を変更するにあ
たっても工具を必要としないので、いつどこでも簡単に
ストッパーベースの位置を締め付けるねじの長さに合わ
せて簡単に位置変更することができ、きわめて使い勝手
のよいストッパーベースとすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図16に基づいて説明する。図1は、本実施形態にかか
るねじ送り装置10の詳細を示している。このねじ送り
装置10は、ねじ締付機本体1の下端部に装備されてい
る。図1では、ねじ締付機本体1はその下部のみが図示
されている。このねじ締付機本体1は特に変更を要する
ものではないので詳述はしないが、図中2はその下端か
ら突き出し状に装着されたドライバビットであり、この
ドライバビット2はねじ締付機本体1に内蔵された駆動
モータ(図示省略)により回転する。また、図中3はス
ピンドル4を支持する円筒形状の軸受であり、ドライバ
ビット2はスピンドル4の先端に同軸に差し込まれて装
着されている。
【0010】さて、図中11は、ねじ送り装置10のケ
ーシングであり、このケーシング11は略角形の筒体を
なし、その上部に設けた取付け孔11fに上記軸受3を
挿入させ、この挿入状態でねじ孔11aに固定ねじ(図
示省略)を締込むことにより、このケーシング11ひい
ては当該ねじ送り装置10がねじ締付機1の下面に突き
出し状に取付けられている。このように取付けられたケ
ーシング11の内部に上記ドライバビット2が挿通され
ている。
【0011】次に、ケーシング11の内部にはフィーダ
ボックス12が上下方向に往復動可能に設けられてい
る。このフィーダボックス12は圧縮ばね13により常
時下方に付勢されている。また、このフィーダボックス
12にも上記ドライバビット2が挿通されてその下端面
から突き出されるようになっている。図3および図4に
示すように、フィーダボックス12の一側面にはボルト
12dが取付けられており、このボルト12dの頭部が
ケーシング11の側壁内面に形成したガイド溝11bの
下端に当接することでフィーダボックス12のストロー
ク下限が規制されている。
【0012】このガイド溝11bの下端には貫通孔11
cが形成されており、この貫通孔11cを経てねじ回し
等の工具を用いることによりボルト12dを締付けある
いは緩めることができようになっている。このボルト1
2dを緩めて外せば、フィーダボックス12をケーシン
グ11から外すことができる。なお、フィーダボックス
12のストローク上限については後述する。
【0013】フィーダボックス12は概ね二股形状をな
し、その下部にはねじ連結帯Sを案内するための台座部
12a,12aが対向して形成されている。この台座部
12aの上方にはラチェットホイール14が回転可能に
支持されている。図4および図6に示すようにラチェッ
トホイール14は概ね鼓型をなし、その両側部の周囲に
はねじ連結帯S(SA ,SB )の送り孔(図示省略)に
係合される送り爪14a〜14aがそれぞれ周方向に一
定の間隔をおいて複数形成されている。送り爪14a,
14aをねじ連結帯Sの送り孔に係合した状態で、この
ラチェットホイール14が一定角度づつねじ送り方向
(図1において矢印で示す時計回り方向)に回転するこ
とにより、ねじ連結帯Sが図1において左方へ1ピッチ
づつ送られる。
【0014】図4に示すようにこのラチェットホイール
14の片面にはギヤ部14bが形成されており、このギ
ヤ部14bには中間ギヤ15が噛み合わされている。こ
の中間ギヤ15は、ラチェットアーム16の支軸16a
上に回転可能に支持されている。また、図5に示すよう
にラチェットアーム16はこの支軸16aを介してフィ
ーダボックス12の二股部間に回転可能かつ軸方向(図
4、図5において左右方向)に移動可能に支持されてい
る。支軸16aの長手方向ほぼ中央には円筒部16bが
一体に形成され、この円筒部16bの端面には鋸刃状の
係合突起16c〜16cが一定間隔で複数形成されてい
る。
【0015】一方、上記円筒部16bに対向して中間ギ
ヤ15にも円筒部15aが一体に形成され、この円筒部
15aの対向面にも鋸刃状の係合突起15b〜15bが
形成されている。両係合突起15b〜15b、16c〜
16cが相互に噛み合った状態でラチェットアーム16
がねじ送り方向に一定角度回転すると、中間ギヤ15が
ねじ送り方向(図1において矢印で示した反時計回り方
向)に一定角度回転し、これによりラチェットホイール
14がねじ送り方向に一定角度だけ回転して、ねじ連結
帯Sが1ピッチ送られる。
【0016】ラチェットアーム16側の円筒部16bと
フィーダボックス12との間には圧縮ばね17が介装さ
れて、ラチェットアーム16は図4において右方に付勢
され、これによりラチェットアーム16側の係合突起1
6c〜16cが中間ギヤ15側の係合突起15b〜15
bに押し付けられて、両係合突起16c,15b間の係
合状態が保持されるようになっている。
【0017】ラチェットアーム16が反ねじ送り方向
(図1において時計回り方向)に回転するときは、当該
ラチェットアーム16が圧縮ばね17に抗して図4にお
いて左方に移動することにより両係合突起16c,15
b間の係合が外れ、これによりラチェットアーム16の
みが単独で反ねじ送り方向に戻され、従って中間ギヤ1
5に対して反ねじ送り方向に1ピッチだけずれる。
【0018】ラチェットアーム16の円筒部16bの側
面には略L字型の支持柱16dが側方へ張出し状に設け
られており、この支持柱16dの先端にはガイドローラ
ー16eが回転可能に支持されている。このガイドロー
ラー16eは、ケース11の内面に形成されたガイド溝
11dに入り込んでいる。
【0019】図2に示すようにガイド溝11dの下部寄
りには傾斜部11hが形成されており、ケース11に対
するフィーダボックス12の移動に伴って、ガイドロー
ラー16eがこの傾斜部11hに沿って往復動すること
により、ラチェットアーム16が一定角度の範囲で強制
的にねじ送り方向または反ねじ送り方向に回動される。
フィーダボックス12がケース11に対して上動すると
きには、ガイドローラー16eは図2において左方へ変
位するので、このときラチェットアーム16はねじ送り
方向に回動する。
【0020】逆に、フィーダボックス12がケース11
に対して下動するときには、ガイドローラー16eが図
2において右方へ移動するので、このときラチェットア
ーム16は反ねじ送り方向に回動する。但し、この場合
は上記したようにラチェットアーム16が圧縮ばね17
に抗して軸方向に移動することにより両係合突起16
c,15b間の係合が外れるので、中間ギヤ15および
ラチェットホイール14は後述するリーフスプリング1
9により反ねじ送り方向には回転せず、ねじ連結帯Sを
1ピッチだけ送った位置に保持される。
【0021】図2に示すようにケース11の、ガイド溝
11dの傾斜部11hに沿った部分には長孔形状の窓部
11fが切欠き形成されている。また、図示するように
ガイド溝11dの下端はケース11の下端縁に開口され
ており、これにより組付け時においてガイドーローラー
16eをこのガイド溝11d内に簡単に挿入できるよう
になっている。
【0022】次に、図5に示すようにラチェットアーム
16の円筒部16bの側面には、係合解除片16fが張
出し形成されている。この係合解除片16fの片側面
(中間ギヤ15側の面)には、先端先細り方向に傾斜す
る傾斜面16gが形成されている。この傾斜面16gに
対向して、フィーダボックス12には係合解除ボタン1
8が進退可能に設けられている。この係合解除ボタン1
8の頭部が上記傾斜面16gに突き当てられている。ラ
チェットアーム16は、圧縮ばね17により係合突起1
6c〜16cを、中間ギヤ15の係合突起15b〜15
bに係合させる方向に付勢されているので、係合解除ボ
タン18の頭部は常時係合解除片16fの傾斜面16g
に突き当てられた状態に保持され、かつ圧縮ばね17の
付勢力を間接的に受けてこの係合解除ボタン18はフィ
ーダボックス12の外方へ飛び出す方向(図5において
上方)に付勢されている。
【0023】なお、図1に示すように係合解除片16f
は、ラチェットアーム16の回動範囲に対応して回動方
向一定の範囲にわたって扇状に形成されており、これに
よりラチェットアーム16の回動位置に関係なく、常時
係合解除片16fの傾斜面16gに係合解除ボタン18
の頭部が突き当てられるようになっている。
【0024】また、係合解除ボタン18の頭部は、傾斜
面16gの傾斜角度に合わせて円錐形状に形成されてい
るので、係合解除片16fの移動方向が、これに直交す
る係合解除ボタン18の移動方向にスムーズに変換され
るようになっている。また、係合解除ボタン18の頭部
は張出し状のフランジ形状に形成されているので、係合
解除片16fの付勢作用によりフィーダボックス12か
ら脱落しないようになっている。
【0025】さらに、ケース11およびフィーダボック
ス12には、この係合解除ボタン18を押し操作するた
めの切欠き部11eおよび凹部12bが形成されてお
り、これによりケース11の外面から飛び出さない範囲
で同ボタン18を指先で押し操作できるようになってい
る。
【0026】このように設けられた係合解除ボタン18
によれば、ラチェットアーム16の係合解除片16fの
付勢作用により、係合解除ボタン18は常時には、図5
において実線で示すようにフィーダボックス12の凹部
12bおよびケース11の切欠き部11e内に突き出さ
れた状態に保持される。これに対して、係合解除ボタン
18を押し操作すると、図5において二点鎖線で示す位
置に移動し、これによるその頭部および傾斜面16gの
摺接作用により、ラチェットアーム16が図示左方の係
合解除方向へ圧縮ばね17に抗して移動し、これにより
係合突起16c〜16cの係合突起15b〜15bに対
する係合状態が解除される。
【0027】係合突起16c〜16cの係合突起15b
〜15bに対する係合状態が解除されると、ラチェット
アーム16と中間ギヤ15とは回転について切り離さ
れ、従って中間ギヤ15ひいてはラチェットホイール1
4が反ねじ送り方向へ回転可能な状態となって、装填し
たねじ連結帯Sを反送り方向(図1において右方)に引
出すことができる。
【0028】次に、図1に示すようにラチェットホイー
ル14の側方にはリーフスプリング19が取付けられて
おり、このリーフスプリング19の先端はラチェットホ
イール14の周面に押圧されて、ラチェットホイール1
4には一定の回転抵抗が付与されている。ラチェットホ
イール14がねじ送り方向(図示矢印方向)に回転する
ときは、リーフスプリング19の先端がその周面に押圧
されることにより、また送り爪14aがこのリーフスプ
リング19を外方へたわませつつねじ送り方向に移動す
ることにより、当該ラチェットホイール14にねじ送り
方向の回転抵抗が付与される。このねじ送り方向の回転
抵抗により、ラチェットホイール14の過剰な回転が防
止され、一定角度回転した送り位置で確実に停止するよ
うになっている。
【0029】また、この回転抵抗によりラチェットホイ
ール14の回転方向のガタ付き(バックラッシ)が抑制
されるとともに、ラチェットホイール14がねじ連結帯
Sを1ピッチだけ送った送り位置において、上記リーフ
スプリング19の先端は1個の送り爪14aのねじ送り
方向後面側に突き当てられるようその長さが設定されて
おり、これによりラチェットホイール14の反ねじ送り
方向の回転に対して一定の回転抵抗が付与されている。
なお、中間ギヤ15が停止していることによっても、こ
のラチェットホイール14の回転方向の位置ずれが防止
される。
【0030】このように構成された本実施形態のねじ送
り装置10の動作が図1、図11〜図15に示されてい
る。図1、図11および図12は、頭部の上面がねじ締
付材Wの上面にほぼ面一になるまで締め付けるタイプの
ねじ(以下、「A種ねじSA」という)を締め付ける場
合を示し、図13〜図15は、頭部の下面がねじ締付材
Wの上面に当接するまで締め付けるタイプのねじ(以
下、「B種ねじSB 」という)を締め付ける場合を示し
ている。ねじ送り装置10の動作については、A種、B
種のねじSA , SB とも同様であるので、以下図1、図
11および図12に基づいてA種のねじSA を締め付け
る場合について説明する。
【0031】なお、図中WA はA種のねじSA が締め付
けられるねじ締付材を示し、WB はB種のねじSB が締
め付けられるねじ締付材を示している。また、A種、B
種のねじSA,SB 、フィーダボックス12に取付けられ
たストッパベース20およびフィーダボックス12のス
トローク上限を規制するためのストッパ装置40につい
ては後述する。
【0032】さて、図1に示す状態は、ストッパベース
20をねじ締付材WA の上面に単に当接させた状態であ
り、ねじ送り装置10の非作動状態を示している。この
非作動状態では、ボルト12dの頭部がガイド溝11b
の下端に当接(図3参照)することによりフィーダボッ
クス12がストローク下限に位置し、またガイドローラ
ー16eはガイド溝11dの傾斜部11hの下端に位置
している。
【0033】この非作動状態から、締付機本体1を押し
下げ操作すると、図11に示すようにフィーダボックス
12がケース11内を圧縮ばね13に抗して相対的に上
方に移動する。このフィーダボックス12の上動に伴っ
て、ガイドローラー16eがガイド溝11dの傾斜部1
1hに案内されて図示左方に移動し、これによりラチェ
ットアーム16が図中矢印で示したねじ送り方向に一定
角度だけ回動する。
【0034】ラチェットアーム16が回動すると、係合
突起15b〜15b、16c〜16cの係合を経て中間
ギヤ15が同じ方向に同じ角度だけ回転し、これにより
ラチェットホイール14が図中矢印で示したねじ送り方
向に一定角度だけ回転して、ねじ連結体Sが1ピッチ送
られる。ねじ連結体Sが1ピッチ送られると、1本のね
じSA が図示するようにドライバビット2の下方にセッ
トされる。
【0035】さらにねじ締付機本体1を押し下げると、
フィーダボックス12がケース11に対してさらに上動
し、これによりドライバビット2の先端がねじSA の頭
部に当接される。この段階では、ガイドローラー16e
は、ガイド溝11dの傾斜部11hから直線部に入り込
むので、ラチェットアーム16は回転せず、従ってラチ
ェットホイール14はねじ1本を送った位置に停止して
いる。
【0036】ドライバビット2の先端をねじSA の頭部
に当接させた状態のまま、さらにねじ締付機本体1を押
し下げていくことによりドライバビット2が回転し始め
るとともにこの1本のねじSA がねじ連結帯Sから外
れ、これとほぼ同時にこの1本のねじの先端がねじ締付
材WA に突き当てられ、これによりねじSA がねじ締付
材WA に締込まれていく。このねじSA が完全に締め込
まれた状態が図12に示されている。
【0037】図示するようにねじSA が完全に締め付け
られた時点で、フィーダボックス12側のストローク切
換え部材30がストッパ装置40のカム板部49(また
は50)に当接して、フィーダボックス12はそのスト
ローク上限に至り、従ってケース11がストローク下限
に至り、ひいてはねじ締付機本体1が押し下げストロー
クの下限に至り、このとき、ケース11の下端縁とねじ
締付材WA との間には間隔Lが開けられるようになって
いる。
【0038】ねじの締付け完了後、ねじ締付機本体1の
押し下げ操作を止めて上方へ持ち上げていくと、圧縮ば
ね13によりフィーダボックス12がケース11に対し
て下動し、これに伴ってガイドローラー16eがガイド
溝11dの傾斜部11hを、図11に示す位置から図1
に示す位置に移動することによりラチェットアーム16
が反ねじ送り方向に一定角度だけ戻される。しかしなが
ら、この段階ではラチェットホイール14がリーフスプ
リング19により反ねじ送り方向の回転を阻止されてい
るので、中間ギヤ15は反ねじ送り方向へ回転できず、
その結果ラチェットアーム16は反ねじ送り方向に回動
しつつ圧縮ばね17に抗して軸方向に移動し、これによ
り係合突起16c〜16cと係合突起15b〜15bの
係合が外れて、ラチェットアーム16のみが1ピッチだ
け反送り方向に戻される。ラチェットアーム16が1ピ
ッチ戻された時点で、ガイドローラー16eがガイド溝
11dの傾斜部11hの下端に至り、またボルト12d
の頭部が案内溝11bの下端に当接して、フィーダボッ
クス12がストローク下端に至る。以上で1回のねじ送
り動作が完了する。
【0039】このように構成されたねじ送り装置10に
よれば、ねじの締付けが完了してケース11がストロー
ク下限に至った時点において、ケース11の下端縁とね
じ締付材WA との間には間隔Lが開けられているので、
間隔Lよりも小さい高さL0の段差部D(図17参照)
の近傍にねじ締めを行う場合において、ケース11が段
差部Dに当接することがなく、従って段差部Dを傷つけ
ることがない。
【0040】しかも、ラチェットアーム16とラチェッ
トホイール14との間に中間ギヤ15を介在させ、この
中間ギヤ15の回転を経てラチェットホイール14をね
じ送り方向に一定角度づつ回転させて、ねじ連結帯Sを
1ピッチづつ送る構成であり、従来のような送りピン6
3に相当する部材が存在しない(図18参照)。すなわ
ち、従来の構成であれば、ねじ送り動作の毎回につい
て、1個の送りピン63が送りアーム65の一端に常時
係合されるので、回転動作伝達による摩耗は全てこの1
個の送りピン63に集中して受けられることなり、この
結果送りピン63あるいは送りアーム65の一端部が摩
耗して、ねじ送り装置の耐久性が著しく低下するという
問題があった。
【0041】しかしながら、本実施形態のねじ送り装置
10によれば、ラチェットアーム16の回動動作は、中
間ギヤ15の歯とラチェットホイール14のギヤ部14
bの歯との噛合いによりラチェットホイール14に伝達
される構成であるので、この伝達の際に生ずる歯の摩耗
は中間ギヤ15の全ての歯とラチェットホイール14の
ギヤ部14bの全ての歯に分散して受けられ、その結果
当該ねじ送り装置10の耐久性を大幅に向上させること
ができる。
【0042】また、中間ギヤ15はラチェットホイール
14よりもフィーダボックス12の奥側に配置され、こ
の中間ギヤ15に対するラチェットアーム16の係合を
解除することにより中間ギヤ15ひいてはラチェットホ
イール14の反ねじ送り方向の回転を許容する構成であ
るので、中間ギヤ15とラチェットアーム16との係合
を解除するための係合解除片16fおよび係合解除ボタ
ン18を、フィーダボックス12のより奥部に配置でき
る。
【0043】ここで、従来、例えば特開平3−4987
9号公報あるいは特開平4−111781号公報等に開
示されているようにラチェットホイールに対して反ねじ
送り方向の逆転を阻止するための係合部材を直接操作す
ることにより、ラチェットホイールの逆転を許容してね
じ連結帯を送り方向とは逆に引き抜き可能とする構成と
なっていたため、この係合部材を解除操作するための例
えばレバーがラチェットホイールに比較的近い位置に配
置されていた。ラチェットホイールの周囲は、その構成
上または機能上比較的外部に晒される部分が多いためほ
こりや異物等が侵入しやすく、このため従来この解除操
作レバーが作動不良をおこしやすいという問題があっ
た。
【0044】この点、本実施形態によれば、ラチェット
ホイール14に対して直接係合される部材を解除操作す
るのではなく、これよりも奥側に配置されたラチェット
アーム16と中間ギヤ15との係合を解除することによ
り間接的にラチェットホイール14の逆転を許容する構
成であるので、係合解除片16fおよび係合解除ボタン
18は、比較的異物等の侵入が少ないラチェットホイー
ル12の奥部に配置することができ、この結果、係合解
除ボタン18の作動不良を低減させることができる。
【0045】次に、図1に示すように上記ねじ送り装置
10には、ねじ締付材Wに当接させて、ねじの送り位置
とねじ締付材Wとの間の間隔を、締め付けるねじの長さ
に合わせて変更するためのストッパベース20が取付け
られている。
【0046】図7に、このストッパベース20が単独で
示されている。このストッパベース20は縦片21,2
1の下端部間に横片22を連設してなる略コ字形状をな
し、フィーダボックス12の下面側に跨がった状態で装
着される。両縦片21,21の両端縁には、保持壁部2
1a〜21aがそれぞれ内側へL字状に折り曲げられて
形成され、この4箇所の保持壁部21a〜21aの上部
には、それぞれさらに内側へL字状に折り曲げられて案
内縁21b〜21bが形成されている。
【0047】図7(A)に示すように片側の両保持壁部
21a,21aには、それぞれ上下方向に所定の間隔を
おいて3個のロック孔が形成されている。以下、この3
個のロック孔を図示上側から上段のロック孔21c、中
断のロック孔21d、下段のロック孔21eという。ま
た、図7(B)に示すように一方の縦片21には上下に
長い支持孔21fが形成されている。
【0048】横片22は、ねじ締め込み時にねじ締付材
Wに押し当てられる部分で、図7(D)に示すようにこ
の横片22の中央には角孔22aが形成されている。こ
の角孔22aを経てねじSがねじ締付材Wにねじ込まれ
る。
【0049】一方、図3および図6に示すようにフィー
ダボックス12の前後2側面(図6において上下側面)
には、それぞれ相互に平行な2本のガイド溝12c,1
2cが、その下端面から上方へ切込み状に形成されてい
る。この合計4本のガイド溝12c〜12cの下端から
上記各案内縁21b〜21bを挿入して、ストッパベー
ス20がフィーダボックス12に対して上下方向に移動
可能に装着されている。また、図6に示すように4箇所
の保持壁部21a〜21aおよび縦片21,21をフィ
ーダボックス12の周囲を挟み込むように摺接させるこ
とにより、ストッパベース20は上下方向以外にはガタ
付きのない状態でフィーダボックス12に装着されてい
る。
【0050】さらに、図2、図4に示すようにストッパ
ベース20の支持孔21fを経てフィーダボックス12
の側面には固定ねじ12eがねじ込まれており、これに
より当該ストッパベース20はフィーダボックス12に
対して、固定ねじ12eの頭部が支持孔21f内を相対
移動可能な範囲で上下方向に移動可能となっており、ま
たこれによりストッパベース20のフィーダボックス1
2からの脱落が防止されている。
【0051】次に、図6中23は、上記ストッパベース
20の上下方向の位置を固定するためのロックレバーを
示している。このロックレバー23が図8に単独で示さ
れている。図示するようにこのロックレバー23も縦片
23a,23aの下端部間に横片23bを連結してなる
略コ字形状に形成され、縦片23a,23aと横片23
bとの間の2角部には、それぞれロック片23cが縦片
23aの前端から突き出し状に切起し形成されている。
【0052】一方、図4、図6に示すようにフィーダボ
ックス12の両側面(図6において左右側面)には、保
持溝12f,12fが前面(図6において下面)から後
方(図6において上方)へ向けて切込み状に形成されて
いる。この両保持溝12f,12fの前端から両縦片2
3a,23aを挿入して、上記ロックレバー23がフィ
ーダボックス12に前後方向(図6において上下方向)
に移動可能に装着されている。また、図示するようにこ
のロックレバー23の縦片23a,23aは、ストッパ
ベース20とフィーダボックス12との間に挿入されて
おり、これによりロック片23c,23cがストッパベ
ース20のロック孔21c,21d,21eに内側から
挿入される向きに位置している。
【0053】また、図1、図6に示すようにロックレバ
ー23の横片23bとフィーダボックス12の前面との
間には圧縮ばね24が介装されており、このためこのロ
ックレバー23は図6において下方すなわちロック片2
3c,23cをロック孔21c(または21d,21
e)に挿入する方向に付勢されている。
【0054】なお、図7では省略されているが、ストッ
パベース20の横片22の下面には、弾性部材を素材と
して形成されたキャップ25が突起25aを角孔22a
の縁部に引っかけて取付けられており、これによりねじ
締付材Wの傷つきが防止されるようになっている。図1
に示すようにこのキャップ25の中央にも角孔22aに
整合して角孔25bが形成されていることは言うまでも
ない。
【0055】このように構成されたストッパベース20
によれば、ロックレバー23の横片23bを圧縮ばね2
4に抗して押し操作すると、ロック片23c,23cが
ロック孔21c(または21d,21e)から抜き出さ
れるのでフィーダボックス12に対して上下方向に移動
させることができる。ストッパベース20は、固定ねじ
12eの頭部が支持孔21f内を相対移動可能な範囲で
上下方向に移動させることができる。
【0056】ストッパベース20を、図2、図4におい
て二点鎖線で示すように下段位置に移動させた状態でロ
ックレバー23の押し操作を解除すると、このロックレ
バー23が圧縮ばね24により突き出し方向に戻され
て、両ロック片23c,23cが下段のロック孔21
e,21eに差し込まれ、これによりストッパベース2
0がフィーダボックス12に対して下段位置に固定され
る。最も長いねじを締め付ける場合に、ストッパベース
20はこの下段位置に固定される。
【0057】同様に、ロックレバー23を圧縮ばね24
に抗して押し操作した状態で、ストッパベース20を中
段位置に移動させ、然る後、ロックレバー23の押し操
作を解除すると、両ロック片23c,23cが中段のロ
ック孔21d,21dに差し込まれてこのストッパベー
ス20が中段位置に固定され、また上段位置に移動させ
た後、ロックレバー23の押し操作を解除すると、両ロ
ック片23c,23cが上段のロック孔21c,21c
に差し込まれて当該ストッパベース20がフィーダボッ
クス12に対して上段位置に固定される。中間の長さの
ねじを締め付ける場合にはストッパベース20は中段位
置に固定され、最も短いねじを締め付ける場合にはスト
ッパベース20は上段位置に固定される。
【0058】このように、締め付けるねじの長さに合わ
せてストッパベース20の位置を上下方向3段階に位置
調整することができ、この位置調整にあたってはロック
レバー23を押し操作して、ロック片23c,23cを
ロック孔21c(または21dまたは21e)から抜き
出せば足りる。このことから、例示したストッパベース
20によれば、ねじ回し等の特別の工具を用いることな
くその位置をねじの長さに合わせていつどこでも簡単に
変更することができるので使い勝手がよく、しかも従来
のように別のサイズのものに交換する構成ではないので
取り外したものを紛失するおそれもない。
【0059】ここで、従来、例えば特開平6−1147
51号公報に開示されているように種々サイズのアダプ
タ(ストッパベース20に相当)を用意し、締め付ける
ねじの長さに合ったアダプタを工具を用いることなくね
じ送り装置のフィーダボックスに装着可能な構成とした
ものが提供されている。ところが、この交換式のもので
は使用していないアダプタを紛失する等の問題があるた
め、同公報には別形態のねじ長さ調整装置として、アダ
プタをねじ送り装置の先端に位置調整可能に設けた構成
のものが開示されている。この位置調整式によればアダ
プタの位置を調整することにより種々ねじ長さに対応す
ることができたのであるが、アダプタを一定位置に固定
するための固定ねじを緩めまたは締め付けるために工具
が必要であった。
【0060】このように、従来のアダプタは、その取扱
いについて一長一短があり、交換する必要がなくかつ工
具を必要とすることもない構成のものは提供されていな
かった。この点、例示したストッパベース20によれ
ば、工具を用いることなくその装着位置をねじの長さに
合わせて簡単に変更でき、また取り外す必要もないので
紛失するおそれもない。
【0061】次に、フィーダボックス12のストローク
上限ひいてはケース11のストローク下限、従ってねじ
締付機本体1の押し下げストロークの下限を規制するた
めの機構について説明する。図1、図4に示すようにフ
ィーダボックス12とケース11との間にはストローク
切換え部材30が介在されている。このストローク切換
え部材30は、縦片31と横片32を連設してなる略L
字形をなし、横片32の上面には切換え片33が上方へ
張出し状に設けられている。横片32の上面が第1スト
ッパ面32aとして機能し、切換え片33の上面が第2
ストッパ面33aとして機能する。
【0062】このように形成されたストローク切換え部
材30が、その縦片31をフィーダボックス12とケー
ス11の間に挟み込み状に位置させて上下方向に移動可
能に介在されている。但し、縦片31の下端が上記スト
ッパベース20の上端に載せ掛け状に当接されているた
め、フィーダボックス12の上下動に伴ってこのストロ
ーク切換え部材30も一体となって上下動するととも
に、ストッパベース20の位置を上段または中段または
下段に変更すると、これに伴ってストローク切換え部材
30のフィーダボックス12に対する上下方向の位置も
自動的に変更される。
【0063】図1、図11および図12または図4にお
いて二点鎖線で示すようにストッパベース20を下段位
置に位置させると、ストローク切換え部材30はフィー
ダボックス12に対して最も下側の位置に移動し、図1
3〜図15または図4において実線で示すようにストッ
パベース20を上段位置に位置させると、ストローク切
換え部材30もフィーダボックス12に対して最も上側
の位置に移動する。
【0064】このようにストッパベース20の位置変更
に伴うストローク切換え部材30のフィーダボックス1
2に対する位置変更により、当該フィーダボックス12
のケース11に対するストローク上限が3段階に変更さ
れる他、その第1ストッパ面32aまたは第2ストッパ
面33aの一方を機能させることによっても、当該フィ
ーダボックス12のケース11に対するストローク上限
が変更される。
【0065】次に、図1に示すようにこのストローク切
換え部材30の上方には、ストッパ装置40が設けられ
ている。このストッパ装置40は、上記ストローク切換
え部材30の第1または第2ストッパ面32a,33a
の一方のみを有効として、フィーダボックス12のスト
ローク上限を2段階に切り換えるストローク切換え機能
と、両ストッパ面32a,33aについてそれぞれ一定
の範囲でフィーダボックス12のストローク上限を微調
整するストローク微調整機能を備えている。
【0066】さて、図示するようにケース11の側壁上
部(図1において右側面上部)には、円板形の調整ダイ
ヤル41が、シフタピン42の軸部43を介して回転可
能に取り付けられている。シフタピン42の軸部43
は、当該調整ダイヤル41の中心に形成された支持孔4
1a内に軸方向移動可能かつ相対回転不能に挿入されて
いる。従って、この調整ダイヤル41に対してシフタピ
ン42は独立して軸方向に移動可能であるが、調整ダイ
ヤル41を回転させるとこのシフタピン42も一体で回
転する。
【0067】シフタピン42の外側端面には座がね44
が皿子ねじ45によって固定されており、この座がね4
4と調整ダイヤル41の凹部41bの底面との間には圧
縮ばね46が介装されている。このため、調整ダイヤル
41はケース11の側壁に押し当てられる方向に付勢さ
れており、またシフタピン42はその軸部43の一端部
を調整ダイヤル41の支持孔41aから外方へ突き出す
方向(図1において右方)へ付勢されている。
【0068】なお、ケース11の側壁外面には突起11
gが調整ダイヤル41の裏面に向けて突出形成されてい
る一方、調整ダイヤル41の裏面周縁寄りにはこの突起
11gが嵌まり込むすり鉢状の係止凹部41c〜41c
が周方向に沿って多数形成されている。これにより、調
整ダイヤル41の調整位置が保持されるとともに、当該
調整ダイヤル41の回転操作時に良好な操作感(コツコ
ツ感)が得られるようになっている。また、調整ダイヤ
ル41の外周面には回転操作時の滑り止めをなすための
突縁41d〜41dが多数形成されている。
【0069】シフタピン42の反対側の端部は、軸受4
7を経てケース11の内部に至っており、その内部に至
った部分にはフランジ部48と第1カム板部49と第2
カム板部50が重ね合わせ状に一体で設けられている。
第2カム板部50が最も先端側(ケース11の内側)に
位置している。図9に示すようにフランジ部48は軸部
43よりも大径の同心円に形成されているが、第1カム
板部49は曲線部49aと直線部49bとを有し、曲線
部49aは軸部43の中心Oからの距離が始点Aにおけ
る最小距離R1 から終点Bにおける最大距離R2 まで連
続的に増大する軌跡で形成されている。
【0070】また、第2カム板部50も曲線部50aと
直線部50bとを有し、直線部50bは第1カム板部4
9の直線部49bと一致している。曲線部50aは、軸
部43の中心Oからの距離が始点Cにおける最小距離R
3 から終点Dにおける最大距離R4 まで同じく連続的に
増大する軌跡で形成されている。ここで、図示するよう
にR2 −R1 >R4 −R3 の関係に設定されて、第1カ
ム板部49の曲線部49aのほうが第2カム板部50の
曲線部50aよりも径の変化すなわち変位量が大きくな
っている(曲線部49aの曲率は緩やかであり、曲線部
50aの曲率はきつくなっている)。このことから、第
1カム板部49によればストローク上限の調整精度は粗
いが、より広い範囲で微調整することができる一方、第
2カム板部50によれば調整範囲は小さいが、より高い
精度でストローク上限を微調整することができるように
なっている。
【0071】このように設けられたシフタピン42を軸
方向に移動させることにより、前記ストローク切換え部
材30の第1または第2ストッパ面32a,33aのい
ずれか一方を有効とするための切換えがなされる。図
1、図11および図12に示す状態は、シフタピン42
が右側の第1位置に位置する状態を示し、この第1位置
に位置するときは、図12に示すようにフィーダボック
ス12がケース11に対して上動するとシフタピン42
の第1カム板部49がストローク切換え部材30の第1
ストッパ面32aに当接する。
【0072】これに対して図13〜図15に示すように
座がね44を調整ダイヤル41の凹部41b、に押し込
んで、シフタピン42を図示左側の第2位置に切り換え
ると、図15に示すようにフィーダボックス12がケー
ス11に対して上動したときに第2カム板部50がスト
ローク切換え部材30の第2ストッパ面33aに当接す
る。
【0073】シフタピン42の第1または第2位置の切
換えは、切換えプレート51の切換え操作によりなされ
る。図10に示すようにケース11の対向する側壁11
A,11B間には、上記した切換えプレート51がシフ
タピン42の真上を通ってスライド可能に掛け渡し支持
されており、その両端部は側壁11A,11Bからそれ
ぞれ側方に突き出されている。
【0074】この切換えプレート51の長手方向ほぼ中
央であってシフタピン42側の側方には、シフタピン4
2の軸部43を挿通可能な径の小円弧部51aと、フラ
ンジ部48を挿通可能な径の大円弧部51bとが連続し
て形成されている。フランジ部48は軸部43よりも大
径であるので、小円弧部51aを通過できない。一方、
両円弧部51a,51bとは反対側の側部には、リーフ
スプリング52の凸部52aが嵌まり込む2箇所のV溝
51c,51dが、上記両円弧部51a,51bの中心
間隔と同じ間隔をおいて形成されている。
【0075】リーフスプリング52は、その凸部52a
を切換えプレート51側に向けた状態で、ケース11の
両側壁11A,11B間に嵌込み固定されている。この
リーフスプリング52の凸部52aがいずれか一方のV
溝51c,51dに嵌まり込むことにより、切換えプレ
ート51が以下述べる第1若しくは第2位置に保持され
る。
【0076】切換えプレート51を図10(A)に示す
ように右方の第1位置に移動させると、大円弧部51b
がシフタピン42側に位置され、またフランジ部48が
この大円弧部51bを通過できるので、シフタピン42
の戻り方向の移動が許容され、従ってシフタピン42は
圧縮ばね46により紙面手前側の第1位置に戻される。
【0077】これに対して、圧縮ばね46に抗して座が
ね44を凹部41b内に押し込んでシフタピン42をケ
ース11の奥側に移動させた状態で、図10(B)に示
すように切換えプレート51を左方の第2位置に移動さ
せると、小円弧部51aがシフタピン42側に変位す
る。この状態では、フランジ部48がこの小円弧部51
aを通過できないことから、シフタピン42は戻り方向
の移動が阻止されて第2位置に保持される。このよう
に、切換えプレート51の小円弧部51aは、ストッパ
フランジ部48とケース11の側壁との間に挟み込まれ
てシフタピン42の戻り方向の移動が阻止されるのに対
して、大円弧部51bはフランジ部48の通過を許容す
る逃がし部として機能する。
【0078】シフタピン42が第1位置にあるときに
は、その第2カム板部50が前記ストローク切換え部材
30の第2ストッパ面33aの上方から退避されるのに
対して、シフタピン42が第2位置にあるときには第2
カム板部50が第2ストッパ面33aの上方に位置され
る。従って、シフタピン42を第2位置に保持した状態
で、フィーダボックス12の上昇に伴いストローク切換
え部材30が上昇すると、その第2ストッパ面33aが
第2カム板部50の曲線部50aまたは直線部50bに
当接する。一方、切換えプレート51を第1位置に切り
換えてシフタピン42を第1位置に戻しておくと、スト
ローク切換え部材30の第1ストッパ面32aは第1カ
ム板部49の曲線部49aまたは直線部49bに当接す
る。
【0079】このように、シフタピン42を第1位置に
保持しておくと第1ストッパ面32aが有効とされ、第
2位置に保持しておくと第2ストッパ面33aが有効と
され、第1ストッパ面32aと第2ストッパ面33aと
の間には切換え片33の高さに相当する段差があるの
で、この段差に相当する分だけフィーダボックス12の
ストローク上限すなわちねじ締付機本体1の押し下げス
トロークの下限が変化する(ストローク切換え機能)。
【0080】また、第1および第2カム板部49,50
はそれぞれ径が連続的に変化する曲線部49a,50a
を有しているので、調整ダイヤル41を適宜角度だけ回
転操作することにより、両カム板部49,50について
それぞれフィーダボックス12のストローク上限を微調
整することができる(ストローク微調整機能)。しか
も、第1カム板部49の曲線部49aは、第2カム板部
50の曲線部50aよりも径の変化が大きくなるように
設定されているので、第1カム板部49の曲線部49a
によればストローク上限の調整精度は粗いがより広い範
囲で微調整できる反面、第2カム板部50の曲線部50
aによれば調整範囲は小さいが、より高い精度でストロ
ーク上限を微調整することができる。
【0081】シフタピン42の位置を第1位置または第
2位置に変更して行うストローク切換え操作は、ストッ
パベース20の位置を変更して行うストローク切換え操
作とは別に単独で行うことができ他、併用して行うこと
もできる。両切換え操作を併用して行えばより広い範囲
(6段階)でストロークの切換えを行うことができる。
図1、図11および図12は、ねじ長さが長いねじSA
を締め付けるべくストッパベース20を下段位置に取り
付け、かつシフタピン42を第1位置に切り換えて第1
ストッパ面32aを有効とした場合を示しており、この
場合フィーダボックス12のストロークは6段階のうち
最も大きく設定される。
【0082】また、調整ダイヤル41の回転操作による
微調整に関しては、第1カム板部49の直線部49bを
第1ストッパ面32aに当接させたときに、フィーダボ
ックス12のストロークが最も大きくなるのに対して、
調整ダイヤル41を回転操作して曲線部49aを第1ス
トッパ面32aに当接させ、しかも始点Aから終点Bに
向かう方向に調整ダイヤル41を回転操作することによ
り、フィーダボックス12のストロークは徐々に小さく
なる方向に微調整される。
【0083】一方、図13〜図15は、ねじ長さが短い
ねじSB を締め付けるべくストッパベース20を上段位
置に移動させ、かつシフタピン42を第2位置に切り換
えて第2ストッパ面33aを有効とした場合を示してお
り、この場合フィーダボックス12のストロークは6段
階のうち最も小さく設定される。
【0084】また、この設定状態においても、第2カム
板部50の直線部50bを第2ストッパ面33aに当接
させたときに、フィーダボックス12のストロークが最
も大きくなるのに対して、調整ダイヤル41を回転操作
してその曲線部50aを第2ストッパ面33aに当接さ
せ、かつ始点Cから終点Dに向かう方向に調整ダイヤル
41を回転操作することにより、フィーダボックス12
のストロークは徐々に小さくなる方向に微調整される。
但し、この第2カム板部50による場合は、第1カム板
部49による場合よりも、調整範囲が小さい反面、より
高い精度で微調整できる。
【0085】このように構成されたストッパ装置40に
よれば、ストッパ装置40のシフタピン42を第1また
は第2位置に切り換えることにより、種々種類のねじ
(ねじの頭部形状が異なるねじ)をより適切なねじ込み
深さで締込むことができ、さらに調整ダイヤル41を回
転操作することにより、そのねじの種類に応じたねじ込
み深さを微調整することができる。
【0086】この微調整に関して、本実施形態では、シ
フタピン42を第1または第2位置に切り換えることに
より、調整範囲と調整精度に関して2態様の微調整を行
うことができる。この構成によれば、次のような便利な
機能を得ることができる。例えば、図16(A)に示す
ように頭部上面がねじ締付材WA の上面に対してほぼ面
一になる深さまで締込むタイプのねじ(例えば皿子形状
の頭部を有するドリルねじ、以下「A種ねじSA 」とい
う)については、ねじ締付材Wの材質によってねじ締め
込み深さが変わってくる場合が多く、このためこの種の
ねじSA についてはねじ込み深さの調整精度を高めるよ
りも調整範囲を大きくする方がより好ましい。
【0087】そこで、このA種ねじSA を締め付ける場
合には、ストッパ装置40のシフタピン42を第1位置
に切換えて、第1カム板部49の曲線部49bにより微
調整を行えば、調整精度は粗いが、広い範囲で締め込み
深さの微調整を行うことができる。この意味で、A種ね
じSA を締め付ける場合には、シフタピン42を第1位
置に切り換えておくことが望ましい。
【0088】これに対して図16(B)に示すように頭
部下面がねじ締付材Wの上面に当接する深さまで締込む
タイプのねじ(例えばなべ子形状の頭部を有するドリル
ねじ、以下「B種ねじSB 」という)については、ねじ
頭部下面をねじ締付材Wに対して密着させるためにねじ
込み深さをより正確に設定する必要があり、精度よく調
整できなければ、ねじ込み不足やねじ込み過ぎといった
不具合が生じる。従って、このB種ねじSB の場合は、
調整範囲よりもむしろ調整精度が高いことが望ましい。
【0089】そこで、このB種ねじSB を締め付ける場
合は、シフタピン42を第2位置に切り換えて、第2カ
ム板部50の曲線部50aにより微調整を行うことによ
り、調整範囲は小さいが、より高い精度で微調整を行う
ことができる。この意味で、B種ねじSA を締め付ける
場合は、シフタピン42を第2位置に切り換えておくこ
とが望ましい。
【0090】このように、本実施形態のストッパ装置4
0によれば、フィーダボックス12のストローク上限の
段階的な切換え、および連続的な微調整を行うことがで
きるのみならず、この微調整をねじの種類(すなわち、
ねじの頭部形状)に合わせて2種類の微調整を行うこが
できる。
【0091】この点、従来は例えば特開平5−3378
37号公報に開示されているように、1個のカム板部に
より微調整を行う構成であったので、微調整の精度およ
び範囲を切り換えることができず、このため締め込み過
ぎあるいは締め込み不足を生じ、あるいは実用上十分な
微調整範囲を設定することが困難であったが、例示した
ストッパ装置40によれば、2種類のねじの締付け形態
について適切な微調整を行うことができ、これにより締
め込み過ぎあるいは締め込み不足をなくすことができ
る。
【0092】第1に、例示したストッパ装置40では、
2種類のカム板部49,50を設けた構成で例示した
が、3種類以上のカム板部を設けて、さらに多種類のね
じに適合させて適切な微調整を行う構成とすることも可
能である。
【0093】第2に、フィーダボックス12側にロック
孔21c,21d,21eを設け、ロックレバー23を
ストッパベース20側に設ける構成とすることも可能で
あり、またストッパベース20は、上中下3段階に位置
変更可能な構成で例示したが、2段階または4段階以上
に位置変更可能な構成とすることも可能である。
【0094】第3に、ストローク切換え部材30に2段
階のストッパ面32a,33aを設けた構成で例示した
が、3段階以上のストッパ面を設けることも可能であ
る。
【0095】最後に、ストローク切換え部材30は、ス
トッパベース20の位置変更に伴ってストローク方向に
位置変更可能にケース11側に設ける一方、ストッパ装
置40をフィーダボックス12側に設ける構成としても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図であり、ねじ送り
装置、ストッパベースおよびストッパ装置周辺の縦断面
図である。
【図2】ケースの下部およびストッパベースの側面図で
ある。
【図3】図1の(3) 矢視図であって、ケースの下部、フ
ィーダボックスおよびストッパベースの正面図である。
【図4】図1の(4) 矢視図であって、ねじ送り装置を背
面側から見た縦断面図である。
【図5】図4の(5)-(5) 線断面図である。
【図6】図4の(6)-(6) 線断面図である。
【図7】ストッパベースを単独で示した図であり、
(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は背面図、
(D)は平面図である。
【図8】ロックレバーを単独で示した図であり、(A)
は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図である。
【図9】シフタピンを、図1において(9) 矢視方向すな
わち第2カム板部側から見た図である。
【図10】切換えプレートの機能を示す図であり、
(A)は第1位置に切り換えられてシフタピンが第1位
置に戻された状態を示し、(B)は第2位置に切り換え
られてシフタピンが第2位置に切り換えられた状態を示
している。
【図11】ねじ締付機本体が少し押し下げられた時点に
おける、ねじ送り装置の動作状態を示す縦断面図であ
る。本図、図1および図12では、A種ねじを締め付け
る場合を示しており、従ってストッパベースは下段位置
に位置され、ストッパ装置のシフタピンは第1位置に位
置されている。
【図12】ねじ締付機本体が下限位置まで押し下げ操作
された時点における、ねじ送り装置およびストッパ装置
の動作状態を示す縦断面図である。
【図13】ねじ締付機本体が押し下げ操作されていない
時点におけるケースおよびフィーダボックスの内部を示
す縦断面図である。本図および図14、図15は、B種
ねじを締め付ける場合を示しており、従ってストッパベ
ースは上段位置に位置され、ストッパ装置のシフタピン
は第2位置に位置されている。
【図14】ねじ締付機本体が少し押し下げ操作されて、
ラチェットアームがねじ送り方向に一定角度回動された
時点におけるケースおよびフィーダボックスの内部を示
す縦断面図である。
【図15】ねじ締付機本体が下限位置まで押し下げ操作
されて、B種ねじが完全に締め付けられた時点におけ
る、ケースおよびフィーダボックスの内部を示す縦断面
図である。
【図16】ねじがねじ締付材に完全に締め付けられた状
態を示す縦断面図であり、(A)はA種ねじが締め付け
られた状態を示し、(B)はB種ねじが締め付けられた
状態を示す。
【図17】段差部の近傍にねじ締めを行った場合におけ
る、段差部とケース下部との位置関係を示す図である。
【図18】従来のねじ送り装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…ねじ締付機本体 2…ドライバビット 10…ねじ送り装置 11…ケース、11d…ガイド溝、11h…傾斜部 12…フィーダボックス 14…ラチェットホイール、14b…ギヤ部 15…中間ギヤ、15a…円筒部、15b…係合突起 16…ラチェットアーム、16e…ガイドローラー、1
6f…係合解除片、16g…傾斜面 18…係合解除ボタン 20…ストッパベース 21b…案内縁、21c…上段のロック孔、21d…中
段のロック孔、21e…下段のロック孔 23…ロックレバー、23c…ロック片 30…ストローク切換え部材 32a…第1ストッパ面 33a…第2ストッパ面 40…ストッパ装置 41…調整ダイヤル 42…シフタピン 49…第1カム板部、49a…曲線部 50…第2カム板部、50a…曲線部 51…切換えプレート SA …A種ねじ、SB …B種ねじ L…ねじ締め完了時におけるケースの下端とねじ締付材
との間の間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続ねじ締付機に装設したねじ送り装置
    のフィーダボックスに、ねじ締め方向の位置を変更可能
    に装着されるストッパベースであって、前記ねじ締め方
    向に適宜間隔をおいて複数のロック孔を有し、該ロック
    孔に前記フィーダボックス側に設けたロック片を抜き差
    し操作して、締め付けるねじの長さに合わせて前記ねじ
    締め方向の位置を選択的に変更可能な構成としたことを
    特徴とする連続ねじ締付機のストッパベース。
JP19773096A 1996-07-26 1996-07-26 連続ねじ締付機のストッパベース Pending JPH1034553A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19773096A JPH1034553A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 連続ねじ締付機のストッパベース
DE19731949A DE19731949C2 (de) 1996-07-26 1997-07-24 Schraubenfördereinrichtung in einem kontinuierlich arbeitenden Schraubendreherwerkzeug
US08/900,934 US5988025A (en) 1996-07-26 1997-07-25 Screw feeding device in continuous screw driving tool

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19773096A JPH1034553A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 連続ねじ締付機のストッパベース

Publications (1)

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JPH1034553A true JPH1034553A (ja) 1998-02-10

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ID=16379395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19773096A Pending JPH1034553A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 連続ねじ締付機のストッパベース

Country Status (1)

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JP (1) JPH1034553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7231854B2 (en) 2005-04-28 2007-06-19 Hitachi Koki Co., Ltd. Connected-screw driver

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7231854B2 (en) 2005-04-28 2007-06-19 Hitachi Koki Co., Ltd. Connected-screw driver

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