JP3252830B2 - レベル変換回路 - Google Patents

レベル変換回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レベル変換回路に
係わり、特に、負電源で動作するECLロジック回路、
又は、GaAsロジック回路の出力レベルを正電源で動
作するCMOSロジック回路の入力レベルに変換するレ
ベル変換回路(入力バッファ回路)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のレベル変換回路の一例を
図5に示す。ECLロジック回路は、グランドGNDと
負電源VEE(通常−5.2Vまたは−4.5V)の下
で動作する。一方、CMOSロジック回路は、正電源V
DD(通常+5Vまたは+3.3V)とGND間でフル
スイング動作する。ECLロジック回路の出力(例えば
NPNバイポーラトランジスタのオープンソース出力)
は、伝送線路と終端抵抗を介して終端電圧VTT(通常
―2V程度)に接続される。これにより、終端抵抗には
ECLレベル(通常はハイレベルが−0.9Vでローレ
ベルが−1.7V程度)が現れる。この信号は、直列に
接続されたキャパシタを介してAC成分のみが入力端子
に伝えられる。入力端子のDCバイアス(通常はVDD
−2V程度)は、例えばVDDとGNDからR1とR2
の抵抗分割によりECLロジック回路とは独立に生成さ
れる。PECL−CMOSレベル変換部では、ポジティ
ブECL(いわゆるPECL)レベルに変換された入力
電圧とレファレンス電圧入力端子に印加されたレファレ
ンス電圧(通常VDD−1.3V程度)とを比較し、出
力端子にVDDとGND間のフルスイングCMOSレベ
ルを出力する。このように直列接続のキャパシタを介し
てAC接続することにより、負電源VEEで動作するE
CLロジック回路の信号レベルと正電源VDDで動作す
るCMOSロジック回路の信号レベルをインタフェース
(レベル変換)していた。
【0003】なお、PECL−CMOSレベル変換部の
回路構成については、当該技術に関わる技術者には広く
知られているので詳しく説明しないが、例えばnMOS
トランジスタを用いた差動対に負荷と定電流源を接続
し、負荷からの相補出力にカレントミラー回路を接続し
てフルスイングCMOSレベルに変換することが一般的
に行われている。
【0004】従来のレベル変換回路の他の例、例えば、
特願平10−13209号公報に示された回路図を図6
に示す。この従来例では、負電源VEEで動作するEC
Lロジック回路の信号レベルを正電源VDDで動作する
CMOSロジック回路の信号レベルにインタフェース
(レベル変換)するために、NPNバイポーラトランジ
スタ(Q1、Q2)と定電流源と負荷抵抗(R3)とで
構成された差動回路にECL信号をまず入力する。次
に、この差動回路の負荷抵抗側の出力を、ソース電極が
VDDにドレイン電極が抵抗(R4)にそれぞれ接続さ
れたpMOSトランジスタ(M3)のゲート電極に接続
する。さらに、この差動回路の他方の出力(Q2のコレ
クタ電極)をM3のドレイン電極に接続する。Q2がオ
フの時は、M3とR4はVDD接地のインバータ回路と
して動作し、その出力レベルはVDD近くまで上昇す
る。一方、Q2がオンの時はR4をプルダウンし、その
出力レベルはGND近くまで降下する。その先に接続さ
れたCMOSインバータ回路(M4とM5)を介して、
最終的にVDDとGND間でフルスイングするCMOS
レベルに変換される。
【0005】上記した従来の回路の第1の問題点は、図
5のように、キャパシタでAC的な接続を行った場合、
伝達信号に制約が生じることである。即ち、スクランブ
ルや8B10Bコーディング等のマーク率を50%に維
持する信号処理が必要になることである。
【0006】その理由は、キャパシタの容量値Cと終端
抵抗値Rで決まる時定数RCと同程度に永い期間にわた
り同一の符号(例えば論理0)が連続する場合、PEC
L−CMOSレベル変換部の入力電圧が自己バイアス電
圧に到達してしまい、論理判別が不能(不定)になって
しまうからである。
【0007】第2の問題点は、図6のように、DC的な
接続を行った場合、上述の第1の問題点は回避できるも
のの、レベル変換回路には負電源も印加しなければなら
ないことである。それゆえに、ASICの入力バッファ
としてCMOSロジック回路と混載する場合、正電源と
負電源の印加に対する特別な配慮(電源分配、電源間E
SD保護、電源投入シーケンス制約等)が必要となり、
標準的なASIC設計手法との親和性が低い。
【0008】その理由は、第2の従来例(図6)では、
Q1とQ2と定電流源とR3とで構成された差動回路に
ECL信号をまず入力し、この差動回路の負荷抵抗側の
出力をM3のゲート電極に接続し、他方の出力(Q2の
コレクタ電極)をM3のドレイン電極に接続しているか
らである。したがって、この差動回路には負電源VEE
の印加が必須となる。
【0009】第3の問題点は、第2の従来例(図6)で
は、BiCMOSプロセスが必要となり、一般的にCM
OSプロセスと比べて製造コストが上昇することであ
る。
【0010】その理由は、第2の従来例(図6)では、
差動回路としてバイポーラトランジスタ(Q1、Q2)
を用いているからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、DCからの信号伝
達が可能で、レベル変換回路に負電源を直接印加する必
要がなく、CMOSプロセスで実現が可能で、標準的な
ASIC設計手法との親和性が高く、入力バッファとし
てCMOSロジック回路との混載が容易な、負電源のE
CL信号レベルから正電源のCMOS信号レベルへイン
タフェース(レベル変換)する新規なレベル変換回路を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。
【0013】即ち、本発明に係わるレベル変換回路の第
1態様は、負のECLレベルを正のCMOSレベルに変
換するためのレベル変換回路であって、前記負のECL
レベルを入力するこのレベル変換回路の入力端子と、一
端が前記入力端子に接続されるレベルシフト部と、一端
が前記レベルシフト部に接続され、他端が正電源に接続
された前記レベルシフト部の負荷部と、前記レベルシフ
ト部でレベルシフトされた電圧を基準電圧と比較してC
MOSレベルに変換するポジティブECL−CMOSレ
ベル変換部とで構成したことを特徴とするものであり、
叉、第2態様は、前記レベルシフト部は、ゲート電極と
ドレイン電極とを短絡したnMOSトランジスタで構成
すると共に、前記負荷部は、ゲート電極をグランドに、
ソース電極を正電源に夫々接続したpMOSトランジス
タで構成したことを特徴とするものであり、叉、第3態
様は、前記レベルシフト部のゲート電極とドレイン電極
とを短絡したnMOSトランジスタは、複数個直列に接
続されていることを特徴とするものであり、叉、第4態
様は、前記レベルシフト部は、PN接合ダイオードで構
成すると共に、前記負荷部は、ゲート電極をグランド
に、ソース電極を正電源に夫々接続したpMOSトラン
ジスタで構成したことを特徴とするものであり、叉、第
5態様は、前記PN接合ダイオードを複数個直列に接続
して前記レベルレベルシフト部を構成していることを特
徴とするものであり、叉、第6態様は、レファレンス電
圧の入力端子と、一端が前記レファレンス電圧の入力端
子に接続される第2のレベルシフト部と、一端が前記第
2のレベルシフト部に接続され、他端が正電源に接続さ
れた前記第2のレベルシフト部の第2の負荷部とを設
け、前記第2のレベルシフト部でレベルシフトされた電
圧を前記ポジティブECL−CMOSレベル変換部の基
準電圧にするように構成したことを特徴とするものであ
り、叉、第7態様は、前記レベル変換回路をCMOSロ
ジック回路と同一の半導体チップに集積し、この半導体
チップをCMOSプロセスで形成したことを特徴とする
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明の実施の形態
は、ECLロジック回路1、伝送線路2、終端抵抗3、
入力端子4、レベルシフト部5、負荷部6、PECL−
CMOSレベル変換部7、レファレンス電圧入力端子
8、出力端子9、及びCMOSロジック回路10とから
なる。
【0016】ECLロジック回路1は、グランドGND
と負電源VEEの下で動作している。一方、CMOSロ
ジック回路10は、正電源VDDとGND間でフルスイ
ング動作している。ECLロジック回路1の出力は、伝
送線路2を介して本発明のレベル変換回路の入力端子4
に接続される。その際、伝送線路4の末端は、伝送線路
4の特性インピーダンスに等しい抵抗値を有する終端抵
抗3を介して終端電圧VTTに接続され、インピーダン
ス不整合に起因する信号反射を抑制し、高速な信号伝達
を可能ならしめる。
【0017】一端が、入力端子4に接続されたレベルシ
フト部5では、受信した信号を正電源VDD側にレベル
シフトする。レベルシフト部5の出力は、他端がVDD
に接続された負荷部6に入力され、負荷部6にはPEC
Lレベルが現れる。これを受けて、PECL−CMOS
レベル変換部7では、レファレンス電圧入力端子8に印
加されたレファレンス電圧(基準電圧)とPECL入力
信号電圧とを比較し、VDDとGND間でフルスイング
動作するCMOSレベルに変換する。このようにして、
負電源のECL信号レベルから正電源のCMOS信号レ
ベルへのレベル変換がなされる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明に係わるレベル変換回路の具
体例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】(第1の具体例)図1、2は、本発明に係
わるレベル変換回路の第1の具体例を示す回路図であっ
て、これらの図には、負のECLレベルを正のCMOS
レベルに変換するためのレベル変換回路であって、前記
負のECLレベルを入力するこのレベル変換回路の入力
端子4と、一端が前記入力端子4に接続されるレベルシ
フト部5と、一端が前記レベルシフト部5に接続され、
他端が正電源VDDに接続された前記レベルシフト部5
の負荷部6と、前記レベルシフト部5でレベルシフトさ
れた電圧を基準電圧Vrefと比較してCMOSレベル
に変換するポジティブECL−CMOSレベル変換部7
とで構成したことを特徴とするレベル変換回路が示さ
れ、又、前記レベルシフト部5は、ゲート電極とドレイ
ン電極とを短絡したnMOSトランジスタM1A、M1
Bで構成すると共に、前記負荷部6は、ゲート電極をグ
ランドに、ソース電極を正電源VDDに夫々接続したp
MOSトランジスタM2で構成したレベル変換回路が示
され、更に、前記レベルシフト部5のゲート電極とドレ
イン電極とを短絡したnMOSトランジスタは、複数個
直列に接続されているレベル変換回路が示されている。
【0020】なお、このレベル変換回路をCMOSロジ
ック回路と同一の半導体チップに形成すると共に、この
半導体チップをCMOSプロセスで形成している。
【0021】以下に、第1の具体例を図2を参照して更
に詳細に説明する。
【0022】ECLロジック回路1は、GNDと負電源
VEE(例えば−5.2V)の下で動作する。一方、C
MOSロジック回路10は、正電源VDD(例えば+
3.3V)とGND間でフルスイング動作する。ECL
ロジック回路1の出力(例えばNPNバイポーラトラン
ジスタのオープンソース出力)は、伝送線路2と終端抵
抗3を介して終端電圧VTT(通常は−2V程度)に接
続される。これにより、入力端子4には、ECLレベル
(通常はハイレベルが−0.9Vでローレベルが−1.
7V程度)が印加される。レベルシフト部5を構成する
ゲート電極とドレイン電極が短絡されたM1AとM1B
では、入力端子4に印加されたECLレベルをVDD側
にレベルシフトする。ゲート電極がGNDに、ドレイン
電極がVDDにそれぞれ接続されたpMOSトランジス
タM2(負荷部)で、PECLレベル(通常はハイレベ
ルがVDD−0.9VでローレベルがVDD−1.7V
程度)を発生する。PECL−CMOSレベル変換部7
では、このPECLレベルとレファレンス電圧入力端子
8に印加されたレファレンス電圧Vref(通常はVD
D−1.3V程度)とを比較し、出力端子9にフルスイ
ングのCMOSレベルを出力する。この時、負荷部6と
レベルシフト部5を通じてVDDから入力端子4に流れ
出す電流が、入力端子4に印加されるECLレベルに悪
影響を及ぼさないように、負荷部6とレベルシフト部5
の等価抵抗値を終端抵抗値3(例えば50Ω)に比べて
十分大きく(例えば10倍程度)する必要がある。更
に、入力端子4に印加されたECLレベルの信号振幅
(通常0.8V程度)の減衰を抑え、PECLレベルに
変換し、レベル変換の感度の劣化を避けるため、負荷部
6の等価抵抗値をレベルシフト部5の等価抵抗値に比べ
て十分大きく(例えば5〜10倍程度)する必要もあ
る。
【0023】なお、PECL−CMOSレベル変換部7
の回路構成については、当該技術に関わる技術者には広
く知られているので詳しく説明しないが、例えば、nM
OSトランジスタを用いた差動対に負荷と定電流源を接
続し、負荷からの相補出力にカレントミラー回路を接続
してフルスイングCMOSレベルに変換することが一般
的に行われている。
【0024】(第2の具体例)図3は、本発明に係わる
レベル変換回路の第2の具体例の構造を示す図であっ
て、これらの図には、レベルシフト部5は、PN接合ダ
イオードD1A〜D1Dで構成すると共に、前記負荷部
6は、ゲート電極をグランドに、ソース電極を正電源V
DDに夫々接続したpMOSトランジスタM2で構成し
たレベル変換回路が示され、更に、前記PN接合ダイオ
ードを複数個直列に接続して前記レベルレベルシフト部
5を構成しているレベル変換回路が示されている。
【0025】以下に、第2の具体例を更に詳細に説明す
る。
【0026】第1の具体例と同様に、入力端子4には、
ECLレベル(通常はハイレベルが−0.9Vでローレ
ベルが−1.7V程度)が印加される。PN接合ダイオ
ード(D1A、D1B、D1C、D1D)が直列接続さ
れたレベルシフト部5では、入力端子4に印加されたこ
のECLレベルをVDD側にレベルシフトする。PN接
合ダイオードのオン電圧を約0.8Vとすると、VDD
側へ約3.2Vレベルシフトされる。即ち、−1.3V
を中心とするECLレベルが、+1.9Vを中心とする
PECLレベルへ変換される。PECL−CMOSレベ
ル変換部7では、このPECLレベルとレファレンス電
圧入力端子8に印加されたレファレンス電圧(+1.9
V)とを比較し、出力端子にフルスイングのCMOSレ
ベルを出力する。
【0027】(第3の具体例)図4は、本発明に係わる
レベル変換回路の第3の具体例の構造を示す図であっ
て、これらの図には、レファレンス電圧の入力端子8
と、一端が前記レファレンス電圧の入力端子8に接続さ
れる第2のレベルシフト部15と、一端が前記第2のレ
ベルシフト部15に接続され、他端が正電源VDDに接
続された前記第2のレベルシフト部15の第2の負荷部
16とを設け、前記第2のレベルシフト部15でレベル
シフトされた電圧を前記ポジティブECL−CMOSレ
ベル変換部7の基準電圧Vrefにするように構成した
ことを特徴とするレベル変換回路が示されている。
【0028】以下に、第3の具体例を更に詳細に説明す
る。
【0029】前記第1の具体例と同様に、入力端子8に
は、ECLレベル(通常はハイレベルが−0.9Vでロ
ーレベルが−1.7V程度)が印加される。第1の具体
例と異なる点は、負のECLレベルを、第2のレベルシ
フト部15とこのレベルシフト部15に直列に接続され
た負荷部16とからなるレベル変換回路(M1C、M1
D、M2A)に印加していることである。これにより、
レファレンス電圧入力端子8には、ECLロジック回路
のレファレンス電圧(通常−1.3V程度)を使用で
き、PECL用の新たなレファレンス電圧を発生させる
必要がないという利点がある。
【0030】また、レファレンス電圧入力端子8に入力
端子4と相補のECL信号を入力し、レベル変換回路を
差動構成で動作させれば、コモンモードノイズ耐性が向
上し、より高速な信号伝達が可能になるという利点もあ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明に係わるレベル変換回路は、上述
のように構成したので、以下の効果を奏する。
【0032】第1の効果は、伝達する信号にスクランブ
ルを施すとか、8B10Bコーディングを行う等のマー
ク率を50%に維持する(DCレベルをバランスさせ
る)ための信号処理が不要で、伝達する信号に制約やオ
ーバーヘッドがないことである。
【0033】その理由は、信号経路にキャパシタを介し
たAC接続を使用せずに、負電源のECLまたはGaA
sロジック回路レベルから正電源のCMOSロジック回
路レベルにレベル変換しているからである。
【0034】第2の効果は、ゲートアレイ等の標準的な
ASIC設計手法との親和性が高く、ASICの入力バ
ッファとしてCMOSロジック回路との混載が容易なこ
とである。
【0035】その理由は、終端抵抗を介して入力端子か
らVTTが印加されるものの、本発明のレベル変換回路
に負電源のVEEまたはVTTを直接印加する必要がな
いので、電源分配、電源間のESD保護、電源投入シー
ケンス制約等が不要だからである。
【0036】第3の効果は、コスト上昇を抑制できるこ
とである。
【0037】その理由は、一般的に高価なBiCMOS
プロセスを用いず、標準的なデジタルCMOSプロセス
を用いて本発明のレベル変換回路を実現できるからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレベル変換回路の構成を示すブロック
図である。
【図2】第1の具体例のレベル変換回路である。
【図3】第2の具体例のレベル変換回路である。
【図4】第3の具体例のレベル変換回路である。
【図5】第1の従来例のレベル変換回路である。
【図6】第2の従来例のレベル変換回路である。
【符号の説明】
1 ECLロジック回路 2 伝送線路 3 終端抵抗 4 入力端子 5、15 レベルシフト部 6、16 負荷部 7 PECL−CMOSレベル変換部 8 レファレンス電圧入力端子 9 入力端子 10 CMOSロジック回路 M1A、M1B、M5 nMOSトランジスタ M2、M3、M4 pMOSトランジスタ D1A、D1B、D1C、D1D PN接合ダイオード Q1、Q2 NPNバイポーラトランジスタ R1、R2、R3、R4 抵抗 Vref レファレンス電圧

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負のECLレベルを正のCMOSレベル
    に変換するためのレベル変換回路であって、 前記負のECLレベルを入力するこのレベル変換回路の
    入力端子と、一端が前記入力端子に接続されるレベルシ
    フト部と、一端が前記レベルシフト部に接続され、他端
    が正電源に接続された前記レベルシフト部の負荷部と、
    前記レベルシフト部でレベルシフトされた電圧を基準電
    圧と比較してCMOSレベルに変換するポジティブEC
    L−CMOSレベル変換部とで構成したことを特徴とす
    るレベル変換回路。
  2. 【請求項2】 前記レベルシフト部は、ゲート電極とド
    レイン電極とを短絡したnMOSトランジスタで構成す
    ると共に、前記負荷部は、ゲート電極をグランドに、ソ
    ース電極を正電源に夫々接続したpMOSトランジスタ
    で構成したことを特徴とする請求項1記載のレベル変換
    回路。
  3. 【請求項3】 前記レベルシフト部のゲート電極とドレ
    イン電極とを短絡したnMOSトランジスタは、複数個
    直列に接続されていることを特徴とする請求項2記載の
    レベル変換回路。
  4. 【請求項4】 前記レベルシフト部は、PN接合ダイオ
    ードで構成すると共に、前記負荷部は、ゲート電極をグ
    ランドに、ソース電極を正電源に夫々接続したpMOS
    トランジスタで構成したことを特徴とする請求項1記載
    のレベル変換回路。
  5. 【請求項5】 前記PN接合ダイオードを複数個直列に
    接続して前記レベルレベルシフト部を構成していること
    を特徴とする請求項4記載のレベル変換回路。
  6. 【請求項6】 レファレンス電圧の入力端子と、一端が
    前記レファレンス電圧の入力端子に接続される第2のレ
    ベルシフト部と、一端が前記第2のレベルシフト部に接
    続され、他端が正電源に接続された前記第2のレベルシ
    フト部の第2の負荷部とを設け、前記第2のレベルシフ
    ト部でレベルシフトされた電圧を前記ポジティブECL
    −CMOSレベル変換部の基準電圧にするように構成し
    たことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のレ
    ベル変換回路。
  7. 【請求項7】前記レベル変換回路をCMOSロジック回
    路と同一の半導体チップに集積し、この半導体チップを
    CMOSプロセスで形成したことを特徴とする請求項1
    乃至6の何れかに記載のレベル変換回路。
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