JP3250981B2 - 台所用濃縮液体洗浄剤組成物 - Google Patents
台所用濃縮液体洗浄剤組成物Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、起泡力及び洗浄力
が優れており、温度変化及び日光暴露による色相安定性
が高く、食器、調理器具、台所まわり等の洗浄剤として
好適な台所用濃縮液体洗浄剤組成物に関する。
が優れており、温度変化及び日光暴露による色相安定性
が高く、食器、調理器具、台所まわり等の洗浄剤として
好適な台所用濃縮液体洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近では、廃棄物の減量化の要請から、
より小さな容器に充填された濃縮型の台所用洗剤が望ま
れている。特に、業務用の分野では６倍濃縮型の台所用
洗剤が市場に出できており、超濃縮化が進んでいる。こ
のような濃縮型の台所用洗剤に用いられる界面活性剤と
しては、洗浄力が優れていることと低価格であることか
ら直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが汎用さ
れている。しかし、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムは単独では低温安定性が悪いため、台所用洗剤
として適用する場合には、他の界面活性剤とともに併用
されている。このようなものとしては、直鎖アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムにポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸エステルやポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルを配合した洗剤が知られている（特開昭４９
−１３２０５号公報、特公平３−５６２７８号公報、特
公昭６０−４８７０号公報）。
より小さな容器に充填された濃縮型の台所用洗剤が望ま
れている。特に、業務用の分野では６倍濃縮型の台所用
洗剤が市場に出できており、超濃縮化が進んでいる。こ
のような濃縮型の台所用洗剤に用いられる界面活性剤と
しては、洗浄力が優れていることと低価格であることか
ら直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが汎用さ
れている。しかし、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムは単独では低温安定性が悪いため、台所用洗剤
として適用する場合には、他の界面活性剤とともに併用
されている。このようなものとしては、直鎖アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムにポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸エステルやポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルを配合した洗剤が知られている（特開昭４９
−１３２０５号公報、特公平３−５６２７８号公報、特
公昭６０−４８７０号公報）。
【０００３】しかし、これらの台所用洗剤は、低温安定
性は改善できるものの、超濃縮型の台所用洗剤として使
う場合に使い易さから要求される適正粘度である、６倍
希釈時の２０℃における粘度が５０〜５００mPa・sとい
う要求を満たすことができない。
性は改善できるものの、超濃縮型の台所用洗剤として使
う場合に使い易さから要求される適正粘度である、６倍
希釈時の２０℃における粘度が５０〜５００mPa・sとい
う要求を満たすことができない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来技
術の問題を解決するため、低温安定性と適正粘度の両方
の要求を満たした台所用洗剤として、アルキルベンゼン
スルホン酸塩と高級脂肪酸ジアルカノールアミドを併用
したものが提案されている（特開平７−１１８６９５号
公報、特開平８−３１９５００号公報）。しかし、この
ような高級脂肪酸ジアルカノールアミドを含有する台所
用洗剤は、特に高温保存時や日光暴露時における色相安
定性が悪く、商品価値を低下させるという問題があり、
改善の余地がある。
術の問題を解決するため、低温安定性と適正粘度の両方
の要求を満たした台所用洗剤として、アルキルベンゼン
スルホン酸塩と高級脂肪酸ジアルカノールアミドを併用
したものが提案されている（特開平７−１１８６９５号
公報、特開平８−３１９５００号公報）。しかし、この
ような高級脂肪酸ジアルカノールアミドを含有する台所
用洗剤は、特に高温保存時や日光暴露時における色相安
定性が悪く、商品価値を低下させるという問題があり、
改善の余地がある。
【０００５】そこで本発明は、上記の低温安定性と適正
粘度の要件を具備するとともに、起泡力及び洗浄力が優
れており、温度変化及び日光暴露による色相安定性が高
く、食器、調理器具、台所まわり等の洗浄剤として好適
な台所用濃縮液体洗浄剤組成物を提供することを目的と
する。
粘度の要件を具備するとともに、起泡力及び洗浄力が優
れており、温度変化及び日光暴露による色相安定性が高
く、食器、調理器具、台所まわり等の洗浄剤として好適
な台所用濃縮液体洗浄剤組成物を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸塩と組み合わせる非イオン界面
活性剤として特定のものを用いるとともに、両成分の含
有量及び配合比を特定することにより、上記目的を達成
できることを見出し、本発明を完成した。
キルベンゼンスルホン酸塩と組み合わせる非イオン界面
活性剤として特定のものを用いるとともに、両成分の含
有量及び配合比を特定することにより、上記目的を達成
できることを見出し、本発明を完成した。
【０００７】即ち本発明は、（ａ）アルキル基の炭素数
が８〜１８のアルキルベンゼンスルホン酸塩及び（ｂ）
炭素数８〜１８の第１級又は第２級アルコールに平均で
２〜９モルのエチレンオキシドが付加したポリオキシエ
チレン型界面活性剤を含有し、（ａ）及び（ｂ）成分の
合計含有量が６０重量％以上であり、（ａ）及び（ｂ）
成分の含有比が（ａ）／（ｂ）=０．２〜５の範囲にあ
ることを特徴とする台所用濃縮液体洗浄剤組成物を提供
する。
が８〜１８のアルキルベンゼンスルホン酸塩及び（ｂ）
炭素数８〜１８の第１級又は第２級アルコールに平均で
２〜９モルのエチレンオキシドが付加したポリオキシエ
チレン型界面活性剤を含有し、（ａ）及び（ｂ）成分の
合計含有量が６０重量％以上であり、（ａ）及び（ｂ）
成分の含有比が（ａ）／（ｂ）=０．２〜５の範囲にあ
ることを特徴とする台所用濃縮液体洗浄剤組成物を提供
する。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明で用いる（ａ）成分は、ア
ルキル基の炭素数が８〜１８のアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩である。
ルキル基の炭素数が８〜１８のアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩である。
【０００９】（ａ）成分としては、起泡力及び洗浄力を
高めるため、アルキル基の炭素数１０〜１３のものが９
０重量％以上含有されていることが好ましい。また、
（ａ）成分としては、低温安定性を高めるため、２−フ
ェニル異性体を５重量％以上含んでいるものが好まし
く、１０〜８０重量％含んでいるものが特に好ましく、
１５〜７０重量％含んでいるものがさらに好ましい。こ
こで、２−フェニル異性体とは、直鎖アルキル基の２位
がｐ−スルホニルフェニル基で置換されているものをい
う。さらに、（ａ）成分の対イオンとしては、アルカリ
金属、アンモニウム又はアルカノールアミン等を挙げる
ことができる。
高めるため、アルキル基の炭素数１０〜１３のものが９
０重量％以上含有されていることが好ましい。また、
（ａ）成分としては、低温安定性を高めるため、２−フ
ェニル異性体を５重量％以上含んでいるものが好まし
く、１０〜８０重量％含んでいるものが特に好ましく、
１５〜７０重量％含んでいるものがさらに好ましい。こ
こで、２−フェニル異性体とは、直鎖アルキル基の２位
がｐ−スルホニルフェニル基で置換されているものをい
う。さらに、（ａ）成分の対イオンとしては、アルカリ
金属、アンモニウム又はアルカノールアミン等を挙げる
ことができる。
【００１０】本発明で用いる（ｂ）成分は、炭素数８〜
１８の第１級又は第２級アルコールに平均で２〜９モル
のエチレンオキシドが付加したポリオキシエチレン型界
面活性剤である。
１８の第１級又は第２級アルコールに平均で２〜９モル
のエチレンオキシドが付加したポリオキシエチレン型界
面活性剤である。
【００１１】（ｂ）成分としては、起泡力を高めるた
め、炭素数１０〜１４の第１級又は第２級アルコールに
エチレンオキシドが付加したものが好ましく、エチレン
オキシドの平均付加モル数は、同様の理由から３〜８モ
ルが好ましい。
め、炭素数１０〜１４の第１級又は第２級アルコールに
エチレンオキシドが付加したものが好ましく、エチレン
オキシドの平均付加モル数は、同様の理由から３〜８モ
ルが好ましい。
【００１２】（ａ）及び（ｂ）成分の合計含有量は、組
成物を適正な粘度に保持して使い易くするため、６０重
量％以上であり、好ましくは６０〜９０重量％であり、
特に好ましくは６５〜８５重量％である。
成物を適正な粘度に保持して使い易くするため、６０重
量％以上であり、好ましくは６０〜９０重量％であり、
特に好ましくは６５〜８５重量％である。
【００１３】（ａ）及び（ｂ）成分の含有比は、組成物
を適正な粘度に保持して使い易くするため、（ａ）／
（ｂ）=０．２〜５の範囲であり、好ましくは０．３〜
３の範囲であり、特に好ましくは０．５〜２の範囲であ
る。
を適正な粘度に保持して使い易くするため、（ａ）／
（ｂ）=０．２〜５の範囲であり、好ましくは０．３〜
３の範囲であり、特に好ましくは０．５〜２の範囲であ
る。
【００１４】本発明の台所用濃縮液体洗浄剤組成物に
は、さらに粘度低下剤を配合することができる。粘度低
下剤としては、エタノール、プロピレングリコール及び
ポリエチレングリコールから選ばれる１種又は２種以上
を挙げることができる。ポリエチレングリコールとして
は、低温安定性を高めるため、平均分子量が５０００未
満のものが好ましく、２５００以下のものが特に好まし
い。
は、さらに粘度低下剤を配合することができる。粘度低
下剤としては、エタノール、プロピレングリコール及び
ポリエチレングリコールから選ばれる１種又は２種以上
を挙げることができる。ポリエチレングリコールとして
は、低温安定性を高めるため、平均分子量が５０００未
満のものが好ましく、２５００以下のものが特に好まし
い。
【００１５】粘度低下剤の配合量は、組成物中におい
て、好ましくは１〜４０重量％であり、特に好ましくは
５〜２０重量％である。
て、好ましくは１〜４０重量％であり、特に好ましくは
５〜２０重量％である。
【００１６】本発明の台所用濃縮液体洗浄剤組成物に
は、必要に応じて他の陰イオン界面活性剤、非イオン界
面活性剤、陽イオン界面活性剤を配合することができ
る。ただし、本発明においては、イオウ含有陰イオン界
面活性剤としては、組成物を適正な粘度に保持して使い
易くするため、（ａ）成分以外のものは配合しない。ま
た、非イオン界面活性剤としては、高温保存時及び日光
暴露時における組成物の色相安定性を高めるため、高級
脂肪酸ジアルカノールアミドは配合しない。
は、必要に応じて他の陰イオン界面活性剤、非イオン界
面活性剤、陽イオン界面活性剤を配合することができ
る。ただし、本発明においては、イオウ含有陰イオン界
面活性剤としては、組成物を適正な粘度に保持して使い
易くするため、（ａ）成分以外のものは配合しない。ま
た、非イオン界面活性剤としては、高温保存時及び日光
暴露時における組成物の色相安定性を高めるため、高級
脂肪酸ジアルカノールアミドは配合しない。
【００１７】本発明の台所用濃縮液体洗浄剤組成物に
は、さらに本発明の目的を損なわない範囲内で他の成分
を配合することができる。他の成分としては、粘土鉱物
等の粘度調整剤、方解石、ケイ石、リン酸カルシウム、
ゼオライト、ポリエチレン、ナイロン、ポリスチレン等
の水不溶性研磨剤、グリセリン、ソルビトール等の保湿
剤、酵素、香料、色素、防腐剤、防カビ剤等を挙げるこ
とができる。
は、さらに本発明の目的を損なわない範囲内で他の成分
を配合することができる。他の成分としては、粘土鉱物
等の粘度調整剤、方解石、ケイ石、リン酸カルシウム、
ゼオライト、ポリエチレン、ナイロン、ポリスチレン等
の水不溶性研磨剤、グリセリン、ソルビトール等の保湿
剤、酵素、香料、色素、防腐剤、防カビ剤等を挙げるこ
とができる。
【００１８】本発明の台所用濃縮液体洗浄剤組成物は、
組成物を適正な粘度に保持して使い易くするため、２０
℃における粘度が好ましくは１００〜１０００mPa・s、
特に好ましくは１５０〜６００mPa・sであり、かつイオ
ン交換水で６倍希釈（重量基準）したときの２０℃にお
ける粘度が５０〜５００mPa・s、好ましくは８０〜４０
０mPa・sである。このためには（ａ）成分以外の含硫黄
界面活性剤が実質上含まれないか、含まれても１重量％
以下であることが好ましい。
組成物を適正な粘度に保持して使い易くするため、２０
℃における粘度が好ましくは１００〜１０００mPa・s、
特に好ましくは１５０〜６００mPa・sであり、かつイオ
ン交換水で６倍希釈（重量基準）したときの２０℃にお
ける粘度が５０〜５００mPa・s、好ましくは８０〜４０
０mPa・sである。このためには（ａ）成分以外の含硫黄
界面活性剤が実質上含まれないか、含まれても１重量％
以下であることが好ましい。
【００１９】また、本発明の台所用濃縮液体洗浄剤組成
物の温度及び光に対する色調安定性を高めるため、パー
ム核油脂肪酸ジエタノールアミド等の高級脂肪酸アルカ
ノールアミドが実質上含まれないか、含まれても１重量
％以下であることが好ましい。
物の温度及び光に対する色調安定性を高めるため、パー
ム核油脂肪酸ジエタノールアミド等の高級脂肪酸アルカ
ノールアミドが実質上含まれないか、含まれても１重量
％以下であることが好ましい。
【００２０】本発明の台所用濃縮液体洗浄剤組成物は、
ｐＨが４．０〜８．０が好ましく、５．０〜７．０が特
に好ましい。
ｐＨが４．０〜８．０が好ましく、５．０〜７．０が特
に好ましい。
【００２１】本発明の台所用濃縮液体洗浄剤組成物は、
陶磁器製、金属製、ガラス製、プラスチック製、木製等
の皿、茶碗、鉢、箸、ナイフ、フォーク等の食器又はそ
れらと用途は異なるものの同一の材質、類似の形状を有
するもの、各種調理器具又はそれらと用途は異なるもの
の同一の材質、類似の形状を有するもの、流し台等の台
所まわり用の洗浄剤として利用することができる。
陶磁器製、金属製、ガラス製、プラスチック製、木製等
の皿、茶碗、鉢、箸、ナイフ、フォーク等の食器又はそ
れらと用途は異なるものの同一の材質、類似の形状を有
するもの、各種調理器具又はそれらと用途は異なるもの
の同一の材質、類似の形状を有するもの、流し台等の台
所まわり用の洗浄剤として利用することができる。
【００２２】
【実施例】実施例１〜１３ 下記の表１に示す成分（重量％表示）を用い、本発明の
台所用濃縮液体洗浄剤組成物を得た。これらの組成物に
ついて、下記の方法により、起泡力、汚垢洗浄力、色相
安定性（常温又は高温保存試験）、色相安定性（日光暴
露試験）及び低温安定性を試験した。結果を表１に示
す。
台所用濃縮液体洗浄剤組成物を得た。これらの組成物に
ついて、下記の方法により、起泡力、汚垢洗浄力、色相
安定性（常温又は高温保存試験）、色相安定性（日光暴
露試験）及び低温安定性を試験した。結果を表１に示
す。
【００２３】（１）起泡力 試験液として、組成物の０．５重量％（組成物濃度）水
溶液中に、市販のバターを０．１重量％となるように添
加した水溶液を用いた。この試験液４０mlを直径５cmの
ガラス円筒に入れ、３０rpmで１５分間回転攪拌を行
い、停止直後の泡の高さを測定し、下記の基準で起泡力
を評価した。 ◎：泡の高さ９０mm以上 ○：８０以上９０mm未満 △：７０mm以上８０mm未満 ×：７０mm未満。
溶液中に、市販のバターを０．１重量％となるように添
加した水溶液を用いた。この試験液４０mlを直径５cmの
ガラス円筒に入れ、３０rpmで１５分間回転攪拌を行
い、停止直後の泡の高さを測定し、下記の基準で起泡力
を評価した。 ◎：泡の高さ９０mm以上 ○：８０以上９０mm未満 △：７０mm以上８０mm未満 ×：７０mm未満。
【００２４】（２）汚垢洗浄力 まず、サラダ油１ｇを塗布したメラミン樹脂製の皿（直
径約２５cm）１０枚を用意した。次に、組成物をイオン
交換水で６倍希釈（重量基準）した水溶液（本発明品）
と、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の１５重量％水
溶液（比較品）を、それぞれ２ｇ付着させたスポンジ
（予め２０ｇの水を含ませている）を用い、１０名のパ
ネルに、各人１０枚の前記皿を洗浄してもらった。その
結果を下記の基準で採点してもらい、１０名の平均点が
４．５以上を◎、３．５以上４．５未満を○、２．５以
上３．５未満を△、２．５未満を×として表示した。 ５点：本発明品の洗浄力の方がいい ４点：本発明品の洗浄力の方がややいい ３点：どちらも変わらない ２点：比較品の洗浄力の方がややいい １点：比較品の洗浄力の方がいい。
径約２５cm）１０枚を用意した。次に、組成物をイオン
交換水で６倍希釈（重量基準）した水溶液（本発明品）
と、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩の１５重量％水
溶液（比較品）を、それぞれ２ｇ付着させたスポンジ
（予め２０ｇの水を含ませている）を用い、１０名のパ
ネルに、各人１０枚の前記皿を洗浄してもらった。その
結果を下記の基準で採点してもらい、１０名の平均点が
４．５以上を◎、３．５以上４．５未満を○、２．５以
上３．５未満を△、２．５未満を×として表示した。 ５点：本発明品の洗浄力の方がいい ４点：本発明品の洗浄力の方がややいい ３点：どちらも変わらない ２点：比較品の洗浄力の方がややいい １点：比較品の洗浄力の方がいい。
【００２５】（３）色相安定性（高温保存試験） 組成物１００mlをガラス製容器に入れ、５０℃の暗所で
１か月保存した場合の色相と、２０℃の暗所で同じガラ
ス製容器に入れて保存しておいたものの色相を目視で比
較観察し、下記の基準で評価した。 ○：色相がほとんど変化していない △：色相がやや変化している ×：色相が大きく変化している。
１か月保存した場合の色相と、２０℃の暗所で同じガラ
ス製容器に入れて保存しておいたものの色相を目視で比
較観察し、下記の基準で評価した。 ○：色相がほとんど変化していない △：色相がやや変化している ×：色相が大きく変化している。
【００２６】（４）色相安定性（日光暴露試験） 組成物１００mlをポリプロピレン製容器（無色透明，肉
厚約１〜２mm）に入れ、日光のよく当たる屋外に放置
し、積算照度計（スガ試験機(株)製積算照度計；型式Ｐ
Ｈ−１１−ＵＴ）で５００００カウント経過したときの
色相と、２０℃の暗所で同じポリプロピレン製容器に入
れて保存しておいたものの色相を目視で比較観察し、下
記の基準で評価した。 ○：色相がほとんど変化していない △：色相がやや変化している ×：色相が大きく変化している。
厚約１〜２mm）に入れ、日光のよく当たる屋外に放置
し、積算照度計（スガ試験機(株)製積算照度計；型式Ｐ
Ｈ−１１−ＵＴ）で５００００カウント経過したときの
色相と、２０℃の暗所で同じポリプロピレン製容器に入
れて保存しておいたものの色相を目視で比較観察し、下
記の基準で評価した。 ○：色相がほとんど変化していない △：色相がやや変化している ×：色相が大きく変化している。
【００２７】（５）低温安定性 組成物１００mlをガラス製容器に入れ、５℃で１か月保
存した場合の外観を目視で観察し、下記の基準で評価し
た。 ○：外観が変化していない ×：沈殿、濁り等が生じ、外観が変化している
存した場合の外観を目視で観察し、下記の基準で評価し
た。 ○：外観が変化していない ×：沈殿、濁り等が生じ、外観が変化している
【００２８】
【表１】
【００２９】各組成物は、組成物自体の粘度及び６倍希
釈時の粘度のいずれもが適正範囲であり、希釈時におい
ても、使用時においても使い易かった。
釈時の粘度のいずれもが適正範囲であり、希釈時におい
ても、使用時においても使い易かった。
【００３０】実施例１４〜２６ 下記の表２に示す成分（重量％表示）を用い、本発明の
台所用濃縮液体洗浄剤組成物を得た。これらの組成物に
ついて、実施例１〜１３と同様の方法により、起泡力、
汚垢洗浄力、色相安定性（高温保存試験）、色相安定性
（日光暴露試験）及び低温安定性を試験した。結果を表
２に示す。
台所用濃縮液体洗浄剤組成物を得た。これらの組成物に
ついて、実施例１〜１３と同様の方法により、起泡力、
汚垢洗浄力、色相安定性（高温保存試験）、色相安定性
（日光暴露試験）及び低温安定性を試験した。結果を表
２に示す。
【００３１】
【表２】
【００３２】各組成物は、組成物自体の粘度及び６倍希
釈時の粘度のいずれもが適正範囲であり、希釈時におい
ても、使用時においても使い易かった。
釈時の粘度のいずれもが適正範囲であり、希釈時におい
ても、使用時においても使い易かった。
【００３３】実施例２７〜３２ 下記の表３に示す成分（重量％表示）を用い、本発明の
台所用濃縮液体洗浄剤組成物を得た。これらの組成物に
ついて、実施例１〜１３と同様の方法により、起泡力、
汚垢洗浄力、色相安定性（高温保存試験）、色相安定性
（日光暴露試験）及び低温安定性を試験した。結果を表
３に示す。
台所用濃縮液体洗浄剤組成物を得た。これらの組成物に
ついて、実施例１〜１３と同様の方法により、起泡力、
汚垢洗浄力、色相安定性（高温保存試験）、色相安定性
（日光暴露試験）及び低温安定性を試験した。結果を表
３に示す。
【００３４】
【表３】
【００３５】各組成物は、組成物自体の粘度及び６倍希
釈時の粘度のいずれもが適正範囲であり、組成物の希釈
時においても、また６倍希釈液の使用時においても使い
易かった。
釈時の粘度のいずれもが適正範囲であり、組成物の希釈
時においても、また６倍希釈液の使用時においても使い
易かった。
【００３６】比較例１〜６ 下記の表４に示す成分（重量％表示）を用い、比較例の
台所用濃縮液体洗浄剤組成物を得た（（ａ）＋（ｂ）が
６０重量％未満の例）。これらの組成物について、実施
例１〜１３と同様の方法により、起泡力、汚垢洗浄力、
色相安定性（高温保存試験）、色相安定性（日光暴露試
験）及び低温安定性を試験した。結果を表４に示す。
台所用濃縮液体洗浄剤組成物を得た（（ａ）＋（ｂ）が
６０重量％未満の例）。これらの組成物について、実施
例１〜１３と同様の方法により、起泡力、汚垢洗浄力、
色相安定性（高温保存試験）、色相安定性（日光暴露試
験）及び低温安定性を試験した。結果を表４に示す。
【００３７】
【表４】
【００３８】イオウ含有陰イオン界面活性剤として
（ａ）成分以外の活性剤（ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸エステルナトリウム）を配合したことによ
り、６倍希釈時の粘度が低くなりすぎたため、台所用洗
剤としては使い難くなった。
（ａ）成分以外の活性剤（ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸エステルナトリウム）を配合したことによ
り、６倍希釈時の粘度が低くなりすぎたため、台所用洗
剤としては使い難くなった。
【００３９】比較例７ 下記の表５に示す成分（重量％表示）を用い、比較例の
台所用濃縮液体洗浄剤組成物を得た。これらの組成物に
ついて、実施例１〜１３と同様の方法により、起泡力、
汚垢洗浄力、色相安定性（常温又は高温保存試験）及び
色相安定性（日光暴露試験）を試験した。結果を表５に
示す。
台所用濃縮液体洗浄剤組成物を得た。これらの組成物に
ついて、実施例１〜１３と同様の方法により、起泡力、
汚垢洗浄力、色相安定性（常温又は高温保存試験）及び
色相安定性（日光暴露試験）を試験した。結果を表５に
示す。
【００４０】
【表５】
【００４１】非イオン界面活性剤として高級脂肪酸アル
カノールアミド（パーム核油脂肪酸ジエタノールアミ
ド）を配合したことにより、温度及び日光に対する色相
安定性が低下した。
カノールアミド（パーム核油脂肪酸ジエタノールアミ
ド）を配合したことにより、温度及び日光に対する色相
安定性が低下した。
【００４２】
【発明の効果】本発明の台所用濃縮液体洗浄剤組成物
は、洗浄剤として当然に要求される高い起泡力や洗浄力
を維持したまま、温度変化及び日光暴露による色相の変
化を防止することができる。しかも、本発明の台所用濃
縮液体洗浄剤組成物は、このような優れた性質を有して
いるとともに、組成物自体及び６倍希釈時の粘度が適正
範囲であるため、希釈時及び使用時のいずれにおいても
取り扱いが容易である。
は、洗浄剤として当然に要求される高い起泡力や洗浄力
を維持したまま、温度変化及び日光暴露による色相の変
化を防止することができる。しかも、本発明の台所用濃
縮液体洗浄剤組成物は、このような優れた性質を有して
いるとともに、組成物自体及び６倍希釈時の粘度が適正
範囲であるため、希釈時及び使用時のいずれにおいても
取り扱いが容易である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｃ１１Ｄ 1:72） Ｃ１１Ｄ 1:72） (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) C11D 1/22 C11D 1/72 C11D 1/831 C11D 3/20 C11D 17/08
Claims (2)
- 【請求項１】 （ａ）アルキル基の炭素数が８〜１８の
アルキルベンゼンスルホン酸塩及び（ｂ）炭素数８〜１
８の第１級又は第２級アルコールに平均で２〜９モルの
エチレンオキシドが付加したポリオキシエチレン型界面
活性剤を含有し、（ａ）及び（ｂ）成分の合計含有量が
６０重量％以上であり、（ａ）及び（ｂ）成分の含有比
が（ａ）／（ｂ）=０．２〜５の範囲にあり、粘度低下
剤として、エタノール、プロピレングリコール及びポリ
エチレングリコールから選ばれる１種以上を１〜２０重
量％含有し、高級脂肪酸アルカノールアミドの含有量が
１重量％以下であることを特徴とする台所用濃縮液体洗
浄剤組成物。 - 【請求項２】 組成物の２０℃における粘度が１００〜
１０００mPa・sであり、かつイオン交換水で６倍希釈
（重量基準）したときの２０℃における粘度が５０〜５
００mPa・sである請求項１記載の台所用濃縮液体洗浄剤
組成物。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP05964398A JP3250981B2 (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 台所用濃縮液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05964398A JP3250981B2 (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 台所用濃縮液体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11256187A JPH11256187A (ja) | 1999-09-21 |
| JP3250981B2 true JP3250981B2 (ja) | 2002-01-28 |
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ID=13119118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05964398A Expired - Fee Related JP3250981B2 (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 台所用濃縮液体洗浄剤組成物 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3250981B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5475299B2 (ja) * | 2009-02-18 | 2014-04-16 | 花王株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
| JP5511430B2 (ja) * | 2010-02-22 | 2014-06-04 | 花王株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
| JP5676500B2 (ja) * | 2012-01-25 | 2015-02-25 | 株式会社レヂテックス | 液体洗浄剤組成物 |
-
1998
- 1998-03-11 JP JP05964398A patent/JP3250981B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11256187A (ja) | 1999-09-21 |
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