JP3251361B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3251361B2
JP3251361B2 JP01331793A JP1331793A JP3251361B2 JP 3251361 B2 JP3251361 B2 JP 3251361B2 JP 01331793 A JP01331793 A JP 01331793A JP 1331793 A JP1331793 A JP 1331793A JP 3251361 B2 JP3251361 B2 JP 3251361B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置、特に
1つの画像データ符号化復号化手段を用いて画像データ
の符号化/復号化あるいは復号化/復号化等の並行処理
を行うファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置において、送信
時における画像データの符号化、受信時における符号化
データの復号化、あるいはメモリ受信された符号化デー
タを画像出力するための復号化を同時に並行処理する場
合には、少なくとも2つの符号化復号化部と2つのライ
ンバッファを備えていなければならなかった。
【0003】また、1つの符号化復号化部と2つのバッ
ファメモリを備えた画像データ符号化復号化装置も開発
されてはいるが、その装置において2つのバッファメモ
リは符号化あるいは復号化の何れか一方のために用いら
れており、符号化と復号化の並行処理を行うためのもの
ではなかった。この種の従来例としては、例えば、特開
平2−268571号公報に記載のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記した従来
のファクシミリ装置にあっては、一般に画像出力部とし
て、既製のラインプリンタが接続されているファクシミ
リ装置の場合、印字速度が遅く、ユーザの使い勝手を考
えると画像データ送信時の符号化と、メモリ受信された
符号化データを画像出力するための復号化、あるいは回
線受信した符号化データの復号化と、メモリ受信された
符号化データを画像出力するための復号化とを並行して
処理する必要がある。
【0005】また、この場合に限らず、上記した並行処
理を行うには、少なくとも2つ以上の符号化復号化部が
必要であるため、高コストになるという問題があった。
さらに、上記した公報例のように、1つの符号化復号化
部と2つのバッファメモリを備え、画像メモリと符号化
復号化部間のデータ転送の高速化を図っているものもあ
るが、これは上記した並行処理を行うためのものではな
かった。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、新たにハード構成を追加することなく、
1つの符号化復号化部を使って送受信データの符号化/
復号化、復号化/復号化、あるいは符号化/復号化/復
号化等の並行処理が行えるファクシミリ装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像データを符号化し、符号化された画像データを復号
化する1つの画像データ符号化復号化手段と、メモリ受
信時に符号化された画像データを記憶するメモリ受信用
符号化データ記憶手段と、回線から受信した符号化され
た画像データ、または画像読取部で読み取って符号化さ
れた画像データを一時的に記憶する符号化データ一時記
憶手段と、前記画像データ符号化復号化手段によって復
号化された画像データ、または画像読取部で読み取った
画像データを書き込む2つの画像データ記憶手段と、を
備え、符号化された画像データを復号化する処理と、画
像読取部で画像データを読み取る処理とを並行処理する
場合に、前記メモリ受信用符号化データ記憶手段から復
号化された画像データと、画像読取部で読み取られた画
像データとをそれぞれ別の画像データ記憶手段に書き込
ようにし、画像読取部で読み取った画像データを符号
化して符号化データ一時記憶手段に記憶させる処理と、
メモリ受信用符号化データ記憶手段に記憶された符号化
データを復号化する処理とを並行処理する場合に、符号
化データ一時記憶手段に残存する符号化データ量を監視
し、残存する符号化データ量が所定量以上の場合には、
メモリ受信用符号化データ記憶手段に記憶された符号化
データを復号化する処理と、画像読取部で読み取った画
像データを符号化する処理とを交互、またはメモリ受信
用符号化データ記憶手段からの符号化データの復号化処
理を優先的に処理し、残存する符号化データ量が所定量
以下の場合には、画像読取部で読み取った画像データの
符号化処理を優先的に行うようにしたため、並行処理に
よる符号化データ一時記憶手段がオーバーフローするの
を防止することができる。
【0008】
【0009】請求項記載の発明は、請求項1記載のフ
ァクシミリ装置において、メモリ受信用符号化データ記
憶手段に記憶された符号データを復号化する処理と、符
号化データ一時記憶手段に記憶された符号データを復号
化する処理とを並行処理する場合に、メモリ受信用符号
化データ記憶手段から復号化された画像データと、符号
化データ一時記憶手段から復号化された画像データとを
それぞれ別の画像データ記憶手段に書き込むようにした
ことを特徴とする。
【0010】請求項記載の発明は、請求項1または2
記載のファクシミリ装置において、メモリ受信用符号化
データ記憶手段に記憶された符号データを復号化する処
理と、符号化データ一時記憶手段に記憶された符号デー
タを復号化する処理とを並行処理する場合に、符号化デ
ータ一時記憶手段の空き容量を監視し、空き容量が所定
量以上の場合には、メモリ受信用符号化データ記憶手段
に記憶された符号化データを復号化する処理と、符号化
データ一時記憶手段に記憶された符号化データを復号化
する処理とを交互、またはメモリ受信用符号化データ記
憶手段からの符号化データの復号化処理を優先的に処理
し、空き容量が所定量以下の場合には、符号化データ一
時記憶手段に記憶された符号化データの復号化処理を優
先的に行うようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項記載の発明は、請求項1、2また
は3記載のファクシミリ装置において、さらにもう一つ
の画像データ記憶手段を具備し、画像読取部で画像デー
タを読み取る処理と、符号化データ一時記憶手段に記憶
された符号化データを復号化する処理と、メモリ受信用
符号化データ記憶手段に記憶された符号化データを復号
化する処理とを並行処理する場合に、画像読取部で読み
取られた画像データと、符号化データ一時記憶手段から
復号化された画像データと、メモリ受信用符号化データ
記憶手段から復号化された画像データをそれぞれ別の画
像データ記憶手段に書き込むようにしたことを特徴とす
る。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載のファクシミリ装置において、画像読取部
で読み取った画像データを符号化する処理と、符号化デ
ータ一時記憶手段に記憶された符号化データを復号化す
る処理と、メモリ受信用符号化データ記憶手段に記憶さ
れた符号化データを復号化する処理とを並行処理する場
合に、符号化データ一時記憶手段の空き容量を監視し、
空き容量が所定量以上の場合には、符号化データ一時記
憶手段からの符号化データの復号化処理と、画像読取部
で読み取った画像データの符号化処理と、メモリ受信用
符号化データ記憶手段からの符号化データの復号化処理
をサイクリックに、または画像読取部で読み取った画像
データの符号化処理と、メモリ受信用符号化データ記憶
手段からの符号化データの復号化処理とを優先的に処理
し、空き容量が所定量以下の場合には、符号化データ一
時記憶手段に記憶された符号化データの復号化処理を優
先的に行うようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載のファクシミリ装置において、メモ
リ受信用符号化データ記憶手段に記憶された符号化デー
タを復号化する処理と、符号化データ一時記憶手段に記
憶された符号化データを復号化する処理と、画像読取部
で画像データを読み取る処理の3つの処理の何れか1つ
のみを行う場合には、2つ以上の画像データ記憶手段を
1つにまとめて使用することを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、1つの画像データ符
号化復号化手段と2つの画像データ記憶手段とを具備
し、符号化された画像データを復号化する処理と、画像
読取部で画像データを読み取る処理とを並行処理する場
合に、メモリ受信用符号化データ記憶手段から復号化さ
れた画像データと、画像読取部で読み取られた画像デー
タとをそれぞれ別の画像データ記憶手段に書き込むよう
にしたため、並行処理することができ、画像読取部で読
み取った画像データを符号化して符号化データ一時記憶
手段に記憶させる処理と、メモリ受信用符号化データ記
憶手段に記憶された符号化データを復号化する処理とを
並行処理する場合に、符号化データ一時記憶手段に残存
する符号化データ量を監視し、残存する符号化データ量
が所定量以上の場合には、メモリ受信用符号化データ記
憶手段に記憶された符号化データを復号化する処理と、
画像読取部で読み取った画像データを符号化する処理と
を交互、またはメモリ受信用符号化データ記憶手段から
の符号化データの復号化処理を優先的に処理し、残存す
る符号化データ量が所定量以下の場合には、画像読取部
で読み取った画像データの符号化処理を優先的に行うよ
うにしたため、並行処理による符号化データ一時記憶手
段がオーバーフローするのを防止することができる。
【0015】
【0016】請求項記載の発明では、メモリ受信用符
号化データ記憶手段に記憶された符号データを復号化す
る処理と、符号化データ一時記憶手段に記憶された符号
データを復号化する処理とを並行処理する場合に、メモ
リ受信用符号化データ記憶手段から復号化された画像デ
ータと、符号化データ一時記憶手段から復号化された画
像データとをそれぞれ別の画像データ記憶手段に書き込
むようにしたため、並行処理することができる。
【0017】請求項記載の発明では、メモリ受信用符
号化データ記憶手段に記憶された符号データを復号化す
る処理と、符号化データ一時記憶手段に記憶された符号
データを復号化する処理とを並行処理する場合に、符号
化データ一時記憶手段の空き容量を監視し、空き容量が
所定量以上の場合には、メモリ受信用符号化データ記憶
手段に記憶された符号化データを復号化する処理と、符
号化データ一時記憶手段に記憶された符号化データを復
号化する処理とを交互、またはメモリ受信用符号化デー
タ記憶手段からの符号化データの復号化処理を優先的に
処理し、空き容量が所定量以下の場合には、符号化デー
タ一時記憶手段に記憶された符号化データの復号化処理
を優先的に行うようにしたため、並行処理による符号化
データ一時記憶手段がオーバーフローするのを防止する
ことができる。
【0018】請求項記載の発明では、合計3つの画像
データ記憶手段を具備し、画像読取部で画像データを読
み取る処理と、符号化データ一時記憶手段に記憶された
符号化データを復号化する処理と、メモリ受信用符号化
データ記憶手段に記憶された符号化データを復号化する
処理とを並行処理する場合に、画像読取部で読み取られ
た画像データと、符号化データ一時記憶手段から復号化
された画像データと、メモリ受信用符号化データ記憶手
段から復号化された画像データをそれぞれ別の画像デー
タ記憶手段に書き込むようにしたため、並行処理するこ
とができる。
【0019】請求項記載の発明では、画像読取部で読
み取った画像データを符号化する処理と、符号化データ
一時記憶手段に記憶された符号化データを復号化する処
理と、メモリ受信用符号化データ記憶手段に記憶された
符号化データを復号化する処理とを並行処理する場合
に、符号化データ一時記憶手段の空き容量を監視し、空
き容量が所定量以上の場合には、符号化データ一時記憶
手段からの符号化データの復号化処理と、画像読取部で
読み取った画像データの符号化処理と、メモリ受信用符
号化データ記憶手段からの符号化データの復号化処理を
サイクリックに、または画像読取部で読み取った画像デ
ータの符号化処理と、メモリ受信用符号化データ記憶手
段からの符号化データの復号化処理とを優先的に処理
し、空き容量が所定量以下の場合には、符号化データ一
時記憶手段に記憶された符号化データの復号化処理を優
先的に行うようにしたため、並行処理による符号化デー
タ一時記憶手段がオーバーフローするのを防止すること
ができる。
【0020】請求項記載の発明では、メモリ受信用符
号化データ記憶手段に記憶された符号化データを復号化
する処理と、符号化データ一時記憶手段に記憶された符
号化データを復号化する処理と、画像読取部で画像デー
タを読み取る処理の3つの処理の何れか1つのみを行う
場合には、2つ以上の画像データ記憶手段を1つにまと
めて使用することにより、1つの文書の復号化を終了さ
せるために必要な処理時間が短縮される。例えば、符号
化データ一時記憶手段からの復号化が短縮できれば、受
信時間が短縮される。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。ま
ず、構成を説明する。図1は本発明の一実施例に係るフ
ァクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0022】図において、1は網制御部であり、電話回
線Lをモデム2側に切り換える回線切り換えリレーや、
呼出信号検出部などから構成されている。2はモデムで
あり、送受信データの変復調を行うものである。3は操
作表示部であり、操作パネルや動作状態を表示するLC
Dからなる。4は画像読取部であり、送信原稿等をスキ
ャナで読取って画像データに変換するものである。
【0023】5はラインプリンタであり、受信データ等
を印字出力するものである。6はCPUであり、ファク
シミリ装置全体を制御するものである。7はROMであ
り、CPU6の基本プログラムが格納されている。8は
RAMであり、ファームウエアや各種変数等を記憶する
ものであり、本発明に係るRAM5の中には、回線Lか
ら受信した符号化された画像データを一時的に記憶して
おくためFIFO8aと、復号化された画像データや画
像読取部4によって読み取られた画像データを一時的に
格納しておくための複数のラインバッファ8a,8b、
8cが確保されている。
【0024】9は画像メモリであり、メモリ受信した符
号化データを格納するメモリである。10は画像データ
符号化復号化部であり、送受信データの符号化や復号化
を行うものである。11はファクシミリ制御部であり、
上記6〜10などによって構成されており(一点鎖線で
囲まれている)、データバス12を介して、モデム
2、、画像読み取り部4、既製のラインプリンタ5を制
御している。
【0025】本実施例のファクシミリ装置は、上記のよ
うに構成されており、以下、その動作を図2〜図4のフ
ローチャートに基づいて説明する。図2は請求項1記載
の動作を説明するフローチャートである。本実施例のフ
ァクシミリ装置では、ファクシミリデータの受信は、全
て一旦画像メモリ9でメモリ受信してから画像を出力す
るものとする。
【0026】まず、回線Lから網制御部1を介してモデ
ム2によって回線受信された符号化された画像データ
は、割り込み処理によってRAM8のFIFO8aに蓄
積され、1ライン毎に順次、画像データ符号化復号化部
10によって復号化された後(ステップ100)、ライ
ンバッファ8bに出力される(ステップ101)。この
復号化は、回線からの直接受信(ECM受信)のエラー
チェックのために行うものであり、画像出力には無関係
である。
【0027】そして、画像データの復号化を行った後、
符号化されたままの画像データが画像メモリ9に蓄積さ
れる(ステップ102)。この際、常時画像メモリ9の
蓄積量がチェックされ、蓄積量が予め設定された値にな
った場合は、画像メモリ9からの画像データの復号化が
それまでの復号化、蓄積処理と並行して開始される。こ
の復号化が画像出力のためのものである。
【0028】上記の画像メモリ9に蓄積され、符号化さ
れたままの画像データの復号化は、順次ライン毎に行わ
れ、FIFO8aから復号化された画像データとは別の
ラインバッファ8cに出力される。この画像データがラ
インプリンタ5に合ったキャラクタ単位に再構成され、
セントロニクス制御命令とともにラインプリンタ5に出
力される。
【0029】そして、この場合には、FIFO8aの空
き容量を監視し(ステップ103)、画像メモリ9から
の復号化に要する時間に相当する十分な空きがFIFO
8aに存在する場合には、画像メモリ9からの復号化と
FIFO8aからの復号化を1ラインずつ交互に、ある
いは画像メモリ9からの復号化を優先的に行う(ステッ
プ104)。これは、FIFO8aがオーバーフローす
ることなく、少しでも画像の出力を早めるためである。
【0030】一方、FIFO8aの空き容量が十分でな
い場合には、FIFO8aからの復号化を優先的に行
う。これは画像の出力よりもファクシミリ受信を優先さ
せてFIFO8aのオーバーフローを防ぐためである。
また、図3は画像データの符号化・復号化とラインバッ
ファの制御について簡単に示したフローチャートであ
る。
【0031】図3に示すように、画像読取り部4で読み
取った画像データを1ライン分ずつ画像データ符号化・
復号化部10で符号化し(ステップ200)、その符号
化されたデータはFIFO8aに格納する(ステップ2
01)。ここで、FIFO8aの残存データ量が十分か
否かを判定し(ステップ202)、十分でない場合はス
テップ200へ戻り、FIFO8aの残存データ量が十
分な場合は、画像メモリから1ライン分のデータを復号
化して(ステップ203)、復号化された画像データを
ラインバッファへ出力して(ステップ204)、ステッ
プ202へ戻って判定を繰り返す。
【0032】以上、ファクシミリ受信のみの動作につい
て説明したが、今まさに受信しているファクシミリと、
出力しているファクシミリとが全く別の文書であって
も、動作は上述と同様である。すなわち、FIFO8a
に蓄積され、復号化の後に画像メモリ9に蓄積されるフ
ァクシミリデータと、画像メモリ9から復号化されるフ
ァクシミリデータとが別の文書であるだけであって、処
理的には特に相違がない。
【0033】次に、ファクシミリ送信とメモリ受信され
た画像の出力を並行して行う場合の動作について説明す
る。画像読取り部4において読み取られた画像データ
は、1ライン毎にDMA転送によってラインバッファ8
bに転送され(割り込み処理)、画像データ符号化・復
号化部10によって符号化される。符号化された画像デ
ータは、割り込み処理によってモデム2により変調さ
れ、回線Lに送出される。これと並行して、画像メモリ
9から画像データ符号化・復号化部10によって復号化
された画像データが、ラインバッファ8bに出力され
る。この際、FIFO8aに残存する送信すべき符号化
データの量を監視し、画像メモリ6からの復号化に要す
る時間に相当する十分な符号化データがFIFO8aに
存在する場合には、画像メモリ9からの復号化と、送信
のための画像データの符号化を1ラインずつ交互に、あ
るいは画像メモリ9からの復号化を優先的に行う。これ
は、送信すべきFIFO8aの符号化データがなくなっ
て送信に支障を来してしまうことなく、少しでも画像の
出力を早めるためである。FIFO8aの残存符号化デ
ータ量が十分でない場合には、送信のための画像データ
の符号化を優先的に行う。この方法によって、伝送速度
が遅く、時間的に余裕がある場合には、画像の出力処理
を優先させ出力完了を早めることができる。
【0034】次に、画像メモリ6からの復号化、F
IFO10からの復号化、送信のための符号化のう
ち、何れか1つのみを行う場合には、2つのラインバッ
ファ8b、8cを1つにまとめて使用する。次に、メモ
リ送信のための画像の蓄積とファクシミリ受信を並行し
て行う場合の動作について説明する。
【0035】図4は、画像データ符号化・復号化部とラ
インバッファの制御について簡単に示したフローチャー
トである。この場合の受信も、一旦メモリ受信してから
画像を出力するものとする。また、この場合には、8b
〜8dまでの3つのラインバッファを使用する。回線L
からモデム2によって受けられた画像データは、割り込
み処理によってFIFO8aに蓄積され、1ライン毎に
順次画像データの画像データ符号化・復号化部10によ
って復号化された後(ステップ300)、ラインバッフ
ァ8bに出力される(ステップ301)。この復号化
は、ECM受信のエラーチェックのためのものであり、
画像出力には無関係である。この復号化の後、符号化さ
れたままの画像データが画像メモリ9に蓄積される(ス
テップ302)。この際、常時画像メモリ9の蓄積量が
チェックされ、蓄積量が予め設定された値になった場合
には、画像メモリ9からの画像データの復号化がそれま
での復号化、蓄積処理と並行して開始される。この復号
化が画像出力のためのものである。
【0036】また、画像メモリ9に蓄積され符号化され
たままの画像データの復号化についても、順次ライン毎
に行われ(ステップ304)、FIFO8aから復号化
された画像データとは別のラインバッファ8bに出力さ
れる(ステップ305)。この画像データがラインプリ
ンタ5に合ったキャラクタ単位に再構成され、セントロ
ニクス制御命令と共にラインプリンタ5に出力される。
【0037】以上のファクシミリ受信・出力処理と並行
して、画像読取り部4において読み取られた画像データ
は、1ライン毎にDMA転送によってラインバッファ8
dに転送され(割り込み処理)、画像データ符号化・復
号化部10によって符号化される(ステップ307)。
符号化された画像データは、画像メモリ9に蓄積される
(ステップ308)。
【0038】この場合にも、FIFO8aの空き容量を
監視し(ステップ306,ステップ303)、画像メモ
リ9からの復号化、読み取った画像データの符号化、画
像メモリ9への蓄積に要する時間に相当する十分な空き
がFIFO8aに存在する場合には、画像メモリ9から
の復号化とFIFO8aからの復号化と読み取った画像
データの符号化をサイクリックに、あるいは読み取った
画像データの符号化と画像メモリ9からの復号化を優先
的に行う。これは、FIFO8aがオーバーフローする
ことなく、少しでも画像の蓄積と出力を早めるためであ
る。FIFO8aの空き容量が十分でない場合には、F
IFO8aからの復号化を優先的に行う。これは画像の
蓄積・出力よりもファクシミリ受信を優先させてFIF
O8aのオーバーフローを防ぐためである。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、符号化さ
れた画像データを復号化する処理と、画像読取部で画像
データを読み取る処理とを並行処理することができ、
像読取部で読み取った画像データを符号化して符号化デ
ータ一時記憶手段に記憶させる処理と、メモリ受信用符
号化データ記憶手段に記憶された符号化データを復号化
する処理とを並行処理する場合に、符号化データ一時記
憶手段がオーバーフローするのを防止することができ
る。
【0040】請求項記載の発明では、メモリ受信用符
号化データ記憶手段に記憶された符号データを復号化す
る処理と、符号化データ一時記憶手段に記憶された符号
データを復号化する処理とを並行処理することができ
る。請求項記載の発明では、メモリ受信用符号化デー
タ記憶手段に記憶された符号データを復号化する処理
と、符号化データ一時記憶手段に記憶された符号データ
を復号化する処理とを並行処理する場合に、符号化デー
タ一時記憶手段がオーバーフローするのを防止すること
ができる。
【0041】請求項記載の発明では、画像読取部で画
像データを読み取る処理と、符号化データ一時記憶手段
に記憶された符号化データを復号化する処理と、メモリ
受信用符号化データ記憶手段に記憶された符号化データ
を復号化する処理とを並行処理することができる。請求
記載の発明では、画像読取部で読み取った画像デー
タを符号化する処理と、符号化データ一時記憶手段に記
憶された符号化データを復号化する処理と、メモリ受信
用符号化データ記憶手段に記憶された符号化データを復
号化する処理とを並行処理する場合に、符号化データ一
時記憶手段がオーバーフローするのを防止することがで
きる。
【0042】請求項記載の発明では、メモリ受信用符
号化データ記憶手段に記憶された符号化データを復号化
する処理と、符号化データ一時記憶手段に記憶された符
号化データを復号化する処理と、画像読取部で画像デー
タを読み取る処理の3つの処理の何れか1つのみを行う
場合に、2つ以上の画像データ記憶手段を1つにまとめ
て使用するので、1つの文書の復号化を終了させるため
に必要な処理時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る動作を説明するフロー
チャートである。
【図3】本発明の一実施例に係る動作を説明するフロー
チャートである。
【図4】本発明の一実施例に係る動作を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 網制御部 2 モデム 3 操作表示部 4 画像読取り部 5 ラインプリンタ 6 CPU 7 ROM 8 RAM 8a FIFO(符号化データ一時記憶手段) 8b,8c,8d ラインバッファ(画像データ記憶
手段) 9 画像メモリ(メモリ受信用符号化データ記憶手
段) 10 画像データ符号化・復号化部(画像データ符号
化復号化手段) 11 ファクシミリ制御部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを符号化し、符号化された画像
    データを復号化する1つの画像データ符号化復号化手段
    と、 メモリ受信時に符号化された画像データを記憶するメモ
    リ受信用符号化データ記憶手段と、 回線から受信した符号化された画像データ、または画像
    読取部で読み取って符号化された画像データを一時的に
    記憶する符号化データ一時記憶手段と、 前記画像データ符号化復号化手段によって復号化された
    画像データ、または画像読取部で読み取った画像データ
    を書き込む2つの画像データ記憶手段と、 を備え、 符号化された画像データを復号化する処理と、画像読取
    部で画像データを読み取る処理とを並行処理する場合
    に、 前記メモリ受信用符号化データ記憶手段から復号化され
    た画像データと、画像読取部で読み取られた画像データ
    とをそれぞれ別の画像データ記憶手段に書き込むように
    たファクシミリ装置であって、 画像読取部で読み取った画像データを符号化して符号化
    データ一時記憶手段に記憶させる処理と、メモリ受信用
    符号化データ記憶手段に記憶された符号化データを復号
    化する処理とを並行処理する場合に、 前記符号化データ一時記憶手段に残存する符号化データ
    量を監視し、 残存する符号化データ量が所定量以上の場合には、メモ
    リ受信用符号化データ記憶手段に記憶された符号化デー
    タを復号化する処理と、画像読取部で読み取った画像デ
    ータを符号化する処理とを交互、またはメモリ受信用符
    号化データ記憶手段からの符号化データの復号化処理を
    優先的に処理し、 残存する符号化データ量が所定量以下の場合には、画像
    読取部で読み取った画像データの符号化処理を優先的に
    行うようにした ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のファクシミリ装置におい
    て、メモリ受信用符号化データ記憶手段に記憶された符号デ
    ータを復号化する処理と、符号化データ一時記憶手段に
    記憶された符号データを復号化する処理とを並行処理す
    る場合に、 メモリ受信用符号化データ記憶手段から復号化された画
    像データと、符号化データ一時記憶手段から復号化され
    た画像データとをそれぞれ別の画像データ記憶手段に書
    き込むようにした ことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のファクシミリ装置
    において、メモリ受信用符号化データ記憶手段に記憶された符号デ
    ータを復号化する処理と、符号化データ一時記憶手段に
    記憶された符号データを復号化する処理とを並行処理す
    る場合に、 符号化データ一時記憶手段の空き容量を監視し、 空き容量が所定量以上の場合には、メモリ受信用符号化
    データ記憶手段に記憶された符号化データを復号化する
    処理と、符号化データ一時記憶手段に記憶された符号化
    データを復号化する処理とを交互、またはメモリ受信用
    符号化データ記憶手段からの符号化データの復号化処理
    を優先的に処理し、 空き容量が所定量以下の場合には、符号化データ一時記
    憶手段に記憶された符号化データの復号化処理を優先的
    に行うようにした ことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載のファクシミリ
    装置において、さらにもう一つの画像データ記憶手段を具備し、 画像読取部で画像データを読み取る処理と、符号化デー
    タ一時記憶手段に記憶された符号化データを復号化する
    処理と、メモリ受信用符号化データ記憶手段に記憶され
    た符号化データを復号化する処理とを並行処理する場合
    に、 画像読取部で読み取られた画像データと、符号化データ
    一時記憶手段から復号化された画像データと、メモリ受
    信用符号化データ記憶手段から復号化された画像データ
    をそれぞれ別の画像データ記憶手段に書き込むようにし
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載のファクシ
    ミリ装置において、画像読取部で読み取った画像データを符号化する処理
    と、符号化データ一時記憶手段に記憶された符号化デー
    タを復号化する処理と、メモリ受信用符号化データ記憶
    手段に記憶された符号化データを復号化する処理とを並
    行処理する場合に、 符号化データ一時記憶手段の空き容量を監視し、 空き容量が所定量以上の場合には、符号化データ一時記
    憶手段からの符号化データの復号化処理と、画像読取部
    で読み取った画像データの符号化処理と、メモリ受信用
    符号化データ記憶手段からの符号化データの復号化処理
    をサイクリックに、または画像読取部で読み取った画像
    データの符号化処理と、メモリ受信用符号化データ記憶
    手段からの符号化データの復号化処理とを優先的に処理
    し、 空き容量が所定量以下の場合には、符号化データ一時記
    憶手段に記憶された符号化データの復号化処理を優先的
    に行うようにした ことを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5記載のファ
    クシミリ装置において、メモリ受信用符号化データ記憶手段に記憶された符号化
    データを復号化する処理と、符号化データ一時記憶手段
    に記憶された符号化データを復号化する処理と、画像読
    取部で画像データを読み取る処理の3つの処理の何れか
    1つのみを行う場合には、 2つ以上の画像データ記憶手段を1つにまとめて使用す
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
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