JP2839880B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2839880B2 JP9271891A JP27189197A JP2839880B2 JP 2839880 B2 JP2839880 B2 JP 2839880B2 JP 9271891 A JP9271891 A JP 9271891A JP 27189197 A JP27189197 A JP 27189197A JP 2839880 B2 JP2839880 B2 JP 2839880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画情報を複数のデ
ータフレームに分割してセットし、その複数のデータフ
レームを1ブロックとしてブロック単位に送信する一
方、その画情報の受信側からエラーとなったデータフレ
ームが通知されたとき、そのデータフレームの画情報を
再送信するエラーコレクションモードの通信機能と、画
情報をデータフレーム化しないで送信する通常モードの
通信機能とを備えたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ー般に、ファクシミリ通信には電話回線
が利用されている。電話回線は、特に海外との通信など
長距離通信の場合に、ノイズ等の影響を受けて回線状態
が変動しやすい。このような変動しやすい回線状態でフ
ァクシミリ通信を実行すると、画情報の伝送誤りが多発
するようになり、受信側で正確な画像を再現することが
できなくなる。
【0003】ところで、G3規格などの通常のファクシ
ミリ装置では、通信を開始する時点で、モデムトレーニ
ングにより回線状態がチェックされ、その回線状態に応
じて画情報を伝送する際のデータ伝送速度が決定される
ようになっている。
【0004】また、近年、CCITTより、G3規格の
ファクシミリ装置が準拠している勧告T.30の追補
(Annex A)という形式で、エラーコレクション
モード(以下、ECMと略す)という伝送制御手順が追
加勧告されている。
【0005】このECMによりファクシミリ通信を行な
う場合、複数のデータフレームで構成されたブロック単
位で画情報を伝送し、伝送した画情報にエラーが生じた
場合、エラーとなったデータフレームの再送を行なう一
方、再送回数が一定回数以上になると、データ伝送速度
をシフトダウンして画情報の伝送を行なうようになる。
【0006】この場合において、いま仮に、通信開始直
後は回線状態が良好で、画情報の伝送開始後に、回線状
態が非常に悪化したとする。この場合、データ伝送速度
は、最初、例えば9600bpsに設定されて画情報が
伝送される。
【0007】ところが、この後、回線状態の悪化によ
り、伝送エラーが多発し、再送処理が一定回数繰り返さ
れるようになる。この再送で正しく伝送されないと、デ
ータ伝送速度が7200bpsにシフトダウンされ、同
様に再送処理が一定回数繰り返される。また、この再送
で正しく伝送されないと、次に4800bpsというよ
うにして、最悪の場合、2400bpsまでシフトダウ
ンされることになる。
【0008】このように、従来のECMでは、画情報の
伝送開始後に、回線状態が悪化した場合、データ伝送速
度を1段階づつシフトダウンしていたので、画情報の再
送処理が成功するまで時間がかかり、通信時間が長くな
るという問題があった。
【0009】ところで、上記ECMでは、符号化圧縮後
の画情報をその先頭から256バイト(オクテット;1
バイト(=1オクテット)=8ビット)あるいは64バ
イト毎のフレームサイズに分割し、その1フレーム分の
画情報を、第5図(a)に示すように、HDLC(ハイ
レベル・データ・リンク制御)手順の形式のフレームF
LMに整形した状態で伝送する。
【0010】ここで、このフレームFLMは、所定のピ
ットパターンからなる(先頭)フラグシーケンスF、所
定のビットパターン(グローバルアドレス)からなるア
ドレスフィールドA、ファクシミリ装置に固有なビット
パターンからなる制御フィールドC、情報フィールド
I、誤り検出のためのフレームチェックシーケンスFC
S、および、(後尾)フラグFを順次並べて形成され
る。
【0011】また、情報フィールドIは、ファクシミリ
伝送手順信号が配置されるファクシミリ制御フィールド
FCFと、そのファクシミリ伝送手順信号に付加される
各種の情報が配置されるファクシミリ情報フィールドF
IFからなる。
【0012】この場合、ファクシミリ制御フィールドF
CFには、ファクシミリ伝送手順信号のファクシミリ符
号化データFCDが配置され、ファクシミリ情報フィー
ルドFIFには、フレームの順序をあらわすフレーム番
号FNoと、1フレームサイズFSZの符号化されたフ
レームデータFDcが配置される。
【0013】また、フレーム番号FNoが8ビットの2
進数からなるため、連番として0〜255までしか取れ
ないので、連続する256個のフレームを1ブロックに
設定し、そのブロック単位に受信側より再送要求するよ
うにしている。また、1ページ分の画情報を1つのブロ
ックで伝送できなかった場合には、その残りの部分を次
のブロックに設定して伝送する。
【0014】受信側は、再送要求時には、同図(b)に
示すような、ファクシミリ伝送手順信号PPR(部分ペ
ージ要求信号)のフレームを送信側に応答する。なお、
ファクシミリ伝送手順信号は、必要なパラメータを含め
た状態で、この部分ページ要求信号PPRと同様なフレ
ーム形式でやりとりされるが、以下の記述においては、
例えば、単にPPR信号と記載する。
【0015】このPPR信号は、そのファクシミリ制御
フィールドFCFに、PPR信号であることをあらわす
ビットパターン(PPR)が配置され、また、ファクシ
ミリ情報フィールドFIFには256ビットのエラーマ
ップデータEMpが配置される。
【0016】また、エラーマップデータEMpは、伝送
された1ブロック分のフレームデータのうち、伝送誤り
を生じていなかったフレームにはデータ「0」を、伝送
誤りを生じていたフレームにはデータ「1」を、それぞ
れフレーム順に配置してなる。
【0017】このPPR信号を受信すると、送信側は、
エラーマップデータEMpでデータ「1」がセットされ
ているフレームのフレームデータのみを再度受信側に送
信する。
【0018】この再送要求を、全てのフレームの伝送誤
りが解消されるまで繰り返し行うことで、受信側で譲り
のない受信画像を記録出力することができる。
【0019】ところで、従来のG3規格である通常モー
ドでのファクシミリ通信の際には、送信時、画情報は符
号化された後、通常FIF0(First In Fi
rst Out)バッファに一時格納される。そして、
モデムに設定されたデータ伝送速度に対応する速度で、
その画情報が読み出されて送信される。
【0020】この場合、FIFOバッファは、画情報の
符号化タイミングと、モデムからの送信タイミングとが
不一致に対処するために配設されるものである。
【0021】一方、ECMの場合、HDLCのデータフ
レームを構成するとき、フレームデータにフラグと同一
ビットパタンを避けるための「0」データのインサーシ
ヨン、およびエラーチエツクのためのCRC演算を行な
っている。
【0022】このため、ECMでのファクシミリ通信の
際には、送信時、符号化した画情報を1ブロック分バッ
ファメモリに一旦蓄積することにより、上記フレームデ
ータの「0」データのインサーションやCRC演算など
の処理を容易にすると共に、画情報の再送信を可能にし
ている。
【0023】このように、従来のG3規格での通信の場
合も、ECMでの通信の場合も、送信する画情報を一日
バッファに格納するようにしている。
【0024】ところが、従来のファクシミリ装置おいて
は、画情報を蓄積するバッファは、上記2種類の通信用
にそれぞれ独立に配設されていた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ECMと通常モードの伝送モードを備えたファクシミリ
装置では、画情報を蓄積するバッファが、2種類独立に
配設されていたため、装置のコストが高くなるという問
題があった。
【0026】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、ECMと通常モードの伝送モードを備えた装
置のコストを低減できるファクシミリ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、画情報を複数
のデータフレームに分割してセットし、その複数のデー
タフレームを1ブロックとしてブロック単位に送信する
一方、その画情報の受信側からエラーとなったデータフ
レームが通知されたとき、そのデータフレームの画情報
を再送信するエラーコレクションモードの通信機能と、
画情報をデータフレーム化しないで送信する通常モード
の通信機能とを備えたファクシミリ装置において、上記
エラーコレクションモードでの送信の際には、符号化し
た画情報を、少なくとも受信側に正常に到達するまで一
旦蓄積する一方、上記通常モードでの送信の際には、上
記符号化した画情報を送信完了まで一時格納する共通の
バッファメモリを配設したものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施例にかかるファク
シミリ装置を示している。
【0030】同図において、CPU(中央処理装置)1
は、このファクシミリ装置全体の制御処理、および、フ
ァクシミリ伝送制御手順処理を行なうためのものであ
り、その制御プログラムはROM(リード・オンリ・メ
モリ)2に記憶され、ワークエリアおよび伝送バッファ
はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)3に形成され
る。なお、伝送バッファの容量は、256バイトのフレ
ームを1ブロック分記憶できるように、少なくとも64
Kバイト(K=1024)の記憶容量が確保される。ま
た、RAM3は、ECMでの送信時および通常モードで
の送信時に、符号化した画情報を一時格納するバッファ
メモリとして、共用される。
【0031】スキャナ4は送信原稿を所定の解像度で読
み取るためのものであり、プロッタ5は受信画像を所定
の解像度で記録出力するためのものである。操作表示部
6はこのファクシミリ装置を操作するためのものであ
る。
【0032】符号化復号化部8は送信画信号を符号化圧
縮するとともに、受信画情報を元の画信号に復号化する
ものであり、モデム8はアナログ回線網である公衆電話
回線網等を伝送回線として用いることができるようにデ
ジタルデータを変復調するものであり、納制御装置9は
ファクシミリ装置を公衆電話回線網に接続するためのも
のである。なお、この網制御装置9は自動発着信機能を
備えている。
【0033】また、CPU1、ROM2、RAM3、ス
キャナ4、ブロッタ6、操作表示部6、パラメータメモ
リ7、符号化復号化部7、モデム8および、網制御装置
9は、システムバス10を介して相互にデータをやりと
りしている。
【0034】以上の構成で、この場合の送信動作を図2
(a),(b)に、また、その受信動作を図3(a),
(b)に示す。
【0035】すなわち、この場合、送信側オペレータ
は、まず、送信原稿をスキャナ4にセットして、操作表
示部6で送信相手先の入力などの所定の送信操作を行な
う。これにより、網制御装置9が所定の発呼動作を実行
する。
【0036】受信側が着呼すると、送信側との間で所定
の伝送制御手順が開始される。
【0037】ところで、本実施例のファクシミリ装置
は、通常モードでの通信機能と、ECMでの通信機能と
を備えており、上記伝送制御手順において、どちらのモ
ードで通信を実行するかが決定される。
【0038】その伝送制御手順に従って、送信側は画情
報の送信処理を、受信側はその受信処理を、それぞれ開
始する。
【0039】送信側では、図2(a)に示すように、ま
ず、スキャナ4が起動され、送信原稿があることが確認
され(処理201のY)、画情報が読み取られる(処理
202)。そして、その画情報はデータ圧縮のために1
ラインごとに符号化され・る(処理203)。
【0040】次いで、そのときの通信モードが判別さ
れ、通常モードの場合には(処理204のN)、フィル
ビット処理、つまり、1ラインの画情報データが所定の
一定量に満たないときに、固定データを付加して一定量
のデータにする既知のデータ処理が実行される(処理2
05)。さらに、図示してないが、1ラインの画情報の
区切れ目には、EOLコードが付加され、RAM3に格
納される(処理206)。この画情報の格納は、上記符
号化処理の速度とモデム8の送信速度との不一致に対応
するためであり、格納した画情報は、送信後消去される
ことになる。
【0041】一方、ECMの場合には(処理204の
Y)、符号化された画情報に直接EOLコードが付加さ
れて、同様にRAM3に格納される(処理206)。こ
の画情報の格納は、受信側に正常に伝送されなかった場
合に再送信するためであり、格納した画情報は、受信側
から正常受信の通知を受けるまで保持される。
【0042】このような各処理の後、上記処理201に
戻り、同様の処理が繰り返される。これにより、RAM
3には、順次画情報が格納される。そして、送信原稿の
終りが検知されたとき(処理201のY)、上記読み取
り処理が終了する。
【0043】また、上述の読み取り処理に並行して、送
信処理が実行される。すなわち、同図(b)に示すよう
に、前記処理によりRAM3に格納された画情報は、1
ラインずつ読み出される(処理207)。
【0044】そして、ECMの場合(処理208の
Y)、図5で説明したように、HDLCのデータフレー
ムが形成され、そのデータフレームに、所定の制御情
報、上記画情報、および、フレームチェックシーケンス
FCS等がセットされる。また、そのデータフレームの
フラグFと同一のビットパターンをなくすための「0」
データのインサーション(ゼロインサーション)が行な
われる(処理209)。
【0045】このようにフレーム化された画情報は、モ
デム8より受信側に送信される(処理210)。一方、
通常モードの場合(処理208のN)、RAM3から読
み出された画情報は、そのままモデム8に入力され送信
される(処理210)。
【0046】次いで、RAM3内の画情報の有無がチェ
ックされ(処理211)、画情報があれば(処理211
のY)、上記処理207にもどり、同様の処理が繰り返
されて1ラインつつ画情報が送信される一方、RAM3
内の画情報がなくなったとき(処理211のN)、この
送信処理が終了する。
【0047】このようにして、送信側からは、例えば、
1フレームに256バイトずつ画情報がセットされ、こ
れが256フレーム連続して1ブロック分の画情報とし
て送信される。
【0048】一方、受信側では、上述の送信側からの画
情報が、モデム8により受信される。すなわち、図3
(a)に示すように、まず、通信モードが判定され(処
理301)、ECMの場合(処理301のY)、受信し
たデータフレームのフラグ位置が検知される(処理30
2)。ここで、フラグ位置が検知されると(処理302
のY)、次に受信データがあることがチェックされた後
(処理303のY)、処理301にもどる。
【0049】また、データフレームのフラグ位置でない
部分が検知されると(処理302のN)、そのデータ列
に対してゼロインサーション処理で挿入された「0」デ
ータを削除するための「0」デリーションが行なわれ
る。次いで、データフレーム内の各フィールドが判別さ
れ、その1つのデータであるフレームチェックシーケン
スFCSによりデータエラーのチェックが行なわれる。
さらに、データフレームが分解されて、画情報が取り出
される(処理304)。そして、取り出された画情報
は、RAM3に格納される(処理305)。
【0050】一方、通常モードの場合には(処理301
のN)、受信した画情報は、直接RAM3に格納される
(処理305)。
【0051】この後、さらに受信データがあれば(処理
303のY)、処理301に戻り、同様の処理が繰り返
される。
【0052】そして、受信データがなくなったとき(処
理303のN)、この受信処理が終了する。
【0053】また、上述の受信処理に並行して、記録処
理が実行される。RAM3内に画情報が格納されている
ことがチェックされると(処理306のY)、同図
(b)に示すように、RAM3内の画情報は、1ライン
つつ読み出される(処理307)。
【0054】次いで、通信モードがチェックされ(処理
308)、通常モードの場合(処理308のN)、図3
(a)の処理205で付加されたフィルビットが除去さ
れた後(処理309)、元の画情報に復号化される(処
理310)。
【0055】また、ECMの場合には(処理308の
Y)、RAM3より読み出された画情報は、直接復号化
される(処理310)。
【0056】そして、復号化された画情報は、プロッタ
5で記録される(処理311)。この後、上記処理30
6に戻り、同様の処理が繰り返される。
【0057】これにより、受信した画情報が順次記録さ
れ、RAM3の画情報がなくなったとき(処理306の
N)、この記録処理が終了する。
【0058】このように、受信側では、1ブロックの画
情報を連続して受信する。図示してないが、その後、所
定の伝送制御により、前記フレームチェックシーケンス
FCSにより、エラーを検出したフレーム番号を送信側
に通知する。このとき、送信側は、通知されたフレーム
番号の画情報をRAM3から読み出し、再送信すること
になる。
【0059】図4は、以上の各処理における送信側と受
信側ファクシミリ装置内のデータの流れの概略を示した
ものである。すなわち、通常モードの場合、破線で示す
ように、送信時には、スキャナ4で読み取られ符号化さ
れた画情報は、フィルビット処理の後RAM3に格納さ
れ、その画情報は直接モデム8より送信される。また、
受信時には、受信した画情報は、モデム8より直接RA
M3に一時格納され、RAM3から読み出された画情報
は、フィルビット処理の後、元の画情報に復号化され、
プロッタ5により記録される。
【0060】これに対して、ECMの場合、実線で示す
ように、送信時には、符号化された画情報は、直接RA
M3に一旦格納され、ついでフレーム化等の処理がなさ
れた後送信される。受信時には、受信したデータフレー
ムの分解により画情報が取り出されてRAM3に一時格
納され、次いで、復号化されてプロッタ5により記録さ
れる。
【0061】以上のように、本実施例では、RAM3
を、ECMでの送信の際に、符号化した画情報を一旦蓄
積するバッファメモリと、通常モードでの送信の際に、
符号化した画僧織を送信するまで一時格納するバッフフ
メモリとに共通に使用している。これにより、従来独立
にそれぞれ配設されていたバッファメモリが1つになる
ため、製品コストを低減することができる。
【0062】また、ECMの場合、RAM3には、フレ
ーム化する前の符号化した画情報を格納するので、フレ
ーム化後の画情報を格納する場合に比べ、RAM3のメ
モリ容量は小さくできる。すなわち、1ブロックの画情
報は、最大64Kバイトであるので、RAM3の容量
も、64Kバイトで間に合うようになる。
【0063】また、共通の制御プログラムで、ECMと
通常モードとの通信を実行するので、送受信処理が簡素
化される。
【0064】なお、上述した実施例において、RAM3
を、ECMと通常モードとで共用するようにしたが、C
CITTのECMに限らず、再送信のために画情報を蓄
積したり、送信処理における画情報のバッファとして、
RAM3を任意に共用できることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来独立にそれぞれ配設されていた、ECMでの送信の
際に符号化した画情報を一旦蓄積するバッファメモリ
と、通常モードでの送信の際に画情報一時格納するバッ
ファメモリとを共通にしたので、装置コストを低減でき
るという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置を
示したブロック図。
【図2】送信動作の一例を示したフローチャート。
【図3】受信動作の一例を示したフローチャート。
【図4】送信側と受信側ファクシミリ装置内のデータの
流れの概略を示した状態遷移図。
【図5】ECMにおける画情報のフレームの一例、およ
び、再送要求信号の一例を示す概略図。
【符号の説明】
1 CPU(中央処理装置) 2 ROM(リード・オンリ・メモリ) 3 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 4 スキャナ 5 プロッタ 6 操作表示部 7 符号化復号化部 8 モデム 9 網制御装置 l0 システムバス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画情報を複数のデータフレームに分割し
    てセットし、その複数のデータフレームを1ブロックと
    してブロック単位に送信する一方、その画情報の受信側
    からエラーとなったデータフレームが通知されたとき、
    そのデータフレームの画情報を再送信するエラーコレク
    ションモードの通信機能と、画情報をデータフレーム化
    しないで送信する通常モードの通信機能とを備えたファ
    クシミリ装置において、 上記エラーコレクションモードでの送信の際には、符号
    化した画情報を、少なくとも受信側に正常に到達するま
    で一旦蓄積する一方、上記通常モードでの送信の際に
    は、上記符号化した画情報を送信完了まで一時格納する
    共通のバッファメモリを配設したことを特徴とするファ
    クシミリ装置。
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