JP2790755B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2790755B2 JP4311634A JP31163492A JP2790755B2 JP 2790755 B2 JP2790755 B2 JP 2790755B2 JP 4311634 A JP4311634 A JP 4311634A JP 31163492 A JP31163492 A JP 31163492A JP 2790755 B2 JP2790755 B2 JP 2790755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書情報などをスキ
ャナ装置により画像情報に変換し、この画像情報を算術
符号を用いて符号化および復号し、通信回線を介して他
のファクシミリ装置との間で送受信するファクシミリ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、マルコフモデルに基づき算術符
号化により画像情報を符号化・復号する従来のファクシ
ミリ装置を示すブロック図であり、受信側に記録される
日時、発信時刻、発信者名および発信文書ページ番号等
の情報(フッタ情報、ヘッダ情報)を画像情報に付加
し、算術符号化・復号を行うことができるものである。
【0003】図において、1は文書を入力し2値画像信
号に変換するスキャナ装置、2A、2Bは、この2値画
像信号に変換された文書データを算術符号化により符号
化処理し文書符号データ(符号化画像データ)に変換す
る算術符号器、3A、3Bは文書符号データを算術符号
化により復号処理し文書デ−タに変換する算術復号器、
4は算術復号器3Aで復号処理された文書データを出力
するためのプリンタ装置、5は、送信時に送信前の文書
符号データを蓄積し、かつ、受信時に受信した文書符号
データを蓄積する画像メモリである。また、6はファク
シミリ通信のための通信の制御を行う通信制御ブロック
(NCU)、7はフッタ情報あるいはヘツダ情報として
の文字フォントのビットマップ展開を行うフォント展開
ブロックであり、7aはフッタ情報あるいはヘツダ情報
として使用する文字フォントを記憶しておく文字フォン
トメモリ、7bはフッタ情報あるいはヘツダ情報を画像
データとしてビットマップ展開するためのフォントビッ
トマップメモリである。8はそれぞれのブロックの制御
を行うシステム制御ブロック、9は公衆電話回線であ
る。算術符号器2Bと算術復号器3Bとの間には、2値
文書データとフッタ情報あるいはヘッダ情報とを切り替
える選択器10が設けられている。
【0004】また、算術符号器2A、算術復号器3Aと
画像メモリ5との間に設けられた選択器11は、送信時
と受信時とで2値文書データの入力と出力を切り替える
ものであり、画像メモリ5と算術復号器3B、および算
術符号器2Bと通信制御ブロック6との間にそれぞれ設
けられた選択器12と13は、送信時と受信時の符号デ
ータの流れを決めるものである。
【0005】次に、図6に示すような日時、発信時刻、
発信者名、および発信文書ページを受信側において印字
するための情報としてのフッタ情報を、図5に示すファ
クシミリ装置を用いて送信文書に付加し、文書符号デー
タとして送信する場合の動作について説明する。
【0006】スキャナ装置1から読み込まれ2値化され
た文書データは、算術符号器2Aの符号化処理により文
書符号データに変換され、選択器11を介して画像メモ
リ5に蓄積される。画像メモリ5に蓄積された文書符号
データは、フッタ情報を付加するため、システム制御ブ
ロック8からの送信指示に従って算術復号器3Bで復号
処理され、文書データに変換される。
【0007】一方、フッタ情報は、発信時刻、発信者名
および発信文書ページの文宇フォントをシステム制御ブ
ロック8からの指示で文字フォントメモリ7aからフォ
ントビットマップメモリ7b上にビットマッブ展開され
る。フッタ情報を付加する際は、文書符号データがすベ
て復号処理された後、選択器10をフォント展開ブロッ
ク7側に切り替える。そして、フォントビットマップメ
モリ7bに展開されたビットマップのフッタ情報が算術
符号器2Bにより符号化処理された後、通信制御ブロッ
ク6を介して公衆電話回線9にフッタ付きの文書符号デ
ータとして送信される。
【0008】次に、送信側から送られたフッタ付きの文
書符号データを受信側で復号する時の動作を説明する。
公衆電話回線9を介して送信者から送られてきたフッタ
付きの文書符号データは、通信制御ブロック6により受
信された後、選択器12および13を切り替えることに
より、符号化及び復号化を行わず一旦画像メモリ5に蓄
積される。このようにして画像メモリ5に蓄積されたフ
ッタ付きの文書符号データは、選択器11が文書データ
出力側、つまり算術復号器3Aの側に切り替えられる
と、算術復号器3Aにより復号処理された後プリンタ装
置4により記録される。
【0009】また、送信時、文書符号データにヘッダ情
報を付加する場合、ヘッダ情報は、まずフォント展開ブ
ロック7によりビットマップ展開されてフォントビット
マップメモリ7bに記憶される。このヘッダ情報は、ま
ず選択器10がフォント展開ブロック7側に切り替えら
れ、算術符号器2Bにより符号化処理が行われ、続いて
画像メモリ5に蓄積されている文書符号データが算術復
号器3Bにより復号処理される。そして、ヘッダ情報デ
ータの符号化処理終了後、選択器10を文書データ側に
切り替えることにより、ヘッダ情報と一体化されて1ペ
ージの文書符号データとして算術符号器2Bにより符号
化処理され、通信制御ブロック6を介して回線9に送出
される。
【0010】図7、図8は、それぞれ、特願平3ー31
1910号に開示された従来のファクシミリ装置の算術
符号器および算術復号器の構成を示すブロック図であ
る。算術符号器の構成を示す図7において、31は画像
データである情報源シンボルの系列から参照シンボルを
選択出力する参照シンボル作成器、32は参照シンボル
作成器31の出力である参照シンボルパタ−ンから対象
シンボルの次数と予測値を出力する次数・予測値メモ
リ、33は予測値を基に予測誤差シンボルを作成する予
測変換器、34は次数を基に算術符号の領域幅を出力す
る領域幅テーブル、35は算術符号化部、36は次数・
予測値メモリの読み出しと更新を制御する次数・予測値
制御回路である。
【0011】また、算術復号器3の構成を示す図8にお
いて、37は予測誤差シンボルを基に予測値を作成する
予測逆変換器、38は算術復号部であり、その他の構成
は図7と同じである。
【0012】次に、文書データの終了コードとして利用
するマーカーコードについて説明する。マーカーコード
については特開平3−235427号公報に開示されて
いる。図9は、このようなマーカーコードの付与を行
う、図7の算術符号器における算術符号化部35の構成
を示す。図9において、Vレジスタ47がシフト処理に
よって「1」ビットで満たされたことを、または、符号
語を加算した結果桁上がりがVレジスタ47におけるV
カウンタ48で計数されるビットの位置まで伝搬し、V
カウンタ48の計数値とMカウンタ50の計数値との和
がVカウンタ48のビット幅mに達したことを桁挿入処
理部46が検出した場合、桁挿入処理部46は、常に連
続した「1」ビットの直後に「O」ビット挿入を行う。
また、マーカーコード挿入部43は、Wレジスタ42の
内容に続けて本来の符号語には出現しないビットパター
ンから選択されたマーカーコードを、符号化処理の区切
りで挿入する。
【0013】図10は、図8に示す算術復号器における
算術復号部38の構成を示す。図10において、Sレジ
スタ62に設定された符号語の連続する「1」ビットを
Sカウンタ63で計数し、計数値がmに達した時、符号
バッファ制御部66が連続する「1」ビットの直後のビ
ットを削除すると共に、Sレジスタ62の内容にマーカ
ーコードが現れたら、符号バッファ制御部66はマーカ
ーコードを検出したことを復号制御部65に通知する。
復号処理を再開するときには、受信したマーカーコード
を削除する。このファクシミリ装置では、上記マーカー
コードを文書データのページ終了コードとして用いてお
り、この終了コードを検出した時復号処理を終了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置において、算術符号器により符号
化処理された文書データにフッタ情報またはヘッダ情報
などの追加情報を付加して1ページの信号として送信あ
るいは記憶管理する場合、算術符号器によって符号化処
理された符号化画像データである文書符号データをー度
画像メモリから読み出し、算術復号器により復号処理
し、フッタ情報またはヘッダ情報などの追加情報を文書
データの最後あるいは文書データの前に付加する。そし
て、その後、再度算術符号器により符号化処理するとい
う方法がとられていた。従って、算術符号器および算術
復号器が二重に必要となり、構造が複雑になってコスト
アップになるという問題点があった。
【0015】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたものであり、算術符号器により符号化処理され、
画像メモリに符号化画像データの形で蓄積されている文
書符号データに対し、算術復号器による復号処理を行う
ことなく、この文書符号データに直接フッタ情報または
ヘッダ情報など他の画像情報を付加して1ページの画像
を生成し送信することができ、構造が簡単でコスト低減
を可能にするファクシミリ装置を得ることを目的として
いる。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるファク
ンミリ装置は、複数の画像データを算術符号化により符
号データに変換し接続することにより、1ページの符号
化画像データを生成し、通信回線を介して他のファクシ
ミリ装置との間で送受信する装置であり、1ページの算
術符号化終了時におけるコンテクストを表す統計情報お
よび算術符号器内部の符号レジスタの内容を読み出しお
よび書き込み可能な算術符号器と、前記統計情報および
算術符号器内部の符号レジスタの内容を記憶する符号化
状態メモリと、前記算術符号器と符号化状態メモリを制
御するシステム制御ブロックとを備えている。そして、
前記システム制御ブロックは、1ページの符号化終了時
に符号レジスタの掃き出し処理を施さずに作成した符号
化画像データに続けて、前記統計情報および符号レジス
タ内容のの書き込み処理を施した後に符号化した別の画
像の符号化画像データを接続し、1ページの画像データ
を生成するように構成されたものである。
【0017】
【作用】この発明によれば、先行する文書データについ
ては符号レジスタの掃き出し処理を行わないで算術符号
化を行い、後続の文書データについては、先行する文書
データの符号化終了時の統計情報と符号レジスタ値を初
期設定することにより、先行する文書データの復号処理
を行わないで複数の文書データを1ページの情報に合成
することができる。
【0018】
【実施例】以下、この発明のー実施例を図について説明
する。図1はこの発明のー実施例を示す、フッタ情報付
加を行うことができるファクシミリ装置のブロック図で
ある。図1において、1は送信するための文書を入力し
2値画像信号に変換するスキャナ装置、3は受信した文
書符号データを算術符号化により復号処理し2値文書デ
ータに変換する算術復号器、4は算術復号器3で復号処
理された2値文書データを出力するためのプリンタ装置
である。また、5は、送信時には送信前の文書符号デー
タを蓄積しておき、受信時には受信した文書符号データ
を蓄積する画像メモリ、6はファクシミリ通信のための
通信制御を行う通信制御ブロック、7はフッタ情報ある
いはヘッダ情報としての文字フォントのビットマップ展
開を行うフォント展開ブロックであり、7aはフッタ情
報あるいはヘッダ情報として使用する文字フォントを記
憶する文字フォントメモリ、7bはフッタ情報あるいは
ヘッダ情報を画像データとしてビットマップ展開するフ
ォントビットマップメモリである。また、9は公衆電話
回線であり、以上の構成は、図5に示す従来の装置と同
様になっている。
【0019】8は、それぞれのブロックの制御を行うシ
ステム制御ブロツク、20は、スキャナ装置1の出力で
ある2値文書データを算術符号化により符号化処理し文
書符号データに変換する算術符号器であり、算術符号化
処理の統計情報および算術符号器内部の符号レジスタの
情報を読み出しおよび書き込みできるようになってい
る。前記統計情報は、1ページの符号化終了時のコンテ
クスト(参照画素状態)における予測値と予測一致確率
を識別する識別子からなっている。また、21は算術符
号器20に接続され、算術符号器20の統計情報および
算術符号器内部の符号レジスタの情報を文書データ毎に
記憶する符号化状態メモリ、22は、スキャナ装置1と
フォント展開ブロック7と算術符号器20との間に設け
られ、2値文書データとフッタ情報あるいはヘッダ情報
とを切り替える選択器、23は、算術復号器3と算術符
号器20と画像メモリ5との間に設置され、送信時と受
信時において、2値文書データの入力と出力とを切り替
える選択器である。
【0020】以下、上記実施例の動作について説明す
る。
【0021】まず、送信時の動作を説明する。スキャナ
装置1から読み込まれ2値化された2値文書データは、
算術符号器20による符号化処理により文書符号データ
に変換され、選択器23を経由して画像メモリ5に蓄積
される。文書データの最終ラインの符号化処理が終了し
ても、算術符号器20は算術符号器内部の符号レジスタ
の掃き出し処理を行わない。そして、算術符号器20
は、その内部に設けられた図9に示すWレジスタ42、
Pレジスタ45、Vレジスタ47、Mレジスタ49、V
カウンタ48、およびMカウンタ50内に存在する符号
レジスタに、符号化処理を行った文書データに対応する
符号データや、図7に示された次数・予測値メモリ32
に統計情報を存在させた状態で処理動作を終了する。こ
の統計情報と算術符号器内部の符号レジスタの情報は符
号化状態メモリ21に文書データ毎に蓄積される。
【0022】文書データに付加されるフッタ情報として
の日時、発信時刻、発信者名、および発信文書ページの
文字フォントは、システム制御ブロック8からの指示で
文字フォントメモリ7aからフォントビットマップメモ
リ7b上にビットマップ展開される。ビットマップ展開
されたフッタ情報を文書データに付加するには、まず、
システム制御ブロック8がフッタ情報を付加する文書符
号データに対応する統計情報及び算術符号器内部の符号
レジスタの情報を符号化状態メモリ21から読み出し、
算術符号器20に書き込む。このようにして算術符号器
20に書き込まれた統計情報および算術符号器内部の符
号レジスタの情報は、フッタ情報を付加する文書デ一タ
の最終的な統計的情報なので、文書符号データに続けて
フッタ情報を符号化することにより、算術符号器20
は、文書デ一タとフッタ情報とを1ページの文書データ
として符号化処理することができる。
【0023】図2は、算術符号器20により生成された
文書符号データとフッタ情報の符号データの一例を示し
ている。算術符号器20により符号化処理されたフッタ
情報は、付加する文書データに続いて画像メモリ5に蓄
積される。このとき、所定のマーカーコードが文書符号
データの終わりを示す終了コードとしてフッタ情報の最
後に付加される。画像メモリ5に蓄積されたフッタ情報
は、文書符号データに続けて通信制御ブロック6から公
衆電話回線9に向けて送信される。
【0024】次に、受信時、送信側から送られたフッタ
付きの文書符号データを復号処理する時の動作について
説明する。公衆電話回線9を介して送信側から送られた
フッタ付きの文書符号データは通信制御ブロック6によ
って受信され、画像メモリ5に蓄積される。蓄積された
フッタ付きの文書符号データは、選択器23が文書デー
タ出力側に切り替えられ、算術復号器3により復号処理
されて、プリンタ装置4により1ページのフッタ付き文
書データとして記録される。
【0025】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、送信側において画像メモリ5に蓄積された文
書符号データに対し、算術復号器による復号処理をする
ことなくフッタ情報を付加することができる。
【0026】図3は、この発明に関連する参考例であ
り、ヘッダ情報付加を行うことができるファクシミリ装
置のブロック図である。図において、24は、2値文書
データを算術符号化により符号化処理して文書符号デー
タに変換し、符号化終了時に文書データの1ページ符号
化処理終了を示す終了コードとしてのマーカーコード
と、ヘッダ情報の符号化処理の終了を示すマーカーコー
ドとを発生する機能を有する算術符号器、25は、文書
符号データを算術符号化により復号処理して2値文書デ
ータに変換し、かつ、文書データの1ページ復号処理終
了を示すマーカーコードとヘッダ情報の復号処理の終了
を示すマーカーコードとを識別できる算術復号器、8は
それぞれのブロックの制御を行い、算術符号器24にマ
ーカーコードを書き込め、かつ、算術復号器25のマー
カーコードを読み出せるシステム制御ブロック、26
は、算術符号器24に対して1ページの終了を示す終了
コードとしてのマーカーコード、および、終了コードと
は異なるマーカーコードを発生するマーカーコード発生
機能ブロック、27は、算術復号器25の復号化処理終
了時のマーカーコードを検出し、そのマーカーコードが
終了コードかどうかを識別するマーカーコード識別機能
ブロックである。なお、その他の部分は図1の実施例と
同一の構成である。
【0027】次に本参考例の動作について説明する。ま
ず、送信時の動作を説明する。スキャナ装置1から読み
込まれ2値化された2値文書データは、算術符号器24
による符号化処理により文書符号データに変換される。
符号化処理終了時、システム制御ブロック8は、文書デ
ータの1ページ終了を示す終了コードとしてのマーカー
コードを算術符号器24に書き込む。例えば、図4のF
F9(H)はこの符号データが文書データの1ページ終
了であることを示す。このマーカーコードは符号化終了
時に文書文書符号データの最後に付加される。そして、
この文書符号データは画像メモリ5に蓄積される。
【0028】ヘッダ情報としての発信時刻、発信者名、
および発信文書ページの文字フォントは、システム制御
ブロック8からの指示で文字フォントメモリ7aからフ
ォントビットマップメモリ7b上にフォントビットマッ
プ展開される。ヘッダ情報を文書符号データに付加する
には、付加するヘッダ情報をビットマップメモリ7bか
ら読み出せるように選択器22を選択し、このヘッダ情
報を算術符号器24により符号化処理し符号データに変
換する。符号化処理の終了時、システム制御ブロック1
8は、ヘッダ情報データに対する符号であることを示す
マーカーコードを算術符号器24に示す。例えば、符号
化終了時にヘッダ情報符号データの最後に付加されるマ
ーカーコードFFA(H)により、前記符号データがヘ
ッダ情報データであることを示すことにする。
【0029】このようにして算術符号器24により生成
された文書符号データとヘッダ情報符号データの一例が
図4に示すものであり、ヘッダ情報符号データは画像メ
モリ5に蓄積される。画像メモリ5に蓄積されたヘッダ
情報符号データと文書符号データは、1つの符号データ
として通信制御ブロック6を介して回線9に送信され
る。
【0030】次に、送信側から1つの符号データとして
送られたヘッダ情報符号データと文書符号データとを復
号する時の動作を説明する。送信側から送られたヘッダ
情報符号データと文書符号データは、回線9から通信制
御ブロック6を介して受信され、画像メモリ5に蓄積さ
れる。選択器23が文書データ出カ側に切り替えられる
と、蓄積された符号データの内のヘッダ情報符号データ
が算術復号器25によりまず復号処理される。
【0031】ヘッダ情報に対する復号処理が終了したと
き、算術符号器24はマーカーコードFFA(H)を検
出し、復号データがヘッダ情報であることを識別し、そ
の旨システム制御ブロック18に知らせる。続いて、文
書符号データが算術復号器25により復号処理される。
この文書符号データに対する復号処理が終了したとき、
算術復号器25はマーカーコードFF9(H)を検出
し、これが1ページ終了である文書データの復号データ
であることを識別する。そして、システム制御ブロック
8は、ヘッダ情報と文書データを1枚のヘッダ情報付き
文書データとしてプリンタ装置4に記録する。以上の説
明で明らかなように、本参考例によれば、送信側におい
て画像メモリ5に蓄積された文書符号データに対し、算
術復号器により復号処理することなくヘッダ情報であれ
付加することができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、算術符号器により符号化処理されて送信される複数
の画像データを1ページの画像データに合成するに当
り、それぞれの符号データに対して算術復号器による復
号処理が不要であり、処理時間を短縮できる。また、そ
のための算術復号器および算術符号器を設けることを必
要とせず、構造が簡単で低価格のファクシミリ装置を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の算術符号器から出力され
る符号データの一例を示す説明図である。
【図3】この発明に関連する参考例を示すブロック図で
ある。
【図4】図3の参考例における算術符号器から出力され
た符号データの一例を示す説明図である。
【図5】従来技術によるファクシミリ装置を示すブロツ
ク図である。
【図6】フッタ情報が付加された受信出力文書の1例を
示す図である。
【図7】ファクシミリ装置における算術符号器の構成を
示すブロック図である。
【図8】ファクシミリ装置における算術復号器の構成を
示すブロック図である。
【図9】マーカーコードを説明するための算術符号器の
符号化部の構成を示すブロック図である。
【図10】マーカーコードを説明するための算術復号器
の復号部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 スキャナ装置 3 算術復号器 4 プリンタ装置 5 画像メモリ 6 通信制御ブロック 7 フォント展開ブロツク 7a 文字フォントメモリ 7b フォントビットマップメモリ 8 システム制御ブロック 9 回線 20 算術符号器 21 符号化状態メモリ 22 選択器 23 選択器 24 算術符号器 25 算術復号器 26 マーカーコード発生機能ブロック 27 マーカーコード識別機能ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/41 - 1/419 H04N 1/00 - 1/00 102 H04N 1/387

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像データを算術符号化により符
    号データに変換し連結することにより、1ページの符号
    化画像データを生成し、通信回線を介して他のファクシ
    ミリ装置との間で送受信するファクシミリ装置におい
    て、 1ページの算術符号化終了時におけるコンテクストを表
    す統計情報および算術符号器内部の符号レジスタの内容
    を読み出しおよび書き込み可能な算術符号器と、 前記統計情報および算術符号器内部の符号レジスタの内
    容を記憶する符号化状態メモリと、 前記算術符号器と符号化状態メモリを制御するシステム
    制御ブロックとを備え、 前記システム制御ブロックは、1ページの符号化終了時
    に符号レジスタの掃き出し処理を施さずに作成した符号
    化画像データに続けて、前記統計情報および符号レジス
    タの内容の書き込み処理を施した後に符号化した別の画
    像の符号化画像データを接続し、1ページの画像データ
    を生成するように構成されたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
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JPS6068765A (ja) * 1983-09-26 1985-04-19 Fujitsu Ltd ファクシミリ装置
JPS60210065A (ja) * 1984-06-29 1985-10-22 Hitachi Ltd 画像合成装置

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