JP3253822B2 - 溶接機の制御装置 - Google Patents

溶接機の制御装置

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JP3253822B2
JP3253822B2 JP10869095A JP10869095A JP3253822B2 JP 3253822 B2 JP3253822 B2 JP 3253822B2 JP 10869095 A JP10869095 A JP 10869095A JP 10869095 A JP10869095 A JP 10869095A JP 3253822 B2 JP3253822 B2 JP 3253822B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接機の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の抵抗溶接機の制御装置
の第1例(インバータ方式)を示すもので、これは以下
のように構成されている。交流電源1の交流電圧は、整
流器2で直流に変換され、コンデンサ3で平滑された
後、スイッチング素子例えばIGBT(絶縁ゲートバイ
ポーラトランジスタ)41〜44からなるインバータに
より、1kHz程度の高周波の交流に変換され、変圧器
5により低い交流電圧に変換したした後、整流器7で直
流に変換して溶接電極9に直流の溶接電流を供給可能に
なっている。溶接電極9への配線部には、浮遊インダク
タンス8が存在し、直流の溶接電流平滑化に有効に作用
している。
【0003】溶接電流の大きさは、電流基準I* により
制御される。すなわち、溶接電流は、変流器6を介して
変圧器5の一次電流を検出後、溶接電流シミュレータ回
路12で直流溶接電流を模擬(変圧器5の一次側には溶
接電流のうち整流器7の還流電流は流れない)して検出
し、電流基準I* と比較し、電流制御器63でその誤差
を減少させるように電流制御信号aを出力する。
【0004】電流制御信号aは、比較器65でキャリア
発生器64から出力される三角波bと比較され、PWM
信号cとなる。キャリア発生器64は、三角波bの周期
に同期した信号dを出力し、分配回路66は信号dに応
じて出力信号e,fのいずれか一方をアクティブにす
る。これにより、アンド回路67と68を介して駆動回
路21と22に交互にPWM信号cが与えられる。
【0005】一方、起動回路19から駆動信号gが入力
されると、タイマー20が動作し設定時間のみ通電信号
hが出力され、駆動回路21,22を動作状態にするこ
とによりスイッチング信号j,kが交互に出力され、I
GBT41とIGBT44のグループと、IGBT43
とIGBT42のグループが交互にオンして高周波の交
流電圧が変圧器5の一次側に与えられ、溶接電流と溶接
時間の制御が行われる。
【0006】図14は、従来の抵抗溶接機の制御装置の
第2例(サイリスタ方式)を示すもので、交流電源1か
らサイリスタ70により点弧位相制御を行った交流電圧
を変圧器5の一次側に供給し、変圧器5の二次側の電圧
を交流として溶接電極9に使用する方式である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた第1例(イ
ンバータ方式)と、第2例(サイリスタ方式)はいずれ
も以下のような問題点がある。図13のインバータ方式
は、図14のサイリスタ方式に比べると、応答がが早く
電流制御も比例積分(PI)制御により高精度となる
が、数万アンペアの電流を整流する整流器7の電力損失
が発生し、効率が低いことや冷却水量の増加が問題であ
る。
【0008】サイリスタ方式は、商用電源の半サイクル
毎しか制御できないので、電流制御応答が遅く、しかも
無通電期間が存在するので、熱の変動が大きく溶接品質
が悪い。
【0009】また、サイリスタ方式は、オン時期を制御
できるが、オフ時期が制御できないので、変圧器の飽和
防止制御が細かくは困難であるため、鉄心の磁束密度を
低く設計する必要がある。
【0010】本発明の目的は、高品質な溶接を可能と
し、また変圧器の飽和防止制御を行い、鉄心の磁束密度
を高くまで利用できる溶接機の制御装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、直流電源からの直流電
力をパルス幅変調制御により波形成形して溶接機に流れ
る負荷電流を制御する電力変換器と、前記負荷電流と電
流基準を比較してその偏差を減少させる制御信号を出力
する制御手段と、一定の変調周期で導通のパルス幅変調
信号を出力すると共に、前記制御信号と前記負荷電流と
の比較結果に応じて非導通のパルス幅変調信号を出力す
るパルス幅変調制御手段と、前記変調周期毎に漸増また
は漸減するデイザ信号を前記電流基準または負荷電流に
加える演算手段と、前記パルス幅変調信号から得られる
変調率を直接または関数を介して前記電流基準または前
記負荷電流を補正する補正手段を具備した溶接機の制御
装置である。
【0012】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明では、前記変調率はパルス幅変調信号またはこ
のパルス幅変調信号の反転信号をフィルタを介して平均
化することを特徴とする請求項1記載の溶接機の制御装
置である。
【0013】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明では、直流電源からの直流電力をパルス幅変調
制御により交流電力に変換し、変圧器の一次側に供給
し、かつ変圧器の二次側から得られる交流電力を溶接機
に供給するインバータと、このインバータの出力電流と
電流基準を比較して電流を制御する電流制御手段と、周
波数基準により前記インバータの出力電流の方向を反転
する反転制御手段と、前記交流電流の正のサイクルの最
終パルス幅変調の導通信号の期間中の電流変化率と
記交流電流の負のサイクルの最終パルス幅変調の導通信
の期間中の電流変化率とを交互に比較する比較手段
と、この比較手段により得られる比較結果により正のサ
イクルと負のサイクルの電流値を調整する第1の調整手
段と、前記交流電流の正のサイクルと負のサイクルの時
間を調整する調整する第2の調整手段とを具備した溶接
機の制御装置である。
【0014】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明では、前記インバータの周波数は、通電開始の
半サイクル〜数サイクル間のみ、定常周波数より高くし
た請求項3記載の溶接機の制御装置である。
【0015】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明では、直流電源からの直流電力をパルス幅変調
制御により交流電力に変換し、変圧器の一次側に供給
し、かつ変圧器の二次側から得られる交流電力を溶接機
に供給するインバータと、このインバータの通電終了時
の最終の半サイクルの極性と通電幅を検出する検出手段
と、前記通電終了時の最終の半サイクルの通電幅が設定
値より広いか狭いかを検出し、狭い場合次の通電開始時
は前回の最終半サイクルと同方向から通電を開始し、広
い場合次の通電開始時は前回の最終半サイクルと逆方向
から通電開始を決定する手段を具備した溶接機の制御装
置である。
【0016】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明では、直流電源からの直流電力をパルス幅変調
制御により交流電力に変換し、変圧器の一次側に供給
し、かつ変圧器の二次側から得られる交流電力を溶接機
に供給するインバータと、前記交流電流値と前記パルス
幅変調制御の変調率を検出する検出手段と、前記交流電
流の正の半サイクルと負の半サイクルのそれぞれ最終パ
ルス幅変調制御の時点の前記交流電流と前記変調率を比
較し、この値がバランスする方向に前記交流電流の正負
の大きさと、前記交流電流の通電幅の少なくとも一方を
変える手段を具備した溶接機の制御装置である。
【0017】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明では、前記インバータの交流電流の周波数を手
動により調整可能にする手段を備えたことを特徴とする
請求項5または請求項6記載の溶接機の制御装置であ
る。
【0018】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、デイザ信号
による電流制御の誤差分をパルス幅変調信号から得られ
る変調率を直接または関数を介して補正することによ
り、高速で精度が向上し、これにより高品質な溶接が可
能となる。
【0019】請求項2に対応する発明によれば、パルス
幅変調信号を平均化することにより、遅れが存在する
が、平均的な変調率を容易に求めることができる。請求
項3に対応する発明によれば、変圧器の一次側の電流の
正のサイクルの最終パルス幅変調の導通期間の電流変化
率と、該一次側の負のサイクルの最終パルス幅変調の導
通期間の電流の変化率を比較することにより、偏磁方向
を見つけ、その結果に基づいて正のサイクルの電流値と
負のサイクルの電流値を微少に調整することにより偏磁
を防止できる。
【0020】請求項4に対応する発明によれば、偏磁し
易い通電の初期区間のみ過渡的にインバータ周波数を上
昇させることにより、変圧器の磁束密度を下げることに
より過渡的な偏磁を防止できる。
【0021】請求項5に対応する発明によれば、最終通
電の極性と通電幅から次回スタート時の通電方向が変圧
器鉄心の磁束密度がより低い方向に選んで起動する。請
求項6に対応する発明によれば、偏磁検出を最終パルス
幅変調制御の変調率を主体として比較し、電流値が変わ
った場合の修正を行うことにより、偏磁を防止できる。
【0022】請求項7に対応する発明によれば、方形波
回路の交流電流の周波数を手動で商用周波数より低下さ
せることにより、可変溶接電極回路部の浮遊インダクタ
ンスが大きくなって波形率が悪化しても、力率が悪化し
ない。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明するが、図13と同一部分には同一符号を付して
その説明を省略する。 <第1実施例> (構成)第1実施例は図1に示すように構成されてい
る。すなわち、実効値回路13は、変流器6により変圧
器5の一次電流を検出し、この検出された交流電流を整
流回路11で直流電流Id とし、これから実効値Irms
を求める。
【0024】増幅回路14は実効値Irms および実効値
基準(Irms * )の誤差を増幅する。加算回路15は、
増幅回路14の出力と前記実効値基準Irms * を加算
し、増幅回路14の誤差が減少する方向にように加算回
路15の入力に補正信号として加算し、新しい電流基準
*を出力し、この電流基準I *を加算回路16に出力
する。
【0025】加算回路16は、電流基準I *と、後述す
る電流補正回路35からの出力V35と、後述する関数発
生回路33の出力を加算し、出力V16すなわち最終電流
基準を出力する。
【0026】比較回路26は、加算回路16の出力V16
と整流回路11の出力である直流電流Id が比較され、
この偏差出力がフリップフロップ29のリセット端子R
に入力し、フリップフロップ29のセット端子Sには後
述するパルス発生器27からの信号が入力される。
【0027】パルス発生器27は、変調用周波数を発生
し、その立上りでフリップフロップ29のセット端子S
に入力し、フリップフロップ29の出力を“1”にセッ
トし、インバータブリッジのIGBTをオンさせる極性
となる。
【0028】加算回路16の出力V16より整流回路11
の出力Id が大になると、フリップフロップ29の出力
が“0”となる。すなわち、フリップフロップ29の出
力がPWM信号となる。
【0029】一方、パルス発生器27の出力がディザ回
路28に入力され、ディザ回路28において変調同期毎
に漸増または漸減する三角状の波形が出力され、これが
比較回路26に入力される。以上のような構成により、
ノイズ等に強いPWM信号を出力できるようになってい
る。
【0030】変調率(M率)検出回路32は、フリップ
フロップ29の出力であるPWM信号を入力して変調率
を検出し、この検出した変調率を関数回路33に入力す
ることにより、得られる電流精度補正入力として加算回
路16に入力する。
【0031】また、分配回路31にはフリップフロップ
29の出力であるPWM信号およびを後述する通電幅選
択回路39からの交流電流極性信号Fを入力し、信号F
によりPWM信号を、インバータ(インバータブリッ
ジ)4のIGBTを駆動する駆動回路21,22に分配
する。
【0032】起動回路19は、タイマー20を起動する
ための信号を出力し、タイマー20の通電時間中のみ駆
動回路21,22を動作させる。以上述べた構成以外
に、変圧器5の偏磁防止を目的とする構成を備えてい
る。すなわち、サンプル信号回路34は、後述する通電
幅選択回路39からの交流電流極性信号FとPWM信号
を入力してサンプル信号Sa,Sbを出力する。
【0033】微分回路17は、整流回路11により整流
された直流検出電流Idの電流変化率V17を検出する。
サンプリングホールド回路18は、サンプル信号回路3
4からサンプル信号Saと微分回路17の電流変化率V
17を入力し、交流電流のハーフサイクルの最終PWM時
の電流変化率をサンプリングホールドして出力Aを出力
するものである。
【0034】また、サンプリングホールド回路23は、
サンプル信号回路34からサンプル信号Sbと微分回路
17の電流変化率V17を入力し、交流電流のハーフサイ
クルの最終PWM時の電流変化率をサンプリングホール
ドして出力Bを出力するものである。
【0035】比較回路24は、サンプリングホールド回
路18,23の出力A,Bのレベルを比較し、AとBが
略等しい場合は0を出力し、またB>A+α(比較回路
24のウインドウ幅)の場合はPを出力し、さらにB<
A−α(比較回路24のウインドウ幅)の場合はNを出
力する。
【0036】ラッチ回路25は比較回路24においてレ
ベル比較した結果を、後述する信号回路37からのラッ
チ信号Lにより、プラス(P)、ゼロ(0)、マイナス
(N)の3レベルに判別する。
【0037】電流補正回路35は、後述する通電幅選択
回路39からの交流電流極性信号Fを受け、ラッチ回路
25からの出力P,0,Nに応じて電流値の補正(直流
分の補正)を行い、出力V35を出力する。
【0038】方形波回路36は、後述する過渡周波数上
昇回路40からの信号を入力し、インバータ出力周波数
fを決定する。信号回路37は、方形波回路36からの
インバータ出力周波数fを入力し、3通りの通電幅信号
W1 ,W2 ,W3 を出力する。
【0039】通電幅選択回路39は、ラッチ回路25か
らの出力P,0,Nを受けて、3通りの通電幅信号W1
,W2 ,W3 から1つ交流電流極性信号Fを、前記サ
ンプ信号回路34および分配回路31に出力する。
【0040】また、過渡周波数上昇回路40は、起動回
路19からの出力V19を入力し、起動の最初の一定期間
のみ周波数を上昇させる。 (作用)以上のように構成された第1実施例の作用効果
について、図2〜図5を参照して説明する。まず、信号
回路37の出力波形について、図2を参照して説明す
る。方形波回路36の出力信号fは、インバータ出力電
流の周波数をきめる信号であり、パルス幅T1 とT2 は
等しい。W2 は出力信号fよりやや遅れた信号で、パル
ス幅は等しい。W3 はW2 より“1”の区間が狭く、W
1 はW2 より“1”の区間が広くなっている。
【0041】ラッチ信号Lは、出力信号fが変化する時
点で立上がり、ラッチ回路25はLの立上がり時点のデ
ータをラッチする。通電幅選択回路39は、ラッチ回路
25の出力P,0,Nにより信号回路37からの通電幅
信号W1 ,W2 ,W3 から1つ選んで出力Fとする。
【0042】次に、図3により偏磁方向検出動作につい
て説明する。現在偏磁がなく、ラッチ回路25は0を出
力している場合通電幅選択回路39は、図2の通電幅W
2 を選択して出力Fとなる。すなわち、インバータ出力
の正負の通電幅が等しくなる制御となっているものとす
る。
【0043】インバータ出力電流iACは整流回路11に
より整流され、Id となり、PWM信号の“1”の区間
IGBTがオンするので、電流が増加し、PWM信号の
“0”の区間はIGBTがオフするので、電流は減少す
る。
【0044】PWM波形とF信号を受け、サンプリング
信号回路34からSa,Sbを出力し、交流電流の半サ
イクル毎の電流微分値V17をそれぞれサンプリングホー
ルドして出力A,Bとする。
【0045】時刻t1 の時点でV17をホールドし出力A
とする。時刻t2 の時点でV17をホールドして出力Bと
し、Lの立上がり点てせ比較してラッチ回路25の出力
を3レベルで出力する。時刻t2 でAとBが略等しい場
合は0出力となり、B>A+α(比較回路24のウイン
ドウ幅)の場合はP出力を出す。
【0046】すなわち、F信号が“0”の期間の方向で
(dId)/(dt)が大きいことは、変圧器5が偏磁
して励磁電流が増加したと考えられるので、F信号の
“0”の期間を短くすることにより、偏磁が防止できる
ことになる。
【0047】このため、通電幅選択回路39は、Pが出
力された場合、時刻t2 でW2 からW1 に切換えること
により、F信号の“0”の期間を短くする。B<A−α
(比較回路24のウインドウ幅)の場合は、N出力とな
り、Fが“1”の区間の場合飽和方向に偏磁しているの
で、W3 を選択してF出力すればよいことになる。この
選択は、半サイクル毎に行われる。
【0048】次に、電流補正回路35について図4に従
って説明する。すなわち、時刻t2でラッチ回路25が
P出力を出した場合、図3で説明したようにFが“0”
の期間で変圧器5が飽和方向にあるので、この区間の電
流値を下げ、Fが“1”の区間の電流値を上げることに
より、偏磁を防止できる。これは、電流補正回路35の
出力がV35となるように構成してあるからである。
【0049】また、時刻t2 でラッチ回路25が“0”
を出力した場合は、電流補正回路35は、V350 すなわ
ちゼロ出力となり、電流補正は行われない。また、時刻
t2 でラッチ回路25がNを出力した場合は、同様に電
流補正回路35の出力はV35を出力し、Fが“1”の区
間の電流を低下させることにより、変圧器5の偏磁を防
止できる。
【0050】なお、電流補正回路35と通電幅選択回路
39は、図1のように両方に設けることの他、いずれか
一方を設けることでも作用はほとんど変わらないが、交
流電流の周波数を可変する場合、周波数が高くなると、
通電選択回路39が強力となり、周波数が低い場合は電
流補正回路35が強力となる。
【0051】次に、過渡周波数上昇回路40の動作につ
いて、図5を参照して説明する。変圧器5に、通電開始
する直前で鉄心の磁束密度は、残留磁束の影響があり、
ゼロよりもやや高い位置に前回の通電の最終磁束の方向
にずれている。
【0052】そこで、通電の最初から通電交流の周波数
を選ぶと鉄心が飽和し易くなる。ところが、従来のサイ
リスタやインバータの直流方式では、周波数一定で通電
幅を狭く起動していたが、本実施例では180度通電方
式のため(溶接性能を良くするため)、本方式を採用で
きない。
【0053】このようなことから、図5に示すように、
起動信号V19がオンになった最初の部分(図5では1サ
イクル)の周波数を上昇させることにより、鉄心の飽和
を避けるように工夫されている。
【0054】この最初の部分は、半サイクルから2〜3
サイクルでなるべく短い方が波形率が向上するので、溶
接品質を悪化させることなく、変圧器5の磁束密度を有
効に利用することが可能である。すなわち、起動の最初
の半サイクルは、磁束変化幅が50%程度しか利用でき
ないことに注目して制御する。
【0055】次に、デイザ分補正によって電流精度が向
上することについて、図6を参照して説明する。変調周
期毎に、パルス発生器27からのセット信号Sが入力さ
れ、PWM信号はオンとなり、加算回路16の出力V16
である最終電流基準と検出電流Idを比較回路26で比
較し、最終電流基準より検出電流Idが大きくなると、
PWM信号は“0”「オフ」に切換わるデイザ信号は、
変調周波数に同期した、鋸歯状波的なものを比較回路2
6に入力し(図6では検出電流と同極に加え)、ノイズ
に強い安定なパルス幅変調(PWM)を行えるように、
検出電流の最大値の数%〜5%程度のピークのデイザ信
号を加える。
【0056】ところが、このデイザ信号のため電流精度
は最大でデイザ信号のピーク値分悪化することになる。
この電流制御を高速に高精度に行うためのデイザ回路2
8が図1の変調率検出回路32と関数発生器33による
電流基準の補正である。
【0057】図6において、時刻t1 において、電流基
準ー(検出電流+デイザ)<0になってPWM信号が
“1”→“0”に変化したので、電流制御誤差はh分だ
けと判る。このhの大きさは、変調率MすなわちT2 /
T1 を求めて電流基準をその分だけ上げれば、次のPW
M信号点で補正されることになり、極めて早い応答を得
ることが可能となる。変調率はT2 /T1 をマイクロプ
ロセッサなどで演算して補正することができるが、簡易
的にはPWM信号にフィルタを介して平均化することに
より、2〜3パルス遅れで補正可能である。
【0058】なお、デイザ信号が図7に示す逆傾斜で電
流基準側に加算する方式の場合は、反転PWM信号を求
め、M=(1−反転PWM信号)から求まることが判
る。また、図8に示すようにデイザ信号が非直線的な場
合は、図1の関数回路33により、非直線性を補正する
ことは容易に実現できる。
【0059】(効果)以上述べた第1実施例によれば、
起動時過渡的に交流電流の周波数を上昇させることによ
り、変圧器5の鉄心の飽和を防ぎ、電流リプルの変化率
の比較により偏磁方向を検出して電流値や通電幅を微調
整することにより、変圧器5の磁束密度を限界まで、利
用することができ、この結果小形化を図ることができ、
経済的である。
【0060】しかも、電流制御を高速高精度に行うこと
により、高品質な溶接が可能となる溶接機の制御装置が
提供できる。 <第2実施例>図9に示すように、図1の実施例に新た
に、通電幅メモリー51と、方向決定回路52と、起動
方向回路53を追加したものである。タイマー20が停
止信号を出力した時点の交流電流極性信号Fの通電幅を
通電メモリー51で求め、その結果から次の起動時の通
電方向を決める方向決定回路52により起動回路19か
らの起動信号V19を受けて、起動方向回路53により通
電方向をプリセットして方形波回路36をスタートさせ
る。これは交流の周波数を商用周波数より低下させて使
用する場合に極めて有効となる。
【0061】図10に示すように、通電停止時の通電方
向と通電幅T3 をラッチして次の起動サイクルの通電方
向を決め、変圧器5が飽和しない方向から通電を開始す
る。簡単に考えると、通電幅T3 が50%以下の場合
は、磁束がゼロ方向に移動している範囲であるので、次
のスタートは同方向に電流を流す。通電幅T3 が50%
以上の場合は、磁束がゼロを通過していて増加方向なの
で、次の起動時は反対極性で電流を流すことで変圧器5
の鉄心を有効利用できる。
【0062】正確には、電圧のフォーシングがあるの
で、通電幅T3 が50%未満の点を界として次のスター
ト方向を決めることが望まれる。 <変形例> 1)図1の実施例では、変圧器5の偏磁を変圧器5の一
次側のリプル電流の変化分から求めたが、図11に示す
ように高速電流制御を行うと変圧器5が飽和しても電流
Idがほとんど増加しないようにインバータ出力を下げ
ることになる。このため、時刻t1 ,t2 の変調率Mを
検出比較することにより、偏磁を検出することが可能と
なる。
【0063】さらに、図11に示すように変圧器5の飽
和により電流が増加する場合には、時刻t1 ,t2 の時
点のそれぞれの(Id−M)を比較すれば、飽和をさら
に拡大してつかまえることができる。
【0064】2)図1で説明した電流精度の高い高速電
流制御は、図1のインバータ4でなく、図12に示すI
GBT4´、ダイオード50、リアクトル8、レーザ発
振機の如き負荷5´からなるチョッパ回路にも同様に応
用できることは説明するまでもない。なお、図12の回
路は、小容量の溶接機やパルス溶接機などに使用され
る。
【0065】3)図1の実施例は加算回路16の出力V
16を直流の電流基準とし、周波数をパルス発生器27か
ら別に与える方式であるが、加算回路16の出力V16と
周波数により交流の電流基準を作り、これと変流器6に
検出された交流電流iACと比較回路26で比較して出力
されるPWM信号で直接駆動回路21,22を駆動する
ように構成してもよい。この方式であっても、図1の実
施例と同様な作用効果を得ることができる。この場合
は、偏磁補正の電流分制御は、サンプリング出力AとB
の差を交流電流基準に加えることで行える。
【0066】4)図1の実施例の制御装置(主回路を除
く回路)のうち、整流回路11、微分回路17、サンプ
リングホールド回路18,23、駆動回路21,22、
起動回路19を除いた回路のすべてをマイコンにより簡
単に実現することができる。
【0067】5)図1では比較回路24は、3レベル
(P,0,N)の判別で電流補正回路35、通電幅選択
回路39をそれぞれ3レベルの動作を行っているが、0
レベルを省略して2レベルとしても動作的にはほぼ同じ
作用となることは言うまでもない。
【0068】6)図1の実施例において、溶接電極回路
部分の浮遊インダクタンス8が大きくなると、波形率が
悪化するので、方形波回路36の周波数を手動設定変更
可能な回路を設ければ、インダクタンスが大きく、力率
が悪いため、パワーを注入できない回路では、周波数を
下げて使用することで、力率の改善が可能になる。この
場合変圧器5は、低周波用のものに置き換える必要があ
る。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、高品質な溶接を可能と
し、また変圧器の飽和防止制御を行い、鉄心の磁束密度
を高くまで利用できる溶接機の制御装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接機の制御装置の第1実施例を説明
するためのブロック図。
【図2】図1の信号回路37を説明するための図。
【図3】図1の実施例の偏磁方向検出動作を説明するた
めの図。
【図4】図1の実施例の電流補正回路35を説明するた
めの図。
【図5】図1の実施例の過渡周波数上昇回路40を説明
するための図。
【図6】図1の実施例のディザ回路28を説明するため
の図。
【図7】図1の実施例のディザ回路28を説明するため
の図。
【図8】図1の実施例のディザ回路28を説明するため
の図。
【図9】本発明の溶接機の制御装置の第2実施例を説明
するためのブロック図。
【図10】図9の実施例の動作を説明するための図。
【図11】本発明の溶接機の制御装置の変形例を説明す
るための図。
【図12】本発明の溶接機の制御装置の変形例を説明す
るための図。
【図13】従来の溶接機の制御装置の第1例を説明する
ための図。
【図14】従来の溶接機の制御装置の第2例を説明する
ための図。
【符号の説明】
1…交流電源、2…整流器、3…コンデンサ、4…イン
バータ、4´…IGBT、5…変圧器、5´…負荷、6
…変流器、7…整流器、8…浮遊インダクタンス、9…
溶接電極、11…整流回路、12…実効値基準、13…
実効値回路、14…増幅回路、15,16…加算回路、
17…微分回路、18,23…サンプリングホールド回
路、19…起動回路、20…タイマー、21,22…駆
動回路、24…比較回路、25…ラッチ回路、26…比
較回路、27…パルス発生器、28…ディザ回路、29
…フリップフロップ回路、31…分配回路、32…変調
率検出回路、33…関数回路、34…サンプル信号回
路、35…電流補正回路、36…方形波回路、37…信
号回路、39…通電幅選択回路、40…過渡周波数上昇
回路、51…通電幅メモリー、52…方向決定回路、5
3…起動方向回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02M 7/537 H02M 7/537 D (56)参考文献 特開 平5−305453(JP,A) 特開 平6−114569(JP,A) 特開 平7−96375(JP,A) 特開 昭63−77380(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 B23K 9/073 B23K 9/09 B23K 11/24 H02M 7/537

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源からの直流電力をパルス幅変調
    制御により波形成形して溶接機に流れる負荷電流を制御
    する電力変換器と、 前記負荷電流と電流基準を比較してその偏差を減少させ
    る制御信号を出力する制御手段と、 一定の変調周期で導通のパルス幅変調信号を出力すると
    共に、前記制御信号と前記負荷電流との比較結果に応じ
    て非導通のパルス幅変調信号を出力するパルス幅変調制
    御手段と、 前記変調周期毎に漸増または漸減するデイザ信号を前記
    電流基準または負荷電流に加える演算手段と、 前記パルス幅変調信号から得られる変調率を直接または
    関数を介して前記電流基準または前記負荷電流を補正す
    る補正手段とを具備した溶接機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記変調率はパルス幅変調信号またはこ
    のパルス幅変調信号の反転信号をフィルタを介して平均
    化することを特徴とする請求項1記載の溶接機の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 直流電源からの直流電力をパルス幅変調
    制御により交流電力に変換し、変圧器の一次側に供給
    し、かつ変圧器の二次側から得られる交流電力を溶接機
    に供給するインバータと、 このインバータの出力電流と電流基準を比較して電流を
    制御する電流制御手段と、 周波数基準により前記インバータの出力電流の方向を反
    転する反転制御手段と、 前記交流電流の正のサイクルの最終パルス幅変調の導通
    信号の期間中の電流変化率と前記交流電流の負のサイ
    クルの最終パルス幅変調の導通信号の期間中の電流変化
    とを交互に比較する比較手段と、 この比較手段により得られる比較結果により正のサイク
    ルと負のサイクルの電流値を調整する第1の調整手段
    と、 前記交流電流の正のサイクルと負のサイクルの時間を調
    整する調整する第2の調整手段とを具備した溶接機の制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記インバータの周波数は、通電開始の
    半サイクル〜数サイクル間のみ、定常周波数より高くし
    たことを特徴とする請求項3記載の溶接機の制御装置。
  5. 【請求項5】 直流電源からの直流電力をパルス幅変調
    制御により交流電力に変換し、変圧器の一次側に供給
    し、かつ変圧器の二次側から得られる交流電力を溶接機
    に供給するインバータと、 このインバータの通電終了時の最終の半サイクルの極性
    と通電幅を検出する検出手段と、 前記通電終了時の最終の半サイクルの通電幅が設定値よ
    り広いか狭いかを検出し、狭い場合次の通電開始時は前
    回の最終半サイクルと同方向から通電を開始し、広い場
    合次の通電開始時は前回の最終半サイクルと逆方向から
    通電開始を決定する手段とを具備した溶接機の制御装
    置。
  6. 【請求項6】 直流電源からの直流電力をパルス幅変調
    制御により交流電力に変換し、変圧器の一次側に供給
    し、かつ変圧器の二次側から得られる交流電力を溶接機
    に供給するインバータと、 前記交流電流値と前記パルス幅変調制御の変調率を検出
    する検出手段と、 前記交流電流の正の半サイクルと負の半サイクルのそれ
    ぞれ最終パルス幅変調制御の時点の前記交流電流と前記
    変調率を比較し、この値がバランスする方向に前記交流
    電流の正負の大きさと、前記交流電流の通電幅の少なく
    とも一方を変える手段とを具備した溶接機の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記インバータの交流電流の周波数を手
    動により調整可能にする手段を備えたことを特徴とする
    請求項5または請求項6記載の溶接機の制御装置。
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